JPH0365226A - 置換ベンゼンを含むポリカーボネート気体分離膜 - Google Patents

置換ベンゼンを含むポリカーボネート気体分離膜

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JPH0365226A
JPH0365226A JP2190913A JP19091390A JPH0365226A JP H0365226 A JPH0365226 A JP H0365226A JP 2190913 A JP2190913 A JP 2190913A JP 19091390 A JP19091390 A JP 19091390A JP H0365226 A JPH0365226 A JP H0365226A
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gas
polycarbonate
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separation
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JP2190913A
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Wudneh Admassu
ウツドニー アドマス
Daniel O Clark
ダニエル オー クラーク
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Dow Chemical Co
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D67/00Processes specially adapted for manufacturing semi-permeable membranes for separation processes or apparatus
    • B01D67/0081After-treatment of organic or inorganic membranes
    • B01D67/0088Physical treatment with compounds, e.g. swelling, coating or impregnation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/22Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by diffusion
    • B01D53/228Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by diffusion characterised by specific membranes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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    • B01D53/26Drying gases or vapours
    • B01D53/268Drying gases or vapours by diffusion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B01D71/06Organic material
    • B01D71/50Polycarbonates

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリカーボネート膜の気体分離膜を増大させ
るためにポリカーボネート重合体と互いに作用する、W
換したベンゼンを含むポリカーボネート膜に関する。本
発明は、さらに置換したベンゼンを含、む該ポリカーボ
ネート気体分離膜を製作する方法に関する。本発明は、
又さらに該膜を用いる気体を分離する方法に開する。
(従来の技術) 気体の分離に重合体膜を用いることは周知である。種々
の重合体が気体分離膜に用いられており、セルローズエ
ステル、ボリア建ド、ポリイミド、ポリスルホン及びポ
リオレフィンを含む。膜により気体混合物からうまく分
離される気体は、水素、ヘリウム、11tr:、窒素、
一酸化炭素、二酸化炭素、硫化水素、水蒸気、アンモニ
ア及び/又は軽質炭化水素例えばメ、タン、エタン、エ
チレン、フロパン、フロピレン、ブタン、ブチレンなど
を含む。特に興味のある適用は、空気からの酸素及び窒
素の膜分離である。空気から得られた窒素に寓む流れは
、可燃性流体の不活性ξこパッディング又は食料の貯蔵
ζこ用いることができる。空気から得られた酸素に富む
流れは、燃焼の増大又は発酵法の能率の増加に用いるこ
とができる。
興味のある追加の適用は、石油精製工業で用いられる種
々のヒドロクラッカー、ヒドロトリーター及び接触リホ
ーマ−法に形成されろ、他の気体例えば、窒素、一酸化
炭素、二酸化炭素、水蒸気、硫化水素、アンモニア及び
/又は軽質炭化水素を含む気体混合物からの水素の膜分
離を含む。
このような膜分離は、膜を通る2M以上の気体状成分の
相射的透過性に基づく。気体混合物を二つの部分(少な
くとも1種の成分において一つは富みそして一つは少な
い)に分離するために、気体混合物を半透過性膜の一面
と接触させ、その面を通って気体状成分の少なくとも1
種が選択的に透過する。膜を通って選択的に透過する気
体状成分は、気体混合物の少なくとも1種の他の成分よ
りさらに早く膜を通過する。
気体混合物はそれにより選択的に透過する1種以上の成
分に富む流れ及び選択的に透過する1種以上の成分を欠
く流れに分離される。選択的に透過する1種以上の成分
を欠く流れは、相対的に非透過性の1種以上の成分に富
む。相対的に非透過性の成分は、気体混合物の少なくと
も1種の他の成分よりも遅く膜を通過する。適切な膜材
料は、成る程度の気体混合物の分離が達成できるように
気体混合物について選ばれろ。
ポリカーボネート膜は、特に気体特に酸素及び窒素につ
いて良好な分離性を有することが見出されている。ポリ
カーボネート膜は良好な機械的性質を有しそして温度及
び圧力の極端な条件下で操作できる。しかし、ポリカー
ボネート膜は、ときには成る応用について望まれるのよ
りも低い気体フラックス又は透過性又は気体の選択性を
有する。このような膜の機械的強さを顕著に低下させる
ことなくこのような膜の気体フラックス又は透過性及び
/又は気体の選択性を実質的に増大させる方法が望まれ
ている。
(発明の概要) 本発明は、膜の引張り強さを顕著に低下させることなく
ポリカーボネート重合体と相互に作用ししかも少なくと
も10%膜の気体フラックス及び/又は気体選択率を増
大させるのに有効な量の少なくとも1個の置換したベン
ゼンを含むポリカーボネート重合体の薄い弁別層よりな
る半透過性気体分離膜である。
本発明は、又半透過性気体分離膜を製作する方法であり
、それは(A)有効量の置換したベンゼンが膜中に吸収
されそしてポリカーボネート重合体と互いに作用して、
膜の引張強さを顕著に低下させることなく少なくとも1
0%膜の気体フラックス及び/又は気体選択率を増加さ
せるような条件下で、少なくとも1種の置換したベンゼ
ンを含む処理流体と半透過性ポリカーボネート気体分離
膜の少なくとも一面とを接触させることよりなる。
処理流体は液体又は蒸気である。
本発明は又該膜を用いて気体を分離する方法であり、そ
れは(A)圧力下半透過性膜によって分離室を原料気体
混合物が供給される高圧側及び低圧側に分割している該
膜の一面と原料気体混合物を接触させ富 (B) gK体混合物の少なくとも1種の成分が選択的
に高圧側から膜の低圧側に膜を通って透過するような条
件下にて膜を横切って圧力差を維持し: (C) X体混合物の少なくともIMのより早い透過成
分に富む透過した気体を膜の低圧側から取り出し:そし
て(D)気体混合物の少なくとも1種のより早い透過成
分を欠く非透過気体を膜の高圧側から取り出し:膜は、
膜の引張り強さを顕著に低下させることなくポリカーボ
ネート重合体と相互に作用ししかも少なくとも10%膜
の気体フラックス及び/又は気体選択率を増大させるの
に有効な量の少なくとも1個の置換したベンゼンを含む
ポリカーボネート重合体の薄い弁別層よりなる。
本発明のポリカーボネート膜は、置換したベンゼンのl
alを含まないポリカーボネート膜と比較して増加した
気体フラックス及び/又は気体選択率を有する。本発明
の膜は、良好な機械的な強さを有しそして高温及び高圧
下操作できる。
本発明のポリカーボネート膜は、有効量の少なくとも1
種の置換したベンゼンを含むすべての半透過性ポリカー
ボネート気体分離膜である。本発明の膜は、好ましくは
ビスフェノールから誘導されたポリカーボネートから製
作される。本発明のポリカーボネートは、好ましくはフ
ェノール環に置換基を有するビスフェノールからかなり
の部分誘導される。好ましくは、ポリカーボネート骨格
中のビスフェノールの少なくとも約25%はフェノール
環に置換基を有し、さらに好ましくは、ポリカーボネー
ト骨格中のビスフェノールの少なくとも約50%はフェ
ノール環に置換基を有し、さらにより好ましくはポリカ
ーボネート骨格中のビスフェノールの少なくとも約75
%はフェノール環に置換基を有する。好ましくは、ポリ
カーボネートを製造するのに用いられるビスフェノール
はテトラ置換である。置換基は好ましくはフェノール環
の3゜5位に在る。
本発明で有用なポリカーボネートは、好ましくは式1(
式中Rは独立してそれぞれ存在して−CO−−5−−s
o2− −o+、C,−、二価炭化水素基、不活性に置
換されたC1−6二価炭化水素基又はC8−6二価八ロ
カーボン基であリ;Xは独立してそれぞれ存在して水素
、ハロゲン、C1−4アルキル又はCI−、ハロアルキ
ルであり;そしてnは約20以上の正の実数である)に
相当する骨格(バックボーン)単位を有する重合体より
なる。
Rは好ましくはC8−6二価炭化水素、さらに好ましく
はC1〜6アル卑リデン基、最も好ましくはイソプロピ
リデン基である。Xは好ましくは水素、塩素、臭素、弗
素又はメチルである。nは好ましくは約35以上の正の
実数である。本発明で有用な式1の特に好ましいビスフ
ェノールは、2,2−ビス(3゜5−ブロモ−4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン(テトラブロモビスフェノー
ルAポリカーボネート)である。
このようなポリカーボネートを合成する方法は周知であ
る。
米国特許第3038874,3119787,3153
008.3248366.3334154,34097
04,3829266.3912687及び44131
03号参照。
又rErieyeloped@a of Polyme
r 5eieneeJ Interseier+ee 
Division of John Wiley an
d 5ons、  N、Y、、 N、Y、、  196
9. 10巻。
714〜725ページ参照。
本発明の方法により処理で艶るポリカーボネート膜は、
周知の方法により製造できる。このような膜は、平らな
シー■・、中空の管又は中空ファイバーの形に製作でき
る。このような膜を生成する一つの好ましい方法は、重
合体、溶媒及び非溶媒のブレンドを押出すことである。
好ましい溶媒の例は、N−メチルピロリドンである。好
ましい非溶媒の例はトリエチレングリコールである。ブ
レンドは、好ましくは30〜60重量%の重合体を含む
。好ましい溶媒/非溶媒の比は1.7〜5.1の間であ
る。ブレンドを押出し、水冷却塔に浸し、次に任意に水
中で浸出しアンニールする。好ましい溶媒及び非溶媒を
含む好ましい押出し法の詳しい記述は、米国特許第47
72392号;こある。
製造後、ポリカーボネート膜は、通常残存する溶媒及び
非溶媒を含む。例えば、米国特許第4772392号に
記載された方法により形成されたポリカーボネート膜は
、一般に05〜3.0重量%の残存する溶媒及び非溶媒
を押出したとき含む。膜中の実質的な残存する溶媒及び
非溶媒の存在は、膜の性能を害する。それ放膜中の顕著
な残存溶媒及び非溶媒は、好才;7(はここに記載した
本発明方法により膜を処理する前に除去されろ。
ここに記載した本発明方法により処理されろ膜は、乾燥
していても湿っていてもよい。膜は、本発明方法による
処理前に、米国特許第4843733号に開示されたア
ルコール処理乾燥法を含む周知の方法により、又は米国
特許第4900334号に開示された水処理及びアンニ
ーリング乾燥法により任意に乾燥できる。嘆は、別に任
意の予備乾燥処理なしに空気中で直接乾燥できる。
前述したポリカーボネート膜は、処理蒸気又は処理水溶
液中に存在する少な(とも1種のW換したベンゼンによ
り処理される。本発明で有用な置換したベンゼンは、好
ましくは少な(εも100℃さらに好ましくは少なくと
も120℃の沸点を有する。本発明で用いるのに好まし
いW換したベンゼンは、式2 (式中R1は独立してそれぞれ存在して水素、ヒドロキ
シ、ハロゲン、C8□4アルキル、C1−、ハロアルキ
ル、C,−、アルコキシ又はニトロであり、憂してmは
1〜6の整数である)のそれらを含む。R1は好ましく
は独立してそれぞれ存在して水素、ヒドロキシ、塩素、
臭素、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル
、C,4クロロアルキル、C,−4ブロモアルキル又は
ニトロであり:R1はより好ましくは独立して卆れぞれ
存在して水素、ヒドロキシ、塩素、臭素、メチル、エチ
ル又はニトロである。mは好ましくは1〜4の整数であ
り、mはさらに好ましくは1〜3の整数である。本発明
で有用なポリカーボネート膜は、膜を装置Cζ製作前又
は後に1種以上の置換したベンゼンにより処理できる。
本発明で有用なポリカーボネー1−膜が1種以上の置換
したベンゼンを含む処理水溶液により処理される態様で
は、未処理膜に比べて膜の機械的な強さを顕著に低下さ
せることなく、ポリカーボネート重合体こ互いに作用し
さらに好ましくは膜の気体フラックス及び/又は気体選
択率を少なくとも10%、さらに好ましくは少なくとも
20%、より好ましくは少なくとも30%増大させる量
で、1種以上の置換したベンゼンが膜に吸収されるよう
な条件下、ポリカーボネート膜の少なくとも一面が水溶
液と接触する。1種以上の置換したベンゼンは、好まし
くは50〜10. OOOppmv、より好ましくは1
00〜5.000ppmvさらにより好ましくは100
〜1. OOOppmvの量で水溶液中に存在する。膜
は、有効量の1種以上の置換したベンゼンが膜中に吸収
されるのに十分な時間水溶液と接触する。接触時間は好
ましくは0.1〜24時間、より好ましくは5〜6時間
、さらにより好ましくは1〜4時間である。処理温度は
、襖への1種以上の1個換したベンゼンの吸収はかなり
の速度で生じそして膜に有害に作用しない任意の温度で
ある。好ましい処理温度は、5〜60℃、より好ましく
は15〜40℃、さらにより好ましくは20〜30℃で
ある。
1種以上の置換したベンゼンを含む水溶液による処理後
、膜は好ましくは乾燥される。膜は、膜を乾燥するのに
十分な時間且つ十分な温度で膜を空気、不活性気体、真
空又はその組合わせにさらすことにより乾燥される。膜
は、乾燥がかなりの速度で生じそして処理する膜に有害
に作用しない任意の温度で乾燥される。最高の乾燥温度
は、又好ましくは膜に吸収された1種以上の置換したベ
ンゼンの沸点以下である。乾燥温度は、好ましくは5〜
90℃、さらに好ましくは15〜60℃、よりさらに好
ましくは20〜40℃である。乾燥時間は、好ましくは
0.5〜6時間、さらに好ましくは1〜4時間である。
乾燥後、膜は好ましくは1重量%より少ない水を含む。
別の処理法では、ポリカーボネート膜の少なくとも一面
は、膜の機械的な強さを顕著に低下させることなく、ポ
リカーボネート重合体と互いに作用しさらに好ましくは
膜の気体フラックス及び/又は気体選択率を少なくとも
10%、さらに好ましくは少なくとも20%、より好ま
しくは少なくとも30%増大させる量で、1種以上の置
換したベンゼンが膜に吸収されるような条件下、少なく
とも18!の置換したベンゼンを含む蒸気にさらされる
。1種以上の置換したベンゼンは、好ましくは50〜1
0. OOOppmv、より好ましくは100〜5. 
OOOppmvさらにより好ましくは100〜1,00
0ppmvの量で蒸気中に存在する。
曝露時間は、好ましくは1〜240分、さらに好ましく
は5〜120分である。’as!!温度は、膜への1種
以上の置換したベンゼンの吸収はかなりの速度で生じそ
して膜に有害に作用しない任意の温度である。好ましい
処理温度は、5〜90℃、より好ましくは15〜60℃
、さらにより好ましくは20〜40℃である。
本発明の膜は、少なくとも1種の置換したベンゼンを、
未処理膜に比べて膜の機械的な強さを顕著に低下させる
ことなく、ポリカーボネート重合体と互いに作用しさら
に好ましくは膜の気体フラックス及び/又は気体選択率
を少なくとも10%、さらに好ましくは少なくとも20
%、より好ましくは少なくとも30%増大させる量で含
む。好ましくは1種以上の置換したベンゼンによる処理
は、未処理膜に比べて引張強さを10%以下低下させる
。膜中に存在する1M以上の置換したベンゼンは、置換
したベンゼンとポリカーボネート重合体との相互作用の
性質に応じて膜全体に均一に又は不均一に分散される。
1種以上の置換したベンゼンは、好ましくは10〜20
.000ppm、さらに好ましくは50〜10. OO
Oppmlよりさらに好ましくは100〜7. soo
ppmのレベルで膜中に存在する。
本発明の方法により処理されそして1種以上の置換した
ベンゼンを含む膜は、周知の方法により、らせん状に巻
いた、管状又は中空のファイバー装置内に含まれる。米
国特許第3.228.876.3.422.008; 
3.455.360;3.475.331; 3.52
6,001; 3.52&、553゜3.690.46
5.3.702,658.3.755.034;3.8
01.401.4.271,900;  3.872.
014i3.966.616.4.045.851i 
4.061.574;4.080.296.4,083
.78J 4.220.535゜4.235.723,
4,265.763i 4.315.819;4.43
0.219g 4,351.092:4.367.13
9i4.666.469;4.707.267:4.7
52.305゜及び4.758.341号参照。膜は、
気体状混合物から気体を単離又は回収するのに用いられ
る。膜により分離される二つの領域を提供するように気
体分離装置に設けられたとき、膜の一面は圧力下原料気
体混合物と接触し、一方圧力差が膜を横切って保たれる
。任意の気体混合物中の成分の少なくとも1種は、選択
的に他の成分より早く膜を透過する。流れが膜の低圧側
で得られ、それは少なくとも18!のより早い透過成分
に富む。透過した気体は、膜の低圧(下流)の側から取
り出される。少なくとも1種のより早い透過成分を欠く
流れは、膜の高圧(上流)側から取り出されろ。
本発明の膜は、空気からの酸素及び窒素の分離に特に用
いられる。この・ような態様において、酸素は選択的に
窒素より早く膜を透過する。膜は又他の気体例えば窒素
、一酸化炭素、二酸化炭素、水蒸気、硫化水素及び/又
は軽質炭化水素を含む気体混合物からの水素の分離に特
に用いられる。このような態様において、水素は選択的
に膜を透過する。ここで用いられるとき、用語軽質炭化
水素は、メタン、エタン、エチレン、プロパン、プロピ
レン、ブタン及びブチレンを含む気体状の飽和及び不飽
和の01−4炭化水素に関する。膜の分離法は、膜に有
害に作用しない圧力及び温度で行われる。好ましくは原
料圧力は25〜1001000p (172,4〜68
95kPa) 、より好ましくは50〜500psig
 (344,8〜3447.5kPa) 、よりさらに
好ましくは50〜200psig (344,8〜13
79kP急)である。供給温度は、好ましくは5〜15
0℃、より好ましくは10〜100℃、さらにより好ま
しくは15〜80℃である。膜が中空ファイバーである
好ましい態様では、原料気体混合物は中空ファイバーの
内側又は外側に導入される。本発明の膜は、蒸気処理に
ついて前述した条件下膜への原料気体中に有効量の1種
以上の置換したベンゼンを含む蒸気を導入することによ
り、操作中1種以上の置換したベンゼンにより処理でき
ろ。
気体透過率は、 として規定される。標準の透過率単位はBarrerで
あり、それは (ここで、STPは標準の温度及び圧力であり、以下フ
ラックスは、(透過率)÷(膜の厚さ)として規定され
る。
標準の気体フラックス単位は、 であり、以下 10’−’ −−メー□□□r−p)  −と略称され
る。
cd  S  cmHg 気体分離ファクター(気体選択率)は、より早く透過す
る気体の透過率又は気体フラックス対より遅く透過する
気体の透過率又は気体フラックスの比である。
酸素が窒素から分離される態様では、本発明のポリカー
ボネート膜は、好ましくは少なくとも55、さらに好ま
しくは少なくとも6.5、よりさらに好ましくは少なく
とも7.0の酸素/窒素の分離ファクターを有する。酸
素のフラックスは、好ましくは少なくとも 7xto−’−」(1“1−−  さらに好ましくは少
なくともcllS  cmH( 、xlo−87(STP) c+js  (1)Hg    である0水素が軽質炭
化水素から分離される態様では、本発明のポリカーボネ
ート膜は、好ましくは少なくとも25、さらに好ましく
は少なくとも50の水素/軽質炭化水素の分離ファクタ
ーを有する。水素のフラックスは、好ましくは少なくと
も1×10−s  c′(STP)      さらに
好ましくは少なくともd  S  cm[(g ix 10−4  ej (STP)−−である。本発
明の膜は、極低cj  S  c+nHg 温及び/又は圧力スイング吸収法と膜を組合わせること
により気体混合物を分離するのに用いられる。
(特定の態様) 下記の実施例は説明のためのみであり、そして本発明又
は請求の範囲の範囲を制限することを目的としていない
実施例1 中空のファイバーは、米国特許第4772392号に記
載されたように52重量%のテトラブロモビスフェノー
ルAポリカーボネー)(TBBA−PC)、33重量%
のN−メチルピロリドン(NMP)及び15重量%のテ
トラエチレングリコール(TEG)を含む押出しブレン
ドから押出す。ファイバーのサンプルを、2時間室温で
100〜1000pp鳳のトルエンを含む水溶液中にフ
ァイバーを浸漬することにより処理する。ファイバーを
2時間室温で風乾する。ファイバーを105日間貯蔵し
、次に内部又は外部の標準物を有するフレームイオン化
検出器を用いてガスクロマトグラフィーによりトルエン
濃度及び残存NMP及びTEGil1度について分析す
る。製品名DBSの下でJ、N、W、 5cienti
fie、  Inc、より得られる溶融s、 tJ力毛
管カラムを用いる。注入サンプルは、膜の一部を塩化メ
チレンに溶解することにより製造されろ。−得られた溶
液中の重合体は、カラムの汚染を防ぐために、ガスクロ
マトグラフにサンプルを注入する前にアルコールにより
溶液から任意に沈澱させてもよい。処理したファイバー
のためのトルエン、NMP及びTEGig1度は表■に
示され、そして未処理コントロールサンプルのNMP及
びTEGig1度と比較する。105日間の貯蔵後でさ
え、処理したファイバーはなお約016重量%のトルエ
ンを含む。
表I コントロール      N/A    1.12  
 0.13乾燥/トルエン    0.165   1
.12   0.13含湿/トルエン    0.15
7   1.11   0.10実施例2 中空のファイバーを実施例1に記載したようにテトラブ
ロモビスフェノールAポリカーボネートから製作する。
含湿ファイバーの成るサンプルを、室温で2時間それぞ
れ500ppm及び11000pp+のトルエンを含む
水溶液中に浸漬する。ファイバーを2時間室温で乾燥す
る。ファイバーをテストセルに作製し、それぞれ3時間
、24時間、5日間及び10日間連続して室渇且っ50
psigで単一の気体原料について気体フラックスに関
しテストする。それぞれのテスト期間後、若干のテスト
セルを解体し、ファイバーを用いて実施例1の方法に従
ってトルエン濃度及び残存NMP及びTEG濃度を評価
する。
データを表■に示す。トルエン含有サンプルは、未処理
コントロールサンプルに比べて増加した気体フラックス
を有する。
10日間の圧力下の連続したテスト後ですら、ファイバ
ーは、未処理コントロールサンプルに比べて、かなりの
量のトルエン及び増加した気体フラックスを含む。未処
理コントロールサンプル及びトルエン含有サンプルは、
大体同じ圧密比を示した。(圧密比は、分離ファクター
の増加をともなう通常の操作条件下膜を圧密するか又は
その密度を高めるとき膜により経験されるフラックスの
低下である)。
表■ 実施例3 中空のファイバーを実施例1に記載したようにテトラブ
ロモビスフェノールAポリカーボネートから製作する。
ファイバーを次に5日間室温で水中に浸漬し、3時間6
0℃で水によりフラッシュし、4時間60℃で風乾し、
次に24時間60℃で加熱処理した。ファイバーの成る
ものを次に室温でそれぞれ05,1及び2時間1000
pp園のトルエンを含む540ft3/時(Is、 3
m 7時)の空気流にさらす。ファイバーをテストセル
に作製し、そして室温及び約50 psig (344
,8kPaゲージ)で単一の気体原料について気体フラ
ックスに関してテストする。テストセルを次に解体し、
そしてファイバーを用いてトルエン及びNMPQ度を決
定する。データを表■に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)膜の引張り強さを顕著に低下させることなくポリ
    カーボネート重合体と相互に作用ししかも少なくとも1
    0%膜の気体フラックス及び/又は気体選択率を増大さ
    せるのに有効な量の少なくとも1個の置換したベンゼン
    を含むポリカーボネート重合体の薄い弁別層を有するこ
    とを特徴とする半透過性気体分離膜。 (2)ポリカーボネートが式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは独立してそれぞれ存在して−CO−、−S−
    、−SO_2−、−O−、C_1_−_6二価炭化水素
    基、不活性に置換されたC_1_−_6二価炭化水素基
    又はC_1_−_6二価ハロカーボン基であり;Xは独
    立してそれぞれ存在して水素、ハロゲン、C_1_−_
    4アルキル又はC_1_−_4ハロアルキルであり;そ
    してnは20以上の正の実数である)に相当する骨格単
    位よりなる請求項1記載の膜。 (3)置換したベンゼンが、少なくとも100℃の沸点
    を有しそして式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R^1は独立してそれぞれ存在して水素、ヒドロ
    キシ、ハロゲン、C_1_−_4アルキル、C_1_−
    _4ハロアルキル、C_1_−_4アルコキシ又はニト
    ロであり、そしてmは1〜6の整数である)に相当する
    請求項2記載の膜。 (4)RはC_1_−_6二価炭化水素基であり;そし
    てXは水素、塩素、臭素、弗素又はメチルである請求項
    3記載の膜。 (5)ポリカーボネート骨格に存在するビスフェノール
    残基の少なくとも25%がテトラ置換されている請求項
    4記載の膜。 (6)膜が10〜20,000ppmの置換したベンゼ
    ンの1種以上を含む請求項5記載の膜。 (7)ポリカーボネート膜が非対称、複合又は中空のフ
    ァイバーである請求項6記載の膜。 (8)ポリカーボネートが2,2−ビス(3,5−ジブ
    ロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパンである請求項
    7記載の膜。 (9)ポリカーボネート膜が少なくとも5.5の酸素/
    窒素の分離ファクターを有する請求項8記載の膜。 (10)ポリカーボネート膜が少なくとも7×10^−
    ^6cm^3(STP)/cm^2秒cmHg酸素フラ
    ックスを有する請求項9記載の膜。 (11)(A)圧力下半透過性膜によって分離室を原料
    気体混合物が供給される高圧側及び低圧側に分割してい
    る該膜の一面と原料気体混合物を接触させ; (B)気体混合物の少なくとも1種の成分が選択的に高
    圧側から膜の低圧側に膜を通って透過するような条件下
    にて膜を横切って圧力差を維持し; (C)気体混合物の少なくとも1種のより早い透過成分
    に富む透過した気体を膜の低圧側から取り出し;そして
    (D)気体混合物の少なくとも1種のより早い透過成分
    を欠く非透過気体を膜の高圧側から取り出す方法であっ
    て該膜が、膜の引張り強さを顕著に低下させることなく
    ポリカーボネート重合体と相互に作用ししかも少なくと
    も10%膜の気体フラックス及び/又は気体選択率を増
    大させるのに有効な量の少なくとも1個の置換したベン
    ゼンを含むポリカーボネート重合体の薄い弁別層を有す
    ることを特徴とする半透過性気体分離膜を用いる気体の
    分離方法。 (12)原料気体が、水素、ヘリウム、酸素、窒素、一
    酸化炭素、二酸化炭素、硫化水素、水蒸気、アンモニア
    又は軽質炭化水素の少なくとも1種を含む請求項11記
    載の方法。(13)原料気体の圧力が25〜1,000
    psig(172.4〜6895kPa)である請求項
    12記載の方法。 (14)原料気体の温度が5〜150℃である請求項1
    3記載の方法。 (15)(A)有効量の置換したベンゼンが膜中に吸収
    されそしてポリカーボネート重合体と互いに作用して、
    膜の引張強さを顕著に低下させることなく少なくとも1
    0%膜の気体フラックス及び/又は気体選択率を増加さ
    せるような条件下で、少なくとも1種の置換したベンゼ
    ンを含む処理流体と半透過性ポリカーボネート気体分離
    膜の少なくとも一面とを接触させる、ことよりなる半透
    過性気体分離膜を製作する方法。 (16)置換したベンゼンが少なくとも100℃の沸点
    を有しそして式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R^1は独立してそれぞれ存在して水素、ヒドロ
    キシ、ハロゲン、C_1_−_4アルキル、C_1_−
    _4ハロアルキル、C_1_−_4アルコキシ又はニト
    ロであり、そしてmは1〜6の整数である)に相当する
    請求項15記載の方法。 (17)処理流体が水を包含する請求項15記載の方法
    。 (18)さらに(B)実質的にすべての水が膜から除去
    され、一方膜が膜の物理的な完全性に悪影響を及ぼすこ
    となく有効量の1種以上の置換したベンゼンを保持する
    ような条件下にて、空気、不活性気体、真空又はそれら
    の組合わせと膜の少なくとも一面とを接触させる、こと
    よりなる請求項17記載の方法。 (19)1種以上の置換したベンゼンが50〜10,0
    00ppmvの量で含水処理流体中に存在する請求項1
    8記載の方法。 (20)処理温度が5〜90℃である請求項19記載の
    方法。
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