JPH0364951B2 - - Google Patents

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JPH0364951B2
JPH0364951B2 JP4340490A JP4340490A JPH0364951B2 JP H0364951 B2 JPH0364951 B2 JP H0364951B2 JP 4340490 A JP4340490 A JP 4340490A JP 4340490 A JP4340490 A JP 4340490A JP H0364951 B2 JPH0364951 B2 JP H0364951B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、フロツピーデイスク(フレキシブル
磁気デイスク)又はこれに類似したデイスクを使
用して情報の記録又は再生を行うためのデイスク
装置に関するものである。
従来技術 磁気デイスク装置は、デイスク回転機構と、磁
気ヘツド(変換器)と、ヘツド移動機構とを有す
る。ヘツド移動機構は、一般にステツプ信号に応
答するステツピングモータと、このモータの回転
運動に対応した直線運動を得るための回転一直線
変換機構とから成り、ヘツドをデイスクの半径方
向(トラツク交差方向)に移動させるように構成
されている。ところで、ヘツドを所定トラツクに
移動させた後に、ヘツドをそのトラツクに保持す
るためには、ステツピングモータのロータを所定
位置に保持する必要がある。例えば、4相のステ
ツピングモータを1層励磁方式で駆動する場合
に、ステツプ動作の最後の励磁が第3相であると
すれば、ロータを第3相に対応するように保持す
る必要がある。このため、従来は、ステツプ動作
の最後に励磁された巻線に正常な電流を流し続け
るか、節電を図るために、正常電流よりも低い保
持電流のみを流し続けた。しかし、保持電流が小
さい場合、及び保持電流を遮断した場合には、ロ
ータを所定位置に正確に保つことが不可能にな
る。即ち、巻線の励磁電流を例えば遮断すると、
ステツピングモータの永久磁石のみによつて決定
される位置にロータが位置し、励磁電流が流れて
いる場合に比較してロータの保持位置が10〜20μ
m程度ずれることがある。また、デイスクの回転
の開始及び停止や、デイスクカートリツジの着脱
時の振動によつてもロータの位置及びヘツド位置
がずれることがある。この種の問題は高い電圧の
印加を継続すれば解決されるが、節電効果が得ら
れない。
発明の目的 そこで、本発明の目的は、節電効果を得ること
が出来ると共に、変換器の位置を正確に決めるこ
とが出来るデイスク装置を提供することにある。
発明の構成 上記目的を達成するための本発明は、記録媒体
デイスクを回転するためのデイスク回転機構と、
記録又は再生を行うための変換器と、ステツプ信
号に応答して前記変換器を前記デイスクのトラツ
ク交差方向に移動させるステツピングモータを含
むヘツド移動機構と、前記ステツピングモータの
ステツピングモータのステツプ駆動期間と前記デ
イスクが正常回転速度に達する少し前の時点を含
む一定期間と前記変換器を前記デイスクに接触さ
せる時点を含む一定期間とにおいて前記ステツピ
ングモータに所定電圧を供給し、前記デイスクが
回転していない期間に前記ステツピングモータに
前記所定電圧よりも低い電圧を供給するモータ電
圧制御供給回路とから成るデイスク装置に係わる
ものである。
発明の作用効果 上記発明によれば、ステツプ駆動期間のみでな
く、正常回転速度に達する少し前の時点を含む一
定期間及び変換器をデイスクに接触させる際の一
定期間にも所定電圧を供給するので、節電しなが
らヘツド位置のずれを補正することができる。
実施例 次に、第1図〜第10図を参照して本発明の実
施例に係わる磁気デイスク装置について述べる。
第1図〜第4図はこの磁気デイスク装置で使用
する磁気デイスクカートリツジ1を示す。このカ
ートリツジ1は、一般にマイクロプロツピーデイ
スクと呼ばれているものであり、直径86mmの記録
媒体デイスク2を剛性を有する合成樹脂ケース3
に収容することにより構成されている。ケース3
の表面4と裏面5との両方にヘツド挿入用開口
6,7が設けられ、非使用時にはこの開口6,7
はスライド式のシヤツタ8によつて閉じられてい
る。シヤツタ8は第1図で右方向にバネ(図示せ
ず)によつて偏倚されており、使用時にはこの偏
倚力に抗して左に移動される。なお、シヤツタ8
の開放はケース3の凹部9に開放部材(図示せ
ず)を配置し、これでシヤツタ8の側面を押圧す
ることによつてなす。この実施例のデイスクカー
トリツジ1のデイスク2は磁気シート2aとこの
中央に装着された磁性体金属円板から成るハブ2
bとから成る。デイスク2はクランパで押圧して
回転させられるものではないので、ケース3の裏
面5にのみ回転駆動用の開口10が設けられ、こ
こからハブ2bが露出されている。このハブ2b
にはスピンドル挿入用穴2cと駆動ピン挿入用穴
2dとが設けられている。
第5図はデイスクカートリツジ1を使用して記
録又は再生を行う時にデイスク2に係合させる回
転体11の平面図であり、第6図は回転体11に
デイスク2を係合させた状態を示す拡大断面図で
ある。回転体11は中央にスピンドル12及び駆
動ピン13を有し、更にデイスク2の中央の金属
製ハブ2bを吸着するための永久磁石14を有す
る。なお、駆動ピン13と穴2dとの係合を容易
に達成するために、駆動ピン13は板バネ15に
よつて支持され、その軸方向に変位自在である。
回転体11に対してデイスク2を係合させる時
には、ケース3を伴なつてデイスク2を回転体1
1の上に挿入させ、ハブ2bを磁石14で吸引さ
せる。この時、勿論、デイスク2のスピンドル挿
入穴2cが回転体11のスピンドル12に一致す
るように位置決めする。この結果、スピンドル1
2の穴2cに対する係合は成立する。しかし、駆
動ピン13と穴2dとは必ずしも一致せず、不一
致の場合には駆動ピン13の上にハブ2bが乗
り、駆動ピン13はバネ15に抗して押し下げら
れる。しかる後、回転体11を回転すると、駆動
ピン13と穴2dとの位置関係が変化し、ついに
駆動ピン13と穴2dとの位置が一致し、バネ1
5の上方向の偏倚力によつて駆動ピン13が穴2
dに入り込み、回転体11とデイスク2との完全
な係合が成立する。
第7図に示す磁気デイスク装置は、第1図〜第
4図に示すカートリツジ1を使用してデータの記
録再生を行うものである。この第7図において、
回転体11は所定位置に装填されたカートリツジ
1のケース3内のデイスク2を回転するために第
5図及び第6図に示す如く構成され、デイスク回
転用のアウターロータ型モータ16に直結されて
いる。17,18は変換器としての磁気ヘツドで
あり、キヤリツジ19に取付けられ、デイスク2
の半径方向に移動自在に案内されている。20は
ヘツド移動機構を構成するステツピングモータで
あり、α巻きスチールベルト又はピニオンとラツ
ク、又はネジ棒等から成る公知の回転一直線変換
機構19aを介してキヤリツジ19を駆動するも
のである。この実施例では、ステツピングモータ
20は第1相巻線、第2相巻線、第3相巻線、及
び第4相巻線を有する4相構成のステツピングモ
ータであり、制御回路21により1相励磁方式で
駆動される。但し、電源オン時にヘツド17,1
8をデイスク2のトラツク零に確実に位置決めす
るために、電源オン検出に応答して第1相巻線を
励磁すると共に、残りの第2〜第4相巻線の少な
くとも1つを励磁する。これにより、第1相巻線
励磁時に回転子が第3相巻線に対応した位置に安
定るすることを阻止出来る。
装置の直流電源端子22のモータ16との間に
はスイツチ素子としてのトランジスタ23とモー
タ制御駆動回路24とが設けられている。従つ
て、トランジスタ23がオンの期間のみモータ1
6が回転する。
25はデイスク2の回転検出器であり、デイス
ク2及び回転体11と共に回転するアウターロー
タ型モータ16のロータ26の表面に貼り付けら
れた光反射インデツクス即ち指標27を検出する
ためのLEDから成る発光素子28とフオトトラ
ンジスタから成る受光素子29とを具備し、デイ
スク2の回転角度位置及び回転速度を検出する。
なお、回転体11の駆動ピン13と光反射指標2
7とは一定の角度位置関係を有するので、指標2
7の検出に基づいて駆動ピン挿入穴2dの位置を
知ることが出来る。発光素子28は、節電を図る
ためにスイツチング・トランジスタ23の後段に
接続され、モータ16に同期して駆動される。回
転検出器25の受光素子29に接続された波形整
形回路30は、指標27の検出に応じたパルスを
送出する。このパルスの位置によりデイスク2上
の駆動ピン挿入穴2dの位置を知ることが出来、
このパルスの相互間隔によつて回転速度を知るこ
とが出来る。
波形整形回路30の出力に結合されたレデイ検
出回路31は、記録又は再生の準備が完了したこ
と即ち記録再生可能状態を検出する回路であり、
モータ16が回転を開始してから所定時間(例え
ば420ms)が経過し、且つモータ6の回転速度
が定常回転速度の90%以上になつたことに基づい
て高レベルのレデイ検出信号(記録再生準備完了
検出信号)を出力する。
+12Vの電源端子22に接続され且つ+5Vの
電源端子55に接続された電源オン検出回路32
は、電源端子22に電力が供給され、電源電圧が
一定値(例えば正常電圧の70〜80%)になつたこ
とを電圧コンパレータによつて検出し、且つ+
5Vの電源端子55の電圧が一定値(定常電圧の
70〜80%)になつたことを検出し、+12Vと+5V
とのいずれもが検出されたとき高レベルの電源オ
ン信号を送出するものである。
33はデイスク挿入検出回路であり、カートリ
ツジ1の挿入路に配された発光素子34と受光素
子35とから成るフオトカプラーに基づいて、カ
ートリツジ1が回転体11上に挿入されているか
否かを検出し、高レベルのデイスク挿入検出信号
を発生する。
電源オン検出回路32とデイスク挿入検出回路
33との出力に基づいてスイツチング・トランジ
スタ23を制御するために、タイマ36、AND
ゲート37、エツジトリガ回路38、ORゲート
39、RSフリツプフロツプ40、ORゲート4
1、オープンコレクタ型のANDゲート42が設
けられている。これ等を第9図及び第10図を参
照して更に詳しく説明すると、タイマ36は電源
オン検出回路32に接続され、第9図Aのt1時点
で発生する電源オン検出信号に応答して一定時間
(T1=12ms)第9図Bに示す如く端子から低
レベル出力を発生し、逆にQ端子から高レベルの
出力を発生する。このタイマ36のt1〜t2の低レ
ベル期間は、1相励磁方式のステツピングモータ
20を電源オン検出信号に基づいて多相励磁し、
トラツク零位置を確実に得る期間に対応してい
る。ANDゲート37は、タイマ36の出力と
電源オン検出回路32の出力とを入力とし、タイ
マ36の出力が高レベルになつた時点で電源オン
検出信号を通過させる。従つて、第9図のt2時点
でANDゲート37の出力が高レベルになる。エ
ツジトリガ回路38はANDゲート37の出力を
入力とし、ANDゲート37の出力がt2時点で高
レベルに立上ることに応答して第9図Cの高レベ
ルのトリガ信号を出力する。ORゲート39はエ
ツジトリガ回路38の出力とデイスク挿入検出回
路33の出力とを入力とし、いずれの信号も通過
させる。RSフリツプフロツプ40のセツト端子
SはORゲート39の出力に接続され、リセツト
端子Rはレデイ検出回路31の出力に接続されて
いる。従つて、第9図のt2時点で電源オンに基づ
いて発生するエツジトリガ信号によりセツトされ
て第9図Fに示す如くQ出力端子から高レベル出
力が送出され、t5時点のレデイ検出信号に応答し
てリセツトされる。また、第10図に示す如く電
源オン状態においてt23時点でデイスク挿入検出
信号が発生すると、この前縁でフリツプフロツプ
40がセツトされる。
ORゲート41の一方の入力端子はフリツプフ
ロツプ40のQ出力端子に接続され、他方の入力
端子はモータオン信号供給回路43に接続されて
いる。モータオン信号供給回路は、一般にフロツ
ピーデイスクコントローラと呼ばれる外部装置か
らモータ16をオンする命令を発生する回路で、
例えば、第9図Gのt7〜t16,t17以後の期間、又
は第10図Gのt27以後に高レベルのモータオン
信号を発生する。
ORゲート41は、フリツプフロツプ40の高
レベル出力と、モータオン信号供給回路43のモ
ータオン信号とのいずれも通過させ、この出力を
次段のNANDゲート42の一方の入力に与える。
NANDゲート42のもう一方の入力はデイスク
挿入検出回路33に接続されているので、デイス
ク挿入検出信号が発生している時のみ前段のOR
ゲート41の高レベル出力を通過させる。
NANDゲート42の出力端子はトランジスタ2
3のベースに接続されている。NANDゲート4
2はデイスク挿入検出回路33から高レベルのデ
イスク挿入検出信号が発生している期間におい
て、フリツプフロツプ40又はモータオン信号供
給回路43から高レベルの出力が発生している期
間のみ低レベル(L)出力状態となる。従つて、スイ
ツチングトランジスタ23は、第9図及び第10
図のHに示す如く、t2〜t5,t7〜t16,t17以後、t23
〜t25,t27以後のみでオンになり、この期間のみ
でモータ16が駆動され、且つ発光素子28に給
電される。
第7図のデイスク装置は、プリレデイ検出回路
44を有している。このプリレデイ検出回路44
は、波形整形回路30の出力に基づいて、レデイ
検出信号が得られる時点よりも約40ms前の状態
を検出する。なお、このプリレデイ信号の発明時
点は、モータ16の回転開始時点t2,t7から約
380ms程度の時点である。またこの時点からレ
デイ信号発生時点までの約40msは、ステツピン
グモータ20のロータの位置を正確に補正するた
めに要求される時間に相当する。
45はヘツドロード用プランジヤソレノイドで
あり、ヘツドロード信号供給端子46の信号に応
答してヘツド17,18を記録再生可能状態にデ
イスク2に接触させるものである。
第7図の制御回路21には、ステツプ信号供給
端子47、ステツプ方向信号供給端子48、電源
端子22が接触されている他に、ステツピングモ
ータ20を節電制御するために、プリレデイ検出
回路44の出力ライン44a、RSフリツプフロ
ツプ40の出力ライン40a、タイマ36の出
力端子の出力ライン36aとQ出力ライン36
b、及びヘツドロード信号供給端子46が接続さ
れている。
第8図は第7図の制御回路21及びステツピン
グモータ20を詳しく示すものである。ステツピ
ングモータ20は、第1、第2、第3、及び第4
相巻線48,49,50,51を有し、これ等の
一端は共通接続され、この共通ライン52は、ト
ランジスタ53を介して+12Vの電源端子22に
接続され、且つダイオード54を介して+5Vの
電源ライン55に接続されている。各巻線48〜
51の他端は、それぞれのオープンコレクタ型
NANDゲート56,57,58,59の出力端
子に接続されている。
60は位相制御信号発生回路であり、ステツプ
信号供給端子47から供給されるステツプ信号
と、ステツプ方向信号供給端子48から供給され
るステツプ方向信号とに基づいてステツピングモ
ータ20の巻線48〜51に励磁電流を流すため
の励磁信号を発生し、それぞれのNANDゲート
56〜59の一方の入力端子に供給する。なお、
この制御回路60は、第9図のt1時点の電源オン
検出に応答してヘツド17,18をデイスク2の
トラツク零位置に戻すようにステツピングモータ
20を制御し、通常第1相をトラツク零に対応さ
せるので、第9図Iに示す如く第1相励磁信号を
第1相NANDゲート56に供給する。これによ
り、ロータを第1相に保持し、ヘツド17,18
をトラツク零に位置決めすることが出来る。しか
し、特願昭58−56892号で本件出願が人開示した
如く、4相ステツピングモータを1相励磁方式で
駆動する場合に、ロータが第3相に位置すると、
第1相巻線に電流を流してもロータを変位させる
ことが不可能である。そこで、第2相を強制的に
励磁するためのORゲート61が設けられ、位相
制御信号発生回路60の出力はこのORゲート6
1を介して第2相のNANDゲート57に接続さ
れている。ORゲート61にはタイマ36のQ出
力信号が入力され、第2相NANDゲート57に
第9図Jに示す如くt1〜t2期間に励磁信号が供給
される。この結果、第3相からロータが脱出す
る。従つて、ロータを第1相に移すことが可能に
なる。なお、電源投入時に磁気ヘツド17,18
がトラツク零に位置していない場合には、ヘツド
17,18をトラツク零に移すためのステツプ信
号が端子47から入力し、ヘツド17,18はト
ラツク零に移動され、しかる後第1相巻線48に
励磁電流が供給される。
4つのNANDゲート56〜59の他方の入力
端子は、ステツピングモータ20に対する電圧供
給を遮断制御するためのORゲート62に接続さ
れている。このORゲート62の出力が低レベル
(L)の場合には、NANDゲート56〜59の出力
が必ず高レベル(H)になり、巻線48〜51の電流
は位相制御信号発生回路60の出力の有無に関係
なく遮断される。
63はリトリガ単安定マルチバイブレータで構
成された一定時間パルス発生回路であつて、低レ
ベルの計時出力が得られるタイマ出力ライン36
a、プリレデイ出力ライン44a、及びステツプ
信号供給端子47にそれぞれ接続され、第7図の
タイマ36による計時の終了(第9図t2時点)、
第7図のプリレデイ検出回路44からのプリレデ
イ検出信号の発生(第9図t4,t8,t18時点)、最
後のステツプ信号(第9図t12,t22時点)、に応答
して一定時間(T2=50ms)の高レベルパルス
を発生する回路である。なお、このパルス発生回
路63はリトリガ単安定マルチバイブレータであ
るので、T2=50msよりも十分に短い間隔で入
力するステツプ信号のそれぞれでトリガされ、最
後のステツプパルスからT2=50ms経過した後
に低レベル出力となる。従つて、t11〜t12のステ
ツプ駆動期間も高レベル出力を発生する。
64はヘツドロード時安定化制御信号発生回路
であり、ヘツドロード信号供給端子46から供給
されるヘツドロード信号の前縁に同期して一定時
間(T3=80ms)の高レベルの制御信号を出力
する。
65は12V印加時間決定用ORゲートであり、
タイマ出力ライン36bに接続された第1の入力
端子、一定時間パルス発生回路63の出力に接続
された第2の入力端子、ヘツドロード時安定化制
御信号発生回路64に接続された第3の入力端子
を有し、いずれの高レベル信号も通過させる。こ
のORゲート65の出力端子はオープンコレクタ
形式のNOT回路66に接続されていると共に、
ORゲート62の1つの入力端子に接続されてい
る。NOT回路66の出力端子はPNP型トランジ
スタ53のベースに結合されているので、ORゲ
ート65の高レベル信号に対応したNOT回路6
6の低レベル出力に応答してトランジスタ53は
オンになり、ステツピングモータ20に+12Vの
高レベル高圧(正常レベル電圧)が供給される。
即ち、第9図Kのステツピングモータ電圧から明
らかな如く、次の(イ)〜(ヘ)でステツピングモータ電
圧が+12Vになる。
(イ) タイマ出力ライン36bから得られるT1
12msの高レベルパルスに対応するt1〜t2
間。
(ロ) タイマ出力ライン36aの低レベルパルスの
終了に応答した一定時間パルス発生回路63の
出力に対応するt2〜t3期間。
(ハ) プリレデイ検出ライン44aに得られる第9
図Lのプリレデイ検出信号のそれぞれの立上り
時点t4,t8,t19に応答したパルス発生回路63
の出力に対応するt4〜t6,58〜t10,t19〜t20
間。
(ニ) ステツプ信号供給端子47から供給される第
9図Mに示すt11〜t12,t21〜t22のステツプ信号
発生期間。
(ホ) 第9図Mの最後のステツプ信号の発生時点
t12,t22に応答したパルス発生回路63の一定
時間出力が得られるt12〜t13期間。
(ヘ) 第9図Nのt14時点のヘツドロード信号の立
上りに応答してヘツドロード時安定化制御信号
発生回路64から得られる一定時間(T3=80
ms)に対応するt14〜t15期間。
なお、上記(イ)〜(ヘ)の期間には、ダイオード54
はオフになる。またこの期間はORゲート62の
出力が高レベルになるので、ステツピングモータ
20の各巻線48〜51のいずれにも電流を流す
ことが可能な状態にある。上記(イ)〜(ヘ)の期間以外
は、ステツピングモータ20に+5Vの電源ライ
ン55から+5Vの電圧が印加されるか、又はOR
ゲート62の低レベル出力に応答してすべての
NANDゲート56〜59の出力が高レベル(+
12V)となり、実質的にステツピングモータ20
の電圧及び電流は遮断される。
ORゲート62はプリレデイ検出ライン44a
に接続された第1の入力端子と、フリツプフロツ
プ出力ライン40aに接続された第2の入力端子
と、ORゲート65に接続された第2の入力端子
とを有し、出力端子はNANDゲート56〜59
の入力端子にそれぞれ接続されている。このOR
ゲート62の3つの入力端子のいずれかに高レベ
ル信号が供給されている時に、NANDゲート5
6〜59は位相制御信号発生回路60の出力に応
答し、4つのNANDゲート56〜59から選択
されたものの出力が低レベルとなり、選択された
励磁巻線に電流が流れる。しかし、ORゲート6
2のいずれの入力も低レベルの時は、4つの
NANDゲート56〜59のいずれの出力も高レ
ベル(+12V)となり、ステツピングモータ20
に対する電圧及び電流供給は遮断される。即ち、
第9図Kに示す如く、t6〜t8期間、及びt16〜t18
間にはステツピングモータ20の巻線48〜51
のいずれにも電圧及び電流が供給されない。な
お、t6〜t8期間の始まりのt6時点はトランジスタ
23のオフ開始時即ちデイスク回転用モータ16
のオフ時にほぼ対応し、t8時点はプリレデイ信号
の発生時点に対応している。また、t16〜t18期間
のt16時点は、モータオン信号の消滅に基づくト
ランジスタ23のオフ時点即ちモータ16のオフ
時点に対応し、t18時点はプリレデイ信号発生時
点に対応している。
ORゲート65の出力が低レベルで、ORゲー
ト62の出力が高レベルの期間即ち、t3〜t4,t10
〜t11,t13〜t14,t15〜t16,t20〜t21期間はステツピ
ングモータ20に+5Vが供給される。
上述から明らかな如く、本実施例の装置は次の
作用効果を有する。
(A) 第10図から明らかな如く、t23時点までの
カートリツジ離脱時にはステツピングモータ電
圧が零ボルトであり、節電状態にある。しかる
後、t23で第10図Dに示す如くカートリツジ
を挿入すると、ステツピングモータ20に5V
が印加され、且つモータ16が回転を開始し、
t24でのプリレデイ信号に同期してt24〜t26の一
定時間(T2=50ms)だけ12Vがステツピン
グモータ20に印加される。この結果、カート
リツジ1の着脱時における振動によるステツピ
ングモータ20のロータのずれを補正すること
が出来る。なお、モータ16の回転開始及び停
止に基づく振動によるステツピングモータ20
のロータのずれも補正される。このようにカー
トリツジ挿入時に+12Vを加えてロータ及びヘ
ツドの位置補正を行えば、仮りにモータオン信
号が、t25時点よりも前に供給され、t25のレデ
イ検出信号の発生直後にデータの記録再生が開
始されたとしても、正確なトラツク位置でこれ
を実行することが出来る。
(B) デイスク回転用モータ16のオフにほぼ対応
させて、第9図のt6〜t8、及びt16〜t18、第10
図のt26〜t27期間でステツピングモータ20の
印加電圧を零にするので、大幅な節電効果が得
られる。
(C) ステツピングモータ20の印加電圧を零にし
ても、プリレデイ信号発生時点t8、及びt18から
一定時間(T2=50ms)、即ちレデイ検出時点
t5,t9,t19よりも少なくとも前において高いレ
ベルの12V(正常レベル電圧)を印加するので、
レデイ信号検出時点即ち記録再生準備完了検出
時点においてステツピングモータ20のロータ
の位置及びヘツド位置を所望位置とすることが
出来る。従つて、記録又は再生を正確に行うこ
とが出来る。
(D) モータオン信号発生時点t7,t17と同時にステ
ツピングモータ20に+12Vを印加させず、こ
れよりも遅れたプリレデイ信号発生時点t8,t18
で+1Vを印加するので、両方の起動電流が同
時に流れない。従つて、電源回路の電力容量を
小さくすることが出来る。
(E) t11〜t12に示す如く最後のステツプ信号に同
期して一定時間(T2=50ms)+12Vをステツ
ピングモータ20に印加するので、ヘツド1
7,18の最終位置を正確且つ安定的に設定す
ることが出来る。
(F) t14〜t15に示す如くヘツドロード時に+12V
をステツピングモータ20に印加するので、ヘ
ツドロード時におけるヘツド17,18の位置
ずれを防止することが出来る。
(G) モータオン信号に基づく駆動と別に、電源オ
ン検出信号とデイスク挿入検出信号とでデイス
ク回転用モータ16を回転するので、デイスク
2と回転体11との係合を予め成立させておく
ことが可能になり、記録再生を迅速に開始させ
ることが出来る。
(H) 電源オン検出信号及びデイスク挿入検出信号
によるモータ16の回転を継続させないで、レ
デ検出信号発生に同期して遮断しているので、
電力消費の増大を抑えることが出来る。
(I) 発光素子28に対する電力供給をモータ16
と同様に制御するので、節電効果が大になる。
(J) タイマ36を設け、電源オン検出信号による
フリツプフロツプを遅延させているので、電源
オン時のステツピングモータ20の駆動とデイ
スク回転用モータ16の駆動とに時間差を与え
ることが出来、電源端子22に接続される電源
回路の容量を小さくすることが出来る。
変形例 本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば、次の変形例が可能なものである。
(a) 第8図のプリレデイ検出ライン44aの代り
に、第11図に示す如く、モータオン信号供給
回路43の出力ライン43aを設け、第7図の
モータオン信号供給回路43から発生するモー
タオン信号を入力させ、これをORゲート62
とパルス発生回路63に供給してもよい。これ
により、第12図のモータオン信号発生時点t7
に応答してパルス発生回路63から一定時間
T2=50msのパルスが発生し、ステツピング
モータ20に第12図t7〜t8に示す如く+12V
が印加される。この結果、ステツピングモータ
20の電圧が零になるt6〜t7期間のロータの変
位が補正される。なお、レデイ検出前の+12V
の印加は、モータオン信号発生からレデイ検出
時点までの期間内の全部でもよい。
(b) t6〜t8,t16〜t18期間のステツピングモータ2
0の電圧を零ボルトとせずに、+12Vよりも低
い任意の電圧に設定してもよい。
(c) プリレデイ検出回路44を回転検出に基づい
てプリレデイ信号を発生させずに、ORゲート
41の出力パルスの前縁に応答させて一定時間
をタイマで設定し、この一定時間(例えば380
ms)終了時点をプリレデイ状態としてもよ
い。
(d) ステツピングモータ20の電源の遮断を、
ORゲート62とNANDゲート56〜59で行
う代りに、共通ライン52にトランジスタを接
続し、このオフ制御で行つてもよい。
(e) デイスク回転検出器25を磁石と磁電変換素
子との組み合せで構成してもよい。
(f) フリツプフロツプ40のセツト信号で計時を
開始するタイマを設け、このタイマが一定時間
(例えば420ms)に達したこと、及びデイスク
2の回転速度が90%に達したことに基づいてレ
デイ検出をなし、これをフリツプフロツプ40
のリセツト信号としてもよい。
(g) この実施例では、デイスク回転体11に対向
するクランプ部材が設けられていないが、クラ
ンプ部材を使用する装置にも適用可能である。
(h) 磁気デイスク2にインデツクス(指標)ホー
ルを有し、このインデツクスホールで回転位置
及び速度を検出する装置にも適用可能である。
(i) 電源の容量が大きい場合、又はステツピング
モータ20を電源オン時に駆動することが不要
の場合には、第9図のt1〜t2の遅延を与えない
で、フリツプフロツプ40をセツトしてもよ
い。
(j) 実施例では第9図のt11〜t12で発生するステ
ツプパルスの前縁でパルス発生回路63として
のリトリガ単安定マルチバイブレータをトリガ
しているが、各ステツプパルスの後縁でトリガ
するようにしてもよい。
(k) 第7図の装置の変形として、タイマ36の
出力の後縁でトリガされるT2=50ms以上の
タイマ37aを第13図に示す如く設け、この
出力をANDゲート37に入力させ、電源オン
検出時点をT1+T2以上遅らせ、第14図に示
す如く、フリツプフロツプ40のセツト及びト
ランジスタ23のオン時点をt2よりもT2だけ遅
延させてもよい。これにより、ステツピングモ
ータ20に+12Vが印加されている期間にモー
タ16が起動することが防止され、電源容量の
低減を図ることが出来る。なお、タイマ37a
を設ける代りに、第8図のパルス発生回路63
からタイマ36に基づいて得られるパルスの後
縁で第7図のフリツプフロツプ40をトリガす
るようにしてもよい。
(l) ステツプ駆動期間(t11〜t12′)のステツピン
グモータ電圧と、T2期間に供給するステツピ
ングモータ電圧とに差を持たせてもよい。要す
るに、T2期間の高いレベルの電圧はロータの
位置を補正することが出来る電圧であればよ
い。
(m) 第1相巻線48の電流をt2から流してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図は本発明の実施例に係わる磁
気デイスク装置を説明するためのものであり、第
1図は磁気デイスクカートリツジの平面図、第2
図は第1図のカートリツジの底面図、第3図は第
1図のカートリツジのシヤツタを開けた状態を示
す平面図、第4図は第1図のカートリツジの正面
図、第5図はデイスク装置の回転体を示す平面
図、第6図は回転体とデイスクとの係合状態を示
す拡大断面図、第7図はデイスク装置を示すブロ
ツク図、第8図は第7図の制御回路とステツピン
グモータを詳しく示すブロツク図、第9図及び第
10図は第7図及び第8図のA〜N点の状態を示
す波形図である。第11図は制御回路の変形例を
示すブロツク図、第12図は第7図及び第11図
のA〜N点の状態を示す波形図である。第13図
は第7図の装置の変形例を示すブロツク図、第1
4図は第13図の回路とした場合の第7図及び第
8図の各部の波形図である。 2……磁気デイスク、11……回転体、16…
…デイスク回転用モータ、17,18……磁気ヘ
ツド、20……ステツピングモータ、21……制
御回路、22……電源端子、23……スイツチン
グ・トランジスタ、25……回転検出器、31…
…レデイ検出回路、32……電源オン検出回路、
33……デイスク挿入検出回路、43……モータ
オン信号供給回路、44……プリレデイ検出回
路、47……ステツプ信号供給端子、53……ト
ランジスタ、54……ダイオード、55……+
5V電源ライン、62……ステツピングモータ電
圧遮断制御用ORゲート、63……一定時間パル
ス発生回路、65……12V印加時間決定用ORゲ
ート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 記録媒体デイスクを回転するためのデイスク
    回転機構と、 記録又は再生を行うための変換器と、 ステツプ信号に応答して前記変換器を前記デイ
    スクのトラツク交差方向に移動させるステツピン
    グモータを含むヘツド移動機構と、 前記ステツピングモータのツテツプ駆動期間と
    前記デイスクが正常回転速度に達する少し前の時
    点を含む一定期間と前記変換器を前記デイスクに
    接触させる時点を含む一定期間とにおいて前記ス
    テツピングモータに所定電圧を供給し、前記デイ
    スクが回転していない期間に前記ステツピングモ
    ータに前記所定電圧よりも低い電圧を供給するモ
    ータ電圧制御供給回路と から成るデイスク装置。 2 前記低い電圧は零ボルトである特許請求の範
    囲第1項記載のデイスク装置。
JP4340490A 1990-02-23 1990-02-23 デイスク装置 Granted JPH02244466A (ja)

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