JPH036479B2 - - Google Patents

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JPH036479B2
JPH036479B2 JP10176184A JP10176184A JPH036479B2 JP H036479 B2 JPH036479 B2 JP H036479B2 JP 10176184 A JP10176184 A JP 10176184A JP 10176184 A JP10176184 A JP 10176184A JP H036479 B2 JPH036479 B2 JP H036479B2
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JP
Japan
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solvent
cleaning
boots
contaminated
cleaned
Prior art date
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JP10176184A
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English (en)
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JPS60247199A (ja
Inventor
Kyonori Kuroki
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TOKYO SENSEN KIKAI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
TOKYO SENSEN KIKAI SEISAKUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、放射性物質で汚染された成形品を有
機溶剤で洗浄する方法に関するものである。
〔発明の背景〕
例えば原子炉周辺などで作業を行つた場合、作
業員が使用した長靴、ヘルメツト、バンド、マス
ク等の装具、及びスパナ、ハンマ等の工具類など
の小形の固形物(以下、成形品と言う)は放射性
物質によつて汚染されるので、これを洗浄しなけ
ればならない。
放射性物質によつて汚染された成形品を洗浄す
るには、水洗による方法と有機溶剤による方法と
が有り、それぞれ次記のような問題が有る。
水洗による場合は、放射能汚染された大量の排
水を生じるのでこの排水処理が容易でない。
有機溶剤による場合は、汚染成形品をクリーニ
ング機に入れて回しただけでは溝底部(例えば長
靴裏面の滑止め溝の底部)等に付着した汚染物質
がなかなか除去されない。このため、従来一般に
密閉形のシンク槽の中へ作業員が両手を差し込
み、溶剤噴射ノズル又はブラシを用いて手作業で
洗浄していた。しかし、この方法では多くの労力
を要する上に作業員の健康管理も容易でない。更
に、手作業で洗浄すると溶剤のロスが大きく、環
境汚染を生じる虞れも有る。
〔発明の目的〕
本発明は上述の事情に鑑みて為されたもので、
溶剤のロスが少なくて環境汚染の虞れが無く、大
量の汚損排水を生じる虞れも無しに、放射性物質
で汚染された成形品を自動的に高能率で洗浄する
ことができ、しかも汚染物質の捕捉回収が容易な
洗浄方法を提供しようとするものである。
〔発明の概要〕
上記の目的を達成するため本発明の洗浄方法
は、横形の洗浄ドラム内に洗浄すべき成形品を多
数の小形ブラシと共に入れ、該ドラム内に有機溶
剤を注入してドラムを回転させることを特徴とす
る。
〔発明の実施例〕
添付の図面は本発明の洗浄方法の1実施例に使
用した洗浄装置における各構成機器の配置と接続
とを示した系統図である。
1は横形のワツシヤで、水平円筒状の外胴1a
1内に内胴1a−2が設けられ、駆動装置(図示
せず)によつて該内胴1a−2を回転させる構造
である。
1bは外胴1a−1の端面に設けられたドア、
1cは上記ドアに設けられたシヤワーノズルであ
る。
前記の外胴1a−1の上記には溶剤蒸気抽出孔
1e、熱風吹込孔1fおよび気体抽出孔1hが設
けられ、前記外胴1a−1の下面には気泡噴出ノ
ズル1gおよび溶剤流出孔1iが設けられてい
る。
破線で示したAは気泡吹込みラインで、前記の
気体抽出孔1hと気泡噴出ノズル1gとの間をブ
ロワ2、バルブ3、逆止弁4を介して連通してい
る。
前記の溶剤流出孔1iはボタントラツプ5に連
通されている。このボタントラツプは小さい固形
異物を除去するストレーナで、2個の排出弁5
a,5bを備えている。
排出弁5aは溶剤の蒸溜精製ラインに接続さ
れ、蒸溜器6、エキスパンシヨンタンク7、スチ
ルコンデンサ8、水分分離器9を順次に経て清浄
油タンク10に至る。
前記の排出弁5bは溶剤の循環ラインBに接続
され、メーンタンク11、バルブ11a、ポンプ
12、フイルタ13、及び溶剤注入弁1jを順次
に経てワツシヤ1のシヤワーノズル1cに至る。
14は、有機溶剤回収ライン(鎖線で示す)C
に設けられた低温コンデンサで、外胴1内の溶剤
蒸気を含んだ空気をフアン15によりダストフイ
ルタ16を介して吸入し、溶剤蒸気を冷却液化さ
せて水分分離器9に送入する。上記の低温コンデ
ンサ14で溶剤を除去された空気はヒータ17で
加熱されて熱風となり、外胴1a−1内へ吹き込
まれる。
以上のような洗浄装置を用いて、放射性汚泥の
付着した作業長靴を洗浄した実施例について次に
述べる。
内胴1a−2の中へ被洗物である長靴18を8
足入れ、ブラシ19を50個入れる。本実施例に用
いたブラシ19は家庭用のタワシに類似した形
状、寸法のブラシである。
ポンプ12によりメーンタンク11内の有機溶
剤を汲み上げて外胴1a−2内に所定レベルまで
注入し、内胴1a−2を6r.p.mで5分間回転させ
て溜洗を行う。このとき、ブロワ2により溶剤蒸
気と空気との混合気を圧送し、気泡噴出ノズル1
gから噴出させる。噴出した気泡は溶剤中を上昇
しつつ撹拌作用を果たし、溶剤と長靴18との接
触効率を上げて洗浄効果を助長する。
被洗物である長靴18はブラシ19と混合し、
互いに摺接しつつ内胴1a−2内で撹拌され、長
靴の滑り止め用凹凸の溝底などのように従来技術
では汚れの落ちにくかつた個所もブラシの毛先で
擦られ、放射性汚染物質が取り除かれる。
上記の溜洗(5分間)の後排出弁5aを開き、
外胴1a−1内の溶剤を蒸留器6に排出する。こ
の排液工程の所要時間は約1分間である。排液は
蒸溜器6で気化させ、スチルコンデンサ8で液化
させて回収し、水分分離器9を経て清浄油タンク
10に貯溜する。
前記の排液を終わると、排出弁5aを閉じて同
5bを開き、前記の排液蒸溜精製と併行してポン
プ12を運転しつつ内胴1a−2を回転させ、循
環洗いを3分間行う。この循環洗工程においてポ
ンプ12はメーンタンク11内の溶剤を吸入して
圧送し、圧出された溶剤はフイルタ13を経てシ
ヤワーノズル1cから内胴1a−2内に噴出して
長靴18、ブラシ19を洗い流し、ボタントラツ
プ5を経てメーンタンク11に還流する。
上記の循環洗いの際もブラシ19が長靴18に
摺触してすすぎ効果を助長する。
循環洗いの後、外胴1a−1内の溶剤をメーン
タンク11内へ落とし(所要時間約1分間)、乾
燥用のフアン15を運転して乾燥工程に移る。本
実施例において乾燥所要時間は8分間であつた。
上記の乾燥工程の間、バルブ1jを閉じてバル
ブ20を開き、ポンプ12を運転してメーンタン
ク11内の溶剤をフイルタ13で濾過して清浄
し、次回のサイクルに備える。
上述の操作により、長靴に付着していた放射性
汚染物質は手洗いによる洗浄よりも完全に除去さ
れることが確認された。
本実施例においては上述の如く、放射性汚染物
質の付着した長靴が、 溜 洗……5分間 排 液……1分間 循環洗……3分間 排 液……1分間乾 燥……8分間 計 ……18分間で自動的に洗浄された。
上記の作用から明らかなように、本実施例にお
いては水洗による洗浄のように多量の汚染排水を
発生しない。また、洗浄液として用いた有機溶剤
の中に混入した放射性汚染物質はフイルタ13内
に捕捉され、若しくは蒸溜器6の底部に残るの
で、これを回収して一括処理することが容易であ
る。また、有機性溶剤は密閉された系統内に入つ
ているのでロスが少なく、環境汚染の虞れが無
い。しかも作業員の手作業による洗浄を要しない
ので作業所要工数が少なく、作業員の健康管理、
特に放射性被曝に関する健康管理について格別な
困難を生じない。
〔発明の効果〕 以上詳述したように、本発明の洗浄方法によれ
ば、多数のブラシが自動的に被染物である成形品
に擦りつけられるので放射性物質で汚染された成
形品を高能率で完全に洗浄することができ、しか
も洗浄液として用いる有機溶剤のロスが少なくて
環境汚染の虞れが無く、大量の汚損排水を生じな
いので排水処理に関するトラブルを招く虞れも無
いという優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
添付の図面は本発明の洗浄方法を実施した1例
に用いた洗浄装置の系統図である。 1……横型洗浄ドラムを備えたワツシヤ、1a
1……ワツシヤの外胴、1a−2……横型洗浄ド
ラムである内胴、1c……シヤワーノズル、1g
……気泡噴出ノズル、15……乾燥用のフアン、
18……被洗物の1例としての作業用長靴、19
……ブラシ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 放射性物質で汚染された成形品を有機溶剤に
    よつて洗浄する方法において、横型洗浄ドラム内
    に洗浄すべき成形品及び複数個のブラシを入れ、
    該ドラム内に有機溶剤を注入してドラムを回転さ
    せることを特徴とする、放射性汚染成形品の洗浄
    方法。
JP10176184A 1984-05-22 1984-05-22 放射性汚染成形品の洗浄方法 Granted JPS60247199A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10176184A JPS60247199A (ja) 1984-05-22 1984-05-22 放射性汚染成形品の洗浄方法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10176184A JPS60247199A (ja) 1984-05-22 1984-05-22 放射性汚染成形品の洗浄方法

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Publication Number Publication Date
JPS60247199A JPS60247199A (ja) 1985-12-06
JPH036479B2 true JPH036479B2 (ja) 1991-01-30

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JP10176184A Granted JPS60247199A (ja) 1984-05-22 1984-05-22 放射性汚染成形品の洗浄方法

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US4955403A (en) * 1988-11-30 1990-09-11 Westinghouse Electric Corp. Closed loop system and method for cleaning articles with a volatile cleaning solvent
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