JPH0364643B2 - - Google Patents

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JPH0364643B2
JPH0364643B2 JP30265786A JP30265786A JPH0364643B2 JP H0364643 B2 JPH0364643 B2 JP H0364643B2 JP 30265786 A JP30265786 A JP 30265786A JP 30265786 A JP30265786 A JP 30265786A JP H0364643 B2 JPH0364643 B2 JP H0364643B2
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JP
Japan
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cover plate
expansion joint
road
pair
base plates
Prior art date
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Expired
Application number
JP30265786A
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English (en)
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JPS63156103A (ja
Inventor
Susumu Kuroda
Masahiro Arita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitta Corp
Original Assignee
Nitta Corp
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Publication date
Application filed by Nitta Corp filed Critical Nitta Corp
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Publication of JPS63156103A publication Critical patent/JPS63156103A/ja
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  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、道路橋等の橋梁の接続に用いる伸
縮継手に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、この種伸縮継手には種々の型式のも
のが考案されているが、これらは道路橋の橋軸方
向に直角すなわち横方向に設置するものが大部分
である。すなわち、第3図に示すように、伸縮継
手1は隣接する道路橋2の端部間を接続するため
に用いられ、車両は伸縮継手1に直交するように
その上を通過する。
ところで、近年、既設道路橋の道路幅を拡大し
たり、高速道路の建設の際に本線道路にランプウ
エイを接続したりする場合が多くなつており、こ
れらの場合には伸縮継手を道路橋の橋軸方向に沿
つた側縁に設置する必要がある。第4図は道路幅
を拡大する場合を示しており、既設道路橋3の一
方の側縁に拡幅用の道路橋4が並設され、それら
の間に伸縮継手5が設置されている。
このような縦方向に設置する伸縮継手5は、横
方向に設置する伸縮継手1とは異なつた性能・特
性が必要である。横方向の伸縮継手1では、車両
の重量が直接作用する時間は非常に短く、また、
道路橋2の温度変化に伴う伸縮によつて伸縮継手
1に作用する力は、ほとんど伸縮継手1に直角な
方向の力のみである。これに対し、縦方向に設置
する伸縮継手5では、車両はほとんど伸縮継手5
に直交することはなく、その上を斜めに横切つた
りそれに平行に走行する。従つて、車両の重量が
直接作用する時間が比較的長く、大きな力が伸縮
継手5に作用することになるばかりでなく、その
作用の仕方も横方向の伸縮継手1とは非常に異な
つたものとなる。また、温度変化に伴う道路橋
3,4の変位によつて作用する力は、伸縮継手5
の長手方向に平行な剪断力とそれに直角な曲げ
力、さらにそれに直角な水平方向の圧縮・引張力
であり、この点についても横方向の伸縮継手1と
は全く異なつている。
このように伸縮継手に要求される性能・特性が
非常に異なつているにも拘らず、従来は縦方向に
伸縮継手を設置する場合にも既存の横方向に設置
されるべき伸縮継手をそのまま流用していた。こ
の結果、強度不足となつて破損することが多く、
また破損しなくても寿命が短く耐久性に問題があ
つた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、道路橋の橋軸方向
に沿つた側縁間に設置することができ、かつ大き
な相対変位にも耐えると共に耐久性に優れた伸縮
継手を提供することにある。
この発明の他の目的は、構造が簡単であると共
に交換が可能であり、かつ設置・交換も容易に行
える伸縮継手を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明では、相互に接続する2つの橋梁の隣
接する側縁部に各々固定される一対のベースプレ
ート22と、当該一対のベースプレート22の間
に架設された弾性部材28と、上記各ベースプレ
ート22に固設された弾性支持部材25を介して
上記一対のベースプレート22に摺動可能に支持
され、かつ両ベースプレート22間の隙間を覆う
剛性カバープレート27を設けている。そして、
上記ベースプレート22は、水平部22aとその
一方の側縁に下向きに形成した垂下部22bと他
方の側縁に上向きに形成した立設部22cを有し
ておりいる。
上記支持部材25は、当該水平部22a及び立
設部22cに設けてあり、水平部22aにある部
分で上記カバープレート27を摺動可能に支持し
ていると共に、立設部22cにある部分を上記カ
バープレート27の側縁に接触させている。
上記弾性部材28は、上記一対の垂下部22b
に一端を各々固着していると共に、その略中央部
において上記カバープレート27と接続されてい
る。
〔作用〕
一対のベースプレート22を相互に接続する2
つの橋梁の隣接する側縁部に各々固定し、これら
両ベースプレート22間の隙間を覆うように剛性
カバープレート27を設けているので、両側縁部
間の隙間は塞がれ、車両間の通行には支障が生じ
ない。
また、橋梁の橋軸方向に相位変位が生じた場
合、弾性部材28が同方向に変形して剪断力の作
用を防止することができる。また、この際、橋梁
とカバープレート27も相対変位するが、カバー
プレート27は支持部材25上を摺動可能である
ため、この変位は容易に行われる。
橋梁の橋軸方向に直角な水平方向に相対変位が
生じた場合、弾性部材28が引張または圧縮され
て変形し、圧縮・引張力の作用を防止することが
できる。同時に、圧縮時には支持部材25の立設
部22cにある部分が変形して、引張時にはカバ
ープレート27が支持部材25上を摺動して上記
変位を吸収することができる。このため、カバー
プレート27には大きな力は作用しない。
さらに、橋梁の橋軸を中心として周方向の相対
変位が生じた場合には、弾性部材28の上方また
は下方への湾曲変形によつて曲げ力の作用を防止
することができる。この際に生じるカバープレー
ト27とベースプレート22との相対変位は、支
持部材25の変形及びカバープレート27の支持
部材25上での摺動によつて吸収される。
尚、カバープレート27は、弾性部材28と接
続されているので、橋梁の相対変位によつて支持
部材25から容易に浮き上がることはない。
〔実施例〕
以下、添付図面に基いてこの発明の実施例につ
いて説明する。
第1図及び第2図は、この発明に係る伸縮継手
を設置した状態を示しており、11は既設の道路
橋、12は拡幅用の道路橋である。道路橋11
は、並設された複数の橋脚13の上端面に支持パ
ツド14を介して桁15を架設し、さらにこの桁
15の上端面に支持パツド16を介して設置され
ている。道路橋12も同様にして、上記道路橋1
1に沿つてその側縁付近に並設された複数の橋脚
17の上端面に支持パツド18を介して桁19を
架設し、この桁19の上端面に支持パツド20を
介して設置されている。
上記2つの道路橋11,12の隣接する側縁の
間には、この発明に係る伸縮継手21が設置され
ているが、この伸縮継手21は以下に述べるよう
な構造である。
22は一対のベースプレートで、この実施例で
は、帯状の金属板を長手方向に沿つて階段状に屈
曲することにより形成されている。このベースプ
レート22は、水平部22aと、その一方の側縁
に下向きに形成された垂下部22bと、他方の側
縁に上向きに形成された立設部22cから成り、
ベースプレート22と同一の階段状に形成された
道路橋11,12の互いに隣接する側縁部11
a,12a上に各々載置されている。この側縁部
11a,12aの上記水平部22aが接する面に
は、複数の鉄筋よりなるアンカー23がその先端
を突出して一定間隔で埋設されている。このた
め、ベースプレート22は、これらアンカー23
を挿通しうるように複数の透孔を水平部22aに
並設しており、この透孔を通つて水平部22aよ
り突出したアンカー23の先端部にナツト24を
螺着して、ベースプレート22を保持・固定して
いる。
各ベースプレート22の水平部22aの表面に
は、一対の弾性を有する支持部材25,26が固
着されている。外側の支持部材25は、断面L字
形の棒状で、その屈曲した外側面を立設部22c
と水平部22aの表面に接して設けられている。
内側の支持部材26は、断面矩形の棒状で、上記
外側の支持部材25と平行に設けてあり、両支持
部材25,26の間に上記ナツト24が並列する
ようにしている。尚、ベースプレート22は、立
設部22cの上端面が各道路橋11,12の路面
と同じ高さとなるように設置され、また支持部材
25も、その上端面が立設部22cの上端面と同
じ高さとなるように形成されているので、立設部
22cと支持部材25の上端面は上記路面と面一
になつている。
27は、両道路橋11,12の側縁部11a,
12a間の隙間を覆うためのカバープレートで、
この上を車両が直接通過するため、強度の大きな
剛性板を用いる必要がある。この実施例では、厚
手の帯状とした剛板を用いている。このカバープ
レート27は、上記ベースプレート22に取り付
けられた一対の内側の支持部材26と一対の外側
の支持部材25の水平部分(水平部22aにある
部分)によつて支持され、その両側縁部は支持部
材25の垂直部分(立設部22cにある部分)と
接している。尚、カバープレート27は、支持部
材25,26上に載置された際にその表面が両道
路橋11,12の路面と面一となるように、厚み
が設定されている。
28は両ベースプレート22間に架設された弾
性部材で、この実施例では、一対の断面矩形の棒
状とした弾性体28aと上端付近を直角に屈曲し
た帯状板28bから構成されている。各弾性体2
8aの左右側面のうち、一方はベースプレート2
2の垂下部22bの表面に固着され、他方は帯状
板28bの左右の側面に固着されている。帯状板
28bの屈曲した上端部には、カバープレート2
7の略中央部に長手方向に沿つて並設された透孔
と対応する位置に、複数の透孔が並設されてお
り、カバープレート27の表面からボルト29を
これらの透孔に挿通し、下方よりナツト30をボ
ルト29に螺着している。各弾性体28aの中央
よりの端部は、このようにしてカバープレート2
7と接続されている。
以上のような構成とした伸縮継手21は、長手
方向には適宜長さに仕切られており、設置する際
には複数の伸縮継手21をその両端を当接させな
がら並設することになる。
この伸縮継手21は、剛性材よりなるカバープ
レート27を弾性を有する支持部材25,26上
に載置しているので、その上を通過する車両の重
量に十分耐えるのみならず、長手方向に沿つて車
両が移動した場合にも、その重量によるカバープ
レート27の撓みを支持部材25,26の弾性に
よつて吸収することができ、カバープレート27
の一部に大きな力が作用することがない。
道路橋11,12が温度変化によつて伸長ない
し短縮した場合、橋軸方向に相対変位が生じ、伸
縮継手21には長手方向に沿つた剪断力が作用す
るが、この力は支持部材25,26及び弾性体2
8aによつて吸収され、カバープレート27には
大きな力は作用しない。すなわち、剪断力は2つ
の道路橋11,12の伸縮の度合が異なるときに
生じるが、カバープレート27は支持部材25,
26上を摺動可能であり、かつ一対の弾性体28
aが長手方向に変形可能であるため、この剪断力
はカバープレート27には作用しない。また、道
路橋11,12とカバープレート27の相対変位
は、カバープレート27が支持部材25,26上
を摺動するため、支障なく行われる。
また、道路橋11,12間の距離が変化して橋
軸方向に直角な水平方向に相対変位した場合は、
弾性部材28と支持部材25が圧縮・引張変形し
てこの力を吸収することができる。さらに、道路
橋11,12が橋軸を中心として周方向に相対変
位して伸縮継手21に曲げ力が作用した場合、こ
の力は、上記の場合と同様にして、支持部材2
5,26と弾性部材28の変形によつて吸収され
る。また、この際に生じるカバープレート27と
ベースプレート22の相対変位は、カバープレー
ト27が支持部材25,26上を摺動可能であ
り、かつ支持部材25が弾性変形可能であるの
で、支障なく行われる。
尚、カバープレート27は、支持部材25,2
6によつてはなんら保持されていないが、帯状板
28bによつて弾性体28aと接続されているの
で、支持部材25,26から浮き上がつたり離れ
たりすることはない。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、この発明に係
る伸縮継手21は、道路橋11,12の橋軸方向
に沿つた側縁部11a,12a間に設置して両道
路橋11,12を接続することができ、かつ道路
橋11,12の温度変化による相対変位がかなり
大きくてもそれによつて生じる力の作用を十分に
吸収することができ、しかも耐久性に優れている
ものである。また、必要部品は、一対のベースプ
レート22、支持部材25,26、カバープレー
ト27及び弾性部材28のみであるため、構造が
簡単である。
さらに、この伸縮継手21の設置は、一対のベ
ースプレート22を相互に接続する道路橋11,
12の側縁部11a,12aに固定した後、支持
部材25,26の上にカバープレート27を載置
し、その後弾性部材28をカバープレート27に
接続することによつて行える。
従つて、設置工事が容易であるのみならず、ナ
ツト24を取り外しさらにボルト29とナツト3
0の螺着を解除すれば交換も可能であり、また交
換作業も容易に行える利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る伸縮継手を道路橋に
設置した状態を示す一部拡大斜視図。第2図は、
同全体斜視図。第3図は、従来の横方向の伸縮継
手を設置した道路橋の平面図。第4図は、縦方向
の伸縮継手を設置した道路橋の平面図。 11,12……道路橋、11a,12a……側
縁部、21……伸縮継手、22……ベースプレー
ト、22a……水平部、22b……垂下部、22
c……立設部、25,26……支持部材、27…
…カバープレート、28……弾性部材、28a…
…弾性体、28b……帯状板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 相互に接続する2つの橋梁の隣接する側縁部
    に各々固定される一対のベースプレート22と、
    当該一対のベースプレート22の間に架設された
    弾性部材28と、上記各ベースプレート22に固
    設された弾性支持部材25を介して上記一対のベ
    ースプレート22に摺動可能に支持され、かつ両
    ベースプレート22間の隙間を覆う剛性カバープ
    レート27から成り、さらに、上記ベースプレー
    ト22は水平部22aとその一方の側縁に下向き
    に形成した垂下部22bと他方の側縁に上向きに
    形成した立設部22cを有しており、上記支持部
    材25は当該水平部22a及び立設部22cに設
    けてあり、かつ水平部22aにある部分で上記カ
    バープレート27を摺動可能に支持していると共
    に立設部22cにある部分を上記カバープレート
    27の側縁に接触させており、上記弾性部材28
    は上記一対の垂下部22bに一端を各々固着して
    いると共にその略中央部において上記カバープレ
    ート27と接続されていることを特徴とする橋梁
    用伸縮継手。
JP30265786A 1986-12-17 1986-12-17 橋梁用伸縮継手 Granted JPS63156103A (ja)

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JP30265786A JPS63156103A (ja) 1986-12-17 1986-12-17 橋梁用伸縮継手

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JPS63156103A JPS63156103A (ja) 1988-06-29
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JPH0525804A (ja) * 1991-07-18 1993-02-02 Sumitomo Constr Co Ltd 橋梁のエキスパンシヨンジヨイント及び橋梁
KR100448485B1 (ko) * 2001-09-07 2004-09-13 (주)엠피기술산업 교량용 신축이음장치
DE102016205081A1 (de) 2016-03-29 2017-10-05 Maurer Söhne Engineering GmbH & Co. KG Übergangskonstruktion zur Überbrückung einer Bauwerksfuge

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