JPH0364020A - 半導体の薄膜 - Google Patents

半導体の薄膜

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JPH0364020A
JPH0364020A JP1199259A JP19925989A JPH0364020A JP H0364020 A JPH0364020 A JP H0364020A JP 1199259 A JP1199259 A JP 1199259A JP 19925989 A JP19925989 A JP 19925989A JP H0364020 A JPH0364020 A JP H0364020A
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thin film
hydrogen
semiconductor thin
room
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JP1199259A
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Kenji Miyaji
宮地 賢司
Nobuhiro Fukuda
福田 信弘
Yoshinori Ashida
芦田 芳徳
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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  • Recrystallisation Techniques (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は非晶質太陽電池の高性能化に関し、とくに、そ
れを構成する非晶質薄膜の高品質化を図る技術に関する
〔背景技術〕
非晶質太陽電池は水素化非晶質シリコン薄膜をベースと
するものであって、電卓や時計を駆動するための、出力
の小さいエネルギー供給源としてすでに実用化されてい
る。しかしながら、太陽光発電用途のように、0.1 
W以上のごとき出力の大きいエネルギー供給源としては
、性能および安定性に関してはいまだ十分とはいえず、
性能向上をめざして、各種の検討が実施されている。し
かしながら、この性能の向上については、プラズマCV
D法、光CVD法、熱CVD法等の成膜手法で形成され
る水素化非晶質シリコンにとって、これらrai点が本
質的なものであり、改善が困難との悲観的な見方もあっ
た。
かかる問題の解決のために特開昭63−14420号に
薄膜の形成と水素あるいはハロゲン物質によるプラズマ
処理を繰り返すことが開示されているが、特性の改善は
満足されるものではない。
本発明者らは、この原因が、この問題は成膜中に多量の
水素が同伴されて、水素化非晶質シリコンを形成するこ
とにあると考えて、その解決手法を特願昭63−308
909号で提案した。すなわち、その要旨は、成膜工程
においては、水素量の少ない非晶質シリコンを形成して
、つぎにこの膜の性質を改善する工程をとるものである
。しかしながら、この方法においては、成膜工程と改質
工程において、温度条件を大きく変化させねばならず、
長い処理時間を必要としていた。また、特開昭63−1
4420号では水素あるいはハロゲン物質のプラズマ処
理によるものであるから、プラズマ中には水素やハロゲ
ン物質のラジカルやイオンが当然のことながら存在する
。したがって、成膜とプラズマ処理を分離、繰り返すと
はいうものの、従来技術におけるプラズマCVDを著し
く凌ぐ効果が期待できるものではなかった。本願はこれ
らの点をさらに飛躍的に改良したものである。
なお、水素希釈により、非晶質膜の膜質がかなり改善さ
れることも、当業者には知られている。
しかしながら、従来技術においては、プラズマCVDや
光CVDが用いられていたため、その成膜の前駆体とし
て考えられているラジカルやイオンは安定分子に比べて
、寿命が短い、このため、水素希釈を行った場合におい
ても、まだ、成膜表面での反応性が高く、欠陥の多い薄
膜の原因となっていた。また、得られる膜は結合水素を
多量に含むものであり、非晶質薄膜に特有の光劣化は改
善されなかった。
〔発明の基本的着想〕
本発明ではまず寿命を長くするために、成膜の前駆体と
して、エネルギー的に安定な分子を用いる。また、薄膜
の水素原子の位置にまで、前駆体を到達せしめることが
できれば、前駆体と水素原子との間で選択的に反応を進
行せしめることができるのである。このために、ハロゲ
ン化シリコンを用いるものである。ハロゲン化シリコン
と水素原子との間で、脱ハロゲン化水素反応を選択的、
効果的に進行せしめ、薄膜中の水素頁子を脱離しつつ、
欠陥の少ない半導体薄膜を形成するものである。すなわ
ち、水素化半導体薄膜の形成(以下、成膜と略称する)
工程後、ハロゲン化シリコンを導入し、熱、光、イオン
照射等により脱ハロゲン化水素反応を行うことにより、
欠陥の少ない半導体′gt膜を形成するものである。さ
らに、形成される半導体薄膜を実用性あるものにするた
めに、これらの工程を繰り返すものである。
〔発明の開示〕
本発明は、水素化半導体薄膜の形成工程と、該形成され
た半導体薄膜のハロゲン化シリコンによる脱ハロゲン化
水素の工程とを繰り返し行うことにより形成された半導
体薄膜、であり、また好ましくは、水素化半導体薄膜の
形成工程と脱ハロゲン化水素の工程の繰り返しにおいて
、一度の繰り返しにおける水素化半導体薄膜の厚みが、
100Å以下である半導体薄膜、である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明における成膜工程は水素化半導体薄膜を形成する
工程である。具体的には、真空蒸着、スパッタリング、
イオンブレーティングなどの物理的成膜方法や光CVD
、プラズマCVDなとの化学気相成膜(CVD)法によ
り、水素化半導体薄膜を成膜する工程である。また、脱
ハロゲン化水素の工程は、成膜表面が水素被覆状態で、
ハロゲン化シリコンを導入し、熱、光、イオン照射等に
より、脱ハロゲン化水素反応を進行せしめることにより
、シリコン原子を膜に結合させる工程である。
なお、本発明においては、成膜工程と脱ハロゲン化水素
の工程とを操り返すことが必須であり、ならびに一度の
繰り返しにより形成される半導体薄膜の厚みを100Å
以下に規定することが、好ましく、これ以外の成膜条件
は特に本発明の効果を何ら妨げるものではない。
効果的な物理的成膜方法を以下に説明する。
物理的成膜のための出発原料としてシリコン、炭化シリ
コン、窒化シリコン、シリコン−ゲルマニウム合金(ま
たは複合粉末)、シリコン−錫合金(または複合粉末)
等の元素や化合物、合金をターゲットとして効果的に用
いることができる。
この他にも炭素、ゲルマニウム、錫等の元素、化合物、
合金を用いることもできる。水素雰囲気での反応性r1
i膜法が便利であるが、成膜後の水素処理により水素化
半導体薄膜とすることもできる。
好ましくは、1v、膜表面は水素で被覆されている条件
であり、500°C以下の成膜温度が採用される。
成膜時に不活性ガス、水素、炭化水素、フッ素、酸素ガ
ス等の雰囲気とすることは、本発明の目的を妨げるもの
ではない、具体的な条件として、ガス流量は、1〜10
0 secm、反応圧力は、0.001mt。
rr=10■torrの範囲である。また、成膜速度に
応じて、流量・圧力・電力等の成膜条件は適宜選択され
る。成膜温度については、基板温度を管理することで成
膜が行われる。温度範囲は、基本的には制約をうけるも
のではないが、脱ハロゲン化水素の工程に適合させて温
度を設定することが好ましい、具体的には、500 ”
C以下の温度範囲で選択される。
また、効果的なCVD法の具体的木偶を以下に示す。
成膜のための原料ガスとして、一般式 5iJ(!、s(nは自然数)で表されるモノシラン、
ジシラン、トリシラン、テトラシランなどシラン化合物
や、フッ化シラン、炭化硅素、炭化水素、ゲルマン、フ
ン化ゲルマン等を単独あるいは混合して用いる。また、
水素、フッ素、塩素、ヘリウム、アルゴン、ネオン、窒
素等のガスを原料ガスとともに導入しても良い。これら
のガスを用いる場合には、原料ガスに対して、0.01
〜100%(容積比率)の範囲で用いると効果的であり
、成膜速度や膜特性(水素量など)を考慮して適宜選択
されるものである。
成膜条件については、物理的成膜方法と同様に、とくに
限定されるものではない、具体的な条件を以下に開示す
る。光CVDの場合は、低圧水銀ランプや重水素ランプ
や希ガスランプなどの、波長350 rv+以下の紫外
光源を用いて原料ガスを分解し成膜が行われる。成膜時
の条件として、ガス流量1〜1005ecta、反応圧
力15 atorr 〜大気圧、基板温度は室温〜60
0°C5基板の耐熱性、成膜速度から考えられる成膜時
間、脱ハロゲン化水素の工程の温度等を考慮すると、よ
り好ましくは、300〜500°Cの範囲において適宜
選択される。また、プラズマCVDについては、以下に
具体的に示すようである。放電の方式として、高周波放
電、直流放電、マイクロ波放電、ECR放電等の方式を
有効に用いることができる。原料ガスの流量1〜900
5cC−1反応圧力0.001storr〜大気圧、電
力1m1l/Cj〜1011/cdの範囲で十分である
。これらの成膜条件は成膜速度、放電方法に応じ適宜変
更されるものである。基板温度は室温〜600℃であり
、より好ましくは、300〜500°Cである。
本発明において、該形成された半導体薄膜の脱ハロゲン
化水素の工程は、ハロゲン化シリコンを脱ハロゲン化水
素室内に導入し、熱、光、イオン照射等を行うことによ
り、実施される。熱を用いる場合には、基板温度は40
0〜600℃で実施される。好ましくは400〜500
℃である。光あるいはイオン照射の場合には、室温から
600℃、好ましくは、200〜450℃であり、熱に
よる場合よりも低温化できる。熱、光、イオン照射等を
併用することは好ましい手段である。脱ハロゲン化水素
反応を効率良く進行させるために、脱ハロゲン化水素室
内の圧力は低圧にすることが好ましい、すなわち、1a
+torr〜1torr 、さらに好ましくは10II
Lorr =100atorrの範囲テアル。
脱ハロゲン化水素工程で使用されるハロゲン化シリコン
は水素化シリコン(シランと略称する)の水素をハロゲ
ン原子で置換した化合物であり、たとえば、ハロゲン化
シラン、ハロゲン化ジシラン、ハロゲン化トリシラン等
が有効に用いられる、有効なハロゲン原子はフッ素、塩
素、臭素等である。具体的な本例は、モノフルオロシラ
ン、ジフルオロシラン、トリフルオロシラン、モノクロ
ロシラン、ジクロロシラン、トリクロロシラン、モノフ
ルオロジシラン、ジフルオロジシラン、モノクロロジシ
ラン、ジクロロジシラン等である。
−回の成膜工程においては、100Å以下の膜厚に形成
されることが好ましい、 100Å以下の膜厚の管理は
Ifi、111時間で実施される。7i!膜速度は0.
1〜30人/秒程度であるから、たとえば、約3秒〜1
000秒の時間成膜される。つぎに、脱ハロゲン化水素
工程が実施されるが、膜厚が100人を越える場合には
、本発明の効果が低下する。また、l入未満の如く、−
回の成膜による膜厚を極めて薄くする場合には、本発明
の効果はそこなわれないが、繰り返し回数が数千回に増
加する。1サイクルに要する時間は特に限定される要件
ではないが、tooo秒以内であることが好ましい、成
膜工程から脱ハロゲン化の工程へ移行する時間および脱
ハロゲン化の工程から成膜工程に移行する時間はできる
限り短いほうが好ましい、この時間は装置形状・寸法、
真空排気システム等に依存する。具体的には30秒以内
に短縮することもできる。成膜工程および脱ハロゲン化
水素の工程は同一の反応室あるいは、また、別々の反応
室で実施することのいずれにおいても、本発明の効果を
損なうことはない、なお、薄Il!厚みは特に制限はな
いが、通常(0人〜10μ樽程度である。
本発明の半導体薄膜が形成される基板は、本発明のプロ
セス温度に耐えること以外には限定される条件はない、
青板ガラス、ホウケイ酸ガラス、石英ガラス等の透光性
の材料や金属、セラミックス、耐熱性高分子材料等を基
板として使用できる、また、太陽電池やセンサー等に用
いられる、電極が形成された基板も本発明において有効
に用いられることはもちろんである。
〔実施例1〕 本発明を実施するための装置を第1図に示した、装置は
成膜室1および脱ハロゲン化水素室2から構成され、成
膜室は水素化半導体11)I!を堆積するためのスパッ
タリング装置を有している。これらの2室は搬送装置1
3により結合されており、基板は両室を相互に連続的に
移動し、成膜と処理を繰り返すことができる。スパッタ
リングは成膜速度などを考慮し、高周波マグネトロンス
パッタリング法を用いた。出発原料として、高純度シリ
コンターゲット3を陰極にセットし、アルゴンと水素の
混合ガスを流量計9を通してlosccm導入した、基
板温度は次の脱ハロゲン化水素の工程の温度である30
0℃に設定した。成膜室内の圧力を0.6mtorr、
高周波電力10〇−印加によりSin膜が!#100入
成膜された基板は、成膜後60秒以内に脱ハロゲン化水
素室に移送された。脱ハロゲン化水素室において、モノ
クロロシランを導入、圧力0.01torrで紫外線を
照射しつつ、30秒間水素化Si′gI膜を暴露した。
再び、成膜室に基板を返送し、成膜工程−脱ハロゲン化
水素工程を同一条件で繰り返した、40回の繰り返しに
より約4000人の薄膜を得た。
ここで用いた基板は、石英ガラス基板および単結晶Si
基板を用いた0石英基板上に成膜されたSii:!1膜
を用いて光学的性質の測定およびその一部に金属電極を
形成し、電気特性を測定した。また、単結晶Si基板上
に成膜した試料は赤外線吸収スペクトル測定により、結
合水素量を推算するための試料とした。この結合水素量
については、さらに二次イオン質量分析法(SIMS)
によってT+1認した。
この結果、得られた5tFjI膜の特性として、光学的
バンドギャップ1.68eV 、擬似太陽光(AM−1
,5)100mW/cd照射下の導電率(光導電率)は
9X10−’S/cm、賭場電率は7XIO−”S/C
@ 、活性化エネルギー0.84eV 、結合水素量6
atχ、であった。
さらに、このSi薄膜の光安定性を調べるために、擬似
太陽光AM−1,5!OOmW/cdを20時間連続照
射し、光導電率の変化を観測した。初期の光導電率に対
する20時間後の光導電率の変化は約8zであり、きわ
めて安定性の高い薄膜であることが判明した。
本発明の特徴は、実施例の結果から明らかなように、低
水素量であるにもかかわらず、高い光感度を有し、かつ
光劣化率の小さい優れた薄膜が提供されることにある。
〔実施例2〕 実施例1においてFi、膜厚みならびに脱ハロゲン化水
素の時間のみ変更し、それぞれ、約3人および6秒とし
た。戊膜厚みの変更は成膜時間を変更することにより実
施した。実施例1において、スパッタリングによる成膜
速度が約1人/秒と判明したので、本実施例においては
一回のtc膜時間を3秒とした。成膜工程−説ハロゲン
化水素工程の1350回の繰り返しにより約4000人
の薄膜を得た。
実施例1と同様の測定を実施してつぎの結果を得た。光
学的バンドギャップ1.65eV 、擬似太陽光(AM
−1,5)100!/cd照射下の導電率(光導電率)
は2X10−’S/cm、暗導電率は6X10−”Sa
cm 、活性化エネルギー0.82eV 、結合水素量
4 ate、であった。
さらに、このSl薄膜の光安定性を調べるために、擬似
太陽光^M−1,5100mW/cjを20時間連続照
射し、光導電率の変化を観測した。初期の光導電率に対
する20時間後の光導電率の変化は5x以下であり、き
わめて安定性の高いIII*であることが判明した。
本実施例は非常に効果的であるが、成膜−説ハロゲン化
水素の繰り返し回数が実施例1の30倍以上と多くなっ
た。
〔実施例3〕 実施例1においてハロゲン化シリコンとして、モノフル
オロシランを用いた。実施例1と同様の測定を実施して
つぎの結果を得た。光学的バンドギャップ1.フ8eV
 、 III似太陽光(^M−1,5) 100s+W
/cj照射下の導電率(光導電率)は3X1G−’S/
cm、暗導電率は4 X 10− ’ ”Sacm 、
活性化エネルギー0゜88eV 、結合水素量10 a
tLであった。
さらに、このSil膜の光安定性を調べるために、擬似
太陽光AM−1,5100m1l/dを20時間連続照
射し、光導電率の変化を観測した。初期の光導電率に対
する20時間後の光導電率の変化は約9zであり、きわ
めて安定性の高い薄膜であることが判明した。
〔実施例4〕 第211に示す装置を用いて実施した。すなわち、スパ
ッタリングのかわりに、放電電極を設備した成膜室をも
ちいCVD成膜法によった。−回の成膜はジシランを原
料として、圧力0.05torr、基′板温度300℃
、RF放電電力20−で約100人とした、脱ハロゲン
化水素の工程は実施例1において、キセノンパルス光を
キセノンフラッシュランプ15で照射する以外は実施例
1と同様に実施した。
この方法により得られた膜特性として、擬似太陽光(^
M−1,5) 1oose/cd照射下の導電率(光導
電率)は8X10−’S/cm、暗導電率は9X10−
”S/c+w、光学的バンドギャップ1.70e、活性
化エネルギー0.84sV 、結合水素量7atχ、で
あった。
さらに、このSi薄膜の光安定性を調べるために擬似太
陽光AM−1,5100mW/cdを20時間連続照射
し、光導電率の変化を観測した。初期の光導電率に対す
る20時間後の光導電率の変化は約8xであり、きわめ
て安定性の高い薄膜であることが判明した。
〔比較例1〕 実施例1において、Si薄膜の形成後、脱ハロゲン化水
素の工程を経ることなく 4000人の厚みにまで形成
した1本方法により得られた薄膜の特性は、光導電率6
X10−’S/c園、暗導電率6X10−’ S/c麟
であり、結合水素量は、15 atXであった。この膜
の特性は実施例1で示された膜特性に比べ著しく低いも
のであった。
〔比較例2〕 実施例1において、Si薄膜を200人の厚みにまで形
成した後、脱ハロゲン化水素の工程に移り60秒の時間
を脱ハロゲン化工程にあてた。20回の繰り返しにより
、4000Åの薄膜を形成した1本方法により得られた
’1ilHの特性は、光導電率2 X 10−’S/a
s、暗導電率lXl0−” Sacmであり、結合水素
量は、11 atXであった。この膜の特性は実施例1
で示された膜特性に比べて低く、従来のグロー放電法や
光CVD法で得られるSi薄膜と同様の特性を示すもの
であった。この光安定性を測定したところ、光導電率の
変化率は約1桁はどの変化を示し、従来のS i ii
 lIlと同程度であった。
〔発明の効果〕
以上の実施例ならびに比較例から明らかなように、本方
法を用いて作製した非晶質半導体薄膜は、極めて良好な
光電特性を有し、かつ本質的に問題とされている光照射
に対する安定性も著しく改善された。これは、非晶質太
陽電池の先覚変換効率の改善ならびに信頼性の向上につ
ながるものである。したがって、本発明は電力用太陽電
池に要求される高変換効率ならびに高信頼性を可能にす
る技術を提供できるものであり、エネルギー産業にとっ
て、きわめて有用な発明であると云わざるを得ない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明を実施するための非晶質半
導体薄膜製造装置の一例を示す模式図である0図におい
て、 1・・・・−・−・−・−成膜室(スパッタリング)、
2・・・・・・・・・・・・脱ハロゲン化水素室、3−
・−・・・・−3iターゲツト、4−・・・−高周波を
源、5・・・・・−・−・・紫外線ランプ、6.−−・
・−・・・圧力制御弁、7−・・・−・・・・ターボ分
子ポンプ、8−・−・油回転ポンプ、9−・・・・−・
・・ガス流量計、1.0、−・・・・、II、11・・
・・−・−・基板ヒーター、12・−・・・−・−マグ
ネット、13・・・−・・・・基vi搬送機構、14 
   高周波電源、15−−−−−・−・−キセノンフ
ラッシュランプ、を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水素化半導体薄膜の形成工程と、該形成された半
    導体薄膜のハロゲン化シリコンによる脱ハロゲン化水素
    の工程とを繰り返し行うことにより形成された半導体薄
    膜。
  2. (2)水素化半導体薄膜の形成工程と脱ハロゲン化水素
    の工程の繰り返しにおいて、一度の繰り返しにおける水
    素化半導体薄膜の厚みが、100Å以下である請求項1
    記載の半導体薄膜。
JP1199259A 1989-06-28 1989-08-02 半導体の薄膜 Pending JPH0364020A (ja)

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