JPH036383B2 - - Google Patents

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JPH036383B2
JPH036383B2 JP58084931A JP8493183A JPH036383B2 JP H036383 B2 JPH036383 B2 JP H036383B2 JP 58084931 A JP58084931 A JP 58084931A JP 8493183 A JP8493183 A JP 8493183A JP H036383 B2 JPH036383 B2 JP H036383B2
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counterweight
crankshaft
counterweights
arm
respect
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Eiji Ito
Susumu Fukazawa
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Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B75/22Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C3/00Shafts; Axles; Cranks; Eccentrics
    • F16C3/04Crankshafts, eccentric-shafts; Cranks, eccentrics
    • F16C3/20Shape of crankshafts or eccentric-shafts having regard to balancing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/22Compensation of inertia forces
    • F16F15/24Compensation of inertia forces of crankshaft systems by particular disposition of cranks, pistons, or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
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    • F02B2075/1824Number of cylinders six

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  • Combustion & Propulsion (AREA)
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 開示技術は、小型、中型、或は、大型自動車の
V6エンジンの軸装するクランクシヤフトの軽量
化と強度増強を図る技術分野に層する。
而して、この発明は小型、中型、大型の自動車
に設けた60゜V型配列の6気筒エンジンに軸装す
るクランクシヤフトの構造がその前端から後端部
に向つて第1〜4のジヤーナルが設けられそのう
ちの第1と第2のジヤーナル間に第1と第2のピ
ンが設けられ、又、第2と第3のジヤーナル間に
第3と第4のピンが設けられ、そして、第3と第
4のジヤーナル間に第5と第6のピンが設けられ
ており、各ジヤーナルと各ピンとを第1〜9のア
ームで連結しており、而して、その第1と第9の
アームに第1ピンが最上位にある時に、クランク
シヤフト中心に対して下位と上位に位置する第1
と第5のカウンタウエイトが配設されるように
し、第5アームにクランクシヤフト中心に対して
第3と第4のピンの略反対側に位置する第3のカ
ウンタウエイトが配設され、一方、第2のアーム
にクランクシヤフト中心に対して第1と第2のピ
ンに略反対側に位置する、第2のカウンタウエイ
トが配設されており、而して、第8のアームに、
クランクシヤフト中心に対して第5と第6のピン
の略反対側に位置する、第4のカウンタウエイト
が配設されているV型6気筒エンジンのクランク
シヤフト構造であつて、第2のカウンタウエイト
の重心が第1のピンと第2のピンとの中心とクラ
ンクシヤフト中心とを結ぶ直線の延長に対し所定
角度オフセツトされ、第4のカウンタウエイトの
重心が第5のピンと第6のピンとの中心とクラン
クシヤフト中心とを結ぶ直線の延長に対し所定角
度オフセツトされているようにしたV型6気筒エ
ンジンのクランクシヤフト構造に係る発明であ
る。
<従来技術> 周知の如く、自動車にはエンジンが設けられて
おり、例えば、小型車、中型車、大型車には
60゜V型配列の6気筒の所謂V6エンジンが設けら
れているものがあり、そのクランクシヤフト1は
第1,2図に示す様に形成されている。
即ち、図上左側から右側にかけてシリンダブロ
ツク軸受に対する第1番目から第4番目までのジ
ヤーナル21,22,23,24が設けられてお
り、その間に、第1番目から第9番目までのアー
ム31,32,33,34,35,36,37,
38,39を各々介して各コネクテイングロツド
に対する6つのピン41,42,43,44,4
5,46が一体的に連結されている。
尚、終端の第4番目のジヤーナル24の後部に
は一体的にフライホイール5の取付面6が形成さ
れている。
そして、第1番目から第9番目までの各アーム
には第5番目から第9番目までの9つのカウンタ
ウエイト61,62,63,64,65,66,
67,69が設けられている。
この9つののカウンタウエイト61〜69を有
する所謂9バランスの態様を模式的に示すと、そ
の長さ方向の概略は第2図に示す様にされ、軸方
向からの態様が第3図に示す様に示され得る。
そして、第2図に示す様に、回転質量による慣
性偶力を打ち消すために設けられたカウンタウエ
イトの質量は第3図に示す慣性力のベクトルとし
て表され、第1と第9番目のカウンタウエイト6
1,69は互いに反対方向で等量で相殺され、
又、第2番目と第5番目を第8番目のカウンタウ
エイト62,65,68は120゜おきに等量で配列
されて同じく相殺され、又、第3番目と第6番目
と第4番目と第7番目のカウンタウエイト63,
66,64,67はアーム35に対して60゜間隔
で軸対称に等量に配列されているために同じく相
殺され、したがつて、全体としてのバランスは確
実に保たれている。
<発明が解決しようとする課題> さりながら、上述従来の9バランス態様のクラ
ンクシヤフト構造においてはバランスは上述の如
く好ましい設計として保たれ、又、軸受面圧も充
分に余裕があり、又、曲げ応力に対しても大きな
ゆとりがある利点があるものの、各アームについ
て各々フルバランスであるためのカウンタウエイ
トが設けられていることによつて全体重量が極め
て大きくなり、クランクシヤフトの捩じり振動の
固有振動数が充分大きくとれず、そのため、エン
ジンの高回転領域において捩じり振動が大きくな
る欠点があり、更に、加速応答性にも好ましくな
く、燃料消費率を悪化させるといつた不利点もあ
つた。
これに対し、例えば、アメリカ特許第2632340
号明細書に示されているV型6気筒エンジンに対
するクランクシヤフトに於いて、第3、4、6、
7のアームにカウンタウエイトを設けず、所謂5
バランスの態様をとり、軽量化を図るようにした
技術が開発されている。
しかしながら、該種在来技術では第1と第9番
目の前側と後側のアームのカウンタウエイトは
180゜位相を逆にしてバランスをとらせ、第2、
5、8番目のカウンタウエイトについては120゜ご
との3等分分割配列にしたために、バランスは3
者でとられるものの、外部バランスを取るように
カウンタウエイトが偏位されているため慣性偶力
の点で第2と第8番目のカウンタウエイトが重き
をなし、第1と第4番目のジヤーナルの軸受荷重
が大きなり、その結果、該第1と第4番目のジヤ
ーナルに対する軸受の摩耗や焼付きが生ずるとい
う不具合があつた。
この発明の目的は上述従来技術に基づく自動車
のエンジンのクランクシヤフトのカウンタウエイ
トによる問題点を解決すべき技術的課題とし、ジ
ヤーナルに対する軸受面圧と曲げ応力に対する効
力のゆとりをを利用し、これを充分生しながら、
又、バランスを保つカウンタウエイトの数を最小
限にしてクランクシヤフトの全体重量を可及的に
減少させることが出来るようにすると共にカウン
タウエイトの重心を最適位置にして振動レベルを
より良くし、軸受荷重を低減し軸受の焼付きや摩
耗をなくするようにして自動車産業における駆動
系技術利用分野に益する優れたV型6気筒エンジ
ン等のクランクシヤフト構造を提供せんとするも
のである。
<問題点をを解決するための手段> 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とす
るこの発明の構成は前述課題を解決するために、
前端の第1番目のジヤーナルと後端の第4番目の
ジヤーナル間の中位の第5番目のアームのカウン
タウエイトに対しその前後の第2と第8番目のア
ームにカウンタウエイトが設けられ、又第1と第
9番目のアームに相位する位置でカウンタウエイ
トが設けられており第3、4、6、7番目のアー
ムにカウンタウエイトが設けられていないV型6
気筒エンジンのクランクシヤフト構造であつて、
上記第2番目のアームのカウンタウエイトが第1
番目のカウンタウエイトに対し所定角度偏位さ
れ、又第8番目のカウンタウエイトが第9番目の
カウンタウエイトに対し所定角度偏位され、而し
て上記第2、8番目のカウンタウエイトの配列は
第1番目のピンが最上位にある状態で第2番目の
カウンタウエイトと第8番目のカウンタウエイト
がそれぞれクランク軸の軸心レベルより下位と上
位に在るように設置されているV型6気筒エンジ
ンのクランクシヤフトとしたものである。
<作用> 而して、クランクシヤフトの前端の第1番目と
終端の第4番目のジヤーナル間に於ける中位の第
5番目のアームの前後に設けられた複数のピンと
ジヤーナルの間に隣接して連結延設した各アーム
について第1と第9番目のアームには互いに相殺
する同一形状、同一重量、同一断面係数のカウン
タウエイトを逆位相位置に設けるようにし、又、
中位の第5番目のアームにカウンタウエイトに対
する第2と第8番目のアームのカウンタウエイト
は第5番目のアームに対し線対称に配列して相殺
してバランスし得るようにそれぞれ第1と第9番
目のカウンタウエイトに所定角度偏位してシフト
し、同一形状、同一重量、同一断面係数にして取
り付けるようにし、而して、第5番目のアームの
前側と後側の第3、4、6、7番目の各アームに
はカウンタウエイトを設けないようにして軽量化
が図れるようにし、カウンタウエイトを設けない
アームについては重量、及び、断面係数が最も小
さいようにし、第2番目のカウンタウエイトを第
1番目のピンが最上位にある姿勢で軸心の水平レ
ベルより下側にし、又、第8番目をそれを上側に
し、曲げ荷重を生じる質量分布を大幅に変えるこ
となく、又、質量分布の偏りを生じることなく遠
心力による偶力を効果的に低減し、軸受荷重を低
減し、カウンタウエイトを全アームに有する5バ
ランスクランクシヤフトにし、9バランスクラン
クシヤフトのバランスと同等の振動レベルにする
ことが出来、しかも、軸受荷重の抵減により軸受
の摩耗や焼付きが生じないことができるようにし
た技術的手段を講じたものである。
<実施例> 次に、この発明の1実施例を第4図以下の図面
に基づいて説明すれば以下の通りである。尚、第
1〜3図と同一態様部分は同一符号を用いて説明
するもとする。
第4図に示すように、この発明において9つの
アーム31,32,33,34,35,36,3
7,38,39のうちの第3、第4、6、7番目
のアーム33,34,36,37についてはこれ
らに対してカウンタウエイト63,64,66,
67(従来技術の)を設けないようにし、第1と
第9番目のアーム31,39に対するカウンタウ
エイト61,69を同一形状、同一重量、同一断
面係数にして両者だけバランスするようにし、
又、第2、5、8番目のアーム32,35,38
については第4図に示す様に該アーム35に対し
てアーム32,38を線対称的に配列させて第2
と第8番目のアーム32,38には同一重量、同
一形状、同一断面係数のカウンタウエイト62,
68を設けて第5番目のアーム35、及びカウン
タウエイト65と共にこれらだけでバランスさせ
るようにしたものである。
而して、従来の第3図に示す9バランスのカウ
ンタウエイト61,62,63,66,65,6
4,69,68,67を30゜おきにバランスさせ
て配列させてあつたのに対しこの発明ではアーム
33,37,36,34についてカウンタウエイ
ト63,67,66,64(従来技術の)を設け
ないようにしたために軸方向からみて該カウンタ
ウエイト62とカウンタウエイト68の位置方向
を従来のままにするとアーム32,38の曲げ応
力レベルが悪化する。
蓋し、クランクシヤフトには各部の遠心力が偶
力そして作用するため、ジヤーナル部では片当り
現象が生じ、又、クランクシヤフトには質量分布
に応じて曲げ荷重が加わり、そのことによつても
ジヤーナル部では片当りが生じる。これらの偶力
や荷重により軸受荷重が生じている。
したがつて、カウンタウエイト62,68の位
置方向を在来態様のままにするとカウンタウエイ
ト63,67,66,64の除去により質量分布
が変化しアーム32,38の曲げ応力レベルが変
化することになる。
そこで、この発明では該従来のカウンタウエイ
ト63,67のカウンタウエイト62,68に対
する各30゜の配列角の半分の15゜だけ、即ち、ピン
41と42の中間とクランク軸とを結ぶ直線の延
長より15゜だけカウンタウエイト62は第1番目
のピン41が最上位にある時軸心の水平レベルに
対して第6図に示す様に、上位に偏位してシフト
して結果的にカウンタウエイト61から45゜上位
に位置するようにし、一方、カウンタウエイト6
8については従来のカウンタウエイト67と68
の半分の15゜だけ、即ち、ピン45と46の中間
とクランク軸とを結ぶ直線の延長線より15゜だけ
第12図に示す様に15゜下位に偏位してシフトし
て結果的にカウンタウエイト69から45゜下位に
位置するようにし、このようにすることいよつて
クランクシヤフトの曲げ荷重を生じる質量分布を
大幅に変えることなく、又、質量分布の偏りを生
じることなく遠心力による偶力を効果的に低減出
来、したがつて、クランクシヤフトの軸受荷重を
低減出来る。
そして、カウンタウエイト65,62,68の
3者は135゜づつの配列にされ、第1と第4番目の
ジヤーナル21と24の軸受荷重を低下させ、
又、第3図に示す従来の9バランスクランクシヤ
フトと同様の曲げ応力レベルで5バランスクラン
クシヤフトのバランスをとることが出来、又、第
1と第4番目のジヤーナル21と24の軸受荷重
を下げて摩耗や焼付きを防止することが出来るよ
うにする。
これらのアームとカウンタウエイトの方向と形
状については軸方向正面視の第5図から第13図
に示す通りである。
而して、第6図に於いては、カウンタウエイト
62はピン41が最上位にきた時図上第4象限に
あつて135゜の位置θ2に、又、カウンタウエイト6
8については第12図に示す様に、第1象限にあ
つて45゜のθ8に在るようにされてある。
尚、カウンタウエイト62と68については図
上第4、1象限内にあつてカウンタウエイト63
とカウンタウエイト67を省いたことのバランス
をカバーをなしに得る範囲であれば、その角度選
択、即ち、上記偏位のシフト量は設計に基づいて
所定に決められる。
そして、第7,8,10,11図に於いては、
カウンタウエイトが省略されてアーム33,3
4,36,37のみが取り付けられている態様が
示されている。
又、各カウンタウエイトとアームの重量につい
て第1と第9番目が最も大きく、第3、4、6、
7番目(各々アームのみ)が最も小さく、第2、
5、8番目のものがそれらの両者の中間にある。
上述構造において、図示しないエンジンが稼動
され、クランクシヤフト1が回転されると、上述
の如くこの発明においては各アーム、及び、カウ
ンタウエイトのバランスは全体的に正確にとられ
ているのでクランクシヤフト1は従来の9バラン
スクランクシヤフトと同様の曲げ応力レベルにす
ることが出来、正常に回転駆動される。
そして、第3、4、6、7番目のアーム33,
34,36,37にはカウンタウエイトが取り付
けられていないので、それだけ捩じり振動の固有
振動数が高くなり、エンジンの高回転領域までに
回転が高められることが出来る。
そして、当該高回転領域においても、設計によ
りメタル面圧や曲げ応力に対する余裕は充分に保
つことが出来る。
又、第2、8番目のカウンタウエイト62と6
8が第5番目のカウンタウエイト65に対する曲
げ応力レベルがバランスされているので、クラン
クシヤフトは正常に設計通りに回転する。。
そして、第2番目のカウンタウエイト62は第
1番目のカウンタウエイト61に対して所定角度
偏位してシフトされ、又、第8番目のカウンタウ
エイト68についても第9番目のカウンタウエイ
ト69に対して所定角偏位してシフトされている
ことにより、曲げ荷重を生じる質量分布を大幅に
変えることなく、又、質量分布の偏りを生じるこ
となく遠心力による偶力を効果的に低減出来、第
1と第2番目のジヤーナル21と24に対する軸
受荷重が低くされ、該ジヤーナル21,24部に
対する片当り減少が無くなりしたがつて、摩耗や
焼付きが防止される。
尚、この発明の実施態様は上述実施例に限るも
のでないことは勿論であり、例えば、4気筒エン
ジンにも適用可能である等種々の態様が採用可能
である。
そして、第2と第8番目のカウンタウエイトの
前述偏位のシフト量は適正な範囲で設計変更的量
が取り得ることも勿論のことである。
<発明の効果> 以上この発明によれば、基本的に、V型6気筒
エンジンのクランクシヤフトのカウンタウエイト
の取付個数を少くすることが出来るために、大幅
な軽量化が可能となり、したがつて、クランクシ
ヤフトの捩じり振動の固有振動が高くなつてエン
ジンの使用回転数の高い領域が採用出来る優れた
効果がある。
又、ダンパマスをクランクシヤフトの軽量化に
伴つて軽くすることが出来、両者相俟つて材料費
が安くなり、製造コストが低くなるという効果も
ある。
このように、エンジン性能が向上するばかりで
なく軽量化により燃費も向上し、更に、加速過渡
性能や制動性能も向上するという優れた効果があ
る。
而して、クランクシヤフトにおいては前端の第
1番目のジヤーナルと終端の第4番目のジヤーナ
ルの間の中位の第5番目のアームの前後に於い
て、第3、4、6、7番目のアームにカウンタウ
エイトを取り付けないようにしても慣性偶力、及
び、慣性力のバランスも崩れず、全体として回転
モーメントのバランスが何ら崩れず、クランクシ
ヤフト機能としては変わらないという利点もあ
る。
加えて、構造が簡単であるので、保守点検作業
もし易くサービス性にも富むという優れた効果が
奏される。
そして、副次的にはエンジン振動数の高領域化
が進むために低周波領域、中周波領域での車体、
及び、車室の静粛性を図ることが出来るというメ
リツトもある。
更に、第2と第8番目のカウンタウエイトにつ
いて第2番目のカウンタウエイトを第1番目のピ
ンが最上位にある時軸心水平レベルに対して下位
にあるように、又、第8番目のカウンタウエイト
については上位にあるようにしたことにより、ア
ームの曲げ応力レベルが低下してカウンタウエイ
トを全て設けたクランクシヤフトと同じ円滑な回
転を保証出来る優れた効果が奏される。
そして、第2番目のカウンタウエイトは第1番
目のカウンタウエイトに対して所定角度偏位して
シフトされ、又、第8番目のカウンタウエイト6
8についても第9番目のカウンタウエイトに対し
て所定角偏位してシフトされていることにより、
曲げ荷重を生じる質量分布を大幅に変えることな
く、又、質量分布の偏りを生じることなく外部バ
ランスを有せずに5バランスでありながら、遠心
力による偶力を効果的に低減出来、第1と第2番
目のジヤーナルとに対する軸受荷重が低くされ、
したがつて、摩耗や焼付きが防止されるという優
れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図はクランクシヤフトの部分断面概略側面
図、第2図は従来技術に基づくクランクシヤフト
のジヤーナル、ピン、アーム、カウンタウエイト
の配列側面模式図、第3図は該アームとカウンタ
ウエイトの軸方向視周方向配列バランス模式図、
第4図以下はこの発明の1実施例の説明図であ
り、第4図は第3図相当模式図、第5図から第1
3図は第1図の−から−断面図あ
る。 21,22,23,24……ジヤーナル、35
……中位アーム、41,42,43,44,4
5,46……ピン、31,32,33,34,3
5,36,37,38,39……アーム、1……
クランクシヤフト、61,62,65,68,6
9……カウンタウエイト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 前端から後端部に向つて第1〜4のジヤーナ
    ルが設けられると共に、第1と第2のジヤーナル
    間に第1と第2のピンが、第2と第3のジヤーナ
    ル間に第3と第4のピンが、第3と第4のジヤー
    ナル間に第5と第6のピンが設けられ、上記各ジ
    ヤーナルと各ピンとを第1〜9のアームで連結
    し、第1と第9のアームに第1ピンが最上位にあ
    る時、クランクシヤフト中心に対して下位と上位
    に位置する第1と第5のカウンタウエイトが配設
    され、第5アームにクランクシヤフト中心に対し
    て第3と第4のピンの略反対側に位置する第3の
    カウンタウエイトが配設され、第2のアームにク
    ランクシヤフト中心に対して第1と第2のピンに
    略反対側に位置する、第2のカウンタウエイトが
    配設され、第8のアームに、クランクシヤフト中
    心に対して第5と第6のピンの略反対側に位置す
    る、第4のカウンタウエイトが配設されているV
    型6気筒エンジンのクランクシヤフト構造におい
    て、第2のカウンタウエイトの重心が第1のピン
    と第2のピンとの中心とクランクシヤフトの中心
    とを結ぶ直線の延長に対し所定角度オフセツトさ
    れ、第4のカウンタウエイトの重心が第5のピン
    と第6のピンとの中心とクランクシヤフトの中心
    とを結ぶ直線の延長に対し所定角度オフセツトさ
    れ、かつ第2のカウンタウエイトと第4のカウン
    タウエイトとは第3のカウンタウエイトに対し略
    同じ角度で変位されていることを特徴とするV型
    6気筒エンジンのクランクシヤフト構造。
JP58084931A 1983-05-17 1983-05-17 V型6気筒エンジンのクランクシャフト構造 Granted JPS59212554A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58084931A JPS59212554A (ja) 1983-05-17 1983-05-17 V型6気筒エンジンのクランクシャフト構造
DE19843438805 DE3438805A1 (de) 1983-05-17 1984-10-23 Motor-kurbelwelle

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