JPH0363579B2 - - Google Patents
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- JPH0363579B2 JPH0363579B2 JP16736582A JP16736582A JPH0363579B2 JP H0363579 B2 JPH0363579 B2 JP H0363579B2 JP 16736582 A JP16736582 A JP 16736582A JP 16736582 A JP16736582 A JP 16736582A JP H0363579 B2 JPH0363579 B2 JP H0363579B2
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- crosslinked polyolefin
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- Expired
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Landscapes
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Description
本発明は、香料等の揮発性物質を長期間内蔵す
る架橋ポリオレフイン連続気泡体の成形品を得る
方法に関する。
る架橋ポリオレフイン連続気泡体の成形品を得る
方法に関する。
従来、香料等の揮発性の有効成分を持続的、効
果的、かつ、緩やかに揮発させる方法が、種々検
討されている。例えば、香料等の揮発性物質を合
成樹脂原料とともに混合成形する方法がある。ま
たは、連続気泡を有するポリウレタンフオームあ
るいはポリオレフインフオームに揮発性物質を含
浸させる方法が考えられている。
果的、かつ、緩やかに揮発させる方法が、種々検
討されている。例えば、香料等の揮発性物質を合
成樹脂原料とともに混合成形する方法がある。ま
たは、連続気泡を有するポリウレタンフオームあ
るいはポリオレフインフオームに揮発性物質を含
浸させる方法が考えられている。
しかし、前者の方法は、合成樹脂組成物と揮発
性物質を押出機等で高温下に混合、成形するた
め、揮発性の有効成分が大量に揮発するか、また
は熱分解するという欠点がある。また、後者の方
法は、有効成分の揮発が速く、２〜３日で有効成
分の効果が消滅してしまう。 従つて、本発明の目的は、上記従来技術の欠点
を解消し、香料等の揮発性の有効成分を持続的、
効果的に揮発せしめる方法を提供することにあ
る。
性物質を押出機等で高温下に混合、成形するた
め、揮発性の有効成分が大量に揮発するか、また
は熱分解するという欠点がある。また、後者の方
法は、有効成分の揮発が速く、２〜３日で有効成
分の効果が消滅してしまう。 従つて、本発明の目的は、上記従来技術の欠点
を解消し、香料等の揮発性の有効成分を持続的、
効果的に揮発せしめる方法を提供することにあ
る。
本発明の揮発性物質の長期間内蔵用架橋ポリオ
レフイン連続気泡体の成形品を得る方法は、架橋
ポリオレフイン連続気泡体の表面を加熱溶融処理
後、揮発性物質を該気泡体の内部に注入すること
を特徴とするものである。 本発明に於て、架橋ポリオレフイン連続気泡体
の表面を加熱溶融処理する方法としては、例え
ば、架橋ポリオレフイン連続気泡体を圧縮し、圧
縮状態下で加熱し、該気泡体の表面を溶融させた
後、冷却する方法がある。または、架橋ポリオレ
フイン連続気泡体の表面に、加熱された金属など
を当てるか、もしくは、熱風を吹き付けて、架橋
ポリオレフインを溶融させる方法等が採用され
る。 本発明に於て、架橋ポリオレフイン連続気泡体
の表面を加熱溶融処理した後、揮発性物質を注入
する方法としては、注射器の様なもので、注入す
る方法等が適宜採用されうる。 本発明の方法によれ得られる成形品が揮発性の
有効成分を持続的、効果的に揮散させうる理由
は、ポリオレフインフイルムの気体透過性にある
と考えられる。すなわち、架橋ポリオレフイン連
続気泡体の表面を加熱溶融し、表皮を形成せしめ
ることにより、揮発性の有効成分が表皮を透過し
て徐々に放出される。 揮発性の有効成分の揮発を抑制する方法は種々
あるが、本発明によれば、架橋ポリオレフイン連
続気泡体の表面の加熱温度、加熱時間、加熱回数
を調節することによつて、表皮の厚みを調節で
き、それによつて表皮の気体透過による揮発性の
有効成分の揮発を容易に制御出来るものである。 本発明の成形品中に含有される液体としては、
防臭剤、消臭剤、悪臭相殺剤、殺虫剤、あるいは
香料などがある。 本発明において、ポリオレフインとは、高、
中、低圧法により製造されたポリエチレン、ポリ
ー１，２―ブタジエン、エチレン―プロピレン共
重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン―
酢酸ビニル共重合体、エチレンとメチル―、エチ
ル―、プロピル―、ブチルの各アクリレートもし
くはメタクリレートとの共重合体、または、これ
らの塩素化物、もしくは、これらの混合物、また
はこれらとアタクチツクもしくはアイソタクチツ
ク構造を有するポリプロピレンとの混合物等であ
る。
レフイン連続気泡体の成形品を得る方法は、架橋
ポリオレフイン連続気泡体の表面を加熱溶融処理
後、揮発性物質を該気泡体の内部に注入すること
を特徴とするものである。 本発明に於て、架橋ポリオレフイン連続気泡体
の表面を加熱溶融処理する方法としては、例え
ば、架橋ポリオレフイン連続気泡体を圧縮し、圧
縮状態下で加熱し、該気泡体の表面を溶融させた
後、冷却する方法がある。または、架橋ポリオレ
フイン連続気泡体の表面に、加熱された金属など
を当てるか、もしくは、熱風を吹き付けて、架橋
ポリオレフインを溶融させる方法等が採用され
る。 本発明に於て、架橋ポリオレフイン連続気泡体
の表面を加熱溶融処理した後、揮発性物質を注入
する方法としては、注射器の様なもので、注入す
る方法等が適宜採用されうる。 本発明の方法によれ得られる成形品が揮発性の
有効成分を持続的、効果的に揮散させうる理由
は、ポリオレフインフイルムの気体透過性にある
と考えられる。すなわち、架橋ポリオレフイン連
続気泡体の表面を加熱溶融し、表皮を形成せしめ
ることにより、揮発性の有効成分が表皮を透過し
て徐々に放出される。 揮発性の有効成分の揮発を抑制する方法は種々
あるが、本発明によれば、架橋ポリオレフイン連
続気泡体の表面の加熱温度、加熱時間、加熱回数
を調節することによつて、表皮の厚みを調節で
き、それによつて表皮の気体透過による揮発性の
有効成分の揮発を容易に制御出来るものである。 本発明の成形品中に含有される液体としては、
防臭剤、消臭剤、悪臭相殺剤、殺虫剤、あるいは
香料などがある。 本発明において、ポリオレフインとは、高、
中、低圧法により製造されたポリエチレン、ポリ
ー１，２―ブタジエン、エチレン―プロピレン共
重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン―
酢酸ビニル共重合体、エチレンとメチル―、エチ
ル―、プロピル―、ブチルの各アクリレートもし
くはメタクリレートとの共重合体、または、これ
らの塩素化物、もしくは、これらの混合物、また
はこれらとアタクチツクもしくはアイソタクチツ
ク構造を有するポリプロピレンとの混合物等であ
る。
以下、実施例を示して更に具体的に説明する
が、本発明は下記実施例により何ら限定されるも
のではないことはもとよりである。 実施例 １ 架橋ポリオレフイン連続気泡体（三和化工株式
会社製、商品名：オプセルLC−300＃１，発泡倍
率30倍）50x50x25tmmを40x40x20tmmの金型に圧縮
収納し、110〜120℃に維持した圧縮成形機中で１
分間加熱した後冷却し、金型と同じサイズの成形
品を得た。 得られた成形品に香料10mlを注入することによ
り、長期間香りを保持しうる成形品を得た。 実施例 ２ 実施例１と同じ方法で得られた成形品に殺虫剤
10mlを注入することにより、長期間殺虫効果を保
持しうる成形品を得た。 比較例 １ 架橋ポリオレフイン連続気泡体（前出）
40x40x20tmmに香料10mlを注入し、放置したが、
３日間で完全に揮発し、香が無くなつた。
が、本発明は下記実施例により何ら限定されるも
のではないことはもとよりである。 実施例 １ 架橋ポリオレフイン連続気泡体（三和化工株式
会社製、商品名：オプセルLC−300＃１，発泡倍
率30倍）50x50x25tmmを40x40x20tmmの金型に圧縮
収納し、110〜120℃に維持した圧縮成形機中で１
分間加熱した後冷却し、金型と同じサイズの成形
品を得た。 得られた成形品に香料10mlを注入することによ
り、長期間香りを保持しうる成形品を得た。 実施例 ２ 実施例１と同じ方法で得られた成形品に殺虫剤
10mlを注入することにより、長期間殺虫効果を保
持しうる成形品を得た。 比較例 １ 架橋ポリオレフイン連続気泡体（前出）
40x40x20tmmに香料10mlを注入し、放置したが、
３日間で完全に揮発し、香が無くなつた。
本発明の方法によれば、簡単な加工によつて安
価に揮発性物質を長期間保持しうる架橋ポリオレ
フイン連続気泡体の成形品をうることが可能であ
り、防臭剤、消臭剤、殺虫剤、香料等として、室
内、洗面所、乗用車内等で長期間使用できる成形
品を提供できる。
価に揮発性物質を長期間保持しうる架橋ポリオレ
フイン連続気泡体の成形品をうることが可能であ
り、防臭剤、消臭剤、殺虫剤、香料等として、室
内、洗面所、乗用車内等で長期間使用できる成形
品を提供できる。
Claims (1)
- １ 架橋ポリオレフイン連続気泡体の表面を加熱
溶融処理後、揮発性物質を該気泡体の内部に注入
することを特徴とする揮発性物質の長期間内蔵用
架橋ポリオレフイン連続気泡体成形品を得る方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16736582A JPS5956434A (ja) | 1982-09-24 | 1982-09-24 | 揮発性物質の長期間内蔵用架橋ポリオレフィン連続気泡体成形品を得る方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16736582A JPS5956434A (ja) | 1982-09-24 | 1982-09-24 | 揮発性物質の長期間内蔵用架橋ポリオレフィン連続気泡体成形品を得る方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5956434A JPS5956434A (ja) | 1984-03-31 |
| JPH0363579B2 true JPH0363579B2 (ja) | 1991-10-01 |
Family
ID=15848358
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16736582A Granted JPS5956434A (ja) | 1982-09-24 | 1982-09-24 | 揮発性物質の長期間内蔵用架橋ポリオレフィン連続気泡体成形品を得る方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5956434A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2676888B1 (fr) * | 1991-06-03 | 1995-05-24 | Jacques Jean | Composition pour l'action contre des animaux nuisibles ou/et pour la modification de l'atmosphere ambiante, ainsi qu'un procede de sa preparation. |
-
1982
- 1982-09-24 JP JP16736582A patent/JPS5956434A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5956434A (ja) | 1984-03-31 |
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