JPH036336Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は足裏に指圧様の刺激を与えて疲労を回
復し、また、ある期間続けて使用することによつ
て健康を増進させようとするための足裏指圧健康
器具に関するものである。

（従来の技術） 足裏に刺激を与えて血行をよくする簡単な足裏
指圧健康器具としては従来、単純な踏み竹のほか
これに多数の突起を設けて刺激を大とした器具が
知られている。

（考案が解決しようとする問題点） ところが、従来のこの種器具は使用者が自身の
体重をかける必要があるため、身体を動かすこと
を前提とする難点があつた。

（問題点を解決するための手段） 本考案は前記のような難点のない簡単な足裏指
圧健康器具を目的としたもので、表面に多数の突
起を設けた可撓性の指圧板の裏面に空気袋を設け
て該空気袋には可撓性のチユーブを介し給排気具
を連結し、さらに前記空気袋には固定部材付の締
付用帯を連結したことを特徴とするものである。

（実施例） 次に、本考案を図示の実施例について詳細に説
明する。

１はゴム、軟質乃至中硬質の合成樹脂等よりな
る可撓性の指圧板であつて、該指圧板１の表面に
は多数の指圧用の突起２が設けられるとともにそ
の裏面にはゴム製の空気袋５を設けている。ま
た、前記空気袋５には可撓性のチユーブ７を介し
て給排気具６を連結している。なお、指圧板１に
設けた多数の突起２は足裏の起伏形状に応じて高
さの異なるものとしておくのが適当である。さら
に前記空気袋５には固定部材３付の締付用帯４を
連結しており、そして、該固定部材３としてはス
ナツプや尾錠その他が適宜使用できるが、図示の
固定部材３は無数のループとフツクを備えた面フ
アスナーとしている。

このように構成されたものは、表面に多数の突
起２を設けた可撓性の指圧板１を足裏の起伏に添
わせたうえ固定部材３付の締付用帯４を足の甲に
掛け回して該固定部材３をもつて締付用帯４を緊
張状態に固定し、次いで、前記締付用帯４を連結
している指圧板１の裏面に設けた空気袋５に空気
を供給できるように給排気具６を操作して可撓性
のチユーブ７を通じ空気を圧入してゆけば、空気
袋５は膨脹して指圧板１が足裏を圧迫し、指圧板
１に設けられた多数の突起２のうち足裏のツボに
当る箇所の突起２が特に強く押圧するものであ
る。そこで、給排気具６を操作して若干の空気を
排気させることにより足裏に対する指圧板１の圧
迫を緩め、このサイクルを繰返せば、指圧療法を
行つたのと同様な効果を発揮するもので、座つた
まま或いは横になつたまま身体を動かさなくても
足裏の指圧療法を自身で簡単に行えるものであ
る。

（考案の効果） 本考案は前記実施例による説明によつて明らか
なように、従来の単純な踏み竹やこれに類する足
裏指圧健康器具の問題点を解決したものであつ
て、要部の指圧板１および空気袋５、チユーブ７
が何れも可撓性で嵩張らない形態に一括できる利
点と相俟ち実用的価値きわめて大なものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示す一部切欠斜視図で
ある。 １……可撓性の指圧板、２……突起、３……固
定部材、４……締付用帯、５……空気袋、６……
給排気具、７……可撓性のチユーブ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 表面に多数の突起２を設けた可撓性の指圧板１
   の裏面に空気袋５を設けて該空気袋５には可撓性
   のチユーブ７を介し給排気具６を連結し、さらに
   前記空気袋５には固定部材３付の締付用帯４を連
   結したことを特徴とする足裏指圧健康器具。