JPH036352Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は肩のつぼに指圧様の刺激を与えて疲労
を回復し、また、ある期間続けて使用することに
よつて健康を増進させるための肩つぼ指圧健康器
具に関するものである。

（従来の技術） 肩のつぼに刺激を与えて血行をよくする肩つぼ
指圧健康器具としては従来椅子式の指圧機が一般
に知られている。

（考案が解決しようとする問題点） ところが、椅子式の指圧機は大型で取扱いが不
便なうえ高価なものとなる難点があつた。

（問題点を解決するための手段） 本考案は前記のような難のない肩つぼ指圧健康
器具に係るもので、肩から脇にかけて固定できる
固定部材付の帯状たすきの中間に内蔵させた空気
袋の片側面に、表面に多数の突起を設けた可撓性
の指圧板を設け、また、前記空気袋には可撓性チ
ユーブを介し給排気具を連結したことを特徴とす
るものである。

（実施例） 次に、本考案を図示の実施例について詳細に説
明する。

１はゴム、軟質乃至中硬質の合成樹脂等よりな
る可撓性の指圧板であつて、該指圧板１の表面に
は多数の突起２が設けられる。４は肩から脇にか
けて固定できる固定部材３付の帯状たすきであつ
て、該帯状たすき４の中間には空気袋５を内蔵さ
せてその片側面には前記指圧板１をその突起２を
表面側として設け、また、前記空気袋５には可撓
性チユーブ７を介し給排気具６を連結している。
なお、指圧板１に設けられた突起２は身体の形状
に応じて高さが異なるものとしてもよく、指圧板
１に着脱自在にしてもよい。また、帯状たすき４
の固定部材３は無数のループとフツクを備えた面
フアスナーや尾錠、ボタンなどをもつてするのが
適当であり、給排気具６としては通常の排気弁付
の握り送気球の類を用いるのが安直である。

このように構成されたものは、多数の突起２を
表面に設けた可撓性の指圧板１の該突起２が肩先
附近に圧接するように帯状たすき４を肩から脇に
かけたうえ固定部材３をもつて緊張状態に固定
し、次いで、前記指圧板１を片側に設けたものと
している帯状たすき４の中間に内蔵させた空気袋
５に給排気具６を操作して可撓性チユーブ７を通
じ送気すれば、空気袋５が膨脹して指圧板１に設
けられた突起２が肩つぼを押圧するものである。
そこで、給排気具６を操作して若干の空気を排気
させることにより突起２の押圧を緩め、このサイ
クルを繰返せば、指圧療法を行うのと同様の効果
を発揮するもので、座つたまま或いは横になつた
まま身体を動かさなくても肩つぼの指圧療法を自
身で容易に行えるものである。

（考案の効果） 本考案は前記実施例による説明によつて明らか
なように、従来の椅子式の指圧機のような大型の
ものとは異なり、小型で取扱いに便利であり、構
造が簡単で安価に提供できる利点と相俟ち実用的
価値きわめて大なものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示す一部切欠斜視図で
ある。 １：指圧板、２：突起、３：固定部材、４：帯
状たすき、５：空気袋、６：給排気具、７：可撓
性チユーブ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 肩から脇にかけて固定できる固定部材３付の帯
   状たすき４の中間に内蔵させた空気袋５の片側面
   に、表面に多数の突起２を設けた可撓性の指圧板
   １を設け、また、前記空気袋５には可撓性チユー
   ブ７を介し給排気具６を連結したことを特徴とす
   る肩つぼ指圧健康器具。