JPH0363249A - N―アルキル置換アミノフェノール類の製造方法 - Google Patents

N―アルキル置換アミノフェノール類の製造方法

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JPH0363249A
JPH0363249A JP1201031A JP20103189A JPH0363249A JP H0363249 A JPH0363249 A JP H0363249A JP 1201031 A JP1201031 A JP 1201031A JP 20103189 A JP20103189 A JP 20103189A JP H0363249 A JPH0363249 A JP H0363249A
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    • C07C213/02Preparation of compounds containing amino and hydroxy, amino and etherified hydroxy or amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton by reactions involving the formation of amino groups from compounds containing hydroxy groups or etherified or esterified hydroxy groups

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、有機溶媒、還元用触媒及び水素の共存下、ア
ミノフェノール類とアルデヒド類。
又は、アミノフェノール類とケトン類から、N−アルキ
ル置換アミノフェノール類を製造する方法に関する。
N−アルキル置換アミノフェノール類は、感熱・感圧紙
用染料、キサンチン系染料、蛍光染料等の中間体として
、工業的に極めて重要な化合物である。
〈従来の技術〉 従来、有機溶媒、還元用触媒、水素及びアミノフェノー
ル類を含む反応系に、アルデヒド類又はケトン類を連続
的に供給し、還元アルキル化反応によりN−アルキル置
換アミノフェノール類を製造する方法は知られている。
しかし、公知の方法には、後記のような問題点が存して
いる。
一般に、還元アルキル化反応に用いられる還元用触媒は
、白金系、パラジウム系などの貴金属類であるが、これ
らの還元用触媒は高価であるので、工業的に使用する場
合は、この還元用触媒を繰返して使用することが必須条
件である。
しかしながら、還元アルキル化反応の後1反応液を濾過
して回収した還元用触媒を、再度。
次の還元アルキル化反応に使用した場合9反応速度が遅
くなって生産性の低下につながったり。
主反応が抑制されてアミノフェノール類とアルデヒド類
、又はアミノフェノール類とケトン類とが縮合して重質
分が生成してしまったり、さらにはアルデヒド類又はケ
トン類が還元されてアルコール類の副生が増えるなど、
還元用触媒の著るしい性能低下が見られ、工業的に問題
があった。
この様な、還元用触媒の性能低下による反応効率の低下
を抑制する目的で1次のような技術が開示されている。
特開昭55−100344号公報には9回収した還元用
触媒の半量を新触媒と交替することにより、上記の問題
を解決する方法が記載されている。しかし、この方法は
、大量に新触媒を追加するので9本質的に還元用触媒の
繰返し使用がなされているとは言いがたい。
また、特開昭57−81444号公報には9反応に供す
るアルデヒド量を化学量論量にする方法が記載されてい
る。しかし、この方法は、N−アルキル置換アミノフェ
ノール類の製法に適用した場合、アルデヒド類の量が少
ないので、高価な原料であるアミノフェノール類の転化
率を実質的に100%にすることができず、また反応の
後半に於いては9反応速度が遅くなるため9反応時間が
長くなるといった欠点があり、必ずしも工業的には有利
な方法とはいえない。
また、特開昭55−20773号公報には、 N、 N
−ジメチルアミノ安息香酸の製法に於いて9反応液を濾
過して除いた後の還元用触媒をメタノールで洗浄して次
の反応に再使用することが記載されている。しかし、こ
の方法はその実施例にも記載されている様に9回収した
還元用触媒をメタノール洗浄して再使用した場合、再使
用を重ねる毎に反応時間が長くなっており、実際上問題
がある。また、この方法をN−アルキル置換アミノフェ
ノール類の製法に適用した場合、アミノフェノール類と
アルデヒド類、又はアミノフェノール類とケトン類との
重質化反応や、アルデヒド類又はケトン類のアルコール
類への副反応が増大し、N−アルキル置換アミノフェノ
ール類の収率が著るしく低下するため、実際的な方法で
はない。
以上、かかる従来技術は、工業的見地から不満足な点を
有している。
さらに、特開昭55−20773号公報には9反応の間
、触媒表面を清浄に、汚染させないで保つ効果をもたら
すとして少量の酢酸を添加する方法が記載されている。
しかし、この方法は、実施例にも記載されている通り、
予め1反応の前に全量の酢酸を一括して添加して1反応
している。
この様な方法をアミノフェノール類の反応に適用した場
合、アミノフェノール類のシッフベースは非常に不安定
で重質化しやすいので、初期に添加された酢酸の影響で
さらに重質化が進み。
目的物の収率向上を果すことができない。この現象は触
媒を繰返して使用した場合に一層顕著となる。
また、特開昭61−10051号公報には、酸性条件下
で反応を行なうことが記載されている。しかし、この方
法は、実施例によれば発生期の水素を用いるために例え
ば大量の塩酸、酢酸等を使用したり、又、還元用触媒と
水素の反応に於いては、酢酸溶媒中で行なっている。こ
の方法をアミノフェノール類の反応に適用した場合、引
例の実施例にも見られる様に、アミノフェノール類のシ
ッフベースの重質化に伴う収率低下がみられ、目的物の
収率は非常に悪い。さらに工業的な観点でみた場合、大
量の酸を使用することに伴なう装置の材質腐食の問題が
あり好ましい方法とはいえない。
また、特開昭51−19732号公報には、微量の有機
カルボン酸の存在下にまずシッフベースをつくり9次い
で水素添加して、目的物を得る方法が記載されている。
しかし、この方法は、アミノフェノール類の反応に適用
した場合、アミノフェノール類のシッフベースは非常に
不安定なので適用不可能である。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は、これら従来技術の欠点を解消し。
工業的に有利な、還元アルキル化によるN−アルキル置
換アミノフェノール類の製造方法を提供するものである
く課題を解決するための手段〉 本願発明者らは、従来の技術の問題点であった重質化反
応を抑制し、還元用触媒を繰り返し使用しても高い収率
を発揮でき、しかも、著しい材質腐食を発生させること
なく、工業的にも実現可能なN−アルキル置換アミノフ
ェノール類の製造方法を提供することを主たる目的とし
て鋭意検討した。その結果、有機カルボン酸類を反応系
に連続添加しながら還元アルキル化反応を行わせること
により、上記の目的が達成され得るとの知見を得9本発
明に到達したものである。すなわち1本発明は。
有機溶媒、還元用触媒、水素及びアミノフェノール類を
含む反応系に、アルデヒド類又はケトン類を連続的に供
給し、還元アルキル化反応によりN−アルキル置換アミ
ノフェノール類を製造する方法において、有機カルボン
酸類を反応系に連続添加しながら還元アルキル化反応を
行わせることを特徴とするN−アルキル置換アミノフェ
ノール類の製造方法に係るものである。
以下具体的に説明する。
本発明のアミノフェノール類とは、具体的には、0−ア
ミノフェノール、m−アミノフェノール、p−アミノフ
ェノール等である。
アルデヒド類とは、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒ
ド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデヒド、イソア
ミルアルデヒド等の脂肪族アルデヒド;シクロヘキシル
アルデヒド、フルフラール等の環式アルデヒド;ベンズ
アルデヒド、 −1) −)ルアルデヒド等の芳香族ア
ルデヒド等が例示される。
ケトン類とは、アセトン、2−ブタノン、4−メチル−
2−ペンタノン等の脂肪族ケトン;シクロペンタノン、
シクロヘキサノン等の遠戚%式% エノン等の芳香族ケトン等が例示される。
N−アルキル置換アミノフェノール類とは。
N−エチルアミノフェノール、N−プロピルアミノフェ
ノール、N−ブチルアミノフェノール。
N−シクロヘキシルアミノフェノール、N−べどジルア
ミノフェノール、N−イソプロピルアミノフェノール等
のN−モノアルキルアミノフェノール類;N、N−ジエ
チルアミノフェノール、 N、 N−ジブチルアミノフ
ェノール、N−エチル−N−インブチルアミノフェノー
ル、N−エチル−N−インアミルアミノフェノール等の
N、 N−ジアルキルアミノフェノール類が例示される
本発明に於いて、アミノフェノール類とアルデヒド類、
又はアミノフェノール類とケトン類との還元アルキル化
反応は、有機溶媒、還元用触媒、水素及びアミンフェノ
ール類を含む系に。
アルデヒド類又はケトン類を連続的に供給して実施され
る。
本反応で使用される有機溶媒は、脂肪族アルコール例え
ば、メタノール、エタノールが用いられる。
還元用触媒は、白金、パラジウム、ニッケル等、還元ア
ルキル化能を有する触媒が用いられるが、特に、活性炭
上に担持した白金及び/又はパラジウムが好ましい。還
元用触媒は、使用するごとに、触媒の微細化による損失
及び濾過回収時の損失等があるので9反応を安定に実施
するために、必要に応じて少量の新触媒を追加して1次
回の還元アルキル化反応に供することもできる。
本発明の最大の特徴は、還元アルキル化反応において、
有機カルボン酸類を連続添加する点にある。一般に、ア
ミノフェノール類の還元アルキル化反応では、アルデヒ
ド類又はケトン類をアミノフェノール類と接触させても
、実際に還元アルキル化反応が始まるまでには、数分程
度の誘導期がみられる。一方、アミノフェノール類とア
ルデヒド類又はケトン類が接触すると。
比較的速やかにシッフベースを経て重質物が生じる。従
って、前記誘導期の間に9重質物を生じる反応が進行し
てしまうと、生じた重質物により還元用触媒の活性が阻
害され、また、目的物であるN−アルキルアミノフェノ
ール類の収率も低下することになる。
本発明は、有機カルボン酸類を反応系に連続添加しなが
ら還元アルキル化反応を行わせることにより9重質物の
発生を抑制したものである。
本発明に於ける有機カルボン酸類とは、炭素数1〜8の
モノカルボン酸類、ジカルボン酸類又は、オキシカルボ
ン酸類であり、モノカルボン酸類としては9例えば酢酸
、プロピオン酸。
ラフ酸、吉草酸、安息香酸等;ジカルボン酸類としては
、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、イソフ
タル酸等、オキシカルボン酸類としては、グリコール酸
、乳酸、リンゴ酸。
酒石酸、クエン酸等が選ばれるが、特に酢酸。
プロピオン酸、ラフ酸、イソラク酸、イソ吉草酸、シュ
ウ酸が好ましい。これら有機カルボン類は、1種又は2
種以上が混合して使用される。
また、有機カルボン酸類は添加量が少ないので。
一般には反応に使用する有機溶媒に希釈して用いられる
。有機カルボン酸類の全添加量は、アミノフェノール類
の仕込量に対して0.05〜5重量%の範囲で用いられ
るが、特に好ましくは。
0.2〜2重量%の゛範囲である。0.05重量%未満
では、特に、 N、 N−ジアルキルアミノフェノール
類を製造する場合に効果が小さく、5重量%を超えて添
加すると反応は速くなるが9重質化がおこりやすくなっ
て目的物の収率低下をもたらすので好ましくない。
本発明に於ける還元アルキル化反応は、アミノフェノー
ル類、有機溶媒及び還元用触媒を仕込んで、水素加圧下
に、アルデヒド類又はケトン類を連続的に供給して反応
させるものであり通常9反応温度は、常温〜150’C
,水素圧力は2〜30kg/cm2Gテ十分テアル。
アミノフェノール類とアルデヒド類又はケトン類の比率
(全使用量)は、特に制限されないが9モル比で1 :
1.05〜1:4が一般的である。
また、還元用触媒の使用量は、特に制限されないが、ア
ミノフェノール類の仕込量に対して0.5〜10重量%
が一般的である。
有機カルボン酸類の連続添加は、還元アルキル化反応の
全期間又は一部期間において行なわれる。好ましい方法
としては、有機溶媒、還元用触媒、水素及びアミノフェ
ノール類を含む反応系に、先ずアルデヒド類又はケトン
類の連続的供給を開始し、水素吸収により還元アルキル
化反応の開始を確認した以降に有機カルボン酸類の連続
添加を開始するのがよく、特に、アルデヒド類又はケト
ン類の供給開始から10分以降から添加をはじめて、所
定量のアルデヒド類又はケトン類の供給を終了するまで
の間に、有機カルボン酸類の添加を終えるのが最も好ま
しい。
この方法は、特に還元用触媒を繰返し使用した場合に効
果が大である。
なお1本発明における有機カルボン酸類の「連続的添加
」には1文字どおり連続的に添加することの他1以上で
説明した本発明の趣旨に反しない限り、適宜間欠的に添
加することも含まれる。
〈実施例〉 次に、実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明するが
9本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例−1 撹拌機を備えたSUS製51!のオートクレーブに、2
5重量%のメタアミノフェノールを含むメタノール溶液
1091 gと、−度反応に使用して。
回収した還元用触媒17.7g(白金−炭素触媒、白金
含量5 wt%)を含有するメタノールスラリー液74
5gを仕込んだ。次に、オートクレーブ内を窒素9次い
で水素で置換してから、水素圧10kg/cm 2 G
まで昇圧した。水素圧一定のもとで。
45重t%のアセトアルデヒドを含むメタノール溶液5
63gを55分間で供給終了する様に一定速度で供給開
始した。該供給開始後、水素の吸収を確認した後、上記
アセトアルデヒドのメタノール溶液を供給開始して15
分後から15分間で。
10重量%の酢酸を含有するメタノール溶液16.4g
を、一定速度で連続添加した。この間2反応温度は除熱
しながら最高42°Cまでに抑制した。
上記アセトアルデヒド供給終了後 4O−j−2°Cで
2.5時間保温して還元アルキル化反応を終了させた。
反応終了後、冷却、脱圧して、使用した還元用触媒を濾
過分離して反応液を取り出した。
反応液について、ガスクロマトグラフィー(GC)、液
クロマトグラフイー(’LC)及びGPC(ゲルパーミ
ュエーションクロマトグラフィー)分析を行った結果、
目的物であるN、 N−ジエチルメタアミノフェノール
の収率(仕込みメタアミノフェノール・モル基準、 以
下1mじ)は94.6%、N−エチルメタアミノフェノ
ールの収率は0.696.重質分の収率は3.196で
あり9反応成績は良好であった。
比較例−1 10重量%の酢酸を含有するメタノール溶液の添加を、
25重量%のメタアミノフェノールを含有するメタノー
ル溶液と同時に、全量−括して仕込んだ他は、実施例−
1と同様にして還元アルキル化反応を実施した。GC,
LC,GPC分析の結果、目的物のN、N−ジエチルメ
タアミノフェノールの収率は81.6%、N−エチルメ
タアミノフェノールの収率は2.3%、i質分の収率は
12.6%であり9反応成績は良くなかった。
実施例−2〜4.比較例−2〜3 実施例−1と同様な方法で酢酸の添加量について検討し
た。酢酸の添加は、 10重jt96の酢酸有するメタ
ノール溶液として行った。
結果を表−1に示す。
の収率は、 94.5%、N−エチルメタアミノフェノ
ールの収率は0.7%9重質分の収率は、2.9%であ
り2反応成績は良好であった。
実施例−7〜9 酢酸に代えて、他の有機カルボン酸について検討した。
なお、有機カルボン酸類は、10榔の有機カルボン酸類
を含有するメタノール溶液として添加した。反応方法は
実施例−1と同様である。結果を表−2に示す。
表−2 実施例−6 実施例−1と同様な方法で、酢酸の添加時期をアセトア
ルデヒド供給開始後10分後から40分間で実施した。
GC,LC,GPC分析の結果。
目的物のN、N−ジエチルメタアミノフェノール実施例
−10 実施例−1で45重量%のアセトアルデヒドを含有する
メタノール溶液563gの代わりに、50重量%のn−
ブチルアルデヒドを含有するメタノール溶液901gを
用い、 60分で供給した他は、実施例−1と同様にし
て、還元アルキル化反応を行なって、N、N−ジブチル
メタアミノフェノールを合成した。
N、N−ジブチルメタアミノフェノールの収率は94.
196. N−ブチルメタアミノフェノールの収率は1
.8%1重質分の収率は2.5%であり1反応成績は良
好であった。
実施例−11 実施例−1で45重量%のアセトアルデヒドを含有する
メタノール溶液563gの代わりに、50重量%のシク
ロヘキノサンを含有するメタノール溶液589gを用い
、 60分で供給した他は、実施例−1と同様にして、
還元アルキル化反応を行なって、N−シクロヘキシルメ
タアミノフェノールを合成した。
N−シクロへキシルメタアミノフェノールの収率は96
.2%1重質分の収率は2.1%であった。
実施例−12 実施例−1のN、N−ジエチルメタアミノフェノールと
同様にして、N−エチル−N−インブチルメタアミノフ
ェノールを合成した。
撹拌機を備えたSUS製51!のオートクレーブに、2
5重量%のメタアミノフェノールを含有するメタノール
溶液1091 gと、−度反応に使用して回収した還元
用触媒17.7g(白金−炭素触媒、白金含量5wt%
)を含、有するメタノールスラリー液745gを仕込ん
だ。次にオートクレーブ内を窒素2次いで水素で置換し
てから、水素圧10kg/cm2Gまで昇圧した。水素
圧一定のもとて50重量%のイソブチルアルデヒドを含
有するメタノール溶液397gを25分間で供給する様
に一定速度で供給開始した。水素の吸収を確認した後、
上記イソブチルアルデヒドのメタノール溶液を供給開始
して10分後から、15分間で10重量%の酢酸を含有
するメタノール溶液16.4gを。
一定速度で連続添加した。イソブチルアルデヒドの供給
終了後、 50分間9反応の熟成を行なって1次に45
重量%のアセトアルデヒドを含有するメタノール溶液3
43gを35分かけて連続供給して、N−エチル化反応
を行なった。60分間反応の熟成を行なって、還元アル
キル化反応を終了した。この間1反応温度は除熱しなが
ら最高42°Cまでに抑制した。反応終了後、冷却、脱
圧して、使用した還元用触媒を濾過分離して反応液を取
り出した。分析の結果、目的物のN−エチル−N−イン
ブチルメタアミノフェノールの収率は92.8%1重質
分の収率は2.8%と良好な成績であった。
実施例−13 実施例−12で50重量%のイソブチルアルデヒドを含
有するメタノール溶液397gの代わりに。
50重量%のイソアミルアルデヒドを含有するメタノー
ル溶液474g、を用いた他は、実施例−12と同様に
して、還元アルキル化反応を行なって。
N−エチル−N−イソアミルメタアミノフェノールを合
成した。
N−エチル−N−イソアミルメタアミノフェノールの収
率は92.5%1重質分の収率は2.7%と良好であっ
た。
〈発明の効果〉 以上、説明したように1本発明により、好ましくない重
質化反応を抑制し、還元用触媒を繰り返し使用しても高
い収率を発揮でき、しかも著しい材質腐食を発生させる
ことなく、工業的にも実現可能なN−アルキル置換アミ
ノフェノール類の製造方法を提供することができた。
以上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有機溶媒、還元用触媒、水素及びアミノフェノー
    ル類を含む反応系に、アルデヒド類又はケトン類を連続
    的に供給し、還元アルキル化反応によりN−アルキル置
    換アミノフェノール類を製造する方法において、有機カ
    ルボン酸類を反応系に連続添加しながら還元アルキル化
    反応を行わせることを特徴とするN−アルキル置換アミ
    ノフェノール類の製造方法。
  2. (2)有機カルボン酸類の反応系への連続添加を、アル
    デヒド又はケトン類の連続的供給開始から10分以降に
    開始し、アルデヒド類又はケトン類の供給を終了するま
    でに完了する請求項(1)記載の方法。
  3. (3)有機カルボン酸類の全添加量が、アミノフェノー
    ル類の仕込量に対し、0.05〜5重量%である請求項
    (1)又は(2)記載の方法。
  4. (4)有機カルボン酸類が、炭素数1〜8のモノカルボ
    ン酸類、ジカルボン酸類又はオキシカルボン酸類の少な
    くとも1種である請求項(1)、(2)又は(3)記載
    の方法。
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