JPH0363186A - 感熱転写材及び感熱転写記録方法 - Google Patents

感熱転写材及び感熱転写記録方法

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JPH0363186A
JPH0363186A JP1201028A JP20102889A JPH0363186A JP H0363186 A JPH0363186 A JP H0363186A JP 1201028 A JP1201028 A JP 1201028A JP 20102889 A JP20102889 A JP 20102889A JP H0363186 A JPH0363186 A JP H0363186A
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thermal transfer
wax
transfer material
ink layer
ink
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JP1201028A
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Yoshihisa Takizawa
吉久 滝沢
Tetsuo Hasegawa
哲男 長谷川
Naoki Kushida
直樹 串田
Takeyuki Suzuki
鈴木 剛行
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱転写記録に用いる感熱転写材、詳しくは、
感熱転写材の使用量を少なくしても良好な記録が得られ
る感熱転写材、及び熱転写記録方法に関する。
〔従来の技術〕
熱転写記録方法は、使用する装置が軽量かつコンパクト
で騒音がなく、操作性、保守性に優れるという熱記録方
法の一般的特長に加えて、発色型の加工紙が不要であり
、また記録像の耐久性にも優れるという特長を有してお
り、最近、広く使用されている。
この熱転写記録方法は、一般にシート状である支持体上
に、熱溶融性バインダー中に着色材を分散させてなる熱
転写性インク層を塗設してなる感熱転写材を用い、この
感熱転写材をその熱転写性インク層が被記録体に接する
ように重畳させ、基材側から熱ヘツドにより熱を供給し
て溶融したインク層を被記録体に転写することにより、
被記録体上に熱供給形状(パターン)に応じた転写記録
像を形成するものである。
従来の熱転写記録では、1回の熱印加により感熱転写材
から熱転写インクがほぼ完全に被記録体に転写してしま
うため、使い捨てであり、ランニングコストが高く、ま
た使用済の感熱転写材から機密が漏洩する心配もあった
これに対し、特開昭57−83471号、特開昭58−
2.01686号あるいは特公昭62−58917号の
ように、感熱転写材と被記録体との間に相対速度をもた
せて感熱転写材の使用量を低減する記録方法(以下、倍
密記録と称す)が提案されている。
〔発明が解決しようとしている課題〕
しかしながら、この記録方法には、従来次のようないく
つかの問題点があった。
第1の問題点は地汚れ(紙等の被記録体に不必要なイン
ク転写が発生すること)が生じることである。
これは、倍密記録では感熱転写材と被記録体とが摺動す
るため、感熱転写材のインク層が被記録体表面にけずり
取られ、被記録体全面に転写するために発生する。
地汚れの対策として、特開昭60−178088号には
、インク層上に着色剤の含有しないオーバー層を設けて
なる感熱転写材が提案されている。
第2の問題点は、転写したインク層のヘッド走行方向端
部に、不要なヒゲ状の転写lが生じることである。
これは熱印加の後の熱転写性インク層の凝集力に起因す
るものである。
ヒゲ状転写の対策として本出願人が先に出願した特願平
1−25278号に記載がある。
上記公報ではエチレン酢酸ビニル共重合体とワックスか
らなる熱溶融性バインダー中に着色材を分散してなる熱
転写インクに用い、その破断強度を特定の範囲にするこ
とによってヒゲ状の転写のみならず、第1の問題点であ
る地汚れをも防止解決している。
第3の問題点は、微細な印字像、例えば漢字などの印字
を行なうと、所望の形状以上のインクが転写して微細な
部分が明確に分離できない、いわゆる印字の「つぶれ」
現象が生じやすかった。
本発明は上記の実情に鑑みなされたもので、倍密記録に
よっても地汚れやヒゲ状転写を防止するのみならず、第
3の問題点である印字の「つぶれ」現象を改良した感熱
転写材及び感熱転写記録方法を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の感熱転写材は、支持体上の熱転写インク層が、
複数の熱転写インク層を積層して構成されてなるもので
、前記各熱転写インク層に下記のA群の材料の中から選
ばれたものとワックスとを含有すると共に、前記A群の
材料とワックスの重量配合比が次式を満足し、 かつ前記熱転写インク層が前記支持体に近づくに従って
、前記インク層中に含有されるワックスの融点が高くな
ることを特徴とするものである。
A群材料 また本発明の感熱転写記録方法は、前記感熱転写材を用
い、同じ時間内に被記録体が記録ヘッドに対して移動す
る距離よりも、前記感熱転写材が記録ヘッドに対して移
動する距離の方が短いことを特徴とする熱転写記録方法
以下、図面を参照して本発明を説明する。
なお以下の記述において、量比を表わす「%」および「
部」は、特に断わらない限り重量基準である。
本発明の感熱転写材を使用する感熱転写記録方法(倍密
記録方法)は、第2図に示すように、本発明の感熱転写
材2と紙等の被記録体3とを重ねて、サーマルヘッド等
の記録ヘッド4で加熱することにより、感熱転写材2の
熱転写性インクが被記録体3に転写して記録像が得られ
るものである。感熱転写材2と被記録体3とは、キャプ
スタンローラ6及びピンチローラ7とプラテンローラ5
との回転によりそれぞれ矢印A、 Bの方向に連続的に
移動し、次々に被記録体3上に記録が行われる。キャプ
スタンローラ6及びピンチローラ7はモーター8により
、またプラテンローラ5はモーター9によりそれぞれ駆
動される。搬送された感熱転写材2は、モーター8によ
り駆動される巻取りローラ11で巻き取られる。
lOはスプリングで、感熱転写材2及び被記録体3を介
して、プラテンローラ5に対して記録ヘッド4を押圧す
るものである。
第2図では、感熱転写材2と被記録体3は、同じ方向に
移動しているが、第3図のように被記録体3を矢印B方
向とは逆方向に搬送して、感熱転写材2と被記録体3と
が全く逆の方向に移動するようにしてもかまわない。
さて、この感熱転写記録方法では、感熱転写材2と被記
録体3との間に相対速度を有している。第4図に示す例
の場合、ヘッド4は移動せず、感熱転写材2は、被記録
体3よりも遅く移動している。つまり、同じ時間内に感
熱転写材2が移動する距離と被記録体が移動する距離を
比較すると、感熱転写材2の移動距離の方が短い。その
結果、この記録方法では、第4図〜第7図で示すように
記録が行われる。
第4図に示すように記録ヘッド4の発熱体4aの、感熱
転写材送り方向(矢印A方向)の幅をlとした場合、1
回目の熱印加は全く未使用の感熱転写材2にEの大きさ
で行われる(第4図)。尚、感熱転写材2は、支持体2
a上に熱転写性インク層2bを設けてなる。
しかし、2回目の熱印加時には被記録体3は、矢印B方
向にl移動しているのに対し、感熱転写材2は記録ヘッ
ド4に対して1/n(第5図ではN=5゜Nの値は感熱
転写材2の同じ部分で何回印字できるかによる。)しか
移動しないため、感熱転写材2の(f −1’/N))
の部分は既に1度熱印加を受けた部分が再度使用される
ことになる(第5図)。
このようにして横方向に連続して熱印加が行われた場合
、2回目以降の熱印加を受ける感熱転写材は、1/Nだ
け未使用の状態で、あとはllNずつ何回か既に熱印加
が行われたものとなる(第5図〜第7図)。つまり感熱
転写材は、同一箇所をN回使用したのと同じ状態となり
、しかも、被記録体表面をこすりながら移動しているの
である。
上記の例では、2回目、3回目・・・の熱印加で、感熱
転写材2は、それぞれ記録ヘッド4に対して17Nずつ
移動しているとしたが、1未満、1/N以上の移動であ
れば感熱転写材2の節約になる。上記Nとしては2〜l
O1更に3〜8が好ましい。
以上の説明では、記録ヘッド4が移動しない例を示した
が、熱ヘツド4が移動する場合であっても、感熱転写材
2及び被記録体3のそれぞれの移動距離を記録ヘッド4
を基準にして記録ヘッド4からの距離とすれば、第4図
〜第7図で説明した例と同様に考えることができる。つ
まり、本発明の感熱転写記録方法では、同じ時間内に被
記録体3が記録ヘッド4に対して移動する距離よりも、
感熱転写材2が記録ヘッド4に対して移動する距離の方
が短い。
さて、第8図は本発明の感熱転写材の厚さ方向の模式断
面図である。本発明の感熱転写材2は支持体2a上に第
1インク層2b、、第2インク層2b2、第3インク層
2b3を順次積層してなり、第11第2、第3インク層
はそれぞれ着色剤と熱溶融性バインダーからなっている
。第5図〜第7図で説明した通り、感熱転写材は少なく
とも2ドツト目以降のヒートエリアは部分的に同一箇所
に2回以上の熱印加を受け、第1インク、第2インク、
第3インクはより多くの熱エネルギーをうける。そのた
め、2ドツト目以降のインクの転写範囲はlドツト目と
比較して広がる方向となり、余分なインクの転写が発生
する。一方、2ドツト目以降の転写するインクは、1ド
ツト目と比較し、より支持体近くのインクが消費される
ことになるから、インク層として、被記録紙に相対する
側から支持体側へ同一エネルギーで転写するインクのエ
リアをせばめればよいのではないかと推察した。
そこで、本発明者らは、支持体上の熱転写インク層が、
複数の熱転写インク層を積層して構成されてなる感熱転
写材において、前記各熱転写インク層に下記のA群の材
料の中から選ばれたものとワックスとを含有すると共に
、前記A群の材料とワックスの重量配合比が次式を満足
し、かつ前記熱転写インク層が前記支持体に近づくに従
って、前記インク層中に含有されるワックスの融点が高
くなる感熱転写材を用いれば、地汚れやヒゲ状転写もな
く、しかも印字の「つぶれ」も防止できることを見い出
した。
A群材料 以下、本発明の感熱転写材について詳細に説明する。
基材2aとしては、従来から公知のプラスチックフィル
ムや紙などが使用できるが、倍密記録では基材の同一箇
所へ何回も熱印加が行われるので、例えば芳香族ポリア
ミドフィルム、ポリフェニレンサルファイドフィルム、
ポリエーテルエーテルケトン、コンデンサー紙等耐熱性
の高いものが好ましい。また従来感熱転写材に好適に用
いられているポリエステルフィルム(特にポリエチレン
テレフタレートフィルム、略称PETフィルム)を用い
る場合は、インク面と反対の面に耐熱性やすべり性を有
する材料を背面処理として設けることが好ましい。基材
の厚さは3〜20μmが好ましく、さらに4〜12μm
が望ましい。強度や耐熱性の高いものであれば3μm以
下の薄いものも使用可能である。また過度に厚いものは
熱伝導性が劣るので好ましくない。
着色材としては、例えばカーボンブラック、ニグロシン
染料、ランプブラック、スーダンブラックSM、ファス
ト・エロー61ベンジン争エローピグメント・エロー、
インドファストオレンジ、イルガジン・レッド、バラニ
トロアニリン・レッド、トルイジンレッド、カーミンF
B、パーマネント・ボルドーFRR,ピグメント・オレ
ンジR1リノール・レッド2G、レーキ・レッドC10
−ダミンFB。
ローダミンBレーキ、メチルバイオレッドBレーキ、フ
タロシアニングブルー、ピグメントブルーブリリアント
・グリーンB1フタロシアニンルグリーン、オイルイエ
ローGG、ザポンファストエロー〇〇〇。
カヤセットY963、スミプラストエローGG、ザポン
ファストオレンジRR,オイルスカーレット、スミプラ
ストオレンジG1オラズールブラウンG1ザボンファス
トスカーレットCG、アイゼンスビロンレツドF4R,
ファストゲンブル−5007、スーダンブルー、オイル
ピーコックブルーなど従来から公知の着色材を1種又は
2種以上混合して使用する。
各熱転写インク層に含有する着色材の量は、各インク層
にそれぞれ7〜50重量%が望ましく、10〜35重量
%がさらに望ましい。着色材の量が7重量%未満である
と記録像の濃度が著しく低くなり、50重量%を超える
と記録エネルギーの増大化や、あるいは被記録体への転
写性の低下等の問題が発生し好ましくない。
熱溶融性バインダーとしては、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−アクリル酸共重合体及びエチレン−
アクリル酸エステル共重合体(以上をA群材料という)
の中から選ばれたものが主たる材料の1つとして用いら
れる。具体的には酢酸ビニル含有率、アクリル酸含有率
及びアクリル酸エステル含有率はそれぞれ15%〜33
%の範囲のものが好ましい。メルトフローレートとして
は、100〜800の範囲が好ましい。
尚、前記酢酸ビニル含有率(以下VAと略す)、アクリ
ル酸含有率(以下AAと略す)、アクリル酸エステル含
有率(以下EAと略す)、メルトフローレー) (MF
Rと略す)は以下の方法により測定したものである。
メルトフローレート(MFR): JISK6730に準拠 酢酸ビニル含有率(VA): JISK6730に準拠 アクリル酸エステル含有率(EA): VAと同様のケン化法により測定する。
アクリル酸含有率(AA): エチレン−アクリル酸を粉砕して微粉 末化したものをアセトン/水の溶液中に入れ、更にフェ
ノールフタレイン指示薬を入れる。この溶液を撹拌しな
がらアルコール性KOHで滴定し、アクリル酸含有量を
算出する。
また、熱溶融性バインダーとして用いられるもう1つの
主材料のワックスとしては、天然ワックスではカルナバ
ワックス、キャンデリラワックス、ライスワックス、木
ろうなどの植物系ワックス、セレシンワックス、モンタ
ンワックス、などの鉱物系ワックス、及びそれらの誘導
体、例えばモンタンワックスの誘導体の例として酸ワツ
クス、エステルワックス、部分ケン化エステルワックス
などがある。ミツロウ、鯨ロウ、ラノリンなどの動物系
ワックス及びそれらの誘導体、また、石油ワックスでは
パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックスな
どがある。合成ワックスではポリエチレンワックス、フ
ィッシャートロプシュワックスなどがある。
その他ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、ベヘニン酸などの高級脂肪酸、ステアリルア
ルコール、ベヘニルアルコールなどの高級アルコール、
ショ糖の脂肪酸エステル、ソルビタンの脂肪酸エステル
などのエステル類、オレイルアミドなどのアミド類も使
用可能である。
また、その他ワックスとして、特に以下に示す飽和脂肪
酸、不飽和脂肪酸等の高級脂肪酸と多価アルコールによ
り得られるエステル化合物の残存水酸基を利用し、イン
シアネート含有化合物で付加重合した化合物が好適に使
用される。
前記飽和脂肪酸としてはカプリン酸、ウンデシル酸、ラ
ウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル
酸、パルミチン酸、ヘプタデシル酸、ステアリン酸、ノ
ナデカン酸、アラキン酸、べへン酸、リグノセリン酸セ
ロチン酸、ヘプタコサン酸、モンタン酸、メリシン酸、
ラフセル酸等が用いられる。
また、前記不飽和脂肪酸としては、アクリル酸、クロト
ン酸、イソクロトン酸、カプロレイン酸、ウンデシル酸
、オレイン酸、エライジン酸、セトレイン酸、エルカ酸
、ブラシジン酸、ソルビン酸、リノール酸、リルン酸、
アラキドン酸、プロピオール酸イワシ酸、ニシン酸、ス
テアロール酸等が用いられる。
また、前記多価アルコールとしては、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、トリメチレングリコール、ブタ
ンジオール、ベンタンジオール、ヘキシレンジオール、
オクチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプ
ロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトー
ル、l、3−ブチレングリコール、グリセリンモノアリ
ル、(4−(ヒドロキシエトキシ)フェノール)プロパ
ン、ソルビトール、ソルビット、ネオペンチルグリコー
ル、トリスヒドロキシエチルイソシアヌレート、ビスフ
ェノール、水添ビスフェノール、ビスフェノールグリコ
ールエーテル、各種エポキシ(例えば、トリグリシジル
イソシアヌレート)等が用いられる。
前記インシアネート含有化合物としては、メチルイソシ
アネート、エチルイソシアネート、n−プロピルイソシ
アネート、n−ブチルイソシアネート、オクタデシルイ
ソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネー
ト等のモノイソシアネート、2.4−)リレンジイソシ
アネート、4,4′ −ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、ジアニシジンジイソシアネート、メタキシリレン
ジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネー
ト、トランスビニレンジイソシアネート、N、  N’
  (4,4’−ジメチル−3,3′ −ジフェニルジ
イソシアネート)ウレジオン、2,6−ジイソジアネー
トメチルカブロエート等のジイソシアネート、トリフエ
ニルメタントリイソシアネート、トリス(4−フェニル
イソシアネートチオホスフェート) 4.4’ 、 4
’−トリメチル−3,3’ 、  3’−トリイソシア
ホー1−−2. 4. 6− )リフェニルシアヌレー
ト等が用いられる。
特にジイソシアネート、トリイソシアネートが好適であ
り、更に芳香族系が好ましい。
また、前記ワックスの融点を調整するために場合によっ
ては、前記飽和脂肪酸および不飽和脂肪酸と多価アルコ
ールのエステル化物と、前記前エステル化物のイソシア
ネート付加重合物を適宜混合して用いてもよい。
またこの他、以下に示す樹脂、油剤を適宜混合して用い
ることも可能である。
ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、(例えば、
ポリメチルメタクリレート、ポリアクリルアマイド)、
酢酸ビニル系樹脂、ポリビニルピロリドン等を始めとす
るビニル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂(例えば、塩化
ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体等)、セルロース系樹脂(例えばメチルセ
ルロース、エチルセルロース、カルボキシセルロース等
)、ポリビニールアルコール系樹脂(例えばポリビニル
アルコール、部分ケン化ポリビニルアルコール等)、石
油系樹脂、ロジン誘導体、クマロン−インデン樹脂、テ
ルペン系樹脂、ノボラック型フェノール系樹脂、ポリス
チレン系樹脂、ポリビニルエーテル系樹脂、ポリエチレ
ングリコール樹脂及びエラストマー類、天然ゴム、スチ
レンブタジェンゴム、イソプレンゴムまた可塑剤、鉱油
、植物油などの油剤を適宜混合させることも可能である
また前記A群材料とワックスの配合比はであるが(A)
/ (WAX)<0.6では、ワックスが過剰となりイ
ンク層全体の強度、弾性が低下し、地汚れ、ヒゲ状転写
が生ずるので好ましくない。(A)/ (WAX)>3
.0では、インク層全体の溶融粘度が上昇し、転写性の
低下をきたすので好ましくない。
また使用するワックスの融点は、示差走査分析測定融点
(DSC測定)のピーク値で表わす。DSC測定は以下
の装置及び条件で測定した。
救定装這 示差走査熱分析装置DSC−7 (パーキンエルマー社製) 狙」シ4住 昇温速度 5℃/ m i n 熱転写インク層に使用するワックスの融点範囲としては
、各熱転写インク層すなわち被記録媒体側のインク層と
支持体側のインク層とで異なる。最も被記録媒体側のイ
ンク層に使用するワックスの融点としては、50℃〜8
0℃の範囲が好ましい。さらに好ましくは55℃〜75
℃の範囲である。最も支持体側のインク層に使用するワ
ックスの融点としては60°C〜120℃が好ましく、
より好ましい範囲としては65℃〜110℃である。
また熱転写インク層のワックスの融点を支持体側へ近づ
く程高くするが、隣接する熱転写インク層のワックスの
融点差は少なくとも2℃以上、さらに好ましくは5℃以
上もうけることが望ましい。2℃未満の場合は所望の効
果が得られないので好ましくない。
また、本発明の感熱転写材の熱転写インク層は、複数の
熱転写インク層より構成してなるが、インク層としては
少なくとも2層以上よりなる。また本発明では支持体と
熱転写インク層との間に非転写性のブライマー層、接着
層等の中間層をもうけてもよい。
また各層の厚みとしては乾燥重量でIg/rrf−15
glrdが好ましい。
1g/d未満では所望の効果が得られず、15g/rr
rをこえるとインク層トータルの厚みが増大し記録エネ
ルギーの増大化等の問題が発生するので好ましくない。
また、熱転写インク層全体の厚みとしては6g/ if
〜30g/dが望ましい。6g/rd未満では倍密記録
では十分な記録濃度が得られず、30g/rrrを超え
ると記録エネルギーの増大化等の問題が発生するので好
ましくない。
本発明の感熱転写材を製造するにあたっては、上述した
バインダー材料を、例えばトルエン、メチルエチルケト
ン、イソプロピルアルコール、メタノール、キシレン等
の有機溶剤に溶解させ、着色材を混合して例えばサンド
ミル等の分散機で十分分散し、バーコードやグラビアコ
ート等の塗布方法で基材上に塗布するソルベントコート
法が最も適している。しかしながら樹脂を軟化点以上に
加熱し、着色材を分散した後、いわゆるホットメルトコ
ートで塗布しても良いし、さらに樹脂や着色材を界面活
性剤等の分散剤を加えて水系エマルジョンとして塗布す
ることも可能である。
基材にインクを塗布する際、全面に単色(例えば黒色)
の着色インクを塗布すれば、単色の感熱転写が得られる
。また、基材の長手方向に所定の長さごと、もしくは幅
方向に所定の幅ごとに複数色のインク層(例えば、シア
ン色インク、マゼンタ色インク、イエロー色インク、ブ
ルー色インク、グリーン色インクあるいはレッド色イン
クなど)を繰り返し塗り分けて、印字時に色重ねを行う
よう記録することで多色記録が可能な感熱転写材を得る
こともできる。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明する。
実施例 く塗工液l〉 上記の組成物をサンドミルを用いて分散混合し、塗工液
lを得た。
塗工液lと同様にして下記組成の各塗工液を得た。
く塗工液2〉 く塗工液4〉 く塗工液3〉 く塗工液5〉 〈塗工液6〉 〈塗工液7〉 〈塗工液10> く塗工液11〉 〈塗工液8〉 〈塗工液9〉 く塗工液12> く塗工液13> 〈塗工液14〉 〈塗工液15> く塗工液18> く塗工液19> く塗工液16〉 く塗工液17> く塗工液20> 〈塗工液21> く塗工液22〉 く塗工液23〉 く塗工液24〉 塗工液1〜24を使用して、背面処理を施した厚さ6μ
mのポリエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて塗
工乾燥し第1表に示す。感熱転写材(I)〜(V)を得
た。各層の塗工厚みは乾燥重量で第1表に付記した(カ
ッコ内数値)。
塩1し生よ二」 第 表 実施例1〜7と同様にして第2表に示す感熱転写材(■
)〜(X)を得た。
一方、キャノン社製ファクシミリ、商品名キャノファク
ス630を一部改造して第4図〜第7図に示すごとく感
熱転写材と被記録体とが相対速度を有するように、被記
録体と感熱転写材を搬送し、感熱転写材の搬送長を被記
録体の搬送長未満とするように改造し、評価機とした。
この評価機の物理条件は以下の通りである。
(1)サーマルヘッドは8 p e I / m mの
厚膜型フルマルチヘッド、ヒーターサイズは主走査方向
が100μm1副走査方向が60μmである。
(2)感熱転写材の送り量は被記録体の送り量に比べて
115である。
(3)感熱転写材と被記録体の送り方向は逆である。
(4)記録スピードは25 m m / s e cで
あり、この時被記録体と感熱転写材の相対速度は31.
2mm/secである。
(5)記録時のサーマルヘッドの表面発熱エネルギーは
22mJ/mrrfである。
次に、前述した感熱転写材(I)〜(■)を前記装置に
装填し、コピーモードにて画像電子学会製ファクシミリ
テストチャートNo、 2の画像を普通紙(十條製紙製
TRW−IAベック平滑度220秒)に出力した。該テ
ストチャートで転写性、地汚れの有無、ヒゲ状転写の有
無及び8ポ漢字部で印字のつぶれ状態を評価した。評価
結果を第3表に示した。
地汚れ、ヒゲ状転写、印字のつぶれは以下の評価基準に
基づくものである。
地汚れ ○ 地汚れは殆どなし △ 地汚れはあるが、実用に供し得る × 地汚れが多く、実用に供し得ない ヒゲ状転写 ○ ヒゲ状転写 △ ヒゲ状転写はあるが実用に供し得る× ヒゲ状転写
が多く、実用に供し得ない印字のつぶれ O細線部のつぶれも少なく、文字の判読も容易である。
△ 細線部のつぶれはやや認られるカベ、文字の判読は
可能であり、実用に供し得る。
× 細線部がつぶれてしまい、文字の判読カベ困難で実
用に供し得ない。
第  3 表 〔発明の効果〕 以上の結果から明らかなように、本発明によれば、倍密
記録においてもインクの転写性に優れ、地汚れ、ヒゲ状
転写もなく、さらに印字の「つぶれ」現象のない鮮明な
転写像を得ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はヒゲ状転写の模式図、 第2図、第3図は本発明の感熱転写記録方法に使用する
装置の例を示す斜視図。 第4図〜第7図は本発明の感熱転写記録の原理を示す模
式図、。 第8図は本発明の感熱転写材の厚さ方向の模式断面図で
ある。 1・・・・・・・・・・・・・・・ヒゲ状転写2・・・
・・・・・・・・・・・・感熱転写材2a・・・・・・
・・・・・・・・・・支持体2b・・・・・・・・・・
・・・熱転写インク層2b、  ・・・・・・・・・・
・・第1インク層2b2 ・・・・・・・・・・・・第
2インク層b 3 4 ・・・・・・ a 8、 9 第3インク層 被記録媒体 サーマルヘッド(記録ヘット) 発熱体 プラテンローラ キャプスタンローラ ピンチローラ モーター スプリング 巻き取りローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上の熱転写インク層が、複数の熱転写イン
    ク層を積層して構成されてなる感熱転写材において、前
    記各熱転写インク層に下記のA群の材料の中から選ばれ
    たものとワックスとを含有すると共に、前記A群の材料
    とワックスの重量配合比が次式を満足し、 0.6≦(A群材料)/(ワックス)≦3.0かつ前記
    熱転写インク層が前記支持体に近づくに従って、前記イ
    ンク層中に含有されるワックスの融点が高くなることを
    特徴とする感熱転写材。 A群材料 {エチレン−酢酸ビニル共重合体 エチレン−アクリル酸共重合体 エチレン−アクリル酸エステル共重合体}
  2. (2)請求項第1項の感熱転写材を用い、同じ時間内に
    被記録体が記録ヘッドに対して移動する距離よりも、前
    記感熱転写材が記録ヘッドに対して移動する距離の方が
    短いことを特徴とする感熱転写記録方法。
JP1201028A 1989-04-27 1989-08-01 感熱転写材及び感熱転写記録方法 Pending JPH0363186A (ja)

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US07/513,896 US5268052A (en) 1989-04-27 1990-04-24 Thermal transfer material and thermal transfer recording method
EP19900107864 EP0395014B1 (en) 1989-04-27 1990-04-25 Thermal transfer material and thermal transfer recording method
AT90107864T ATE108373T1 (de) 1989-04-27 1990-04-25 Thermisches übertragungsmaterial und thermisches übertragungsaufzeichnungsverfahren.
DE1990610554 DE69010554T2 (de) 1989-04-27 1990-04-25 Thermisches Übertragungsmaterial und thermisches Übertragungsaufzeichnungsverfahren.
US08/115,105 US5389429A (en) 1989-04-27 1993-09-02 Thermal transfer material and thermal transfer recording method

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