JPH036298B2 - - Google Patents
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- JPH036298B2 JPH036298B2 JP17476881A JP17476881A JPH036298B2 JP H036298 B2 JPH036298 B2 JP H036298B2 JP 17476881 A JP17476881 A JP 17476881A JP 17476881 A JP17476881 A JP 17476881A JP H036298 B2 JPH036298 B2 JP H036298B2
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- 238000010276 construction Methods 0.000 claims description 27
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 3
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 3
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 239000000565 sealant Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、強度的に優れ、大型外囲体に葺成す
る施工を簡易且つ迅速にし、施工費の軽減化がで
きる大型建築用板の継手装置に関する。
る施工を簡易且つ迅速にし、施工費の軽減化がで
きる大型建築用板の継手装置に関する。
既に出願人は、施工性、価格性、強度等の見地
により大長尺の大型建築用板自体が構造材として
の役割も有するものを使用した屋根または壁等の
大型外囲体を種々開発している。ところが、施工
現場が遠隔の場合や施工現場の周囲が狭い等の場
合には、工場生産した大長尺の大型建築用板の運
搬やクレーン等取扱いに多くの費用を要し、全体
の施工費が割高になる不都合が生じている。
により大長尺の大型建築用板自体が構造材として
の役割も有するものを使用した屋根または壁等の
大型外囲体を種々開発している。ところが、施工
現場が遠隔の場合や施工現場の周囲が狭い等の場
合には、工場生産した大長尺の大型建築用板の運
搬やクレーン等取扱いに多くの費用を要し、全体
の施工費が割高になる不都合が生じている。
そこで本発明は、底部の両側に外側上向の比較
的高さの高い傾斜部を形成し、該両傾斜部の上縁
より外側に頂部を形成し、この一側の頂部の外縁
より内向逆L形結合部を設け、その他側の頂部の
外縁より外向逆L形結合部を形成し、これらを比
較的厚材の金属製の大型建築用板とし、該大型建
築用板相互を、長手方向に適宜の間隔を有して対
設し、その両端の底部、両傾斜部、両頂部下面
に、底部の両側に外側上向の比較的高さの高い傾
斜部を形成し、該両傾斜部の上縁より外側に頂部
を形成した下部継手板を水密固着したり、或いは
前述の構成に加えて略水平状の取付部の一側に外
向逆L形部を形成した上部第1継手板を、その間
隔箇所の対向する大型建築用板両端の一側の頂部
及び外向逆L形結合部に被嵌固着し、略水平状の
取付部の一側に内向逆L形部を形成した上部第2
継手板を、前記両端の他側の頂部及び内向逆L形
結合部内に嵌合固着したことにより、特に、構造
材としての強度を保持できる強固な継手部にでき
るし、現場にて接続可能にできるが運搬等の取扱
いにも好適となり、ひいては施工費の軽減化を図
ることができ、前記課題を解決したものである。
的高さの高い傾斜部を形成し、該両傾斜部の上縁
より外側に頂部を形成し、この一側の頂部の外縁
より内向逆L形結合部を設け、その他側の頂部の
外縁より外向逆L形結合部を形成し、これらを比
較的厚材の金属製の大型建築用板とし、該大型建
築用板相互を、長手方向に適宜の間隔を有して対
設し、その両端の底部、両傾斜部、両頂部下面
に、底部の両側に外側上向の比較的高さの高い傾
斜部を形成し、該両傾斜部の上縁より外側に頂部
を形成した下部継手板を水密固着したり、或いは
前述の構成に加えて略水平状の取付部の一側に外
向逆L形部を形成した上部第1継手板を、その間
隔箇所の対向する大型建築用板両端の一側の頂部
及び外向逆L形結合部に被嵌固着し、略水平状の
取付部の一側に内向逆L形部を形成した上部第2
継手板を、前記両端の他側の頂部及び内向逆L形
結合部内に嵌合固着したことにより、特に、構造
材としての強度を保持できる強固な継手部にでき
るし、現場にて接続可能にできるが運搬等の取扱
いにも好適となり、ひいては施工費の軽減化を図
ることができ、前記課題を解決したものである。
その構造を図面にて説明する。
まず、第1発明について説明する。
第5図は第1発明を示したものである。また、
第8図に示したものは、第1発明、第2発明に共
用される下部継手板Bであり、この外の共用部材
等と共に、第1図乃至第4図等に基づいて説明す
る。
第8図に示したものは、第1発明、第2発明に共
用される下部継手板Bであり、この外の共用部材
等と共に、第1図乃至第4図等に基づいて説明す
る。
Aは長手方向に長尺の金属製の大型建築用板で
あつて、その高さは、約0.5m乃至約0.8mで、幅
約1m乃至約1.5mである。その平坦状の底部1
の両側に外側上方に向かい、且つ比較的高さの高
い傾斜部2,2が形成されている。該傾斜部2,
2の夫々上縁より外側に略平坦状の頂部3,3が
形成されている。図面の実施例では、その頂部3
は外側に向つて少し上り勾配に形成されている
が、これに限定されない。4は内向逆L形結合部
で、一側(第1図において右側)の頂部3の外縁
に形成されている。その内向逆L形部4は、垂直
部4aの上縁より内向に水平部4bのみが形成さ
れていたり(第6図参照)、或いは垂直部4a水
平部4bに加えて、該水平部4bの内側端より下
向に端縁4cが形成されており(第1図乃至第5
図参照)、2つの実施例が存在する。その端縁4
cは、第5図に示すような馳締にする場合には、
弧状に折返して形成しておく。5は外向逆L形結
合部であつて、前記内側逆L形結合部4の外側に
結合可能に、他側(第1図において左側)の頂部
3の外縁に一体形成されている。その外向逆L形
結合部5は、垂直部5aの上縁より外向に水平部
5bが形成され、該水平部5bの外側端より垂下
端縁5cが一体形成されている。このような底部
1傾斜部2,2頂部3,3内向逆L形部4外向逆
L形部5にて構成された大型建築用板Aは、一枚
の比較的厚材(約1.5mm乃至第3mm)の金属板が
ロール成形機等で一体形成されている。
あつて、その高さは、約0.5m乃至約0.8mで、幅
約1m乃至約1.5mである。その平坦状の底部1
の両側に外側上方に向かい、且つ比較的高さの高
い傾斜部2,2が形成されている。該傾斜部2,
2の夫々上縁より外側に略平坦状の頂部3,3が
形成されている。図面の実施例では、その頂部3
は外側に向つて少し上り勾配に形成されている
が、これに限定されない。4は内向逆L形結合部
で、一側(第1図において右側)の頂部3の外縁
に形成されている。その内向逆L形部4は、垂直
部4aの上縁より内向に水平部4bのみが形成さ
れていたり(第6図参照)、或いは垂直部4a水
平部4bに加えて、該水平部4bの内側端より下
向に端縁4cが形成されており(第1図乃至第5
図参照)、2つの実施例が存在する。その端縁4
cは、第5図に示すような馳締にする場合には、
弧状に折返して形成しておく。5は外向逆L形結
合部であつて、前記内側逆L形結合部4の外側に
結合可能に、他側(第1図において左側)の頂部
3の外縁に一体形成されている。その外向逆L形
結合部5は、垂直部5aの上縁より外向に水平部
5bが形成され、該水平部5bの外側端より垂下
端縁5cが一体形成されている。このような底部
1傾斜部2,2頂部3,3内向逆L形部4外向逆
L形部5にて構成された大型建築用板Aは、一枚
の比較的厚材(約1.5mm乃至第3mm)の金属板が
ロール成形機等で一体形成されている。
Bは厚材の金属製の下部継手板であつて、底部
6の両側に外側上方に向かい、且つ比較的高さの
高い傾斜部7,7が形成され、該傾斜部7,7の
上縁より外向の頂部8,8が一体形成されてい
る。
6の両側に外側上方に向かい、且つ比較的高さの
高い傾斜部7,7が形成され、該傾斜部7,7の
上縁より外向の頂部8,8が一体形成されてい
る。
その断面の大きさ及び形状は、前記大型建築用
板Aの底部1傾斜部2,2頂部3,3の断面と同
等に形成されている。その下部継手板Bの長さの
中間には、補強部9が必要に応じて設けられてい
る。該補強部9はプレス成形にて膨出形成された
り(第1図、第2図、第7図等参照)、或いは別
の板材が固着されることがある(第8図参照)。
板Aの底部1傾斜部2,2頂部3,3の断面と同
等に形成されている。その下部継手板Bの長さの
中間には、補強部9が必要に応じて設けられてい
る。該補強部9はプレス成形にて膨出形成された
り(第1図、第2図、第7図等参照)、或いは別
の板材が固着されることがある(第8図参照)。
その大型建築用板A,A相互を、長手方向に適
宜の間隔を有して対設し、その大型建築用板A,
Aの両端の底部1傾斜部2,2頂部3,3の夫々
の下面に、下部継手板Bの底部6傾斜部7,7頂
部8,8を重合し、多数のリベツト等にて水密的
に固着されている。また、シーリング材を介在す
ることもある。このように下部継手板Bのみにて
大型建築用板A,Aが長手方向に接続されている
(第5図参照)。
宜の間隔を有して対設し、その大型建築用板A,
Aの両端の底部1傾斜部2,2頂部3,3の夫々
の下面に、下部継手板Bの底部6傾斜部7,7頂
部8,8を重合し、多数のリベツト等にて水密的
に固着されている。また、シーリング材を介在す
ることもある。このように下部継手板Bのみにて
大型建築用板A,Aが長手方向に接続されている
(第5図参照)。
次に、第2発明について、第1図乃至第4図、
第6図に基づいて説明する。該第2発明でも、前
述の第1発明を構成要件の一部とするため、これ
らについては同一符号を付す。
第6図に基づいて説明する。該第2発明でも、前
述の第1発明を構成要件の一部とするため、これ
らについては同一符号を付す。
上部第1継手板Cと上部第2継手板Dとが第2
発明に使用される部材である。
発明に使用される部材である。
その上部第1継手板C上部第2継手板D夫々も
厚材の金属性で形成されている。上部第1継手板
Cは、略水平状の取付部10の一側より外向逆L
形部11が一体形成されている。該外向逆L形部
11は、垂直部11aの上縁より外向の水平部1
1bが形成され、該水平部11bの外側端より下
向の垂下端縁11cが設けられている。その上部
第2継手板Dは、略水平状の取付部12の一側よ
り内向逆L形部13が一体形成されている。該内
向逆L形部13は、垂直部13aの上縁より内向
の水平縁13bが設けられている。実施例では、
取付部10,12は僅かに傾斜し、端部に屈曲片
が設けられている。その上部第1継手板Cは、長
手方向に適宜の間隔を有して対設した大型建築用
板A,Aの両端箇所の他側の頂部3外向逆L形結
合部5に被嵌され、その取付部10と下部継手板
Bの頂部8とで、大型建築用板Aの他側の頂部3
を挟持するようにしてボルト・ナツトにて固着さ
れている。一方、上部第2継手板Dは、長手方向
に適宜の間隔を有して対設した大型建築用板A,
Aの両端箇所の一側の頂部3内向逆L形結合部4
内に嵌合され、その取付部12と下部継手板Bの
頂部8とで、大型建築用板Aの一側の頂部3を挟
持するようにしてボルト・ナツトにて固着されて
いる。
厚材の金属性で形成されている。上部第1継手板
Cは、略水平状の取付部10の一側より外向逆L
形部11が一体形成されている。該外向逆L形部
11は、垂直部11aの上縁より外向の水平部1
1bが形成され、該水平部11bの外側端より下
向の垂下端縁11cが設けられている。その上部
第2継手板Dは、略水平状の取付部12の一側よ
り内向逆L形部13が一体形成されている。該内
向逆L形部13は、垂直部13aの上縁より内向
の水平縁13bが設けられている。実施例では、
取付部10,12は僅かに傾斜し、端部に屈曲片
が設けられている。その上部第1継手板Cは、長
手方向に適宜の間隔を有して対設した大型建築用
板A,Aの両端箇所の他側の頂部3外向逆L形結
合部5に被嵌され、その取付部10と下部継手板
Bの頂部8とで、大型建築用板Aの他側の頂部3
を挟持するようにしてボルト・ナツトにて固着さ
れている。一方、上部第2継手板Dは、長手方向
に適宜の間隔を有して対設した大型建築用板A,
Aの両端箇所の一側の頂部3内向逆L形結合部4
内に嵌合され、その取付部12と下部継手板Bの
頂部8とで、大型建築用板Aの一側の頂部3を挟
持するようにしてボルト・ナツトにて固着されて
いる。
第2発明におけるその他の部分は、第1発明と
同一に構成されている。
同一に構成されている。
図中14は膨出条で、大型建築用板Aの底部1
の中間に上向に必要に応じて膨出形成されてい
る。その膨出条14が設けられた場合には、下部
継手板Bの底部6の中間に突条15が設けられて
いる(第7図等参照)。16は膨出部で、大型建
築用板Aの両側の傾斜部2,2に、その長手方向
に適宜の間隔をおいて、長手方向に直交する突部
として形成されることが多い。18は山形支持体
である。また、水平部4b,5b,11b及び水
平縁13bは、僅かに傾斜形成することもある。
の中間に上向に必要に応じて膨出形成されてい
る。その膨出条14が設けられた場合には、下部
継手板Bの底部6の中間に突条15が設けられて
いる(第7図等参照)。16は膨出部で、大型建
築用板Aの両側の傾斜部2,2に、その長手方向
に適宜の間隔をおいて、長手方向に直交する突部
として形成されることが多い。18は山形支持体
である。また、水平部4b,5b,11b及び水
平縁13bは、僅かに傾斜形成することもある。
また、下部継手板Bのみで接続した大型建築用
板A,Aを建造物の梁材上の山形支持体18上に
載置し、その一側の内向逆L形結合部4に、隣接
の下部継手板Bのみで接続した大型建築用板A,
Aの他側の外向逆L形結合部5を結合する。該結
合は、第2図乃至第4図に示すように単に被嵌し
てボルト・ナツトにて固着したり、第5図に示す
ように端縁4c垂下端縁5cを馳締したり、或い
は第6図に示すように水平部4bに垂下端縁5c
端を圧着させつつ円弧条に屈曲形成する。これら
を幅方向に順次繰返して大型外囲体を施工する。
また、下部継手板B上部第1継手板C上部第2継
手板Dにて接続した大型建築用板A,Aの場合
も、前記同様に梁材上の山形支持体18上に戴置
し、その一側の内向逆L形結合部4に、隣接の同
様に接続した大型建築用板A,Aの他側の外向逆
L形結合部5を結合する。そして、上部第1継手
板Cの水平部11bと上部第2継手板Dの水平縁
13bとを挟持するようにボルト・ナツトにて固
着する。さらに、第4図、第6図点線位に示すよ
うに垂直部11a,13aをボルト・ナツトにて
固着することもある。これらを幅方向に順次繰返
して大型外囲体を施工する。また長手方向に接続
した大型建築用板A,Aの下部継手板Bを梁材上
の山形支持体18にて支持する構成にすることも
ある(第4図点線位参照)。
板A,Aを建造物の梁材上の山形支持体18上に
載置し、その一側の内向逆L形結合部4に、隣接
の下部継手板Bのみで接続した大型建築用板A,
Aの他側の外向逆L形結合部5を結合する。該結
合は、第2図乃至第4図に示すように単に被嵌し
てボルト・ナツトにて固着したり、第5図に示す
ように端縁4c垂下端縁5cを馳締したり、或い
は第6図に示すように水平部4bに垂下端縁5c
端を圧着させつつ円弧条に屈曲形成する。これら
を幅方向に順次繰返して大型外囲体を施工する。
また、下部継手板B上部第1継手板C上部第2継
手板Dにて接続した大型建築用板A,Aの場合
も、前記同様に梁材上の山形支持体18上に戴置
し、その一側の内向逆L形結合部4に、隣接の同
様に接続した大型建築用板A,Aの他側の外向逆
L形結合部5を結合する。そして、上部第1継手
板Cの水平部11bと上部第2継手板Dの水平縁
13bとを挟持するようにボルト・ナツトにて固
着する。さらに、第4図、第6図点線位に示すよ
うに垂直部11a,13aをボルト・ナツトにて
固着することもある。これらを幅方向に順次繰返
して大型外囲体を施工する。また長手方向に接続
した大型建築用板A,Aの下部継手板Bを梁材上
の山形支持体18にて支持する構成にすることも
ある(第4図点線位参照)。
特許請求の範囲第1項記載の発明(第1発明)
においては、底部1の両側に外側上向の比較的高
さの高い傾斜部2,2を形成し、該両傾斜部2,
2の上縁より外側に頂部3,3を形成し、この一
側の頂部3の外縁より内向逆L形結合部4を設
け、その他側の頂部3の外縁より外向逆L形結合
部5を形成した比較的厚材の金属製の大型建築用
板A,A相互を、長手方向に適宜の間隔を有して
対設し、その両端の底部1傾斜部2,2頂部3,
3下面、底部6の両側に外側上向の比較的高さの
高い傾斜部7,7を形成し、該両傾斜部7,7の
上縁より外側に頂部8,8を形成した下部継手板
Bを水密固着したことにより、該下部継手板Bと
大型建築用板Aとは断面係数も略同等であり、そ
の継手箇所は、外力に対して十分なる引張曲げ応
力、圧縮曲げ応力が働き、強固なものにできる。
従つて、継手構造にても、大型建築用板Aが屋根
材または壁材としての役割をなす外に、特に兼ね
備えている構造材としての機能を損なうことがな
い。また、その下部継手板Bによる継手箇所は水
密的に固着され、内部への雨水の浸入は確実に遮
断でき雨仕舞は良好にできる。このように継手加
工をすることは、現場にての作業が多くなること
も考えられるが、適宜の長さの大型建築用板Aを
工場生産し、これを遠隔の地または狭い現場等に
運搬等するのに取扱いが優れ、その労力や費用が
著しく軽減でき、現場の作業を考慮したとして
も、全体としては大型外囲体の施工費のコストダ
ウンを図ることができる。また、継手箇所を有す
る大型建築用板Aを幅方向に結合して葺成するに
も、内向逆L形結合部4と外向逆L形結合部5と
の結合で簡易且つ迅速にできる。
においては、底部1の両側に外側上向の比較的高
さの高い傾斜部2,2を形成し、該両傾斜部2,
2の上縁より外側に頂部3,3を形成し、この一
側の頂部3の外縁より内向逆L形結合部4を設
け、その他側の頂部3の外縁より外向逆L形結合
部5を形成した比較的厚材の金属製の大型建築用
板A,A相互を、長手方向に適宜の間隔を有して
対設し、その両端の底部1傾斜部2,2頂部3,
3下面、底部6の両側に外側上向の比較的高さの
高い傾斜部7,7を形成し、該両傾斜部7,7の
上縁より外側に頂部8,8を形成した下部継手板
Bを水密固着したことにより、該下部継手板Bと
大型建築用板Aとは断面係数も略同等であり、そ
の継手箇所は、外力に対して十分なる引張曲げ応
力、圧縮曲げ応力が働き、強固なものにできる。
従つて、継手構造にても、大型建築用板Aが屋根
材または壁材としての役割をなす外に、特に兼ね
備えている構造材としての機能を損なうことがな
い。また、その下部継手板Bによる継手箇所は水
密的に固着され、内部への雨水の浸入は確実に遮
断でき雨仕舞は良好にできる。このように継手加
工をすることは、現場にての作業が多くなること
も考えられるが、適宜の長さの大型建築用板Aを
工場生産し、これを遠隔の地または狭い現場等に
運搬等するのに取扱いが優れ、その労力や費用が
著しく軽減でき、現場の作業を考慮したとして
も、全体としては大型外囲体の施工費のコストダ
ウンを図ることができる。また、継手箇所を有す
る大型建築用板Aを幅方向に結合して葺成するに
も、内向逆L形結合部4と外向逆L形結合部5と
の結合で簡易且つ迅速にできる。
また、特許請求の範囲第2項記載の発明におい
ては、第1項発明の構成に加えて、略水平状の取
付部10の一側に外向逆L形部11を形成した上
部第1継手板Cを、大型建築用板A,A相互を長
手方向に適宜の間隔を有して対設した両端の一側
の頂部3及び外向逆L形結合部5に被嵌固着し、
略水平状の取付部12の一側に内向逆L形部13
を形成した上部第2継手板Dを前記両端の他側の
頂部3及び内向逆L形結合部3内に嵌合固着した
ことにより、継手箇所において、特に外力(垂直
荷重)に対しての最大圧縮曲げ応力を増加させ極
めて強固にできる。さらに、内向逆L形結合部4
外向逆L形結合部5を上部第1継手部C上部第2
継手板Dにて覆うようにしたことで、その継手箇
所の雨仕舞を一層良好にできる。この外の構成は
第1項発明を同一であり、これと同等の効果を奏
する。
ては、第1項発明の構成に加えて、略水平状の取
付部10の一側に外向逆L形部11を形成した上
部第1継手板Cを、大型建築用板A,A相互を長
手方向に適宜の間隔を有して対設した両端の一側
の頂部3及び外向逆L形結合部5に被嵌固着し、
略水平状の取付部12の一側に内向逆L形部13
を形成した上部第2継手板Dを前記両端の他側の
頂部3及び内向逆L形結合部3内に嵌合固着した
ことにより、継手箇所において、特に外力(垂直
荷重)に対しての最大圧縮曲げ応力を増加させ極
めて強固にできる。さらに、内向逆L形結合部4
外向逆L形結合部5を上部第1継手部C上部第2
継手板Dにて覆うようにしたことで、その継手箇
所の雨仕舞を一層良好にできる。この外の構成は
第1項発明を同一であり、これと同等の効果を奏
する。
第1図は第1発明の斜視図、第2図は第1発明
を使用して施工した大型外囲体の斜視図、第3図
は第2図の縦断正面図、第4図は第3図の要部拡
大断面図、第5図は第1発明を使用して施工した
大型外囲体の要部拡大断面図、第6図は本発明を
使用して施工した別の大型外囲体の要部拡大断面
図、第7図、第8図は下部継手板の斜視図、第9
図は上部第1継手板の斜視図、第10図は上部第
2継手板の斜視図である。 A……大型建築用板、B……下部継手板、C…
…上部第1継手板、D……上部第2継手板、1,
6……底部、2,7……傾斜部、3,8……頂
部、4……内向逆L形結合部、5……外向逆L形
結合部、10,12……取付部、11……外向逆
L形部、13……内向逆L形部。
を使用して施工した大型外囲体の斜視図、第3図
は第2図の縦断正面図、第4図は第3図の要部拡
大断面図、第5図は第1発明を使用して施工した
大型外囲体の要部拡大断面図、第6図は本発明を
使用して施工した別の大型外囲体の要部拡大断面
図、第7図、第8図は下部継手板の斜視図、第9
図は上部第1継手板の斜視図、第10図は上部第
2継手板の斜視図である。 A……大型建築用板、B……下部継手板、C…
…上部第1継手板、D……上部第2継手板、1,
6……底部、2,7……傾斜部、3,8……頂
部、4……内向逆L形結合部、5……外向逆L形
結合部、10,12……取付部、11……外向逆
L形部、13……内向逆L形部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 底部の両側に外側上向の比較的高さの高い傾
斜部を形成し、該両傾斜部の上縁より外側に頂部
を形成し、この一側の頂部の外縁より内向逆L形
結合部を設け、その他側の頂部の外縁より外向逆
L形結合部を形成した比較的厚材の金属製の大型
建築用板相互を、長手方向に適宜の間隔を有して
対設し、その両端の底部、両傾斜部、両頂部下面
に、底部の両側に外側上向の比較的高さの高い傾
斜部を形成し、該両傾斜部の上縁より外側に頂部
を形成した下部継手板を水密固着したことを特徴
とした大型建築用板の継手装置。 2 底部の両側に外側上向の比較高さの高い傾斜
部を形成し、該両傾斜部の上縁より外側に頂部を
形成し、この一側の頂部の外縁より内向逆L形結
合部を設け、その他側の頂部の外縁より外向逆L
形結合部を形成した比較的厚材の金属製の大型建
築用板相互を、長手方向に適宜の間隔を有して対
設し、その両端の底部、両傾斜部、両頂部下面
に、底部の両側に外側上向の比較的高さの高い傾
斜部を形成し、該両傾斜部の上縁より外側に頂部
を形成した下部継手板を水密固着し、且つ略水平
状の取付部の一側に外向逆L形部を形成した上部
第1継手板を、前記両端の一側の頂部及び外向逆
L形結合部に被嵌固着し、さらに、略水平状の取
付部の一側に内向逆L形部を形成した上部第2継
手板を、前記両端の他側の頂部及び内向逆L形結
合部内に嵌合固着したことを特徴とした大型建築
用板の継手装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17476881A JPS5876644A (ja) | 1981-10-31 | 1981-10-31 | 大型建築用板の継手装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17476881A JPS5876644A (ja) | 1981-10-31 | 1981-10-31 | 大型建築用板の継手装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5876644A JPS5876644A (ja) | 1983-05-09 |
JPH036298B2 true JPH036298B2 (ja) | 1991-01-29 |
Family
ID=15984326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17476881A Granted JPS5876644A (ja) | 1981-10-31 | 1981-10-31 | 大型建築用板の継手装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5876644A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH702997A1 (de) * | 2010-04-28 | 2011-10-31 | Gabs Ag | Klemme. |
-
1981
- 1981-10-31 JP JP17476881A patent/JPS5876644A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5876644A (ja) | 1983-05-09 |
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