JPH0361992B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0361992B2
JPH0361992B2 JP8207186A JP8207186A JPH0361992B2 JP H0361992 B2 JPH0361992 B2 JP H0361992B2 JP 8207186 A JP8207186 A JP 8207186A JP 8207186 A JP8207186 A JP 8207186A JP H0361992 B2 JPH0361992 B2 JP H0361992B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
superconducting
filament
joined
superconducting wire
wires
Prior art date
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Expired
Application number
JP8207186A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62241271A (ja
Inventor
Yoshinori Karatsu
Hisanao Kida
Takeshi Wada
Yoji Akutsu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP8207186A priority Critical patent/JPS62241271A/ja
Publication of JPS62241271A publication Critical patent/JPS62241271A/ja
Publication of JPH0361992B2 publication Critical patent/JPH0361992B2/ja
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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は超電導線の接合方法に係り、特に、安
定化材中に複数の超電導体フイラメントが埋め込
まれて形成される込電導線同士を高い込電導性を
保ちつつ接合するのに好適な込電導線の接合方法
に関する。 〔従来の技術〕 超電導機器の製造は、超電導線の製造可能長さ
に限界があることや、構造機能上、ユニツトを組
立てて製造するなどの理由から超電導線同士を超
電導性を保持しつつ接合する加工が必要となる。
超電導線の接合は、従来のろう線、圧接、溶接な
どの接合方法では、接合部の電気抵抗が大とな
り、通電による発熱により液体ヘリウムの消費量
が増え、大容量化が不可能などの理由から採用は
困難であつた。 これを改良する従来方法に特開昭59−16207号
公報に報知された超電導線の接続方法がある。 〔発明が解決しようとする問題点〕 この方法は第9図に示すように、接合すべき超
電導線1,2の先端の安定化材を除去して露出さ
れた超電導体フイラメント3,4は相互に重ねら
れ、接続用パイプ7内に収納され、その後、接続
用リング7を介して押圧することにより、相互に
圧着され、接続状態となるものである。 この方法によれば、互いに接続しようとする超
電導線1および2の超電導体フイラメント3およ
び4は重ね合わせる部分した接触しないため、高
い臨界電流値の接続は得たがく、また、超電導体
フイラメント3および4は接続用パイプ7を介し
て押圧される際、第9図に示すように、接触域に
近いフイラメントは折り曲げられた形態に変形し
て固められるため、引張力をうけ、安定化材に埋
込まれた根元部で切損したり、加工の影響をうけ
て超電導線の特性が劣化する現象が加圧に付随し
て発生し、その結果、接続部の臨界電流値がばら
ついたり、素線の臨界電流値に比べて著しく低値
となる問題があつた。この切損や過度の変形を与
える加工による特性の劣化を防止するため、接続
用パイプ7の押圧度を小さくすると超電導体フイ
ラメント3と4の接触が不十分となり、接触抵抗
が大となり、通電時の発熱を惹起する原因とな
る。このように、従来、接続すべき超電体フイラ
メント3および4の露出形態や重ね合わせ状態や
接続用パイプ7の加圧量を微妙に調節する必要が
あるなどの問題があつた。 本発明の目的は、接続用パイプの押圧による超
電導体フイラメントの断線の発生を防止すること
により、高い臨界電流値をうる超電導線の接合方
法を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 上記の目的は、連結用超電導線を用い、接合し
ようとする超電導線のフイラメントを連結用超電
導線のフイラメントに交差し、パイプを被せ、圧
着する際、接合用超電導線のフイラメントが著し
く折れ曲つたり、安定化材の端部で擦られて断線
せぬような交差構造とするとともに、この圧着接
合部と別の位置に半田ろう接部を設け、電流の分
流現象を利用し、圧着部のフイラメントに過大電
流が流れ、断線に到るのを防止することにより達
成される。なお、ここに用いる連結用超電導線は
臨界電流値が接合される超電導線の臨界電流値よ
りも高いものを用いる方が効果が大となる。 〔作用〕 本発明の第1図において、超電導線1,2は接
合しようとするものであり、超電導体フイラメン
ト3,4は接合しようとする超電導線1,2の先
端部の所要の長さ分だけ濃硝酸等に浸漬し、安定
化材を溶解除去したものである。 この溶解後の安定化材の端面形状が凹形を呈す
ると鋭利な稜部が形成され、フイラメントがこの
部分と擦つたり、この部分を支点として座屈する
とフイラメントが断線しやすくなる。これに対し
安定化材の端面形状が凸形になるように溶解すれ
ば、この刃物効果が解消される。 次に、接合しようとする超電導線1,2を交差
させ、交差部に圧低化材製のパイプ7を被せ、こ
れを圧着して、超電導対フイラメント3,4を互
いに接触固定させる際、結合用超電導線5を用
い、その先端部の安定化材を溶解除去し、超電導
体フイラメント6を露出させ、このフイラメント
束の中に、超電導線1,2のフイラメント3,4
を差し込むように交差させ、これにパイプ7を被
せて圧着すれば、連結用込電導線5のフイラメン
ト6は加圧によるフイラメント3,4の捻れ、撚
り、曲がり等の変形に対して、緩衝効果を果し、
強い加圧でも、密着度の向上とフイラメントの断
線の解消を同時に実現させることができ、かつ、
超電導製を保持しうる。この際、第1図に示すよ
うに、連結用超電導線5のフイラメント6の露出
長さを、調節し、超電導線1,2の安定化材の端
部8を包むようにフイラメント3,4および6を
交差させたのちに、圧着するようにすると、フイ
ラメント6のこの部分での緩衝効果が発揮させ、
フイラメント3,4の安定化材付け根部での断線
の防止が確実に果たせる。 更に、超電導線1と2を第1図に示すように圧
着部近傍で圧着部以外の個所でろう接9を施すこ
とにより、接合部に圧着部の臨界電流をこえる電
流が流れた場合、圧着部は超電動性が破れ、抵抗
が生じるが、接合部ではろう接部に分流現象が生
じ、圧着部に過大な電流が流れるのが阻止され、
圧接部の超電導線のフイラメントの断線を防止す
ることができる。 以上により、パイプ圧着による超電導線の接合
において接合部のフイラメントの断線を防止する
ことができる。 〔実施例〕 以下、本発明の一実施例を第1図ないい第8図
により説明する。第1表上段に示す超電導線1と
2の接合において、第1図に示すように超電導線
1および2の先端を濃硝酸を用いて安定化銅を溶
解し、超電導体フイラメント3および4を露出さ
せた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、超電導線の接合において、圧
着時に超電導体フイラメントの断線のない接触、
固定ができるため、臨界電流特性および抵抗が素
線の特性に近く、かつ、通電時の断線の生じにく
い接合が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図
は第1図の−矢視図、第3図は第1図の−
矢視図、第4図は第1図の−矢視図、第5
図は本発明の一実施例との比較例を示す縦断面
図、第6図は本発明の効果の一例を示す特性図、
第7図は本発明の特性の試験回路図、第8図は本
発明の効果の他の一例を示す特性図、第9図は従
来技術を示す縦断面図、第10図は本発明の応用
実施例を示す縦断面図である。 1,2……超電導線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 接合させる超電導線と連結用超電導線の端部
    の安定化材を溶解、除去してフイラメントを露出
    させ、接合させる前記超電導線のフイラメントを
    前記連結用超電導線のフイラメントの中に連結用
    超電導線のフイラメントが接合させる前記超電導
    線の安定化材を包むように差し込んで交差させた
    のち、該交差部にパイプを被せ、これを圧着する
    ことを特徴とする超電導線の接合方法。 2 特許求の範囲第1項において、接合させる前
    記超電導線の安定化材を溶解除去後、残りの安定
    化材の端部の形状を凸形とすることを特徴とする
    超電導線の接合方法。 3 特許請求の範囲第1項、または第2項におい
    て、接合させる前記超電導線同士を直接、または
    他の前記超電導線を介して半田でろう接し、圧着
    とろう接部を併設することを特徴とする超電導線
    の接合方法。
JP8207186A 1986-04-11 1986-04-11 超電導線の接合方法 Granted JPS62241271A (ja)

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JP8207186A JPS62241271A (ja) 1986-04-11 1986-04-11 超電導線の接合方法

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JPS62241271A JPS62241271A (ja) 1987-10-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0793206B2 (ja) * 1990-03-02 1995-10-09 株式会社日立製作所 超電導磁界発生装置,超電導コイル及びその製造法

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Publication number Publication date
JPS62241271A (ja) 1987-10-21

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