JPH0361197B2 - - Google Patents

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JPH0361197B2
JPH0361197B2 JP55135546A JP13554680A JPH0361197B2 JP H0361197 B2 JPH0361197 B2 JP H0361197B2 JP 55135546 A JP55135546 A JP 55135546A JP 13554680 A JP13554680 A JP 13554680A JP H0361197 B2 JPH0361197 B2 JP H0361197B2
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Katsumi Masaki
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Publication of JPH0361197B2 publication Critical patent/JPH0361197B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、文字情報の配置を規定する境界を有
したブロツク内に存在する文字情報を表示するこ
とができる文字処理装置に関する。
[従来技術] 従来、文字入力の為の枠組みされた領域を有し
た装置があつた(特開昭51−26022)。
又、先行技術として、カウンタを用いて、窓を
設定し、プリンタに対してその窓に応じた空白部
分を有した文書を印刷させる技術(特開昭55−
43633号公報)や、ブロツク内のデータに対して
文字編集を行なう技術(特開昭51−4927号公報)、
分割された画面上でカーソルを移動させるもの
(特開昭54−19618号公報)等があつたが、複数の
ブロツクが存在した場合において、各ブロツクの
拡大或は縮小等の処理についての整合性につい
て、は考慮されていなかつたという問題点があつ
た。
[目的] 以上の点に鑑み、本願発明の目的は、各ブロツ
クにおいて異なる行に空白行が追加され得ること
により、各ブロツク内の文字列の連続性を保つた
状態で、拡大された前記複数のブロツク内に配列
される文字情報を表示することができる文字処理
装置を提供することにある。
[実施例] 尚、実施例として装置について説明するが、こ
れに限るものではなく、複数の装置からなるシス
テムにおいて本発明を達成しても良く、装置或は
システムにプログラムを供給することにより本発
明が達成される場合を含むものであることは言う
までもない。
実施例 次に本発明による実施例を述べる前に本実施例
で用いられる用語の説明をまず行なう。
1 インデントコードInd CRT上に‘◇’のマークで表示される。文
字等をキーボードから入力するにあたつて、あ
らかじめこのインデントコードにより、枠組み
が作られる。
2 左マージンコードLMM CRT上に‘’のマークで表示される。キ
ーボードから入力可能な最左端を表示する。
3 右マージンコードRMM CRT上に‘’のマークで表示されるキー
ボードから入力可能な最右端を表示する。
4 インデントブロツクInb インデントマーク、左マージンマーク、右マ
ージンマーク等で枠組みされた領域をさす。正
しくは、次のように定義される。
左右方向:インデントマーク、左マージンマー
ク、右マージンマーク等で囲われる最も小さ
い領域 上下方向:マージン、インデントの設定位置が
同一である範囲。但し左右マージンでのみで
規定されるインデントブロツクに関しては文
字が記入されている行が連続して続く範囲と
する。(但しカーソルが存在している場所は
文字が記入されているものと同等と見なす) 第2図a,b,cはCRT上に表示されるイ
ンデントブロツクを示すものである。
キーボードから入力された文字類はこのイン
デントブロツクInbという枠内で処理される。
このインデントブロツクInbは作表等のフオー
マツテイングされた文章を作成する上で重要な
役割をはたす。
本実施例においては、CRT上に表示された
カーソルCMが存在する位置以降に対して、イ
ンデントブロツクInbの各種処理を行うため、
前述した定義によるインデントブロツクInbの
内カーソルCMが存在する行以降に対してイン
デントブロツクInbという表現をしているとこ
ろがある。
5 枠組コード インデントコードInd、左マージンコード
LMM、右マージンコードRMMの3種のコー
ドの総称。これらのコードは、枠組パターン
、、◇と対応ずけられる。(第3図a参照) 6 罫線コード 罫線部分パターンを図形文字としてコード化
したもの。第3図aで示す如く、11種の罫線パ
ターンが罫線コードと対応づけられている。
次に本発明による1実施例による概要を説明す
る。
実施例に示す装置はキーボード、処理部表示装
置、プリンタから成る。
すべての操作はキーボード上にある文字キーあ
るいはフアンクシヨンキーにより実行する。
まずイニシヤライズキーによりすべての状態を
初期化し、本実施例の各機能が実行可能な状態と
なる。
イニシヤライズキーを押すことにより、表示装
置上には、左右マージンマークLMM、RMMが
表示され、他はすべてクリアされる。カーソル
CMは、最上行の第2コラム目に位置し、キーボ
ードからの文字等の入力が可能となる。入力モー
ドである挿入とオーバーライトとの選択は、挿入
キーあるいはオーバーライトキーを用いることに
より行う。キーボードから入力された文字等は、
挿入モードあるいはオーバーライトモードに於い
て、表示装置上でカーソルCMが表示されている
位置に入力される。カーソルCMはキーボードか
らの文字等の入力に従つて、1つずつ歩進する。
誤入力を行つたとき、削除キーを用い削除するこ
とができ、その場合後続する文字列は1つずつ前
につめられる。削除しようとする文字はカーソル
CMで指定する。カーソルCMはカーソルキーに
より1つずつ歩進させることができる。入力が終
了した文字列はプリントキーを押下することによ
りプリンタに出力させることができる。以上説明
した入出力制御は公知の技術で容易に実現するこ
とができる。
以下本発明における機能についてその操作方法
を述べる。
まずインデントブロツクInbを形成する方法に
ついて述べる。インデントブロツクInbは、イン
デントキーを用い表示装置上にインデントマーク
Indをオーバーライト又は挿入することにより形
造ることができる。一度インデントブロツクが出
来上つた後は、キーボードから入力された文字等
の情報は、すべてこのインデントブロツクInb内
で処理されることになる。これにより、作表等の
フオーマツテイングされた文章の作成は、容易に
行えるようになる。又このインデントブロツク
Inbは横方向に自由に拡大、縮小ができる。この
様子を第4図a,b,cを用い説明する。
第4図aのように、インデントブロツク内に複
数個の文字が既に入力されていたとする。カーソ
ルキーを用いカーソルCMを第1行目第8桁目の
位置、即ち‘B'の位置に移動した上でインデン
ト右移動キーを押下すると、カーソルCMが存在
したインデントブロツクは、横方向に縮小され、
その分縦方向に拡大され、第4図bのようにな
る。次に第4図bのようにカーソルCMをインデ
ントマークIndの位置におきインデント右移動キ
ーを押下すると、カーソルCMの位置より左側に
数えて2番目のインデントブロツクInbが拡大し
第4図cのようになる。
即ち第4図aにおいてインデント右移動キーを
1回押下すると、第4図bのようになり、第4図
aにおいてインデント右移動キーを2回押下する
と第4図cのようになる。
インデント左移動キーを用いて、インデントマ
ークIndの移動を行つた時も以上の説明と類似の
動作を行う。
次にインデントブロツクInb内に文字等の入力
を行つた時について第5図a,b,cを用い説明
する。第5図aのように、インデントブロツク
Inb内に文字等が入力され、カーソルCMがイン
デントブロツクInbの最後に位置していたとする。
第5図aにおいて文字‘L'をオーバーライトモー
ドで入力したとすると、第5図bのようになる。
即ちインデントブロツクは縦方向(矢印A)に自
動的に拡大され、次に入力される文字等に対する
格納エリアの準備を行う。第5図bでさらに‘
MNOP'と入力を続行すると第5図cのようにさ
らに同じ拡大を続ける。
第5図bで、さらにインデントブロツクを拡大
しようとすると、下方に隣接するインデントブロ
ツクInbを1行ずつ下方にずらさねばならなくな
る。第5図cがその例である。
次にインデントブロツク内の文字の削除方法に
ついて説明する。第6図aのようにインデントブ
ロツクInb内に文字が入力され、カーソルCMが
‘W'の下に位置していたとする。削除キーを押
下することにより、以下に続く文字は1つずつ前
につまる。その結果今まで‘Y'という文字が存
在していた行はスペースコード、左マージンコー
ド、右マージンコード、インデントコードのみか
ら成る行となつてしまう。本実施例においては該
行Lを自動的に削除し、以下に続く行をすべて1
行ずつ繰り上げるものとする。
次にインデントマークIndを削除する方法につ
いて述べる。
一つは削除キーを用いる方法であり、インデン
トマークはスペースコードに置きかわる。
次にインデントマークと罫線パターンとの切換
機能について説明する。今第3図bのようにイン
デントブロツクInbが形成されているとする。こ
こでインデント罫線変換キーを押下すると、第3
図cの如く、変換される。又第3図cにおいて罫
線インデント変換キーを押下すると第3図bの如
く変換される。このようにしてインデントマーク
Indと罫線パターンKPMとの相互変換が可能とな
る。この機能を用いることにより、インデントマ
ークIndで枠組みされた領域に文章を入力し、然
る後罫線パターンに変更するならば、極めて容易
に罫線パターンKPMを有する文章を作成するこ
とができる。これは、作表する上で非常に便利で
ある。
第3図dに具体的にインデントパターンを罫線
パターンに変更する時の対応テーブルを示す。な
お本実施例においては、文字の入力、インデント
の移動削除、キヤリツジリターンキー入力等の機
能を実行させるにあたつて、カーソルがインデン
トブロツク単位でキヤリツジリターンコードが存
在する行の右側に位置させることはないものとす
る。
以上入力編集を行つた文書は、プリントキーを
押すことによりプリンタに出力される。
第1図は、本発明による文字処理装置の一実施
例を示すブロツク図である。以下各構成要素を説
明する。KBは文章入力用キー(例えばJIS鍵盤
に配列されているキー群)及び本装置にそなわる
種々機能を実現するためのフアンクシヨンキー群
より成るキーボードである。上記フアンクシヨン
キー群は下記のフアンクシヨンキー即ち、インデ
ントを設定するためのインデントキー、インデン
トを右方向に移動するためのインデント右移動キ
ーインデントを左方向に移動するためのインデン
ト左移動キー、これから入力する文字の挿入、削
除、オーバーライトを指示するための挿入キー、
削除キー、オーバーライトキー、CRT上のカー
ソルを移動するためのカーソルキー、仕事の開始
を指示するイニシヤライズキー、改行を指示する
キヤリツジリターンキー、インデントマークを罫
線マークに変換するインデント罫線変換キー、罫
線マークをインデントマークに変換する罫線イン
デント変換キー及びプリントを指示するプリント
キーから成る。キーボードKBはエンコーダ機能
を有し、後述する処理部CPUにより打鍵された
キーの情報が読み取られる。
CRはカーソルレジスタである。後述する処理
部CPUにより、カーソルレジスタCRの内容を読
み、書きすることができる。後述するCRTコン
トローラCRTCはここに蓄えられたアドレスに対
応する表示装置CRT上の位置にカーソルを表示
する機能を有する。カーソルレジスタCRに蓄え
られる情報は1〜128までのシリアルナンバーと
し、CRTコントローラCRTCは、このシリアル
ナンバーを行数、桁ナンバーに変更し、表示する
ことになる。
WBはワークバツフアで、インデントブロツク
Inb内の情報を一時的に蓄えるためのバツフアで
あり、バツフアへのヘツダ部には7Wのパラメー
タが配置される。容量は16×9W+αの大きさと
する。後述の処理部CPUにより自由に読み、書
きできる。
DBuFはデータバツフアで、キーボードKBよ
り入力された文章情報を蓄えるためのメモリであ
り、後述するCRTコントローラCRTCによつて
ここに蓄えられた情報が表示装置CRT上に表示
される。表示装置CRT用のリフレツシユメモリ
として使用される。CPUにより自由に読み書き
できるものとする。データバツフアDBuFは16×
9Wの容量を有し、そのうち前半の16×8Wのみが
表示装置CRT上に表示されるものとする。
CRTCはCRTコントローラでデータバツフア
DBuFに蓄えられた情報に従つて文字等を表示装
置CRTに表示し、カーソルレジスタCRに蓄えら
れた情報に従つて表示装置CRT上にカーソルを
表示するコントロールを行う。
文字等の表示は横16文字、縦8行の表示とし、
データバツフアDBuFの内容と順に対応づけられ
ているものとする。
文字等の表示にあたつては、後述するキヤラク
タジエネレータCGを参照し、文字コードを文字
パターンに変更することを行う。具体的方法は公
知である。
CRTは表示装置であり、CRTコントローラ
CRTCにより文字とカーソルを表示できる。
CGはキヤラクタジエネレータであり、表示装
置CRTへの文字表示やプリンタPRTへの文字出
力のために使用される。CRTコントローラ
CRTC、及び後述するプリンタコントローラ
PRTCにより用いられる。
PRTCはプリンタコントローラであり、後述す
る処理部CPUからの文字コード情報をキヤラク
タジエネレータCGを参照することによりパター
ンに直し、該パターンをプリンタPRTに出力す
る。
プリンタコントローラPRTCは、罫線コードを
罫線パターンに変換し出力する。好ましくはパタ
ーン出力にあたつて行間、文字間をも連続する直
線でうめる機能を有していた方がなお一層望まし
い。
PRTはプリンタであり、プリンタコントロー
ラPRTCからの情報に従つて文字等をプリントア
ウトする。
CPUはマイクロプロセツサであり、演算、論
理判断等を行う。後述する。AB、CB、DBをコ
ントロールする。
ABはアドレスバスで制御対象を指示する信号
を転送する。
CBはコントロールバスで各種制御対象に制御
信号を印加するものである。
DBはデータバスで各種データを転送する。
ROMは制御メモリで、第7図以降に示す制御
手順等を記憶するものである。
RAMはランダムアクセスメモリで、各種デー
タの例えばキヤリツジリターンフラツクCRFG、
オーバライトフラツグOWFG、新データ行数レ
ジスタNDLカーソルセーブレジスタCSR一時記
憶に用いられる。
次に本実施例の動作説明を行う。
本実施例は、電源投入時に自動的にキーボード
処理が動作するように構成されているものとす
る。以下処理につき具体的に第7図以降のフロー
チヤートを参照し、説明を行う。
まずキーボードKB上のキーが操作されると以
下の順序に従つて操作キーが判別され、それぞれ
のキーに対する処理が行なわれ、キー待ちの状態
となる。
ステツプKB1でキーボードKBから入力があつ
たかを判別する。入力がなければ、キー待ちにも
どり、入力があればステツプKB2に移りキーボ
ードKBからのデータを取り込む。ステツプKB3
で、取り込んだデータがキヤリツジリターンキー
か否かを判別する。YESであれば、キヤリツジ
リターン入力処理を行ない、ステツプKB5でフ
ラツクCRFGを1にセツトし、キー待ちにもど
る。一方ステツプKB3でNOであれば、ステツプ
KB6でフラツグCRFGを0にリセツトし次のキー
判別ステツプに移る。ここでステツプKB4のキ
ヤリツジリターンキー入力処理についてさらに述
べる。
第8図はキヤリツジリターンキー入力処理につ
いての詳細を示す図である。かかる処理を行なう
ことで、即ち、この実施例に於いてキヤリツジリ
ターンキーを連続操作することにより、枠組みを
拡大させることができる。かかる処理の各ステツ
プの処理を以下に示す。
ステツプ4.1 CR FGセツトされているか ステツプ4.2 現カーソル位置はインデントマー
クのすぐ右隣か? ステツプ4.3 現カーソル位置のすぐ左隣のイン
デントマークをスペースコードに変更する。
ステツプ4.4 カーソルを現カーソル位置より左
に存在しかつ最も近いインデントマークあるい
は左マージンマークの直ぐ右隣の位置に移動さ
せるため、カーソルレジスタに該当番号を記入
する。
ステツプ4.5 文字キー入力処理16 上述の如く本発明に於いてはキヤリジリータン
キーにより枠組の変更を行なうようにしている
が、他のキーにその機能をもたせるようにしても
良い。
ここで再び第7図のキーボード処理の説明に移
る。
ステツプKB6でフラツグCRFGをリセツトした
後、ステツプKB7に移り、インデントキーが操
作されたかを判別する。YESであれば、ステツ
プKB8のインデントキー入力処理を行なう。即
ちインデントマークを現カーソルが存在する位置
に書き込む。かかる処理が終了すれば、キー待ち
にもどる。ステツプKB7でNOであれば、ステツ
プKB9に移り、オーバライトキーが操作された
かを判別する。キー操作があれば、ステツプ
KB10でオーバライトフラツグOWFGを1にセツ
トし、キー待ちにもどる。もしNOであれば、ス
テツプKB11に移り、挿入キーが操作されたかを
判別する。
YESであれば、挿入キー入力処理を行なう。
即ち、オーバライトフラツグOWFGをリセツト
し、キー待ちに移る。
NOであれば、ステツプKB13に移り、カーソ
ルキーが操作されたかを判別する。YESであれ
ば、ステツプKB14に移り、カーソルをCRT画面
上順次歩進させる。なおカーソルが最終行最終桁
に来た時、左上の位置に再び戻す。かかる処理は
以下のステツプで行なう。
14.1 カーソルレジスタCRインクリメント 14.2 カーソルレジスタCRの値は128を越える
か? 14.3 カーソルレジスタCRの値を1にする かかる処理が終れば、キー待ちにもどる。もし
NOであれば、ステツプKB15に移る。かかるス
テツプで文字キーが操作されたかを判別し、
YESであれば、ステツプKB16に移り以下の制御
を行なう。
16.1 現カーソルの位置にインデントマーク、左
右マージンマークは存在するか? 16.2 インデントブロツクSAVE処理 16.3 オーバーライトモードか? (オーバーライトフラツク参照) 16.4 オーバーライト処理 16.5 挿入処理 16.6 インデントブロツクRESTORE処理 上述の各ステツプは以下の内容を行なつてい
る。
16.1 文字キー入力処理はカーソルがインデント
ブロツク内に存在している時のみ有効とする。
即ち、インデントマーク及び左右マージンマー
クの位置にカーソルがある時は本処理は無処理
とする。
16.2 入力処理はすべてワークバツフアWB内で
行うためカーソルが存在するインデントブロツ
ク内情報をすべてワークバツフアWB内に移
す。(但し処理はすべてカーソルが存在する行
より後とする。又その際ワークバツフアWBの
HEADER部に各種パラメータを設定してお
く。
16.3〜16.4 オーバライトモードであるならワー
クバツフアWB内でオーバーライト処理を行
う。
16.5 挿入モードであるならワークバツフアWB
内で挿入処理を行う。
16.6 文字入力処理を終了したワークバツフア
WB内の情報をもとのインデントブロツクにも
どす。
上述の処理をさらに説明する。
第13図bは文字のオーバーライトの例であ
る。16.0で示す図をデータバツフアDBuF内の初
期状態とする。ここでは紙面の都合で横8桁、縦
4行のデータバツフアDBuFが表示装置CRTに
表示されている様子を示している。16.2のステツ
プを実行したのが16.2で示すデータバツフア
DBuFとワークバツフアWBの様子である。デー
タバツフアDBuF内のデータは、ワークバツフア
WBに移されている。次にステツプ16.4によるオ
ーバーライト処理により、ワークバツフアWB内
でのオーバーライト処理が行なわれる。16.2と
16.4で示すワークバツフアWB内の違いは文字C
の後ろに文字Dが加わつたこと、ワークバツフア
WBの第1W(DATA LENGTH)がインクリメ
ントされたこと、ワークバツフアWBの第4W(カ
ーソルアドレス)がインクリメントされたことで
ある。ステツプ16.4ではワークバツフアWBに蓄
えられた情報が欠落なく該当インデントブロツク
にすべてもどせるか否かを判断する。この場合
16.0で示すインデントブロツクの容量が
2characterでありワークバツフアWBに蓄えられ
ている情報量はカーソルが移動したために
3characterに増加している。そのためインデント
ブロツクを縦方向に拡大し、ワークバツフアWB
内の情報がすべて格納できるようにしたのが16.4
で示すデータバツフアDBuFの様子である。ステ
ツプ16.6では、拡大されたインデントブロツクに
オーバーライト処理後のワークバツフアWBの情
報をすべてもどすことを行う。16.6で示す図がそ
の様子を示している。
上述の処理に於いてステツプ16.2のインデント
ブロツクセーブ処理について第14図aを用いて
さらに説明する。かかるステツプは以下の事を行
なう。
16.2.1 ワークバツフアWBのデータ格納エリア
をすべてベースコードでうめる。
16.2.2 カーソルが存在するインデントブロツク
内のカーソルが存在する行以降のデータバツフ
アDBuFの内容を、ワークバツフアWBに移
す。(但し、キヤリツジリターンコードに続く
スペースコードは除く) 16.2.3 該インデントブロツクをすべてスペース
コードで埋める。
16.2.4 ワークバツフアWBのHEADER部に下記
のパラメータを記入する。
1 ワークバツフアWBに書き込んだデータの
長さ。
但しカーソルが存在する位置までは必ず含
めるものとする。
2 該インデントの横巾 3 該インデントの縦巾(インデントブロツク
の行数) 4 カーソルレジスタに対応するワークバツフ
ア内のアドレス 5 該インデントブロツクの先頭のデータバツ
フアDB上での桁ナンバー 6 該インデントブロツクの先頭のデータバツ
フアDB上での行ナンバー 7 データ行数(縦巾から最後に連続して続く
スペース行数を除く) 上述の各ステツプは以下の目的を有する。
16.2.1 ワークバツフアWBをスペースコードで
イニシヤライズする。
16.2.2 インデントブロツク内の情報をワークバ
ツフアWBに移す。
16.2.3 移し終わつた後のインデントブロツクは
すべてスペースコードで埋める。
16.2.4 該インデントブロツクの特徴をすべてワ
ークバツフアWBのHEADER部に記入してお
く。このHEADER部のパラメータは各種処理
においてワークバツフアWBの内容に変更を加
えた時に、同時に変更され又、ワークバツフア
WBの内容をデータバツフアDBuFに戻す時に
役立つものである。
第14図bは、本処理における例を示すもので
ある。16.2.4においてワークバツフアにセーブす
るパラメータは次の通り。
第1W データの長さ ワークバツフアに書き込んだデータの長さ。但
し、キヤリツジリターンコードに続くスペースコ
ードは除く。又該インデントブロツクの最後に続
く、スペースコードも除く。又カーソルが存在し
ている位置は例えそこにスペースコードが存在し
ていても、スペースコード以外のコードがそこに
存在していると見なすものとする。
第2W 横巾 該インデントブロツクの横巾 第3W 縦巾 該インデントブロツクの縦巾 第4W カーソル 現カーソルが示すDATAがワークバツフアWB
に格納されている位置を示す。最小値1にあり最
大値は第1Wと同じ値となる。
第5W 該インデントブロツクの先頭桁。
該インデントブロツクが存在するデータバツフ
アDBuF上の位置を規定する。該インデントブロ
ツクの先頭文字がデータバツフアDBuFの何桁目
に存在しているかを示す。
第6W 該インデントブロツクの先頭行 該インデントブロツクが存在するデータバツフ
アDBuF上の位置を規定する。該インデントブロ
ツクの先頭文字がデータバツフアDBuFの何行目
に存在しているかを示す。
第7W データ行 インデントブロツク内で、最後に連続して続く
スペース行を除いた縦巾。但しカーソルが存在し
ている位置に、スペースコードが存在していても
該位置は文字コードが存在していると同等と見な
す。最小値は1、最大値は第3Wと同じ値となる。
またステツプ16.4のオーバライト処理の制御手
順を以下に示す。
16.4.1 ワークバツフアWB第4W(カーソル)の
示すワークバツフアWB内DATA位置にオーバ
ーライトすべきDATAをオーバーライトし、
ワークバツフアWBの第4W(カーソル)の値を
更新する。
16.4.2 ワークバツフアWB第4W(カーソル)の
値は、ワークバツフアWBの第1W(DATA
LENGTH)より大きいか? 16.4.3 ワークバツフアWBの第1W(DATA
LENGTH)の値をワークバツフアWBの第4W
(カーソル)の値に置き換える。
上述の各ステツプをさらに説明する。
16.4.1 ワークバツフアWBの該当位置にデータ
を書き込む。又カーソルを進ませるためにワー
クバツフアWBの第4Wの値を更新する。
16.4.2〜16.4.3 カーソルの位置がワークバツフ
アWBの第1Wのデータレングスより大きい場
合には、カーソルの値即ちワークバツフアWB
の第4Wの値をワークバツフアWBの第1Wに移
す。即ちカーソルの位置のスペースもデータに
含めてデータレングスを決定するものとする。
前述のステツプ16.5についてさらに説明する。
かかるステツプはワークバツフアWBの第4W
(カーソル)の示すワークバツフアWB内のデー
タ位置に挿入すべきデータを挿入し、ワークバツ
フアの第1W(DATA LENGTH)、第4W(カーソ
ル)の値を更新(+1)する。
かかるステツプによりワークバツフアWB内で
挿入処理を行ない、ワークバツフアWBの第1W
(DATA LENGTH)と第4W(カーソル)との値
をインクリメントする。
次に第13図aに示すインデントブロツク再記
憶処理16.6をさらに説明する。第17図はそれを
示す図である。
16.6.1 横巾をワークバツフアWBの第2Wの値と
した時のワークバツフアWBの第1Wで指定さ
れたDATA量のDATAを格納するのに必要な
行数を求め、それを新DATA行数とする。途
中CRコードが存在した時は改行による行数増
加を考慮しなければならない。
16.6.2 新DATA行数はワークバツフアWB第3W
(縦巾)より大きいか? 16.6.3 インデントブロツク拡大処理 16.6.4 新データ行数はレジスタNDRの新
DATA行数は、ワークバツフアWBの第7W
(DATA行数)より小さいか? 16.6.5 インデントブロツク縮小処理 16.6.6 データバツフアDBuF書込み処理 上述のステツプ16.6.1〜16.6.6についてさらに
説明する。
16.6.1 ワークバツフアのHEADER部を参照し
てワークバツフアWB内データをデータバツフ
アDBuFに格納するに必要な行数を求める。
行数を求めるにあたつてはワークバツフア
WBの第2Wに格納されているインデントブロ
ツク横巾の値を参照する。
又キヤリヅシリターンCRコードが存在した
時は改行による行数増加を考慮する。
16.6.2〜16.6.3 求めた行数をもとのインデント
ブロツクの縦巾とを比較して、その行数が縦巾
を越える時はインデントブロツクの縦方向の拡
大を行つて、データエリアを確保する。
16.6.4〜16.6.5 求めた行数ともとのデータの行
数(もとのインデントブロツクの縦巾でなく、
縦巾から最下行に連続して続くスペース行の数
を差し引いたもの)とを比較し、その行数がも
とのデータ行数を下回る時、その分だけインデ
ントブロツクの縦方向の縮小処理を行う。
16.6.6 新しく作り直したインデントブロツクに
ワークバツフアの内容を移す。その際ワークバ
ツフアのHEADER部のパラメータを参照する
ことにより行う。
上述のステツプ16.6.3のインデントブロツク拡
大処理についてさらに第18図aを用いて説明す
る。
16.6.3.1 行挿入処理 16.6.3.2 SPACE行移動処理 16.6.3.3 〔新DATA行数−ワークバツフア第3W
(縦巾)〕の大きさの分だけ繰り返したか? のステツプ制御を行なう。各ステツプの目的は以
下に示す。
16.6.3.1 カーソルが存在している行にいわゆる
行挿入を行なう。この際挿入される行DATA
は左マージンマーク、右マージンマークはもち
ろん伴なつているが、1つ上の行と全く同じよ
うにインデントマークがセツトされているもの
とする。他はスペースコードが生まつているも
のとする。
16.6.3.2 行挿入の結果、今まで連続して続いて
いた文字列が切断され、文章としてのつながり
が保てなくなる。そこでインデント単位に挿入
された行以降のデータを1行ずつくり上げるこ
とを行う。
16.6.3.3 インデントブロツクを拡大する行数分
だけステツプ16.6.3.1と16.6.3.2をくり返す。
上述の処理によるデータの配列を第18図b
に示す。
第18図bは、インデントブロツク拡大処理の
例である。16.6.3.1で示す図には、行挿入が行な
われた様子が示されており又16.6.3.2で示す図で
はインデント単位に挿入されたスペース行を下に
ずらした様子が示されている。16.6.3.2の図でわ
かるように、結果として、スペース行は、各イン
デントごとに、ばらばらの位置に配されることに
なり、一行にまとまることはなくなる。この結果
各インデントブロツク単位に文章の連続性が保た
れた形でインデントブロツクの拡大が行なわれ
る。
前述のステツプ16.6.3.1の行挿入処理について
さらに第19図aを用いて説明する。かかる処理
は以下の各ステツプから成る。
16.6.3.1.1 データバツフア内でカーソルが存在
する行以降すべての行を1行下げ新しく発生し
た行にスペースコードをうめる。
16.6.3.1.2 新しく発生した行に、前行の左マー
ジンコード、インデントコード、右マージンコ
ードを、同じ位置にコピーする。
上述のステツプにより現カーソルが示す位置に
スペースコードだけから成る行を挿入し、然る後
左マージンマーク、右マージンマーク、インデン
トマークを前行と全く同じ位置に記入する。
前述のステツプ16.6.3.2のスペース行移動処理
についてさらに説明する。かかる処理は第20図
aに示す各ステツプを行なう。
16.6.3.2.1 カーソルが存在する行の最左端のイ
ンデントブロツクを挿入する。
16.6.3.2.2 インデントブロツクは存在したか。
16.6.3.2.3 該インデントブロツクの先頭にカー
ソル移動 16.6.3.2.4 該インデントブロツクのカーソルが
存在している行はすべてスペースコードか? 16.6.3.2.5 該インデントブロツク内でカーソル
が存在している行を削除して、すべて1行繰り
上げる。該インデントブロツクの最後まで実行
し、最下行はスペースコードで埋める。
16.6.3.2.6 右方へ次のインデントブロツクを挿
入する。
上述のステツプを実行することにより例えばス
テツプ16.6.3.2.1、16.6.3.2.2、16.6.3.2.6によりイ
ンデントブロツクごとに左方から順に処理を実行
し、すべてのインデントブロツクに対して処理が
終了するまで続ける。
ステツプ16.6.3.2.3〜16.6.3.2.5により各インデ
ントブロツク単位でスペース行を、各インデント
ブロツクの最下行に移動させる。この処理はイン
デントブロツク単位で実行するため、最下行に移
動したSPACE行の位置はインデントブロツクご
とに異る。
前述のステツプ16.6.5のインデントブロツク縮
小処理の詳細を第21図に示す。かくステツプに
ついて説明する。
16.6.5.1 該インデントブロツクの最終行に左マ
ージンマーク、右マージンマーク、スペースコ
ード、インデントコード以外のものが存在する
か? 16.6.5.2 該インデントブロツクの最終行を削除
し、それ以降に続くDATAをすべて、1行分
前につめる。(インデントブロツク単位でない) 16.6.5.3 データバツフアDBuFの最終行に対応
する位置にすべてスペースコードを埋める 16.6.5.4 データバツフアの最終行に左マージン
コード、右マージンコードを埋める。
16.6.5.5 〔ワークバツフア第7W(DATA行数)−
新DATA行数〕の大きさの分だけ繰り返した
か? 上述のステツプ16.6.5.1〜16.6.5.5を実行して以
下の目的を行なう。
16.6.5.1 該インデツトブロツクの最終行におい
て、隣接するインデントブロツクも含めて、す
べて、左マージンコード、右マージンコード、
インデントマーク、スペースコード以外のもの
が存在しているか否かをチエツクする。存在し
ていなかつたら、次のステツプに進む。
16.6.5.2 16.6.5.1でチエツクした行を削除し、後
続する行を上へくり上る。
(インデントブロツク単位でなく、左右マージ
ンを含めて実行するものとする) 16.6.5.3〜16.6.5.4 最終行に対応するデータバツ
フアの位置、左右マージンコード、とスペース
コードを埋める。
16.6.5.5 縮小の必要なだけ縮小を繰り返す。
前述のステツプ16.6.6のデータバツフア書き込
み処理について第22図を参照して説明する。
16.6.6.1 ワークバツフアWBのHEADER部パラ
メータに従つてワークバツフア内DATAをデ
ータバツフアに移す。(但し途中にCRコードが
存在した場合改行を行う)インデントブロツク
をオーバーした分は捨てさる。
16.6.6.2 ワークバツフアの第4W(カーソル)に
対応するDATA BUFFER内アドレスをカー
ソルレジスタに記入する。(但し、その値が128
を越える時は1とする) 上述のステツプ16.6.6.1〜16.6.6.2を実行し、以
下のことを行なう。
16.6.6.1 ワークバツフアの内容をデータバツフ
アに移す。
移すべきデータの長さは第1Wに 移すべきインデントブロツクの横巾は第2W
に 移すべきインデントブロツクのデータバツフ
アDBuF内位置は第5W、第6Wに示される。第
5Wは、桁番号で第6Wは行番号であり、この位
置該インデントブロツクの先頭文字が来ること
になる。
16.6.6.2 カーソルレジスタへカーソルアドレス
を書き込むワークバツフアWB第4Wにカーソ
ルの存在すべきアドレスが記入されている。こ
の値を実際のデータバツフア上でのアドレスに
変換し、カーソルレジスタCRに記入する。
上述の処理が終了すると第7図に示すステツプ
KB16の文字処理が終了しキー待ちにもどる。も
しNOであれば、ステツプKB17に移り、該ステ
ツプKB17で削除キーの操作があつたかを判別す
る。YESであれば、第23図aに示す削除キー
入力処理制御を行なう。各ステツプの内容は以下
の通りである。
18.1 現カーソルの位置にインデントマークは存
在するか? 18.2 現カーソル位置に対応する内アドレスの内
容をスペースコードに変更する。
18.3 インデントブロツクセーブ処理(16.2) 18.4 削除処理 18.5 インデントブロツクリストア処理(16.6) <注> この処理はカーソルが左右マージン上
に有る時は機能しないものとする。
上述のステツプにより以下の事を実行する。
18.1 カーソルがインデントマーク上にある時は
ステツプ18.2カーソルがインデントマーク上に
ない時はステツプ18.3へ進む。
18.2 カーソルが存在する位置のコードをスペー
スコードに変更する。
18.3 該インデントブロツクのワークバツフアへ
のセーブを行う(16.2) 18.4 ワークバツフア上で解除処理を行う。
18.5 削除処理されたワークバツフアWBの内容
をデータバツフアDBuFに戻す。
第23図bは上述の削除キー入力処理の例であ
る。各処理に対応して処理のステツプ番号が付さ
れている。18.3のインデントブロツクセーブ処理
と18.5のインデントブロツクリストア処理につい
てはそれぞれステツプ16.2、16.6で述べた。18.4
がワークバツフアWB上での削除処理である。
かかる削除処理は第24図に示す如く3ステツ
プより成り各ステツプを以下に示す。
18.4.1 ワークバツフアWB第4W(カーソル)の
示す内DATAを削除する。(即ち該位置以降に
存在するDATAをすべて1つずつ前につめる。
18.4.2 ワークバツフアWB第4W(カーソル)の
値と第1W(DATA LENGTH)の値とは等し
いか? 18.4.3 ワークバツフアWB第1W(DATA
LENGTH)を1減ずる。
上述の各ステツプにより以下の事を行なう。
18.4.1 ワークバツフアWB第4Wの示すワークバ
ツフアWB内のデータを削除し後続するデータ
をすべて前へつめる。
18.4.2〜18.4.3 削除処理においてはカーソルの
位置は移動しないものとする。従つてワークバ
ツフアWB第1W(DATA LENGTH)の値を、
ワークバツフア第4W(カーソル)の値より小さ
くならない範囲で1を減ずるものとする。
上述の処理が終了すれば、キー待ちに移り、
NOであれば、ステツプKB19に移る。ステツプ
KB19でインデント右移動キーかを判別する。も
しYESであれば、第25図aにYの詳細を示す
インデント右移動キー入力処理を行なう。
20.1 現カーソル位置をセーブする。
20.2 現カーソルは、インデントコードの位置に
あるか? 20.3 インデントブロツクセーブ処理(16.2) 20.4 インデントブロツク横縮小処理 20.5 現カーソルよりさらに左方に別のインデン
トコードが存在するか? 20.6 現カーソルの直ぐ左側に存在する第1のイ
ンデントブロツクの縦巾とさらに左側に存在す
る第2のインデントブロツクの縦巾との大きさ
は等しいか? (但しカーソルが存在する行以降を比較する) 20.7 現カーソルを第2のインデントブロツクの
最左端に移す。
20.8 インデントブロツクセーブ処理(16.2) 20.9 インデントブロツク横拡大処理 20.10 インデントブロツクリストリア処理
(16.6) 20.11 現カーソル位置をセーブしておいたカー
ソル位置にもどす。
<注> インデントキー左移動キー入力処理22
は上記説明で左と右をすべて逆にしたものと
同じである。
<注> 本処理はカーソルが左右マージン上に
ないものとする。
上述の各ステツプの目的は以下の通りである。
20.1 現カーソルの位置をカーソル位置セーブレ
ジスタにセーブする 20.2 カーソルが文字上にある時はステツプ20.3
へカーソルがインデント上にある時はステツプ
20.5に進む。
20.3 インデントブロツクをSAVEする(16.2) 20.4 ワークバツフア上でインデントブロツクの
縮小処理を行う。ステツプ20.10へ進む 20.5、20.6 カーソルが存在する位置より左にイ
ンデントブロツクが2つ存在し、かつその2つ
のインデントブロツクの縦巾が等しい時ステツ
プ20.7に進む 20.7 2つのインデントブロツクの左側のインデ
ントブロツクの先頭文字の位置にカーソルを移
動する。
20.8 インデントブロツクセーブ処理(16.2) 20.9 バツフア内でインデントブロツク拡大処理
を行う。
20.10 インデントブロツクのリストア処理
(16.6) 20.11 カーソル位置セーブレジスタCSRにセー
ブしておいたカーソル位置アドレスをカーソル
レジスタCRにもどす。
第25図bはカーソルが文字の上にある時の例
である。この場合インデント右移動キーによつ
て、インデントブロツクは横方向に縮小される。
20.4で示す図がワークバツフアWBを使用してイ
ンデントブロツクの縮小を行つたところの例であ
る。
第25図cはカーソルがインデント上にある時
の例である。この場合インデント右移動キーによ
つてインデントブロツクは横方向に拡大される。
20.9で示す図がワークバツフアWBを使用してイ
ンデントブロツク拡大処理を行つた例である。
上述のステツプ20.4をさらに説明すると、第2
6図に示す如く5ステツプから成る。
20.4.1 現カーソルが存在しているインデントブ
ロツクを、現カーソルが存在している位置にイ
ンデントコードを縦方向に書き込むことによ
り、縦方向に2等分する。
20.4.2 現カーソルの位置を右方向に1つずら
す。
20.4.3 ワークバツフアWB第2W(横巾)に新し
く出来た現カーソルが存在するインデントブロ
ツクの横巾を記入する。
20.4.4 ワークバツフアWB第4W(カーソル)の
値を1に変更する。
20.4.5 ワークバツフアWB第5W(インデントブ
ロツク先頭桁)を新しく出来たインデントブロ
ツクの先頭桁番号に変更する <注> インデント左移動の時22.4上記記述の
内右を左と変更する。
上述の各ステツプについてさらに説明する。
20.4.1 まずデータバツフアの該インデントブロ
ツクを2等分することで縮小されたインデント
ブロツクの作成を行う。縦方向に2等分したイ
ンデントブロツクの右側に今までそこにあつた
情報が押し込められることになる。
20.4.2 現カーソルを右方向へ1つずらす。その
位置が新しいインデントブロツクの先頭文字の
位置になる。
20.4.3〜20.4.5 ワークバツフアWBのHERDER
部のパラメータを新しいインデントブロツクの
パラメータに置き換える。
上述のステツプ20.9のインデントブロツク横拡
大処理について第27図を参照して説明する。
20.9.1 カーソルが存在しているインデントブロ
ツクの右側端を決定しているインデントマーク
をすべてスペースマークに変更する。
20.9.2 ワークバツフアWB第2W(横巾)に新し
く拡大したインデントブロツクの横巾を記入す
る。
のステツプから成り、かくステツプは以下のこと
を行なう。
20.9.1 まずデータバツフアのインデントブロツ
クにおいて右側端のインデントマークを取り除
くことで、インデントブロツクの拡大を行う。
20.9.2 ワークバツフアWB第2W(横巾)の値を
変更する。
上述の処理が終了すれば、キー待ちに移る。も
しNOであれば、ステツプKB21のインデント左
キーかを判別する処理に移る。該ステツプで
YESならば、ステツプKB22の入力処理に移る。
かかる処理は第25図aにおいて、図の説明文
中の右と左とを入れ換え、かつ数字20を22に
置き換えたものと同等である。
またインデントブロツク横縮小処理は巾第26
図において図の説明文中の右と左とを入れ換え、
かつ数字20を22に置き換えたものと同等である。
さらにインデントブロツク横拡大処理について
述べる。
かかる処理は第28図に示すステツプから成
り、かつステツプについて説明する。
22.9.1 カーソルが存在しているインデントブロ
ツクの左側端を決定しているインデントマーク
をすべてスペースマークに変更する。
22.9.2 ワークバツフアWB第2W(横巾)に新し
く拡大したインデントブロツクの横巾を記入す
る。
22.9.3 ワークバツフアWB第5W(該インデント
ブロツク先頭桁)を、新しく拡大したインデン
トブロツクの先頭桁に変更する。
上記各ステツプは以下の目的を実行する。
22.9.1 まずデータバツフアにおける該インデン
トブロツクの左側端のインデントマークを取除
くことによりインデントブロツクの拡大を行
う。
22.9.2、22.9.3 ワークバツフアWB第2W(横巾)、
ワークバツフアWB第5W(先頭桁)を新しいイ
ンデントブロツクに対応する値に変更する。
上述の処理が終了すれば、キー待ちに移り、
NOであれば、ステツプKB23に移る。ステツプ
KB23はインデント罫線変換キーかの判別ステツ
プである。かかるステツプKB23でYESとなれ
ば、ステツプ24のインデント罫線変換キー入力処
理に移る。第29図aはその詳細を示すフローで
ある。各ステツプの内容を以下に示す。
24.1 現カーソルが存在する1行手前の行までデ
ータバツフアの内容をすべてワークバツフアに
移す。
24.2 現カーソルが存在する行からデータバツフ
アの内容を変換テーブル第3図dを参照し、イ
ンデントコードを罫線コードに変換しながらワ
ークバツフアWBに移す。この際カーソルが存
在する1行手前の行は存在しないものとして変
換テーブルを参照するものとする。
24.3 ワークバツフアの内容をすべてデータバツ
フアに戻す。
各ステツプの目的を以下に示す。
24.1 ここでは今まで定義してきたワークバツフ
アのフオーマツトとは全く違う使い方を行う。
すなわち、ここでは、インデントブロツクの概
念は全く扱かわず、従つてインデントマークは
単なる文字と全く同等と見なすものとする。
まず、カーソルが存在する行の手前の行まで
の情報をすべてワークバツフアWBの頭から格
納する。
24.2 次に、変換テーブル第3図dを参照しなが
らインデントコードを罫線コードに変換しなが
ら残りのデータバツフア内の情報をワークバツ
フア内に続いて格納する。その際現在カーソル
が存在している行より前の行は、存在していな
いものとして変換テーブルを参照するものとす
る。
変換テーブルを参照するにあたつては、該イ
ンデントコードの上下左右にインデントコード
が存在するか否かによつて変換される罫線コー
ドが変化するた、常に上下左右の状態を認識す
る必要がある。
24.3 ワークバツフアWBの内容を頭からデータ
バツフアにすべて戻す。
第29図bは、インデント罫線変換の例であ
る。
上述の処理が終了したら、キー待ちにもどる。
もしNOであれば、ステツプKB25に移る。ステ
ツプKB25に於いて罫線インデント変換キーが操
作されたかを判別する。もしYESであれば、ス
テツプKB26に移り、第30図に示す処理を行な
う。
26.1 現カーソルが存在する行以降の罫線コード
をすべてインデントコードに変更する。
上述のステツプによりデータバツフア内におい
て現カーソルが存在する行以降をすべて罫線コー
ドからインデントコードへの変更を行う。
上述の処理が終了すれば、キー待ちとなる。も
しNOであれば、ステツプKB27に移る。ステツ
プKB27で、イニシヤライズキーが操作されたか
を判別する。YESであれぼシニシヤライズ処理
を行なう。第30図はそのフローを示す。
1 データバツフアにすべてスペースコードを埋
める。
2 データバツフアの左右マージン位置に相当す
る場所に左マージンコード、右マージンコード
を埋める。
上述のステツプによりデータバツフアに初期値
を設定することにより、CRT上に表示される文
字列のイニシヤライズを行う。これにより左右マ
ージンがCRT上に表示され残りはすべてスペー
スが表示される。すべての入力はまずこのINT
キーを押すことにより始めることができる。
上述の処理が終了すれば、キー待ちとなる。も
しNOであれば、ステツプKB29に移る。ステツ
プKB29はプリントキーが操作されたかを判別す
る。もしYESであれば、第32図に示すプリン
トキー処理のステツプKB30に移る。かかるス
テツプは以下の処理を行なう。
データバツフアの内容をプリンタに出力する。
上述の処理によりデータバツフアの内容をすべ
てプリントアウトする。縦横プリントの機能をも
つているとなお望ましい。
以上の処理が終了と、キー待ちになるが、もし
NOであれば、やはりキー待ちにもどる。
[効果] 以上説明した様に、各ブロツクにおいて異なる
行に空白行が追加され得ることにより、各ブロツ
ク内の文字列の連続性を保つた状態で、拡大され
た前記複数のブロツク内に配列される文字情報を
表示することができる文字処理装置を提供するこ
とにある。提供することにあることができる文字
処理装置を提供することが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による1実施例を示すブロツク
図、第2図a,b,cはインデントブロツクを説
明する図、第3図a,b,c,dはインデントマ
ークと罫線パターンの変換を説明する図、第4図
a,b,cは枠組の変更を説明する図、第5図
a,b,cは枠組の変更を説明する図、第6図
a,bは枠組の変更を説明する図、第7図はキー
処理を示す制御手順を示す図、第8図はキヤリツ
ジリターン処理を示す図、第9図はインデント入
力処理を示す図、第10図はオーバライトキー入
力処理を示す図、第11図は挿入キー入力処理を
示す図、第12図はカーソルキー入力処理を示す
図、第13図aは文字キー入力処理を示す図、第
13図bは文字のオーバライト処理を示す図、第
14図aはインデントブロツクセーブ処理を示す
図、第14図bはデータの流れを示す図、第15
図はオーバライト処理を示す図、第16図は挿入
処理を示す図、第17図はインデントブロツクリ
ストア処理を示す図、第18図aはインデントブ
ロツク拡大処理を示す図、第18図bはデータの
流れを示す図、第19図aは行挿入処理を示す
図、第19図bはデータの流れを示す図、第20
図aはスペース行移動処理を示す図、第20図b
はデータの流れを示す図、第21図はインデント
ブロツク縮小処理を示す図、第22図aはデータ
バツフア書き込み処理を示す図、第22図bはデ
ータの流れを示す図、第23図aは削除キー入力
処理を示す図、第23図bは文字の削除のデータ
の流れを示す図、第24図は削除処理を示す図、
第25図aはインデント右移動キー入力処理を示
す図、第25図bはデータの流れを示す図、第2
5図cはデータの流れを示す図、第26図はイン
デントブロツク横縮小処理を示す図、第27図は
インデントブロツク横拡大処理を示す図、第28
図はインデントブロツク横拡大処理を示す図、第
29図aはインデント罫線変換キー入力処理を示
す図、第29図bはデータの流れを示す図、第3
0図aは罫線インデント変換キー入力処理を示す
図、第30図bはデータの流れを示す図、第31
図はイニシヤライズ処理を示す図、第32図はプ
リントキー入力処理を示す図である。 KB……キーボード、ROM……制御メモリ、
RAM……メモリ、WB……ワークバツフア、
DBuF……データバツフア、CR……カーソルレ
ジスタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 文字情報の配置を規定する境界を有し、前記
    境界に対応したサイズを有する複数のブロツク内
    に配列される文字情報を表示できる表示手段、 前記ブロツクの縦方向のサイズの拡大を指示す
    る指示情報を発生する指示情報発生手段、 前記指示情報発生手段によつて発生される前記
    指示情報に基づいて、ブロツクの拡大を行なう場
    合に、各ブロツク内の文字列の連続性を判定する
    判定手段、 前記各ブロツクに、空白行を追加する空白行追
    加手段、 前記判定手段の判定に基づいて、前記空白行追
    加手段によつて、各ブロツクにおいて異なる行に
    空白行が追加され得ることにより、各ブロツク内
    の文字列の連続性を保つた状態で、拡大された前
    記複数のブロツク内に配列される文字情報を表示
    する様、前記表示手段を制御する表示制御手段と
    を有することを特徴とする文字処理装置。 2 前記指示情報発生手段による前記指示情報の
    発生は、文字編集を指示するキー操作に基づいて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の文字処理装置。 3 前記指示情報発生手段によつて発生される前
    記指示情報は、前記文字編集を指示するキーの操
    作の後、ブロツクのサイズとその中に存在すべき
    文字情報の量に基づいて発生されることを特徴と
    する特許請求の範囲第2項記載の文字処理装置。 4 前記指示情報発生手段による前記指示情報の
    発生は、ブロツクのサイズの変更を指示するキー
    操作に基づいていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の文字処理装置。 5 前記指示情報発生手段によつて発生される前
    記指示情報は、ブロツクのサイズの変更を指示す
    る前記キー操作の後、ブロツクのサイズとその中
    に存在すべき文字情報の量に基づいて発生される
    ことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の文
    字処理装置。
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