JPH0360850A - 溶湯注入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、鋼の製造時に閉塞せず長時間使用でき、かつ
パウダー姓介在物、酸化物系非金属介在物の混入の少な
い清浄鋼の連続鋳造に用いる溶湯注入装置に関するもの
である。

〈従来の技術〉 鋼の連続鋳造においては、従来、取鍋に貯留された溶鋼
を、溶湯注入装置例えば取鍋ノズルを介して一旦タンデ
ィッシュ内に流出させ、この溶鋼をタンデイツシュから
浸漬ノズルを介して鋳型に注入している０例えばタンデ
イツシュｌから鋳型））に溶鋼を注入する際には第４図
（ａ）に示すようにタンデイツシュｌ内の溶鋼９は、タ
ンデイツシュｌの底部に形成された溶鋼流出口からスラ
イディングノズル（ＳＮ）　１１．１２．浸漬ノズル３
及びその先端部に形成された一対の溶鋼流の吐出口１０
ａ。

１０ｂを通されて鋳型８に注入される。一方、スライデ
ィングノズル１２はクンデイツシュｌの底部に固定され
たスライディングノズル上プレー）１１を備えており、
このスライディングノズル１２を矢印！３方向にそって
スライドさせることによって、溶調流通孔■５の開口面
積を調節して溶鋼９の流量をＩｔＪＩ　１１　Ｌ、、て
いる。このとき浸漬ノズル本体３もスライディングノズ
ル１２とともに移動する。

〈発明が解決しようとする課題〉 スライディングノズル１２で溶鋼の流量を絞る場合には
、第ｄ図（ｂ）で示すようにスライディングノズル１２
を矢印１３方向に移動させるが、この場合には、溶鋼流
は偏流１６になってしまう、この（ｌｉ流が発生ずると
、溶鋼が吐出口１０ａ、１０ｂから均一に流出せず、吐
出口１０ｂからの流量が極めて多くなる。このため溶鋼
注入時に鋳型内の吐出口１０ｂ側の溶鋼場面がＦＪ↑さ
れ、溶鋼湯面上に浮遊するパウダ１８等が巻き込まれて
鋼中介在物となるという問題があり、また吐出口Ｊｏｂ
から流出した溶鋼が凝固殻１７を溶解させてブレークア
ウトを発生ずるという問題がある。

偏流の防ＩＬ対策として、特開昭６３−１６８３７号公
報に開示された技術があるが、本技術では限られた吐出
面積しか得られずノズル詰まりのため、多連鋳に適用す
ることはできなかった。

本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであって、
偏流が発生せず均一な注湯を行い鋳造トラブルを防止す
ることができ、かつノズル詰まりのない溶鋼注入装置を
提供することを目的とする。

く課題を解決するための手段〉 本発明は、■溶湯容器の底部に設置され、該溶湯容器内
の溶湯を鋳型に注入する溶湯注入装置であって、溶湯容
器の底部に配設され下端部に２個以上の脚部を有する浸
漬ノズルと、該浸漬ノズルの下端部の外側に配設される
弁体と、前記浸漬ノズルの溶鋼流通孔を貫通して厨降可
能に配設され下端部に６１１記弁体を取付けた制御棒と
、から構成され、該制御棒の昇降によって浸漬ノズルの
脚部と弁体間の吐出口開口面積を増減することによって
、溶湯注入量を調整することを特徴とする溶湯注入装置
で、かつ■制御棒は水平方向にも移動できるようにされ
た前項の記載の溶湯注入装置である。

く作　用〉 本発明の実施に用いられる装置を第１図に示す。

第１図（ａ）は全体断面図で、第１図（ｂ）は浸漬ノズ
ルの吐出孔部の側面図である。

タンデイツシュの底部に設置された浸漬ノズル本体は、
下端部に分岐した２個の脚部を具えている。クンデイツ
シュｌのｔ３　Ｈ９は浸漬ノズル３の溶＠流通孔１５を
通り吐出口１９ａ、１９ｂ＋　２０ａ、２０ｂから鋳型
８へ供給される。この際制御棒５を上下移動シリンダ６
で上下に移動することによって１９ａ、１９ｂ、２０ａ
、２０ｂの面積を変化させ、モールドへの溶湯のイ」（
給量を調節することができる。

また、銅板熱電対２１ａ、２１ｂで検知した温度の差に
より左右に溶鋼の偏流１Ｇが生した場合、左右移動シリ
ンダ７を動かずことによって弁体４と偏流制御板２２が
吐出口２０ａもしくは２０ｂ側へ移動さセ°られ、溶鋼
の左右の偏流を防止することができる。

例えば、銅板熱電対２１ａの温度が２１ｂの温度より高
い場合は、吐出口２０ａからの吐出量が多いためである
から左右移動シリンダ７を左方向へ移動すると、制御ｎ
捧５．弁体４．偏流制？２１板２２が左方向へ移動し吐
出口２０ａの吐出流が減少し、銅板熱電対２１ａと２１
ｂの温度差が減少し偏流が防止される。

なお、偏流制御ｎ板２２と制御棒が同一形状であっても
さしつかえない０通常の注湯では吐出口１９ａ１９ｂか
らの吐出流は、凝固界面にトラップされた気泡や介在物
を流すため好結果をもたらすが、パウダー性欠陥をさら
に減少させるためには吐出口１９ａ、１９ｂからの吐出
流をなくすほうがよりよく、それには第２図のように分
岐部吐出口２５からの吐出流量が多くなるように弁体の
上部の分配板２４を脚部２３に近づけるようにするとよ
い、吐出口１９ａ。

１９ｂからの吐出流は、溶湯が固まらない程度の弱い流
れにすることが望ましい。

以上はノズル本体の下端部分に二つに分岐した脚部を有
する例について示したが、これに限定されるものではな
く、例えば第３図のように４個に分岐した脚部を設けて
もよい。

〈実施例〉 本発明に係る第１図、第２図に示す装置を用いて、ｌヒ
ート２０ＯＬ　、重量比でＣ：　２０〜５０ｎ、　Ｓｉ
：　０．０１％、　　Ｍｎ　：　０．０５〜０．１５％
、　　Ｐ　：　０．００６〜０．０１６％、　　Ｓ　：
　　０．００７〜０．０２％、Ａｌ；０．０４〜０．０
７％　Ｔｉ７０．０２〜０．０６％の極低炭アルミキル
ド鋼をタンデインシュ溶ｊ１２１過熱度２０〜４０°Ｃ
で３０ヒート鋳造し従来のし一トとの比較を行った。

タンデイツシュ容ｆｆ１５０ｉ、、鋳片は幅：　１３０
０〜１６００ｍ５．厚さ：　　２２０ｍ＋である。第１
表に平均連々数の比較と鋳造したスラブの製品でのスリ
ーパー欠陥発生率とふくれ欠陥発生率の比較を示す、こ
こで第４図に示す装置を用いた従来例をＩとして比較し
た。第１図に示す装置を用いた例を実施例１、第２図に
示す装置を用いた例を実施例２として示した。

第　　１　　表 平均連々数について実施例１．２が従来例より著しく優
れている運出は、吐出口の面積を連々数が増すことによ
って増大させることができるためであり、実施例１と２
の差異は、実施例１に比べ実施例２の方がストロークに
制限があるためである。

ふくれ欠陥については、偏流が防止されることと吐出流
速を注湯初期と同じようにおさえているため、本発明法
は若しく優れている。実施例１と実施例２との差はない
。

スリーパー欠陥については、ふくれ欠陥の時と同様な効
果で本発明法が優れている。実施例２は実施例１に比ベ
パウダー巻き込みが少ないため実施例１より優れている
。

〈発明の効果〉 本発明法によれば、注湯初期と同じ条件で永く注湯でき
るため、超多連が可能となり、また偏流を防止するため
、ふくれ欠陥、スリーパー欠陥をほとんどなくすことが
でき、品質向上、安定操業に多大に寄与できた。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る溶鋼注入装置（例）で、（ａ）
は全体断面図、（ｂ）は要部の側面図、第２図は、本発
明に係る別な溶鋼注入装置（例）で、（ａ）は正面図、
（ｂ）は制御棒の斜視図、第３図は、浸漬ノズル本体（
例）の斜視図、第４図は、従来の溶鋼注入装置を示す全
体断面図である。 ｌ・・・タンデイツシュ、 ２・・・タンデイツシュ上ノズル、 ３・・・浸漬ノズル本体、　４・・・弁　体、５・・・
制御棒、　　　　　　６・・・上下移動シリンダ、７・
・・左右移動シリンダ、８・・・鋳　型、９・・・溶　
湯、　　　　　１０ａ・・・左側吐出口、１０ｂ・・・
右側吐出口、 １１・・・スライディングノズル上プレート、１２・・
・スライディングノズル、 １３・・・ＳＮ閉方向、　　　１４・・・ＳＮ開方向、
１５・・・溶鋼流通孔、　　　１６・・・偏　流、１７
・・・凝固殻、　　　　　　１Ｂ・・・パウダ、１９・
・・吐出口、 ２１・・・銅板熱電対、 ２３・・・脚　部、 ２５・・・分岐部吐出口。 ２０・・・吐出口、 ２２・・・偏流制御板、 ２４・・・分配板、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　溶湯容器の底部に設置され、該溶湯容器内の溶湯を
   鋳型に注入する溶湯注入装置であって、溶湯容器の底部
   に配設され下端部に２個以上の脚部を有する浸漬ノズル
   と、該浸漬ノズルの下端部の外側に配設される弁体と、
   前記浸漬ノズルの溶鋼流通孔を貫通して昇降可能に配設
   され下端部に前記弁体を取付けた制御棒と、から構成さ
   れ、該制御棒の昇降によって前記浸漬ノズルの脚部と弁
   体間の吐出口開口面積を増減することによって溶湯注入
   量を調整することを特徴とする溶湯注入装置。 ２　前記制御棒は水平方向にも移動できるようにされた
   請求項１記載の溶湯注入装置。