JPH0360616A - 殺菌機能付風呂装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は浴槽水を銀イオンにより殺菌することができる
殺菌機能付風呂装置に関する。

〈従来の技術〉 第３図と第４図にそれぞれ従来の殺菌機能付風呂装置の
簡略構成図を示す。

第３図に示す従来装置は給湯器１からの温水を浴槽２に
落とし込むための風呂給湯路３に銀電解による殺菌手段
４が配置されている。

また第４図に示す従来装置は、給湯器ｌから浴槽２への
風呂給湯路３と、浴槽水を熱交換器５へ循環させて追焚
きを行う風呂追焚き循環路６とが一部共通路３６として
兼用された装置で、銀電解による殺菌手段４が三方弁７
より上流の風呂給湯路３に配置されている。８は追焚き
用の循環ポンプである。

〈発明が解決しようとする課題〉 ところが上記２つの従来装置に示したように、従来は銀
電解による殺菌手段４が風呂給湯路３側だけに設けられ
ており、したがって風呂給湯の際には銀殺菌ができるが
、給湯が終了してしまうと、その後浴槽水が使用によっ
て汚れても、殺菌ができない欠点があった。

そこで本発明は上記従来技術の欠点を解消し、風呂給湯
後も必要に応じて浴槽水の銀殺菌が簡単にできる殺菌機
能付風呂装置の提供を目的とする。

く課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本発明の殺菌機能付風呂装置
は、浴槽水を熱交換器へ循環させて追焚きを行うことが
できる風呂追焚き循環路と、給湯器からの温水を浴槽へ
落とし込むことができる風呂給湯路とを備え、且つ前記
風呂追焚き循環路と風呂給湯路の一部を共通路として兼
用するようにした風呂装置において、銀電解による殺菌
手段を前記共通路に配置したことを特徴としている。

〈作用〉 上記特徴によれば、浴槽への給湯時はもとより風呂追焚
き循環時にも、銀イオンによる殺菌を行うことができる
。よって使用により汚れた浴槽水に対しても十分効果的
に銀殺菌手段が利用できるようになった。

〈実施例〉 第１図は本発明装置の第１の実施例を示す全体構成図で
ある。

風呂給湯路３が一般給湯とは分岐されて設けられており
、また浴槽２の水を熱交換器５へ循環させる風呂追焚き
循環路６が設けられている。風呂追焚き循環路６は三方
弁７で前記風呂給湯路３と接続し、該三方弁７から前記
熱交換器５を通って浴槽２へ至るまでが風呂給湯路３と
風呂追焚き循環路６の共通路３６とされている。そして
銀電解による殺菌手段４は該共通路３６に設けられてい
る。

８は風呂追焚き用の循環ポンプ、９は温度センサ、１０
は逆止弁、１１は浴槽水位センサ、１２は再搬送弁であ
る。また１３は水量センサ、１４は水量調節器、１５は
風呂給湯弁である。

風呂給湯時には、前記風呂給湯弁１５を開くことにより
、給湯器ｌからの温水が、風呂給湯路３から三方弁７を
経て共通路３６に入り、殺菌手段４、熱交換器５を経て
浴槽２内に入る。このとき再搬送弁１２を開くことによ
り、給湯が速く行える。給湯流量は水量センサ１３で検
出できる。また水量調節器１４で給湯流量を調節するこ
とができる。給湯中に前記殺菌手段４が稼働することに
より、銀イオンが温水中に溶は出して、殺菌がなされる
。

風呂追焚き時には、前記三方弁７が循環路６側に切り換
えられ、循環ポンプ８が駆動されることにより、浴槽水
が循環路６から共通路３６を通って浴槽２に循環し、そ
の間に熱交換器５で加熱され、またＳＭ！解による殺菌
手段４により殺菌を行うことができる。

第２図は本発明装置の第２の実施例を示す全体構成図で
ある。この実施例は１つの貯湯式の給湯器２０を用いて
風呂給湯と風呂追焚きの両方を行う風呂装置への銀電解
による殺菌手段の適用例を示している。

浴槽２から給湯器２０への追焚き用循環路６が設けられ
ており、一方、給湯器２０からの風呂給湯路３が前記循
環路６の途中に接続している。給湯器２０から給湯路３
を通って給湯されてきた温水は、給湯路３の循環路６へ
の接続点Ｐ、から浴槽２への出入口Ｐ２を通って浴槽２
内へ導入される。また一部は短絡路１６の再搬送弁１２
が開かれることにより、接続点Ｐ３、Ｐ４を経て浴槽２
への出入口Ｐ５から浴槽２内へ導入される。すなわち本
実施例では風呂給湯路３と風呂追焚き循環路６との共通
路３６は、接続点Ｐ、からＰ、までと、Ｐ４からＰＳま
での通路となる。そして銀電解による殺菌手段４は共通
路３Ｇの接続点Ｐ４とＰＳの間に設けられている、なお
、８は風呂追焚き用の循環ポンプ、９は温度センサ、１
１は浴槽水位センサ、１３は水量センサ、１４は水量調
節器、１５は風呂給湯弁である。

風呂給湯時には風呂給湯弁１５が開かれ、再搬送弁１２
が開かれることにより、温水の一部が殺菌手段４を通っ
て浴槽２に入る。よって殺鼠手段４を稼働させることに
より殺菌が行える。

また風呂追焚き時には、循環ポンプ８をオンし、再搬送
弁１２を閉じることにより、浴槽水が共通路３６及び循
環路６を通って給湯器２０に循環され、加熱される。そ
して循環途中で殺菌手段４を通るので、殺菌が可能とな
る。

銀電解による殺菌手段についてさらに具体的に述べる。

この殺菌手段４は、例えばフロートタンクに銀電極を組
み込んだもので、プラス電極に銀、マイナス電極に銀ま
たは白金等を用い、直流電流を流すことにより、プラス
電極の銀が電気分解されて銀イオンとして流れてくる温
水或いは浴槽水に溶ける。この溶けるＮＺは、電流値Ａ
と通電時間ｔと銀のｌグラム当量と、ファラデ一定数Ｆ
とから次式（１）で簡単に演算することができる。

Ｚ　＝１０８Ａ　Ｌ　／　Ｆ　−−・−・（１）Ｚ：電
解量（ｇ） Ａ：電流値（アンペア） ｔｚ通電時間（秒） 一般に殺菌効果のある銀量は０．０４〜０．ｌｐｐｍと
言われている。今、水量センサ１３で検出される風呂給
湯流量をＱ／／ｍｉｎとすれば、銀濃度を０．Ｏ４ｐｐ
ｍに設定する場合、次式（２）が成立する。

（１０８Ａ　ｔ　／Ｆ）　／　（１０３Ｑ／６０）　＝
０．０４Ｘ１０→式（２） すなわち、流ｉｔＱと電流値Ａと通電時間ｔを調節する
ことにより０．Ｏ４ｐｐｍが保持される。例えばＱ＝１
５１／ｗｉｎ、Ａ＝２０ｍＡとすると通水１秒当たり０
．４５秒の通電時間でよいことになる。

また風呂追焚き運転時での銀殺菌は、例えば、水位セン
サ１１で検出される浴槽水位から浴槽２内の水量を図示
しない制御部等で演算し、得られた水量に対して所定の
銀濃度（例えば０．０４ｐｐａ＋）を導入するための電
流値Ａと通電時間ｔを演算し、それに沿って殺菌手段４
を作動させればよい。これらの演算や動作の指令はマイ
コン内蔵の制御部で自動的に行うことができる。なお銀
電解の制御については、トータルとしての水量に対して
銀電解の電流値と通電時間を定める方法を採用してもよ
いし、単位時間に流れてくるｉＪ！Ｌｔに対して所定の
銀濃度となるよう電流値と通電時間を定める方法を採用
してもよい。

く効果〉 本発明は以上の構成よりなり、請求項Ｉに記載の殺菌機
能付風呂装置によれば、風呂給湯の際のみならず風呂追
焚き循環の際においても、それらの際における湯の流れ
を利用して風呂水の銀イオンによる殺菌を行うことがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の第１の実施例を示す全体構成図、
第２図は本発明装置の第２の実施例を示す全体構成図、
第３図と第４図はそれぞれ従来装置の構成図である。 Ｉ：給湯器 ２：浴槽 ３：風呂給湯路 ４：銀電解による殺菌手段 ５：熱交換器 ６：風呂追焚き循環路 ８：Ｎ環ポンプ ２０：給湯器 ３６：共通路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、浴槽水を熱交換器へ循環させて追焚きを行うこ
   とができる風呂追焚き循環路と、給湯器からの温水を浴
   槽へ落とし込むことができる風呂給湯路とを備え、且つ
   前記風呂追焚き循環路と風呂給湯路の一部を共通路とし
   て兼用するようにした風呂装置において、銀電解による
   殺菌手段を前記共通路に配置したことを特徴とする殺菌
   機能付風呂装置。