JP4332268B2 - 浴水浄化装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、浴水浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
浴槽水の浴水を入水して所定の浄化処理を加えた後に浴槽に出水し、この行程を繰り返すことにより浴水を循環浄化する浴水浄化装置が知られている。
該浴水浄化装置において、浄化はろ過装置によるものの他、主として業務用の浴水浄化装置においてはオゾン殺菌や殺菌灯等による殺菌或いは塩素などの薬剤による殺菌が行われる。
塩素などの薬剤による殺菌は、従来は注入器などを用いて人手により行われており、使用者が注入量、注入時間を適宜管理していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、人手による薬剤の注入は、注入器の故障や管理の懈怠などにより過剰な濃度の薬剤を注入してしまうなどの危険があり、この点の解決が従来より求められていた。
本発明は上記従来技術の問題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、浴槽の浴水を入水し、所定の浄化処理を施した後、再び該浴水を浴槽に出水する浴水浄化装置において、該浴水に殺菌又は滅菌あるいは除菌などの目的のために薬剤を注入するための薬剤注入装置と、該薬剤の濃度を測定する濃度測定装置と、前記濃度測定装置により測定された薬剤の濃度が所定値以上の場合、その旨の告知を行う告知装置と、該濃度測定装置により測定された薬剤の濃度が所定値以上の場合、前記薬剤注入装置の運転を停止させるように制御し、この制御によっても薬剤注入装置の運転が停止しない場合には薬剤注入装置の電源を切断する制御装置と、前記制御装置による薬剤注入装置の運転停止制御後も、運転が停止しない場合、浄化装置の全体の運転を停止させる停止装置と、を備えたことを特徴とする。
以上の構成により薬剤濃度が所定値以上になった場合、最初に告知装置によりその旨の告知がなされ、使用者に注意が喚起され、次に注入装置の運転を停止するように制御される。この制御によっても薬剤注入装置が運転停止しない場合には、薬剤注入装置の電源を切断する。更にこの制御によっても薬剤注入装置の運転が停止しない場合には、浄化装置自体の全体の運転を停止する。これにより薬剤濃度が高くなることによる人体に及ぼす悪影響などを防止することが可能になる。
なお薬剤注入装置の電源を切断する際、更には浄化装置全体の運転を停止させる際、その旨の告知を行う告知装置を更に備えることが望ましい。該告知により使用者は更に危険を知ることが可能である。告知の方法としては表示、音声などの態様が可能である。
なお、前記薬剤注入装置が注入する薬剤としては、塩素或いは塩素を含む薬剤がもっとも一般的であるが、他のどのような薬剤も本装置に使用可能である。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1において、循環ポンプ20の稼働により浴槽Tの浴水は吸込口24から浴水浄化装置Yに入水し、ヘアキャッチャー23を通り、湯温センサ28を経由して循環ポンプ20を通って、更に切替バルブB27を経由し、ろ過タンク21においてろ過される。そして、ヒータ22により所定温度まで加温され切替バルブA26を通って吐出口25から浴槽Tに出水され、この循環を繰り返して浄化されるように構成されている。
【0006】
切替バルブA26から吐出口25の間に塩素注入器1が設けられており、塩素流量計2と逆止弁50を介して配管40に接続している。
またヘアキャッチャー23と循環ポンプ20の間の配管41には塩素濃度測定器3が設けられている。
なお、51と52は逆止弁である。
【0007】
図2にこの実施形態の制御装置の構成を示す。制御装置30はマイクロコンピュータを主体に構成されており、浴水浄化装置Y全体の制御を行っている。該制御装置30には表示部31と操作部32が設けられており、操作部32からユーザなどが種々の指令を入力する。表示部31は様々な表示を行うものであって、後述する告知などを表示部31において行うようになっている。
【0008】
制御装置30は循環ポンプ20の運転制御、切替バルブA26と切替バルブB27の開閉制御およびヒータ22の加温制御を行うようになっている。また湯温センサ28からの湯温情報を入力するように構成されている。
【0009】
制御装置30には塩素注入器ON/OFF制御回路10が接続し、この塩素注入器ON/OFF制御回路10により塩素注入器1のオンオフを行うようになっている。また、塩素注入器電源制御回路11が制御装置30には接続され、塩素注入器1の電源のオンオフを制御できるようになっている。
【0010】
制御装置30には前記塩素濃度測定器3からの塩素濃度情報が入力し、また塩素流量計2からの流量情報が入力するように構成されている。
【0011】
図3と図4により動作を説明する。
使用者が操作部32を操作するか或いはタイマ等の時間経時により制御装置30が塩素注入器ON/OFF制御回路10に塩素注入指令を送ると、塩素注入器1から塩素の注入が開始され、塩素が塩素流量計2と逆止弁50を介して配管40に送られ、更に吐出口25から浴槽T内に吐出する。そして、吸込口24から吸引されてヘアキャッチャー23を経由して塩素濃度測定器3においてその塩素濃度が検出される。制御装置30は塩素濃度測定器3からの情報により塩素濃度が規定値以内か否か判断する(ステップS1)。
【0012】
規定値以下の場合には、表示部31に塩素濃度が低い旨の警告を表示する(ステップS2)。そして、塩素濃度が規定値内に上昇したら(ステップS3)、警告を解除する(ステップS4)。
【0013】
ステップS1で塩素濃度が規定値以上の場合には、表示部31に入浴禁止の警告を表示し(ステップS5)、塩素注入器電源制御回路11に指令を送って塩素注入器1の運転停止制御を実行する(ステップS6)。そして、塩素濃度が規定値以内になったら(ステップS7)、入浴禁止の警告を解除し(ステップS8)、塩素注入を再開する(ステップS9)。
【0014】
図4によりステップS6の塩素注入器停止中の動作を説明する。
塩素注入器1を停止した後(ステップS20)、塩素注入器1のオフを確認する。この例では塩素注入器1の制御リレーのオフを確認する(ステップS21)。制御リレーがオフであればステップS24に飛ぶ。制御リレーがオフでない場合には、塩素注入器電源制御回路11により塩素注入器1の電源を遮断し(ステップS22)、同時に制御系統の異常を表示部31に表示する(ステップS23)。
【0015】
そして、更に塩素流量計2からの情報に基づいて、実際に塩素注入が停止したか否か判定し(ステップS24)、停止していない場合には浴水浄化装置Yの運転自体を停止する(ステップS25)。同時に塩素注入器1の異常を表示部31に表示する。
【0016】
上記実施形態では、塩素濃度が規定値以上の場合、最初に塩素注入器1における塩素の注入を停止するように制御し、この制御により塩素注入器1が実際に停止しなかった場合には、塩素注入器1の電源を遮断し、更に該電源の遮断によっても塩素の注入が停止しない場合には浴水浄化装置Y自体の運転を停止する、という構成になっているため、塩素濃度が規定値以上になった場合、それ以上の上昇を確実に防止することが可能である。また、各段階で表示部31に警告を表示するようにしているため、規定値以上の塩素濃度の浴水に人が入力する等の事故を未然に防ぐことが可能になる。
更に、塩素濃度が規定値より低い場合には、規定値に達するまで自動的に塩素注入を行う等の効果がある。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の浴水浄化装置によれば、適正な薬剤注入を行うことができ、規定値を大きく越える薬剤濃度になる等の危険を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略図。
【図2】本発明の一実施形態の制御装置を示すブロック図。
【図3】本発明の一実施形態の動作を示すフローチャート図。
【図4】本発明の一実施形態の動作を示すフローチャート図。
【符号の説明】
1:塩素注入器、2:塩素流量計、3:塩素濃度測定器、10:塩素注入器ON/OFF制御回路、11:塩素注入器電源制御回路、20:循環ポンプ、21:ろ過タンク、22:ヒータ、23:ヘアキャッチャー、24:吸込口、25:吐出口、26:切替バルブA、27:切替バルブB、28:湯温センサ、30:制御装置、31:表示部、32:操作部、40:配管、41:配管、50:逆止弁、51:逆止弁、52:逆止弁。
Claims (3)
- 浴槽の浴水を入水し、所定の浄化処理を施した後、再び該浴水を浴槽に出水する浴水浄化装置において、
該浴水に殺菌又は滅菌あるいは除菌などの目的のために薬剤を注入するための薬剤注入装置と、
該薬剤の濃度を測定する濃度測定装置と、
前記濃度測定装置により測定された薬剤の濃度が所定値以上の場合、その旨の告知を行う告知装置と、
該濃度測定装置により測定された薬剤の濃度が所定値以上の場合、前記薬剤注入装置の運転を停止させるように制御し、この制御によっても薬剤注入装置の運転が停止しない場合には薬剤注入装置の電源を切断する制御装置と、
前記制御装置による薬剤注入装置の運転停止制御後も、運転が停止しない場合、浄化装置の全体の運転を停止させる停止装置と、
を備えたことを特徴とする浴水浄化装置。 - 前記制御装置による薬剤注入装置の電源の切断の際に、及び/又は前記浄化装置全体の運転を停止させる際に、その旨の告知を行う告知装置を更に備えた、
請求項1に記載の浴水浄化装置。 - 前記薬剤注入装置が塩素を含む薬剤を注入する、
請求項1又は2に記載の浴水浄化装置。
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- 1999-10-06 JP JP28503899A patent/JP4332268B2/ja not_active Expired - Fee Related
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