JP3790018B2 - 熱洗浄機能を備えた浴水浄化装置 - Google Patents
熱洗浄機能を備えた浴水浄化装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、熱洗浄機能を備えた浴水浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
浴槽の浴水をポンプなどにより、循環させて浴水を濾過或いは殺菌する浴水浄化装置が近年普及している。
この浴水浄化装置において、所定温度以上の熱水を装置内に循環させて装置内の殺菌を完全に行う機能を備えたものが本願出願人により研究開発され、提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した熱洗浄機能を備えた場合、洗浄済みの熱水は系外に
排出されるが、高温であるため、排出時にユーザに火傷等を負わせる危険がある。
特に熱洗浄中に運転を停止したり或いは停電などにより運転が停止した場合、その内部には熱水が残っており、運転再開時にこれを排出しないと熱水が浴槽に流れ込む危険がある。また、この排出時にもユーザに対して十分な警告が必要である。
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、熱洗浄に伴う危険を未然に防止できる浴水洗浄装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、所定温度以上の熱水を装置内に循環させて熱洗浄し、該熱洗浄水を排出する機能を備えた浴水浄化装置であって、前記熱洗浄中は熱洗浄中である旨の表示を行い、該熱洗浄中に運転の停止があった時も、該表示を継続し、該運転の停止後運転の再開指令があった時は、前記熱洗浄水の排出を行ってから運転を再開する、ことを特徴とする。
また請求項2の発明は、所定温度以上の熱水を装置内に循環させて熱洗浄し、該熱洗浄水を排出する機能を備えた浴水浄化装置であって、該熱洗浄中に電源の停止があり、再度電源を投入した際には、熱洗浄中である旨の表示を行い、運転の開始指令があった時は、前記熱洗浄水の排出を行ってから運転を開始する、ことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は制御装置を示す機能ブロック図である。また図2乃至図4は浴水浄化装置の全体を示す概略図である。
【0006】
最初に図2乃至図4により、装置全体の説明を行う。
図2に示すように浴槽の湯をポンプ12により汲み上げて、上側のTバルブを経由してヒータ13に送り、ここで所定温度に加温して殺菌ランプを通して殺菌する。そして、タンクに浴水を送り、ここで濾過した後にLバルブと下側のTバルブを介して浴水を浴槽に戻す。この動作を循環して、浴水の殺菌及び濾過を行うようになっている。
【0007】
熱洗浄の際には、図3に示すようにポンプ12からTバルブを介してヒータ13に浴水が送られ、殺菌ランプ、タンクを経由してLバルブから再びポンプ12へと循環するようになっている。ヒータ13で浴水は所定温度(例えば70゜C)以上に加温されこの熱水が上記経路を循環することにより、装置内部の熱洗浄を実行する。
【0008】
浴水が上記所定温度以上になって所定時間循環し、熱洗浄が終了すると、図4に示すように熱水の排水を実行する。
即ち、ポンプ12から送られた浴水は下側のTバルブを通って、Lバルブに送られ、ここからタンクに下側に送られる。そして、タンクの上部から流出して殺菌ランプを通り、ヒータ13を通って上側のTバルブを通って、系外に排出する。
【0009】
上記した浴水浄化装置は図1に示すように制御装置1を有しており、ここで各制御を実行している。
制御装置1は熱洗浄キー5がユーザにより操作されると、各バルブ14を図3に示すように設定し、ヒータ13を制御して所定温度まで浴水を加熱して上記したように熱水の循環を行わせるようになっている。
この時、制御装置1は表示装置2に熱洗浄中である旨の表示を行わせるようになっている。この表示はランプの点滅や赤色表示等の目立つ表示になっている。ヒータ13による加熱により浴水が所定温度以上になると、熱洗浄を終了し図4に示す排水を行うが、この際に排水を行う旨、表示装置2に警告表示を行うと共に、ブザー3により警告ブザーを鳴らすように構成されている。更に該ブザーの警告後、所定時間を経過して排水を開始するようになっている。
上記動作を図5のフローチャートにより説明する。
熱洗浄キー5が押されて図3に示す循環及びヒータ13による加熱が実行され(ステップS1)、湯温センサ10からの信号により循環水が所定温度に達したことを検知したら(ステップS2)、加熱を停止し(ステップS3)、表示装置2に警告の表示を行うと共に、ブザー3を鳴らす(ステップS4)。そして、数秒間待って(ステップS5)、排水を実行する(ステップS6)。
以上の動作により、熱洗浄及び熱水の排水がユーザに警告され、しかも警告後所定時間後に排水が行われるから、火傷等の危険を防止できる。
【0010】
制御装置1にはメモリ4が設けられており、熱洗浄キー5が操作されると熱洗浄中である旨がメモリ4に記憶されるようになっている。そして、該記憶は熱洗浄水の排水が行われるまでクリアされないように構成されている。
いま加熱洗浄中に運転停止操作がなされた時の動作を図6により説明する。熱洗浄キー5が操作されると(ステップS10)、メモリ4にその旨の情報が書き込まれ、同時に熱洗浄中である旨の表示が表示装置2になされる(ステップS11)。そして、ポンプ12とヒータ13による熱洗浄循環が実行され(ステップS12)、この間に運転キー6が押されて運転停止指令があるとステップ19に飛ぶ(ステップS13)。加熱温度に達すると(ステップS14)、図4に示す排水動作を実行し(ステップS15)、ここで運転キー6が操作されるとステップ19に移行する(ステップS16)。そして、湯温センサ10からの信号により浴水の温度が所定温度まで低下すると(ステップS17)、排水を停止し、メモリ4をクリアして通常運転に移行する(ステップS18)。ステップ19においては、運転を停止するが、表示装置2における熱洗浄中の旨の表示は維持する(ステップS19)。そして、再び運転キー6が押されると(ステップS20)、ステップ15に戻り、熱水の排水動作を実行し、以下同様な動作を行う。
以上の構成及び動作により、熱洗浄中に運転が停止されても、熱洗浄中の旨の表示は表示装置2において継続される。そして、運転が再開されると、熱水の排水が行われてから、通常運転が開始される。そのため、ユーザが知らない中に熱水が排水されることを防止でき、火傷等の事故を防止できる効果がある。
【0011】
次に熱洗浄中に停電などによる電源のオフがあった場合の動作を図7により説明する。
前記したように熱洗浄によりメモリ4にはその旨の記録が格納される。メモリ4は不揮発性であり、電源のオフにより記憶が消されないようになっている。
電源投入センサ11により電源の投入が検知されると(ステップS30)、制御装置1はメモリ4の内容を呼び出して(ステップS31)、熱洗浄中か否か判断する(ステップS32)。熱洗浄中であれば、その旨の表示を表示装置2において行い(ステップS33)、運転キー6が押されると(ステップS34)、図4のモードにより熱水を排水し(ステップS35)、通常運転を行う(ステップS36)。ステップ32において、熱洗浄中でない場合には、表示装置2においては通常の表示を行い(ステップS37)、運転キー6が押されると(ステップS38)、ステップ36に移行して通常運転を実行する。
以上の構成及び動作により、熱洗浄中に停電などによる電源の停止があった場合でも、電源再投入時にはメモリ4の内容をチックし、電源オフ直前に熱洗浄中であった場合には、その旨の表示を行うと共に、熱水排水を行ってから通常運転を開始するため、装置内に残る熱水が浴槽に進入する等の事故を防止することが可能である。
【0012】
以上説明した様に、上記実施形態によれば、熱洗浄中に運転が停止されたり或いは停電により停止されても、運転再開時には熱水を排水してから通常運転が行われるから、熱水による火傷などの事故を防止できる効果がある。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の浴水浄化装置によれば、熱洗浄による熱水による火傷などの事故を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す機能ブロック図。
【図2】本発明の一実施形態を示す装置全体の概略図。
【図3】本発明の一実施形態を示す装置全体の概略図。
【図4】本発明の一実施形態を示す装置全体の概略図。
【図5】本発明の一実施形態の動作を示すフローチャート図。
【図6】本発明の一実施形態の動作を示すフローチャート図。
【図7】本発明の一実施形態の動作を示すフローチャート図。
【符号の説明】
1:制御装置、2:表示装置、3:ブザー、4:メモリ、5:熱洗浄キー、6:運転キー、10:湯温センサ、11:電源投入センサ、12:ポンプ、13:ヒータ、14:バルブ。
Claims (2)
- 所定温度以上の熱水を装置内に循環させて熱洗浄し、該熱洗浄水を排出する機能を備えた浴水浄化装置であって、
前記熱洗浄中は熱洗浄中である旨の表示を行い、
該熱洗浄中に運転の停止があった時も、該表示を継続し、
該運転の停止後運転の再開指令があった時は、前記熱洗浄水の排出を行ってから運転を再開する、
ことを特徴とする浴水浄化装置。 - 所定温度以上の熱水を装置内に循環させて熱洗浄し、該熱洗浄水を排出する機能を備えた浴水浄化装置であって、
該熱洗浄中に電源の停止があり、再度電源を投入した際には、熱洗浄中である旨の表示を行い、
運転の開始指令があった時は、前記熱洗浄水の排出を行ってから運転を開始する、
ことを特徴とする浴水浄化装置。
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JP20846897A JP3790018B2 (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 熱洗浄機能を備えた浴水浄化装置 |
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