JPH035988Y2 - - Google Patents

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JPH035988Y2
JPH035988Y2 JP5015084U JP5015084U JPH035988Y2 JP H035988 Y2 JPH035988 Y2 JP H035988Y2 JP 5015084 U JP5015084 U JP 5015084U JP 5015084 U JP5015084 U JP 5015084U JP H035988 Y2 JPH035988 Y2 JP H035988Y2
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relay
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、火報システムの蓄積型中継器に関す
るものである。
(背景技術) 第5図は従来例の火報システムの蓄積型中継器
のブロツク図を示し、図中Xは蓄積型の中継器本
体である。6は定電圧回路部で、この定電圧回路
部6は受信機Aから副受信機等へ直流電源を与え
るために設けてある既設の電源出力端子I0と、共
通接続端子Cとの間の直流出力を所定電圧の直流
に安定化し、後述の各回路に電源として供給する
ものである。2は回線電圧検知回路部で、この回
線電圧検知回路部2は共通接続端子Cに接続して
ある共通線lcと、感知器接続線接続端子Lに接続
した感知器接続線l1との間の電圧を常時監視して
その電圧が煙感知器1a、熱感知器1b又は発信
機3が動作して一定電圧以下になつたことを検知
すると、検知出力を発生する。4は検知出力が入
力するとオン動作して、高感度リレー5を駆動す
るためのスイツチング回路部である。高感度リレ
ー5は受信機Aの受信リレーRyが動作するまで
かかる時間に比して早い時間で動作する高感度タ
イプのものが使用されており、受信リレーRyが
励磁されて、その自己保持回路を受信リレーRy
のリレー接点で形成する前にリレー接点r0を常閉
接点bから常開接点aに反転させることができる
ようになつている。リレー接点r0は常閉接点b側
を共通接続端子Cに接続する共通線lcの始端部位
に直列挿入しており、常閉接点bが開放される
と、共通線lcと共通線接続端子Cの間を遮断し、
共通線lcと感知器接続線l1間に接続されている煙
感知器1aに対する受信機Aからの電源供給を停
止すると共に、受信機A内の受信リレーRyの励
磁回路を遮断するようになつている。7は第1の
タイマ回路部で、このタイマ回路部7は回線電圧
検知回路部2が最初の検出出力を発生してスイツ
チング回路部4がオン動作を開始するとこの開始
時から限時動作を開始し、所定時間経過するとタ
イムアツプ出力を第2のタイマ回路部8へ出力す
るようになつており、この第1のタイマ回路部7
の限時動作時間は10〜20secに設定してある。第
2のタイマ回路部8は第1のタイマ回路部7のタ
イムアツプ時から限時動作を開始し、その動作期
間中スイツチング回路部4の動作を強制的にオフ
状態に設定するようになつている。しかして定電
圧回路部1と、回線電圧検知回路部2と、スイツ
チング回路部4と、第1のタイマ回路部7と、第
2のタイマ回路部8と、高感度リレー5とによつ
て既設の受信機Aに付設する感知器の一過性の誤
動作防止機能を有する蓄積型の中継器本体Xが構
成されるものである。
第6図は従来例の説明用の要部回路図であり、
トランジスタQ1、コンデンサC2等で回線電圧検
知回路部2が構成され、トランジスタQ2でスイ
ツチング回路部4が構成されている。ここで、感
知器接続線l1と共通線lc間に第7図aに示すよう
な脈流電圧Vaが印加され、定電圧回路部6から
の比較電圧が直流電圧V1である場合において、
直流電圧V1が脈流電圧Vaより高い部分(第7図
aの斜線部分)においては、トランジスタQ1
オン、トランジスタQ2がオンとなり、高感度リ
レー5を動作させて、感知器動作とみなすという
誤動作が生じる場合がある。また、第7図bに示
すように、比較電圧が定電圧回路部6からの直流
電圧ではなく、比較電圧を受信機Aの受信リレー
Ryからの前段から入力した脈流電圧Va′とした場
合には、図示するように位相差θ0が生じる場合が
ある。この場合においても、比較電圧の脈流電圧
Va′の方が印加電圧である脈流電圧Vaより高い
部分(第7図bの斜線部分)においては、上記と
同様にトランジスタQ1が作動して感知器動作と
みなしてしまうという誤動作が生じるという問題
があつた。
(考案の目的) 本考案は上述の点に鑑みて提供したものであつ
て、感知器接続線と共通線とに受信機より印加す
る電圧が脈流出力型であつても、誤動作を防止し
て脈流出力型受信機にも中継器本体を接続可能と
した火報システムの蓄積型中継器を提供すること
を目的とするものである。
(考案の開示) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
尚、基本的なブロツク図は従来の第4図と同様で
あり、第1図に基本となる具体回路図を示す。ま
ず、基本的な作用を述べると、第1図において、
今、通常状態にあるとすると、各感知器接続線l1
…と共通線lcとの間の電圧は受信機Aより受信リ
レーRyを介して出力される電圧であるため、回
線電圧検知回路部2のトランジスタQ1のベース
にはダイオードD1…を介してベース電流が流れ
ないためトランジスタQ1はオフ状態にある。こ
こでダイオードD1…はアノードをトランジスタ
Q1のベースに共通接続し、カソードを各別に対
応する感知器接続線l1…に接続してある。さて第
2のタイマ回路部8ではインバータIN1の入力が
“L”であるため、その“H”の出力を入力端に
接続しているインバータIN2は“L”の出力を発
生し、該出力を第1のタイマ回路部7のノアゲー
トNOR1に入力端に接続している。またインバー
タIN3は入力が“H”レベルであるため出力を
“L”とし、前記ノアゲートNOR1の他の入力端
に接続してある。第1のタイマ回路部7のノアゲ
ートNOR1は更に他の入力端を別のノアゲート
NOR2に接続してある。ノアゲートNOR2はスイ
ツチング回路部4のトランジスタQ2がオフ状態
では“H”の入力があるため、出力は“L”とし
ており、従つて前記ノアゲートNOR1は出力を
“H”とし出力端に接続しているCR時定数回路の
コンデンサC1の充電を阻止している。
さて今例えば感知器接続線l1に接続している煙
感知器1aが煙を感知してオン動作すると、感知
器接続線l1と共通線lcとの間が煙感知器1aのイ
ンピーダンスを介して短絡されて両線l1,lc間の
電圧は降下する。この降下によつて直ちに回線電
圧検知回路部2のトランジスタQ1のベースにダ
イオードD1を介してベース電流が流れトランジ
スタQ1はオン動作する。このオンによつてトラ
ンジスタQ1を介してコンデンサC2に充電々流が
流れコンデンサC2は充電される。従つてコンデ
ンサC2の両端電圧が上昇し、スイツチング回路
部4のトランジスタQ2のベースにベース電流を
流す。トランジスタQ2はベース電流が流れてオ
ン動作し、定電圧回路部6の出力端間にトランジ
スタQ2を介して高感度リレー5を接続した高感
度リレー5を駆動する。高感度リレー5はリレー
接点r0の常閉接点をオフし、共通線lcを開放す
る。
この開放によつて受信機A内の受信リレーRy、
感知器接続線l1、当該感知器、共通線lcによつて
形成せる受信リレーRyの励磁電流の通電経路は
遮断されることになる。つまり受信リレーRyの
動作に要する時間(例えば10msec)よりも早く
(例えば1msec)高感度リレー5が動作すると、
受信リレーRyは動作せず受信機Aでの発報は行
なわれない。さて前述のスイツチング回路部4の
トランジスタQ2がオンすると、ノアゲートNOR2
の出力が“H”となり、更に第1のタイマ回路部
7のノアゲートNOR1の出力が“L”となる。従
つて抵抗R1、コンデンサC1、ノアゲートNOR1
回路にコンデンサC1の充電電流が流れ、コンデ
ンサC1の充電を開始する。同時に第2のタイマ
回路部8のインバータIN3の出力が“L”から
“H”に反転し、ノアゲートNOR1の出力を“L”
に固定し、ノアゲートNOR2の出力が“L”に戻
つても、タイマ回路部7のコンデンサC1の充電
はその充電々圧がHとなるまで継続されることに
なる。さて一方共通線lcの始端部位がリレー接点
r0の常閉接点bのオフによつて開放されると、受
信機Aからの電源供給によつて動作していた当該
煙感知器1aは動作しなくなつて復帰することに
なる。また感知器接続線接続端子Lと共通接続端
子Cとの間の電圧も復帰するから、この復帰に対
して回線電圧検知回路部2のトランジスタQ1
コンデンサC2の充電々荷の放電によつて復帰時
に対してやや遅れて(例えば0.5sec)オフしてス
イツチング回路部4のトランジスタQ2のベース
電流を遮断し、トランジスタQ2をオフさせる。
このオフによつて高感度リレーRyは元の状態に
戻り、そのリレー接点r0の常閉接点bをオンす
る。このオンにより共通線lcの始端が受信機Aの
共通線接続端子Cに接続されることになり、両線
l1,lc間には受信機Aからの直流電圧が印加され
ることになる。そして煙感知器1aにも電源が供
給されることになるが、煙感知器1aは光電式で
あれイオン式であれ、電源立上がりから、煙感知
動作に移行するまでの間には数秒乃至10秒程度の
時間を要するため、前記の直流電圧印加からやや
遅れて当該感知器は再びオン動作する。このオン
動作によつて感知器接続線l1と共通線lcとの間の
電圧は低下する。この電圧低下は回線電圧検知回
路部2によつて検知され、スイツチング回路部4
が再びオン動作し、高感度リレー5を駆動する。
このようにして、当該煙感知器1aが動作する度
に高感度リレー5を駆動し、受信機Aの受信リレ
ーRyが動作して自己保持するのを防ぐのである。
この高感度リレー5の動作可能期間は第1のタイ
マ回路部7の限時動作時間によつて規定されてお
り、前述のコンデンサC1の充電が進みこのコン
デンサC1の充電々圧が“H”となつた時点でイ
ンバータIN3は出力を“H”から“L”に反転す
る。この反転により、コンデンサC3の充電が開
始されることになり、この開始と同時にインバー
タIN2の出力が“H”となる。この“H”となる
と同時にトランジスタQ3がオンし、このオンに
より、スイツチング回路部4のトランジスタQ2
のベースを接地する。従つてその後回線電圧検知
回路部2の検知動作があつてもスイツチング回路
部4はオン動作することがない。そのため煙感知
器1aが前記トランジスタQ2のオン期間に動作
すると、受信機Aの受信リレーRyには感知器接
続線l1と、当該煙感知器と、共通線lcと、リレー
接点r0の常閉接点bとを介して励磁電流が流れ、
受信リレーRyが動作し、その自己保持回路が形
成されると共に受信機Aより警報が発せられるこ
とになる。さて第2のタイマ回路部8においてコ
ンデンサC3の充電が進みその充電々圧が“H”
となると、つまりタイムアツプするとインバータ
IN2の出力が“H”から“L”に反転してトラン
ジスタQ3はオフし、スイツチング回路部4は動
作可能状態に戻る。ところで上述の第2のタイマ
回路部8の限時動作期間中において、煙感知器1
aの動作が起きなければ受信機Aの受信リレー
Ryが動作しないわけであり、このことは第1の
タイマ回路部7の限時動作期間中における煙感知
器1aの動作が一過性の誤動作であつたことを示
し、誤動作による誤報を未然に防げたことにな
る。第2のタイマ回路部8の限時動作期間中に煙
感知器1aの感知動作がなくて限時動作終了後に
煙感知器1aの動作があれば、回線電圧検知回路
部2と、スイツチング回路部4と、高感度リレー
5との働きによる回線開放動作が上述と同様に行
なわれることになる。尚図中Q4は第2のタイマ
回路部8のインバータIN3の出力が“H”のとき
つまり、第1のタイマ回路部7の限時動作中オン
動作するトランジスタで、このトランジスタQ4
はオン時に例えば赤色の発光ダイオードLEDR
電流を流して発光させ第1のタイマ回路部7が限
時動作中であることを表示する。またLEDGはト
ランジスタQ3のオン時に該トランジスタQ3を介
して電流が流れ発光し、第2のタイマ回路部8が
限時動作中であることを表示する例えば緑色の発
光ダイオードであり、LEDYはリレー接点r0が常
閉接点bより常開接点aに切換わつた際に発光し
て、高感度リレー5が動作中であることを表示す
る例えば黄色の発光ダイオードである。第2図は
上述の動作のタイムチヤートを示し、同図aは煙
感知器1aの感知動作を、同図bは高感度リレー
5の動作を、更に同図cは第1のタイマ回路部7
の限時動作を、また同図dは第2のタイマ回路部
8の限時動作を、、同図eは受信機Aの受信リレ
ーRyの動作を示す。尚第2のタイマ回路部8の
限時動作期間は30〜40secとしている。
次に本考案の要旨とするところを述べる。すな
わち、第3図は要部回路図であり、第1図とは少
し異ならせてある。トランジスタQ1のコレクタ
は受信機Aの受信リレーRyの前段側に接続して
あり、この電圧を比較電圧としている。そして、
受信機Aから端子L,L′には脈流電圧が出力され
る。また、トランジスタQ1の出力により、トラ
ンジスタQ5Q6を介してトランジスタQ2を駆動し、
高感度リレー5を作動させることは前述の実施例
と同様である。ツエナーダイオードZD1は所定値
以上の高さをカツトするもので、抵抗Rは脈流電
圧の上部がカツトされた部分以外の立ち上り、立
ち下りに傾きをつけるもので、このツエナーダイ
オードZD1にて誤動作防止手段が構成される。
しかして、感知器接続線l1と共通線lcとの間に
は第4図に示すような脈流電圧Vaが印加され、
また、トランジスタQ1のコレクタにはツエナー
ダイオードZD1にて上部がカツトされた第4図に
示すような脈流電圧Va1が比較電圧として供給さ
れる。従つて、印加電圧である脈流電圧Vaと比
較電圧である脈流電圧Va1とに位相差が生じて
も、第4図に示すように、脈流電圧Va1の上部は
ツエナーダイオードZD1によりカツトされ、比較
電圧が脈流電圧Vaより高くなることがなく、誤
動作が生じないものであり、また、脈流電圧Va1
の立ち下り部分においては、印加電圧の脈流電圧
Vaの方が低くなるが、この電位差は低いのでト
ランジスタQ1のベースに接続されているツエナ
ーダイオードZD2により、トランジスタQ1は動作
しないようにしてある。ここで、例えば、感知器
接続線l1に約48Vの脈流電圧を印加して、感知器
動作時の残留電圧が例えば7Vとすると、比較電
圧と印加電圧との差が約10V以上ないと動作しな
いようにしている。
(考案の効果) 本考案は上述のように火報システムにおいて、
感知器接続線と共通線との間の印加電圧と比較し
該印加電圧よりも所定値以上高ければ出力を発生
させる比較電圧の一定値以上をカツトする誤動作
防止手段を中継器本体に付設したものであるか
ら、印加電圧と比較電圧とが脈流電圧であつて、
両者に位相差が生じても比較電圧は一定値以上つ
まり脈流電圧の上部がカツトされて、比較電圧は
印加電圧より所定値以上高くなることがなく、そ
のため、比較電圧は感知器接続線と共通線との印
加電圧の波形より感知器不動作時は小さくなり、
従来のように感知器動作とみなすことがなくな
り、脈流出力受信機にも中継器本体を接続するこ
とが可能となる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の基本実施例の中継器本体の具
体回路図、第2図は同上の動作説明用のタイムチ
ヤート、第3図は本考案の実施例の要部回路図、
第4図は同上の動作波形図、第5図は従来例のブ
ロツク図、第6図は同上の要部回路図、第7図は
同上の動作波形図である。 1aは煙感知器、1bは熱感知器、2は回線電
圧検知回路部、3は発信機、4はスイツチング回
路部、5は高感度リレー、r0はリレー接点、7は
第1のタイマ回路部、8は第2のタイマ回路部、
Xは中継器本体、l1は感知器接続線、lcは共通接
続線を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受信機内の受信リレーを介して感知器接続線と
    共通線との間に電圧を印加し、感知器接続線と共
    通線との間には発信機、熱感知器や、煙感知器を
    並列接続し、熱感知器や煙感知器のオン時に当該
    感知器を介して受信リレーに励磁電流を流すよう
    にして成る火報システムにおいて、感知器接続線
    と共通線との間の印加電圧が所定レベルに低下す
    ると出力を発生する回線電圧検知回路部と、該回
    線電圧検知回路部の検知出力によつて前記受信リ
    レーより動作時間が短かく且つスイツチング動作
    により感知器接続線、共通線のいずれか一方の始
    端部位を開放するスイツチング手段を駆動するス
    イツチング回路部と、該スイツチング回路部の動
    作開始時から限時動作を開始してタイムアツプす
    るまで前記スイツチング回路部をオン動作可能状
    態に設定する第1のタイマ回路部と、該第1のタ
    イマ回路部のタイムアツプから限時動作を開始し
    て予め設定した時間が経過するまで前記スイツチ
    ング回路部をオフ状態に設定する第2のタイマ回
    路部とで中継器本体を形成し、感知器接続線と共
    通線との間の印加電圧と比較し該印加電圧よりも
    所定値以上高ければ出力を発生させる比較電圧の
    一定値以上をカツトする誤動作防止手段を中継器
    本体に付設して成ることを特徴とする火報システ
    ムの蓄積型中継器。
JP5015084U 1984-04-05 1984-04-05 火報システムの蓄積型中継器 Granted JPS60164294U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS60164294U JPS60164294U (ja) 1985-10-31
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