JPH0359804B2 - - Google Patents

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JPH0359804B2
JPH0359804B2 JP15023383A JP15023383A JPH0359804B2 JP H0359804 B2 JPH0359804 B2 JP H0359804B2 JP 15023383 A JP15023383 A JP 15023383A JP 15023383 A JP15023383 A JP 15023383A JP H0359804 B2 JPH0359804 B2 JP H0359804B2
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JP
Japan
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wood
molding
extrusion
rolls
dough
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JP15023383A
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JPS6042008A (ja
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Sadao Nishibori
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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は木粉を主たる成形素材とした木質合
成板の成形方法、就中押出し機と成形熱ロールと
による成形板の効果的な量産提供を目的とした成
形方法の開示に係わるものである。
而して、異種素材の混入を多量になした樹脂素
材の成形に於いては、当該樹脂自体の成形特性と
共に、混入された異種素材の成形時に於ける作用
を明確に認識し、これに即応した成形手法を選別
使用することが特に重要とされているものであ
る。かゝる異種素材混入の問題は、この混入異種
素材が木材粉等のように流動時に於ける摩擦抵抗
が多く、又樹脂素材との馴染みが悪く、更に水分
ないしは木酸ガスを成形機内に多量に生ずる等の
場合に特に問題とされ、その成形手法に格別の工
夫が要請されたものである。
本発明は、近時に於ける木材成形品並びに合成
樹脂成形品に於ける不都合の有効な解消と、新素
材に対する強い要請のもとに、木質材と合成樹脂
素材に於ける長所を夫々結合し、低廉なコストに
よる利用価値の高い合成板成形品の提供を試みた
ものである。
特に、本発明に於いては樹脂素材中に取り入れ
る異種素材である木粉に種々の加工を施し、混入
木粉の特性を一定の条件のもとに取り揃えるよう
になすと共に、成形に於いて押出し展延操作と冷
却型づけ操作との同時進行態様のものとして多量
に異種素材たる木粉の含有された合成板の量産提
供をなすようにしたものである。
又、本発明に係る装置に於いては異種素材であ
る木粉と塩化ビニル樹脂の完全な混練状態を作り
出す意図並びに成形特性を良好とする意図より通
例の押出し装置により肉厚のパイプ状に素材の押
出しをなしたものである。このように肉厚チユー
ブ状とした生地の押出しは、押出し時に於ける摩
擦抵抗を極力減じ、円滑且つ迅速な樹脂の押出し
成形を意図してなされたものである。特に本発明
に係る装置は、かゝる特異なチユーブ状押出し生
地を割開き、これを展延、型付けをなすようにし
たものであり、異種素材と多量に混入された肉薄
板材の成形に新たな局面を拡いたものである。
更に本発明に係る木質板の成形方法に於いては
成形熱ロールでの展延操作と共に、押出し時に於
けるチユーブ形状に戻ろうとする展延生地に於け
る反発応力を極力取除き、成形板に於ける反りの
発生を確実に防仕するようにしたものである。
本発明に係る成形方法は叙上に於ける諸特性の
合目的々な奏効を期すべく、特にその構成の要旨
を粒径を80〜300メツシユとし、含有水分量を1
〜5%とした木粉を熱可塑性合成樹脂素材に30〜
70%相当混入して、加熱、練成し、チユーブ状に
押出し成形をなすと共に、この押出し成形生地
を、その生地の押出方向に向けて切断、拡開して
平板状になすと共に該拡開生地を成形熱ロール間
に介装、押圧した後、補正ロールをもつて押出し
チユーブ形状に復する応力に起因する反り出しを
除去した点に置き、以下の具体的な実施例と、こ
れ等の実施例に付随する相当の設計変更を予定し
たものである。
以下、本発明に係る木質合成板の典型的な成形
事例を添付の図面について説明するに、異種素材
たる木粉aは、その含有水分量を1〜5%に限定
し、所謂極乾状態になすと共に粒径を80〜300メ
ツシユの微粉末状としたものである。かゝる木粉
aの条件の特定は、以下の、いくつかの要請に由
来するものである。
而して、その要請の一つは、木粉aを微細粉末
とし、しかもその内部の含有水分量を加熱乾燥に
より極端に減ずることによつて、含有される木酸
ガスが効果的に輝散し、以降の成形加熱に際して
混入木粉より新たに木酸ガスを生じ、又は水蒸気
を生ずる等の虞れがなく、成形機シリンダー内の
損耗、腐蝕ないしは成形品表面のアレが有効に防
止された点に存したものである。
又このような極端な乾燥状態を作り出すことに
より木酸が再加熱処理に伴つて更にガス化するこ
とが無く、以降の成形に際して、酢酸ガス等を生
ずる余地を取除いた点に存したものである。
更に、他の要請は、木粉と樹脂素材との馴染み
を良好とし、良質な成形表面を有する成形品の提
供をなすことに由来したものである。
又、他の要請としては、成形押出し時に於ける
木粉の摩擦抵抗を極力減じ、成形機自体の損耗、
毀損の防止と共に表面アレの少ない成形品の提供
をなす点に存したものである。
かゝる木粉aの特性を更に向上させる意図より
木材チツプ等の素材に尿素系樹脂接着剤bを添加
し、これを加熱硬化した後80〜300メツシユに破
砕、微粉末化することが別途予定されたものであ
り、かゝる木粉a′の成形方法に於いては、充分な
加熱硬化、特に尿素系樹脂接着剤による中和しな
がらの加熱硬化によつて木粉a′内の木酸は、中和
と輝散とにより急速に除去されると共に木粉周面
に硬化接着面が設けられ、木粉の含有水分が更に
高められることを有効に防止したものであり、更
に木粉a′の滑動性を高め、成形押出し特に於ける
摩擦抵抗を特に減じたものである。
かゝる木粉a,a′を熱可塑性樹脂素材、特に塩
化ビニル樹脂cに対し30〜70%の割合で混入し、
安定剤を添加してブレンダー1に投じ、シユータ
ー2を介して加圧型ニーダー、バンバリー等の混
練り装置3に案内したものである。
次いで、押出し装置は、通常の押出し機に於け
るストレートの一軸スクリユー5のシリンダー6
周面より加熱し、生地mをストレーナー7を介し
てダイ8に導き、このダイ8の前方に設けられた
カツター9をもつて平のシート状に拡開されたも
のである。
尚、前記混練り生地mは加熱混練り処理を伴つ
てホツパー4より成形機シリンダー6へ円滑に投
入され難く、特にこのホツパー4の下部にテーパ
ー二軸スクリユー10,10を用意し、混練り生
地mの強制圧送をなすことが別途予定されたもの
である。
尚、押出し装置等は叙上事項に特定されるもの
でなく、押出し装置に直接木粉aと、塩化ビニル
樹脂cを投入して加熱、混練をなすことは勿論、
この押出し装置自体を二軸スクリユーとして、そ
の押出し圧の強化を期すこと等相当の設計変更が
予定されたものである。
かくして、押出されしかも押出し方向に向けて
カツター9により割開かれた生地m′を保温並び
に予備加熱装置11に於いて充分に加熱した後、
これを成形熱ロール12,12間に案内し、加熱
展張を施すと共に補正ロール13をもつて生地
m′に於ける反発応力を有効に取除くようにした
ものである。
尚、この補正ロール13による反り出し矯正の
効果を高める目的に於いて補正ロール14〜14
を適宜配し、ロール14〜14間に案内架装され
る生地m′が順次撓み出すようにして、この生地
m′の有する反り出し方向に向けた応力を極力取
除くようにしたものである。
尚、叙上に於ける予備加熱装置11並びにロー
ル14〜14は必要に応じて組付け使用されたも
のであつて、成形しようとする木質板の種別によ
り随時割愛することが予定されたものである。
かゝるシート生地m′の目的に合せた肉厚の均
一化並びに反り出しの抑止を計つた後に於いてラ
ミネート装置15をもつてフイルム16をシート
生地m′上に添装、融着し、次いでシート生地
m′の両側縁をスリツター17をもつて切断、揃
え、目的とする成形板の横幅寸法、肉厚とした
後、冷却ロール18をもつて冷却と必要な型付け
をなすと共にコンベア19に案内して該部に於い
て充分に冷却処理を施したものである。
かくして成形提供されたシート生地m′を定寸
カツター装置20をもつて所定寸法毎に引き取り
切断して成形板の作成を終了したものである。
尚、21は切断時に於ける定寸位置を示し、2
2は集塵ダクトを、23は集積ボツクスを示した
ものである。
本発明に係る成形木材の成形装置は叙上に於け
る特徴ある構成よりして前記諸特性の具体的な奏
効を期し得たものである。
特に、木粉a,a′を多量に有する生地mの成形
に於いて、これを充分に練り込む為の装置と、一
定の条件を満たした木粉a,a′とを用意し、更に
押出し時に於けるトルクを低く設定し、これを後
に再加熱、展張することにより肉薄の、しかも木
粉の多量に根じられた成形板を的確且つ円滑に量
産、提供し得たものである。
かゝる木粉a,a′を多量に有する成形板を押出
し機により直接成形することは、押出し時に於け
る摩擦抵抗よりして殆ど不可能とされたものであ
る。又、かゝる板を射出成形により作り出すこと
も実際上不可能とされたものである。
本発明に係る装置は、押出し機の使用し得る範
囲内に於いて肉厚チユーブ状の生地m′の押出し
をなし、これを展張して所定肉厚の成形板を得る
ようにしたものであり、プレス成形に於けるよう
に成形ラインの停止がなく、連続した押出し成形
による肉薄成形板の量産提供を約束したものであ
る。
本発明に於いては、かゝる押出し機による成形
を前提とした木質合成板に於ける反発応力、特に
押出し成形に際しての形状に復しようとする成形
板に於ける反発応力を成形熱ロール12による再
加熱、展延と、補正ロール13,14による順次
の撓み込みをもつて消去し、癖のない成形板の提
供をなしたものである。即ち、押出し機による押
出し成形がチユーブ状であることよりして、拡開
された状態の生地に於いては板の表裏面に於ける
組成密度が異なり、このまゝの状態で放置された
場合、押出し成形時のチユーブ方向に向けて板の
反り出しを生じ、使用に耐え難いものである。本
発明に於いては、かゝる押出し成形生地の有する
組成面でのバラつきを再加熱、展延と、生地の順
次の撓み込みをもつて有効に取除くようにしたも
のである。
尚又叙上に於ける熱ロール12,12を140℃
以上として生地m′の展圧をなすことにより成形
板に於ける癖取りと共に成形板の表面が特に平滑
な緻密端面とされ、成形表面の荒れが確実に防止
されたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る成形方法に一例を示す側
面図、第2図は同要部側面図、第3図は押出し機
部分の平面図、第4図は押出し部分の斜視図、第
5図は押出し生地の拡開状態を示す断面図、第6
図は成形板に於ける反り出しを示す断面図、第7
図A,Bは木粉の破断端面図、第8図は成形板の
拡大要部断面図である。 尚、図中、1……ブレンダー、2……シユーダ
ー、3……ニーダー、4……ホツパー、5……ス
クリユー、6……シリンダー、7……ストレーナ
ー、8……ダイ、9……カツター、10……二軸
スクリユー、11……加熱装置、12……熱ロー
ル、13,14……補正ロール、15……ラミネ
ート装置、16……フイルム、17……スリツタ
ー、18……冷却ロール、19……コンベア、2
0……定寸カツター装置、21……定寸位置、2
2……集塵ダクト、23……集積ボツクスを示し
たものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粒径を80〜300メツシユとし、含有水分量を
    1〜5%とした木粉を熱可塑性合成樹脂素材に30
    〜70%相当混入して、加熱、練成し、チユーブ状
    に押出し成形をなすと共に、この押出し成形生地
    を、その生地の押出方向に向けて切断、拡開して
    平板状になすと共に該拡開生地を成形熱ロール間
    に介装、押圧した後、補正ロールをもつて押出し
    チユーブ形状に復する応力に起因する反り出しを
    除去したことを特徴とする木質合成板の成形方
    法。 2 前記補正ロールを任意複数個のものとし、各
    補正ロール間に於いて成形生地が順次撓み込まれ
    るように位置決めをしたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載に係る木質合成板の成形方
    法。
JP15023383A 1983-08-19 1983-08-19 木質合成板の成形方法 Granted JPS6042008A (ja)

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JP15023383A JPS6042008A (ja) 1983-08-19 1983-08-19 木質合成板の成形方法

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JPS6042008A JPS6042008A (ja) 1985-03-06
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JPS6292801A (ja) * 1985-10-18 1987-04-28 日本住宅パネル工業協同組合 木材の寸法安定化剤
JP5161123B2 (ja) * 2009-01-16 2013-03-13 古河機械金属株式会社 複合木材の製造方法
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CN105965663B (zh) * 2016-06-30 2018-02-16 哈尔滨天成顺杰实业有限公司 一种秸秆板加工用裁断定位总成

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