JPH0359781B2 - - Google Patents

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JPH0359781B2
JPH0359781B2 JP5121887A JP5121887A JPH0359781B2 JP H0359781 B2 JPH0359781 B2 JP H0359781B2 JP 5121887 A JP5121887 A JP 5121887A JP 5121887 A JP5121887 A JP 5121887A JP H0359781 B2 JPH0359781 B2 JP H0359781B2
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JP
Japan
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slab
strain
roll
bulging
casting
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JP5121887A
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Akifumi Seze
Hideyuki Misumi
Shuji Osada
Tokya Shirai
Keiichi Ootaki
Yoshuki Toritani
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、内部割れのない品質の優れた鋳片を
工業的に安定して得る鋼の連続鋳造方法に関する
ものである。 [従来の技術] 鋼の連続鋳造に当り、鋳片案内ロール(以後単
にロールと呼ぶ)のロール対間隔{ロール対間隔
とは、例えば第2図のロール(n−1)と(n−
1)′との如き対面ロール間の間隔で、本発明で
はロール間隔と略称する}と内部品質の間には密
接な関係があることがよく知られている。すなわ
ち、鋳片の未凝固部が存在する部位におけるロー
ル間隔に第2図a,bに示すような不整がある
と、内部割れなどの欠陥が生じやすくなる。 また同様に、鋳片の未凝固部が存在する部位で
第3図に示すようなロール間バルジングが生じる
と内部割れなどの欠陥が生じやすくなる。 そのため、現状においては、上記ロール間隔を
厳密に管理すべく連続鋳造作業の停止の時期、例
えば、定期点検の時期にロール間隔を機械的もし
くは手動により測定し管理限界値から外れている
ロールについては、管理限界値内に戻すことで上
記品質欠陥の防止を行つている。 しかし、現実的には、定期点検の周期は一般的
に10〜20日であるため、鋳造を重ねていくと熱負
荷や機械的負荷さらにはロールの摩耗などによ
り、ロール間隔が定期点検時の初期設定値に対し
て変動し、内部割れなどの品質欠陥が生じるとい
う問題がある。そこで、このような問題を解決す
るため、特開昭57−88958号公報に示されている
ように、鋼の連続鋳造に当つて、予めダミーバー
に設けたロール間隔計により、ロール間隔を計測
し、その不整状況に応じた鋳造速度または注水比
(単位重量当りの冷却水量)あるいはそれらの両
者を制御することで、内部割れ等の欠陥を防止す
る連続鋳造方法が提案されている。 また、特開昭55−75869号公報に示されている
ように、鋳造中の動的なロールアライメントを測
定し、鋳片の凝固状況をベースとした連鋳設備の
状態及び操業状況から鋳片の内部割れの発生有無
を推定しこれらの情報を基に連鋳操業条件(鋳造
速度、冷却条件)を制御し、内部割れを防止する
方法が提案されている。 [発明が解決しようとする問題点] 前述した特開昭57−88958号公報による方法は、
静的なロール間隔すなわち鋳造直前のロール間隔
からその以後の鋳造中に生じる内部割れの発生有
無を予測し操業条件の制御により内部割れを防止
するものである。しかしながら、現実において
は、鋳造中に鋳片から受ける熱負荷、機械的負荷
などにより、鋳造中にロール間隔が変化したりあ
るいは鋳造中にロールの曲りが生じ、その回転に
伴いロール間隔の変化すなわち動的なロール間隔
の変動が生じる。したがつて、上記の方法では、
このような原因により生じるロール不整に基づく
内部割れを防止することは困難である。 そこで上記問題点を解消し内部割れを防止する
方法として、特開昭55−75869号公報による方法
が提案されている。 しかしながら、これらの方法では内部割れの防
止対策として鋳造速度の低下や冷却水量の増大な
どの操業条件を制御するため、それにともなう鋳
片品質(例えば、中心偏析、センターポロシテイ
ー、表面割れなど)の変動ならびに生産性の低下
やエネルギーロスを避けられないという工業的な
問題が生じている。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、上記問題をことごとく解決するもの
で、(1)鋼の連続鋳造に当り、鋳片を案内する連鋳
機内の少なくとも鋳片の未凝固部が存在する部分
に、鋳片案内中のロール間隔を計測するロール変
位計、ロール間バルジングを計測するバルジング
計、鋳片表面温度を計測する表面温度計、凝固シ
エル厚を計測する凝固シエル厚測定計を配置し、
それらの計測値と鋳造中の鋳造速度.表面温度.
凝固シエル厚.鋳片サイズ(厚み.幅)等の操業
条件および曲げ矯正時の曲率半径.ロールピツ
チ.溶鋼静圧等の連鋳機の特性から、鋳造中に鋳
片に発生する歪εTを逐次推算し、連鋳機内の全て
の位置において内部割れが発生する限界歪εcに対
してεc>εT+εcpcなる関係を常に満足するように、
駆動ロールの回転力により鋳片鋳造方向の圧縮歪
εcpcを鋳片に付与することで、内部割れのない鋳
片をうることを特徴とする鋼の連続鋳造方法であ
り、又 (2)鋼の連続鋳造に当り、鋳片を案内する連鋳機
内の少なくとも鋳片の未凝固部が存在する部分
に、鋳片案内中のロール間隔を計測するロール変
位計、ロール間バルジングを計測するバルジング
計、鋳片表面温度を計測する表面温度計、凝固シ
エル厚を計測する凝固シエル厚測定計を配置し、
それらの計測値と鋳造中の鋳造速度.表面温度.
凝固シエル厚.鋳片サイズ(厚み.幅)等の操業
条件および曲げ矯正時の曲率半径.ロールピツ
チ.溶鋼静圧等の連鋳機の特性から、鋳造中に鋳
片に発生する歪εTを逐次推算し、連鋳機内の全て
の位置において内部割れが発生する限界歪εcに対
してεc>εT+εcpcなる関係を常に満足するように、
駆動ロールの回転力により鋳片鋳造方向の圧縮歪
εcpcを鋳片に付与し、かつ鋳造速度や冷却水量の
制御およびそれらの組み合せにより、鋳片に生じ
る歪εT+εcpcを低減することで、内部割れのない
鋳片を得ることを特徴とする鋼の連続鋳造方法で
ある。 ただし、前記(1)、(2)において εT=εu+εb+εn εu:曲げ矯正時に鋳片に生じる矯正歪(%) εb:ロール間バルジングにより鋳片に生じるバル
ジング歪(%) εn:ロール不整により鋳片に生じるミスアライメ
ント歪(%) εT:上記原因により鋳片に生じる総合歪(%) εc>εT+εcpc(内部割れ防止条件) εc:鋳片に内部割れが発生する限界歪(%) εcpc:駆動ロールの回転力により鋳片に付与され
る圧縮歪(%) [作用] 以下、本発明の手段がもたらす作用について詳
しく説明する。 一般的に、連鋳鋳片に発生する歪は[1]式の
ように表わすことができる。 εT=εu+εb+εn …[1] ここで、εT:総合歪(%)、εu:矯正歪(%)、
εb:バルジング歪(%)、εn:ミスアライメント
歪(%) なお歪の符合の定義として、引張歪を正、圧縮
歪を負とする。[1]式右辺の各歪については、
以下のように求めることができる。 (1) 矯正歪εu εu=(D/2−S)・(1/Ri−1/Ri+1)×100…
[2] ここで、D:鋳片の厚み(mm)、S:鋳片の
凝固シエル厚(mm)、Ri、Ri+1:i、i+1
番目のロールの曲率半径(mm) (2) バルジング歪εb εb=1600・δb・S/l2 …[3] ここで、l:ロールピツチ(mm)、δB:バル
ジング量(mm) (3) ミスアライメント歪εn εn=Cn・δn・S/l2 …[4] ここで、Cn:ミスアライメント係数、δn
ミスアライメント歪(%) Cnは、連鋳機の特性、操業条件とくに表面温
度Ts(℃)およびミナアライメントのタイプに依
存し、通常は、第2図aに示すような圧下型の場
合200〜400、第2図bに示すバルジ型の場合100
〜300である。 したがつて、鋳造中に鋳片に発生する歪εTを正
確に計算するためには、鋳造中の鋳片の凝固シエ
ル厚S、ロール間バルジング量δb、ロール間隔の
ミスアライメント量δnおよび表面温度Tsを精度
良く知ることが必要である。 このうち、鋳造中の鋳片の凝固シエル厚Sをオ
ンラインで推定する方法としては、特公昭61−
13162号公報に示されている電磁超音波を利用し
た計測法があり、連鋳機内の未凝固が存在する部
分のロール間に計測装置を設置すれば、その位置
の凝固シエル厚ならびにその変動を即時に知るこ
とができる。 また、鋳片の表面温度Tsについては、ロール
間に放射温度計を設置することで、連続的かつ精
度良く、表面温度Tsならびにその変動を知るこ
とができる。 したがつて、連鋳機内の全てのロール間に上記
装置を設置すれば、連鋳機内のほぼ全ての位置の
凝固シエル厚Sと表面温度Tsならびにそれらの
変動を直接知ることができる。 しかしながら実際問題として、連鋳機のロール
間には鋳片冷却用のスプレー配管等が設置されこ
れらの装置の設置スペースを確保し難いという問
題が生じること及び1台当りの設置費用も高価で
あることなどから、連鋳機内の全てのロール間に
設置することは実用的でない。 そこで、本発明者らは、連鋳機内のほぼ全ての
ロール間の鋳片の凝固シエル厚Sと表面温度Ts
ならびにそれらの変動を実用的かつ精度よく推定
する方法について検討を行つた。その結果、定常
鋳造状態の鋳片の凝固シエル厚Sと表面温度Ts
を、伝熱差分温度計算により求め、連鋳機内のロ
ール間に適宜設定した凝固シエル厚計と放射温度
計の計測値を前記計算値の校正に用いることで、
連鋳機内のほぼ全てのロール間の鋳片の凝固シエ
ル厚Sと表面温度Tsならびにそれらの変動を実
用上問題なくかつ精度良く推定できることを知得
した。またロール間バルジング量δbについては、
第4図に示すようなタツチロール式のバルジング
計が開発されているが、操業条件(鋳造速度、凝
固シエル厚、表面温度等)や連鋳機の特性(溶鋼
静圧、ロールピツチ等)より、精度良く推定でき
る解析モデル{例えば、松宮徹、梶岡博幸、中村
奏:製鉄研究(1982)、No.310、402}が提案され
ており、前述の方法と同様に、連鋳機内のロール
間に適宜設置したバルジング計による計測値を解
析モデルの計算値の確認、校正に利用すること
で、連鋳機内のほぼ全てのロール間のバルジング
量δbならびにその変動を実用上問題なくかつ精度
良く推定できる。 つぎに、ロール間隔のミスアライメント量δn
ついては、第5図に示すような渦流式ロール変位
計により計測した鋳造中の隣接した少なくとも2
つ以上のロール対のロール間隔より[5]式のよ
うに求めることができる。 δn=P(o)−P(o-1)+P(o+1)/2 …[5] ここで、P(o)、P(o-1)、P(o+1):n、n−1、n
+1番目のロールのロール間隔(mm)、ただし、
n−1またはn+1番目のロールが存在しないと
きは、それぞれP(o-1)=P(o+1)またはP(o+1)=P(o-1)
とする。 このとき、第2図bに示すように、δnが正の値
のときには、n−1およびn+1番目のロール位
置にミスアライメント歪εnが生じ、第2図aに示
すようにδnが負の値のときには、n番目のロール
位置にミスアライメント歪εnが生じる。また、両
者による歪発生位置が重なる場合は、歪の大きい
方を考える。 ただし、前記ロール変位計を連鋳機内の全ての
ロールに設置することは、設備費が大きくなるこ
とから、本発明者らはロール変位計の設置位置に
ついて検討し、とくに曲げ矯正時の鋳片変形や溶
鋼静圧によるバルジング等によりロールに大きな
力がかかる矯正点近傍や整備点検時に設定量に対
してロール間隔が大きく変動しているロールやそ
の近傍に設置し、その他の部分については、予め
ダミーバーに設置したロール間隔測定計の計測値
を用いることでロール間隔のミスアライメントに
起因する割れについては実質上問題なく防止でき
ることを知得した。 以上述べたように、連鋳機内の未凝固部が存在
する部分に、鋳造中のロール間隔を計測するロー
ル変位計、ロール間バルジングを計測するバルジ
ング計、鋳片表面温度の変動を計測する表面温度
計、凝固シエル厚の変動を計測する凝固シエル厚
測定計を適宜配置し、それらの計測値と連鋳機の
特性および操業条件を基に[1]〜[5]式の演
算を行うことで鋳造中に鋳片に生じる総合歪εT
正確に推定することが可能となつた。また、これ
により総合歪εTを逐次求め、内部割れが発生する
限界歪εcとの大小関係を比較することで内部割れ
の発生位置をほぼ正確に推定できるようになつ
た。すなわち、内部割れ発生条件はεT>εcであ
る。この内部割れ限界歪εcは本発明者らの実験結
果によると材料の化学成分や操業条件等により若
干異なるが通常は0.5%程度である。 つぎに、本発明者らは、前述した内部割れの防
止方法について研究を重ね、連鋳機内の駆動ロー
ルの組合せにより生じる圧縮力分布の制御系を細
分化し、連鋳機内の全ての位置で鋳片に発生する
歪εTと圧縮力により生じる圧縮歪εcpcの和εT+εcpc
が内部割れ限界歪εcに対して常に[6]式の関係
を満たすように、鋳造方向の圧縮力を適宜付与す
ることで、前記内部割れを防止することを試み
た。 εc>εT+εcpc …[6] その結果、鋳造速度や注水比などの操業条件を
変動させずに内部割れのない鋳片を安定して得ら
れることが判明した。 このとき、圧縮力は、少なくとも圧縮力を付与
する部分を含む前後の駆動ロールにより付与され
るため、連鋳機内の全ての位置で上記内部割れを
防止するためには、少なくともモールド側の最初
のロールと最終凝固部以後のいずれかのロールを
駆動ロールとすることが望ましい。 また圧縮力が不足する場合は、圧縮力と鋳造速
度および冷却水量などの操業条件の制御を組合せ
[6]式を満足させることで内部割れの発生をほ
ぼ防止できた。 この場合、内部割れ防止のための制御の優先順
としては、生産性の維持やエネルギーロスの低
減、応答の迅速性および制御のしやすさなどから (1)圧縮力→(2)鋳造速度→(3)冷却水量の順に制御
していくのがよい。 [実施例] つぎに、本発明の実施例について述べる。 第1図は、本発明を実施するに用いた連続鋳造
装置の簡略ブロツク図である。本実施例で用いた
連鋳機は曲げ半径10.5mの湾曲型連鋳機である。
これに電磁超音波を利用した凝固シエル厚計、放
射温度計、タツチロール式バルジング計および渦
流式ロール変位計を適宜設置した。第1表に、そ
れらの具体的な位置を示す。これらの計測器より
得られた信号は割れ位置予測システムに送られ
[1]〜[5]式の演算により割れ判定が行われ
る。つぎにその結果は連鋳機内の駆動ロール回転
力制御システムに送られる。各駆動ロールの回転
力は鋳片
【表】
【表】 に発生する歪分布に応じて、連鋳機内の全ての位
置で[6]式を満足するように制御される。ま
た、計測データのサンプリング周期は5secとし大
型計算機を用いて即時に全てのロール位置での歪
計算ができるようにした。 第6図は本発明例と従来例a(特開昭57−88958
号)および従来例b(特開昭55−75869号)さらに
比較例として何も対策を行つていないものを対比
するため、一例として、第1図の装置によりAl
−Siキルド鋼を鋳造したときの内部割れ発生状況
を調査結果である。 内部割れの判定はサルフアープリントを用いて
行い、1チヤージ当り1〜5本の断面サンプルを
採取し、内部割れの発生率を調査した。 従来例aや従来例bは、内部割れに対して無対
策の比較例と比べると確かに内部割れは減少して
いるが、それでもなお0.5〜0.8%は発生してい
る。また内部割れ対策として、鋳造速度や冷却水
量の制御を行つたため生産性の低下やエネルギー
ロスを生じた。具体的には鋳造速度で基準速度の
50%、鋳片断面平均温度で100℃まで低下したも
のもあつた。 これに対して、本発明例はこのような生産性の
低下やエネルギーロスを伴うことなく、内部割れ
の発生率を0.05%と実質的には皆無に近い状態ま
で確実かつ効率よく防止できた。 [発明の効果] 以上のように、本発明によれば、鋳造速度低下
や冷却水量の増大による生産性の低下やエネルギ
ーロスを伴うことなく、鋳片に発生する内部割れ
を未然に防止でき、内部割れの少ない鋳片を工業
的に安定かつ経済的に製造できる。したがつて、
連鋳−圧延工程の直結化すなわち直送圧延を志向
する現在、あるいは将来の鋳造プロセスにおける
品質保証の有用な手段として利用できるなどその
工業的にもたらす効果ははなはだ大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例で用いた連続鋳造装
置の簡略ブロツク図である。第2図は、ロール不
整(ミスアライメント)と、それによつて鋳片に
引張歪が生じる位置を示す概念図である。第3図
は、ロール間バルジングとそれによつて鋳片に引
張歪が生じる位置を示す概念図である。第4図
は、タツチロール式のバルジング計を表わす概略
図である。第5図は、渦流式ロール変位計を表わ
す概略図である。第6図は、本発明の実施例の効
果を従来例、比較例の結果と共に示した図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鋼の連続鋳造に当り、鋳片を案内する連鋳機
    内の少なくとも鋳片の未凝固部が存在する部分
    に、鋳片案内中のロール間隔を計測するロール変
    位計、ロール間バルジングを計測するバルジング
    計、鋳片表面温度を計測する表面温度計、凝固シ
    エル厚を計測する凝固シエル厚測定計を配置し、
    それらの計測値と鋳造中の鋳造速度、表面温度、
    凝固シエル厚、鋳片サイズ(厚み、幅)等の操業
    条件および曲げ矯正時の曲率半径、ロールピツ
    チ、溶鋼静圧等の連鋳機の特性から、鋳造中に鋳
    片に発生する歪εTを逐次推算し、連鋳機内の全て
    の位置において内部割れが発生する限界歪εcに対
    してεc>εT+εcpcなる関係を常に満足するように、
    駆動ロールの回転力により鋳片鋳造方向の圧縮歪
    εcpcを鋳片に付与することで、内部割れのない鋳
    片を得ることを特徴とする鋼の連続鋳造方法。 ただし、εT=εu+εb+εn εu:曲げ矯正時に鋳片に生じる矯正歪(%) εu=(D/2−S)・(1/Ri−1/Ri+1)×100 D:鋳片の厚み(mm)、S:鋳片の凝固シエル
    厚(mm)、Ri、Ri+1、:i、i+1番目のロー
    ルの曲率半径(mm) εb:ロール間バルジングにより鋳片に生じるバル
    ジング歪(%) εb=1600・δb・S/l2 l:ロールピツチ(mm)、δb:バルジング量
    (mm) εn:ロール不整により鋳片に生じるミスアライメ
    ント歪(%) εn=Cn・δn・S/l2 Cn:ミスアライメント係数、δn:ミスアライ
    メント歪(%) εT:上記原因により鋳片に生じる総合歪(%) εc>εT+εcpc(内部割れ防止条件) εc:鋳片に内部割れが発生する限界歪(%) εcpc:駆動ロールの回転力により鋳片に付与され
    る圧縮歪(%)
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JP5483190B2 (ja) * 2010-04-26 2014-05-07 新日鐵住金株式会社 連続鋳造時のバルジング計測方法、および該計測方法から得られたデータを用いたバルジング評価方法、および該評価方法により決定されたバルジング形状に基づく連続鋳造操業条件制御方法

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