JPH078424B2 - 鋼の連続鋳造方法 - Google Patents

鋼の連続鋳造方法

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JPH078424B2
JPH078424B2 JP10541189A JP10541189A JPH078424B2 JP H078424 B2 JPH078424 B2 JP H078424B2 JP 10541189 A JP10541189 A JP 10541189A JP 10541189 A JP10541189 A JP 10541189A JP H078424 B2 JPH078424 B2 JP H078424B2
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健嘉 二宮
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鋼の連続鋳造において、鋳片の内部割れの発生
を未然に予知し、割れが発生すると予知できたときに迅
速に割れの発生を防止する操業方法の変更を行うととも
に、不良鋳片を後行程である圧延行程に供給しないこと
によって、操業トラブル無く無欠陥鋳片を圧延行程に安
定供給する方法に関する。
〔従来の技術〕
第9図は一般的な湾曲型連続鋳造設備を示す略側面図で
あり、1は溶鋼を貯留したタンディッシュ、2は溶鋼を
注入するイマージョンノズル、3は鋳型である。鋳型3
に注入された溶鋼は、鋳型壁面に接する表面より凝固殻
5を生成し、所定断面形状をした鋳片6となる。この鋳
片6は案内支持ロール71で支持されつつ引き抜きロール
72で連続的に引き抜かれる。また鋳片6は、芯部に未凝
固の溶銅4が残存する状態で矯正ロール73群で、垂直型
連鋳機の場合は鉛直方向から水平方向に、湾曲型連鋳機
の場合は湾曲状態から水平状態に矯正(この矯正ロール
73群が配設され水平状態への矯正が行われる域を以下矯
正域と言い、この矯正域における矯正操作を以下単に矯
正という)され、完全凝固した機端部8以降でガス切断
される。
さて、前記矯正ロール73群で水平方向に矯正される際に
は、鋳片内部にロール間のバルジングによるバルジング
歪ε、ロール配列の不整によるロール不整歪εに加
えて矯正歪εが加わり、鋳片の内部割れが発生し易い
ことが一般に知られている。
特に近年、連鋳行程と圧延行程の直行直結化が推進され
ており、このプロセスを効率的に実行するためには、連
鋳行程で極力高温の鋳片を製造する必要がある。高温鋳
片を得るためには、凝固殻5があまり成長していない高
温状態で前記矯正をおこなう必要があり、なお一層内部
割れ発生が生じ易い状態となることは周知の事実であ
る。
而して従来より、矯正過程で発生する鋳片の界面歪を推
定し、内部割れの発生を予知し防止する方法が種々検討
されてきた。例えば特開昭51−55730号公報において
は、鋳片温度分布を測定して鋳片の内部歪を算定し、内
部割れの発生がない安全な範囲になるように引き抜き速
度を制御する方法が開示されている。また特開昭60−24
449号公報においては、鋳片の上下面平均幅、または短
辺台形化量を計測し、この計測値に基づいて鋳片の内質
を推定する方法が開示されている。さらに特開昭61−15
9254号公報においては、連鋳機の矯正域に複数の鋳片移
送速度検出器を設置し、検出された鋳片の移送速度から
鋳片の内部歪を演算することによって、内部割れの推定
を行う方法が開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述のように未凝固溶鋼が残存する状態で矯正すると、
界面歪は増大し内部割れが発生し易くなるが、前記従来
技術においては、単なる鋳片の温度分布、あるいは表面
歪の変化と鋳片の内質との相関から、内部割れの発生を
推定するといったような方法のみが検討されてきた。こ
れらの方法の最も大きな問題点は、推定精度そのものが
極端に悪いということであった。その理由としては、ロ
ールのスリップによる鋳片の移送速度の検出誤差が生
じ、それが直接内部割れの推定精度を低下させたり、ま
た単純に表面歪と鋳片の内質を相関させたために、操業
条件が変化した場合、例えば緩冷却を実施したことによ
ってバルジング歪ε、ロール不整歪εが変化する
が、この変化も考慮した本来の界面歪を求めているので
はないために、推定そのものの精度が悪くなったのであ
った。
この問題点を解決するために本出願人は、案内ロールの
ロール間隔を測定するロール変位計、ロール間のバルジ
ングを計測するバルジング計、鋳片表面温度を測定する
表面温度計、凝固殻厚みを計測する凝固殻厚み計を設置
し、それらの計測値と鋳造条件によって鋳造中の鋳片の
歪を算出し、限界値を超えないように鋳片に圧縮力を作
用させる方法を発明し、先に特願昭62−51218号(特開
昭63−220960号)として出願した。これは前述した操業
条件による歪の変動をも加味した鋳片の真の界面歪(こ
の界面歪を以下総合歪εという)を時々刻々演算し、
この総合歪εが限界値を超えないように鋳片への圧縮
力を制御する方法である。
しかしながらこの方法においても、内部割れの発生の有
無に大きな影響を与える前記圧縮力によって生じる鋳造
方向の歪(以下圧縮歪εCPCと言う)を、モデル計算あ
るいはオフラインテストによって求め、総合歪を算出し
ていた。ところが実際には、鋳片の温度分布の変化、引
抜ロール72のスリップや回転不良、鋳片表面のスケール
の付着状態等により圧縮力は変動し、この変動によって
鋳片に発生する圧縮歪εCPCは時々刻々変化している
が、この圧縮歪εCPCを時々刻々求めていないため、結
果的に内部割れの発生予測の精度の悪化が生じることに
なっていた。
本発明は、前記従来技術における問題点の抜本的な解決
を図ると共に、前述した特願昭62−51218号の技術のさ
らに改良を図るもので、実測したロール配列状態、およ
び鋳造中における鋳片の幅変化状態等より前記圧縮歪ε
CPCを正確に求め、この圧縮歪εCPCに基づき内部割れの
発生を精度良く推定し、それを防止する鋼の連続鋳造方
法を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決する本発明は、ロール不整量と当該鋳造
条件とから求まるロール不整歪εと、当該鋳造条件か
ら求まるロール間のバルジング歪εおよび矯正歪ε
に加えて、圧縮歪εCPCとから矯正域における鋳片の凝
固界面の総合歪εを算出し、この値と予め当該鋳造条
件に応じて決定された鋳片内部割れ発生の限界歪ε
を比較し、前記総合歪εが限界歪εを超えたときに
鋳造条件を変更して内部割れを防止する鋼の連続鋳造方
法において、 少なくとも前記矯正域の入側および出側の2箇所に鋳片
幅測定装置を設け、該幅測定装置により連続鋳造中にお
ける鋳片の上下面の幅を測定し、この幅測定値と鋳造条
件、設備条件より設定される鋳片厚みD、連続鋳造機の
曲率半径Rとを下記(1)式に基づき演算処理して中立
軸移動量ηを求め、次いで前記矯正歪εと圧縮歪ε
CPCとの歪差Δεを下記(4)式に基づいて求めると共
に、この歪差Δεと鋳片の内部割れ発生との予め求めら
れた相関に基づき当該操業条件に応じて設定された歪差
Δεの前記総合歪ε低減への寄与効果係数αとから、
下記(5)式もしくは(6)式により総合歪εを時々
刻々算出し、その総合歪εが限界歪εを超えたとき
に鋳造条件を変更して内部割れを防止することを特徴と
するものである。
ただし、ΔB=(BFy+BLy−BFx−BLx)/2 ……(2) BO=(BFx+BLx)/2 ……(3) ただし、 η:中立軸移動量 εUS:鋳片表面の矯正歪(%) Δε:矯正歪εと前記圧縮歪εCPCの歪差(%) D:鋳片厚み S:凝固殻厚み ΔB:矯正域入側と出側の鋳片上下面平均幅の差 BO:矯正域入側の鋳片上下面の平均幅 BFx:矯正域入側の下面の鋳片幅 BLx:矯正域入側の上面の鋳片幅 BFy:矯正域出側の下面の鋳片幅 BLy:矯正域出側の上面の鋳片幅 Δε<0の場合 ε=ε+ε+α×Δε ……(5) Δε≧0の場合 ε=ε+ε+Δε ……(6) ただし、εT:総合歪(%) εM:ロール不整歪(%) εB:バルジング歪(%) α:Δεの総合歪ε低減への寄与効果係数 Ri:i番目のロールの曲率半径 〔作 用〕 鋼の連続鋳造において、従来の内部割れ発生の推定精度
を向上させる必要があると考えた本発明者らは、鋳片に
発生する歪を精度よく推定する方法について研究を重ね
た。
まず一般的に、鋳造中の鋳片に発生する歪は下記(7)
式のように表すことができる。
ε=ε+ε+ε−εCPC ……(7) だたし、εT:鋳造中の鋳片に発生する総合歪(%) εM:ロール不整歪(%) εB:バルジング歪(%) εU:矯正歪(%) εCPC:圧縮歪(%) なお歪の符号は、引張歪を正、圧縮歪を負と定義して用
いた。前記(7)式の右辺第2項第3項のバルジング歪
ε、矯正歪εは、二次冷却水量、鋳造速度、鋳片
幅、鋳片厚み、等の鋳造条件や曲げ矯正時の曲率半径や
ロールピッチ等の連鋳機の形式によって変化し、例えば
下記(8)式および(9)式のように算出できることは
周知である。
ただし、 aS:鋳片の断面形状計数(=0.13) am:クリープ定数=0.56×106×exp{−58000/〔R×
(T+273)〕} aX:定数{=(0.23×RP/S)−0.45} P:溶鋼静圧 RP:ロールピッチ VC:鋳造速度 R:ガス定数 T:凝固殻平均温度 ただし、D:鋳片厚み Ri:i番目のロールの曲率半径 この(9)式においてSは凝固殻厚みであり、この凝固
殻厚みSが零(S=0mm=鋳片表面)の場合、(9)式
は、 となり、前述した周知の鋳片表面の矯正歪εUSを求める
式となる。つまり鋳片表面の矯正歪εUSは鋳造条件から
決定される鋳片厚みDと、設備条件から定まるロールの
曲率半径Rとから求めることができる。鋳片厚みDはよ
り正確に当該鋳造時に実測した値を用いることでもよい
ことは言うまでもない。
つぎに、前記(7)式の右辺第1項のロール不整歪ε
の算出方法についてであるが、これについては本出願人
が先に出願した特願昭63−157929号に示したように、連
続する3対の案内ロールを単位測定対象として、両端部
ロール表面を結ぶ接線に対する中央部ロールの出入量を
内外ロール毎に測定し、予め設定されている基準の出入
量とからロール不整量δを求め、下記(10)式により
ロール不整歪εの算出が可能である。
ただし、K:鋳片の変形形態に基づく係数(=50〜1200) δM:ロール不整量 さて近年では、高温かつ無欠陥の鋳片を製造するため
に、鋳片に圧縮力を付与して前記矯正歪εを軽減した
状態では鋳片を矯正する鋳造方式が採用されている。こ
の圧縮力によって軽減される鋳片の歪量すなわち前記圧
縮歪εCPCは、前述したように従来においては予め実験
によって求めるか、あるいは計算によって推定するとい
う方法しか提案されておらず、鋳造中の鋳片の状態変化
からそれを正確に求めるまでには至っていないのが実体
であった。そのため前述したように、結果的に内部割れ
の発生推定の精度が悪いという問題が生じていた。
本発明者らはこの問題を解決するために、圧縮歪εCPC
を鋳造中の鋳片の状態変化から正確に求める方法につい
て研究したところ、矯正域の入側と出側の鋳片の幅を実
測することによりそれが可能であることを知見した。
以下にその方法について詳述する。
第2図は鋳片6の断面形状変化を模式的に示した図であ
る。第2図(a)には鋳片6aが前述した圧縮力や矯正を
受ける前の鋳片の断面形状を示し、この鋳片6aが前述し
た矯正を受けた後の鋳片6bの断面形状を第2図(b)に
示した。短形であった鋳片が矯正を受けると、鋳片の上
面側は引張力を受けるために鋳片幅が縮小し、対して下
面側は圧縮を受けるために鋳片幅が拡大する。また矯正
を受けない状態で圧縮力だけを受けると、第2図(c)
のように鋳片6cの上下面とも鋳片幅が拡大する。矯正と
圧縮を同時に受ける場合の鋳片の断面形状を第2図
(d)に示したが、鋳片6dの上下面に発生する歪の程度
によって複雑に鋳片の幅は変化する。この第2図から鋳
片幅の変化状況を時々刻々把握することによって、鋳片
に発生している歪の状態を求めることが可能であること
が判る。
次に第3図は、矯正を受けている状態の鋳片に圧縮力が
作用したときの、鋳片の矯正歪εの低減効果を説明す
るための図面である。矯正のみを受けている場合の矯正
歪εの分布を第3図中に実線aで示した。前述したよ
うに矯正を受けている鋳片の上面には引張歪が生じ、下
面には圧縮歪が生じている。ここで言う矯正歪ε
は、第3図中の凝固界面s 発生している引張歪εaの
ことである。こ状態の鋳片に圧縮力が作用した場合の鋳
片内の矯正歪の分布を第3図中に太実線bで示した。こ
の圧縮力により鋳片の矯正歪εの分布が圧縮方向に変
位していることが判り、凝固界面sの引張歪もそれにと
もなってεaからεbに軽減されている(第3図では圧
縮力により凝固界面の矯正歪εが零になった状態を示
している)。圧縮力によるこの歪軽減量、すなわち圧縮
歪εCPCは第3図中に示した大きさ(εCPC)である。な
お一般的には、この圧縮力による凝固界面の歪の減少効
果を、第3図中のηで示した中立軸移動量として表現す
る。本発明においては、この中立軸移動量ηを用いて後
述する歪差Δε等を求めるようにした。
さてこの圧縮歪εCPCを求める方法について、種々検討
を重ねた本発明者らは、前述した圧縮力および矯正が作
用している状態では鋳片の上下面の幅が変化することに
着目し、この上下面幅比と、一般にポアソン比と称され
る鋳片の鋳造方向と、幅方向の歪比νCPCとを基に下記
(11)式を創案し、実操業への適否を調査検討した。
この(11)式において、ΔBは鋳片の矯正域入側の上下
面平均幅と出側の上下面平均幅との差であり、下記
(2)式より求めることができる。
ΔB=(BFy+BLy−BFx−BLx)/2 ……(2) ただじ、BFx:入側の下面の鋳片幅 BLx:入側の上面の鋳片幅 BFy:出側の下面の鋳片幅 BLy:出側の上面の鋳片幅 またBOは前記ΔBを求めるための基準となる鋳片上下面
平均幅で、矯正域入側の鋳片幅から下記(3)式より求
めることとした。
BO=(BFx+BLy)/2 ……(3) 本発明者らは、前記(11)式中のνCPCを実験的に求め
るために、圧縮力がかかる前、矯正終了位置に配設され
た複数の案内ロール7の表面に突起を形成して鋳造を実
施した。前記突起によってロール1回転毎に鋳片表面に
疵が付くが、その疵の間隔を鋳片を冷片にした後に測定
し、各側定位置におけるこの値の変化から鋳片の圧縮力
によって生じる鋳造方向の歪、つまり圧縮歪εCPCを下
記(12)式で算出した。
ただし、Δl=l0−l1 l1:出側のロールマーク間隔 l0:入側のロールマーク間隔 l:入側ロールのロール周長 また同時に突起を形成したロールを設置した当該位置の
鋳片幅を、後述する第5図に示した光学式の鋳片幅装置
により測定し、その値の変化から幅方向の歪(ΔB/B0×
100)を算出した。この両者の関係の調査結果の一例を
示したのが第4図である。第4図を見て明らかなよう
に、関係にばらつきはあるが、前記νCPCはどのような
鋳造条件でもほぼ1とみなすことができた。
このようにνCPCが約1であることから、前記(11)式
は下記(13)式として表すことができ、鋳造中における
ΔBとB0を実測することにより、当該鋳造時における圧
縮歪εCPCを求めることができる。
εCPC=ΔB/B0×100(%) ……(13) さて第3図に示したように、この圧縮歪εCPCにより矯
正歪εは軽減されるが、圧縮歪εCPCによって軽減さ
れた後の歪(第3図中のεa)を求める方法を以下に説
明する。
まず(13)式にて求められる圧縮歪εCPCは、鋳片幅を
測定した入側と出側間で鋳片の受ける鋳造方向の歪と等
価なものであり、第3図に示したように矯正を受ける位
置で前記出側の鋳片幅を測定すると、その矯正を受ける
時の矯正歪εの軽減量は前記(13)式で求まる値であ
る。よって圧縮歪εCPCによって軽減された後の歪は、
前記(9)式で求まる矯正歪εCPCから(13)式で求ま
る圧縮歪εCPCを減じればよい。
しかし入側と出側の鋳片幅測定位置の中間で矯正を受け
る場合、例えば多点矯正連続鋳造機において、入側を矯
正前,出側を最終矯正後の位置で鋳片幅を測定した場合
には、各矯正位置での矯正歪の軽減量は前記(13)式で
求まる値として評価することはできない。つまり前記
(13)式で求まる値は、出側の鋳片幅測定装置までに鋳
片が受けた歪に基づいて求まる値であり、よって入側と
出側間の矯正位置では、出側の鋳片幅測定装置位置まで
に鋳片が受けた歪とは当然異なるためである。鋳片が受
けた歪と(13)式で求まる圧縮歪εCPCの関係は、第3
図に示した中立軸移動量ηを用いると下記(14)式のよ
うに表すことができる。
よって、(14)式にて求まる圧縮歪εCPCによって前記
各矯正位置における矯正歪εを軽減した後の歪は
(9)式〜(14)式で求めることができ、以下の(4)
式のように表すことができる。
すなわち前記中立軸移動量ηを求めることにより、矯正
を受ける時の鋳片の歪状態を把握することができる。ま
た前記中立軸移動量ηは、(13)式,(14)式から以下
の(1)式のように表すことができる。
(1)式中の鋳片厚みDと鋳片表面の矯正歪εUSは、前
述したように鋳造条件、設備条件等より決定される連続
鋳造機の固有の値であり、鋳造中は変化しないものとし
て差支えが無い。また後述する(17)〜(20)式中の凝
固殻厚みSを、0mmとして求めても良い。矯正を受ける
時の鋳片の歪状態を把握するためには、鋳片幅の変化、
すなわち(1)式中のΔB,B0と、凝固殻厚みSを時々刻
々求めればよい。前記凝固殻厚みSは、周知の方法によ
って2次冷却条件、鋳造速度、鋼種等の鋳造条件を基に
モデル計算によって推定するか、もしくは電磁超音波計
等を利用したシェル厚測定器で実測するなどして求めれ
ばよい。
次に本発明者らは、曲率半径が、10.5,12,16,30mの4点
曲げ方式(湾曲型)の連続鋳造機における実操業におい
て、前述した方法で求めた中立軸移動量ηと圧縮力の関
係を調査した。中立軸移動量ηを求めるための鋳型幅
は、第5図に示したように矯正域入側と出側の2箇所に
光学式の鋳型幅測定装置10を設置し、この鋳型幅測定装
置10によって連続鋳造中における鋳片幅を時々刻々測定
した。鋳片幅測定装置10の検出信号は鋳片幅演算装置11
に入力され、この鋳片幅演算装置11において鋳片の上下
面の幅を算出すると共に、その算出値を前記(1)式に
基づいて演算処理し、中立軸移動量ηを求めた。また鋳
造条件は第1表に示した通りであり、圧縮力は水平部の
引抜きロール72の制動力を調整し、40屯から100屯の範
囲で制御した。
第6図は、求めた中立軸移動量ηと圧縮力の関係の調査
結果の一例を示す図面である。また第1表の鋳造条件で
の最終矯正位置における矯正歪εは、前述した(9)
式に基づいて算出すると概略0.13%である。一方第1表
の鋳造条件において、圧縮力は約75屯に制御されること
が多く、この75屯の圧縮力が作用している状態における
鋳片幅の変化から求めた前記中立軸移動量ηは、第6図
より約80mmであった。この時の圧縮歪εCPCを(14)式
にて算出すると約0.28%であり、而してこの状態では矯
正歪εより圧縮歪εCPCが大きく、第3図に示すよう
に矯正によって生じる引張歪は圧縮歪εCPCによって零
になる。ところでこのように圧縮歪εCPCが矯正歪ε
を低減する効果を有することは従来より知られていた
が、従来は前記(7)式に示されるように、(ε+ε
+ε)から圧縮歪εCPCを減ずることのみによって
単純に総合歪εを求めていた。しかしながら、圧縮歪
εCPCが矯正歪εより大きい場合の圧縮歪εCPCと矯正
歪εとの差、つまり前述の場合のΔεを(4)式にて
算出すると約−0.15%にも達するが、この値の前記総合
歪εへの影響は従来技術では全く考慮されていなかっ
た。
そこで本発明者らは、圧縮歪εCPCと矯正歪εとの差
Δεが前記総合歪εに与える影響について調査した。
第1表で示した鋳造条件で圧縮力と圧縮歪εCPCとの関
係を調査したときに、圧縮力を約40屯と極端に低下した
場合の鋳片を冷片にした後に観察すると、内部割れが発
生しており、すなわち総合歪εが限界歪εを超えて
いた。この圧縮力が約40屯の時の前記中立軸移動量ηは
約40mm(前記Δεは−0.02%)であり、前述した矯正歪
εより大きい。しかも圧縮力を約75屯にし、前記中立
軸移動量ηを約75mm(前記Δεは−0.14%)とすると内
部割れが発生しなくなり、すなわち総合歪εが限界歪
ε以下となった。このことから前記Δεは、ロール不
整歪εおよびバルジング歪εも低減させる、すなわ
ち、総合歪εを低減させる方向に寄与していることが
推定できた。このときの各測定データをもとに以下のよ
うな想定に基づき前記Δεの影響を調査した。
つまり前記Δεが総合歪εの低減へ寄与する割合を寄
与効果関係αと仮定し、前記(7)式にこの寄与効果係
数αを採り入れた総合歪εの算出式を創案し、調査検
討を加えた。
前述したように寄与効果係数αは、矯正歪εより圧縮
歪εCPCが大きい、つまりΔεが負の場合にのみ総合歪
εに採り入れる考えであるため、本発明者らは総合歪
εを表現するための歪算出式を、Δεが正の場合と負
の場合の2通りを検討し、以下の(5)式と(6)式と
して表した。
Δε<0の場合 ε=ε+ε+α×Δε ……(5) Δε≧0の場合 ε=ε+ε+Δε ……(6) ここでα=1であれば、従来の考え方である(7)式と
同一となり、(5)式と(6)式も当然等しくなる。
また前述したように、(5)式のΔεは総合歪εを低
減するということが、圧縮力と圧縮歪εCPCを調査した
ときの鋳片の内部割れと圧縮力の関係から明らかである
ことから、(5)式の寄与効果係数αはα>0と考えら
れる。
さて具体的な寄与効果係数αの求め方であるが、αは前
述したようにΔεの総合歪ε低減へ寄与する効果係数
であるので、Δε<0の状態を考えなければならず、よ
って(5)式から以下の(15)式が導出できる。
この(15)式において、右辺の総合歪εは未知である
ので、(15)式によって寄与効果係数αを求めることは
できない。一方前記(5)式からΔεは常に負であり、
α>0であることから、Δεが最小値のときに総合歪ε
も最小値になる。
また内部割れが発生している場合、総合歪εは当然内
部割れが発生する最小の限界歪εより大(ε
ε)であるので、内部割れが発生した時の前記Δεの
最小値をΔεとして求めると、その時の総合歪ε
概略内部割れが発生する最小の限界歪εと等しいと判
断できるので、以下の(16)式が導出できる。この(1
6)式に当該鋳造条件から予め内部割れが発生する最小
の限界歪εを求めておき、代入することによって前記
寄与効果係数αを算出することができる。
ただし、ΔεM:内部割れが発生したときのΔεの最小値 εC:内部割れが発生する最小の限界歪(%) 第1表の鋳造条件の下での前記Δεと内部割れ発生の関
係を第7図に示した。本例の鋳造条件で内部割れが発生
する最小の限界歪εは、オフライン試験により0.70%
であることが判明しているので、前述した方法で寄与効
果係数αを算出するために、便宜上各Δεにおける総合
歪εは前記限界歪ε(0.70%)に等しいとして第7
図に示した。第7図中の□は内部割れの発生が無かった
場合、■は内部割れ発生の場合を示す。
内部割れの発生とΔεには相関があり、本例の鋳造条件
であれば、前記Δεが約−0.11%以上で内部割れが発生
することになる。すなわち、Δε=−0.11%である。
また、前記限界歪εは0.70%であることが判明してお
り、またロール不整歪εは前記(10)式より0.55%、
バルジング歪εは前記(8)式より0.20%として求ま
った。而して寄与効果係数αは、前記(16)式より約0.
45と求めることができる。従ってこの鋳造条件における
前記Δεが総合歪εに与える影響は、その値の約45%
であるという新たな知見が得られた。
このように当該鋳造条件に応じて、前記歪差Δεと鋳片
の内部割れ発生との予め求められた相関に基づき、総合
歪ε低減への寄与効果係数αを求め、設定しておくこ
とにより総合歪εを正確に把握することが可能とな
る。
さて第1表の鋳造条件の下で、前述した方法によって鋳
造条件を変更した際の矯正域における鋳造中に測定した
各歪および鋳片を、一旦冷却した後に内部割れの有無を
さらに調査した結果を第2表に示す。なお本調査では、
限界歪εは割れが発生する限界値つまりその値を超え
ると内部割れが発生するという値を用いた。
第2表に示した通り、通常操業を継続していた鋳片番号
1〜4においては、中立軸移動量ηが75mm〜85mmと変動
はあるものの十分大きいため、総合歪εは限界歪ε
以下、すなわち内部割れの発生は無いと推定できた。そ
のときの鋳片を冷片とし、内部割れの発生を調査すると
割れの発生が無く、推定と実態は一致した。さらに鋳片
番号5〜8においては、圧縮力を極端に低減し中立軸移
動量ηを12mm〜50mmとした。その結果総合歪εは限界
歪ε以上、すなわち内部割れの発生があると推定でき
た。そのときの鋳片を冷片とし、内部割れの発生を調査
すると割れの発生が有り、推定と実態は良く一致した。
またその状態から鋳片番号9においては、圧縮力を増大
し中立軸移動量ηを約90mmに増すように操業条件を変更
することにより、総合歪εは限界歪ε以下となり、
内部割れの発生の無い状態とした。そのときの割れ発生
の推定結果と実体も合致している。
以上のように前記中立軸移動量ηを時々刻々測定しなが
ら、前述した総合歪式によって得た総合歪εが限界歪
ε以上となったときに内部割れが発生したと推定する
ことが、非常に精度良くできることが確認できた。
内部割れの発生が推定できた場合には、例えば圧縮力を
増大する、鋳造速度を低下する、2次冷却水量を増大す
る等の周知の操業アクションにより、効率的に内部割れ
の発生を未然に防止することも可能であることが確認で
きた。
また前述した説明では、鋳片幅測定装置10は矯正帯の前
後の2箇所に設置した例で説明したが、矯正途中にも鋳
片幅測定装置10を設置することにより、矯正途中の鋳片
の総合歪εも前述した方法を用いれば精度良く算出す
ることができる。
即ち前記第2図で説明したように、鋳片が矯正を受ける
と鋳片幅が変化し、この鋳片幅を測定することによって
実際に鋳片に発生している矯正歪εが算出できる。
第5図に示したように、矯正域の入側と出側にのみ鋳片
幅測定装置10を設置した場合には、(9)式に基づいて
矯正歪εを算出し、総合歪εに採り入れればよい。
しかし例えば矯正途中にさらに1台の鋳片幅測定装置10
を設置すれば、矯正途中の鋳片に発生している実際の矯
正歪εを把握することができる。矯正域の入側と出側
に加えて矯正途中にも鋳片幅測定装置10を設置し、これ
によって測定される鋳片幅の値から矯正歪εを算出す
る方法の一例を以下に示す。
δBi=(BFi−BLi)−(BFi-1−BLi-1) ……(19) δB0=(BFy−BLy)−(BFx−BLx) ……(20) ただしεUO:入側出側の鋳片幅測定装置間の鋳片表面の
矯正歪の合計(%) BFi:i番目の鋳片幅測定装置による下面の鋳片幅 BLi:i番目の鋳片幅測定装置による上面の鋳片幅 BFi-1:(i−1)番目の鋳片幅測定装置による下面の鋳
片幅 BLi-1:(i−1)番目の鋳片幅測定装置による上面の鋳
片幅 以上のように複数の部位において鋳片の幅を測定するこ
とにより、実際の鋳片に生じている矯正歪εUS
求めることができ、この値を時々刻々算出し、前述した
(1)式,(4)式,(5)式もしくは(6)式のε
に代入することにより、より正確な総合歪εを把握す
ることができる。
また鋳片幅測定装置10についても、前述した光学式に限
定するものではなく、例えば接触式の鋳片幅測定装置を
用いることも可能であり、設置する場所の雰囲気から装
置のメンテナンス性を考慮し、適宜測定装置の種類を決
定し用いればよい。加えて前記限界歪εを、内部割れ
が発生するときの歪より実行上差し支えない範囲で小さ
い値とすることにより、内部割れの発生を皆無にするこ
とも可能である。
また内部割れを防止するために、前記圧縮力を過大に鋳
片に作用させると、内部割れ以外の鋳片の内部欠陥、例
えば鋳片の中心偏析の悪化や中心割れが発生することに
もつながり、さらに前記圧縮力を過大にすると、引き抜
きロールの摩耗が激しくなり、ロール寿命が短くなると
いう問題も発生する。よって前記圧縮力は、内部割れが
発生しない必要最小限を鋳片に作用させることが望まし
く、本発明によってそれも実現できることが可能であ
る。
〔実施例〕
連鋳機能力、月産16万屯、機長37mの連鋳機において本
発明の鋳造方法を実施した。前述した作用の説明と同様
な方法で、鋳造条件毎に前記Δεが鋳片の歪低減へ寄与
する効果係数αを求めた。第3表に鋳造条件と前記予め
求めた寄与効果係数αを示す。
第1図は本実施例に基づく連続鋳造設備の全体構成図で
ある。この第1図における機器構成は、基本的には前述
した第5図と同一であり、矯正域の入側と出側の2箇所
に光学式の鋳片幅測定装置10を設置し、鋳片幅測定装置
10からの信号によって鋳片幅演算装置11にて鋳片の上下
面の幅を算出し、その情報を歪演算装置12に伝送し、前
記中立軸移動量η,並びに前記歪差Δεを時々刻々算出
する構成とした。
また鋳造条件指示装置13からの鋳造条件情報と、ロール
間隔およびロール配列測定装置9からの両測定結果も、
前記歪演算装置12に伝送され、当該鋳造条件からバルジ
ング歪ε、矯正歪εを求め、ロール間隔とロール配
列測定結果よりロール不整歪εを演算する。そして前
記歪演算装置12によって前述した方法に従って各歪を時
々刻々算出し、また、当該鋳造条件から予め求めておい
た寄与効果係数αと限界歪εとを参照し、前記方法に
て鋳片の総合歪εを該歪演算装置12で演算し、且つ限
界歪εと比較を行う。そして総合歪εが限界歪以上
εとなったときで警報装置14にアラームを出し、また
その情報から操業者がしかるべき処置を採れるように
(本実施例では圧縮力を増大するように)作業指示をそ
の作業指示装置15に出力し、内部割れの発生を防止する
ことにした。
本装置で操業した結果を第6図に示すが、本発明に基づ
く方法を採用することにより、内部割れの発生屯数率の
指数が従来の約10%から約2%へと激減した。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明法を実操業に適用することによ
り、鋳片の内部割れ発生を未然に予知し、しかるべき処
理を採ることによって割れ発生の防止が可能となり、優
れた効果が発揮できることが確認できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した一実施例を示す連続鋳造設備
の全体構成図、第2図は(a)〜(d)鋳片の断面形状
の変化状況を模式的に示した鋳片断面図、第3図は矯正
を受ける鋳片に圧縮力が作用した時の鋳片内の歪分布を
模式的に示した図面、第4図は鋳造方向の歪と幅方向の
歪の関係を示す図面、第5図は圧縮力と圧縮歪の関係を
調査するための試験装置図、第6図は圧縮力と中立軸移
動量の関係を示す図面、第7図は寄与効果係数αを求め
るための説明図、第8図は本発明法を実操業に適用した
ことによる内部割れの発生状況を示す図、第9図は従来
の方法を説明する連続鋳造設備の略側面図である。 1……ダンディッシュ、2……イマージョンノズル、3
……鋳型、4……溶鋼、5……凝固殻、6……鋳片、7
……案内ロール、71……案内支持ロール、72……引抜ロ
ール、73……矯正ロール、8……カッター、9……ロー
ル間隔計とロール配列測定装置、10……鋳片幅測定装
置、11……鋳片幅演算装置、12……歪演算装置、13……
鋳造条件指示装置、14……警報装置、15……作業指示装
置、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール不整量と当該鋳造条件とから求まる
    ロール不整歪εと、当該鋳造条件から求まるロール間
    のバルジング歪εおよび矯正歪εに加えて、圧縮歪
    εCPCとから矯正域における鋳片の凝固界面の総合歪ε
    を算出し、この値と予め当該鋳造条件に応じて決定さ
    れた鋳片内部割れ発生の限界歪εとを比較し、前記総
    合εが限界歪εを超えたときに鋳造条件を変更して
    内部割れを防止する鋼の連続鋳造方法において、 少なくとも前記矯正域の入側および出側の2箇所に鋳片
    幅測定装置を設け、該幅測定装置により連続鋳造中にお
    ける鋳片の上下面の幅を測定し、この幅測定値と鋳造条
    件、設備条件より設定される鋳片厚みD、連続鋳造機の
    曲率半径Rとを下記(1)式に基づき演算処理して中立
    軸移動量ηを求め、次いで前記矯正歪εと圧縮歪ε
    CPCとの歪差Δεを下記(4)式に基づいて求めると共
    に、この歪差Δεと鋳片の内部割れ発生との予め求めら
    れた相関に基づき当該操業条件に応じて設定された歪差
    Δεの前記総合歪ε低減への寄与効果係数αとから、
    下記(5)式もしくは(6)式により総合歪εを時々
    刻々算出し、この総合歪εが限界歪εを超えたとき
    に鋳造条件を変更して内部割れを防止することを特徴と
    する鋼の連続鋳造方法。 ただし、ΔB=(BFy+BLy−BFx−BLx)/2 ……(2) BO=(BFx+BLx)/2 ……(3) ただし、 η:中立軸移動量 εUS:鋳片表面の矯正歪(%) Δε:矯正歪εと前記圧縮歪εCPCの歪差(%) D:鋳片厚み S:凝固殻厚み ΔB:矯正域入側と出側の鋳片上下面平均幅の差 BO:矯正域入側の鋳片上下面の平均幅 BFx:矯正域入側の下面の鋳片幅 BLx:矯正域入側の上面の鋳片幅 BFy:矯正域出側の下面の鋳片幅 BLy:矯正域出側の上面の鋳片幅 Δε<0の場合 ε=ε+ε+α×Δε ……(5) Δε≧0の場合 ε=ε+ε+Δε ……(6) ただし、εT:総合歪(%) εM:ロール不整歪(%) εB:バルジング歪(%) α:Δεの総合歪ε低減への寄与効果係数 Ri:i番目のロールの曲率半径
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