JPH0359066B2 - - Google Patents

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JPH0359066B2
JPH0359066B2 JP9126682A JP9126682A JPH0359066B2 JP H0359066 B2 JPH0359066 B2 JP H0359066B2 JP 9126682 A JP9126682 A JP 9126682A JP 9126682 A JP9126682 A JP 9126682A JP H0359066 B2 JPH0359066 B2 JP H0359066B2
Authority
JP
Japan
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general formula
formula
group
alkyl group
dibenzo
Prior art date
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Expired
Application number
JP9126682A
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English (en)
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JPS58208279A (ja
Inventor
Kyohiko Ito
Masuo Koizumi
Yasushi Murakami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Chugai Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式 (式中、R1は水素原子又はハロゲン原子、低級
アルキル基、低級アルコキシ基、ニトロ基から選
ばれる1〜2個以上の置換基を示し、R2は水素
原子、低級アルコキシカルボニル基又は低級アル
コキシ基を示し、R3及びR4はそれぞれ低級アル
キル基又は結合して窒素原子と共に異項環を形成
してもよく、Aは低級アルキレン基を示す) で表わされるジベンゾ〔b、f〕〔1,4〕オキ
サゼビン誘導体の製造法に関する。 本発明により得られる前記一般式()で表わ
されるジベンゾ〔b、f〕〔1,4〕オキサゼピ
ン誘導体は医薬品として優れた化合物であり、例
えば抗狭心症剤として知られている(日本薬学会
第102年会講演要旨集384頁)。 従来、前記一般式()で表わされるジベンゾ
〔b、f〕〔1,4〕オキサゼピン誘導体を製造す
る方法としては、 一般式 (式中、R1、R2及びR5は前記と同一の意味を有
する) で表わされるジフエニールエーテル類を高熱反応
により一旦 一般式 (式中、R1及びR2は前記と同一の意味を有する) で表わされるジベンゾ〔b、f〕〔1,4〕オキ
サゼピノン体とした後 一般式 (式中、Xはハロゲン原子を示し、A、R3及び
A4は前記と同一の意味を有する) で表わされる化合物とを反応させることにより得
る方法が知られている(日本薬学会第102年会講
演要旨384頁)。しかしながらこの方法は中間体
()を得るため200℃という高温処理を経なけれ
ばならないため工業的方法としては不利な点をま
ぬがれない。 本発明者らは従来の欠点を克服すべく鋭意検討
した結果、強塩基の存在下、一般式()で表わ
されるジフエニールエーテル類を一般式()で
表わされる化合物と反応させることにより低温
で、しかも中間体()を経由することなく、一
挙に式()で表わされるジベンゾ〔b、f〕
〔1,4〕オキサゼピン誘導体を高収率で得ると
いう極めて経済的に有利な製造方法をみい出し本
発明を完成した。 本発明を実施するに当り、用いられる強塩基性
物質としては、ナトリウムメトキシド、ナトリウ
ムエトキシド、カリウムブトキシドなどのアルカ
リ金属アルコキシド又は水素化ナトリウム、ナト
リウムアミド等が挙げられる。 これらの強塩基性物質は原料化合物()1モ
ルに対して1〜1.1モル程度の使用でよい。 反応溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシ
レン等の炭化水素又はジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセタミド、ジメチルホキシド、ヘキサメ
チルホスホラミド等の非プロトン性極性溶媒が用
いられる。 反応を速かに且つ収量よく目的物を得る為には
50〜110℃程度の加熱が好ましく、その場合の反
応時間は1〜7時間で終了する。 実施例 1 60%水素化ナトリウム/鉱油200mgを乾燥n−
ヘキサンで一度洗い、乾燥ジメチルホルムアミド
10ml中に懸濁し、これに窒素気流中、3,5−ジ
イソプロピル−2−(4′−エトキシ−カルボニル
−2′−アミノフエノキシ)安息香酸メチル2gを
加え、60℃で1時間撹拌する。次いでジメチルア
ミノエチルクロライド塩酸塩720mgを50%水酸化
カリウムで遊離塩基としたもののトルエン10ml溶
液を添加し、70℃で7時間加熱撹拌する。反応混
合物を冷却し、トルエン50mlを加え、水50mlで3
回洗浄し、無水芒硝で乾燥した後、トルエンを減
圧留去すると粗製油状物を得る。これをクロロホ
ルムに溶解しカラムクロマトグラフイーで精製
(シリカゲル/クロロホルム−メタノール)し2,
4−ジイソプロピル−10−{2−(ジメチルアミ
ノ)エチル}−8−エトキシカルボニル−ジベン
ゾ〔b、f〕〔1,4〕オキサゼピン−11(10H)
−オン1.50gを得た。収率68.2%、希エタノール
から再結晶して、融点97〜8℃。このものを10%
塩酸−エタノール5mlに溶解しエチルエーテルを
加えると塩酸塩が得られる。融点233〜4℃(分
解)。 元素分析値 分子式C26H34O4N2・HClとして C H N 理論値(%) 65.74 7.43 5.90 実測値(%) 65.61 7.52 5.99 実施例 2 2−(4′−エトキシカルボニル−2′−アミノフ
エノキシ)安息香酸エチル1.65gを乾燥ジメチル
ホルムアミド10mlに加え、撹拌しながらナトリウ
ムメトキシド270mgを添加し、60℃で1時間撹拌
する。次いでジメチルアミノプロピルクロライド
塩酸塩790mgを50%水酸化カリウムで遊離塩基と
したもののトルエン10ml溶液を添加し、70℃で5
時間撹拌する。以後実施例1と同様に処理し10−
〔3−ジメチルアミノ)プロピル〕−8−エトキシ
カルボニルジベンゾ〔b、f〕〔1,4〕オキサ
ゼピン−11(10H)−オン1.7gを油状物として得
た。収率92.2%。このものを10%塩酸−エタノー
ル5mlにとかしエチルエーテルを加えると塩酸塩
が得られる。融点197℃。 元素分析値 分子式C21H24O4N2・HClとして C H N 理論値(%) 62.30 6.22 6.92 実測値(%) 62.15 6.20 6.90 実施例 3〜8 実施例1と同様にして次の化合物を得た。 【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、R1は水素原子又はハロゲン原子、低級
    アルキル基、低級アルコキシ基、ニトロ基から選
    ばれる1〜2個以上の置換基を示し、R2は水素
    原子、低級アルコキシカルボニル基又は低級アル
    コキシ基を示し、R5は低級アルキル基を示す) で表わされるジフエニールエーテル類を、 一般式 (式中、Aは低級アルキレン基を示し、R3及び
    R4はそれぞれ低級アルキル基又は結合して窒素
    原子と共に異項環を形成してもよく、Xはハロゲ
    ン原子を示す) で表わされる化合物と、強塩基の存在下、反応せ
    しめることを特徴とする。 一般式 (式中、R1、R2、R3、R4及びAは前記と同一の
    意味を有する) で表わされるジベンゾ〔b、f〕〔1,4〕オキ
    サゼピン誘導体の製造法。
JP9126682A 1982-05-31 1982-05-31 ジベンゾ〔b,f〕〔1,4〕オキサゼピン誘導体の製造法 Granted JPS58208279A (ja)

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JPS58208279A JPS58208279A (ja) 1983-12-03
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