JPH0358325B2 - - Google Patents

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JPH0358325B2
JPH0358325B2 JP58249927A JP24992783A JPH0358325B2 JP H0358325 B2 JPH0358325 B2 JP H0358325B2 JP 58249927 A JP58249927 A JP 58249927A JP 24992783 A JP24992783 A JP 24992783A JP H0358325 B2 JPH0358325 B2 JP H0358325B2
Authority
JP
Japan
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compound
parts
added
weight
aqueous solution
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58249927A
Other languages
English (en)
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JPS60142905A (ja
Inventor
Takeshi Nakajima
Yasukatsu Kataoka
Yasushi Nakaida
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、優れた防黴剤として知られている水
不溶性の2−ベンズイミダゾールカルバミン酸メ
チル(以下、化合物Aと称する)を極微細粒子と
して分散し、乳濁質の状態に懸濁安定化せしめた
木材用、塗料用等各種分野に適する防黴剤に関す
るものである。
化合物Aは非常に低毒性でかつ防黴効力の高い
防黴剤原体であるが、水に不溶であり、かつ有機
溶媒にも不溶又は難溶であるため、水溶剤あるい
は乳剤の製造が困難であつた。そこで化合物Aの
水溶性塩である鉱酸塩を含む製剤が一般に工業用
防黴剤として使われている。しかし、化合物Aの
鉱酸塩を安定的に溶解させる為には、製剤のPH値
が約1.0以下である必要がある、しかし強酸性で
ある為、金属に対する腐食その他数多くの問題を
拘えている。従つて、この様な欠点を解消するた
め化合物Aの懸濁製剤(フロアブル製剤)を調整
する場合、一般に特公昭46−20519号公報に記載
されたように、ボールミル等を使用した湿式粉砕
により機械的に極微細粒子として分散させる方法
がとられている。しかし、この方式では種々の設
備、装置が必要であり、又、得られた極微細粒子
は平均粒子径10ミクロン以上のものであるため、
より簡便に極微細粒子を得る方法の開発が望まれ
ていた。
本発明者等は、この問題を解決するために鋭意
研究を行つた結果、本発明を完成するに至つた。
すなわち、本発明は、化合物Aの鉱酸塩溶液を
アルカリ水溶液で非イオン系界面活性剤の存在
下、中和して水不溶性の極微細粒子として生成せ
しめ、懸濁させて成る懸濁状防黴剤を提供するも
のである。
本発明の非イオン系界面活性剤とは、ポリオキ
シエチレン系の化合物、例えばポリオキシエチレ
ンスチレン化フエノール、ポリオキシエチレンフ
エニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルなど、多価アルコールエステル系の化合
物、例えばソルビタン脂肪酸エステルなどが挙げ
られ、その量は水に対して1〜30重量%、化合物
A含有量の1〜3倍量が好ましく用いられる。
化合物Aを溶かす鉱酸としては、塩酸、臭素
酸、硫酸、燐酸等いずれも使用可能であるが、特
に塩酸、臭素酸が好ましい。この時の化合物Aの
濃度は0.1〜15重量%、好ましくは0.1〜10重量%
である。
アルカリ溶液としては、弱塩基、強塩基いずれ
も使用可能であり、例えば水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、リン酸3ナトリウム、リン酸3カ
リウム、リン酸2ナトリウム、リン酸2カリウ
ム、アンモニア溶液が挙げられ、特に水酸化ナト
リウム溶液、水酸化カリウムが好ましい。このア
ルカリ溶液の濃度は1〜20重量%、好ましくは1
〜5重量%である。
本発明の防黴剤には、親水性溶媒を添加するの
が好ましい。親水性溶媒としては、グリコール系
溶剤、例えばエチルングリコール、ジエチレング
リコール、ジプロピレングリコール、アルコール
系溶剤、例えばメタノール、エタノール等が好ま
しく用いられる。その量は、水に対して1〜30重
量%用いるのが好ましい。
本発明の懸濁状防黴剤は、化合物Aの鉱酸塩溶
液をアルカリ水溶液で中和することにより得られ
るが、その添加方法はどの様な方法でも良く、添
加する場合には、鉱酸塩溶液もしくはアルカリ水
溶液を強制撹拌するのが好ましく、通常鉱酸塩溶
液にアルカリ水溶液を添加するが、逆にアルカリ
水溶液に化合物Aの鉱酸塩溶液を添加しても良
い。この中和時に非イオン系界面活性剤が存在す
ることが必要であり、界面活性剤は化合物Aの鉱
酸塩溶液、アルカリ水溶液のどちらかに添加され
ていても良いし、中和時にいつしよに添加しても
良いが、通常鉱酸塩中に添加されているのが良
い。
本発明の防黴剤の極微細粒子は平均粒子径10ミ
クロン以下の極微細粒子でありほぼ定量的に得ら
れる。従つて、本発明防黴剤は、乳剤同様の非常
に良好な分散性を示し、さらに水溶剤同様の均一
な防黴効果を発揮することができる。
本発明防黴剤にはPH調整緩衝剤、凍結防止剤、
香料、消泡剤等の補助剤を添加することもでき、
更に他の防黴剤と混用することもできる。
他の防黴剤としては、ハロゲン化フエノール、
テトラクロロイソフタロニトリル、ジヨードメチ
ル−P−トリスルホン、4−クロロフエニル−3
−ヨードプロパギルホルマール等が挙げられる。
次に、実施例により本発明を説明するが文中
「部」は重量基準である。
実施例 1 水52.2部(重量部、以下同じ)に化合物A5部、
36重量%塩酸2.9部を加え撹拌して溶解させた。
次にペネロールSP−18(松本油脂製薬(株)製非イオ
ン系界面活性剤)15部を加えて混合し撹拌しなが
ら、10重量%カセイソーダ水溶液24.4部を徐々に
加えた。更にカルボキシメチルセルロース0.5部
を加えることにより、化合物Aの5重量%懸濁製
剤100部を得た。
本製剤100gを100mlのシリンダーに入れ3ケ月
間室温に放置したところ、上層部にわずかな透明
層が生成し懸濁粒子の沈降が認められたが、軽く
ふりまぜると簡単に再分散し沈澱物の凝集は認め
られなかつた。
また、本製剤2.5gを水250gに分散させ、転倒
ビンに入れ室温に2時間放置したが、懸濁状態に
変化はなかつた。
実施例 2 水49.3部に化合物A10部、36重量%塩酸5.8部を
加え40℃〜50℃にて撹拌し溶解させた。次に、ペ
ネロールN−100(松本油脂製薬(株)製非イオン系界
面活性剤)10部を加えて混合し、撹拌しながら20
重量%カセイソーダ水溶液24.4部を徐々に加え
た。更にカルボキシメチルセルロース0.5部を加
えることにより化合物Aの10重量%懸濁製剤100
部を得た。この製剤は実施例1における製剤同様
非常に安定であつた。
比較例 1 水67.2gに化合物A5部、36重量%塩酸2.9部を
加え撹拌、溶解させた。次に撹拌しながら10重量
%カセイソーダ水溶液24.4部を徐々に加えたとこ
ろ、化合物Aがゲル状に析出し懸濁製剤を得るこ
とが出来なかつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 2−ベンズイミダゾールカルバミン酸メチル
    の鉱酸塩溶液をアルカリ水溶液で非イオン系界面
    活性剤の存在下、中和して水不溶性の極微細粒子
    を生成せしめ、懸濁させてなる懸濁状防黴剤。
JP58249927A 1983-12-28 1983-12-28 懸濁状防黴剤 Granted JPS60142905A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58249927A JPS60142905A (ja) 1983-12-28 1983-12-28 懸濁状防黴剤

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JP58249927A JPS60142905A (ja) 1983-12-28 1983-12-28 懸濁状防黴剤

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JPS60142905A JPS60142905A (ja) 1985-07-29
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CN102067860B (zh) * 2011-01-13 2013-06-05 四川农业大学 一种多菌灵微乳剂及其制备方法

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JPS60142905A (ja) 1985-07-29

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