JPH035762Y2 - - Google Patents

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JPH035762Y2
JPH035762Y2 JP1985066033U JP6603385U JPH035762Y2 JP H035762 Y2 JPH035762 Y2 JP H035762Y2 JP 1985066033 U JP1985066033 U JP 1985066033U JP 6603385 U JP6603385 U JP 6603385U JP H035762 Y2 JPH035762 Y2 JP H035762Y2
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JP
Japan
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heated
temperature
air
heating chamber
heating
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JP1985066033U
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JPS611009U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は被加熱体の加熱温度を高精度に且つ非
接触に測定して効率の良い加熱制御を行い得る電
子レンジに関する。
電波エネルギ(マイクロ波)により被加熱体
(食品)を加熱調理する電子レンジにあつては、
上記被加熱体の加熱温度を測定して加熱制御する
ことが重要である。そこで従来一般的には、マイ
クロ波により加熱された被加熱体からの熱発散に
より温度上昇した加熱室からの排気空気の温度を
測定することにより、被加熱体に対して非接触に
行つていた。ところが上記排気空気の温度上昇幅
は被加熱体の量(熱容量)によつて大きく異な
り、また繰り返し加熱する場合にあつては残熱に
よる誤差が多分に含まれた。この為、基準温度補
正等の工夫を要して、その構成が複雑化したり、
また測定誤差が30%程度にも達すると云う問題が
あつた。更には排気空気に含まれる汚染物に対し
て、温度センサを保護すべき対策を要した。
本考案は上記事情を考慮してなされたもので、
その目的とするところは、被加熱体の加熱温度を
非接触に高精度に測定して加熱制御に利用できる
ようにした簡易な構成の電子レンジを提供せんこ
とにある。
即ち本考案は赤外線温度検出器を用いて非接触
に被加熱体の加熱温度を直接的に測定すると共
に、この測定に際して、マグネトロン等を冷却し
た空気ではなく外気から直接導入した空気を用
い、上記赤外線温度検出器側から被加熱体に向う
空気流を形成し、この空気流にて赤外線温度検出
器を冷却し、その動作条件の安定化を図り、同時
に加熱により被加熱体から放出される水蒸気等の
測定誤差要因を測定系から排除せしめて高精度な
測定を行い得るようにした電子レンジにある。
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明
する。
第1図は電子レンジの外観形状を示す斜視図
で、本体1の前面には扉2が開閉自在に設けられ
ている。この扉2により開閉される上記本体1の
内部に加熱室3が設けられ、その床面には調理テ
ーブル4が配置されている。この調理テーブル4
は、その面に載置されて加熱に供される被加熱体
を後述するモータの駆動力にて回転させるもので
ある。また前記本体1の前面側部に配設された操
作パネル5には、各種の操作スイツチ等が設けら
れている。これらの操作スイツチの操作により電
子レンジの加熱動作条件が設定される。
さて、本考案に係る電子レンジは例えば第2図
に示す如く構成される。即ち加熱室3の床面に設
けられた調理テーブル4は、その回転軸を床面に
挿通してモータ6に連設されている。この調理テ
ーブル4上に食品等の被加熱体7が載置され、上
記モータ6により加熱室3内で回転される。しか
して加熱室3の上部、ここでは壁面上方部にはマ
グネトロン装置8が設けられ、図示しない駆動電
源により付勢されて加熱室3内にマイクロ波から
なる電波エネルギを照射している。このマイクロ
波により前記被加熱体7の水分子が励振されて加
熱されることは周知の通りである。一方、加熱室
3の上面には孔3aが穿たれ、この孔3aに連通
して検出器収容室9が設けられている。この収容
室9の内部には前記孔3aを介して加熱室3内部
を見通す位置に、特に前記テーブル4上に載置さ
れた被加熱体7を見渡す位置に赤外線温度検出器
10が配置されている。この温度検出器10は、
物体(被加熱体7)が発する赤外線量が、その物
体のケルビン温度の4乗に比例していることを利
用して上記物体の温度を検出するものである。し
かして温度検出器10により検出された温度(赤
外線量)情報は増幅器等からなる処理回路11を
介して出力される。また前記収容室9には送風管
12が連通され、フアン13の回転により外気か
らの空気が直接送り込まれている。従つてフアン
13により送り込まれた空気は送風管12、収容
室9を介して前記孔3aを介して加熱室3内に吹
き出される空気流を形成する。そしてこの空気流
は前記被加熱体1に向つて流れたのち、加熱室3
の壁面に設けられた排気口14により外部に排出
される。
このような空気流によれば、外気から直接導か
れる空気(室温でありその温度は略一定)によつ
て赤外線温度検出器10が冷却され、その動作温
度が略一定化されるが故に非常に安定した温度検
出を行い得る。ここで、マグネトロンを冷却した
空気を用いて検出器10の冷却及び上記空気流形
成を行うと、マグネトロンのON・OFFにより、
検出器10を冷却する空気の温度が数10℃のオー
ダで変化するので、検出器10の動作温度が安定
しないのである。また、検出器10側から被加熱
体7に向けて直接空気を吹付けているため、加熱
された被加熱体7から熱放散する水蒸気や油滴等
の汚染物が収容室9側、つまり温度検出器10側
に飛散することがなく、空気流に沿つて排気口1
4から排出されるので温度検出器10の検出面が
汚れることがない。しかも温度検出器10と被加
熱体7との間に介在する水蒸気等が空気流によつ
て除外されるので、温度検出器10は被加熱体7
の温度を純粋に検出することが可能となつた。つ
まり温度検出器10が、被加熱体7から赤外線と
共に、水蒸気等から発せられる赤外線をも受光す
ると云う不具合がない。従つて、赤外線温度検出
器10による被加熱体7のの温度検出の信頼性が
非常に高くなる。その上、従来のものにあつては
被加熱体7の容量によつて検出温度が大きく変化
したが、上記した本構成によれば、例えばコツプ
に注がれた水と、鍋に注がれた水の如く、その容
量に大きな差異があつたとしても、上記相異なる
被加熱体7から放散する水蒸気等に全く左右され
ることがないので、常に正しい温度検出を行い得
る。本考案者らの実験によれば、検出温度の測定
誤差を高々4%程度にできることが確認された。
このように本構造を有する電子レンジによれ
ば、赤外線温度検出器の安定動作をはかり、また
加熱室3内に浮遊する水蒸気等の測定誤差要素を
効果的に除外し、同時に測定系に対する上記水蒸
気や油滴等による汚れを未然に防ぎ得る等の効果
を奏する。しかも上述した空気流を形成するに複
雑な装置機構を要することがなく、簡易に且つ安
価に製作することができる。従つて上記検出温度
を表示するようにすれば、食品加工(調理)を円
滑に行い得て、その取扱いの簡素化をはかり得、
またマグネトロン装置8のフイードバツク制御情
報として用いて省エネルギ化と効率の高い運転を
行わしむる。更には非接触で高精度な温度検出を
行い得るので、食品衛生管理においても優れてい
る等の種々格別なる効果を奏する。
尚、本考案は上記実施例にのみ限定されるもの
ではない。例えば排気口14の数やその取付け位
置は仕様に応じて定めればよいものである。また
送風管12の空気取入口等にはフイルタを設けて
加熱室3内へのゴミの侵入を防ぐように構成して
おいてもよい。また赤外線温度検出器10による
温度検出にはチヨツパ方式等、種々の検出方式が
適用できることは云うまでもない。また電子レン
ジ自体、マグネトロン装置の配置位置や電波エネ
ルギの放射方式等、種々の形態をとり得るもので
あり、要するに本考案はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施することができる。
以上詳述したように本考案によれば、送風装置
により形成される空気流によつて赤外線温度検出
器を冷却して安定動作化をはかり、測定誤差要素
となる水蒸気等を除外して常に高精度な温度検出
を行い得る等の優れた効果を奏する簡易な構成の
電子レンジをここに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電子レンジの外観形状を示す斜視図、
第2図は本考案の一実施例を示す概略構成図であ
る。 3……加熱室、7……被加熱体、8……マグネ
トロン装置、9……収容室、10……赤外線温度
検出器、12……送風管、13……フアン、14
……排気口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被加熱体を収容する加熱室と、この加熱室内に
    電波エネルギを照射して上記被加熱体を加熱する
    マグネトロン装置と、前記加熱室内を見通す位置
    に配置されて前記被加熱体の加熱温度を検出する
    赤外線温度検出器と、この赤外線温度検出器の配
    置位置側から前記被加熱体に向けて空気流を形成
    する送風装置とを具備し、前記送風装置は前記赤
    外線温度検出器を配置した検出器収容室を空気の
    上流とし、この収容室から前記加熱室内に直接空
    気を吹出す構造を有したものであることを特徴と
    する電子レンジ。
JP6603385U 1985-05-02 1985-05-02 電子レンジ Granted JPS611009U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6603385U JPS611009U (ja) 1985-05-02 1985-05-02 電子レンジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6603385U JPS611009U (ja) 1985-05-02 1985-05-02 電子レンジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS611009U JPS611009U (ja) 1986-01-07
JPH035762Y2 true JPH035762Y2 (ja) 1991-02-14

Family

ID=30598561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6603385U Granted JPS611009U (ja) 1985-05-02 1985-05-02 電子レンジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS611009U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55155121A (en) * 1979-05-23 1980-12-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd Heating cooker

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55155121A (en) * 1979-05-23 1980-12-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd Heating cooker

Also Published As

Publication number Publication date
JPS611009U (ja) 1986-01-07

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