JPH0357603B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0357603B2 JPH0357603B2 JP27967385A JP27967385A JPH0357603B2 JP H0357603 B2 JPH0357603 B2 JP H0357603B2 JP 27967385 A JP27967385 A JP 27967385A JP 27967385 A JP27967385 A JP 27967385A JP H0357603 B2 JPH0357603 B2 JP H0357603B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- resin
- layer
- winding
- voltage coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Insulating Of Coils (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は高圧コイルの巻終り部の部分放電特
性を高めた樹脂モールド形変成器に関するもので
ある。
性を高めた樹脂モールド形変成器に関するもので
ある。
従来、この種の樹脂モールド形変成器として、
例えば第2図および第3図に示すような計器用変
圧器があつた。図において、1は低圧コイル、2
は高圧コイルであつて、両コイル1,2は主絶縁
層3を介して同心状に巻回されている。4は高圧
コイル2の層間紙、5は両コイル1,2の樹脂モ
ールド成型体、6はこのモールド成型体5に装着
した鉄心である。
例えば第2図および第3図に示すような計器用変
圧器があつた。図において、1は低圧コイル、2
は高圧コイルであつて、両コイル1,2は主絶縁
層3を介して同心状に巻回されている。4は高圧
コイル2の層間紙、5は両コイル1,2の樹脂モ
ールド成型体、6はこのモールド成型体5に装着
した鉄心である。
上記のように構成した高圧コイル2はエナメル
等で絶縁したコイル用銅線で、この高圧コイルの
巻数は数千ターンから数万ターンと多く、コイル
の所定巻数を巻くため一層の巻線毎に樹脂モール
ドと接着しやすいプラスチツクフイルム等の層間
紙4を介装して絶縁する。第3図に示すようにコ
イルの巻始めから最終層手前の1層に至るまで1
層当りの巻線数は略一定であり、最終層は口出線
を出すために約1/2層以下としている。したがつ
て最終層間紙に使用しているプラスチツクフイル
ムには合成樹脂が含浸しないので巻終り2層目の
コイル界面には樹脂が含浸しない。同様に巻始め
1層から巻終り2層のコイル界面には樹脂が含浸
しない構造であるが、各層間の電位は低いのでコ
イル界面に樹脂が含浸せず、ボイドが発生しても
各層間での部分放電は発生しない。
等で絶縁したコイル用銅線で、この高圧コイルの
巻数は数千ターンから数万ターンと多く、コイル
の所定巻数を巻くため一層の巻線毎に樹脂モール
ドと接着しやすいプラスチツクフイルム等の層間
紙4を介装して絶縁する。第3図に示すようにコ
イルの巻始めから最終層手前の1層に至るまで1
層当りの巻線数は略一定であり、最終層は口出線
を出すために約1/2層以下としている。したがつ
て最終層間紙に使用しているプラスチツクフイル
ムには合成樹脂が含浸しないので巻終り2層目の
コイル界面には樹脂が含浸しない。同様に巻始め
1層から巻終り2層のコイル界面には樹脂が含浸
しない構造であるが、各層間の電位は低いのでコ
イル界面に樹脂が含浸せず、ボイドが発生しても
各層間での部分放電は発生しない。
上記のような従来の樹脂モールド形変成器では
一般的に部分放電が発生するのは高圧コイル2と
低圧コイル1間の主絶縁層3と高圧コイル2と鉄
心6間である。主絶縁層3で部分放電が発生しな
いように高圧コイル2と低圧コイル1の界面は樹
脂を含浸させる構造にしているのは一般的である
が、巻終り2層目に樹脂を含浸させるには作業性
および絶縁信頼性の問題でよい方法がなく、高圧
コイル2と鉄心6間での部分放電をなくすことが
できないという問題点があつた。
一般的に部分放電が発生するのは高圧コイル2と
低圧コイル1間の主絶縁層3と高圧コイル2と鉄
心6間である。主絶縁層3で部分放電が発生しな
いように高圧コイル2と低圧コイル1の界面は樹
脂を含浸させる構造にしているのは一般的である
が、巻終り2層目に樹脂を含浸させるには作業性
および絶縁信頼性の問題でよい方法がなく、高圧
コイル2と鉄心6間での部分放電をなくすことが
できないという問題点があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、高圧コイルと鉄心間での部分
放電はなくなり絶縁信頼性の高い樹脂モールド形
変成器を得ることを目的とする。
になされたもので、高圧コイルと鉄心間での部分
放電はなくなり絶縁信頼性の高い樹脂モールド形
変成器を得ることを目的とする。
この発明に係る樹脂モールド形変成器は、高圧
コイルの巻終り最終層間紙を樹脂含浸性のよい材
料とし、高圧コイルの巻終り2層目コイルをコイ
ル巻幅一杯となるように巻終り3層目コイル以上
で巻数調整したものである。
コイルの巻終り最終層間紙を樹脂含浸性のよい材
料とし、高圧コイルの巻終り2層目コイルをコイ
ル巻幅一杯となるように巻終り3層目コイル以上
で巻数調整したものである。
この発明における樹脂モールド形変成器は、高
圧コイルの巻終り3層目以上で巻数調整して巻終
り2層目を巻幅一杯に巻線し、最終層間紙を樹脂
含浸性のよい材料としたので、最終層間紙に樹脂
が含浸し高圧コイルと鉄心間での部分放電をなく
すことができる。
圧コイルの巻終り3層目以上で巻数調整して巻終
り2層目を巻幅一杯に巻線し、最終層間紙を樹脂
含浸性のよい材料としたので、最終層間紙に樹脂
が含浸し高圧コイルと鉄心間での部分放電をなく
すことができる。
以下この発明の一実施例を図について説明す
る。第1図において、1は低圧コイル、2は高圧
コイルで、両コイル1,2は主絶縁層3を介して
同心的に巻回されている。4は高圧コイル2の層
間紙、5はコイル1,2の樹脂モールド成型体、
7は樹脂含浸性のよい材料からなる最終層間紙で
ある。
る。第1図において、1は低圧コイル、2は高圧
コイルで、両コイル1,2は主絶縁層3を介して
同心的に巻回されている。4は高圧コイル2の層
間紙、5はコイル1,2の樹脂モールド成型体、
7は樹脂含浸性のよい材料からなる最終層間紙で
ある。
上記高圧コイル2の巻線構成は、巻終り4層目
コイル2a、5層目コイル2bで巻線調整して巻
終り3層目コイル2c、2層目コイル2dを巻幅
一杯になるように巻線し、最終層コイル2eと巻
終り2層目コイル2d間にテトロン(登録商標
名)不織布等の樹脂が含浸しやすい最終層間紙7
を配置している。また最終層コイル2eは約1/2
層以下に巻線径以上の間隔をあけて巻線してい
る。上記の構成によつて樹脂5は最終層コイル2
eの隙間から最終層間紙7によく含浸し、巻終り
2層目コイルの界面には樹脂が含浸して界面のボ
イドがなくなる。したがつて上記のボイドがなく
なれば、高圧コイル2と鉄心(図示せず)間で発
生する樹脂での部分放電が解消できる。なお、高
圧コイル2と鉄心間の空気層でも部分放電は発生
するが、一般的には常時課電電圧では空気層での
部分放電は発生しないように空気層のギヤツプを
大きくしている。この結果、部分放電劣化は樹脂
内に比べて一般的にはよい。
コイル2a、5層目コイル2bで巻線調整して巻
終り3層目コイル2c、2層目コイル2dを巻幅
一杯になるように巻線し、最終層コイル2eと巻
終り2層目コイル2d間にテトロン(登録商標
名)不織布等の樹脂が含浸しやすい最終層間紙7
を配置している。また最終層コイル2eは約1/2
層以下に巻線径以上の間隔をあけて巻線してい
る。上記の構成によつて樹脂5は最終層コイル2
eの隙間から最終層間紙7によく含浸し、巻終り
2層目コイルの界面には樹脂が含浸して界面のボ
イドがなくなる。したがつて上記のボイドがなく
なれば、高圧コイル2と鉄心(図示せず)間で発
生する樹脂での部分放電が解消できる。なお、高
圧コイル2と鉄心間の空気層でも部分放電は発生
するが、一般的には常時課電電圧では空気層での
部分放電は発生しないように空気層のギヤツプを
大きくしている。この結果、部分放電劣化は樹脂
内に比べて一般的にはよい。
上記実施例では高圧コイル2の巻終り4層目コ
イル2aと5層目コイル2bで巻数調整したが、
他の層コイルで調整しても上記と同様の作用が得
られる。即ち、高圧コイル2の巻終り3層目コイ
ル2c以上の他の層コイルで巻数調整をして、巻
終り2層目コイル2dを巻幅一杯になるように巻
線してもよい。
イル2aと5層目コイル2bで巻数調整したが、
他の層コイルで調整しても上記と同様の作用が得
られる。即ち、高圧コイル2の巻終り3層目コイ
ル2c以上の他の層コイルで巻数調整をして、巻
終り2層目コイル2dを巻幅一杯になるように巻
線してもよい。
以上説明したようにこの発明によれば、高圧コ
イルの巻終り最終層間紙を樹脂含浸性のよい材料
とし、高圧コイルの巻終り2層目コイルをコイル
巻幅一杯になるように巻終り3層目コイル以上で
巻数調整したので、高圧コイルと鉄心間での部分
放電はなくなり、絶縁信頼性の高い樹脂モールド
変成器が得られる。
イルの巻終り最終層間紙を樹脂含浸性のよい材料
とし、高圧コイルの巻終り2層目コイルをコイル
巻幅一杯になるように巻終り3層目コイル以上で
巻数調整したので、高圧コイルと鉄心間での部分
放電はなくなり、絶縁信頼性の高い樹脂モールド
変成器が得られる。
第1図はこの発明の一実施例による樹脂モール
ド形変成器の断面図、第2図は従来の樹脂モール
ド形変成器の断面図、第3図は同じく巻線構成の
断面図である。 1……低圧コイル、2……高圧コイル、2a…
…巻終り4層目コイル、2b……巻終り5層目コ
イル、2c……巻終り3層目コイル、2d……巻
終り2層目コイル、2e……最終層コイル、3…
…主絶縁層、4……層間紙、7……最終層間紙、
なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
ド形変成器の断面図、第2図は従来の樹脂モール
ド形変成器の断面図、第3図は同じく巻線構成の
断面図である。 1……低圧コイル、2……高圧コイル、2a…
…巻終り4層目コイル、2b……巻終り5層目コ
イル、2c……巻終り3層目コイル、2d……巻
終り2層目コイル、2e……最終層コイル、3…
…主絶縁層、4……層間紙、7……最終層間紙、
なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 主絶縁層を介して高圧コイルと低圧コイルを
同心状に巻回し、これらコイルに合成樹脂を含浸
若しくは注型してなる樹脂モールドコイルと、こ
の樹脂モールドコイルに装着した鉄心とからなる
樹脂モールド形変成器において、上記高圧コイル
の巻終り最終層間紙は樹脂含浸性のよい材料を使
用し、かつ高圧コイルの巻終り2層目コイルをコ
イル巻幅一杯に密着巻きが可能なように巻終り3
層目コイル以上で巻数調整したことを特徴とする
樹脂モールド形変成器。 2 高圧コイルの最終層コイルを間隔をあけて巻
線したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の樹脂モールド形変成器。 3 上記巻数調整は巻終り4層目コイルと5層目
コイルで行なつたことを特徴とする特許請求の範
囲第1項又は第2項記載の樹脂モールド形変成
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27967385A JPS62137814A (ja) | 1985-12-11 | 1985-12-11 | 樹脂モ−ルド形変成器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27967385A JPS62137814A (ja) | 1985-12-11 | 1985-12-11 | 樹脂モ−ルド形変成器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62137814A JPS62137814A (ja) | 1987-06-20 |
JPH0357603B2 true JPH0357603B2 (ja) | 1991-09-02 |
Family
ID=17614267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27967385A Granted JPS62137814A (ja) | 1985-12-11 | 1985-12-11 | 樹脂モ−ルド形変成器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62137814A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03165016A (ja) * | 1989-11-22 | 1991-07-17 | Mitsubishi Electric Corp | 樹脂モールド形コイル |
JPH0710645B2 (ja) * | 1990-04-11 | 1995-02-08 | 株式会社ゼクセル | 自動車用空調装置における日射方向検出装置 |
US20140145667A1 (en) * | 2012-11-29 | 2014-05-29 | Phasetronics, Inc. | Resin-encapsulated current limiting reactor |
CN112216483B (zh) * | 2020-10-09 | 2022-04-08 | 阳光电源股份有限公司 | 一种变压器及其绕组结构 |
-
1985
- 1985-12-11 JP JP27967385A patent/JPS62137814A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62137814A (ja) | 1987-06-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |