JPH0357596B2 - - Google Patents
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- JPH0357596B2 JPH0357596B2 JP59138467A JP13846784A JPH0357596B2 JP H0357596 B2 JPH0357596 B2 JP H0357596B2 JP 59138467 A JP59138467 A JP 59138467A JP 13846784 A JP13846784 A JP 13846784A JP H0357596 B2 JPH0357596 B2 JP H0357596B2
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- resistant
- heat
- water
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- corrosion
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Landscapes
- Resistance Heating (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は湯沸し器,ポツト,ジヤーポツト,温
水器,瞬間湯沸器,食器洗器,衣類乾燥器,ビユ
ーテイトワレケトルなどの水を対象として沸かす
シーズヒータや、フライヤー,天プラ鍋,業務用
フライヤーなど油類を対象に調理するシーズヒー
タに関するものである。
水器,瞬間湯沸器,食器洗器,衣類乾燥器,ビユ
ーテイトワレケトルなどの水を対象として沸かす
シーズヒータや、フライヤー,天プラ鍋,業務用
フライヤーなど油類を対象に調理するシーズヒー
タに関するものである。
従来例の構成とその問題点
従来水中及び油中で使用されるシーズヒータに
は一般的に、銅パイプの表面にニツケルメツキ処
理したもの、もしくは一部、耐熱耐食鋼を金属光
沢素地のままもしくは酸化皮膜のついたままの状
態等で使用されている。
は一般的に、銅パイプの表面にニツケルメツキ処
理したもの、もしくは一部、耐熱耐食鋼を金属光
沢素地のままもしくは酸化皮膜のついたままの状
態等で使用されている。
上記構成のシーズヒータは、主として腐食防止
を中心に考慮している為、水を沸かしたり油を加
熱したりするのに効率良く働らくと言われる遠赤
外線の放射率が低く、又誤つて空焼きした時に、
シーズヒータの温度が500℃〜900℃になり、ニツ
ケルメツキした銅パイプヒータではメツキの剥
離、銅パイプの酸化、劣化などが生じ、又耐食耐
熱鋼では、ヒータ表面が高温になることで皮膜の
耐食性が著るしく低下し、結果的にヒータ断線、
漏電,感電などの危険性も生じているのが実情で
あつた。
を中心に考慮している為、水を沸かしたり油を加
熱したりするのに効率良く働らくと言われる遠赤
外線の放射率が低く、又誤つて空焼きした時に、
シーズヒータの温度が500℃〜900℃になり、ニツ
ケルメツキした銅パイプヒータではメツキの剥
離、銅パイプの酸化、劣化などが生じ、又耐食耐
熱鋼では、ヒータ表面が高温になることで皮膜の
耐食性が著るしく低下し、結果的にヒータ断線、
漏電,感電などの危険性も生じているのが実情で
あつた。
発明の目的
本発明は上記従来の欠点を解消し効率よく水を
沸かす、又は油を加熱することが出来、かつ空焼
き状態で使用しても、耐食性の損なわれないシー
ズヒータを提供するものである。
沸かす、又は油を加熱することが出来、かつ空焼
き状態で使用しても、耐食性の損なわれないシー
ズヒータを提供するものである。
発明の構成
本発明は耐食耐熱鋼からなるシーズヒータの加
熱部表面にさらに、耐熱性があつてかつ耐食性の
強いアルカリ分をほとんど含まないSiO2−BaO
系耐熱ホーロを施こし、油や水の中で使用する
際、遠赤外線をより沢山発生させることにより、
液体の加熱効率の向上を図り、加えて耐食性を高
め、空焼き使用にも耐えるシーズヒータに関する
ものである。
熱部表面にさらに、耐熱性があつてかつ耐食性の
強いアルカリ分をほとんど含まないSiO2−BaO
系耐熱ホーロを施こし、油や水の中で使用する
際、遠赤外線をより沢山発生させることにより、
液体の加熱効率の向上を図り、加えて耐食性を高
め、空焼き使用にも耐えるシーズヒータに関する
ものである。
実施例の説明
以下本発明の実施例について図を参照して説明
する。
する。
本発明のシーズヒータは発熱線1と絶縁粉末2
及び金属パイプ3を基本構成としてなり、加えて
電力取出し端子4、ガラス封口材5及び封口碍子
6などが適当に加えられて構成されている。
及び金属パイプ3を基本構成としてなり、加えて
電力取出し端子4、ガラス封口材5及び封口碍子
6などが適当に加えられて構成されている。
ヒータ形状(図示せず)は使用される製品に応
じてU曲げ、うず巻曲げ、四角い箱型に曲げ、w
字型等々に曲げ加工やプレス加工される。そし
て、SUS316L,SUS321,NCF800,NCF600な
どの耐食耐熱鋼をパイプ材料3として使用する。
絶縁粉末2をパイプ3に充填し、圧延したのち焼
鈍工程を経てしかるべき形状に仕上げる。
じてU曲げ、うず巻曲げ、四角い箱型に曲げ、w
字型等々に曲げ加工やプレス加工される。そし
て、SUS316L,SUS321,NCF800,NCF600な
どの耐食耐熱鋼をパイプ材料3として使用する。
絶縁粉末2をパイプ3に充填し、圧延したのち焼
鈍工程を経てしかるべき形状に仕上げる。
その後パイプ3の表面に付着した汚れやゴミな
どを除去した後、耐熱ホーロ処理を行ない、第2
図に示すようにセラミツクコーテイング皮膜7を
設ける。使用するホーロ材はSiO2−BaOを主成
分とする耐熱ホーロで、熱膨張率,遠赤外線放射
率、色調、作業温度、密着性などを調整する為、
Cr2O3,B2O3,NiO,ZrO,Al2O3,CoO,
MoO3などを添加して得られる耐熱ホーロ用スリ
ツプを用いる。使用したホーロスリツプの一例と
して記載すると フリツトA:SiO240%,BaO40%,B2O36.5
%,ZnO5%,CaO4%,ZrO23%,Al2O31
%他 フリツトB:SiO240%,BaO30%,TiO210%,
B2O33%,CaO4%,MoO32%,アルカリ
分3%,NiO10%他 フリツトAを80部、Cr2O325部、粘土5部、
CMC3部、亜硝酸ソーダ0.03部、水50部、もしく
はフリツトB100部にNiO10部、粘土5部,水50
部,等を加えスリツプを完成した。
どを除去した後、耐熱ホーロ処理を行ない、第2
図に示すようにセラミツクコーテイング皮膜7を
設ける。使用するホーロ材はSiO2−BaOを主成
分とする耐熱ホーロで、熱膨張率,遠赤外線放射
率、色調、作業温度、密着性などを調整する為、
Cr2O3,B2O3,NiO,ZrO,Al2O3,CoO,
MoO3などを添加して得られる耐熱ホーロ用スリ
ツプを用いる。使用したホーロスリツプの一例と
して記載すると フリツトA:SiO240%,BaO40%,B2O36.5
%,ZnO5%,CaO4%,ZrO23%,Al2O31
%他 フリツトB:SiO240%,BaO30%,TiO210%,
B2O33%,CaO4%,MoO32%,アルカリ
分3%,NiO10%他 フリツトAを80部、Cr2O325部、粘土5部、
CMC3部、亜硝酸ソーダ0.03部、水50部、もしく
はフリツトB100部にNiO10部、粘土5部,水50
部,等を加えスリツプを完成した。
その後、スプレーもしくは浸漬等によりヒータ
のパイプ3に塗布した後、950〜1050℃にて5分
で焼成し、セラミツクコーテイング層7を形成し
た。
のパイプ3に塗布した後、950〜1050℃にて5分
で焼成し、セラミツクコーテイング層7を形成し
た。
このように構成されたシーズヒータは製品に応
じ水中もしくは油中などの液体の中で使用され、
シーズヒータ表面に設けられたセラミツクコーテ
イング層7から3〜25μの遠赤外線が効率よく放
射される。水や油はこの波長帯に吸収帯を有する
為、よく遠赤外線を吸収し熱に変換させる効率が
高くなる。加えて水中の嗅いにおいがとれたり天
プラの味が良くなる等の効果もあると言われてい
る。
じ水中もしくは油中などの液体の中で使用され、
シーズヒータ表面に設けられたセラミツクコーテ
イング層7から3〜25μの遠赤外線が効率よく放
射される。水や油はこの波長帯に吸収帯を有する
為、よく遠赤外線を吸収し熱に変換させる効率が
高くなる。加えて水中の嗅いにおいがとれたり天
プラの味が良くなる等の効果もあると言われてい
る。
又、機器の使用上、空炊き状態が万一発生して
も従来ヒータに見られる耐食性の低下や、ヒータ
断線等も起きない。このセラミツクコーテイング
層はアルカリ分を極力少なくし、かつ熱膨張率を
耐熱パイプに合せている為、ヒートサイクル等に
対しても強く、かつ水中油中への溶出イオン
(Na+,Li+,K+などが多いホーロは溶出しやす
い)が少ない為、液中における耐食性が極めて向
上する。
も従来ヒータに見られる耐食性の低下や、ヒータ
断線等も起きない。このセラミツクコーテイング
層はアルカリ分を極力少なくし、かつ熱膨張率を
耐熱パイプに合せている為、ヒートサイクル等に
対しても強く、かつ水中油中への溶出イオン
(Na+,Li+,K+などが多いホーロは溶出しやす
い)が少ない為、液中における耐食性が極めて向
上する。
なお、セラミツク層7は必要に応じ2回,3回
に分けて掛けても良いが、膜厚は基本的に100μ
程度としている。
に分けて掛けても良いが、膜厚は基本的に100μ
程度としている。
発明の効果
以上実施例で述べたように、本発明によればア
ルカリ分をほとんど含まないSiO2−BaO系耐熱
ホーロのセラミツクコーテイング層を施している
ため、液中における耐食性が向上し、合せて空炊
き状態が発生しても耐食性が損なわれることもな
く、加えて、遠赤外線の効果により熱効率や味
覚、食品の味の向上も期待でき、その実用的価値
は大なるものである。
ルカリ分をほとんど含まないSiO2−BaO系耐熱
ホーロのセラミツクコーテイング層を施している
ため、液中における耐食性が向上し、合せて空炊
き状態が発生しても耐食性が損なわれることもな
く、加えて、遠赤外線の効果により熱効率や味
覚、食品の味の向上も期待でき、その実用的価値
は大なるものである。
第1図は本発明の実施例の液体加熱用シーズヒ
ータの要部断面図、第2図は同パイプの要部拡大
断面図である。 3……パイプ、7……セラミツクコーテイング
層。
ータの要部断面図、第2図は同パイプの要部拡大
断面図である。 3……パイプ、7……セラミツクコーテイング
層。
Claims (1)
- 1 耐熱耐食合金からなる金属パイプ表面に、ア
ルカリ分をほとんど含まないSiO2−BaO系耐熱
ホーロのセラミツクコーテイング層を施こし、
水,油等に浸漬して加熱する液体加熱用シーズヒ
ータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13846784A JPS6119091A (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | 液体加熱用シ−ズヒ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13846784A JPS6119091A (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | 液体加熱用シ−ズヒ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6119091A JPS6119091A (ja) | 1986-01-27 |
JPH0357596B2 true JPH0357596B2 (ja) | 1991-09-02 |
Family
ID=15222720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13846784A Granted JPS6119091A (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | 液体加熱用シ−ズヒ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6119091A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0329286A (ja) * | 1989-06-26 | 1991-02-07 | Osamu Miyake | 遠赤外線放射体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58190839A (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-07 | Takara Standard Kk | 遠赤外線放射ホ−ロ−の製造方法 |
-
1984
- 1984-07-04 JP JP13846784A patent/JPS6119091A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58190839A (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-07 | Takara Standard Kk | 遠赤外線放射ホ−ロ−の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6119091A (ja) | 1986-01-27 |
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