JPH0357544Y2 - - Google Patents

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JPH0357544Y2
JPH0357544Y2 JP1985035876U JP3587685U JPH0357544Y2 JP H0357544 Y2 JPH0357544 Y2 JP H0357544Y2 JP 1985035876 U JP1985035876 U JP 1985035876U JP 3587685 U JP3587685 U JP 3587685U JP H0357544 Y2 JPH0357544 Y2 JP H0357544Y2
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JP
Japan
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seat
arm member
lock
operating handle
vehicle body
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JP1985035876U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車体側支持部にリフタ装置を介して取
付けられる自動車のシート装置に関する。
(従来の技術) 特開昭57−58522号にはシート下部側方に設け
られた操作ハンドルを引き上げることによりシー
トを平行にリフトさせる自動車のシート装置が開
示されている。この自動車のシート装置において
は、シートを所定の高さに保持するロツク機構の
ロツクが、操作ハンドルに設けられたプツシユレ
バーを押すことにより解除されるようになつてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 前記特開昭57−58522号に開示されたシート装
置においてはシートリフト用操作ハンドルがシー
ト前方に設けられているので操作がしにくいとい
う難点があつた。しかしながら、操作性向上のた
めから、車体側支持部とシート座部とを連結する
前方のアーム部材の車体側回転軸より後方に操作
ハンドルを位置させると、リフト装置と操作ハン
ドルとが離れてしまい、リフト装置をリフト駆動
するための連結機構が必要となる。しかしながら
この連結機構を介在させるということは、ロツク
機構が操作ハンドル回りにあることと相いまつ
て、車体側支持部に対するシート座部の支持にガ
タツキを増大させることにより、商品性を低下さ
せることにつながる。
本考案の目的は、シートを平行にリフトするの
に使用される操作ハンドルが前方のアーム部材の
車体側回転軸より後方に位置し、かつ操作ハンド
ルにシートの高さをロツクするロツク機構のロツ
クを解除するプツシユレバーが設けられた自動車
のシート装置であつて、操作ハンドルによる連結
機構を介したリフト駆動でありながら、シート座
部の車体側支持部に対するガタツキをなくし、し
かも、リフト高さに関係なくロツクを確実かつ安
定させることができる。シート装置を提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的は以下の本考案のシート装置によつて
達成される。
すなわち、本考案は車体側支持部にリフタ装置
を介して取付けられるシート装置であつて、 前記車体側支持部とシート座部とを連結するア
ーム部材、 このアーム部材の車体側回転軸に固定され、ア
ーム部材のシート座部側の支持点を中心とする円
弧上の係止歯部を有する駆動アーム部材、 前記アーム部材の車体側回転軸より後方に配置
された操作ハンドル、 前記駆動アーム部材と操作ハンドルとを連結す
るリンク機構であり、前記操作ハンドルにより作
動され前記アーム部材を駆動する駆動機構、 シート座部にピン支持され、駆動アーム部材の
係止歯部に係合可能な歯部を有するロツクプレー
トと、シート座部にピン支持され、プツシユレバ
ーのロツク解除操作によりロツクプレートに当接
してロツクプレートをロツク解除方向に揺動させ
るロツク解除プレートとを備え、前記アーム部材
の回動をロツクするロツク機構、 前記操作ハンドルに設けられ、前記ロツク機構
の解除を行うプツシユレバー、および このプツシユレバーと前記ロツク機構のロツク
解除部材とを連結する連係部材を備えたことを特
徴とするものである。
(作用) 操作ハンドルに設けられたプツシユレバーを押
すとこのプツシユレバーの作動が連係部材部材を
介してロツク解除部材へ伝達されてアーム部材の
回動のロツクが解除される。この状態で操作ハン
ドルを作動するとシートは平行にリフトされる。
プツシユレバーの押圧を停めると、リフトした所
望の高さにシートは固定される。
(考案の効果) 本考案においては、駆動アーム部材に直接ロツ
ク機構が係合しているため、シート座部は、操作
ハンドルから駆動アーム部材に至るまでのリンク
機構のガタツキ要素の影響を受けることがなく、
安定したロツクを達成することができる。しか
も、駆動アーム部材は、アーム部材のシート座部
側の支持点を中心とする円弧状の係止歯部を有し
ており、これに、シート座部にピン支持されたロ
ツクプレートの歯部が噛合うよう構成されている
ので、この両者の噛合い、即ちロツクががリフト
高いに関わらず確実かつ安定して達成される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明
する。第1図は本考案の一実施例の分解斜視図で
あり、第2図はその側面図である。車幅方向に延
びる回転軸1は支持ブラケツト2,2′に回動可
能に支持されている。本実施例においてはこの支
持ブラケツト2,2′はシートを前後に移動する
ためのスライド機構の上方のスライドレールに設
けられている。回転軸1の一端は扇状の駆動アー
ム部材3の端部の孔3aに嵌合固着されている。
回転軸1の両端近くには前方のアーム部材4,
4′が固着されている。これら前方のアーム部材
4,4′はシート座部5,5′の前方下端とピン
6,6′によつて連結されている。一方のピン6
はシート座部5の反対側にもピンが延びており、
このピン6に扇状の駆動アーム部材3のかなめ部
分に設けられた孔3bが挿入される。シートのシ
フトを操作する操作ハンドル7はシート座部5に
設けられた孔5aに回動可能に挿入された軸8に
固着されて設けられている。この軸8にはリンク
アーム9が設けられている。このリンクアーム9
の先端9aと、扇状の駆動アーム部材3の孔3b
に関して孔3aとは反対の側の端部3cとは連結
ロツド10によつて連結されている。扇状の駆動
アーム部材3の周面には第2図で明らかなように
上記ピン6を中心とする円弧状に係止歯部として
のセクタギア3dが設けられている。このセクタ
ギア3dにはシート座部5に設けられた支軸5b
を中心として揺動するロツクプレート11の歯が
噛合する。このロツクプレート11の側面部には
第2図に明瞭に示されるようにピン11aが突出
されている。ロツクプレート11を挟むようにし
て2枚のロツク解除プレート12,13がピン6
に揺動自在に取り付けられている。一方のロツク
解除プレート13には当接部としての突出部13
aが形成されており、この突出部13aの上面に
ロツクプレート11のピン11aが当接する。2
枚のロツク解除プレート12,13同士はリング
14bを有するネジ14aによつて連結されて一
体的に揺動するようにされている。操作ハンドル
7にはロツク解除を行うためのプツシユレバー1
5が設けられている。この操作ハンドル7の内部
構造を示す第3図からわかるようにプツシユレバ
ー15は軸26の回りを揺動する。2重構造にな
つている連係部材としてのケーブル部材18の外
筒19の一端は操作ハンドル7に取りつけられて
おり、内部のワイヤ20の一端はプツシユレバー
15と一体的に揺動する延長部15aに引かけら
れている。外筒19の他端は取付金具17によつ
てシート座部5に固定されている。ワイヤ19の
他端はロツク解除プレート13に固着されてい
る。このロツク解除プレート13はスプリング2
1によつてロツクプレート11がセクタギア3d
と噛合する方向に付勢されている。回転軸1に設
けられた前方のアーム部材4,4′と支持ブラケ
ツト22,22′に回転軸27,27′を介して設
けられた後方のアーム部材23,23′とはそれ
ぞれ連結ロツド24,24′とによつて連結され
ており前方のアーム部材4,4′の動きが後方の
アーム部材23,23′に伝達されるようにされ
ている。アーム部材23,23′は軸28,2
8′とによつてシート座部5,5′に取り付けられ
ている。
以上の様に構成された自動車のシート装置の操
作を次に説明する。スプリング25の付勢力に抗
してプツシユレバー15を押すとケーブル部材1
8内のワイヤ20が外筒19から引出され、ロツ
ク解除プレート13がスプリング21の収縮力に
抗いて揺動される。ロツク解除プレート13が揺
動されると、このロツク解除プレート13の突出
部13aにピン11aが当接していることにより
ロツクプレート11が回転してセクタギア3dと
の噛合が解除される。この状態で操作ハンドル7
を手前に引くと、回転力が軸8、連結ロツド10
を介して駆動アーム部材3へ伝達される。駆動ア
ーム部材3は回転軸1の軸心を中心として回転す
る。駆動アーム部材3と回転軸1とは固着されて
おり、この回転軸1に前方のアーム部材4,4′
が固着されているので、駆動アーム部材3が回転
軸することによりシート座部5,5′はピン6,
6′を介して上方へ押し上げられる。前方のアー
ム部材4,4′が回転するとこの動きが連結ロツ
ド24,24′を介して後方のアーム部材23,
23′に伝えられ、シート座部5,5′の後方も押
し上げられシート座部5,5′は結果として平行
に押し上げられる。シートが所望の高さに上げら
れたときに、プツシユレバー15の押圧をやめる
とプツシユレバー15は第3図実線の位置までも
どるとともに、ロツク解除プレート12,13は
スプリング21によつて後方の引きもどされる。
ロツクプレート11はロツク解除プレート12と
13との間に設けられたリング14bにこの際押
されてセクタギア3dと再び噛合して、駆動アー
ム部材3の回動がロツクされる。このアーム部材
3と前方のアーム部材4,4′および後方のアー
ム部材23,23′とは全て連動しうるように連
結されているのでシートの高さがロツクされる。
シート座部5,5′の高さは操作ハンドル7の回
動位置により複数段に任意に設定し得るが、シー
ト座部5,5′の高さが変わつても、セクタギア
3dの円弧の中心がアーム部材4のシート座部分
5を支持するピン6に合つて不変であるため、セ
クタギア3dへのロツクプレート11の歯の噛合
が安定し、常に確実さを保つことができる。
また、駆動アーム部材3と操作ハンドル7との
間にリンクアーム9、連結ロツド10を介在させ
ているが、ロツクプレート11は駆動アーム部材
3に直接係合しているため、シート座部5はリン
クアーム9、連結ロツド10のリンク機構のガタ
ツキ要素の影響を受けることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の自動車のシート
装置の一実施例のそれぞれ分解斜視図および側面
図、第3図は操作ハンドルの拡大図である。 1……回転軸、2,2′,22,22′……支持
ブラケツト、3……駆動アーム部材、3d……セ
クタギア、4,4′……前方のアーム部材、5,
5′……シート座部、7……操作ハンドル、11
……ロツクプレート、12,13……ロツク解除
プレート、15……プツシユレバー、18……ケ
ーブル、23,23′……後方のアーム部材、2
4,24′……連結ロツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体側支持部にリフタ装置を介して取付けられ
    るシート装置であつて、 前記車体側支持部とシート座部とを連結するア
    ーム部材、 このアーム部材の車体側回転軸に固定され、ア
    ーム部材のシート座部側の支持点を中心とする円
    弧上の係止歯部を有する駆動アーム部材、 前記アーム部材の車体側回転軸より後方に配置
    された操作ハンドル、 前記駆動アーム部材と操作ハンドルとを連結す
    るリンク機構であり、前記操作ハンドルにより作
    動され前記アーム部材を駆動する駆動機構、 シート座部にピン支持され、駆動アーム部材の
    係止歯部に係合可能な歯部を有するロツクプレー
    トと、シート座部にピン支持され、プツシユレバ
    ーのロツク解除操作によりロツクプレートに当接
    してロツクプレートをロツク解除方向に揺動させ
    るロツク解除プレートとを備え、前記アーム部材
    の回動をロツクするロツク機構、 前記操作ハンドルに設けられ、前記ロツク機構
    の解除を行うプツシユレバー、および このプツシユレバーと前記ロツク機構のロツク
    解除部材とを連結する連係部材を備えてなる自動
    車のシート装置。
JP1985035876U 1985-03-13 1985-03-13 Expired JPH0357544Y2 (ja)

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JP1985035876U JPH0357544Y2 (ja) 1985-03-13 1985-03-13

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JPS61150640U JPS61150640U (ja) 1986-09-17
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ID=30540554

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS575329B2 (ja) * 1976-09-09 1982-01-29

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS575329U (ja) * 1980-06-11 1982-01-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS575329B2 (ja) * 1976-09-09 1982-01-29

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JPS61150640U (ja) 1986-09-17

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