JPH035747Y2 - - Google Patents

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JPH035747Y2
JPH035747Y2 JP1984174131U JP17413184U JPH035747Y2 JP H035747 Y2 JPH035747 Y2 JP H035747Y2 JP 1984174131 U JP1984174131 U JP 1984174131U JP 17413184 U JP17413184 U JP 17413184U JP H035747 Y2 JPH035747 Y2 JP H035747Y2
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tube
heat
heat medium
sealed space
corrugated
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の利用分野) この考案は、高温または低温の熱媒体を輸送す
る可撓管構造に関する。
(従来の技術) 従来、高温または低温の熱媒体を配管輸送する
場合には、配管にグラスウールやポリスチレン、
ポリウレタンなどの断熱を施し、熱ロスを少なく
する対策がとられている。したがつて、熱媒体の
温度が特に高温か、低温であるときには、熱もれ
を防ぐため断熱材の厚さを一段と増す必要が生じ
る。この結果は、断熱配管の管径が非常に太く、
重くなるだけでなく、配管にコルゲート管を用い
て自由な屈曲を望んでも周囲断熱材の剛性のため
希望する可撓性能が得られないなどの欠点があつ
た。一方、実開昭56−124380号のように大径と小
径の蛇腹ポリエチレン管で2重管を形成したもの
や、実開昭55−24518号のように2重管の内外管
の間に真空断熱層を形成したものが知られている
ので、これから内外管の間を真空断熱層とした2
重管構造のコルゲート管による熱媒体輸送管によ
つて前記問題を解決できるが、より低温の熱媒体
を輸送するには、より断熱特性のよいものが望ま
れる。なお、チユーブ表面に光などの反射材を装
着したものとして、合成樹脂管の外表面の中間層
に光の反射基板を設けたものが、実開昭54−
14424号に開示されているが、光の反射を利用し
てものを識別するための光反射材であつて、温度
差の大きい物体間に設けて放射による熱の伝導を
防止するものではない。
(解決しようとする問題点) 本考案は、断熱性、可撓性に優れ、しかも小
形、軽量の熱媒体輸送管を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、大小径2つのコルゲート管で二重管
を構成し、その内管を熱媒体の通路とし、内外管
の間を真空の密閉空間としてその中に熱反射材を
挿入したものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を、第1図のスポツト
冷却装置について説明する。
1は、冷凍装置(図示せず)が組込まれた本体
であり、ここで発生した冷却空気は、可撓管2で
局所空間に導かれるようになつている。可撓管2
は、第2図に示すように大小径2つのコルゲート
管5,6の二重管でできている。内管5の端部3
は本体1への接続口、4は冷却空気の吹出口であ
る。外管6の両端6′,6″と内管外表面との間に
リング状板(符号なし)を接合することによつて
封止し、内外管の隙間部分に真空の密閉空間7を
形成している。この密閉空間7には、熱放射を抑
制する反射シート8が内管5を囲むように層状に
装着されている。
このような構造にしたため、本体1で冷却され
た空気は、断熱材でつつまれた従来配管と違い、
コルゲート管形の二重管により許容曲げ径の範囲
内で自由に曲げられ任意の場所に導びくことがで
きる。また、真空断熱が熱ロス原因の大部分を占
める熱伝導成分を、また反射シート8が熱放射を
抑制するため、熱媒体の空気温度の上昇を最小限
に押えることができる。反射シート8の作用で可
撓管を屈曲しても、内外管の直接接触による損傷
や熱伝導ロスも防止できる。外表面への露付や霜
付も防止できる。可撓管自体も非常に小径化、軽
量化することができる。さらに、コルゲート管に
熱伝導率の小さな金属、例えばステンレスなど
を、しかも薄肉で使用すれば熱伝導による熱ロス
をさらに減らすことができる。
なお、本実施例では可撓管を冷却空気の輸送に
用いたが、液体窒素や液化炭酸ガスの輸送に使用
することも可能である。また対象とする熱媒体が
冷水、冷風などの低温流体に限らず、温水、温
風、その他の高温流体であつてもよい。さらに、
内管のコルゲート管に熱媒体を大量に流すと、流
速が大きくなりコルゲート管のよどみ部分に渦流
を生じ共鳴音が発生するが、内管にスパイラル管
や薄膜を挿入したり、外管に装飾用のカバーを取
付けるなどの公知の対策がなされることは言うま
でもない。
また、両端などにおける内外管の隙間の封止
は、パツキングを介してフランジ付きフイツテイ
ングを両管の端にねじ止めする。外管の端をしぼ
り込んで折り曲げ、内管と接合する、内管の端を
押し拡げて折り曲げ、外管の端に接合するなどの
ほか他の公知の手段で行うことができる。
また、熱反射材は、アルミ箔やアルミニウムな
どを付着させたフイルムなどのシート状のもので
内管を囲うように適宜数の層を形成させ、層間に
断熱性材料のネツトやその他のスペーサを設けた
ものとするほか、凹凸を有する前述箔やフイルム
を使用することもでき、これらの外側をテープや
バンドなどで固縛したものとすることができるほ
か、シート状以外のものとすることもできる。
更にまた、前述熱反射材と外管との直接接触が
問題になるようなときは、要所にステイや緩衝材
などを取り付けることができる。
(考案の効果) 本考案によれば、熱媒体の輸送管としてコルゲ
ート管で二重管を形成し、内管を熱媒体の通路と
し、内外管の隙間を真空の密閉空間とし、雅空間
に反射材を封入したため、内外配管の直接接触を
防止し、該配管の可撓性や断熱性を向上するだけ
でなく、小径化、軽量化を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の実施例を示すものであり、第
1図はスポツト冷却装置の構成図、第2図は可撓
管部分の詳細断面図である。 図面において、1:本体、2:可撓管、3:本
体への接続口、4:冷却空気の吹出口、5:内管
(コルゲート管)、6:外管(コルゲート管)、
7:真空の密閉空間、6′,6″:外管端部、8:
反射シート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 大小径二つのコルゲート管で2重管を構成し、
    該内管を熱媒体の通路にするとともに、少なくと
    も両端部において前記外管と内管との間隙を封止
    することによつて内外管の間に密閉空間を形成
    し、該密閉空間を真空状態にして熱の漏洩を防止
    するようにした熱媒体輸送用可撓管において さらに前記密閉空間内に熱反射材を挿入するこ
    とを特徴とする熱媒体輸送用の可撓管。
JP1984174131U 1984-11-15 1984-11-15 Expired JPH035747Y2 (ja)

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JPS6189579U JPS6189579U (ja) 1986-06-11
JPH035747Y2 true JPH035747Y2 (ja) 1991-02-14

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5414424B2 (ja) * 1976-04-28 1979-06-07

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5414424U (ja) * 1977-06-30 1979-01-30
JPS56124380U (ja) * 1980-02-23 1981-09-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5414424B2 (ja) * 1976-04-28 1979-06-07

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JPS6189579U (ja) 1986-06-11

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