JPH035747A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH035747A
JPH035747A JP13969089A JP13969089A JPH035747A JP H035747 A JPH035747 A JP H035747A JP 13969089 A JP13969089 A JP 13969089A JP 13969089 A JP13969089 A JP 13969089A JP H035747 A JPH035747 A JP H035747A
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acid
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silver halide
salt
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JP13969089A
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English (en)
Inventor
Ichizo Totani
戸谷 市三
Shigeru Ono
茂 大野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明のハロゲン化銀写真感光材料に関し、特に該感光
材料を用いる医療用画像形成法に於いて(特にXレイを
用いる方法に於いて)画質(特に鮮鋭度)を向上させる
とともに、処理の迅速化に対応でき、また製造安定性(
凝集物に依る面状、故障をなくすまたは凝集物除去のだ
めのフィルター交換の手間をなくす)の良い感光材料に
関するものである。
(従来の技術) 医療用写真感材においては近年診断をより正確に行なう
ために高い鮮鋭度と、緊2、に診断をするために迅速処
理(90秒未満)することができる感材が望まれている
鮮鋭度に関していうと、いわゆるオルソシステム(Gd
zOzSに代表される希土類増感紙とグリーン領域に感
度を持つオルソ感材との組み合わせシステム)では比表
面積の大きい高アスペクト比(円相当平均粒子直径の同
粒子厚みに対する比率)のハロゲン化銀粒子に多量に吸
着した分光増感色素による光吸収量の高さに負うている
方法や特願昭62−224447号や、咳感材の感光域
の光を吸収する染料を媒染剤に付着させた形で含むハロ
ゲン化銀写真感光材料による方法が鮮鋭度良化技術とし
て開示されている。
しかしこれらの方法で高い鮮鋭度(クロスオーバー10
%未満)を満足させると90秒未満の迅速処理で残色が
問題となってしまう。
最近、微結晶粒子状態の染料を用いてクロスオーバーを
10%未満にする技術が欧州特許公開第276566A
号に開示されているが、上記の鮮鋭度と90秒処理での
残色は両立するが、凝集物の発生確立が増え面状故障を
起こし易くなる。それをなくすためにはフィルターで凝
集物を除去する方法があるが、製造のハンドリング上非
常に問題である。
またカチオンサイトを提供するポリマー(媒染剤)を使
用する例は、特開昭55−33172号、米国特許2,
882,156号、3,740,228号、特公昭49
−15820号などがあるが、低pH時の染料の脱着率
と高pH時の脱着率の比が必ずしも良好でない。
(本発明の目的) 本発明の目的は製造安定性を確保し、より少ない染料で
鮮鋭度を向上させ、迅速処理時に脱色性良いと同時に感
度低下の少ないハロゲン化銀写真感光材料を提供するも
のである。
(本発明の構成) 支持体の一方の側に少なくとも一層のハロゲン化銀乳剤
を含む層をもち、かつ支持体の少なくともどちらか一方
の側に少なくとも一層の少なくとも1ケのスルホン酸基
及びスルホン酸基よりもpKa (酸解離定数)が高い
1ケの基を置換基として有する染料を一種以上と少なく
とも1ケのカチオンサイトを提供するポリマーとを含む
層を有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料
で達成することかできた。
少なくとも1個のスルホン酸基及びスルホン酸基よりp
Ka(酸解離定数)が高い解離性プロトンを有する少な
くとも1個の基を置換基として有する染料について詳細
に説明する。
スルホン酸基は、a離の酸でも塩(例えばに塩、Nal
、Li塩、トリエチルアンモニウム塩、ピリジニウム塩
)でも良い。
少なくとも1個の解離性プロトンを有する基は、スルホ
ン酸基などpKa塩(酸解離定数)が2以下の基は好ま
しくなく、pKaが3以上の基が好ましい。特に、pK
aが4以上11以下の基が好ましく、例えばカルボン酸
基、フェノール性水酸基、スルホンアミド基、スルファ
モイル基、−COCH,CO−などの活性メチレン基な
どを挙げることができる。
本発明で特に好ましく用いることのできる染料は下記一
般式(+)、(■)又は(I[I)で表わされる染料で
ある。
3 4 〔式中、Aは酸性核を表わし、R1,RZは各々水素原
子、アルキル基(例えば、メチル、エチル、n−プロピ
ル、カルボキシメチル、メタンスルホンアミドエチル、
n−ブチル、イソプロピル、イソブチル、スルホエチル
、カルボキシエチル、スルファモイルエチル、p−スル
ホフェネチル、p−ヒドロキシベンジル、p−カルボキ
シフェネチル)、アリール基(例えば、フェニル、P−
カルボキシフェニル、m−カルボキシフェニル)、アシ
ル基(例えばアセチル、プロピオニル、3−カルボキシ
プロピオニル、0−カルボキシヘンジイル)又はスルホ
ニル基(例えば、メタンスルホニル、ベンゼンスルホニ
ル、0−力ルボキシベンゼンスルホニル)を表わし、R
,、R,は各々水素原子、ハロゲン原子(例えば、フッ
素、塩素、臭素)、アルキル基(例えば、メチル、エチ
ル、n−プロピル)又はアルコキシ基(例えば、メトキ
シ、エトキシ、イソプロピルボキシ)を表わし、Li、
Lx 、L3は各々メチン基を表わし、メチン基は置換
基(例えば、メチル、エチル)を有していても良い。n
はO又は1を表わす。〕(It) A+L、−L、←−B 〔式中、Aは酸化核を表わし、Bは塩基性核を表わし、
L、、L2は各々メチン基を表わし、メチン基は置換基
(例えばメチル、エチル、ヘンシル、塩素)を有してい
ても良い。mは0、l、2又は3を表わす。〕 (III) A=Ll  −+Lz  =L2す1−A′〔式中、A
及びA′は酸性核を表わし、L。
L、、L、は各々メチン基を表わし、メチン基は置換基
(例えば、メチル、エチル、フェニル、ヘンシル、塩素
、スルホエチル)を有していても良い、pは0、l又は
2を表わす、〕 一般式(1)、(II)及び(III)においてA及び
A゛で表わされる酸性核は、 R3 R歯 5 NCCHtSOJRsRs  、  R5C0C!h、
coORs  、 R5GOCIIICORII 。
tt、so□CHtCORs 、 NCCHzCORs
 、 NCC11iNRsRa等が挙げられる。
式中Rs、Raは各々水素原子、をアルキル基(例えば
、メチル、エチル、ブチル、カルボキシメチル、カルボ
キシエチル、カルボキシプロピル、p−カルボキシヘン
シル、スルホメチル、スルホエチル、フルホブチル、O
−スルホヘンシル、P−スルホフェネチル、P−カルボ
キシエチル、p−ヒドロキシヘンシル、O−メチルスル
ファモイルベンジル)、又はアリール基(例えば、フェ
ニル、P−カルボキシフェニル、m−カルボキシフェニ
ル、0−カルボキシフェニル、p−スルホフェニル、m
−スルホフェニル、0−スルホフェニル、2,5−ジス
ルホフェニル、3. 5−’;カルボキシフェニル、m
〜スルファモイル、p−メタンスルホンアミドフェニル
、p−へンゼンスルホンアミドフェニル、P−ヒドロキ
シフェニル、m−ヒドロキシフェニル、0−ヒドロキシ
フェニル)を表す。
Ri、Rtは各々水素原子、アルキル基(例えばメチル
、エチル、L〜ジブチルトリフルオロメチル)、水酸基
、シアノ基、カルボン酸基、アシル基(例えば、アセチ
ル、プロピオニル、ベンゾイル)、アリール基(例えば
、フェニル、p−スルホフェニル、P−ヒドロキシフェ
ニル、p−カルボキシフェニル)、アルコキシ!(例、
tば、メトキン、エトキシ)、アミノ基(例えば、アミ
ノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ジブチルアミノ、
アセチルアミノ、ブタノイtレアミノ、ベンゾイルアミ
ノ、メタンスルホニルアミン)、カルバモイル基(例え
ば、カルバモイル、メチルカルバモイル、プロピルカル
バモイル、ブチルカルバモイル)スルファモイル基(例
えば、スルファモイル、メチルスルファモイル、エチル
スルファモイル、フェニルスルファモイル)、スルホニ
ル基(例えば、メタンスルホニル、ベンゼンスルホニル
)、エステル基 (例えば、メトキシカルボニル、エト
キシカルボニル、フェノキシカルボニル)又はウレイド
基 (例えば、3−メチルウレイド、3−エチルウレイ
ド、3−フェニルウレイド)を表わす。
式中Bで表わされる塩基性核は、ベンゾオキサゾール、
オキサゾール、インドレニン、ピリジン、キノリン、ナ
フトオキサゾール、又はピロール等が挙げられる。
以下に本発明で好ましく用いることのできる一般式(1
)、(II)及び(1)で表わされる染料の具体例を示
すが、本発明がこれによって限定されるものではない。
SO,Na (1−3) SO,K (+−5) OJa 0J (1−11) (T−6) 03K (1−12) cozcoon H3 ([−14) OJa CIIzC1hOH (1 16) (+−17) OOH 0Ja CH2Cl(2SO3K (n−5) 0OH (n−1) (■ 2) (It−6) (■ 7) OOH (■ 11) S(hに CH3 (■ 12) (■ 18) COOIt (It−19) (■ 20) CH2COOI+ しUU■ (In 1) (III 2) (■ 6) (■ 7) (■ 8) (■ 3) (I[1 4) ([[l−5) (■ 9) (■ 10) 12) (III−15) 13) 14) 本発明による染料は、特開昭63−197943号、同
63−316853号、同63−244034号、同6
3.−34537号、同63−34539号、同63−
34538号、同64−13543号、同59−544
39号等に記載の方法に従って合成することができる。
染料の添加は、ハロゲン化銀乳剤層でもハロゲン化銀を
含まない層でも良いが好ましくは後者である。
染料の添加量は1■/イ〜Log/rrf、好ましくは
10■/n(〜Ig/ポである。
本発明におけるカチオンサイトを提供するポリマーとし
ては以下の一般式CP)および/または特願昭63−2
20189号に記載の重合体分散物が利用できる。
一般式(P) 1 −C−NR−L−で表わされる基を表わす、ここでしは
アルキレン基、アリーレン基又はアラルキレン基を表わ
し、Rはアルキル基を表わす。
式中、Aは共重合可能なエチレン性不飽和基を少なくと
も2つ有し、その少なくとも1つを側鎖に含むような共
重合可能なモノマーを共重合したモノマー単位を表す、
Bは共重合可能なエチレン性不飽和七ツマ−を共重合し
たモノマー単位を表わす、R1は水素原子、低級アルキ
ル基又はアラルキル基、を表わす、Qは単結合又はアル
キレン基、フェニレン基、アラルキレン基、 Xe R”  、R”  、R’  、R’  、R’  、
R’  、R”  S R啼は水素原子、アルキル基、
アリール基、又はアラルキル基を表わし、これらは互い
に同じであっても異なってもよく、また置換されていて
もよい。
Xeは陰イオンを表わす。
又、Q、R” 1.R” 、R’またはQ、、RSR&
 、R? 、R@、R9の任意の2つ以上の基が相互に
結合して、窒素原子とともに環構造を形成してもよい。
R4の少なくとも一つは水素原子である。
p、q及びrは、モル百分率を表わし、pはOないし6
0まで、qはOないし95、rは5ないし99までの値
を表わす。
上記一般式CP)をさらに詳細に説明すると、Aにおけ
るモノマーの例は、ジビニルベンゼン、エチレングリコ
ールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタク
リレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、
エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコ
ールジアクリレート、1.6−ヘキサンジオールジアク
リレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、
テトラメチレンジメタクリレート等であり、このうちジ
ビニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート
が特に好ましい。
Bにおけるエチレン性不飽和モノマーの例は、エチレン
、プロピレン、1−ブテン、イソブチン、スチレン、α
−メチルスチレン、ビニルケトン、脂肪族酸のモノエチ
レン性不胞和エステル(例えば酢酸ビニル、酢酸アリル
)、エチレン性不胞和のモノカルボン酸もしくはジカル
ボン酸のエステルもしくはアミド(例えばメチルメタク
リレート、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリ
レート、n−へキシルメタクリレート、シクロヘキシル
メタクリレート、ベンジルメタクリレート、n−ブチル
アクリレート、n−へキシルアクリレート、2−エチル
へキシルアクリレート、アクリルアミド、N−メチルア
クリルアミド)、モノエチレン性不飽和化合物(例えば
アクリロニトリル)またはジエン類(例えばブタジェン
、イソプレン)等であり、このうちスチレン、n−ブチ
ルメタクリレート、メチルメタクリレートなどが特に好
ましい、Bは上記のモノマー単位を二種以上含んでいて
もよい。
また、Bとしては、一般式CP)中のCHニーCで表さ
れるエチレン性不飽和モノマー単位のうちGが塩構造を
形成していないものも挙げられる。
すなわちBとしては下記一般式(Q)、(R)で表され
るエチレン性不飽和モノマーが含まれる。
一般弐(Ql R’ CHz  瓢C / \ R2R1 (R’ 、R” 、R’ 、Qは前記に同じ)一般式(
R) cHz  =lIC (R’ 、R’ 、R” SR’、R’ 、R’ 、Q
l;!:前記に同じ)R1は水素原子あるいは炭素数1
〜6個の低級アルキル基(例えばメチル、エチル、n−
プロピル、n−ブチル、n−アミル、n−ヘキシル)ア
ラルキル基(例えばベンジル)が好ましく、このうち水
素原子あるいはメチル基が特に好ましい。
Qは好ましくは、炭素数1〜12の2価の置換されてい
てもよいアルキレン基(例えばメチレン基又は−(CH
2)i−で示される基)、置換されていてもよいフェニ
レン基又は炭素数7〜12の置換されていてもよいアラ
ルキレン基(例えばで示される基)が好ましく、又、下
記の弐で示さ0 1 れる基も好ましい。−C−0−L− ○               0 111 C−NH−L−−C−N−L− ここでLは炭素数1〜6の置換されていてもよいアルキ
レン基又は置換されていてもよいアリーレン基又は炭素
数7〜12の置換されていてもよいアラルキレン基が好
ましく、炭素数1〜6の置換されていてもよいアルキレ
ン基がより好ましい。
Rは炭素数1〜6のアルキル基が好ましい。
R”  、R’  、 R’  、 R’  S R”
  、R’  、R”R′は、水素原子又は1〜20個
の炭素原子を有するアルキル基もしくは6〜20個の炭
素原子を存するアリール基もしくは7〜20個の炭素原
子を有するアラルキル基が好ましく、それぞれ同じであ
っても異なっていてもよい、このアルキル基アリール基
およびアラルキル基には、置換アルキル基、置換アリー
ル基、および置換アラルキル基が含有される。
アルキル基としては無置換アルキル基(例えばメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、L−ブチル、n−アミル、イソアミル、n−
ヘキシル、シクロヘキシル、n−へブチル、n−オクチ
ル、2−エチルヘキシル、n−ノニル、n−デシル、n
−ドデシル);アルキル基の炭素原子は好ましくは1〜
12個である。更に好ましくは炭素原子が4〜10個で
ある。置換アルキル基としては、例えばアルコキシアル
キル基(例えばメトキシメチル、メトキシエチル、メト
キシブチル、エトキシエチル、エトキシプロピル、メト
キシブチル、ブトキシエチル、ブトキシプロピル、ブト
キシブチル、ビニロキシエチル)、シアノアルキル基(
例えば、2−シアノエチル、3−シアノプロピル、4−
シアノブチル)、ハロゲン化アルキル基(例えば2−フ
ルオロエチル、2−クロロエチル、3=フルオロプロピ
ル)、アルコキシカルボニルアルキル基(例えばエトキ
シカルボニルメチル)、アリル基、2−ブテニル基、プ
ロパルギル基などがあげられる。
アリール基としては無置換アリール基(例えばフェニル
、ナフチル)、!換了り−ル基としては例えば、アルキ
ルアリール基(例えば2−メチルフェニル、3−メチル
フェニル、4−メチルフェニル、4−エチルフェニル、
4−イソプロピルフェニル、4−tart−ブチルフェ
ニル)、アルコキシアリール基(例えば4−メトキシフ
ェニル)、3−メトキシフェニル、4−エトキシフェニ
ル)、アリーロキシアリール基(例えば4−フエノキシ
フヱニル)などがあげられる、アリール基の炭素原子は
好ましくは6〜14個であり、更に好ましくは6〜10
個である。特に好ましくはフェニル基である。
アラルキル基としては、無1換のアラルキル基、(例え
ばベンジル、フェネチル、ジフェニルメチル、ナフチル
メチル)i置換アラルキル基、例えばアルキルアラルキ
ル基、(例えば4−メチルヘンシル、2.5−ジメチル
ヘンシル、4−イソプロピルベンジル)、アルコキシア
ラルキル基、(例えば4−メトキシベンジル、4−エト
キシベンジル)、シアノアラルキル基、(例えば4−シ
アノベンジル)、パーフロロアルコキシアラルキル基、
(例えば4−ペンタフルオロプロポキシベンジル基、4
−ウンデカフルオロヘキシロキシベンジル基など)、ハ
ロゲン化アラルキル基、 (例えば、4−クロロベンジ
ル基、4−ブロモベンジル基、3−クロロベンジル基な
ど)があげられる。
アラルキル基の炭素数は好ましくは7〜15個であり、
好ましくは7〜11個である。このうちベンジル基、フ
ェネチル基が特に好ましい。
Xeは陰イオンを表わし、例えばハロゲンイオン(例え
ば塩素イオン、臭素イオン)、アルキルあるいはアリー
ルスルホン酸イオン(例えばメタンスルホン酸、エタン
スルホン酸、ヘンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホ
ン酸)、酢酸イオン、硫酸イオン、硝酸イオンなどがあ
り、塩素イオン、酢酸イオン、硫酸イオンが特に好まし
い。
又、Q、R” 、R’ 、R“の任意の2個以上の基が
相互に結合して、窒素原子とともに、環状構造を形成す
ることも好ましい、形成される環状構造としてはとロリ
ジン環、ピペリジン環、モルホリン環、ピリジン環、イ
ミダゾール環、キヌクリジン環等が好ましい、特に好ま
しいのはピロリジン環、モルホリン環、ピペリジン環、
イミダゾール環、ピリジン環である。
又、Q、、R’ 、R’ 、R’ 、R” 、R’の任
意の2個以上の基が相互に結合して窒素原子とともに、
環状構造を形成してもよく、形成される環状構造として
は6員環あるいは5員環のものが特に好ましい。
pは0ないし60モル%までであり、好ましくは0ない
し40モル%であり、更に好ましくは0ないし30モル
%である。
qはOないし95モル%までであるが、p−0のとき、
好ましくは40〜95モル%、更に好ましくは60〜9
5モル%であり、p≠0のとき、好ましくは0ないし6
0モル%、更に好ましくは、0ないし40モル%である
rは、5ないし99モル%であるが、p−0のとき、好
ましくは5ないし60モル%、更に好ましくば5ないし
40モル%であり、pSOのとき、好ましくは10ない
し99モル%、更に好ましくは、40ないし95モル%
である。
次に本発明で用いられる少なくとも一種のアニオン性官
能基を有するエチレン性不飽和モノマーについて以下に
説明する。
アニオン性官能基としては、−COOH基、−5o、H
基、−SO□H基、 0POxHz基(またはそのモノ
アルキルエステル基)、−03Ox H’S、などが挙
げられる。これらのアニオン性基はそれぞれその塩、例
えばアルカリ金属塩(たとえばNa、に塩)、アンモニ
ウム塩(たとえば、アンモニア、メチルアミン、ジメチ
ルアミン等との塩)の形をとっていてもよい。
このようなアニオン性官能基を有するエチレン性不飽和
モノマーの例を非解離形で以下に示すがこれに限定され
るものではない。
CHコ C)1.、CHC1l□・C C0OHCoo)I C11,、CH COOCHzCHzOCOCHzCHzCOOtICH
,−CH C11,++CH CH,=C)I Coo +−CHz )ycOOl(、C0NH+CH
2)rcOOfl C)1.=tjl CL・CH Cl1゜ C0NH+−(:Hz hcOOH。
C0NH−C−CH2SOJ CH□ CHl CH!IIC CH3 Hz COOCHzCHzOP÷−0ff  ) z    
 C00CII2CHzO3Chtl前述した様に、こ
れらのモノマーはそれぞれ、塩構造の形で使用してもよ
い。
本発明において、重合体分散物falに対し加えろれる
、少なくとも1種のアニオン性基を有するエチレン性不
飽和モノマーは2種類以上用いても良い。
また、その際に、アニオン性基を持たないエチレン性不
飽和モノマーを、併用しても構わない。
併用してもよいエチレン性不飽和モノマーとしては、前
記したような、Bで表されるエチレン性不飽和モノマー
と同じ群から選ばれる化合物が挙げられる。
本発明において、添加するアニオン性官能基を存するエ
チレン性不飽和モノマーの添加量は、重合体分散物fa
t中の三級アミン及びそのアンモニウム塩の総量に対し
必要に応じて、変化させることができるが好ましくは1
ないし500モル%であり、特に好ましくは5ないし2
00モル%である。
但し、アニオン性基を有するモノマーを塩構造の形で使
用する場合は、重合体分散物fal中の三級アンモニウ
ム塩に対し、その添加量は好ましくは1ないし95モル
%、特に好ましくは3ないし70モル%である。
また、併用されるアニオン性基を持たないエチレン性不
飽和モノマーは必要に応じて任意の量だけ添加すること
ができるが、アニオン性基を有するモノマーに対し、0
ないし、200モル%程度の添加量が好ましく、特に好
ましくは、0ないし、100モル%である。
以下に、本発明において用いられる重合体分散物tc+
についてプロトン化されたアンモニウム塩を有する重合
体(a)、及びアニオン性基を有するエチレン性不飽和
モノマーを少なくとも1種含む七ツマ−から重合するこ
とにより得られる重合体(b)の順に、具体的に例示す
るが、本発明がこれに限定されるものではない、la)
と(b)の比率は、三級アミン及びそのアンモニウム塩
のtgtとアニオン性官能基を有するモノマーのモル百
分率比を表す、) P 0   旧 P    セ   Δ 工 1 X 1 ■  T X 本発明による重合体分散物(C1の合成法を以下に詳細
に記す。
まず、一般弐[P)で表される三級アンモニウム塩を有
する繰り返し単位を含有する重合体(alは例えば特開
昭55−33172号に記載されているような公知の方
法で合成することができる。
本発明の一般式CP)で表わされる化合物のう成性につ
いて以下に説明する。
本発明の一般式CP)で表わされる重合体(alは、一
般に上記のエチレン性不飽和基を少なくとも2個含有す
る共重合可能なモノマー、エチレン性不飽和モノマー、
および一般式 %式% (但し、R’ 、R” 、R’ 、Qは上記に示された
ものに同じ)で表わされる不飽和モノマー(例えばN、
N−ジメチルアミンエチルメタクリレート、N、N−ジ
エチルアミノエチルメタクリレート、N、N−ジメチル
アミノエチルアクリレート、NN−ジエチルアミノエチ
ルアクリレート、N−(N、N−ジメチルアミノプロピ
ル)アクリルアミド、N−(N、N−ジヘキジルアミノ
メチル)アクリルアミド、3−(4−ピリジル)プロピ
ルアクリレート、N−エチルアミノメチルスチレン、N
、N−ジメチルアミノメチルスチレン、N、 N−ジエ
チルアミノメチルスチレン、NN−ジエチルアミノメチ
ルスチレン、N−ビニルベンジルモルホリン、N−ビニ
ルベンジルピペリジン、2−ビニルピリジン、または4
−ビニルピリジン、N−ビニルイミダゾールなど、特に
好ましくはNN−ジエチルアミノエチルメタクリレート
、またはN、  N−ジメチルアミノメチルスチレン、
N。
N−ジエチルアミノメチルスチレン)とで重合した後、
R’−Xの構造を存する化合物(式中、R4、Xは上記
に示されたものに同し) (例えば塩酸、硝酸、硫酸、
酢酸、p−hルエンスルホン酸、臭化エチル、臭化へキ
シル、塩化ベンジルなど)によってアンモニウム塩とす
る事によって得る事が出来る。
また本発明の一般式CP)で表わされる重合体は、上記
のエチレン性不飽和基を少くとも2個存する共重合可能
なモノマー、エチレン性不飽和モノマ−1および一般式 %式% に示されたものに同じ)で表わされる不飽和モノマー(
例えばN、 N−ジメチルアミンエチルメタクリレート
塩酸塩、N、N−ジエチルアミノエチルメタクリレート
硫酸塩、N、N−ジメチルアミノエチルアクリレート塩
酸塩、N、N−ジエチルアミノエチルアクリレート酢酸
塩、N、N−ジメチルアミノメチルスチレン硫酸塩、N
、 N−ジ工チルアミノメチルスチレン硫酸塩、N−ビ
ニルベンジルピペリジン塩酸塩、N−ビニルベンジルモ
ルホリン酢酸塩、2−ビニルピリジン塩酸塩など)とで
重合することによっても得ることができる。
また、本発明の一般式CP)で表される重合体は、上記
エチレン性不飽和基を少くとも2個有する共重合可能な
モノマー、エチレン性不飽和モノマー、および一般式 %式% (但し、Xはハロゲン原子(例えば塩素原子、臭素原子
)、スルホン酸エステル(例えばp−)ルエンスルホニ
ルオキシ基)を表わし、R1、Qは上記に示されたもの
に同じ)で表わされる不飽和上ツマ−(例えばβ−クロ
ロエチルメタクリレート、β−p−トルエンスルホニル
オキシエチルメタクリレート、クロロメチルスチレン)
とで、重合した後R”−N−R’の構造を有するアミン
書 4 (但し、R” 、R’ 、R’ は上記に示されたもの
に同じ) (例えばジメチルアミン、ジエチルアミン、
ジロープロピルアミン、モルホリン、ピペリジン等)に
よつてアンモニウム塩とする事によって得る事も出来る
本発明の一般式CP)で表わされる化合物のう化合物の
合成法について以下に説明する。
本発明の二般弐であられされる重合体は、上記のエチレ
ン性不飽和基を少なくとも2個含存する重合可能なモノ
マー、エチレン性不飽和モノマーおよび一般式    
R1 CH,−C C!0 (但し、R’ 、R’ 、Qは、上記に示されたものに
同じ)で表わされる不飽和モノマー(例えば、メチルビ
ニルケトン、メチル=(l−メチルビニル)ケトン、エ
チルビニルケトン、エチル−(1−メチルビニル)ケト
ン、n−プロピルビニルケトン、ジアセトンアクリルア
ミド、ジアセトンアクリレートなど、特に好ましくはメ
チルビニルケトン、エチルビニルケトン、ジアセトンア
クリルアミド、ジアセトンアクリレート)とで重合した
後、一般式 (但し、式、R’ 、R’ 、R・、R9は上記に示さ
れたものに同じ)で表わされる化合@ff(例えば、重
炭酸アミノグアニジン、重炭酸N−アミノ−N′−メチ
ルグアニジン、重炭酸N−アミノ−N′メチルグアニジ
ンなど、特に好ましくは重炭酸アミノグアニジン)を反
応させ、更にH−X (H−Xは上記に示されたものに
同し)で表わされる化合物(例えば塩化水素、臭化水素
、硫酸、酢酸、硝酸)によってグアニジニウム塩とする
事によって得ることができる。
上記の重合反応は、一般に知られている乳化重合法を用
いて行われる。
乳化重合は少なくとも一種の乳化剤を用いて水あるいは
水と水に混和しうる有機溶媒(たとえばメタ・ノール、
エタノール、アセトン等)の混合溶媒中でモノマーを乳
化させラジカル重合開始剤を用いて一般に30℃ないし
約100℃、好ましくは40℃ないし約90℃の温度で
行なわれる。水に混和しうる有機溶媒の量は水に対して
体積比で0−100%、好ましくは0〜50%である。
重合反応は、通常重合すべき411体にたいし0.05
〜5重量%のラジカル重合開始剤と必要に応じて0.1
〜10重量%の乳化剤を朋いて行なわれる9重合開始剤
としては、アゾビス化合物、パーオキサイド、ハイドロ
パーオキサイド、レドックス触媒など、たとえば過硫酸
カリウム、過硫酸アンモニウム、Lert−フ′チルバ
ーオクトエート、ヘンシイルバーオキサイド、イソプロ
ピルバーカーボネート、2.4−ジクロロベンゾイルパ
ーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、ク
メンハイドロパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド
、アゾビスイソブチロニトリル、2゜2′−アゾビス(
2−アミジノプロパン)ハイドロクロライドなどがある
乳化剤としてはアニオン性、カチオン性、両性、ノニオ
ン性の界面活性剤の他、水溶性ポリマーなどがある。た
とえばラウリン酸ソーダ、ドデシルgMナトリウム、1
−オクトキシカルボニルメチル−1−オクトキシカルボ
ニルメタンスルホン酸ナトリウム、ラウリルナフタレン
スルホン酸ナトリウム、ラウリルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、ラウリルリン酸ナトリウム、セチルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、ドデシルトリメチルアンモ
ニウムクロライド、N−2−エチルへキシルピリジニウ
ムクロライド、ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンソルビタンラウリルエステル
、ポリビニルアルコール、特公昭53−6190号に記
載の乳化剤、水)容性ポリマーなどがある。
乳化重合においては、その目的に応じて、重合開始剤、
濃度、重合温度、反応時間などを幅広く、かつ、容易に
変更できることはいうまでもない。
上記の三級アミンの塩とする反応は一般に約5℃ないし
約90℃の温度で行なわれるが、特に20℃〜80℃が
好ましい。
また添加する酸の量は、アニオン単量体の中和に用いた
塩基とアミンの総量に対し、好ましくは30ないし15
0モル%、特に好ましくは50ないし100モル%であ
る。
次に本発明におけるアニオン柱上ツマ−を含んだエチレ
ン性不飽和モノマーの重合について説明する。
まず、前記の三級アンモニウム塩を存する重合体分散物
(a)に対して、少なくとも1種のアニオン性官能基を
有するエチレン性不飽和モノマーを含有するエチレン性
不飽和モノマーを添加する。添加は、瞬時に全量を行っ
てもよいが、数分ないし1時間程度かけて滴下してもよ
い、モノマー添加時の温度は特に制限はないが、好まし
くは5℃ないし80℃の範囲である。また、添加の際に
は重合体分散物を撹拌しておくのが好ましい、エチレン
性不飽和モノマーの添加は、モノマー自身をそのまま添
加してもよいし、必要に応じて補助溶媒(たとえば、水
または、メタノール、エタノール、プロパツール、アセ
トン、酢酸エチル、アセトニトリルなどの有機溶媒また
はこれらの混合溶媒)で希釈、溶解させて行ってもよい
これらの、後添加したエチレン性不飽和モノマーの重合
は、通常の溶液重合反応と同様の手法を用いて行うこと
ができる。
重合反応は一般に約30℃ないし100℃、好ましくは
約40℃ないし約90℃の温度で行なわれる。
また、重合反応は、重合すべきエチレン性不飽和モノマ
ーに対し、0.05〜5重量%のラジカル開始剤を用い
て行なうことができる。用いうるラジカル開始剤は、前
記のものと同じ群から選ばれたものを使用することがで
きる。このラジカル開始剤はエチレン性不飽和モノマー
の添加完了後に投入してもよいし、エチレン性不飽和モ
ノマーと同時、あるいは、添加前に投入しても構わない
また、重合反応においては必要に応じて前記の乳化剤を
さらに添加しても構わない。
本発明のエチレン性不飽和モノマーの重合反応において
は、重合開始剤、濃度、重合温度、反応時間などを幅広
くかつ容易に変更できることは言うまでもない。
本発明のエチレン性不飽和モノマーの添加を行う際の重
合体分散物の重合率は、高い方が好ましく、好ましくは
、80%〜100%特に好ましくは95〜lOO%であ
る。
前述したように、本発明において、添加するアニオン性
官能基を有するエチレン性不飽和モノマーの添加量は、
重合体分散物(al中の三級アミン及びそのアンモニウ
ム塩の&8量に対し必要に応して、変化させることがで
きるが好ましくは1ないし500モル%であり、特に好
ましくは5ないし200モル%である。
但し、アニオン性基を有する七ツマ−を塩構造の形で使
用する場合は、重合体分散物fat中の三級アンモニウ
ム塩に対し、その添加量は好ましくは1ないし95モル
%、特に好ましくは3ないし70モル%である。
また、併用されるアニオン性基を持たないエチレン性不
飽和モノマーは必要に応じて任意の量だけ添加すること
ができるがアニオン性基を有するモノマーに対しOない
し200モル%程度の添加量が好ましく、特に好ましく
はOないし100モル%である。
本発明の重合体分散物(c+は、アニオン性重合体を共
存させるために、カチオン性重合体分散物に対しアニオ
ン性の単量体をまず添加し、その後に重合を行うことに
1つの特徴がある。このことによって、アニオン性重合
体を共存させても、安定な重合体分散物を得ることがで
きる。
また、本発明の重合体分散物(Ciは、全製造工程が一
個の容器内で行なうことが出来、きわめて容易に製造さ
れ、多量の溶媒を用いる必要もない。
以下に本発明の重合体分散物fclの合成例を示す。
合成例1 (例示化合物1の合成) 0重合体分散物(a)の合成 ポリ (ジビニルベンゼンーコージエチルアミノメチル
スチレン硫酸塩)重合体分散物の合成反応容器に130
0gの蒸留水を入れ、窒素ガスで脱気し、ソジウムドデ
シルサルフェート19゜6g、水酸化ナトリウム2.6
2 g、亜硫酸水素ナトリウム2.04g、ジビニルベ
ンゼン39.7 g、ジエチルアミノメチルスチレン2
31.2gを加え撹拌を行なった。
70℃に加熱した後、過硫酸カリウム1.03gを、蒸
留水70gに溶解した溶液を1時間毎に計5回加え、さ
らに、2時間撹拌を続けた。その後、室温まで法冷し、
蒸留水371gに濃硫酸57.9gをとかしたものを加
え、濾過して、重合体分散物を得た。
得られた重合体は、固型分濃度15.0重量%、粒子径
55nm(コールタ−サブミクロン粒子アナライザー、
日科機■により測定)、総窒素原子含量、及びカチオン
化された窒素原子含量は、滴定によりそれぞれ4.85
X10−’モル/Igラテックス、4.60X10−’
モル/Igラテックスであった。また、ガスクロマトグ
ラフィーから、残存するモノマーは、0.02%以下で
あることを確認した。
0重合体分散物(a)中でのアクリル酸の重合合成した
重合体分散物(a)200gを反応容器に入れ、窒素気
流下室温で攪拌しながら、アクリル酸1.40 g (
−COOH/総窒素原子含量=115となる量)を蒸留
水20gにとかしたものを2分間にわたり滴下した0滴
下終了後、70°Cに加熱し、2.2′−アゾビス(2
−アミジノプロパン)ハイドロクロライド(V−50の
名称で和光純薬■より市販)0.05gを蒸留水5−に
とかした溶液を1時間ごとに計2回加え、さらに、80
°Cに昇温しで3時間攪拌を続けた。冷却後、濾過して
、固型分濃度13.7重量%、粒子径52nm(前記と
同じ方法で測定)の重合体分散物(c)を得た。
本実験において、フラスコ壁及び撹拌層には、粒子の凝
集等による付着物は全く認められず、また、得られた分
散物は低粘度でかつ極めて安定であった。
合成例2 (例示化合物2の合成) 合成例1と同じ重合体(a)を用い添加するアクリル酸
量を3.49 g (−COOH/総窒素原子含量−1
72となる量)に変えた以外は全く同じ方法で合成を行
い、固型分濃度14.4重量%、粒子径57nm(前記
と同じ方法で測定)の重合体分散物(C)(例示化合物
2)を得た。
本実験において、フラスコ壁及び撹拌層には、粒子の凝
集等による付着物は全く認められず、また、得られた分
散物は低粘度でかつ極めて安定であった。
合成例3 (例示化合物3の合成) 合成例1と同じ重合体(a)を用い添加するアクリル酸
量を5.24 g (−COOH/総窒素原子含!=3
/4となる量)に変えた以外は全く同じ方法で合成を行
い、固型分濃度15.4重量%、粒子径63nm(前記
と同じ方法で測定)の重合体分散物(C)(例示化合物
3)を得た。
本実験において、フラスコ壁及び撹拌羽には、粒子の凝
集等による付着物は全(認められず、また、得られた分
散物は低粘度でかつ極めて安定であった。
合成例4(例示化合物4の合成) 合成例1と同じ重合体(a)を用い添加するアクリル酸
量を6.98 g (−COOH/総窒素原子含量−1
/1となる量)に変えた以外は全く同じ方法で合成を行
い、固型分濃度16.0重量%、粒子径74nm(前記
と同じ方法で測定)の重合体分散物(C)(例示化合物
)を得た。
本実験において、フラスコ壁及び撹拌羽には、粒子の凝
集等による付着物は全く認め・られず、また、得られた
分散物は低粘度でかつ極めて安定であった。
合成例5 (例示化合物8の合成) 0重合体分散物(a)の合成 ポリ (ジビニルベンゼン−ツーN−ビニルベンゼンピ
ペリジン硫酸塩)重合体分散物の合成反応容器に650
gの蒸留水を入れ、窒素ガスで脱気し、ソジウムドデシ
ルサルフエート9.8g。
水酸化ナトリウム1.31g、亜硫酸水素ナトリウム1
.02g、ジビニルベンゼン19.5g、N−ビニルベ
ンジルビベリジン121.2gを加え撹拌を行なった。
70℃に加熱した後、過硫酸カリウム0.52gを、蒸
留水30gに溶解した溶液を1時間毎に計5回加え、さ
らに、2時間撹拌を続けた。その後、室温まで冷却し、
蒸留水185gに濃硫酸29.9gをとかしたものを加
え、濾過して、重合体分散物(c)を得た。
得られた重合体は、固型分濃度15.8重量%、粒子径
57nm(コールクーサブミクロン粒子アナライザー、
日科機−により測定)、総窒素原子含量、及びカチオン
化された窒素原子含量は、滴定によりそれぞれほとんど
−敗し4.83X10−’モル/Igラテンクスであっ
た。また、ガスクロマトグラフィーから、残存するモノ
マーは0.02%以下であることを確認した。
0重合体分散物(a)中でのアクリル酸及びアクリル酸
ソーダの重合 合成した重合体分散171(a)200gを反応容器に
入れ、窒素気流下室温で撹拌しながら、アクリル酸4.
64 g (−Cool/総窒素原子含量−2/3とな
るf)、水酸化ナトリウム0.52gを蒸留水20gに
とかしたものを2分間にわたり滴下した0滴下終了後、
70℃に加熱し、2,2′−アゾビス(2−アミジノプ
ロパン)ハイドロクロライド(V−50の名称で和光純
薬物より市販)0、05 gを蒸留水5−にとかした溶
液を1時間ごとに計2回加え、さらに、80℃に昇温し
で3時間撹拌を続けた。冷却後、濾過して、固型分濃度
15.4N量%、粒子径53nm(前記と同じ方法で測
定)の重合体分散物(C)を得た。
本実験において、フラスコ壁及び撹拌羽には、粒子の凝
集等による付着物は全く認められず、また、得られた分
散物は低粘でかつ掻めて安定であった。
合成例6 (例示化合物9の合成) 0重合体分散物(a)の合成 ポリ (ジビニルベンゼン−ツーN−ビニルベンジルモ
ルホリン塩酸塩)重合体分散物の合成反応容器に650
gの蒸留水を入れ、窒素ガスで脱気し、ソジウムドデシ
ルサルフェート9.8g、、水酸化ナトリウム1.31
g、亜硫酸水素ナトリウム1.02g、ジビニルベンゼ
ン19.5g、N−ビニルベンジルモルホリン121.
8gを加え撹拌を行なった。
70℃に加熱した後、過硫酸カリウム0.52gを、蒸
留水30gに溶解した溶液を1時間毎に計5回加え、さ
らに、2時間撹拌を続けた。その後、室温まで法冷し、
蒸留水1B5gに濃塩酸(35%)59.4gをとかし
たものを加え、濾過して、重合体分散物(C)を得た。
得られた重合体は、固型分濃度14.7重世%、粒子径
60nm(コールタ−サブミクロン粒子アナライザー、
日科機■により測定)、総窒素原子含量、及びカチオン
化された窒素原子含量は、滴定によりそれぞれ4.73
 X L O−’モル/Igラテックス、4.50X1
0−’モル/Igラテックスであった。また、ガスクロ
マトグラフィーから、残存する七ツマ−は0.02%以
下であることを確認した。
0重合体分散物(a)中でのアクリル酸、及びメタクリ
ル酸の重合 合成した重合体分散物(a)200gを反応容器に入れ
窒素気流下室温で撹拌しながらアクリル酸1.46g、
メタクリル酸1.74g(総−COOH/総窒素原子含
量3/7となるit)を蒸留水20gにとかしたものを
2分間にわたり滴下した0滴下終了後70℃に加熱し、
2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)ハイドロ
クロライド(V−50の名称で和光純薬■より市販)0
.05gを蒸留水5−にとかした溶液を1時間ごとに計
2回加え、さらに、80℃に昇温して3時間撹拌を続け
た。冷却後、濾過して、固型分濃度14.0重量%、粒
子径68nm(前記と同じ方法で測定)の重合体分散物
(c)を得た。
本実験において、フラスコ壁及び攪拌羽には、粒子の凝
集等による付着物は全く認められず、また、得られた分
散物は低粘度でかつ極めて安定であった。
本発明に用いられる感光性ハロゲン化銀乳剤のハロゲン
化銀としては塩臭化銀、臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀
を用いることができるが好ましくは沃臭化銀が用いられ
る。ここで沃化銀の含量は好ましくは30モル%以下、
特に10モル%以下の範囲であることが好ましい。沃臭
化銀粒子中の沃素の分布は均一でもよく又、内部と表面
とで異なっていてもよい、平均粒子サイズは0.4μm
以上であることが好ましい、特に0.5〜2.0μmで
あることが好ましい0粒子サイズ分布は狭くても広くて
もいずれでもよい。
乳剤中のハロゲン化銀粒子は立方体、8面体、14面体
、菱12面体のような規則的(regular)な結晶
形を有するものでもよく、また球状、板状、しゃがいも
状などのような変則的(irregular)、な結晶
形を有するものでも或いはこれらの結晶形の複合形を存
するものでもよい、種々の結晶形の粒子の混合から成っ
てもよい、また粒子径が粒子厚みの5倍以上の平板粒子
は、本発明に対し好ましく用いられる(詳しくは、RE
SEARCHDISCLO5URE225巻1ten 
22534P、20〜P、58.1月号、1983年、
及び特開昭58−127921号、同58−11392
6号公報に記載されている)、。
本発明において、感光性ハロゲン化銀乳剤は、2種類以
上のハロゲン化銀乳剤を混合して用いてもよい、混合す
る乳剤の粒子サイズ・ハロゲン組成・怒度・等が異なっ
ていてもよい、感光性乳剤に実質的に非感光性の乳剤(
表面あるいは内部がかぶっていてもよいし、いなくても
よい)を7昆合して用いてもよいし、別の層に分けても
よい(詳しくは米国特許2.996.382号、同3,
397.987号などに記載されている)。例えば、球
状もしくはじゃがいも状の感光性乳剤と粒子径が粒子厚
みの5倍以上の平板粒子からなる感光性ハロゲン化銀乳
剤と同一層もしくは特開昭58−127921号公報に
記載の如く異なった層に用いてもよい、異なった層に用
いる時、平板粒子からなる感光性ハロゲン化銀乳剤は支
持体に近い側にあってもよいし、逆に遠い側にあっても
よい。
本発明に用いられる写真乳剤はP、Glafkides
著Chimie at Physique Photo
graphique(Paul Monte1社刊、1
967年) 、G、 F、 Duffin著Photo
graphic  Emulsion  Chemis
try (The FocalPress刊、1966
年年) 、V、 L、 Zelikman eta1著
門aking and Coting Photogr
aphic Emulsion(The Focal 
Press刊、1964年)、特開昭58−12792
1号及び同58−113926号公報などに記載された
方法を用いて8(8)整することができる。すなわち、
酸性法、中性法、アンモニア法等のいずれでもよく、ま
た可溶性根塩と可溶性ハロゲン塩を反応させる形式とし
ては片側混合法、同時混合法、それらの組合せなどのい
ずれを用いてもよい。
ハロゲン化銀粒子を銀イオン過剰の下において形成させ
る方法(いわゆる逆混合法)を用いることもできる。同
時混合法の一つの形式としてハロゲン化銀の″生成され
る液相中のpAgを一定に保つ方法、すなわちいわゆる
コンドロールド・ダブルジェット法を用いることもでき
る。この方法によると、結晶形が規則的で粒子サイズが
均一に近いハロゲン化銀粒子よりなるハロゲン化銀乳剤
かえられる。
ハロゲン化銀粒子の結晶構造は内部まで−様なものであ
っても、また内部と外部が異質の層状構造をしたものや
、英国特許635.841号、米国特許3.622.3
18号に記載されているような、いわゆるコンバージョ
ン型のものであってもよい、ハロゲン化銀製造時のハロ
ゲン化銀粒子形成または物理熟成の過程において、カド
ミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリジウム塩ま
たはその錯塩、ロジウム塩またはその錯塩、鉄塩または
鉄錯塩などを共存させてもよい。
また、粒子形成時にはアンモニア、チオエーテル化合物
、チアゾリジン−2−チオン、四置換チオ尿素、ロダン
カリ、ロダンアンモン、アミン化合物の如きいわゆるハ
ロゲン化銀溶剤を存在せしめ粒子成長をコントロールし
てもよい。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は化学増感されて
いても、されていなくてもよい、化学増感の方法として
は硫黄増悪法、還元増悪法、金増感法などの知られてい
る方法を用いることができ、単独または組合せで用いら
れる。
貴金属増感法のうち金増感法はその代表的なもので金化
合物、主として金錯塩を用いる。全以外の貴金属、たと
えば白金、パラジウム、イリジウム等の錯塩を含存して
も差支えない、その具体例は米国特許2. 448. 
06  号、英国特許618.061号などに記載され
ている。
硫黄増感剤としては、ゼラチン中に含まれる硫黄化合物
のほか、種々の硫黄化合物、たとえばチオ硫酸塩、チオ
尿素類、チアゾール類、ローダニン類等を用いることが
できる。
還元増悪剤としては第一すず塩、アミン類、ホルムアミ
ジンスルフィン酸、シラン化合物などを用いることがで
きる。
本発明に用いられる写真乳荊には、怒光材料の製造工程
、保存中あるいは写真処理中のカブリを防止し、あるい
は写真性能を安定化差せる目的で、種々の化合物を含有
させることができる。すなわちアゾール類(例えばベン
ゾチアゾリウム塩、ニトロイミダゾール類、ニトロベン
ズイミダゾール類、クロロベンズイミダゾール類、ブロ
モベンズイミダゾール類、ニトロインダゾール類、ベン
ゾトリアゾール類、アミノトリアゾール類など) ;メ
ルカプト化合物類(例えばメルカプトトチアゾール類、
メルカプトベンゾチアゾール類、メルカプトベンズイミ
ダゾール類、メルカプトチアジアゾール類、メルカプト
テトラゾール類(特に1−フェニル−5−メルカプトテ
トラゾール)、メルカプトピリミジン類、メルカプトト
リアジン類など) ;例えばオキサドリンチオンのよう
なチオケト化合物;アザインデン類(例えばトリアザイ
ンデン類、テトラアザインデンM(特に4−ヒドロキシ
置換(1,3,3a、?)テトラアザインデン類)、ペ
ンタアザインデン類など) ;ベンゼンチオスルホン酸
、ベンゼンスルフィン酸、ベンゼンスルホン酸アミドの
ようなカブリ防止剤または安定側として知られた、多く
の化合物を加えることができる。
特に特開昭60−76743号、同60−87322号
公報に記載のニトロン及びその誘導体、特開昭60−8
0839号公報に記載のメルカプト化合物、特開昭57
−164735号公報に記載のへテロ環化合物、及びヘ
テロ環化合物と銀の錯塩(例えばl−フェニル−5−メ
ルヵプトテトラゾール恨)などを好ましく用いることが
できる。
本発明の感光性ハロゲン化銀乳剤は、増感色素によって
比較的長波長の青色光、緑色光、赤色光または赤外光に
分光増感されてもよい、増応色素として、シアニン色素
、メロシアニン色素、コンプレックスシアニン色素、コ
ンプレックスメロシアニン色素、ホロホーラージアニン
色素、スチリル色素、ヘミシアニン色素、オキソノール
色素、ヘミオキソノール色素等を用いることができる。
ここで増感色素は写真乳剤の製造工程のいかなる工程に
存在させて用いることもできるし、製造後塗布直前まで
のいかなる段階に存在させることもできる。前者の例と
しては、ハロゲン化銀粒子形成工程、物理熟成工程、化
学塾成工程などである。
本発明の感光材料の写真乳剤層または他の親水性コロイ
ド層には塗布助剤、帯電防止、スベリ性改良、乳化分散
、接着防止及び写真特性改良(例えば、現像促進、硬調
化、増感)等積々の目的で、種々の界面活性剤を含んで
もよい。
例えばサポニン(ステロイド系)、アルキレンオキサイ
ド誘導体(例えばポリエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール/ポリプロピレングリコール縮金物、ポリ
エチレングリコールアルキルエーテル類又はポリエチレ
ングリコールアルキルアリールエーテル類、シリコーン
のポリエチレンオキサイド付加物II)、垢のアルキル
エステル類などの非イオン性界面活性剤;アルキルスル
フォン酸塩、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、アルキ
ルナフタレンスルフォン酸塩、アルキル硫酸エステル!
!、N−アシル−N−アルキルタウリン類、スルホコハ
ク酸エステル類、スルホアルキルポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル類、などのアニオン界面活性剤
;アルキルベタイン類、アルキルスルホベタイン類など
の両性界面活性剤;脂肪族あるいは芳香族第4級アンモ
ニウム塩類、ピリジニウム塩類、イミダゾリウム塩類な
どのカチオン界面活性剤を用いることができる。この内
、サポニン、ドデシルベンゼンスルホン酸Na塩、ジ・
2・エチルヘキシルα−スルホコハクfl N a塩、
p−オクチルフェノキシエトキシエトキシエタンスルホ
ン酸Na塩、ドデシルg酸Na塩、トリイゾブロビルナ
フタレンスルホン酸Na塩、N−メチル−オレオイルタ
ウリンNa塩、等のアニオン、ドデシルトリメチルアン
モニウムクロライド、N−オレオイル−N’、N’、N
’−)リメチルアンモニオジアミノプロパンブロマイド
、ドデシルピリジウムクロライドなどのカチオン、N−
ドデシル−N、N−ジメチルカルボキシベタイン、N−
オレイル−N、N−ジメチルスルホブチルベタインなど
のベタイン、ポリ(平均重合度n−10)オキシエチレ
ンセチルエーテル、ポリ(n=25)オキシエチレンp
−ノニルフェノールエーテル、ビス(1−ポリ (n−
15)オキシエチレン−オキシ−24−ジ−t−ペンチ
ルフェニル)エタンなどのノニオンを特に好ましく用い
ることができる。
帯電防止剤としてはパーフルオロオクタンスルホ7酸に
塩、N−プロピル−N−パーフルオロオクタンスルホニ
ルグリシンNa塩、N−プロピル−N−パーフルオロオ
クタンスルホニルアミノエチルオキシポリ (n=3)
オキシエチレンブタンスルホン酸Na塩、N−パーフル
オロオクタンスルホニル−N’、N’、N’−)リメチ
ルアンモニオジアミノプロパンクロライド、N−パーフ
ルオロデカノイルアミノプロビルN’、N’ジメチル−
N′−カルボキシベタインの如き含フツ素界面活性剤、
特開昭60−80848号、同61−112144号、
特願昭61−13398号、同61−16056号など
に記載のノニオン系界面活性剤、アルカリ金属の硝酸塩
、導電性酸化スズ、酸化亜鉛、五酸化バナジウム又はこ
れらにアンチモン等をドープした複合酸化物を好ましく
用いることができる。
本発明に於てはマット剤としてポリメチルメタクリレー
トのホモポリマー又はメチルメタクリレートとメタクリ
ル酸とのポリマー、デンプンなどの有機化合物、シリカ
、二酸化チタン、等の無機化合物の微粒子を用いること
ができる0粒子サイズとしては1.0〜108m2特に
2〜5μmであることが好ましい。
本発明の写真感光材料の表面層には滑り剤として米国特
許第3.489.576号、同4,047.958号等
に記載のシリコーン化合物、特公昭56−23139号
公報に記載のコロイダルシリカの他に、パラフィンワッ
クス、高級脂肪酸エステル、デン粉誘導体等を用いるこ
とができる。
本発明の写真感光材料の親水性コロイド層には、トリメ
チロールプロパン、ベンタンジオール、ブタンジオール
、エチレングリコール、グリセリン等のポリオール類を
可塑剤として用いることができる。さら・に、本発明の
写真感光材料の親水性コロイド層には、耐圧力性改良の
目的でボリマーラテンクスを含有せしめることが好まし
い、ポリマーとしてはアクリル酸のアルキルエステルの
ホモポリマー又はアクリル酸とのコポリマー、スチレン
−ブタジェンコポリマー、活性メチレン基を有するモノ
マーからなるポリマー又はコポリマーを好ましく用いる
ことができる。
本発明の写真乳剤及び非感光性の現水性コロイドには無
機または有機の硬膜剤を含有してよい。
例えばクロム塩、アルデヒドR(ホルムアルデヒド、ク
リタールアルデヒドなど)、N−メチロール化合物(ジ
メチロール尿素など)、活性ビニル化合物(1,3,5
−)リアクリロイル−へキサヒドロ−3−トリアジン、
ビス(ビニルスルホニル)メチルエーテル、N、N’−
メチレンビス−〔β−(ビニルスルホニル)プロピオン
アミド〕など)、活性ハロゲン化合物(2,4−ジクロ
ル−6−ヒドロキシ−S−トリアジンなど)、ムコハロ
ゲン酸類(ムコクロル酸など)、N−カルバモイルピリ
ジニウム塩類((1−モルホリノカルボニル−3−ピリ
ジニオ)メタンスルホナートなど)、ハロアミジニウム
塩1(1−(1−クロロ−1−ピリジノメチレン)ピロ
リジニウム、2ナフタレンスルホナートなど)を単独ま
たは組合せて用いることができる。なかでも、特開昭5
3−41220、同53−57257、同59−162
546、同60−80846に記載の活性ビニル化合物
および米国特許3,325,287号に記載の活性ハロ
ゲン化物が好ましい。
本発明の感光材料がXレイ感材として用いられる場合親
水性コロイド層はこれらの硬膜剤により水中での膨潤率
が200%以下、特に150%以下になるように硬膜さ
れていることが好ましい。
本発明の感光材料の乳剤層や中間層に用いることのでき
る結合剤または保護コロイドとしては、ゼラチンを用い
るのが有利であるが、それ以外の親水性コロイドも用い
ることができる。
例えばデキストラン、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルアルコール部分アセタール、ポリ−N−ビニルピロリ
ドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビニ
ルイミダゾールの単一あるいは共重合体の如き多種の合
成親水性高分子′l!!J質を用いることができる。
ゼラチンとしては石灰処理ゼラチンのほか、酸処理ゼラ
チンや!1素処理ゼラチンを用いてもよく、また、ゼラ
チンの加水分解物も用いることができる。
これらの中でもゼラチンとともにデキストラン及びポリ
アクリルアミドを併用することが好ましい。
本発明の現像処理に関しても前記リサーチ・ディスクロ
ジャー誌の記載を参考にすることができる。
次に本発明を実施例により更に具体的に説明する。
及びポリアクリルアミドを併用することが好ましい。
本発明の現像処理に関しても前記リサーチ・ディスクロ
ジャー誌の記載を参考にすることができる。
次に本発明を実施例により更に具体的に説明する。
実施例−に 軸延伸された厚さ175μmのポリエチレンテレツクレ
ートフィルム上にコロナ放電処理をおこない、下記の組
成より成る第1下塗液を塗布量が5.1cc/rrrと
なるようにワイヤーバーコーターにより塗布し、175
°Cにて1分間乾燥した。
次に反対面にも同様にして第1下塗層を設けた。
上記の両面の第1下塗層上に下記の組成からなる第2の
下塗液を塗布量が8.5cc/rrfとなるように片面
ずつ、両面に塗布・乾燥して下塗法フィルムを完成した
第2の下塗液 水11中に臭化カリ5g、沃化カリ0.05g。
ゼラチン30g1チオエーテル HO(CHz)zs(CHthS(CHz)zOHの5
%水溶液2.5ccを添加し73°Cに保った溶液中へ
、!拌しながら硝酸銀8.33gの水溶液と、臭化カリ
5.94g、沃化カリ0.726gを含む水溶液とをダ
ブルジェット法により45秒間で添加した。続いて臭化
カリ2.5gを添加したのち硝酸銀量8.333gを含
む水溶液を7分30秒かけて、添加終了時の流量が添加
開始時の2倍となるように添加した。引き続いて硝酸銀
153.34gの水溶液と臭化カリと沃化カリの混合水
溶液を、電位をpAg8.1に保ちながらコントロール
ダブルジェット法で25分間で添加した。この時の流量
は添加終了時の流量が、添加開始時の流量の8倍となる
よう加速した。添加終了後2Nのチオシアン酸カリウム
溶液15ccを添加し、さらに1%の沃化カリ水溶液5
0ccを30秒かけて添加した。このあと温度を35°
Cに下げ、沈降法により可溶性塩類を除去したのち、4
0℃に昇温してゼラチン68gとフェノール2g、トリ
メチロールプロペン7.5gを添加し、回外ソーダと臭
化カリによりpH6,55、pAg8.10に調整した
温度を56℃に昇温したのち、4−ヒドロキシ6−メチ
ル−1,3,3a、7−チトラザインデン175■と下
記構造の増感色素を625■添加した。10分後にチオ
硫酸ナトリウム5水和物5.5mgチオシアン酸カリ1
63mg、塩化金酸3゜6■を添加し、5分後に2、冷
して固化させた。得られた乳剤は全粒子の投影面積の総
和の93%がアスペクト比3以上の粒子からなり、アス
ペクト比2以上のすべての粒子についての平均の投影面
積直径は0.95μm、標準偏差23%、厚みの平均は
0.155μmでアスペクト比は6.1であった。
Oニトロン 0g o         CtHs (C11□L      (C1hh SOz  e      5O1Na この乳剤にハロゲン化銀1モルあたり、下記の薬品を添
加して塗布液とした。
02.6−ビス(ヒドロキシア ミノ)−4−ジエチルアミ ノ−1,3,5−トリアジ ン 0ポリアクリル酸ナトリウム (平均分子量4.1万) 11+1 80■ 4、0g II Oエチルアクリレート/アクリル酸 /メタアクリル酸−95/2/ 3の組成比の共重合可塑剤   20.0gJs こうして、できた乳剤層塗布液を表面保護層液と同時押
し出し方により、前記の支持体の両面に同じように塗布
した。この時、乳剤層、表面保護層の片面側あたりの塗
布量は下記の量となった。
<乳剤N>   O塗布5ill     2.1g/
n(O塗布ゼラチン量 1.7g/ボ く表面保護層〉 0ゼラチン         0.8]、g/ポ0デキ
ストラン (平均分子!3,9万)、  0.81g/ポ0マット
剤(平均粒径3.5μm) ポリメチルメタクリレート /メタアクリル酸=9/1 の共重合体       0.06g/ポH 60■/n( o  Cl1F+?5OJ(C1lzCIIzO)4(
CHz)nsOJazH7 2■/ボ OC11F17SO□5(C1I□CIl□O)、5H
CJq             5mg/イ04−ヒ
ドロキシ−6−メチル−1゜ 3.3a、7−チトラザインデ ン                        
15. 5■/rdOポリアクリル酸ナトリウム (平均分子量4,1万)    70■/ボ硬膜剤は1
,2−ビス(スルホニルアセトアミド)エタンを片面当
り56■/Mとなるよう塗布した。こうして、本発明の
写真材料を1〜  を得た。
X1j」ト引i伍 写真材料に、富士写真フィルム(株)GRENEXオル
ソスクリーンHR−4をカセンテを使用して片側に密着
させ、X線センシトメトリーをおこなった。露光量の調
整は、X線管球とカセットとの距離を変化させることに
よりおこなった。露光後、下記の現像液と定着液にて自
動現像機処理をおこなった。感度はフロント面の感度で
評価し写真材料1を100とした比感度であられした。
歿負■皿定 未露光フィルムを前記の自動現像処理をおこなったのち
マクベス・ステータスAフィルターを通して緑色透過濃
度を測定した。一方未下塗の青色染色ポリエチレンテレ
フタレート支持体の緑色透過濃度を測定し、この値を引
いた正味の値を残色濃度値として評価した。
クロスオーバーの量゛ 試料の片側に富士写真フィルム(株)GRENEXオル
ソスクリーンHR−4をカセンテを使用して密着させX
線センシトメトリーを行なった。
写真性能の評価と同じ処理をした後、スクリーンに接し
た面(フロント面)とその反対面(バンク面)の各々の
感度(logE)の差を用いて次の式から算出した。
%−×100 anti  i!ogc ΔlogE)+1血」JIL
閂 試料の面状を10倍のルーパを用いて確認した。
O:全く問題ない。
×:1ポ当たり3ヶ以上の凝集物あり。
以上の結果を表−1にまとめた。
自動現像機処理をおこなった。
Dry to Dry処理時間 45秒使用した現像液
、定着液は下記の組成とした。
(現像液) 水酸化カリウム 亜硫酸カリウム 炭酸水素カリウム ホウ酸 ジエチレングリコール エチレンジアミン四酢酸 5−メチルベンゾトリアゾール ハイドロキノン 氷酢酸 トリエチレングリコール 5−ニトロインダゾール l−フェニル−3−ビラゾドン グルクールアルデヒド (50wt/wt%) メタ重亜硫酸ナトリウム 臭化ナトリウム 水を加えて (定着液) チオ硫酸アンモニウム (70wt/シolχ) 9g 44.2g 7、5g 1、0g 2g 1.7g 0.06g 5g 8g 2g 0.25g 2、8g 9.868 12.6g 3、7g 1、01 QOd エチレンジアミン四酢酸二ナトリ O。
ウムニ水塩 亜硫酸ナトリウム ホウ酸 水酸化ナトリウム 氷酢酸 硫酸アルミニウム 硫酸(36N) 水を加えて全量11とする (pHは4.25に調整した) 2g 5g 0g 6、7g 5g 10g 3、9g 試料5と6のタイ 分散し平均粒径0゜ 用した。
タイプ−1 ブー1はボールミルで5時間 8μの微粒子分散物として使 表1かられかるように本発明の試料は固定率が良いため
感度の低下がなく、脱色率の指標となる残色も比較例1
と同等であり、面状故障もないことがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  支持体の一方の側に少なくとも一層のハロゲン化銀乳
    剤を含む層をもち、かつ支持体の少なくともどちらか一
    方の側に少なくとも一層の少なくとも1ケのスルホン酸
    基及びスルホン酸基よりpKa(酸解離定数)が高い1
    ケの基を置換基として有する染料を一種以上と少なくと
    も1ケのカチオンサイトを提供するポリマーとを含む層
    を有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
JP13969089A 1989-06-01 1989-06-01 ハロゲン化銀写真感光材料 Pending JPH035747A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03127391U (ja) * 1990-04-05 1991-12-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03127391U (ja) * 1990-04-05 1991-12-20

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