JPH0357034Y2 - - Google Patents

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JPH0357034Y2
JPH0357034Y2 JP16518187U JP16518187U JPH0357034Y2 JP H0357034 Y2 JPH0357034 Y2 JP H0357034Y2 JP 16518187 U JP16518187 U JP 16518187U JP 16518187 U JP16518187 U JP 16518187U JP H0357034 Y2 JPH0357034 Y2 JP H0357034Y2
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temperature
set temperature
heating
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microcomputer
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JP16518187U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、低温やけどに対する対策手段を備え
た電気暖房装置に関する。
(従来の技術) 電気毛布や電気カーペツト等の電気暖房装置に
は温度制御装置が備えられており、使用者がこの
温度制御装置で所望する温度に調節すると、温度
制御装置は電気毛布や電気カーペツト本体の温度
(以下、暖房温度と指称する)を調節温度に常に
保つように制御している。従つて、電気毛布や電
気カーペツト本体の温度が異常に高温にならない
限り調節温度に対して一定に制御している。
ところで、電気暖房装置の使用による低温やけ
どが発生している。つまり、一般に44℃の雰囲気
中に20分以上人体を置いておくと、その人体細胞
の90%が一週間程度で死ぬことが知られている。
これがいわゆる低温やけどと呼ばれているもので
ある。
そこで、前記電気暖房装置で44℃の暖房温度で
20分に以上使用していると、特に電気毛布や電気
カーペツト本体と接触する人体に低温やけどを生
じる危険性が非常に高くなる。この場合、使用者
が電気暖房装置の通電を切り忘れて暖房したまま
例えば寝てしまうと、低温やけどになる危険性が
より高くなる。
(考案が解決しようとする問題点) 以上のように暖房温度を調節温度に一定に制御
するので、低温やけどになる危険性が非常に高い
ものであつた。
そこで本考案は、低温やけどの発生を防止でき
る安全性の高い電気暖房装置を提供することを目
的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案は、温度調節器で調節された調節温度や
温度センサで検出された暖房温度等から求められ
る設定温度に基づいて発熱体への電力供給量を制
御して暖房温度を設定温度にする電気暖房装置に
おいて、タイマーと、設定温度が比較的高い所定
温度以上かを判断し設定温度が所定温度よりも高
ければタイマーを動作させる設定温度判断部と、
タイマーの動作により所定時間経過したことを判
断すると設定温度を所定温度よりも低い温度に設
定変更しこの状態で所定時間経過後に再び設定温
度に設定変更する設定温度変更部とを備えて上記
目的を達成しようとする電気暖房装置である。
(作用) このような手段を備えたことにより、調節温度
や暖房温度等から求められる設定温度が比較的高
い所定温度以上であれば設定温度判断部はタイマ
ーを動作させ、このタイマーの動作により設定温
度変更部が所定時間経過したことを判断すると設
定温度を所定温度よりも低い温度に設定変更し、
さらに所定時間経過後に再び設定温度に設定変更
する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例について図面を参照し
て説明する。
第1図は電気暖房装置を電気カーペツト適用し
た場合の構成図である。交流電源1には温度ヒユ
ーズ2を介して電圧検知回路3が接続され、さら
に、この電圧検知回路3がマイクロコンピユータ
4の端子p1に接続されている。又、交流電源1
には温度ヒユーズ2を介してヒータ5が接続さ
れ、このヒータ5の他端にリレー6の接点6a及
び安全回路7が接続されている。このヒータ5に
はナイロン層8を介して検知線9が並設されてお
り、この検知線9の一端が安全回路7に接続され
るとともに他端がヒータ異常加熱検知素子10に
接続されている。このヒータ異常加熱検知素子1
0はヒータ5が異常に加熱した場合にナイロン層
8が溶解してヒータ5と検知線9とが短絡したと
きに流れる異常電流により加熱して温度ヒユーズ
2を溶断するものである。又、安全回路7は検知
線9の切断、リレー接点6aの溶着時にその旨を
マイクロコンピユータ4の端子p6から受けて内
蔵の加熱抵抗を加熱させて温度ヒユーズ2を溶断
するものである。なお、リレーコイル6bにはリ
レードライバ回路11が接続され、このリレード
ライバ回路11にマイクロコンピユータ4の端子
p5からリレー付勢、付勢解除の信号が送られる
ようになつている。さらに、交流電源1には温度
ヒユーズ2、抵抗12を介して温度センサ13が
接続されている。この温度センサ13は電気カー
ペツト本体の暖房温度を検出するもので、この検
知信号は温度検知回路14を通してマイクロコン
ピユータ4の端子p4に送られるようになつてい
る。
又、15は温度調節器であつて、この温度調節
器15は数ステツプで抵抗値を可変するもので調
節された温度に応じた電圧信号をマイクロコンピ
ユータ4の端子p2に送るものとなつている。
又、16は室温センサであつて、この室温センサ
16は周囲温度に応じて抵抗値が変化するもの
で、抵抗17に接続されてこの抵抗17とで分圧
された電圧信号をマイクロコンピユータ4の端子
p3に送るものとなつている。
さらにマイクロコンピユータ4の各端子p7〜
p11にはクロツク発振回路18、表示器19、
スイツチ群20及びブザー21が接続されてい
る。
マイクロコンピユータ4は、温度調節器15で
調節された調節温度や温度センサ13で検出され
た暖房温度、さらにはスイツチ群20から入力さ
れた急速暖房の指示等から設定温度を求め、この
設定温度に従つてヒータ5への電力供給量を制御
して暖房温度を設定温度にする機能を持つたもの
で、このマイクロコンピユータ4には特に次のよ
うな機能が備えられている。すなわち、クロツク
発振回路18からのクロツク信号をカウントして
時間経過を計るタイマー機能、設定温度が比較的
高い所定温度例えば40℃以上かを判断し設定温度
が所定温度よりも高ければタイマー機能を動作さ
せる設定温度判断部としての機能、タイマー機能
の動作により所定時間例えば10分経過したことを
判断すると設定温度を所定温度よりも低い温度例
えば40℃以下に設定変更しこの状態で所定時間経
過後に再び設定温度に設定変更する設定温度変更
部としての機能を持つている。なお、マイクロコ
ンピユータ4の各端子p1〜p4に入力する各信
号はそれぞれデイジタル変換されて取り込まれる
ようになつている。
次に上記の如く構成された装置の特に低温やけ
どの防止作用について第2図に示す低温やけど防
止フローチヤートに従つて説明する。
リレーコイル6aの付勢によりその接点6aが
閉じてヒータ5に通電が行なわれている状態にマ
イクロコンピユータ4は、ステツプs1において
温度調節器15からの電圧信号、室温センサ16
の抵抗値に応じた電圧信号、温度センサ13から
の温度検知回路14を通つてくる信号及びスイツ
チ群20からの信号を時分割に取り込む。そし
て、マイクロコンピユータ4はステツプs2におい
てこれら取り込んだ各信号から調節温度を達成す
るための設定温度を求める。そして、ステツプs3
に移つて設定温度が40℃以上であるかを判断し、
この判断の結果設定温度が40℃以下であればステ
ツプs4に移つて通常の運転を実行する。すなわ
ち、設定温度が例えば38℃であればマイクロコン
ピユータ4は、この設定温度と温度センサ13の
信号から得られる温度との差を零とするようなリ
レー6の付勢、付勢解除信号を送出する。これに
より、ヒータ5への通電量が制御されてカーペツ
ト本体の暖房温度は38℃に保たれる。
さて、ステツプs3の判断によつて設定温度が40
℃以上の44℃であれば、マイクロコンピユータ4
は設定温度判断部の機能によつてステツプs5に移
つて設定温度例えば44℃をセツトし、次のステツ
プs6に移つてタイマー機能を動作開始させる。こ
のように設定温度がセツトされれば、マイクロコ
ンピユータ4はこの設定温度と温度センサ13の
信号から得られる温度との差を零とするようなリ
レー6の付勢、付勢解除信号を送出してカーペツ
ト本体の暖房温度を44℃に保つ。この状態でタイ
マー機能の動作により10分経過がステツプs7にお
いて判断されると、ステツプs8においてマイクロ
コンピユータ4は設定温度変更部の機能によつて
セツトされた44℃の設定温度を内蔵されているメ
モリに一時移し、これに替わつて40℃の温度を変
更設定する。これにより、マイクロコンピユータ
4はこの設定温度と温度センサ13の信号から得
られる温度との差を零とするようなリレー6の付
勢、付勢解除信号を送出してカーペツト本体の暖
房温度を40℃に保つ。又、このときマイクロコン
ピユータ4はタイマー機能のカウント値をリセツ
トして再びカウント開始させる。このようにして
所定時間経過すると、ステツプs9から再びステツ
プs1に戻つてマイクロコンピユータ4は温度調節
器15で調節された調節温度や温度センサ13で
検出された暖房温度、さらにはスイツチ群20か
ら入力された急速暖房の指示等から設定温度を求
める。従つて、カーペツト本体の暖房温度は第3
図に示すように10分間44℃の暖房温度で制御し、
次に所定時間40℃の暖房温度で制御するパターン
を繰返すことになる。
このように上記一実施例においては、設定温度
が比較的高い所定温度40℃以上であればタイマー
機能を動作させ、このタイマー機能の動作により
10分間経過したことを判断すると設定温度を所定
温度よりも低い温度40℃に設定変更し、さらに所
定時間経過後に再び設定温度に設定変更するよう
にしたので、低温やけどするような44℃以上で20
分間以上放置することが無くなつて低温やけどす
る条件になることがない。従つて、ヒータ5への
通電を切り忘れても低温やけどすることが無く安
全性を向上できる。なお、所定時間ヒータ5への
通電が制御されるもののこの制御される時間を適
当に設定することによつて暖房温度を調節温度に
制御できる。
なお、本考案は上記一実施例に限定されるもの
でなくその主旨を逸脱しない範囲で変形してもよ
い。例えば、タイマーはクロツク発振回路18か
らのクロツクのカウントでなく、機械的なタイマ
ーやコンデンサ及び抵抗からなる充放電回路のタ
イマーであつてもよい。又、低温やけどを防止す
る作用の判断温度を40℃以上としたが、40℃に限
らず低温やけどが生じない程度の温度であればよ
く、さらに変更設定するときの温度は40℃でなく
40℃以下でもよい。
[考案の効果] 以上詳記したように本考案によれば、低温やけ
どの発生を防止できる安全性の高い電気暖房装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる電気暖房装置の一実施
例を示す構成図、第2図は同装置の低温やけど防
止フローチヤート、第3図は本装置の動作タイミ
ング図である。 2……温度ヒユーズ、4……マイクロコンピユ
ータ、5……ヒータ、6……リレー、7……安全
回路、13……温度センサ、14……温度検知回
路、15……温度調節器、16……室温センサ、
18……クロツク発振回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 温度調節器で調節された調節温度や温度センサ
    で検出された暖房温度等から求められる設定温度
    に基づいて発熱体への電力供給量を制御して前記
    暖房温度を前記設定温度にする電気暖房装置にお
    いて、タイマーと、前記設定温度が比較的高い所
    定温度以上かを判断し前記設定温度が前記所定温
    度よりも高ければ前記タイマーを動作させる設定
    温度判断部と、前記タイマーの動作により所定時
    間経過したことを判断すると前記設定温度を前記
    所定温度よりも低い温度に設定変更しこの状態で
    所定時間経過後に再び前記設定温度に設定変更す
    る設定温度変更部とを具備したことを特徴とする
    電気暖房装置。
JP16518187U 1987-10-28 1987-10-28 Expired JPH0357034Y2 (ja)

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JP16518187U JPH0357034Y2 (ja) 1987-10-28 1987-10-28

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JP16518187U JPH0357034Y2 (ja) 1987-10-28 1987-10-28

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JPH0170297U JPH0170297U (ja) 1989-05-10
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JP16518187U Expired JPH0357034Y2 (ja) 1987-10-28 1987-10-28

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