JPH0357023Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は、導電部と絶縁部が交互に形成された
ゴムコネクターに関し、当該ゴムコネクターの導
電部が突出した形状を有するゴムコネクターに関
する。

〈従来技術〉 従来の、ゴムコネクターは、第４図に示す通
り、絶縁部１３と導電部１４とが交互に成型さ
れ、厚さ方向はほぼ平面状に形成されていた。

このため、当該ゴムコネクターが取付けられた
装置と、外部機器との接続を行なう場合、第５図
に示すように、装置（ICカードリーダー等）１
５のキヤビネツト部材のコネクター取付部分を除
去し、当該ゴムコネクター全体を露出させると共
に、外部機器（メモリーカードやICカード等）
１６側も接触端子基板１７が露出する構造にする
必要があつた。

よつて、ゴムコネクターの固定に問題があると
共に、装置１５及び外部機器１６は両者共接続端
子の露出部分が大きいため耐湿性が悪いこと及び
異物による損傷を受け易いこと並びに機械的強度
上の問題があつた。

なお、図中、１８及び１９は、夫々、装置１５
に内蔵されている接触端子及び配線基板を表わ
し、２０は機器１６に設けられ、前記ゴムコネク
ターの導電部１４と接続する接続端子を表わす。

〈考案の目的〉 本考案は、ゴムコネクターの接触導電部を突出
形成し、接触導電部以外の部分を装置内部に収納
できる様にし、接続部分の密閉性を高めることを
目的とする。

〈実施例〉 以下、本考案の構成を説明する。

第１図は本考案の実施例に係るゴムコネクター
の側面図であつて、コネクター本体１は導電部２
と絶縁部３が交互に配列した構造を備えている。

そして、図示する如く、前記導電部２は前記絶
縁部３により長く形成され、これによつて、当該
導電部２が突出している。

第２図は前記コネクター本体１を装置に取付け
た状態を表わしており、図中、４が情報処理装置
のキヤビネツト部材である。

図示する様に、装置４の内部に設けられた配線
基板５上に接触端子６を搭載し、当該接触端子６
と前記コネクター本体１とを電気的に接続する。
そして、前記キヤビンツト部材４に複数個の孔
７，７…を設け、前記コネクター本体１の導電部
２を当該孔７，７を貫通させる。従つて、前記導
電部２は前記キヤビネツト部材４の外側に露出す
る。そして、前記装置４と電気的に接続される外
部記憶装置８に、前記導電部２が挿入される開口
部９を形成し、両装置４及び８を前記ゴムコネク
ター１を介して接続する。

前記外部記憶装置８は内部１に接触端子１０及
び配線基板１１を有し、前記開口部９から挿入さ
れたゴムコネクター１の導電部２が前記接触端子
１０に当接する構成になつている。

本実施例では、装置４に孔７に形成し、当該孔
７にゴムコネクター１の導電部２を貫通させてい
るからゴムコネクター１の固定が容易であると共
い、高い密閉性を得られる。これによつて機器の
信頼性が著しく向上する。これらの効果は外部記
憶装置８側についても同様である。

第３図は本考案の他の実施例に係るゴムコネク
ターを表わすもので、図示する如く、コネクター
本体１に位置決め用突起１２を形成している。図
中、２は前記導電部、３は前記絶縁部を表わす。

上述した様に、位置決め用突起１２を設けたこ
とによつて、回路基板（図示せず）に形成されて
いる孔を利用して、ゴムコネクター１の位置決め
及び固定が簡単に行なえるから、実装時の操作が
能率的に行える。

〈効果〉 以上の様に本考案に係るゴムコネクターによれ
ばば、突出する導電部を利用してコネクターをキ
ヤビネツトに固定することができる、さらに、当
該導電部のみを露出させて他の部分を機器内部に
収納させて、接続部分を密閉構造にすることも可
能で、装置の信頼性の向上を期待できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例に係るゴムコネクタ
ーの側面図、第２図は前記ゴムコネクターを組込
んだ電子機器の接続部分の斜視図、第３図は本考
案の他の実施例に係るゴムコネクターの側面図、
第４図は従来のゴムコネクターの側面図、第５図
は従来のゴムコネクターを組込んだ電子機器の接
続部分の斜視図である。 １……ゴムコネクター本体、２……導電部、３
……絶縁部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 導電部と絶縁部とが交互に形成されたゴムコネ
   クターにおいて、 当該導電部が装着する電子機器の接続部分から
   突出した構造を有することを特徴とするゴムコネ
   クター