JPH081581Y2 - ノイズ防止用コネクター - Google Patents

ノイズ防止用コネクター

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JPH081581Y2
JPH081581Y2 JP1990032098U JP3209890U JPH081581Y2 JP H081581 Y2 JPH081581 Y2 JP H081581Y2 JP 1990032098 U JP1990032098 U JP 1990032098U JP 3209890 U JP3209890 U JP 3209890U JP H081581 Y2 JPH081581 Y2 JP H081581Y2
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slit
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wire
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JP1990032098U
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勝久 森
嘉広 兼子
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Nichifu Terminal Industries Co Ltd
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Nichifu Terminal Industries Co Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ノイズ防止用のダイオードを2線式の導電
線へ取付けるに適した構成のノイズ防止用コネクターに
関するものである。
〈従来の技術〉 近年電気機器および電子機器の普及はますます目覚ま
しいものがあり、場合によってはワードプロセッサーや
パーソナルコンピューター等の使用によってもノイズ電
流或は微弱なノイズ電波が発生し、その近傍で利用中の
テレビやラジオ等の正常な作動を妨害する恐れのあるこ
とが報告されている。
そのため、第5図に示すような保護回路が一部では提
案されているが、該回路中のダイオードを配線中へ接続
し取付けるための実用的かつ簡易な装置は未だ見るべき
ものがない実情である。
〈考案が解決しようとする課題〉 従って本考案の目的は、配線中への取付けが容易で、
その製作も容易で簡潔な構造のノイズ防止用コネクター
を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 この目的を達成するべく本考案者は種々検討の結果、
本考案に至ったものであり、本考案のノイズ防止ダイオ
ード取付用のコネクターは、ハウジング本体の内部に平
行に収納された2本の導電線の各所定部位が、蓋体に収
納されたノイズ防止用の第1ダイオードと第2ダイオー
ドへそれぞれ接触子を介して接続された構成のコネクタ
ーにおいて、(i)前記導電線の絶縁被覆を食い破り内
部の芯線に接触する幅の第1スリットを備えた各接触子
の突部が、該導電線を収容した本体の第1および第2主
溝の凹条へ嵌合して固定されものであり、(ii)前記ダ
イオードの棒状導線に密嵌合する幅の第2スリットを備
えた各接触子の、前記突部とは反対の側の部分が、該導
線を受支すべき前記蓋体の台状部に形成されている横溝
へそれぞれ嵌着されるものであり、(iii)本体への蓋
体閉付けにより、各接触子がその第1スリットにおいて
導電線へ接続し、かつ第2スリットにおいてダイオード
棒状導線へ接続した姿勢で本体・蓋体間に固定される構
成であること、を特徴とする。そして、後述のノイズ防
止回路を形成するには、具体的な各部の配置関係は次の
如くであることが望ましい。即ち、本体長手方向の2条
の主溝に収容された導電線の絶縁被覆を食い破り内部の
芯線に接触し得る幅の上下方向の第1スリットを有した
突部が横方向で一方の側へ偏位して設けられている同形
の第1第2及び第3接触子が、蓋体の長手方向に配列さ
れた第1第2及び第3台状部に形成されている横溝にそ
れぞれ嵌着され、各接触子にはその第1スリットとは上
下方向で反対の側に、ダイオードのプラス極若しくはマ
イナス極側の棒状導線の何れかに密嵌合する幅の2つの
第2スリットが形成され、表向きの第1及び第2接触子
の間には第1ダイオードがプラス極側棒状導線を第1接
触子に導通して上記第1台状部片側の単一の縦溝と第2
スリットとにより保持され、表向きの第2接触子と裏向
きの第3接触子との間には第2ダイオードのプラス極側
棒状導線を第3接触子に導通して上記第3台状部片側の
単一の縦溝と第2スリットとにより保持されていると共
に、両ダイオードのマイナス極側棒状電線は第2接触子
に導通して第2台状部の2つの縦溝と第2スリットとに
より保持されている。
後述のように絶縁被覆を未除去の電線への容易な電気
的接続のためには、上記第1スリットが電線に接触する
部位においては、鋭利な端縁とされていることが望まし
いが、鋭利でなくとも十分に絶縁材を食い破ることは可
能である。
上記の各接触子は剛直な金属板からなり、その材質と
しては例えば黄銅に錫メッキを施したもの等、導電性と
硬度の両特性を備えた金属が好適な一例であるが、他の
金属、例えば真鍮、ジュラルミン等々であってもよい。
上記の棒状電線も同様の材質が好ましい。
尚、上記ハウジング本体と蓋体の材質は絶縁性の合成
樹脂ならばよく、熱可塑性、熱硬化性の別を問わない。
また、蓋体は本体へ枢着その他の態様で連結されていれ
ば使用が容易ではあるが別体であってもよい。
更に、上記第1接触子と第2接触子との間では、これ
らに接続される方の導電線が切除され断線状態とされる
必要上、その裸の両切断端末どうしが短絡しないよう、
当該部分に仕切壁を設けてあれば好都合ではあるが、や
はり本考案においては必須の部材ではない。
〈作用〉 上記構成の本考案コネクターにあっては、2本の導電
線のうち本体の一方の主溝(第1主溝)に嵌める方のも
のは、適宜個所で切断し、その端部を上記第1接触子と
第2接触子の間に位置させる。そして強制的に蓋体を閉
じると、各接触子の上記第1スリットは、その端縁が絶
縁被覆未除去のままの導電線へ該被覆を切込みつつ嵌合
させられ、電気的接続を現出する。尚、他方の主溝(第
2主溝)に収容する導電線は切断の必要がない。
これにより、第5図の電気回路が構成されることにな
り、上記各ダイオードによる所期のノイズ防止作用が発
現可能な状態となる。各接触子が上記の形状であり上記
の如くに配置されていることと、これらを連結した棒状
導線が剛直性のものであることから、本考案コネクター
の内部主要部分はハウジング内にガタツキなく収納さ
れ、外部から加えられる振動衝撃等により回路が破壊さ
れる恐れはない。
特に本考案では、第1及び第3台状部に形成された縦
溝は各々1条のみであり、これらが蓋体の幅方向で逆の
位置を占め、他方第2台状部には該1条ずつの縦溝に長
手方向で位置整合した2条の縦溝が設けてあるから、第
1第2の両ダイオードを結線する際に誤操作を起こす恐
れはなく、しかも単に該縦溝へ各棒状電線を挿入し各接
触子を横溝へ嵌入させるのみでダイオードの取付ができ
るため、本考案のコネクターは製作容易である。
〈実施例〉 以下、図に示した実施例により本考案を更に詳しく説
明すると、このコネクターは2本の導電線(P),
(N)を平行に収容する第1主溝(11)及び第2主溝
(12)が長手方向に凹設されたハウジング本体(10)
と、該ハウジング本体への着脱が自在な蓋体(20)とを
備え、上記第1主溝(11)の中程の位置に仕切壁(13)
が設けてあり、該第1主溝(11)長手方向一端側と該仕
切壁(13)の近傍には夫々対向両溝壁上端から底へ達す
る第1凹条(14)と第2凹条(15)とが刻設されてい
る。上記第2主溝(12)の長手方向他端側にも対向両溝
壁上端から底へ達する第3凹条(16)が刻設されてい
る。一方、上記蓋体(20)内面には上記の各凹条に対応
し第1横溝(21)、第2横溝(22)及び第3横溝(23)
が夫々刻設された第1台状部(24)、第2台状部(25)
及び第3台状部(26)が設けられている。各横溝は蓋体
の側板(20a)に達し、そこにも凹部が連設された状態
とされているから、接触子は蓋体長手方向に揺動する恐
れはない。そして、上記の各横溝に交差する方向の第1
縦溝(27)と第2縦溝(28)とが、夫々、上記の第1台
状部(24)と第2台状部(25)に亘り、及び第2台状部
(25)と第3台状部(26)に亘り形成されている。
このコネクターは、上記の第1凹条(14)、第2凹条
(15)若しくは第3凹条(16)へ嵌合する幅の突部(3
1)を有し、該突部には導電線(P),(N)の芯線
(W)の直径に相当した第1スリット(32)が形成さ
れ、且つ該突部(31)の反対側には、第1ダイオード
(D1)若しくは第2ダイオード(D2)の棒状導線(34)
に密嵌合する幅の2条の第2スリット(33)が形成され
てなる第1接触子(30A)、第2接触子(30B)及び第3
接触子(30C)を備えている。これら接触子は、各ダイ
オードの棒状導線を第1及び第2縦溝(27),(28)へ
挿入したのち第1図矢印(T)の如くに横溝(21),
(22),(23)へ嵌め込まれ、夫々上記の第1凹条(1
4)と第1横溝(21)、第2凹条(15)と第2横溝(2
2)、第3凹条(16)と第3横溝(23)により夫々固定
されている。そして、第1ダイオード(D1)のプラス極
は第1接触子(30A)へ接続され、第2ダイオード(D
2)のプラス極が第3接触子(30C)へ接続されている。
図からも明らかなように、第1、第2、第3の各接触
子は互いに同形であるが、その装着姿勢において第1及
び第2接触子は表向き、第3接触子は裏向きとされてい
る。
尚、図中の番号(17)は本体(10)へ蓋体(20)を繋
いでいる連結帯、番号(18)は蓋体耳片(29)の突起
(29a)を取外し可能に係止する穴(18a)を有した止め
具である。
使用に当たっては、第1図鎖線示の導電線(P)を適
宜個所で切断して第1主溝(11)に収め、他方の導電線
(N)はそのまま第2主溝(12)へ収めた後、蓋体(2
0)を矢印(Y)の如くに強制的に閉じればよく、これ
により各導電線の絶縁被覆(Z)は第1スリット(32)
で食い破られ、中の芯線(W)が接触子へ一気に電気的
に接続される。これにより第5図の電気回路が自動的に
形成されることになる。
第5図の電気回路において、その部分回路(D)は本
考案のコネクターが構成しているノイズ防止回路であ
り、その右の電源側(S)は第1図上で右上方側に示さ
れ、部分回路(D)の左方の負荷側(L)は第1図上で
は左下方側に示されている。
この実施例のコネクターは長さが約4cmで、幅、高さ
とも約1cmという小さなサイズのものである。
上記実施例に対しては種々の改変を加えることがで
き、例えば2本の導電線(P),(N)が1本のケーブ
ルを構成している場合には一方の導電線を適宜長さに亘
り切除することで切断端面間の短絡は自然に防止できる
から仕切壁(13)を省くことができる。或いは上述のよ
うに横溝(21),(22),(23)によって接触子は確実
に固定されているから、第1スリット(32)による導電
線拘束作用のみで十分と考えられる場合には本体側の各
凹条(14),(15),(16)を省いた構造としてもよ
い。更に、上記ダイオードに代え、或いはこれに加え
て、抵抗器、整流器、コンデンサー等々の他の電気回路
素子を用いる改変をなし得ることは勿論である。
〈考案の効果〉 本考案によれば配線経路中の導電線への取付が容易
で、しかも嵩の低いコネクターが提供され、各種の電気
・電子機器におけるノイズ防止という目的が極めて簡単
に達成できる。特にダイオードは、その棒状導線を蓋体
の縦溝へ嵌め、上から接触子で固定するのみの簡単な操
作で本考案コネクター内へ取付けることができ、特に上
記の如くその際に誤操作の心配がないこと、更に、主要
部品としての各接触子は同形であるため部品製造及び組
立工程を合理化でき価格の低廉化を図れること等々の利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例におけるノイズ防止用コネクタ
ーの組立中の状態を示す斜視図、第2図は同じくダイオ
ード取付前の平面図、第3図は第2図におけるIII−III
線断面図、第4図は使用状態を示す第1主溝部分を通る
縦断面図、第5図は本考案コネクターにより構成される
電気回路図である。 図中、(10)はハウジング本体、(11)は第1主溝、
(12)は第2主溝、(20)は蓋体、(21),(22),
(23)は横溝、(24)は第1台状部、(25)は第2台状
部、(26)は第3台状部、(27),(28)は縦溝、(30
A)は第1接触子、(30B)は第2接触子、(30C)は第
3接触子、(31)は突部、(32)は第1スリット、(3
3)は第2スリット、(34)は棒状導線、(D1)は第1
ダイオード、(P),(N)は導電線、(D2)は第2ダ
イオード、(W)は芯線である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング本体(10)の内部に平行に収納
    された2本の導電線(P),(N)の各所定部位が、蓋
    体(20)に収納されたノイズ防止用の第1ダイオード
    (D1)と第2ダイオード(D2)へそれぞれ接触子(30
    A),(30B),(30C)を介して接続された構成のコネ
    クターにおいて、 (i)前記導電線の絶縁被覆(Z)を食い破り内部の芯
    線(W)に接触する幅の第1スリット(32)を備えた各
    接触子の突部(31)が、該導電線を収容した本体(10)
    の第1および第2主溝(11),(12)の凹条(14),
    (15),(16)へ嵌合して固定されるものであり、 (ii)前記ダイオードの棒状導線(34)に密嵌合する幅
    の第2スリット(33)を備えた各接触子の、前記突部
    (31)とは反対の側の部分が、該導線を受支すべき前記
    蓋体の台状部(24),(25),(26)に形成されている
    横溝(21),(22),(23)へそれぞれ嵌着されるもの
    であり、 (iii)本体(10)への蓋体(20)閉付けにより、各接
    触子(30A),(30B),(30C)がその第1スリット(3
    2)において導電線(P),(N)へ接続し、かつ第2
    スリット(33)においてダイオード棒状導線(34)へ接
    続した姿勢で本体・蓋体間に固定される構成であるこ
    と、 を特徴とするノイズ防止用コネクター。
JP1990032098U 1990-03-27 1990-03-27 ノイズ防止用コネクター Expired - Lifetime JPH081581Y2 (ja)

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JPH03121680U JPH03121680U (ja) 1991-12-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6259966U (ja) * 1985-10-03 1987-04-14
JPS6355379U (ja) * 1986-09-30 1988-04-13
JPH0723809Y2 (ja) * 1988-04-08 1995-05-31 株式会社リコー 電子写真式記録装置の現像装置

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