JPH0356958B2 - - Google Patents

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JPH0356958B2
JPH0356958B2 JP58230204A JP23020483A JPH0356958B2 JP H0356958 B2 JPH0356958 B2 JP H0356958B2 JP 58230204 A JP58230204 A JP 58230204A JP 23020483 A JP23020483 A JP 23020483A JP H0356958 B2 JPH0356958 B2 JP H0356958B2
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discharge
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control system
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JP58230204A
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、船舶の舵取機の制御を行なう、舵取
機制御装置に関する。
従来の船舶の舵取機制御装置においては、第1
図に示すように、舵取機1を駆動する油圧シリン
ダの作動油を供給するための、斜板式の可変吐出
形ポンプがそなえられ、その斜板角制御系4が設
けられている。そして、実舵角率θaと舵角指令率
θ0との差に基づいて、この斜板角制御系4への斜
板角指令率0を出力する、斜板角指令部3が設
けられている。
ここで、実舵角率θaとは実舵角θaを最大舵角
θmaxで除算したもので、−1〜1の値となつて
いる。他のものについても同様である。
そして、舵取機1の実舵角率θaの絶対値が1に
近づく、すなわち実舵角θaが最大舵角θmaxに近
づくと、リミツトスイツチ2より検出信号が出力
されて、斜板角指令部3内の切換スイツチ12が
切換えられる。これにより、出力される斜板角指
令率φ0 が0とされ、斜板角制御系4の実斜板角
率φaが0となつて、舵取機1への作動油の供給
が停止される。従つて、実舵角率θaは現在値|θa
|<1で一定となる。
このような従来の舵取機制御装置において、斜
板角指令率0が0にされても、もし斜板角制御
系4が故障している場合、実斜板角率φaは0と
ならない可能性がある。そのような場合、ポンプ
から作動油が供給され続けてしまい、舵取機1が
メカニカルストツパに当たり、舵取機1が破損し
てしまうという欠点がある。
また、リミツトスイツチ2は通常の状態でほと
んど作動しない。したがつて、実舵角率θaが|θa
|1となつた場合、確実に検出信号が出力され
るかどうか確証が得られず、検査も不可能である
という問題点もある。
本発明はこのような問題点を解決しようとする
もので、確実に故障を検出でき、故障時に舵取機
を停止させてその破損を防止することができる、
舵取機制御装置を提供することを目的とする。
このため、本発明の舵取機制御装置は、舵取機
を駆動する油圧シリンダへ作動油を供給する可変
吐出形油圧ポンプと、同油圧ポンプの吐出量を制
御する吐出量制御系と、上記舵取機の実舵角率と
操舵室より与えられる舵角指令率との差に基づい
て上記吐出量制御系へ吐出量指令率を出力する吐
出量指令部とをそなえ、上記吐出量指令部に、異
なるリミツト特性を有する2つの制御器と、上記
差に基づいて同2つの制御器からそれぞれ出力さ
れる上記吐出量指令率のうちの一方のみを上記吐
出量制御系へ出力するための切換スイツチとが設
けられるとともに、上記の実舵角率および舵角指
令率と、上記油圧ポンプの実吐出量率とに基づい
て異常または正常を判断して、上記切換スイツチ
の切換えの制御信号と、上記油圧ポンプの停止信
号と、故障検出表示信号とを出力しうる故障検出
処理部が設けられたことを特徴としている。
以下、図面により本発明の一実施例としての舵
取機制御装置について説明すると、第2図はその
全体を示す系統図である。第2図に示すように、
舵取機1を駆動する図示しない油圧シリンダへ作
動油を供給する、図示しない斜板式の可変吐出形
油圧ポンプが設けられ、電動機5によつて駆動さ
れる。この電動機5の電源Nを1(回転状態)ま
たは0(停止状態)に切換えるための切換スイツ
チ13が設けられている。
また、図示しない油圧ポンプの斜板角を制御す
ることにより、油圧ポンプの吐出量および方向を
制御する、吐出量制御系としての斜板角制御系4
が設けられている。この斜板角制御系4へ斜板角
指令率0を出力するための、吐出量指令部とし
ての斜板角指令部3が設けられ、舵取機1の実舵
角率θaと操舵室より与えられる舵角指令率0とが
供給されている。
この斜板角指令部3には、舵角指令率0から実
舵角率θaを減算する減算器15がそなえられ、そ
の減算信号が舵角偏差率として出力されてい
る。また、この舵角偏差率を受けて、斜板角
指令率0102をそれぞれ出力する、第1の制御
器10と第2の制御器11とが設けられている。
これらの制御器10,11はどちらもリミツタ特
性を有する増幅器で構成されている。
この第1の制御器10の利得K1は第2の制御
器11の利得K2よりも大きく設定される必要が
あり、この場合はK1=20,K2=1.0に設定され
る。同様に、第1の制御器10は±1.0のリミツ
タ特性を有し、第2の制御器11は1.0よりも小
さな値(この場合は0.9)、すなわち±0.9のリミ
ツタ特性を有している。
また、斜板角指令率0102のうちどちらか一
方のみを斜板角指令率0として斜板角制御系4
へ出力するための、切換スイツチ12が設けられ
ている。
さらに、操舵室から与えられる舵角指令率0
と、舵取機1の実舵角率θaと、減算器15から出
力される舵角偏差率と、油圧ポンプの実斜板
角率φaとを受けて、装置全体が正常か異常かを
判断する、故障検出処理部14が設けられてい
る。そして、この故障検出処理部14からは、切
換スイツチ12の切換えを制御する制御信号と、
油圧ポンプの電動機5を停止するために切換スイ
ツチ13を制御する停止信号と、故障の際に操舵
室へ故障を表示するための故障検出表示信号とが
出力されている。
上述の構成により、実舵角率θaの絶対値|θa
が0に近く、装置が正常な場合は、第1の制御器
10からの斜板角指令率01が斜板角指令率0
して斜板角制御系4へ供給され、舵取機1が制御
されている。
ついで、実舵角率θaの絶対値|θa|が1に近づ
くと、故障検出処理部14からの信号で切換スイ
ツチ12が切換えられる。これにより、第2の制
御器11からの斜板角指令率02が、斜板角指令
0として斜板角制御系4へ供給される。また、
この切換え直前の舵角偏差率が、判定値1
して故障検出処理部14へ記憶される。
斜板角指令率02と斜板角指令率01とは、|02
|<|01|の関係となつている。従つて、上述
の切換えにより実斜板角率φaは当然減少するは
ずである。そこで、切換えから一定時間(0.1秒)
が経過した後に、もし実斜板角率φaが|φa|=
1のままで飽和状態にある場合は、故障検出処理
部14において、斜板角制御系4が故障している
と判断される。そして、切換スイツチ13が切換
えられ、油圧ポンプを駆動する電動機5が停止さ
れる。同時に、故障検出表示信号が出力されて、
操舵室に斜板角制御系4の故障が表示される。
また、一定時間が経過した後に、|φa|<1と
なつた場合は、舵角偏差率の絶対値||と
記憶された判定値1の絶対値|1|とが比較
される。舵角指令率0が変化していない、すなわ
ちd0/dt=0のとき、||<|1|となつ
ていれば正常に制御が行なわれていることにな
る。もし||≧|1|の場合、舵取機1の制
御が不安定となつていることになる。そこで故障
検出処理部14において斜板角制御系4以外にお
ける故障であると判断され、上述の故障と同様の
処理がとられる。
さらに、故障検出処理部14において、故障で
あると判断できない場合は正常であると判断さ
れ、一定時間経過後に切換スイツチ12が切換え
られ、最初の状態に復帰する。
このように、切換スイツチ12を切換えた後の
異常を敏速に検出することがきるので、舵取機1
がメカニカルストツパに当たつて破損してしまう
のを確実に防止でき、信頼性が大幅に向上され
る。
しかも、2種類の異常を検出できるので、ほと
んどの事態においても確実に故障を検出できる。
さらに、実舵角率θaの絶対値|θa|の値がまだ
小さくて、リミツトスイツチ2が動作しない状態
で故障検出処理部14において正常・異常が判断
されるので、装置の故障をまだ舵取機1に余裕の
あるうちに検出することができ、装置の検査を行
なうことも可能である。
以上詳述したように、本発明の舵取機制御装置
によれば、舵取機を駆動する油圧シリンダへ作動
油を供給する可変吐出形油圧ポンプと、同油圧ポ
ンプの吐出量を制御する吐出量制御系と、上記舵
取機の実舵角率と操舵室より与えられる舵角指令
率との差に基づいて上記吐出量制御系へ吐出量指
令率を出力する吐出量指令部とをそなえ、上記吐
出量指令部に、異なるリミツト特性を有する2つ
の制御器と、上記差に基づいて同2つの制御器か
らそれぞれ出力される上記吐出量指令率のうちの
一方のみを上記吐出量制御系へ出力するための切
換スイツチとが設けられるとともに、上記の実舵
角率および舵角指令率と、上記油圧ポンプの実吐
出量率とに基づいて異常または正常を判断して、
上記切換スイツチの切換えの制御信号と、上記油
圧ポンプの停止信号と、故障検出表示信号とを出
力しうる故障検出処理部が設けられたという簡素
な構成で、確実に故障が検出できるようになり、
高い信頼性が得られるほか、装置の検査も可能に
なる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の舵取機制御装置の全体を示す系
統図であり、第2図は本発明の一実施例としての
舵取機制御装置の全体を示す系統図である。 1…舵取機、2…リミツトスイツチ、3…吐出
量指令部としての斜板角指令部、4…吐出量制御
系としての斜板角制御系、5…電動機、10…第
1の制御器、11…第2の制御器、12,13…
切換スイツチ、14…故障検出処理部、15…減
算器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 舵取機を駆動する油圧シリンダへ作動油を供
    給する可変吐出形油圧ポンプと、同油圧ポンプの
    吐出量を制御する吐出量制御系と、上記舵取機の
    実舵角率と操舵室より与えられる舵角指令率との
    差に基づいて上記吐出量制御系へ吐出量指令率を
    出力する吐出量指令部とをそなえ、上記吐出量指
    令部に、異なるリミツト特性を有する2つの制御
    器と、上記差に基づいて同2つの制御器からそれ
    ぞれ出力される上記吐出量指令率のうちの一方の
    みを上記吐出量制御系へ出力するための切換スイ
    ツチとが設けられるとともに、上記の実舵角率お
    よび舵角指令率と、上記油圧ポンプの実吐出量率
    とに基づいて異常または正常を判断して、上記切
    換スイツチの切換えの制御信号と、上記油圧ポン
    プの停止信号と、故障検出表示信号とを出力しう
    る故障検出処理部が設けられたことを特徴とす
    る、舵取機制御装置。
JP58230204A 1983-12-06 1983-12-06 舵取機制御装置 Granted JPS60121195A (ja)

Priority Applications (1)

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JP58230204A JPS60121195A (ja) 1983-12-06 1983-12-06 舵取機制御装置

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JP58230204A JPS60121195A (ja) 1983-12-06 1983-12-06 舵取機制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS60121195A JPS60121195A (ja) 1985-06-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63180497U (ja) * 1987-05-15 1988-11-22
CN102854814A (zh) * 2012-04-28 2013-01-02 中国航天科技集团公司烽火机械厂 一种数字舵机控制器

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JPS60121195A (ja) 1985-06-28

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