JP2625549B2 - 調節計の制御機構 - Google Patents
調節計の制御機構Info
- Publication number
- JP2625549B2 JP2625549B2 JP1200794A JP20079489A JP2625549B2 JP 2625549 B2 JP2625549 B2 JP 2625549B2 JP 1200794 A JP1200794 A JP 1200794A JP 20079489 A JP20079489 A JP 20079489A JP 2625549 B2 JP2625549 B2 JP 2625549B2
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は調節計、特にその制御手段に於ける設定値
を、パーソナルコンピュータ等の上位制御機器からアナ
ログ信号として入力して制御を行う調節計の制御機構に
関するものである。
を、パーソナルコンピュータ等の上位制御機器からアナ
ログ信号として入力して制御を行う調節計の制御機構に
関するものである。
（従来の技術） 制御手段に於ける設定値を、パーソナルコンピュータ
等の上位制御機器からアナログ信号として入力して制御
を行う調節計に於いては、上位制御機器の故障や電源異
常または信号結線不良等により正常な設定値信号が入力
不能となった場合にも正常な制御を継続し得るようにす
るために、従来例えば第３図に示すように、パーソナル
コンピュータ等の上位制御機器ａからの設定値信号の入
力部ｂから制御手段ｃに至る設定値信号入力経路ｄに切
替スイッチｅを設けている。この切替スイッチｅは、前
記上位制御機器ａからの異常発生信号により動作する切
替指令手段ｆにより切り替える構成とし、該上位制御機
器ａに故障や電源異常等が発生した場合には、それから
発せられる異常発生信号により切替指令手段ｆを介して
切替スイッチｅを切り替えて前記設定値信号入力経路ｄ
を遮断し、それまでに制御手段ｃに設定されていた設定
値に基づいて制御を継続する。
等の上位制御機器からアナログ信号として入力して制御
を行う調節計に於いては、上位制御機器の故障や電源異
常または信号結線不良等により正常な設定値信号が入力
不能となった場合にも正常な制御を継続し得るようにす
るために、従来例えば第３図に示すように、パーソナル
コンピュータ等の上位制御機器ａからの設定値信号の入
力部ｂから制御手段ｃに至る設定値信号入力経路ｄに切
替スイッチｅを設けている。この切替スイッチｅは、前
記上位制御機器ａからの異常発生信号により動作する切
替指令手段ｆにより切り替える構成とし、該上位制御機
器ａに故障や電源異常等が発生した場合には、それから
発せられる異常発生信号により切替指令手段ｆを介して
切替スイッチｅを切り替えて前記設定値信号入力経路ｄ
を遮断し、それまでに制御手段ｃに設定されていた設定
値に基づいて制御を継続する。
例えば第４図（ａ）に示すように、上位制御機器ａに
於いて、設定値信号の異常出力に先んじて異常発生信号
が正常に発せられた場合には、この異常発生信号により
切替スイッチｅが切り替えられて前記設定値信号入力経
路ｄが遮断された後に設定値信号が異常となるので、こ
の異常な設定値信号は制御手段ｃに入力されず、従って
この制御手段ｃは、それまでに設定されていた設定値に
基づいて正常に制御を継続することができる。
於いて、設定値信号の異常出力に先んじて異常発生信号
が正常に発せられた場合には、この異常発生信号により
切替スイッチｅが切り替えられて前記設定値信号入力経
路ｄが遮断された後に設定値信号が異常となるので、こ
の異常な設定値信号は制御手段ｃに入力されず、従って
この制御手段ｃは、それまでに設定されていた設定値に
基づいて正常に制御を継続することができる。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら第４図（ｂ）に示すように異常な設定値
信号と異常発生信号が同時に発せられたり、または異常
発生信号が発せられた後、短時間の間に異常な設定値信
号が発せられてしまうと、前述した設定値信号入力経路
ｄの遮断が間に合わなくなり、従って異常な設定値信号
が制御手段ｃに入力されてしまうので、制御ループｇの
暴走、そしてこの制御ループを構成要素とするプロセス
等の暴走を招く危険性がある。尚、図中ｈは調節計、ｉ
は流量センサ、ｊは流量調節弁である。
信号と異常発生信号が同時に発せられたり、または異常
発生信号が発せられた後、短時間の間に異常な設定値信
号が発せられてしまうと、前述した設定値信号入力経路
ｄの遮断が間に合わなくなり、従って異常な設定値信号
が制御手段ｃに入力されてしまうので、制御ループｇの
暴走、そしてこの制御ループを構成要素とするプロセス
等の暴走を招く危険性がある。尚、図中ｈは調節計、ｉ
は流量センサ、ｊは流量調節弁である。
本発明はかかる課題を解決することを目的とするもの
である。
である。
（課題を解決するための手段） 前述した課題を解決するための手段を実施例を表した
第１図を参照して説明すると、本発明の制御機構は、調
節計１において、上位制御機器２からの設定値信号の入
力部３から制御手段４に至る設定値信号入力経路５に切
替スイッチ６を設け、該切替スイッチ６を切替指令手段
７により切り替える構成とすると共に、前記設定値信号
入力経路３の、前記切替スイッチ６よりも上位制御機器
２側に信号遅延手段８を設け、前記切替指令手段７は、
前記信号遅延手段８よりも上位制御機器２側に於いて設
定値信号の異常を検出する異常検出手段９の異常検出信
号または前記上位制御機器２からの異常発生信号により
動作させて切替スイッチ６により設定値信号入力経路６
を遮断する構成とすると共に、制御手段４は設定値信号
入力経路６が遮断された場合には、それまでに設定され
ていた設定値に基づいて制御を行う構成としたものであ
る。
第１図を参照して説明すると、本発明の制御機構は、調
節計１において、上位制御機器２からの設定値信号の入
力部３から制御手段４に至る設定値信号入力経路５に切
替スイッチ６を設け、該切替スイッチ６を切替指令手段
７により切り替える構成とすると共に、前記設定値信号
入力経路３の、前記切替スイッチ６よりも上位制御機器
２側に信号遅延手段８を設け、前記切替指令手段７は、
前記信号遅延手段８よりも上位制御機器２側に於いて設
定値信号の異常を検出する異常検出手段９の異常検出信
号または前記上位制御機器２からの異常発生信号により
動作させて切替スイッチ６により設定値信号入力経路６
を遮断する構成とすると共に、制御手段４は設定値信号
入力経路６が遮断された場合には、それまでに設定され
ていた設定値に基づいて制御を行う構成としたものであ
る。
（作用及び実施例） 以上の構成に於いて、上位制御機器２に故障や電源異
常等の異常が発生して、これが異常発生信号を発生する
と、この信号により切替指令手段７が切替指令を発して
切替スイッチ６を動作させ設定値信号入力経路５を遮断
する。
常等の異常が発生して、これが異常発生信号を発生する
と、この信号により切替指令手段７が切替指令を発して
切替スイッチ６を動作させ設定値信号入力経路５を遮断
する。
一方、上位制御機器２に於ける前記異常の発生により
異常な設定値信号が出力されると、この異常な設定値信
号は入力部３から設定値信号入力経路５を経て、信号遅
延手段８に入力され、所定時間遅延されて切替スイッチ
６に至る。このように異常な設定値信号は、上位制御機
器２に於いて出力された後、遅延されて所定時間経過後
に切替スイッチ６に至るので、例えば第２図（ａ）に示
すように、異常発生信号と設定値の異常信号が同時に発
せられた場合にも、遅延による所定時間の間に切替スイ
ッチ６を動作させて設定値信号入力経路５を確実に遮断
することができ、従って異常な設定値信号が制御手段４
に入力されてしまうことを確実に防止することができ
る。
異常な設定値信号が出力されると、この異常な設定値信
号は入力部３から設定値信号入力経路５を経て、信号遅
延手段８に入力され、所定時間遅延されて切替スイッチ
６に至る。このように異常な設定値信号は、上位制御機
器２に於いて出力された後、遅延されて所定時間経過後
に切替スイッチ６に至るので、例えば第２図（ａ）に示
すように、異常発生信号と設定値の異常信号が同時に発
せられた場合にも、遅延による所定時間の間に切替スイ
ッチ６を動作させて設定値信号入力経路５を確実に遮断
することができ、従って異常な設定値信号が制御手段４
に入力されてしまうことを確実に防止することができ
る。
次に、設定値信号に関する上位制御機器２内信号結線
または、ここから前記入力部３に至る設定値信号の信号
結線等に異常が発生する等により、例えば第２図（ｂ）
に示すように、異常発生信号が発せられないので、設定
値信号が急変する等の異常な設定値信号が生じると、こ
の異常な設定値信号は前述したように信号遅延手段８に
入力されると同時に異常検出手段９にも入力され、この
異常検出手段９が異常検出信号を発する。そしてこの異
常検出信号により切替指令手段７が切替指令を発して切
替スイッチ６を動作させ設定値信号入力経路５を遮断す
る。前述と同様に、異常検出信号による設定値信号入力
経路５の遮断は、前述した信号遅延手段８による所定の
遅延時間内に行うことができ、従って上位制御機器２の
異常発生信号を伴わない異常な設定値信号が制御手段４
に入力されてしまうことも確実に防止することができ
る。
または、ここから前記入力部３に至る設定値信号の信号
結線等に異常が発生する等により、例えば第２図（ｂ）
に示すように、異常発生信号が発せられないので、設定
値信号が急変する等の異常な設定値信号が生じると、こ
の異常な設定値信号は前述したように信号遅延手段８に
入力されると同時に異常検出手段９にも入力され、この
異常検出手段９が異常検出信号を発する。そしてこの異
常検出信号により切替指令手段７が切替指令を発して切
替スイッチ６を動作させ設定値信号入力経路５を遮断す
る。前述と同様に、異常検出信号による設定値信号入力
経路５の遮断は、前述した信号遅延手段８による所定の
遅延時間内に行うことができ、従って上位制御機器２の
異常発生信号を伴わない異常な設定値信号が制御手段４
に入力されてしまうことも確実に防止することができ
る。
前述の信号遅延手段８は適宜の素子を用いた遅延回路
により容易に構成することができ、また異常検出手段９
は、微分回路を利用して信号の急変を検出する等して容
易に構成することができる。また、上位制御機器２に於
ける異常発生検出手段も、周知のウォッチドッグタイマ
等を利用した構成等で適宜に構成することができる。
尚、図に於いて、符号10は流量センサ、10は流量調節
弁、12は流体流路である。
により容易に構成することができ、また異常検出手段９
は、微分回路を利用して信号の急変を検出する等して容
易に構成することができる。また、上位制御機器２に於
ける異常発生検出手段も、周知のウォッチドッグタイマ
等を利用した構成等で適宜に構成することができる。
尚、図に於いて、符号10は流量センサ、10は流量調節
弁、12は流体流路である。
（発明の効果） 本発明は以上の通り、調節計に於いて、上位制御機器
からの設定値信号の入力部から制御手段に至る設定値信
号入力経路の、切替スイッチよりも上位制御機器側に信
号遅延手段を設けたので、該上位制御機器の異常発生信
号と、設定値の異常信号が同時に発せられた場合にも、
設定値信号の遅延による所定時間の間に霧替スイッチを
動作させて設定値信号入力経路を確実に遮断することが
でき、従って異常な設定値信号が制御手段に入力されて
しまうことを確実に防止することができ、従って上位制
御機器の異常発生時には、制御手段にそれまでに設定さ
れていた設定値に基づいて正常に制御を継続することが
できるという効果がある。また本発明は、前記切替スイ
ッチの切替指令手段を、前記信号遅延信号よりも上位制
御機器側に於いて設定値信号の異常を検出する異常検出
手段の異常検出信号により動作させて前記切替スイツチ
により設定値信号入力経路を遮断する構成としたので、
上位制御機器から異常発生信号が発せられないで、設定
値信号が急変する等の異常が発生した場合にも、かかる
異常な設定値信号が制御手段に入力されてしまうことを
確実に防止することができ、前述と同様にそれまでに設
定されていた設定値に基づいて正常な制御を継続するこ
とができるという効果がある。
からの設定値信号の入力部から制御手段に至る設定値信
号入力経路の、切替スイッチよりも上位制御機器側に信
号遅延手段を設けたので、該上位制御機器の異常発生信
号と、設定値の異常信号が同時に発せられた場合にも、
設定値信号の遅延による所定時間の間に霧替スイッチを
動作させて設定値信号入力経路を確実に遮断することが
でき、従って異常な設定値信号が制御手段に入力されて
しまうことを確実に防止することができ、従って上位制
御機器の異常発生時には、制御手段にそれまでに設定さ
れていた設定値に基づいて正常に制御を継続することが
できるという効果がある。また本発明は、前記切替スイ
ッチの切替指令手段を、前記信号遅延信号よりも上位制
御機器側に於いて設定値信号の異常を検出する異常検出
手段の異常検出信号により動作させて前記切替スイツチ
により設定値信号入力経路を遮断する構成としたので、
上位制御機器から異常発生信号が発せられないで、設定
値信号が急変する等の異常が発生した場合にも、かかる
異常な設定値信号が制御手段に入力されてしまうことを
確実に防止することができ、前述と同様にそれまでに設
定されていた設定値に基づいて正常な制御を継続するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の実施例に対応する系統説明図、第２図
（ａ）、（ｂ）は本発明の動作を表わしたタイムチャー
ト、第３図は従来例に対応する系統説明図、第４図
（ａ）、（ｂ）は従来例の動作を表わしたタイムチャー
トである。 符号１……調節計、２……上位制御機器、３……入力
部、４……制御手段、５……設定値信号入力経路、６…
…切替スイッチ、７……切替指令手段、８……信号遅延
手段、９……異常検出手段、10……流量センサ、11……
流量調節弁、12……流体流路。
（ａ）、（ｂ）は本発明の動作を表わしたタイムチャー
ト、第３図は従来例に対応する系統説明図、第４図
（ａ）、（ｂ）は従来例の動作を表わしたタイムチャー
トである。 符号１……調節計、２……上位制御機器、３……入力
部、４……制御手段、５……設定値信号入力経路、６…
…切替スイッチ、７……切替指令手段、８……信号遅延
手段、９……異常検出手段、10……流量センサ、11……
流量調節弁、12……流体流路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−81501（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−42204（ＪＰ，Ａ) 特開 昭50−45185（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−113202（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−26901（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−34601（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−16302（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】調節計において、上位制御機器からの設定
値信号の入力部から制御手段に至る設定値信号入力経路
に切替スイッチを設け、該切替スイッチを切替指令手段
により切り替える構成とすると共に、前記設定値信号入
力経路の、前記切替スイッチよりも上位制御機器側に信
号遅延手段を設け、前記切替指令手段は、前記信号遅延
手段よりも上位制御機器側に於いて設定値信号の異常を
検出する異常検出手段の異常検出信号または前記上位制
御機器からの異常発生信号により動作させて切替スイッ
チにより設定値信号入力経路を遮断する構成とすると共
に、制御手段は設定値信号入力経路が遮断された場合に
は、それまでに設定されていた設定値に基づいて制御を
行う構成としたことを特徴とする調節計の制御機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1200794A JP2625549B2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 調節計の制御機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1200794A JP2625549B2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 調節計の制御機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0363801A JPH0363801A (ja) | 1991-03-19 |
| JP2625549B2 true JP2625549B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=16430300
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1200794A Expired - Fee Related JP2625549B2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 調節計の制御機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2625549B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4684917B2 (ja) * | 2006-02-28 | 2011-05-18 | 富士通テン株式会社 | 電子制御装置 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5415996B2 (ja) * | 1973-08-27 | 1979-06-19 | ||
| JPS6034601U (ja) * | 1983-08-09 | 1985-03-09 | 横河電機株式会社 | 成分制御装置 |
| JPS6242204A (ja) * | 1985-08-20 | 1987-02-24 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | プラント異常検出装置 |
| JPH074642Y2 (ja) * | 1986-07-15 | 1995-02-01 | 東京電子工業株式会社 | アナログ量異常検出装置 |
| JPS6381501A (ja) * | 1986-09-25 | 1988-04-12 | Shimadzu Corp | デジタル制御演算装置 |
-
1989
- 1989-08-02 JP JP1200794A patent/JP2625549B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0363801A (ja) | 1991-03-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |