JPH0356757Y2 - - Google Patents

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JPH0356757Y2
JPH0356757Y2 JP1986082778U JP8277886U JPH0356757Y2 JP H0356757 Y2 JPH0356757 Y2 JP H0356757Y2 JP 1986082778 U JP1986082778 U JP 1986082778U JP 8277886 U JP8277886 U JP 8277886U JP H0356757 Y2 JPH0356757 Y2 JP H0356757Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、例えば灯油を用いたフアンヒータ、
ストーブなどの暖房装置に利用して好適な燃焼制
御装置に関する。
(従来の技術) 近年、灯油等の液体燃料を気化器により気化さ
せ、これにバーナなどの点火器で点火を行ない燃
焼させて発熱させることにより温風を吹出すよう
にした暖房装置が広く利用されている。
第5図は従来のこの種の暖房装置に利用される
燃焼制御装置の回路構成図である。燃焼制御全体
を司るマイクロコンピユータ(以下マイコンと略
称する)1には運転時にON動作する運転スイツ
チ2と、後述する点火器6の近傍の温度を検知す
る温度検知素子に連動して高温検知時にON動作
するサーモスイツチ3と、第1〜第3のリレーR
1,R2,R3とが接続されており、運転スイツ
チ2およびサーモスイツチ3のON/OFF状態に
基いて各リレーR1〜R3に連動するリレースイ
ツチr1,r2,r3の切換制御を行ない、これ
により燃焼モータ4、電磁ポンプ5、点火器6お
よび対流モータ7の駆動制御を行なうようにした
処理プログラムが組込まれている。
しかして、第6図中時点t1において運転スイ
ツチ2が投入されるとリレースイツチr1,r2
がONし、燃焼モータ4、電磁ポンプ5、点火器
6が起動して気化された燃料に点火が行なわれ
る。その後、燃焼が始まり、時点t2にてサーモ
スイツチ3がONすると、リレースイツチr3が
対流モータ7側へ切換わつて温風の吹出しが行な
われ、暖房運転が開始される。
ところで、燃焼中に一旦消火してすぐに再点火
を行なうと、気化器内に霧化した燃料が多量に存
在しているため、爆発着火等が発生するおそれが
あつた。このため、消火後数分間は排気を行な
い、霧化した燃料を処分する必要があつた。そこ
で、従来はサーモスイツチ3の遅延時間を利用
し、この排気時間を確保していた。すなわち、第
6図中時点t3にて運転スイツチを一旦OFFと
し、時点t4にて再投入しても、サーモスイツチ
3のON動作中はリレースイツチr2はOFF、リ
レースイツチr3は対流モータ7側となつてお
り、電磁ポンプ5、点火器6は起動しない。その
後、点火器6の近傍の温度が下がりサーモスイツ
チ3がOFFとなつた時点t5でリレースイツチ
r2がONとなり、リレースイツチr3が点火器
6側に切換わつて再点火される。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、サーモスイツチ3の遅延時間は通常
十数分に及ぶため、運転スイツチを一旦OFFし
てしまうと、すぐに再投入しても十数分間は点火
しなかつた。これに対し、点火器6の近傍の温度
が高く霧化された燃料が多量に存在していたとし
ても、排気に要する時間は数分程度で充分であ
る。つまり、従来は不必要な排気時間が取られて
おり、この間に室内等の温度が下がつてしまい利
用者に不快感を与える上、再度十分な暖房運転を
行なわなければならず、効率の悪いものとなつて
いた。
そこで本考案は、運転スイツチの再投入による
点火を排気に十分でかつ室内等の温度低下が少な
い時間を経過後に行うことができ、安全でしかも
利用者に不快感を与えることがなく効率のよい暖
房運転ができる燃焼制御装置を提供することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記問題点を解決し目的を達成する
ために、運転スイツチ投入時に点火器近傍の温度
を検知する温度検知素子により検知された温度の
高低に基いて点火時の排気時間の長短を設定し、
この設定された排気時間経過後に前記点火器によ
る点火を可能とするようにしたものである。
(作用) このような手段を講じたことにより、運転スイ
ツチ投入時に点火器近傍の温度状態に応じて最適
な排気時間が設定される。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例の回路構成図であ
る。なお、第5図と同一部分には同一符号を付
し、詳しい説明は省略する。第1図において、1
0は本実施例における燃焼制御装置の燃焼制御全
体を司るマイコンであつて、従来同様の運転スイ
ツチ2と、サーモスイツチ3と、第1〜第3のリ
レーR1,R2,R3との他に、新たに第4のリ
レーR4と発振器11とが接続されている。そし
て、運転スイツチ2およびサーモスイツチ3の
ON/OFF状態と、上記発振器11からの発振信
号に応じて計数するタイマ機能とに基いて各リレ
ーR1〜R4に連動するリレースイツチr1,r
2,r3,r4の切換制御を行ない、これにより
燃焼モータ4、電磁ポンプ5、点火器6、対流モ
ータ7の駆動制御を行なうようにした処理プログ
ラムが組込まれている。
具体的には、第2図に示す如く、サーモスイツ
チ3がOFF時に運転スイツチ2がON動作すると
(第2図中時点t1)、タイマ機能により10秒間の
排気時間が確保され、10秒後にリレースイツチr
2,r4がONして電磁ポンプ5と点火器6が起
動し、点火が行なわれる。また、サーモスイツチ
3がON時に運転スイツチ2がON動作すると
(第2図中時点t2)、タイマ機能により3分間の
排気時間が確保され、3分後にリレースイツチr
2、r4がONして電磁ポンプ5と点火器6が起
動し、点火が行なわれる。
以下、上述したマイコン10の制御動作につい
て第3図および第4図の流れ図を参照しながら説
明する。マイコン10は、第3図に示す如く、先
ずステツプ1として運転スイツチ2とサーモスイ
ツチ3とのON/OFF状態を入力データとして読
取る。次いで、ステツプ2として所定のフラグ領
域に排気フラグがセツトされているか否かを判断
する。なお、この排気フラグは運転スイツチ2を
入力した際の排気時間が終了した時点でセツトさ
れるものである。ここで、排気フラグがセツトさ
れていない場合には、ステツプ3としてサーモス
イツチ3のON/OFF状態を判定する。そして、
サーモスイツチ3がONの場合は、ステツプ4と
して3分タイマフラグをセツトして3分タイマを
起動させ、ステツプ5として排気時間である3分
を経過したならば、ステツプ6として3分タイマ
フラグをリセツトしかつ排気フラグをセツトす
る。
一方、サーモスイツチ3がOFFの場合は、ス
テツプ7として10秒タイマフラグをセツトして10
秒タイマを起動させ、ステツプ8として排気時間
である10秒を経過したならば、ステツプ6として
10秒タイマフラグをリセツトしかつ排気フラグを
セツトする。その後、ステツプ9として電磁ポン
プ5、点火器6を起動させるために第2、第4の
リレーR2,R4を励磁するものとなつている。
また、マイコン10におけるタイマ機能は第4
図に示す割込み処理により行なわれる。なお、こ
の割込みタイミングは発振器11から1秒毎に出
力される発振信号によつて制御される。すなわ
ち、割込み処理に移行した場合、先ずステツプ11
として3分タイマフラグがセツトされているか否
かを判断し、セツトされている場合には3分タイ
マを1秒増加させる。また、同時にステツプ12と
して10秒タイマフラグがセツトされているか否か
を判断し、セツトされている場合には10秒タイマ
を1秒増加させる。以下、この処理を1秒毎に繰
返すことにより、3分タイマあるいは10秒タイマ
における3分または10秒の計数が可能となる。
このように、本実施例においては、運転スイツ
チ2を投入した際に、点火器6の近傍の温度が低
温でサーモスイツチ3がOFF状態の場合、10秒
経過後に電磁ポンプ5および点火器6が起動し、
気化された燃料に点火が行なわれる。このとき、
霧化した燃料は少量であり、排気をほとんど行な
わなくとも爆発着火は起り得ないので、安全にか
つ短時間で暖房運転が開始される。
また、例えば燃焼中に一旦運転スイツチ2を
OFFとし、すぐに再投入した場合、点火器6の
近傍の温度は高温となつており、サーモスイツチ
3はON状態となつているので、3分経過後に電
磁ポンプ5および点火器6が起動して再点火が行
なわれる。この場合、霧化した燃料が多量に存在
しており、すぐに点火すると爆発着火の危険があ
るので、この燃料を排気するのに十分な排気時間
(3分)が確保される。一方、この排気時間の間
では室内等が冷えてしまうことはないので、利用
者に不快感を与えるおそれなく、かつ効率の低下
を招くおそれもない。
したがつて、本実施例を用いて燃焼装置の制御
を行なうことにより、安全でかつ短時間で燃焼運
転に移行できる上、高効率で大変経済的な燃焼装
置を得ることができる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるもので
はない。例えば、前記実施例では10秒タイマと3
分タイマとを用いた場合を示したが、この時間は
限定されるものではなく、短時間でかつ安全性が
確保される時間(数秒または数分)であるならば
よい。このほか、本考案の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能であるのは勿論である。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案によれば、運転ス
イツチ投入時に点火器近傍の温度を検知する温度
検知素子により検知された温度の高低に基いて点
火時の排気時間の長短を設定し、この設定された
排気時間経過後に前記点火器による点火を可能と
するようにしたので、運転スイツチの再投入によ
る点火を排気に十分でかつ室内等の温度低下が少
ない時間を経過後に行うことができ、安全でしか
も利用者に不快感を与えることがなく効率のよい
暖房運転ができる燃焼制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示す
図であつて、第1図は回路構成を示す系統図、第
2図は各スイツチの状態を表わすタイムチヤート
を示す図、第3図および第4図はマイコンの制御
動作を説明するための流れ図、第5図および第6
図は従来例を示す図であつて、第5図は回路構成
を示す系統図、第6図は各スイツチの状態を表わ
すタイムチヤートを示す図である。 1,10……マイコン、2……運転スイツチ、
3……サーモスイツチ、4……燃焼モータ、5…
…電磁ポンプ、6……点火器、7……対流モー
タ、11……発振器、R1〜R4……リレー、r
1〜r4……リレースイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 点火器により燃料に点火を行ない上記燃料を燃
    焼させる燃焼装置において、運転時にオン動作す
    る運転スイツチと、前記点火器近傍の温度を検知
    する温度検知素子と、この温度検知素子により検
    知される温度が低いときに前記運転スイツチがオ
    ン動作すると点火時における排気時間を短時間に
    設定する第1の排気時間設定手段と、前記温度検
    知素子により検知される温度が高いときに前記運
    転スイツチがオン動作すると点火時における排気
    時間を前記第1の排気時間設定手段により設定さ
    れる時間より長い排気に十分な時間でかつ前記温
    度検知素子による高温検知状態が維持される時間
    に設定する第2の排気時間設定手段と、前記第1
    または第2の排気時間設定手段により設定された
    排気時間経過後に前記点火器による点火を可能に
    する点火制御手段とを具備したことを特徴とする
    燃焼制御装置。
JP1986082778U 1986-05-31 1986-05-31 Expired JPH0356757Y2 (ja)

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JPS62198352U JPS62198352U (ja) 1987-12-17
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JPS60122652U (ja) * 1984-01-30 1985-08-19 株式会社ノーリツ 給湯器等の燃焼制御装置

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