JPH0356740A - 自動二輪車の振動低減装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、自動二輪車の娠動低減装置に関する。

（従来の技術） 自動二輪車は、フレームにエンジンを搭載し、エンジン
で後輪を駆動して走行する。エンジンは、回転によって
振動を発生する。エンジンに振動をバランスさせるバラ
ンサーを付けて回転させたり、エンジンをフレームに搭
載するのに弾性プッシュを用いて取付けるなど、振動が
フレームに伝ゝわらないような努力が行われている。又
、エンジンの振動は、回転数によって、発生ずる振動の
周波帯が光る。そして、ハンドルやフレームなどの固有
振動帯と一致する回転域では、』（振を起して振動が拡
大する不都合がある。特にライダーが手で握るハンドル
については、ハンドルの場介は、常に両端が最大変位に
なるので、両端にウェイトを取付けて、ハンドルの固有
振動数を変更し、エンジンの振動に共振しないようにし
て、振動の低減を図っている。

（発明が解決しようとする３題） しかしながら、ハンドルのように常に両端が最大変位に
なることが判っている場合には女１応が可能であるが、
フレームの場合は、振動のモードが複雑で多数であるた
めに、ウエート位置が決定てきない。又、エンジンの場
合は、エンジン重心がクランク軸と一致しておらず、エ
ンジンの剛体運動によって、フレームのマウント部分に
並進と回転の合戊加速度が生じる。このため、重心位置
をどこに選ぶかも困難である。

この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、フレー
ム又はエンジンに、ウェイトを移動可能に取付け、エン
ジンの回転数に応じてウェイトを移動させて振動を低減
できる自動二輪車の振動低減装置を得ることを目的とす
る。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、この発明の自動二輪車の振
動低減装置は、自動二輪車のフレーム又はエンジンケー
スにウェイトを摺動自在に取付け、該ウェイトをバネで
一方に付勢すると共に、油圧又は電磁石などによって、
エンジンの回転数に応動させてウェイトをバネに抗して
他の側に摺動させて移動させるようにしたことにある。

（作　用） 上記の構戒においてフレーム又はエンジンケ−スは、ウ
ェイトの位置を二通りにすることによって、各々固有振
動数を変えることができ、エンジン回転数に関連して、
二通りの振動発生量を得る。

この二通りの振動発生量をエンジン回転数によって、ウ
ェイトを移動させることにより、振動発生量が少い側だ
けを選択することができて、振動の低減ができる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面によって説明する。

第１図及び第２図は、本発明の一実施例を示すものであ
る。ライダーが振動を感じ易いシ一ト１の下側のフレー
ム２の後パイブ３内に、ウェイト４を摺動自在に挿入す
る。ウェイト４は、バネ５で前下方に付勢してある。下
側のストッパー板６には、油圧を注入する消口７が設け
てあり、開閉バルプ８が連結してある。開閉ハルプ８に
は、エンジンのオイルボンブの浦圧が一部加えられるよ
うにしてある。開閉バルブ８は、エンジン回転検出器９
で、エンジン回転が所定以上で、コン１・ローラー１０
を介して、開閉バルブ８を開くようにしてある。開閉バ
ルブ８を開くと、後バイブ３内に油圧が注入され、ウェ
イト４は、バネらに抗して、後上側に移動する。

第３図乃至第６図は、振動測定グラフである。

第３図はウェイト４を取付けない場合である。ウェイト
４を取付けて、ウェイト４が前側にあるときは、振動が
第４図のように変化する。更に、ウェイト４を後側にす
ると、振動が第５図のように変化する。第４図と第５図
を比較すると、３７０ＨＺ付近で振動の大きさが逆転す
る。従って、３７０ＨＺに達するまでウェイト４を前側
に置き３７０ＨＺ以上でウェイト４を後側に移すと、第
６図に示すように全体に振動を少くしたものにできる。

第７図は本発明の他の実施例を示すものであるエンジン
ケース１１は、フレーム２に、複数のマウント部１２で
取付ける。エンジンケース１１の上面に筒体１３を取付
け、筒体１３の内側にウェイト４を摺動自在に神人し、
バネ５でウェイト４を前側に付勢する。筒体１３の後側
には電磁石１４を取付ける。電磁石１４は、回転検知器
９で、エンジン回転が所定以上になると、コントローラ
ー１０によって通電し、ウェイト４をバネ５に抗して後
側に引付けて移動させる。これによって、エンジンケー
ス１１の重心がＧ　からＧ２に変化ｌ する。

第８図は、ウェイト４による重心がＧ，のときと６２の
ときの振動を、ライダーが足を置くフートレスト１５に
近い後下部のマウント部１２て計ｙｒｐ比たちのである
。Ｇ１と０２では、２００ＨＺ（四気筒エンジンでは６
０００ｒｐｍ）付近で、振動の大きさが逆転する。従っ
て、２００ＨＺに達するまでウェイト４を前に置き、２
００ＨＺ以上で後側にウェイト４を移動させることによ
って、エンジンケース１の後下部のマウント部１２の振
動を第９図に示すようにでき、ライダーが足に感じる振
動を低減できる。

（発明の効果） 以上説明したように、この発明は、上記のように構威し
たので、フレーム又はエンジンケースにウェイトを摺動
自在に取付け、ウェイトを移動させることによって、二
種の振動モードを得ることができる。そして、エンジン
回転数に応じて、ウェイトの位置を選定することによっ
て、振動のモードが低い側だけにすることができて、振
動の低減を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第２図は本発明の一実施例を示し、第１図は
ウェイトの取付け場所を示す側面図、第２図は第１図Ａ
矢印部分の拡大縦断側面図、第３図乃至第６図は振動モ
ードの測定グラフ図、第７図は本発明の他の実施例を示
す側面図、第８図及び第９図は振動モードの測定グラフ
図である。 ２・・・フレーム、４・・・ウェイト、５・・・バネ、
９・・・回転検出器、１１・・・エンジンケース、１４
・・・電磁石。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 自動二輪車のフレーム又はエンジンケースにウェイトを
   摺動自在に取付け、該ウェイトをバネで一方に付勢する
   と共に、油圧又は電磁石などによって、エンジンの回転
   数に応動させてウェイトをバネに抗して他の側に摺動さ
   せて移動させるようにしたことを特徴とする自動二輪車
   の振動低減装置。