JPH0356668Y2 - - Google Patents

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JPH0356668Y2
JPH0356668Y2 JP9174886U JP9174886U JPH0356668Y2 JP H0356668 Y2 JPH0356668 Y2 JP H0356668Y2 JP 9174886 U JP9174886 U JP 9174886U JP 9174886 U JP9174886 U JP 9174886U JP H0356668 Y2 JPH0356668 Y2 JP H0356668Y2
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leaf valve
piston
valve
damping force
leaf
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は二輪車のリヤクツシヨンユニツト等に
使用される油圧緩衝器の減衰力発生装置の改良に
関する。
〔従来の技術〕
二輪車のリヤクツシヨンユニツトにおける発生
減衰力は、通常の比例型バルブでは、ピストン高
速域での減衰力が、低速域に比較して大幅に大き
くなるように設定されている。
ところがリヤクツシヨンユニツトにあつては、
例えば直線コースでの高速走行からの制動時な
ど、制動に伴うフロント側の沈み込みに対するリ
ヤ側の伸び出し時に、ピストン高速域の伸側発生
減衰力が高いと、リヤクツシヨンユニツトの伸び
不足によりタイヤの路面側への追従性が悪くな
り、接地力が低下するという欠点があつた。この
為本出願人は第3図に示すようにピストン高速域
での伸側減衰力を相対的に低下させるようにした
減衰力発生装置を開発した。
これはシリンダ1に摺動自由にピストン2を収
装し、ピストンの上下に油室を画成し、ピストン
のシート部に外周を当設する第1のリーフバルブ
11と、その外側にこれよりも小径でかつ第1の
リーフバルブに形成したオリフイス12を閉じる
第2のリーフバルブ13を設け、さらに第1のリ
ーフバルブに対向してスプリング14を介して閉
側に付勢するメインバルブ15を設けるようにし
たものである。
このようにしたことにより、ピストン2の伸側
行程において、ピストン速度の低速域ではピスト
ン通路を流れる作動油は、第2のリーフバルブ1
3をたわませながらオリフイス12を通過し、第
2のリーフバルブ13のたわみ量に応じて減衰力
を発生し、ピストン速度の中速域では第2のリー
フバルブ13がメインバルブ15に当たりたわみ
が規制されると、発生減衰力はコンスタントオリ
フイスを流れる場合と同じとなり、さらにピスト
ン速度の高速域では、第3図のように第1のリー
フバルブ11がメインバルブ15のスプリング荷
重に打ち勝ちメインバルブ15を押し上げ、メイ
ンバルブ11による減衰力が発生する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の減衰力発生装置に於て
は、第3図に示すように、第1、第2リーフバル
ブ12,13が撓み作動した時、第2のリーフバ
ルブ13は基端のシムで支持されているのみで、
外端は極端に撓む。この為、第2のリーフバルブ
13を支えるシム附近に過度な応力が発生し、第
2のリーフバルブ13が割れたり、変形したりす
る不具合が生じる。
従つて本考案の目的は、上記従来の装置を改良
し、第2のリーフバルブが割れたり、変形するの
を防止した油圧緩衝器の減衰力発生装置を提供す
ることである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案の構成は第
2のリーフバルブに任意の間隔をおいてサポート
を対向して設けたことを特徴とするものである。
〔作用〕
第2のリーフバルブがある位置まで撓むとその
外周部がサポートに支えられ、極端な撓みが規制
される。
〔実施例〕
以下本考案の実施の一例を第1図、第2図にも
とづいて説明する。
第1図において、シリンダ部1に摺動自由に収
装されたピストン2はピストンロツド3にロツク
ナツト4を介して固定される。
ピストン2には圧側作動時に作動油の流れる通
路5と、伸側作動時に作動油の流れる通路6が形
成される。そして圧側作動時に圧側通路5を開い
て所定の減衰力を発生させる圧側バルブ7と、伸
側作動時に伸側通路6を開いて所定の減衰力を発
生させる伸側バルブ8がそれぞれ設けられる。
ここで伸側バルブ8は、ピストンシート部10
に外周部を当接する第1のリーフバルブ11と、
この第1のリーフバルブ11よりも小径であつ
て、第1のリーフバルブ11に設けたオリフイス
12を背面から閉じる第2のリーフバルブ13
と、第1のリーフバルブ11をスプリング14を
介して閉側に付勢するメインバルブ15とから構
成される。
第2のリーフバルブ13に対向してサポート1
9が配設され、第2のリーフバルブ13とサポー
ト19との間にはシム20の厚さに相当する任意
の間隔が形成され、サポート19の基端は下方の
シム21で支持されている。
サポート19は一枚又は複数の剛性のある板で
構成されている。但し、サポート19はその外周
がやゝ下方に撓み可能な材質で成形される。
第1、第2のリーフバルブ11,13及びサポ
ート19は中央部を前記ロツクナツト4によりピ
ストン2に圧着固定される。またメインバルブ1
5はロツクナツト4の外周に摺動自由に配設さ
れ、スプリングガイド16との間に介装したスプ
リング14により、第1のリーフバルブ11をそ
の背面からシート部10に圧接するように押圧す
る。メインバルブ15にはオリフイス17が設け
てあり、前記第1のリーフバルブ11のオリフイ
ス12を通過した作動油が、さらにこのオリフイ
ス17を通るようになつている。
なお、スプリングガイド16はピストンロツド
3を貫通するプツシユロツド18に固定され、プ
ツシユロツド18の位置を外部から調整すること
により、メインバルブ15のスプリング荷重が増
減可能になつている。
以上のように構成され、次にその作用について
説明する。
ピストン2の伸側行程において、ピストン速度
の低速域では、伸側通路6を流れる作動油によ
り、最も弱い第2のリーフバルブ13がたわん
で、第1のリーフバルブ11のオリフイス12か
らメインバルブ15のオリフイス17を通過す
る。この状態においては、いわゆるガーリング型
バルブと同じように、第2のリーフバルブ13の
たわみ量に応じた減衰力が発生する。
ピストン速度の中速域では、第2のリーフバル
ブ13がサポート19に当接する位置まで撓んで
おり、この時減衰力はオリフイス12,17を通
過するときの流路抵抗に相当する。
さらにピストン速度が上昇して高速域になる
と、第2図のように、メインバルブ15のスプリ
ング14に抗して第1のリーフバルブ11がたわ
み始める。前記オリフイス12,17を流れる流
量に比較して第1のリーフバルブ11からの流量
がはるかに大きいため、第1のリーフバルブ11
が開き出してからの発生減衰力は、緩やかに上昇
する特性となる。この状態から、更に撓むとサポ
ート19も撓むが、サポート内で第2のリーフバ
ルブ13が支えられているから、第2のリーフバ
ルブ13の過度な撓みが生じず、第2のリーフバ
ルブ13の割れ、変形が防止される。
上記に於て、ピストン低速域から高速域にかけ
て減衰力の上昇カーブは緩やかであり、このため
相対的にピストン最大速度域での減衰力を低下さ
せることができる。したがつて例えば高速走行か
らの制動時など、フロント側の沈み込みに伴つて
のリヤクツシヨンユニツトの伸び出しをスムーズ
に行わせ、後輪側の接地性を高めることができ
る。
なお、メインバルブ15のスプリング14の初
期荷重をプツシユロツド18を進退して変化させ
ることにより、高速域での発生減衰力を調整する
ことができる。
〔考案の効果〕 以上のように本考案によれば、第2のリーフ
バルブが撓み時にサポートで支えられて撓み量が
規制されるから過度な応力が発生せず、第2のリ
ーフバルブの割れ、変形が防止される。ピスト
ン高速域での伸側減衰力を相対的に低下させるこ
とができ、油圧緩衝器の伸び出し時に、タイヤの
路面側への戻りを良くして接地力を高め、操縦安
定性を向上させられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の断面図、第2図はそ
の作動説明図、第3図は従来の油圧緩衝器の断面
図である。 1……シリンダ部、2……ピストン、3……ピ
ストンロツド、5,6……通路、7……圧側バル
ブ、8……伸側バルブ、10……シート部、11
……第1リーフバルブ、12……オリフイス、1
3……第2リーフバルブ、14……スプリング、
15……メインバルブ、17……オリフイス、1
8……プツシユロツド、19……サポート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ部に摺動自由にピストンを収装し、ピ
    ストンの上下に油室を画成した油圧緩衝器におい
    て、ピストンのシート部に外周を当接する第1の
    リーフバルブと、その外側にこれよりも小径でか
    つ第1のリーフバルブに形成したオリフイスを閉
    じる第2のリーフバルブを設け、さらに第1のリ
    ーフバルブに対向してスプリングを介して閉側に
    付勢するメインバルブを設け、前記第2のリーフ
    バルブに任意の間隔をおいてサポートを対向して
    設けたことを特徴とする油圧緩衝器の減衰力発生
    装置。
JP9174886U 1986-06-16 1986-06-16 Expired JPH0356668Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9174886U JPH0356668Y2 (ja) 1986-06-16 1986-06-16

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JP9174886U JPH0356668Y2 (ja) 1986-06-16 1986-06-16

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Publication Number Publication Date
JPS62202545U JPS62202545U (ja) 1987-12-24
JPH0356668Y2 true JPH0356668Y2 (ja) 1991-12-20

Family

ID=30952821

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JP9174886U Expired JPH0356668Y2 (ja) 1986-06-16 1986-06-16

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JP2899714B2 (ja) * 1990-05-30 1999-06-02 トヨタ自動車 株式会社 緩衝装置

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JPS62202545U (ja) 1987-12-24

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