JPH0356639A - 塗膜密着性に優れた熱延h形鋼 - Google Patents

塗膜密着性に優れた熱延h形鋼

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JPH0356639A
JPH0356639A JP18752689A JP18752689A JPH0356639A JP H0356639 A JPH0356639 A JP H0356639A JP 18752689 A JP18752689 A JP 18752689A JP 18752689 A JP18752689 A JP 18752689A JP H0356639 A JPH0356639 A JP H0356639A
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steel
weight
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Nobuyuki Kondo
信行 近藤
Nobuhisa Tabata
田畑 綽久
Shozaburo Nakano
中野 昭三郎
Takafumi Hashimoto
隆文 橋本
Mikio Kono
幹夫 河野
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の111用分野] 本発明は熱間圧延のままで用いられる建築用H形鋼に関
し、特に塗装密着性に優れたH形鋼に関するものである
. [従来の技術] 般に圧延H形鋼はブレークダウン圧延機、粗ユニバーサ
ル圧延機、エッジャー圧延機及び仕上ユニバーサル圧延
機によって所定形状に圧延され、冷却床で自然冷却後、
ローラ矯正磯又はプレス矯正機で矯正される。
その後、最終構造物に使用される過程において、穴あけ
、溶接及び塗装等の加工を受ける。塗装して使用する場
合、ゴバン目テストや塩水噴霧テストにより耐食性、耐
久性を評価している。
しかし、従来の圧iH形鋼では、スケール面上に塗装し
て使用する場合、ゴバン目テストや塩水噴霧テストによ
る評価が低く、塗装して実際に建物に使用されると美観
上に問題があった。
これは従来の圧延H形鋼は、スケールと地鉄界面にファ
イヤライト層が生成し、執間でのスケールの剥離を不利
にし、そのため、熱間圧延後のH形鋼の表面スケールは
厚さが厚くなる。そのうえ、常温におけるスケールの剥
離性を容易にするファイヤライト、FeS等の界面物質
を残存したままであり、スケールの地鉄への密着性が弱
いためである. [発明が解決しようとする課B] 本発明は、上記の問題点を解消し、塗膜密着性に優れた
H形鋼を提供することを目的とする。
[課題を解決す゛るための手段] 前記問題点を解決するため鋭意研究し、特定成分系の鋼
を用いて熱間圧延し、スケール厚さ及び表面粗度を適正
な範囲に調整したH系鋼が、スケール面上に塗装した塗
膜の密着性に優れていることを見出し本発明を構成した
.すなわち、本発明は、素材として、 C:0.05〜0.20重量%、 Si:0.05重量%以下、 Mn:0.20 〜1.50重量%、 S:0.015重量%以下、 ,l!:0.005〜0. 0 6 0重量%を含有し
、あるいはさらに C r : 0.0 5〜1.O O重量%を含有し、
残部がFe及び不可避的不純物よりなる鋼を用いて熱間
圧延し、冷却後のスケール厚さが20μm以下で表面粗
度(Rz)がlO〜40μmであることを特徴とする塗
膜密着性の優れたH形鋼である。
【作用1 次に、本発明の限定理由について説明する。
Cは強度を確保するために添加するが、41〜5 2 
k g f / m一程度の強度を得るために0.05
重量%以上を必要とするが、多量に添加すると冫d接性
を劣化させるので0.20重量%を上限とする。
Siは脱酸及び強度付与のために有苅な元素であるが、
加熱中にスケールと地鉄の界面にファイヤライトを生じ
るため、熱間圧延中あるいは熱間でのデスケーリングに
よるスケールの剥離性を劣化させ、また、冷却後はかえ
って剥離性を大きくする元素なので,0.05重量%以
下にする必要がある。
Mnは強度,靭性を付与するのに必要な元素であり、か
つ、硫化物MnSを形成し、Pチ間でFeS+Mn−+
MnS+Fe の反応を進行させることにより、鋼材の表面及び鋼中で
のFeSの生成量と残存量を減少させる。
そのためには0.20重量%以上を必要とするが、1.
50重量%以上では溶接性及び機械加工性を低下させる
ので1.50%を上限とする。
Sはスケールと地鉄の界面にFeSを形成し、熱間のス
ケール成長を肋長じて、スケール量を増加させることに
よりスケールの密着性を劣化させるので0.015重量
%以下とする。
Alは脱酸剤として有効な元素であり、Si量を制限し
た本発明鋼の場合、表面欠陥および内部欠陥を防止する
ために必要な元素であり、そのために0.005〜0.
 0 6 0重量%とする。
Crはスケールの生長抑制に有効な元素であり、また、
スケールと地鉄の界面にCr酸化物として存在すること
によってスケールの密着性を向上させる。そのために0
、05重量%以上を必要とするが、多量に添加すると製
造コストが高くなり経済性を失うので、1.00重量%
を上限として必要に応じて添加する。
スケール厚さと表面粗度は良好なスケール密着性と塗装
後の耐食性を得るために適正範囲がある。スケール厚さ
が厚くなると、塑性変形能が低下するため冷却後の矯正
工程においてクラックが入りやすく、剥離や脱落を生じ
る。また、塗装工程における化成処理において皮膜生成
量が不足し、塗装後の耐食性の低下をもたらす。このた
めスケール厚さは20um以下にする必要がある。
スケール厚さ制御は圧延バス間及び仕上圧延前のデスケ
ーリング回数及びデスケーリング水圧の調節により行う
ことができる。
表面粗度はスケールの密着性と強い相関関係がある。密
着性は表面粗度(Rz)が大きくなるにつれて上昇し、
ゴバン目デストで100/100を得るにはRzがlO
μm以上であることが必要である。塗装して使用する場
合、Rzが40umを越えると塗膜を通しての錆発生が
多くなる。この表面相度は,ユニバーサル圧延機のロー
ル粗度の調整により得ることができる。
したがって、スケールの密着性を確保し、塗装後の耐食
性を発揮させるために、スケール厚さ20μm以下でR
zを10〜40μmの範囲にする必要がある。
〔実廊例j 以下に、本発明の実施例について説明する。
第1表に供試材の化学成分を示す。供試材A、B.C.
Dは本発明鋼、E,Fは従来鋼である。
各供試材を用いて、200xl50x3.2x4. 5
 m mのH形鋼にデスケーリング条件及びロール表面
粗度を調整して熱間圧延し、その後放冷した。各供試材
製品のフランジより抹取した試験片に化成処理一カチオ
ン電着塗装を行い、塗膜の密着性を評価した。その結果
を第2表に示す。
本発明の鋼を用いて、スケール厚さ及び表面粗宴(RZ
)を本発明の範囲にすることにより(Ni11〜6)、
塗膜密着性に優れたH形鋼を得ること)Sできることが
わかる。
[発明の効果] 以上のように、本発明法によれば、スケール面上に塗装
した塗膜の密着性が優れた経済的なH形鋼を得ることが
でき、これを建築用に広く適用することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 C:0.05〜0.20重量% Si:0.05重量%以下、 Mn:0.20〜1.50重量%、 S:0.015重量%以下、 Al:0.005〜0.060重量% を含有し、残部がFe及び不可避的不純物よりなり、熱
    間圧延冷却後のスケール厚さが 20μm以下、表面粗度(Rz)が10〜 40μmであることを特徴とする塗膜密着性に優れた熱
    延H形鋼。 2 上記鋼成分にさらに、 Cr:0.05〜1.00重量% を含有したことを特徴とする請求項1記載の塗膜密着性
    に優れた熱延H形鋼。
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