JPH0356582Y2 - - Google Patents

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JPH0356582Y2
JPH0356582Y2 JP16336086U JP16336086U JPH0356582Y2 JP H0356582 Y2 JPH0356582 Y2 JP H0356582Y2 JP 16336086 U JP16336086 U JP 16336086U JP 16336086 U JP16336086 U JP 16336086U JP H0356582 Y2 JPH0356582 Y2 JP H0356582Y2
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、家屋の屋根の軒先等に用いられる面
戸に関する。
(従来の技術) 従来の面戸としては、例えば、実開昭58−
47632号公報等に記載されているようなものが知
られている。
この従来の面戸は、フラツトな板の前端部上面
に弾性体からなる立ち上り片が長手方向に間隙を
介して複数立設されている面戸本体と、該面戸本
体の前端から下向きに延設された雨水ガイド板
と、を備え、前記雨水ガイド片が野地板の前方位
置に配置された状態で前記面戸本体が野地板の端
部上面に配設されて釘等で固定され、軒先瓦をこ
の面戸本体の上にセツトすることにより各立ち上
り片が軒先瓦に押されて前傾し、軒先瓦の下面形
状に自在に追随してその高さを変えるものであ
る。従つて、どのような形状の軒先瓦にも対応す
ることができるものであつた。
尚、面戸本体の後方位置には、予め木桟が固定
されており、葺き重ねによる本体瓦の傾斜にあわ
せて軒先瓦の前部を支持している。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の面戸にあつて
は、瓦への対応性及び通気性、鳥害防止等につい
ては優れているものの、立ち上り片が面戸本体の
前端部に立設されており、しかも、面戸本体は野
地板の端部上面に固定されているため、第8図に
示すように、立ち上り片01は、野地板02より
も前方に突出した部分で軒先瓦03から押さえら
れることになり、軒先瓦03の重量で立ち上り片
01が下がつて面戸本体04の後端側がたとえ釘
打ち固定していても野地板02から離れて浮き上
つてしまう恐れがあつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述のような問題点を解決すること
を目的としてなされたもので、この目的達成のた
めに、本考案では、長尺に形成されており、上面
に屈曲可能な立ち上り片が長手方向に間隙を介し
て複数立設され、野地板上面に配設される面戸本
体と、該面戸本体の前端から下向きに延設され、
野地板前方位置に配設される雨水ガイド板と、を
備えている面戸において、前期面戸本体が、前方
に向けて上向きに傾斜傾斜部と該傾斜部の前端か
ら下方に屈曲された屈曲片とを有し、前記立ち上
り片が、前記傾斜部より後側に配設されて面戸本
体と一体形成されている面戸とした。
(作用) 本考案の面戸では、面戸本体が上方に前傾する
傾斜部と該傾斜部の前端から下方に屈曲された屈
曲片とを有しているために、この傾斜部と屈曲部
によつて軒先瓦の前部を軒先瓦が所定量傾斜する
状態で支持することができる。いわゆる広小舞の
機能を有している。
また、立ち上り片は傾斜部より後側に配設され
ているために、野地板上で瓦に押えられることに
なり、瓦の重量で面戸本体が部分的に野地板から
離れて浮き上るのが防止される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
尚、この実施例を述べるにあたつて、屋根の軒
先に用いられる軒先面戸を例にとつて説明する。
まず、第1図〜第5図に示す第1実施例につい
てその構成を説明する。
第1実施例の軒先面戸Aは、第1図に示すよう
に、面戸本体10と雨水ガイド板20とを主要な
構成要素とした長尺状のもので、この面戸本体1
0と雨水ガイド板20とは一枚の金属板を折り曲
げ加工して一体に形成されている。
面戸本体10は、前方に向けて上向き傾斜する
傾斜部11と該傾斜部11の前端から下方に屈曲
された屈曲片12と、該屈曲片12の下端から前
方に屈曲された固定部13と、前記傾斜部11の
後端から上方に立設された複数の立ち上り片14
と、で構成され、野地板1の上面に配設される。
前記立ち上り片14は、軒先瓦Bの下面と野地
板1の上面との空〓を通気可能な状態で閉鎖する
もので、根元から屈曲可能で、面戸本体10の長
手方向全長に亘つて間隙Gを介して櫛歯状に設け
られている。
尚、この立ち上り片14は、下端部が全て連続
するように傾斜部11上面よりやや上方位置から
切込まれている。
前記固定部13は、野地板1の端部上面に固定
されるもので、ほぼ等間隔で釘穴15が開口され
ている。
雨水ガイド板20は、前記面戸本体10の前端
から下向きに延設され、野地板1の前方位置に配
設されて軒先瓦Bから軒樋Cの内部に雨水をガイ
ドするもので、下端には後側上方に屈曲する屈曲
片12が形成されている。
次に実施例の作用を説明する。
本実施例の軒先面戸Aは、第2図に示すよう
に、固定部13を野地板1の先端に配置させて釘
2で固定すると、傾斜部11と屈曲片12とが野
地板1に対して断面三角形の空間部を形成して配
設される。また、立ち上り片14は野地板1に対
し、僅かに前傾して配設される。
次に、軒先瓦Bをその前部が野地板1の先端か
らやや突出する状態で軒先面戸Aの上から載置
し、軒先瓦Bの頭縁部を瓦桟木3に固定すると、
面戸本体10の立ち上り片14は、第3図〜第5
図に示すように、軒先瓦Bの谷部100に当たる
部分ではほぼ根元から前方に押し倒され、山部2
00に当たる部分では野地板1から軒先瓦Bまで
の間隔に応じた高さに前傾される。即ち、立ち上
り片14が軒先瓦B下面の形状に応じてその高さ
を変えながら前傾するため、どのような形状の軒
先瓦Bにも対応することができる。
この為、軒先瓦Bと野地板1との間隙は立ち上
り片14で閉鎖されて鳥の侵入を防ぐことができ
ると共に、立ち上り片14間の間隙Gを通して軒
先瓦Bと野地板1間の換気を行なうこともでき
る。
また、立ち上り片14は野地板1上で軒先瓦B
に押えられているために、従来のように、軒先面
戸Aの他の部分が野地板1から離れて浮き上ると
いつたことがないし、また、立ち上り片14は傾
斜部11及び屈曲片12によつて傾斜部11以上
の前傾が規制されるため、軒先瓦Bは、本体瓦D
の傾斜にあつた角度でその前部が支持される。即
ち、傾斜部11と屈曲片12が広小舞としての機
能を成す。
尚、本体瓦Dの前部は、通常第4図及び第5図
に示すように、葺き重ねによりその前部が野地板
1から所定の高さ離されて配設されているために
生じるもので、この場合、軒先瓦Bの前部も本体
瓦Dと同様野地板から離して配設するのがバラン
ス上好ましい。
更に、立ち上り片14が傾斜部11上面のやや
上方位置から切り込まれているため、軒先瓦B下
への雨水の侵入も防止できる。
次に、第6図及び第7図に示す第2実施例につ
いて説明する。
尚、第2実施例を説明するにあたり、第1実施
例と同様の構成には同じ符号を付けて説明を省略
する。また、作用についても第1実施例と同様の
作用は説明を省略する。
この実施例は、面戸本体10が固定部を備えて
おらず、屈曲片12が野地板1の端面に釘2で固
定される例である。
以上、本考案の実施例を図面により詳述したき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計変更等があつても本考案に含まれる。
例えば、実施例では、面戸を金属板を折り曲げ
加工して一体形成したが、合成樹脂等を素材とし
てプレス成形あるいは射出成形により一体形成し
てもよい。
また、立ち上り片の上端部を前傾させてガイド
片を形成し、瓦のセツト時に立ち上り片の前傾が
ガイドされるようにしてもよい。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案の面戸にあつ
ては、別個に広小舞等の木桟の取り付けをする必
要がなく、施行作業が容易でると共に、従来のよ
うに、面戸本体が軒先瓦に押えられることで部分
的に野地板から離れて浮き上ることのない面戸を
提供することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案第1実施例の軒先面戸を示す斜
視図、第2図は第1実施例の軒先面戸の施行状態
を示す斜視図、第3図は第1実施例の軒先面戸の
施行状態を示す正面図、第4図は第3図の−
線における断面図、第5図は第3図の−線に
おける断面図、第6図は第2実施例の軒先面戸を
示す斜視図、第7図は第2実施例の軒先面戸の施
行状態を示す断面図、第8図は従来の面戸の施行
状態を示す断面図である。 10……面戸本体、11……傾斜部、12……
屈曲片、14……立ち上り片、20……雨水ガイ
ド板、G……間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長尺に形成されており、上面に屈曲可能な立ち
    上り片が長手方向に間隙を介して複数立設され、
    野地板上面に配設される面戸本体と、該面戸本体
    の前端から下向きに延設され、野地板前方位置に
    配設される雨水ガイド板と、を備えている面戸に
    おいて、前記面戸本体が、前方に向けて上向きに
    傾斜する傾斜部と該傾斜部の前端から下方に屈曲
    された屈曲片とを有し、前記立ち上り片が、前記
    傾斜部より後側に配設されて面戸本体と一体形成
    されていることを特徴とする面戸。
JP16336086U 1986-10-23 1986-10-23 Expired JPH0356582Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16336086U JPH0356582Y2 (ja) 1986-10-23 1986-10-23

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16336086U JPH0356582Y2 (ja) 1986-10-23 1986-10-23

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JPS6367127U JPS6367127U (ja) 1988-05-06
JPH0356582Y2 true JPH0356582Y2 (ja) 1991-12-19

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JP16336086U Expired JPH0356582Y2 (ja) 1986-10-23 1986-10-23

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JP2016169484A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 アイジー工業株式会社 軒先構造

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JPS6367127U (ja) 1988-05-06

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