JPH0356524Y2 - - Google Patents

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JPH0356524Y2
JPH0356524Y2 JP6725987U JP6725987U JPH0356524Y2 JP H0356524 Y2 JPH0356524 Y2 JP H0356524Y2 JP 6725987 U JP6725987 U JP 6725987U JP 6725987 U JP6725987 U JP 6725987U JP H0356524 Y2 JPH0356524 Y2 JP H0356524Y2
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、工場内での積荷の運搬、あるいは他
社の工場等別の場所への積荷の運送等に使用され
るコンテナー、さらに詳しくは棚板が上向きに傾
斜でき且つ折り畳み自在なコンテナーに関する。
(従来の技術) 本件出願人は、昭和61年6月13日付でコンテナ
ーに関して実用新案登録出願〔実開昭62−200550
号公報(実願昭61−90736号)〕を行なつてなるも
ので、この考案の要旨は、第9図のように両側板
30後部側の上下に水平部31aと傾斜部31b
を有する略への字状の長孔31を穿設し、該長孔
31に棚板32の後部側に穿設した1対の突出体
33を挿入せしめて複数の棚板32を上向きに持
ち上げ傾斜可能にすることによつて棚板32上へ
の商品の出し入れを容易にするものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、上記考案に係るコンテナーを使用し
ていると次のような新たな問題点が発生した。
商品の出し入れに関し、 すなわち、上記考案においては商品の出し入れ
時に第10図のように常に上側の棚板32が上向
き傾斜状態にあるため、手前側は大きく開口する
ため商品の出し入れが容易となるが、棚板32の
奥側になる程上側の棚板の傾斜により非常に狭く
なりて商品の出し入れが困難となつた。
コンテナー不使用時 コンテナーの不使用時すなわち棚板の全てが空
になつた場合、運送時や工場内において該コンテ
ナーのスペースが極めて無駄となり、特に多段式
に不使用なコンテナーを積み上げるには高さの関
係で極めて危険であつたため、不使用時のコンテ
ナーのスペースが大きな問題となつた。
上記のような主たる問題点を解決するために、
本考案は商品出し入れ時の棚板の引き出し可能並
びにコンテナーの折り畳み可能にすることを課題
として考案されたもので、その目的とするところ
は商品の出し入れ時に棚板を手前に引き出しでき
且つ不使用時のコンテナーの折り畳みを可能にす
ることにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのような目的を達成するために、出
願人が先に開発した考案を前提として次の点を新
たに考案したものである。
コンテナーの両側板が夫々折り畳み可能に上
下に2分割され且つ2分割された上半体と下半
体間に常時上半体を上側方向に付勢する弾発体
を介装した点、 両側板に穿設されている長孔の前方に棚板を
手前側に引出し可能な1対のガイドレールを設
けた点、 さらに両側板の下半体の後部側の上下で長孔
と同列に空棚板の突出体挿入用の切欠部を穿設
した点、 以上、上記乃至の構成を新たに考案するこ
とによつて上記目的を達成したものである。
(作用) そして上記構成からなるコンテナーは、商品の
出し入れ時に、棚板12を手前側に引き出すと棚
板12後部の突出体24は両側板の長孔10から
ガイドレール14上に乗り移りて移動するため、
ガイドレール14の長さ分、棚板12は手前に引
き出し可能となるので、従来の固定棚板に比し商
品の出し入れ、特に奥側の商品程容易となるので
ある。
さらに、全ての棚板12が空になつた場合でコ
ンテナー不使用時には、両側板6,6aの上半体
15を下半体15aから分離して折り畳むことが
でき、しかもその折り畳み時に弾発体の作用によ
り上半体15を下半体15aから容易に持ち上げ
分離できるので折り畳み作業が極めてスムースと
なる。
また、上記折り畳み時に空になつた棚板12は
両側板6,6aの下半体15aに穿設されている
各切欠部28に各棚板12の突出体24を挿入で
きるので容易に全ての棚板12を下半体15a内
に格納でき、コンテナー全体の高さを少なくとも
半分以下に折り畳むことができるのである。
(実施例) 以下、本考案の実施態様について図面に示した
一実施例に従つて説明する。
第1図は棚板を全て取り外した状態の一例とし
てのコンテナー1の全体概略斜視図で、図中2は
裏面側の4ケ所にキヤスター3…が転動自在に取
付けられた底板、4は背面板でヒンジ部5によつ
て上半分が手前側に折り畳み可能である。
第2図は第1図の平面図、第3図は第2図のA
−A線断面図で、図中6,6aは両側板で、後部
側のコ字状枠体7,7aには水平部8と傾斜部9
を有する略への字状の長孔10が上下に所定の間
隔を有して5ケ所穿設されてなり、且つ該長孔1
0に対応して前部側のコ字状枠体11,11aに
は棚板12の前側載置用の受台13が突設されて
なる。14は前記最上段の長孔10を除く各長孔
10…の手前側に設けられた断面L字状のガイド
レールを示す。尚、前記側板6,6aは上半体1
5と下半体15aとからなり且つ上半体15と下
半体15aとは第4図のように下半体15aの前
後部の枠体7,11の裸出した平面コ字状骨7
b,11bに上半体15の枠体7,11が外嵌合
すべくして2分割に構成されてなる。
28は前記両側板6,6aの後部側の枠体7,
7aの下半体15a側で長孔10と同列に穿設さ
れた4箇の切欠部を示す。
16は前記側板6,6aの上半体15の横リブ
17から下向きに突設された1対の支持フレー
ム、18は前記側板6,6aの下半体15aに上
向きに突設された上向きコの字状の支持フレーム
で両側のフレーム18a,18bには長孔19が
穿設されてなる。20は前記両支持フレーム1
6,18間に横架設された支軸で、該支軸20と
前記支持フレーム18の底板21間には垂直軸に
外嵌されたコイルスプリング23が圧縮されて介
装されてなる。
第5図は棚板12の平面図で、後部両側には前
記両側板6,6aの長孔10に挿入可能な1対の
突出体24が突設されてなり且つ該棚板12の前
部側には前記両側板6,6aの受台13の孔に挿
入脱自在な突出ピン25を先端側に有する係入ピ
ン26が取付けられてなる。
本考案は、以上のように構成されてなるもの
で、使用時で商品を棚板12上に収納載置する場
合には、下側の棚板12を水平状に上側の棚板1
2を上向き傾斜せしめて収納するものであるが、
従来棚板は固定状態なるため常に棚板12はコン
テナー内に位置していたが、本考案では水平な棚
板12を手前側に引き出すと、棚板12後部の突
出体24は長孔10の水平部8からさらにガイド
レール14上に乗り移りてストリツパー板27に
係止されるまで第7図のように引き出されること
となるのである。
その結果、従来の棚板に比して棚板12がコン
テナーの手前側まで飛び出すので棚板12の奥側
まで商品の収納が容易に行なえることとなるので
ある。
このようにして下側の棚板12に商品を収納載
置した後は、再び該棚板12を奥側に押し込むと
ガイドレール14から長孔10内に突出体24が
挿入されることとなりて棚板12は手前側に飛び
出すことなくコンテナー1内に収納され元の状態
に復帰することとなるのである。
これを順次下側の棚板12から上側の棚板12
まで商品を収納することによりてコンテナー1へ
の商品収納を完了することになるのである。
これに対し各棚板12に収納された商品を取り
出す場合には、前記とは逆に上側の棚板12から
順次取り出すものであるが、その際前記と同様に
取り出す棚板12を手前側に引き出すと棚板12
の後部両側の突出体24は長孔10の水平部8か
らガイドレール14側に乗り移りて容易に棚板1
2を手前側に引き出すことができる。その結果棚
板12の奥側の商品も極めてスムースに取り出す
ことができることとなる。
以上のように、棚板12を従来の固定式から引
き出し式にすることによりて棚板12の奥側の商
品の出し入れが極めて容易に行なえることとなつ
た。
尚、上記実施例に示したガイドレール14の長
さや形状は上記実施例に限定されるものではな
い。
次に各棚板12から商品が全て取り出されたコ
ンテナー1を使用することがなくなつた場合や商
品を該コンテナー1で運搬しその後棚板が空にな
つたような場合には、まず各棚板12を両側板
6,6aの長孔10から抜きとり両側板6,6a
の下半体15aの後部両側の枠体7,7aに穿設
された切欠部28に各棚板12の突出体24を挿
入せしめて両側板6,6aの下半体15a内に第
8図イのように4枚の棚板12を多段式に収納せ
しめる。
その後、背面板4の上半体4aをヒンジ部5を
介して手前側に折り畳みて第8図ロの状態とす
る。
次に、一方の側板6の上半体15を、持ち上
げ、該上半体15を下半体15aから抜き取りな
がら他方の側板6a側で前記背面板4の上半分4
a上に折り畳む。この上半体15の抜き取り時に
スプリング23の上方への弾発力によつて上半体
15の持ち上げがその重量に比し極めて軽くスム
ースとなるとともに支軸20は長孔10を介して
持ち上げられるので上半体15の下半体15aか
らの抜き出し及び折り畳みが非常に簡易となるの
である。(第8図ハの状態となる)。
その後、他方の側板6aを一方の側板6上に前
記と同様の方法にて折り畳むと第8図ニのように
全体のコンテナー1が半分の高さで全体がコンパ
クトな状態に折り畳まれることとなり、その結果
高さスペースが従来の半分以下となるので、この
折り畳まれたコンテナー1上に別のコンテナー1
を積み重ねることができ、不使用時のコンテナー
1の収納や運搬が簡便となるのである。
尚、上記実施例では各棚板12を全て長孔10
から取り外して切欠部28に突出体24を挿入し
て収納せしめたが、下半体15aの長孔10に突
出体24が挿入されている棚板12はそのままに
して、上半体15側にある棚板12のみを取り外
して下半体15aの切欠部28に挿入してもよい
ものである。
従つて、切欠部28の数は決して棚板12の数
と一致させることなくそれ以下であつてもよい。
さらに、上記側板6,6aの後部側に穿設され
る長孔10は棚板12を持ち上げ傾斜できる形状
であればその形状は問わない他、切欠部28の形
状も上記実施例に限定されるものではない。
また、上半体15と下半体15aの着脱構造や
スプリング23の形状、取り付け位置も実施例に
限定されるものではない。その他、棚板12の手
前側に取り付けられた係入ピン26と受台13と
の係入脱構造も実施例に特定されるものではな
い。さらに、上記実施例のコンテナー1には背面
板4を設けてなるが必ずしも背面板4は本考案の
必須要件ではない。
(効果) 本考案は、以上のように実施されるものである
が本考案の主要な効果は次の点にある。
棚板が手前側に引き出し可能な構造なるた
め、商品の出し入れ時、特にこの種コンテナー
の場合上側の棚板が上向き傾斜状になるため、
棚板の奥側程商品の出し入れが困難であつた
が、本考案によつてこの問題点が解決され商品
の出し入れが極めて容易に行なえる特有の効果
がある。
両側板の下半体の後部側には、長孔とは別途
切欠部を形成してなるため、空になつた各棚板
をこの切欠部を利用して下半体内に収納できる
ので側板の上半体を折り畳みを可能ならしめる
ことができた。
少なくとも両側板を内側に折り畳むことがで
きるのでコンテナー全体の高さが少なくとも半
分以下となりコンテナー全体をコンパクト化で
き、これが不使用時のコンテナーの収納や運搬
スペースを最小限にすることができる格別な効
果を得た。
さらに、両側板の上半体を折り畳む際、上半
体と下半体間に装着された弾性体の弾発作用に
より上半体の折り畳み作業が極めて軽く容易に
できる特別な効果がある。
以上のような乃至の効果は本考案特有の効
果で従来のコンテナーではない実用的価値の大な
る効果である。
【図面の簡単な説明】
第1図は一例としてのコンテナーの概略斜視図
で、全ての棚板を取り外した状態を示す。第2図
は同平面図。第3図は第2図のA−A線断面図。
第4図は第3図のB−B線端面図。第5図は棚板
の平面図。第6図は一部切欠側面図。第7図イは
棚板とガイドレールとの関係を示す概略斜視図、
ロは一部切欠側面図。第8図はコンテナーの折り
畳み手順を示し、イは棚板を両側板の下半体内に
収納した状態のコンテナーの正面図、ロは背面板
を折り畳んだ状態の同正面図、ハは図面左側の側
板を折り畳んだ状態の同正面図、ニは図面左側の
側板を折り畳みて全てコンテナーが折り畳まれた
状態の斜視図。第9図は従来例を示す一部切欠斜
視図。第10図は従来例を示す一部切欠側面図。 1……コンテナー、6,6a……側板、10…
…長孔、12……棚板、14……ガイドレール、
15……上半体、15a……下半体、20……支
軸、21……底板、23……スプリング、24…
…突出体、28……切欠部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 両側面の後部側に少なくとも1対の突出体2
    4を外向きに突設した複数の棚板12と該棚板
    12を両側で回動自在に支持すべく前記突出体
    24を挿入しうる長孔10を後部側の上下に複
    数穿設してなる1対の両側板6,6aとからな
    り、且つ前記棚板12が両側板に対して上向傾
    斜可能に構成されてなるコンテナーにおいて、
    前記両側板6,6aが夫々2分割されて折り畳
    み自在で且つ2分割された上半体15と下半体
    15a間には常時上半体15を上側方向に付勢
    する弾発体23が介装着され、しかも前記長孔
    10の前方には棚板12を手前側に引出し可能
    な1対のガイドレール14が夫々設けられ、さ
    らに前記両側板6,6aの下半体15aの後部
    側の上下には前記長孔10と同列に折り畳み時
    の空棚板12の突出体24挿入用の切欠部28
    が穿設されてなることを特徴とする折り畳み式
    コンテナー。 2 長孔10が水平部8と傾斜部9を有する略へ
    の字状である実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の折り畳み式コンテナー。 3 弾発体がコイルスプリングである実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の折り畳み式コンテナ
    ー。 4 コイルスプリングが側板の上半体15の支持
    フレーム16と下半体15aの長孔を有する支
    持フレーム18間に横架設された支軸20と前
    記下半体15aの支持フレーム18の底板21
    間に介装着されてなる実用新案登録請求の範囲
    第3項記載の折り畳み式コンテナー。
JP6725987U 1987-05-01 1987-05-01 Expired JPH0356524Y2 (ja)

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JP6725987U JPH0356524Y2 (ja) 1987-05-01 1987-05-01

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JPS63177235U JPS63177235U (ja) 1988-11-16
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