JPH0356447Y2 - - Google Patents

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JPH0356447Y2
JPH0356447Y2 JP1984018312U JP1831284U JPH0356447Y2 JP H0356447 Y2 JPH0356447 Y2 JP H0356447Y2 JP 1984018312 U JP1984018312 U JP 1984018312U JP 1831284 U JP1831284 U JP 1831284U JP H0356447 Y2 JPH0356447 Y2 JP H0356447Y2
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hydraulic
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support frame
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JP1984018312U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は固定して架張された索道上を自走でき
るようにした自走搬器装置に関する。
例えば山林において切り出した木材を運搬する
為に、空中に架張した索道が使用されるが、この
場合、空中において索道いわゆるロープを2点間
に架張し、一方エンジンを搭載し、この力により
駆動輪を回転させて搬器をこの索道に吊し上げた
状態で自走できるようになし、かかる搬器に木材
を吊し下げてこれを目的地迄空中輸送することが
考えられる。
このような搬器では、その自走手段としてエン
ジン、これにより駆動される油圧ポンプ油を貯蔵
するタンク、このタンクよりの油圧により回転す
る走行用モータ及び木材吊し上げ用モータ及び油
圧切換バルブ等が搭載される。
ところでこの搬器に対しては、木材吊し上げ用
モータの回転軸即ち吊し上げドラムにロープを巻
付けて置き、その一端を木材に引掛けて後、これ
を回転させて木材を吊し上げるものであるが、地
上にある木材が、ちようど索道の真下にある場合
はほとんど問題はないが、一般的に云つてこのよ
うな例は少なく、索道から離れて集めてある場合
が多い。
このような場合にあつては、この木材の吊し上
げ作業中において、搬器と木材との間にロープが
架張される状態となり、即ち搬器の下端が地上の
木材の方向に引張られる為に、これが索道を中心
として回動(傾斜)することになり、このように
エンジンが傾斜すると、いわゆる潤滑不良を生じ
るおそれがあり、又油圧タンクの傾斜により圧油
の循環が不良状態になるおそれがあり、この為必
要以上の大きな容量のタンクを使用する等の欠点
があり、よつて搬器の許容傾斜が不十分であつ
た。
本考案はこのような点に鑑みて考慮されたもの
で、上述した搬器への木材の吊し上げ作業中にお
いて、これが大きく傾斜しても、エンジンには何
ら影響を与えず、又必要以上に大きな油圧タンク
を用いることのない搬器装置を提案したものであ
る。
実施例 本考案による自走搬器装置の一例を説明する。
1は索道即ち空中に張られたロープであつて、そ
の両端は図示しないが、適当な固定点に固定され
ているものとする。
2は本考案による自走搬器装置の一例を示す。
この装置(以下単に搬器と云う)2は大別して4
つの部分即ちエンドレスウインチ部3、リフチン
グウインチ部4、ビーム部5及びパワーユニツト
部6である。これら各部を分離した状態を第3〜
第6図に示している。
先ずエンドレスウインチ部3より説明すると、
これは第3図に示すように一つの独立した支持枠
(又はケース)7に、走行用油圧モータ8が設置
され、エンドレスドラム9及びガイドシーブ10
が夫々回転自在に取付けられ、エンドレスドラム
9は走行用油圧モータ8との間に架けられたチエ
ーン11により回転され、又、このエンドレスド
ラム9には、上述した索道即ちロープ1が少なく
とも一回転は巻付けられている。従つてこのエン
ドレスドラム9が回転することにより、搬器2は
索道1を伝達して移動することになる。
このエンドレスウインチ部3には受信機12
(13はそのアンテナ)及び油圧切換バルブ14
も搭載しており、受信機13より得られる信号に
よつて油圧切換バルブ14が切換操作されるよう
になされている。この油圧切換バルブ14と、上
述した走行用油圧モータ8とは対(往復)の油圧
配管15によつて連結されている。尚16は油圧
切換バルブ14が後述する油圧タンク側に連結さ
れる対をなす油圧配管であり、その先端は索道1
と並行するように枠7より外方に突出されてい
る。
次にリフチングウインチ部4について説明する
と、これも独立した一つの適当な支持枠(又はケ
ース)17にリフト用油圧モータ18が設置さ
れ、吊し上げドラム19が回転自在に取付けら
れ、上述した油圧モータ18との間に架けられ各
チエーン又はベルト45により回転され、この油
圧モータ18と油圧切換バルブ14とリフト用油
圧モータ18との間に対のフレキシブル油圧ホー
ス20が配されている。この場合、油圧ホース2
0は、油圧切換バルブ14との間でいわゆるロー
タリージヨイント21を介して連結されるように
なされている。尚この吊し上げドラム19には木
材吊し上げドラム19には木材吊し上げ用ロープ
22が巻回されており、その前方部分がガイドシ
ーブ23及び一対のガイドローラ24間を経て下
方に垂下され、図示しないが、その先端にフツク
が取付けられている。
次にビーム部5について見ると、これは長尺の
一対のアーム25よりなり、これら間においてガ
イドシーブ26が回転自在に取付けられている。
次にパワーユニツト部6について説明すると、
これも独立した一つの適当な支持枠(又はケー
ス)27に対してジーゼルエンジン又はガソリン
エンジン等のいわゆるエンジン28及び油圧ポン
プ29を内蔵した油圧ポンプ30が取付けられ、
エンジン28と油圧ポンプ29とはカツプリング
31を介して連結されている。32は油フイル
タ、33は対をなす油圧配管である。尚この枠2
7にはエンジン用バツテリ(図示せず)も搭載さ
れる。
以上が各部についての説明である。
エンドレスウインチ部3及びリフチングウイン
チ部4の夫々の支持枠7と17とは、ボルト及び
ナツト等機械的連結手段(図示せず)によつて互
いに連結され、第1図に示すようにエンドレスウ
インチ部3が上側に、リフチングウインチ部4が
下側に位置されている。
ビーム部5はエンドレスウインチ部3の図にお
いて右側の上端に取付けられる。この取付けに際
しても、図示しないアーム25と支持枠7とをボ
ルト及びナツト等の連結手段により連結すること
ができる。
次に、パワーユニツト部6は上述した各部3,
4,5の合体に対して一対の軸34a及び34b
により、これらを中心として回動できるように取
付けられる。即ち図示するように、パワーユニツ
ト6の支持枠27の右側の上端は、ビーム部5の
先端に対してこれより下方に突出した取付枠35
に対して、軸34bを介して取付けられ、支持枠
27の左側の上端には取付片36が取付けられ、
これがエンドレスウインチ部3の右側面に対して
軸34aを介して取付けられ、この場合、軸34
a及び34bの夫々の軸心を結ぶ線は一直線上に
あり、搬器2の上面(又は下面)とほゞ平行する
ように配置されている。
そして油圧タンク30よりの一対の油圧配管3
3と、エンドレスウインチ部3の油圧切換バルブ
14よりの一対の油圧配管16とは、一対のフレ
キシブル油圧ホース37を通じて、夫々両端に設
けられたロータリージヨイント38及び39を介
して連結される。尚上述した各ロータリージヨイ
ントとしてはいわゆるクイツクカツプリングを使
用することができる。
この構成によれば、索道1をガイドシーブ10
の下側に通し、エンドレスドラム9に巻付けて更
にガイドシーブ26の下側に通して、この搬器2
を索道1に吊り下げる。そしてエンジン28を駆
動させれば、この駆動力により油圧ポンプ29が
動作して油圧タンク30内の油圧が上昇し、一対
の油圧配管及びフレキシブル油圧ホースのにずれ
か一方を通じて油圧切換バルブ14に送られる。
こゝにおいて、送信機(図示せず)よりの遠隔操
作により、受信機12に受信された予め決められ
た信号により油圧切換バルブ14が操作され、リ
フト用油圧モータ18を介して吊り上げドラム1
9が回転することによつてロープ22が巻き上げ
られ、木材を吊り下げようとする。勿論リフト用
油圧モータ18を通じた圧油は一対の油圧配管及
びフレキシブル油圧ホースを通じて油圧タンク3
0内に帰る。よつて木材がロープ22に引張ら
れ、その力により、木材が索道1の下にない場合
は搬器が索道を中心として傾斜する。しかし乍ら
この場合、パワーユニツト部6は一対の軸34a
及び34bを介してその他の部分に取付けられて
いるので、このパワーユニツト部6はこれら軸3
4a及び34bを中心として回動でき、よつてこ
れが傾斜することがない。
このようにして木材を吊り下げた後はリフト用
油圧モータ18の回転を止め、その状態で、再び
送信機よりの指示により油圧切換バルブ14を操
作して次は走行用油圧モータ8を回転させる。こ
れにより木材を吊り下げた状態で、搬器2を、索
道上を走行させ、目的地迄搬送させることができ
る。次に送信機からの指令により、走行用油圧モ
ータ8の回転を止め、リフト用油圧モータ18を
回転(木材の吊し上げ時とは逆回転)させること
により、搬送した木材を地上に降すことができ
る。以上のようにして木材の搬送を行うことがで
きる。
他の実施例 第7図は他の実施例を示すもので、上例と対応
する部分には同一符号を附してその説明を省略す
る。本例ではエンドレスウインチ部3及びビーム
部5に対して更に支持棒40及び41を取付け、
それらの先端に夫々ガイドシーブ42及び43を
回転自在に取付け、これらのガイドシーブ42,
43を空中に架設した主索道44上に転勤させ、
上述したエンドレスウインチ部3のエンドレスド
ラム9により、単に本装置を移動させるようにし
た場合である。この場合も、その動作及び効果は
上述と同様であるので、その説明も省略する。
尚、上述した支持棒40及び41の取付けに際し
ては、上述と同様にボルト及びナツト等の取付手
段を使用できる。
本考案による効果 以上説明した本考案によれば、搬器2に対する
木材の吊り上げ時において、これが吊り上げよう
とする木材との間において、吊り上げ用ロープ2
2により引張られて全体的に傾斜するとき、パワ
ーユニツト部6のみは、一対の軸34a及び34
bにより回転するので、これが同時に傾斜するこ
とはなく、又エンジン28と油圧タンク30と
は、索道方向に沿つて並んでいる為に、これらは
索道を含む垂直面内において回動することもな
く、常にほぼ垂直状態にある。よつてエンジン2
8に不調を生じたり、必要以上に大きな油圧タン
ク30を使用しなければならない等の欠点を回避
することができ、よつて搬器2の許容傾斜を大き
くすることができる。またこの機器2の傾斜状態
においても油圧タンク30と走行用及びリフタ用
油圧モータ8及び18側とはロータリージヨイン
トを介在したフレキシブル油圧ホースにより結合
してあるため油路は十分確保されて両油圧モータ
8,18は何等の支障なく駆動されて被搬送物の
吊り上げ搬送を常に確実に行うことができる等の
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による自走搬器装置の一例を示
す略線的側面図、第2図はその上面図、第3図乃
至第6図は分解した状態の各部の略線的側面図、
第7図は他の実施例を示す第1図と同様の略線的
側面図である。 1は索道、2は本考案による自走搬器装置、3
はエンドレスウインチ部、4はリフチングウイン
チ部、5はリード部、6はパワーユニツト部、8
は走行用油圧モータ、18はリフト用モータ、2
8はエンジン、30は油圧タンク、37はフレキ
シブル油圧ホース、38,39はロータリージヨ
イント、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン、油圧ポンプを内蔵した油圧タンク、
    該油圧タンクよりの油圧によつて回転される走行
    用油圧モータ及びリフタ用油圧モータを有し、上
    記走行用油圧モータの回転により、空中に懸架さ
    れた索道を自走するようになされ、上記リフタ用
    油圧モータにより被搬送物を吊し上げるように構
    成した自走搬器装置において、上記エンジン、油
    圧タンクを一つの支持枠に対して上記索道方向に
    沿つて取付けてパワーユニツト部となし、上記両
    油圧モータを上記索道上に転動するガイドシーブ
    を有する支持枠に対して取り付け、上記パワーユ
    ニツト部の支持枠を、上記両油圧モータを取付け
    た支持枠に対して、上記索道と略平行して設けら
    れた一対の軸により支持し、上記油圧タンクより
    の圧油及び該油圧タンクに帰還する圧油をそれぞ
    れロータリージヨイントを介在したフレキシブル
    油圧ホースにより上記両油圧モータ側に結合して
    なる自走搬器装置。
JP1831284U 1984-02-10 1984-02-10 自走搬器装置 Granted JPS60130169U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1831284U JPS60130169U (ja) 1984-02-10 1984-02-10 自走搬器装置

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JP1831284U JPS60130169U (ja) 1984-02-10 1984-02-10 自走搬器装置

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JPS60130169U JPS60130169U (ja) 1985-08-31
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JP1831284U Granted JPS60130169U (ja) 1984-02-10 1984-02-10 自走搬器装置

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