JPH0356123B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0356123B2 JPH0356123B2 JP61296452A JP29645286A JPH0356123B2 JP H0356123 B2 JPH0356123 B2 JP H0356123B2 JP 61296452 A JP61296452 A JP 61296452A JP 29645286 A JP29645286 A JP 29645286A JP H0356123 B2 JPH0356123 B2 JP H0356123B2
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- JP
- Japan
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- long column
- ring
- long
- shaped tool
- hole
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- 238000003754 machining Methods 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Wire Processing (AREA)
- Forging (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は棒、線または管などの金属長柱体の矯
正加工法に関するものである。 (従来の技術) 従来の長柱体の矯正加工法は、樽型又は鼓型の
複数のロール、あるいは半円形溝を切つた複数の
ロールによつて挾圧する構造となつている。この
様な構造ではロールの両端を支持し、かつ、ロー
ルを駆動するため巨大な装置となつている。 (発明が解決しようとする問題点) この発明は小型で、ミル剛性が高い装置によつ
て、矯正加工されるべき長柱体に回転を与えずに
矯正加工することを目的とするものである。 (問題を解決するための手段) 本発明は上記の目的を有利に達成する方法であ
り、その要旨とするところはリング状工具の孔型
内に長柱体を通過せしめて矯正加工する方法にお
いて、孔型中心をその前後の長柱体支承孔型中心
に対して長柱体に曲げを与える如く偏心させか
つ、長柱体の外周円と傾斜して接する如く回転自
在にリング状工具を配設し、前記リング状工具の
孔型内に長柱体を押し込み或は孔型内から引き出
し、または押し込みと引き出しを同時に行つて長
柱体を推進せしめて長柱体との摩擦力のみによつ
てリング状工具に自転と公転を与えて長柱体の曲
りを矯正するとともに長柱体の表面研摩、溝付け
加工およびリブ付け加工の何れかを行うようにし
たことを特徴とする長柱体の矯正加工法である。 (実施例及び作用) 次に、図面に従つて本発明の実施例を説明する
が、図では長柱体が棒の場合を示しており、長柱
体が線または管であつても同じである。本発明に
おいて矯正とはこれらの長柱体を真直にすること
であり、矯正加工とは真直にすること、あるいは
真直にすると同時に長柱体の表面を研磨、溝付
け、リブ付けなどの加工を行なうことである。 本発明を図面に基づいて詳細に説明すると、第
1図は本発明の実施態様例を示す説明図であつ
て、長柱体押込装置1と長柱体引出し装置2との
間に少なくとも一つのリング状工具3−1,3−
2,3−3を有し、そのリング状工具の孔型中心
軸4−1,4−2,4−3を、押込装置の孔型中
心を引出装置の孔型中心を通る軸5であり、また
リング状工具を保持する回転ハウジング6の回転
中心軸である機械中心軸5からそれぞれE1,E2,
E3偏心し、リング状工具の孔型によつて長柱体
を押し曲げるようにこれらを配設する。またリン
グ状工具の孔型内面が長柱体と接する位置7−
1,7−2,7−3において、該長柱体の長軸に
垂直な面に傾斜して接する如くすなわち該長柱体
の外周円と傾斜して接する如くリング状工具の中
心軸4−1,4−2,4−3を保持する。加工さ
れるべき長柱体の長軸は真直ではないが、ほぼ機
械中心軸5に沿つている。リング状工具の孔型中
心軸4−1,4−2,4−3は該機械中心軸5に
対して第2図に示すようにそれぞれほぼ等しい角
度θ1,θ2,θ3傾斜している。その傾斜の方向は投
影すれば、第2図のように隣り同志は逆方向であ
るが、隣り同志のリング状工具の回転中心軸は第
1図に示すように機械中心軸5を隔てて対向して
いるため、機械中心軸5に対してはリング状工具
の回転中心軸は同方向に捩れて傾斜していること
になる。リング状工具3−1,3−2,3−3は
それぞれベアリング8−1,8−2,8−3によ
つて回転自在に回転ハウジング6内に支承されて
おり、回転ハウジング6もまた外部構造によつて
回転自在に支承されている。このように構成され
た装置に矯正加工されるべき長柱体9を押込装置
1によつて矢印10の方向に押し進め、あるいは
引出装置2によつて引出し、あるいはこれらの装
置1,2によつて押込みながら引出すと、長柱体
9は押込装置1と引出装置2の間でリング状工具
によつて第1図のように曲げられ、長柱体とリン
グ状工具孔型面との摩擦力によつて、長柱体が進
むに従つてリング状工具は自転しながら長柱体の
表面に接して転動するとともに、回転ハウジング
も従動回転し、リング状工具の孔型と長柱体が接
する点7−1,7−2,7−3もまた長柱体の周
方向に移動し、リング状工具は該長柱体の周りを
自転運動と公転運動を行ない、長柱体は回転せず
に該長柱体の表面はらせん状に加工を受けること
になる。 次に表1に具体的実施例を示す。装置は第1
図、第2図に示したものによつて行つた。矯正加
工されるべき丸鋼棒の直径は12.5mmであり、曲り
は1mにつき100mmである。本発明の矯正加工後
にはその曲りは3個のリング状工具を用いた場合
には1mにつき1mm、1個のリング状工具を用い
た場合には1mにつき2mmとなつた。 (発明の効果) 本発明は丸棒の矯正加工のほか、円管の矯正加
工にも適用できる。また加工されるべき長柱体の
表面の研磨、溝付けリブ付けも曲り取り矯正と同
じ操作で同時に可能である。本発明では矯正加工
の効果を大きくするために引張力を付加しながら
加工することができる。この引張力はこの装置の
外部から与えるか、押込装置の速度よりも引出装
置の速度を大きくすることによつて与えることが
できる。また長柱体の内部に残留応力を発生さ
せ、その性質を改善することもできる等優れた効
果を齊らす方法である。
正加工法に関するものである。 (従来の技術) 従来の長柱体の矯正加工法は、樽型又は鼓型の
複数のロール、あるいは半円形溝を切つた複数の
ロールによつて挾圧する構造となつている。この
様な構造ではロールの両端を支持し、かつ、ロー
ルを駆動するため巨大な装置となつている。 (発明が解決しようとする問題点) この発明は小型で、ミル剛性が高い装置によつ
て、矯正加工されるべき長柱体に回転を与えずに
矯正加工することを目的とするものである。 (問題を解決するための手段) 本発明は上記の目的を有利に達成する方法であ
り、その要旨とするところはリング状工具の孔型
内に長柱体を通過せしめて矯正加工する方法にお
いて、孔型中心をその前後の長柱体支承孔型中心
に対して長柱体に曲げを与える如く偏心させか
つ、長柱体の外周円と傾斜して接する如く回転自
在にリング状工具を配設し、前記リング状工具の
孔型内に長柱体を押し込み或は孔型内から引き出
し、または押し込みと引き出しを同時に行つて長
柱体を推進せしめて長柱体との摩擦力のみによつ
てリング状工具に自転と公転を与えて長柱体の曲
りを矯正するとともに長柱体の表面研摩、溝付け
加工およびリブ付け加工の何れかを行うようにし
たことを特徴とする長柱体の矯正加工法である。 (実施例及び作用) 次に、図面に従つて本発明の実施例を説明する
が、図では長柱体が棒の場合を示しており、長柱
体が線または管であつても同じである。本発明に
おいて矯正とはこれらの長柱体を真直にすること
であり、矯正加工とは真直にすること、あるいは
真直にすると同時に長柱体の表面を研磨、溝付
け、リブ付けなどの加工を行なうことである。 本発明を図面に基づいて詳細に説明すると、第
1図は本発明の実施態様例を示す説明図であつ
て、長柱体押込装置1と長柱体引出し装置2との
間に少なくとも一つのリング状工具3−1,3−
2,3−3を有し、そのリング状工具の孔型中心
軸4−1,4−2,4−3を、押込装置の孔型中
心を引出装置の孔型中心を通る軸5であり、また
リング状工具を保持する回転ハウジング6の回転
中心軸である機械中心軸5からそれぞれE1,E2,
E3偏心し、リング状工具の孔型によつて長柱体
を押し曲げるようにこれらを配設する。またリン
グ状工具の孔型内面が長柱体と接する位置7−
1,7−2,7−3において、該長柱体の長軸に
垂直な面に傾斜して接する如くすなわち該長柱体
の外周円と傾斜して接する如くリング状工具の中
心軸4−1,4−2,4−3を保持する。加工さ
れるべき長柱体の長軸は真直ではないが、ほぼ機
械中心軸5に沿つている。リング状工具の孔型中
心軸4−1,4−2,4−3は該機械中心軸5に
対して第2図に示すようにそれぞれほぼ等しい角
度θ1,θ2,θ3傾斜している。その傾斜の方向は投
影すれば、第2図のように隣り同志は逆方向であ
るが、隣り同志のリング状工具の回転中心軸は第
1図に示すように機械中心軸5を隔てて対向して
いるため、機械中心軸5に対してはリング状工具
の回転中心軸は同方向に捩れて傾斜していること
になる。リング状工具3−1,3−2,3−3は
それぞれベアリング8−1,8−2,8−3によ
つて回転自在に回転ハウジング6内に支承されて
おり、回転ハウジング6もまた外部構造によつて
回転自在に支承されている。このように構成され
た装置に矯正加工されるべき長柱体9を押込装置
1によつて矢印10の方向に押し進め、あるいは
引出装置2によつて引出し、あるいはこれらの装
置1,2によつて押込みながら引出すと、長柱体
9は押込装置1と引出装置2の間でリング状工具
によつて第1図のように曲げられ、長柱体とリン
グ状工具孔型面との摩擦力によつて、長柱体が進
むに従つてリング状工具は自転しながら長柱体の
表面に接して転動するとともに、回転ハウジング
も従動回転し、リング状工具の孔型と長柱体が接
する点7−1,7−2,7−3もまた長柱体の周
方向に移動し、リング状工具は該長柱体の周りを
自転運動と公転運動を行ない、長柱体は回転せず
に該長柱体の表面はらせん状に加工を受けること
になる。 次に表1に具体的実施例を示す。装置は第1
図、第2図に示したものによつて行つた。矯正加
工されるべき丸鋼棒の直径は12.5mmであり、曲り
は1mにつき100mmである。本発明の矯正加工後
にはその曲りは3個のリング状工具を用いた場合
には1mにつき1mm、1個のリング状工具を用い
た場合には1mにつき2mmとなつた。 (発明の効果) 本発明は丸棒の矯正加工のほか、円管の矯正加
工にも適用できる。また加工されるべき長柱体の
表面の研磨、溝付けリブ付けも曲り取り矯正と同
じ操作で同時に可能である。本発明では矯正加工
の効果を大きくするために引張力を付加しながら
加工することができる。この引張力はこの装置の
外部から与えるか、押込装置の速度よりも引出装
置の速度を大きくすることによつて与えることが
できる。また長柱体の内部に残留応力を発生さ
せ、その性質を改善することもできる等優れた効
果を齊らす方法である。
【表】
第1図および第2図は本発明実施態様例の説明
図であつて、第1図は工具の配置を示す側面図、
第2図はリング状工具の傾斜を示す図である。 1:長柱体押込装置、2:長柱体引出装置、3
−1,3−2,3−3:リング状工具、4−1,
4−2,4−3:リング状工具の孔型中心軸、
5:機械中心軸、6:回転ハウジング、7−1,
7−2,7−3:リング状工具の孔型が長柱体と
接する位置。
図であつて、第1図は工具の配置を示す側面図、
第2図はリング状工具の傾斜を示す図である。 1:長柱体押込装置、2:長柱体引出装置、3
−1,3−2,3−3:リング状工具、4−1,
4−2,4−3:リング状工具の孔型中心軸、
5:機械中心軸、6:回転ハウジング、7−1,
7−2,7−3:リング状工具の孔型が長柱体と
接する位置。
Claims (1)
- 1 リング状工具の孔型内に長柱体を通過せしめ
て矯正加工する方法において、孔型中心をその前
後の長柱体支承孔型中心に対して長柱体に曲げを
与える如く偏心させかつ、長柱体の外周円と傾斜
して接する如く回転自在にリング状工具を配設
し、前記リング状工具の孔型内に長柱体を押し込
み或は孔型内から引き出し、または押し込みと引
き出しを同時に行つて長柱体を推進せしめて長柱
体との摩擦力のみによつてリング状工具に自転と
公転を与えて長柱体の曲りを矯正するとともに長
柱体の表面研摩、溝付け加工およびリブ付け加工
の何れかを行うようにしたことを特徴とする長柱
体の矯正加工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29645286A JPS63149019A (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | 長柱体の矯正加工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29645286A JPS63149019A (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | 長柱体の矯正加工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63149019A JPS63149019A (ja) | 1988-06-21 |
JPH0356123B2 true JPH0356123B2 (ja) | 1991-08-27 |
Family
ID=17833727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29645286A Granted JPS63149019A (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | 長柱体の矯正加工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63149019A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104624733B (zh) * | 2015-01-06 | 2016-08-24 | 燕山大学 | 覆铜钢棒等曲率无划伤矫直装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS501061A (ja) * | 1973-03-05 | 1975-01-08 | ||
JPS57184517A (en) * | 1981-05-09 | 1982-11-13 | Nisshin Steel Co Ltd | Straightening machine for pipe material |
JPS57184516A (en) * | 1981-05-09 | 1982-11-13 | Nisshin Steel Co Ltd | Straightening machine for pipe material |
JPS59191520A (ja) * | 1983-04-14 | 1984-10-30 | Yuko Nomura | 円形材料の矯正機 |
-
1986
- 1986-12-12 JP JP29645286A patent/JPS63149019A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS501061A (ja) * | 1973-03-05 | 1975-01-08 | ||
JPS57184517A (en) * | 1981-05-09 | 1982-11-13 | Nisshin Steel Co Ltd | Straightening machine for pipe material |
JPS57184516A (en) * | 1981-05-09 | 1982-11-13 | Nisshin Steel Co Ltd | Straightening machine for pipe material |
JPS59191520A (ja) * | 1983-04-14 | 1984-10-30 | Yuko Nomura | 円形材料の矯正機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63149019A (ja) | 1988-06-21 |
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