JPH0355891Y2 - - Google Patents
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- JPH0355891Y2 JPH0355891Y2 JP4781586U JP4781586U JPH0355891Y2 JP H0355891 Y2 JPH0355891 Y2 JP H0355891Y2 JP 4781586 U JP4781586 U JP 4781586U JP 4781586 U JP4781586 U JP 4781586U JP H0355891 Y2 JPH0355891 Y2 JP H0355891Y2
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- electrode
- cathode electrode
- anode electrode
- cooling water
- corrosion
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本願は、内燃機関用の冷却水や工業用水の腐蝕
性を検知する装置に用いられるガルバノ式腐蝕セ
ンサに関する。
性を検知する装置に用いられるガルバノ式腐蝕セ
ンサに関する。
内燃機関用の冷却水や工業用水には、金属の腐
蝕を防止するため、腐蝕抑制剤(インヒビータ)
が混入される場合がある。その場合、腐蝕抑制剤
は、その濃度が適正範囲を外れると、効果が低下
してくる。そのため、腐蝕抑制剤による防蝕効果
をチエツクし、その効果が低下したとき、警告す
るように機能する腐蝕モニタ装置が用いられる。
その例を示すと、第2図のように、冷却水系1に
腐蝕センサ2を挿設し、該センサを検出回路3お
よびこれに連結する警報器4に接続して成るもの
である。腐蝕センサ2はプラスチツク製のボデイ
6の上端に、異る材質の一対の電極7,8を突設
させ、その各々に検出回路3に接続する導線9,
10を連結して成る。
蝕を防止するため、腐蝕抑制剤(インヒビータ)
が混入される場合がある。その場合、腐蝕抑制剤
は、その濃度が適正範囲を外れると、効果が低下
してくる。そのため、腐蝕抑制剤による防蝕効果
をチエツクし、その効果が低下したとき、警告す
るように機能する腐蝕モニタ装置が用いられる。
その例を示すと、第2図のように、冷却水系1に
腐蝕センサ2を挿設し、該センサを検出回路3お
よびこれに連結する警報器4に接続して成るもの
である。腐蝕センサ2はプラスチツク製のボデイ
6の上端に、異る材質の一対の電極7,8を突設
させ、その各々に検出回路3に接続する導線9,
10を連結して成る。
この装置は、冷却水中の腐蝕抑制剤の効果が低
下してくると、冷却水の電導度が上昇することを
利用したものであつて、所定値以上の電流が電極
7,8間に生ずると警報器4を作動するようにな
つている。
下してくると、冷却水の電導度が上昇することを
利用したものであつて、所定値以上の電流が電極
7,8間に生ずると警報器4を作動するようにな
つている。
冷却水は電導度が小さく、電極7,8間に生じ
る検出電流は微小であるが、電極7,8の表面に
スケール等の腐蝕生成物が付着するとさらに電流
値は低下してしまう。このように、検出電流が小
さくなると、正しい警告作用をさせるのに検出回
路の精度をより高度にしなければならない。ま
た、電極自体の電気化学的性質が変化してしまう
と、冷却水の防蝕効果と無関係に警報作用してし
まうという欠点が生じる。特に、電極7,8は、
検出電流を大とするため、いずれか一方の電極が
電気化学的に卑な金属たとえば亜鉛から成るの
で、表面の汚れが顕著となる。さらに、電極7,
8は円柱状を成しているから、対向する表面積は
余り大きくなく、両電極間に流れる電流が大とな
らないという問題も生じる。そのため、検出精度
が不十分となる恐れが生じる。
る検出電流は微小であるが、電極7,8の表面に
スケール等の腐蝕生成物が付着するとさらに電流
値は低下してしまう。このように、検出電流が小
さくなると、正しい警告作用をさせるのに検出回
路の精度をより高度にしなければならない。ま
た、電極自体の電気化学的性質が変化してしまう
と、冷却水の防蝕効果と無関係に警報作用してし
まうという欠点が生じる。特に、電極7,8は、
検出電流を大とするため、いずれか一方の電極が
電気化学的に卑な金属たとえば亜鉛から成るの
で、表面の汚れが顕著となる。さらに、電極7,
8は円柱状を成しているから、対向する表面積は
余り大きくなく、両電極間に流れる電流が大とな
らないという問題も生じる。そのため、検出精度
が不十分となる恐れが生じる。
プラスチツク製中空円筒体の上端に、円板状ア
ノード電極およびその上方に多孔金属から成るカ
ソード電極を取付けた構成とした。
ノード電極およびその上方に多孔金属から成るカ
ソード電極を取付けた構成とした。
冷却水中のスケール等は、カソード電極により
捕捉される。カソード電極の表面積は大であり、
カソード電極とアノード電極との間の電流値は、
増加する。
捕捉される。カソード電極の表面積は大であり、
カソード電極とアノード電極との間の電流値は、
増加する。
第1図において、15は本考案のガルバノ式腐
蝕センサであり、プラスチツク材の外筒16と内
筒17と電極アセムブリ18を有する。内筒17
は、中芯口19を有する筒状体であつて、上端に
外周壁20が設けられている。外筒17も同様に
中空の筒状体であり、上端に、内方に向け伸びる
内周壁21を有する。内周壁21内には、カソー
ド電極22の両端が埋設されている。カソード電
極22は、ニツケル−クロム系の多孔金属で成
る。内筒17の外側に外筒16が挿着された状態
において、内筒17の外周壁21と外筒16と内
周壁21との間には、環状パツキング23を介し
てアノード電極24が挟持され、該電極24の下
面に圧電素子25が固着されている。アノード電
極24は、デイスク状の亜鉛板で成り、圧電素子
25はセラミツク系の薄板状のものである。アノ
ード電極24、カソード電極22には、各々、導
線28,29が接続され、デイスクタ26に連通
する。また、圧電素子25の両面には、発振器2
7に連通する導線30,31が接続される。これ
らの導線28,29,30,31は、内筒17の
中芯口19内を通つてデイテクタ26、発振器2
7に至る。中芯口19の下端部32はシール材に
より充填シールされる。デイテクタ26には、警
報器33が接続される。デイテクタ26は、増幅
回路から成る周知のものである。アノード電極2
4、カソード電極22、導線28,29,30,
31、そして圧電素子25は、電極アセムブリ1
8を形成する。カソード電極22は、液体が流通
可能な多孔体であるが、その外周部を圧縮して用
いても良い。
蝕センサであり、プラスチツク材の外筒16と内
筒17と電極アセムブリ18を有する。内筒17
は、中芯口19を有する筒状体であつて、上端に
外周壁20が設けられている。外筒17も同様に
中空の筒状体であり、上端に、内方に向け伸びる
内周壁21を有する。内周壁21内には、カソー
ド電極22の両端が埋設されている。カソード電
極22は、ニツケル−クロム系の多孔金属で成
る。内筒17の外側に外筒16が挿着された状態
において、内筒17の外周壁21と外筒16と内
周壁21との間には、環状パツキング23を介し
てアノード電極24が挟持され、該電極24の下
面に圧電素子25が固着されている。アノード電
極24は、デイスク状の亜鉛板で成り、圧電素子
25はセラミツク系の薄板状のものである。アノ
ード電極24、カソード電極22には、各々、導
線28,29が接続され、デイスクタ26に連通
する。また、圧電素子25の両面には、発振器2
7に連通する導線30,31が接続される。これ
らの導線28,29,30,31は、内筒17の
中芯口19内を通つてデイテクタ26、発振器2
7に至る。中芯口19の下端部32はシール材に
より充填シールされる。デイテクタ26には、警
報器33が接続される。デイテクタ26は、増幅
回路から成る周知のものである。アノード電極2
4、カソード電極22、導線28,29,30,
31、そして圧電素子25は、電極アセムブリ1
8を形成する。カソード電極22は、液体が流通
可能な多孔体であるが、その外周部を圧縮して用
いても良い。
腐蝕センサ15は、たとえば内燃機関の冷却水
系に挿設され使用される。冷却水の電導度が小さ
い場合、つまり腐蝕性が弱い場合には、アノード
電極24とカソード電極22との間に流れる電流
は微小であり、デイテクタ26を作動させない。
冷却水が腐蝕性を増し、電導度が上昇すると、両
電極22,24間の電流が増加し、デイテクタ2
6を作動させ、警報器33を始動させ、腐蝕抑制
剤の投入時機を警示する。
系に挿設され使用される。冷却水の電導度が小さ
い場合、つまり腐蝕性が弱い場合には、アノード
電極24とカソード電極22との間に流れる電流
は微小であり、デイテクタ26を作動させない。
冷却水が腐蝕性を増し、電導度が上昇すると、両
電極22,24間の電流が増加し、デイテクタ2
6を作動させ、警報器33を始動させ、腐蝕抑制
剤の投入時機を警示する。
冷却水中のスケール等の腐蝕生成物は、カソー
ド電極22により捕捉され、アノード電極24表
面へ付着する割合が極端に減少する。カソード電
極22は多孔金属で成り、表面積が極めて大きい
から、スケール等が付着しても、検出電流を著し
く減少させることはない。なお、必要に応じ、上
記検出期間中又は所定間隔で、発振器27を作動
させると、圧電素子25およびこれに連結するカ
ソード電極22が振動する。同時に、周囲の冷却
水をかく乱させる。冷却水中の腐蝕生成物が、わ
ずかながらアノード電極22表面に付着しても、
振り落される。
ド電極22により捕捉され、アノード電極24表
面へ付着する割合が極端に減少する。カソード電
極22は多孔金属で成り、表面積が極めて大きい
から、スケール等が付着しても、検出電流を著し
く減少させることはない。なお、必要に応じ、上
記検出期間中又は所定間隔で、発振器27を作動
させると、圧電素子25およびこれに連結するカ
ソード電極22が振動する。同時に、周囲の冷却
水をかく乱させる。冷却水中の腐蝕生成物が、わ
ずかながらアノード電極22表面に付着しても、
振り落される。
以上のように、本考案の腐蝕センサは、多孔金
属から成る円板状カソード電極を、アノード電極
の上流側に配設したものであるから、電極の間の
表面積を増加させ、検出電流が大となり、精度の
良好なものとなる。また、カソード電極は、フイ
ルタとして機能するかあら、スケール等の異物を
アノード電極表面に付着させず、検出不良を防止
する。
属から成る円板状カソード電極を、アノード電極
の上流側に配設したものであるから、電極の間の
表面積を増加させ、検出電流が大となり、精度の
良好なものとなる。また、カソード電極は、フイ
ルタとして機能するかあら、スケール等の異物を
アノード電極表面に付着させず、検出不良を防止
する。
第1図は、本考案の腐蝕センサの断面図、そし
て第2図は、従来の装置の断面図である。 22……カソード電極、24……アノード電
極。
て第2図は、従来の装置の断面図である。 22……カソード電極、24……アノード電
極。
Claims (1)
- プラスチツク製中空筒状体の上端に、円板状ア
ノード電極を取付け、これの上方に多孔金属から
成る円板状カソード電極を取付け、アノード電極
およびカソード電極の各々に接続し成るガルバノ
式腐蝕センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4781586U JPH0355891Y2 (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4781586U JPH0355891Y2 (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62160362U JPS62160362U (ja) | 1987-10-12 |
JPH0355891Y2 true JPH0355891Y2 (ja) | 1991-12-13 |
Family
ID=30868777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4781586U Expired JPH0355891Y2 (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0355891Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5970687B2 (ja) * | 2011-10-19 | 2016-08-17 | セイコーエプソン株式会社 | センサー装置 |
JP6115601B2 (ja) * | 2015-08-17 | 2017-04-19 | セイコーエプソン株式会社 | センサー装置 |
-
1986
- 1986-03-31 JP JP4781586U patent/JPH0355891Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62160362U (ja) | 1987-10-12 |
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