JPH035541Y2 - - Google Patents

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JPH035541Y2
JPH035541Y2 JP1983162880U JP16288083U JPH035541Y2 JP H035541 Y2 JPH035541 Y2 JP H035541Y2 JP 1983162880 U JP1983162880 U JP 1983162880U JP 16288083 U JP16288083 U JP 16288083U JP H035541 Y2 JPH035541 Y2 JP H035541Y2
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JP
Japan
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flange
corner
lid material
heating plate
forming
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JP1983162880U
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JPS6070508U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ジヤム、ヨーグルト、チーズ等の角
形プラスチツク容器に関するものである。
(従来の技術) 角形プラスチツク容器の開口部のフランジ面に
対し、蓋材を置き、加熱板によつて蓋材側から圧
力をかけ、蓋材をフランジ面に熱接着するには、
一般に次の2とおりの方法が考えられる。
方法aは、フランジの下面に受けをおいて、加
熱板の加圧力を受けるようにする。
方法bは、フランジの下面に受けをおかず、加
熱板の加圧力を容器全体で受けるようにする。
以上のような方法のうち、方法aによると、容
器のフランジ面の平面状態が多少よくなくても、
フランジは平面状の受けと加熱板とにて挾圧され
るから、フランジの平面状態は矯正され、蓋材は
フランジの全面にわたつて接着する。
方法bによると、容器のフランジ面の平面状態
がよくないと、フランジの下面に受けがないか
ら、加熱板による加圧力は、フランジ面に均等に
かからず、蓋材はフランジの全面にわたつて接着
することは難しくなる。
ところで、真空成形、圧空成形等によつて成形
される角形プラスチツク容器は、離型の際や、冷
却後の収縮、内部応力等によつて複雑に変形する
ため、フランジ面の平面状態をよく保つことは困
難となるから、前述の方法bでは蓋材をフランジ
の全面にわたつて接着することは難しかつた。
このような方法bに関連したものとして、丸形
の紙コツプではあるが、蓋体をシールするため
に、フランジを全周にわたつて外側縁が上方にあ
るように傾斜させたものは、これまで提案されて
いる。(実開昭54−142204号公報) (考案が解決しようとする問題点) これは、あくまでも丸形の紙コツプであつて、
そのフランジは全周にわたつて傾斜したものであ
り、角形プラスチツク容器とは全く異なり、この
角形プラスチツク容器には、これまで方法bにつ
いては行われていなかつた。
本考案は、このような点に鑑みて案出されたも
ので、上記の技術を真空成形、圧空成形等の角形
プラスチツク容器に対して適用することにより、
蓋材を簡単にフランジの全面にわたつて溶着する
ことを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案にあつて
は真空成形、圧空成形等の角形プラスチツク容器
において、各隅角部間の直線部分のフランジ面を
内側縁より外側縁が上方にあるように傾斜させる
ことによつて問題点の解決を図つている。
すなわち、本考案は、真空成形、圧空成形等の
角形プラスチツク容器において、その成形の際
に、原反シートの引込みが集中することによりフ
ランジ及び胴部とも同様に部厚く、しかも底面と
平行なフランジの隅角部に対し、フランジ面の各
隅角部間の直線部分が、隅角部面と同じ平面にあ
る内側縁よりも外側縁が上方にあるように傾斜面
を形成した構成をとつている。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の角形プラスチツク容器の全体
の斜視図であり、容器本体Aは、例えば真空成
形、圧空成形等のプラスチツク製、あるいはプラ
スチツクコーテイングのアルミ箔を絞り成形した
もの等である。
容器本体Aは角形であつて、その開口部1には
外方に向かうフランジ2がある。このフランジ2
は、円弧状の隅角部3部分において底面4と平行
であつて、各隅角部3間の直線部分5は、その内
側縁6が隅角部3面と同一平面にあつて、外側縁
7が内側縁6よりも上方にあるように傾斜面とな
つている。
この点は、第2図イにおいて隅角部3を、ロに
おいて直線部5をそれぞれ断面図をもつて示して
いる。
なお、フランジ2の直線部分5には、その下部
の胴部8との付根に、V形の切溝9が設けられて
いる。
このような容器本体Aに蓋材Bを熱接着するに
は、第3図に示すように容器本体Aのフランジ2
の上面に、アルミ箔、あるいは紙にプラスチツク
コーテイングをした蓋材Bを載置して、その上方
より加熱板Cで加圧し、熱接着する。イはその加
圧前であり、ロは加圧後である。
第4図は、フランジ2の直線部分5における加
熱板Cにて蓋材Bを加圧し熱接着する状態を示し
たもので、イは加圧する前であり、ロは加圧後で
ある。
角形プラスチツク容器に対し、前述の方法bに
て、フランジ2面上に蓋材Bを加圧熱接着するに
は、フランジ2の上面がよい平面状態であること
が要求されるところ、本考案の角形プラスチツク
容器にあつては、真空成形、圧空成形等によつて
成形されるところから、その隅角部には、原反シ
ートの引き込みが集中して、フランジ2の厚さが
直線部分5に比べて厚くなり、フランジ2を支え
ている胴部8も同様に厚くなるため、隅角部とい
う形状による強度も加わつて、フランジ2の隅角
部3は、変形(離型の際の力、冷却による収縮等
による)が、直線部分5に比べて少なく、しかも
隅角部3は底面と平行状となり、全体としてがつ
ちりと安定した形状となる。
このことが、直線部分5におけるフランジ2に
おいて、その外側縁7が内側縁6より上方にある
ように傾斜さえしておれば、方法bのようにフラ
ンジ2の上面がよい平面状態ではなくても、加熱
板Cによる蓋材Bの加圧は、容器本体Aの4隅の
隅角部において支えることになり、フランジ2面
は一様に規制される。
本考案においては、第2図ロ、第3図イ、第4
図イに示すように、フランジ2は直線部分5にお
いて、その外側縁7が内側縁6に対し上方にあつ
て傾斜しているから、フランジ2面上に蓋材Bを
載置して、上方から加熱板Cにて第3図、第4図
のように加圧すれば、フランジ2の直線部分5
は、下方に押されて隅角部3面及び内側縁6と同
一平面に矯正され、蓋材Bはフランジ2の全面に
わたつて熱接着する。
この場合、直線部分5の下面における胴部8と
の付根部にはV形の切溝9があるから、直線部分
5は軽い力で折れ曲げられる。
なお、直線部分5における外側縁7と内側縁6
との高さの差tは、フランジ2の変形量の最大よ
りも大であることが必要である。
(考案の効果) 本考案のプラスチツク容器は、真空成形、圧空
成形等によつて成形されたものであるところによ
り、その成形の際に、隅角部においては、原反シ
ートの引込みが集中するため、フランジ及び胴部
とも他の直線部分より部厚く形成され、これに隅
角部という形状により強度も加わつて変形が他の
直線部分に比べて少ないということに着目して、
この隅角部間の直線部分において、隅角部のフラ
ンジ面と同じ平面にある内側縁よりも外側縁が上
方にあるように傾斜面を形成したものであるか
ら、フランジ面上に蓋材を載置して上方より加熱
板にて加圧した場合に、加圧につれて直線部分が
滑らかに折れ曲がつて、フランジは加圧された蓋
材と馴染み、その全面にわたつて溶着される。
この溶着は、常に底面と平行な4隅の隅角部面
によつて加熱板の下降が規制されるから、蓋材の
良好な全面的溶着が期待できる。
なお、直線部分のフランジ面の下面には、胴部
の付根にV字形の切溝を設けているから、フラン
ジ面は下方に軽い力で折曲げることができる。
このような本考案の角形プラスチツク容器は、
従来のようにフランジの下面に加圧板に対する支
えの受けを設ける必要はなく、フランジの直線部
分に上方に傾斜する変化を与えるだけで、底面に
平行な4隅の隅角面と相俟つて、その全面にわた
つて蓋材を溶着することができる。
したがつて、真空成形、圧空成形等の角形プラ
スチツク容器の成形において、そのフランジ部の
平面状態に気を遺うことなく、その生産をあげる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる角形プラスチツク容器
の斜視図、第2図イは隅角部の拡大断面図、ロは
直線部分の拡大断面図、第3図イは加熱板の下降
前の正面図、ロは加熱板の下降後の正面図、第4
図はフランジの直線部分の拡大断面図で、イは加
熱板の下降前、ロは下降後のものである。 A……容器本体、B……蓋材、C……加熱板、
1……開口部、2……フランジ、3……隅角部、
4……底面、5……直線部分、6……内側縁、7
……外側縁、8……胴部、9……切溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 真空成形、圧空成形等の角形プラスチツク容
    器において、その成形の際に、原反シートの引
    込みが集中することにより、フランジ及び胴部
    とも同様に部厚く、しかも底面と平行なフラン
    ジの隅角部に対し、フランジ面の各隅角部間の
    直線部分が、隅角部面と同じ平面にある内側縁
    よりも外側縁が上方にあるように傾斜面を形成
    してなる角形プラスチツク容器。 (2) 直線部分のフランジ面の下面には、胴部の付
    根にV字形の切溝が設けられている実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載の角形プラスチツク
    容器。
JP16288083U 1983-10-21 1983-10-21 角形プラスチツク容器 Granted JPS6070508U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16288083U JPS6070508U (ja) 1983-10-21 1983-10-21 角形プラスチツク容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16288083U JPS6070508U (ja) 1983-10-21 1983-10-21 角形プラスチツク容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6070508U JPS6070508U (ja) 1985-05-18
JPH035541Y2 true JPH035541Y2 (ja) 1991-02-13

Family

ID=30357555

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16288083U Granted JPS6070508U (ja) 1983-10-21 1983-10-21 角形プラスチツク容器

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US6499595B1 (en) * 1999-07-29 2002-12-31 The Gillette Company Container for shaving cartridge or other stored item
JP4619211B2 (ja) * 2005-06-28 2011-01-26 積水化成品工業株式会社 内嵌合容器及びその成形方法
JP2015093688A (ja) * 2013-11-11 2015-05-18 出光ユニテック株式会社 容器本体、容器および容器の製造方法

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