JPH0355320Y2 - - Google Patents

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JPH0355320Y2
JPH0355320Y2 JP13386086U JP13386086U JPH0355320Y2 JP H0355320 Y2 JPH0355320 Y2 JP H0355320Y2 JP 13386086 U JP13386086 U JP 13386086U JP 13386086 U JP13386086 U JP 13386086U JP H0355320 Y2 JPH0355320 Y2 JP H0355320Y2
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JP
Japan
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seat
crosspiece
grip
screw member
chair
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JP13386086U
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、学習用あるいは事務用等として広く
使用される椅子に関するものである。
[従来の技術] この種の椅子として、水平部と起立部とからな
るL字形の横木を備え、座の両側面にその横木の
水平部を添設するとともに、この横木の起立部間
に背もたれを設けてなるものが知られている。そ
して、このような形式の椅子においては、前記各
横木の複数箇所をダボやねじ部材等を用いて座枠
の両側部に止着するようにしている。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、このような構成のものでは、背もた
れを倒すことができないので、保管したり梱包し
て運搬するに際し、嵩高なものになるという不都
合がある。ねじ部材により横木を止着しているも
のでは分解して梱包する場合もあるが、従来のも
のは前述したように各横木の複数箇所をねじ部材
により止着するようにしているので、梱包を解い
た後、その横木を座に組付けるのに手間がかかる
という問題がある。
なお、この種の椅子として、その横木の水平部
と、起立部とを突合せ可能に分離してその境界部
分にヒンジ機構を設けておき、その起立部を前方
へ回動させることができるようにしたものもあ
る。しかして、この形式の椅子は前記起立部の回
動により背もたれを座の上面近傍にまで倒すこと
ができるため、以上のような不具合を招くことは
ないが、横木の水平部と起立部との境界部分は非
常に手を触れる可能性の高い部位である。そのた
め、この部分にヒンジ機構を設けておくと、背も
たれを起立させた際に指などを詰め易いという危
険性がある。
本考案は、このような問題点を一挙に解消する
ことを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、以上のような目的を達成するため
に、次のような構成を採用したものである。
すなわち、本考案に係る椅子は、水平部と起立
部とからなるL字形の横木を備え、座の両側面に
その横木の水平部を添設するとともに、この横木
の起立部間に背もたれを設けてなるものであつ
て、前記各横木の水平部の後端部分を前記座の後
部に位置する部材に軸着する支軸と、その水平部
の前端部分に設けられ座の前部に位置する部材の
下面に係接して該横木の後方への回動を規制する
係接片と、この係接片を前記座の前部に位置する
部材に締着するねじ部材と、外周を横木の外側面
よりも外側に位置させてこのねじ部材の頭部に設
けられ少なくともその外周部分が弾性材により構
成されたグリツプとを具備してなることを特徴と
するものである。
[作用] このような構成のものであれば、横木を支軸を
中心にして回動させることができる。そのため、
背もたれを座の上面に添接する位置にまで倒すこ
ともできる。
この状態から横木を後方に回動させて背もたれ
を起立させると、横木の水平部に設けた係接片が
座の前部に位置する部材の下面に当接して横木の
後方への回動が禁止される。そして、この係接片
をねじ部材により座の前部に位置する部材に締着
すれば横木が座に固定されて使用時の形態が整う
ことになる。
なお、グリツプは前記ねじ部材を緊締方向ある
いは弛緩方向に回動操作するためのものである
が、このグリツプは座の前端部に位置し、その弾
性材製の外周部分が横木の外側面よりも外側に突
出している。そのため、この椅子を机等に対して
出し入れする際には、その横木の前端外側縁が前
記机等の内壁面に当接する前に、このグリツプの
外周面がその内壁面に当接することになる。
[実施例] 以下、本考案を学習用の椅子に適用した場合の
一実施例につき、図面を参照して説明する。
この椅子は、第1図に示すように、脚1のベー
ス部2に支柱3を立設し、この支柱3の上端部に
座4を支持させ、この座4の両側面に横木5を添
設し、これら横木5の上端部間に背もたれ6を設
けてなるものである。
詳述すれば、脚1は、ベース部2の上面両側部
に対をなす支柱3を立設してなる。支柱3は、内
柱部材31と外柱部材32とをテレスコープ状に
摺動可能に組合わせたもので、前記内柱部材31
の下端に横断面コ字形の取付金具33を固着する
とともに、前記外柱部材32の上端に横断面L字
形の座受金具34を固着し、その外柱部材32の
上端部間に横架材7を架設している。そして、前
記支柱3内に前記内柱部材31と外柱部材32と
の上下相対位置を変更するねじジヤツキ式の昇降
位置調節機構(図示せず)がそれぞれ内蔵させて
あるとともに、前記横架材7の内部には、操作ハ
ンドル8に加えられる回転操作力を前記両昇降位
置調節機構に伝達して座4を昇降させるクランク
式の伝動機構(図示せず)が収容してある。
座4は、天板41の下面縁部に座枠42を設け
てなるもので、その天板41および座枠42の外
面側には図示しないクツシヨン材を介して表張材
43が張設してある。なお、この座枠42は、前
記天板41の下面前縁部に固着された前枠部42
aと前記天板41の下面後縁部に固着された後枠
部42bとからなり、両側枠部分は省略されてい
る。
そして、この座4を前記支柱3の座受金具34
に座固定用のねじ部材45,46を用いて固定し
ている。すなわち、支柱3の上端に固設した座受
金具34は、水平片34aと起立片34bとを具
備してなる横断面L字形のもので、その前後方向
の寸法は前記座枠42の前枠部42aと後枠部4
2bとの離間距離に対応する長尺なものに設定し
てある。そして、その座受金具34の前後両端部
にねじ孔35,36を有した舌片状の取付片34
c,34dをそれぞれ一体的に設け、前端側の取
付片34cを前記ねじ孔35に挿通させたねじ部
材45により前記座枠42の前枠部42aの内面
に止着するとともに、後端側の取付片34dを前
記ねじ孔36に挿通させたねじ部材46を介して
前記座枠42の後枠部42bの内面に止着してい
る。
一方、横木5は、水平部51と起立部52とを
一体に構成してなるL字形のものである。そし
て、その水平部51の後端部分を支軸53を介し
て前記座4の後部に位置する部材に軸着するとと
もに、その水平部51の前端側に座4の前部に位
置する部材の下面に係接して該横木5の後方への
回動を規制する係接片54を設けている。すなわ
ち、支軸53は座4の後部に位置する部材である
前記座枠42の後枠部42bに固設されたもの
で、前記横木5はこの支軸53回りに回動し得る
ようになつている。また、係接片54は、第5図
に示すように、金属板をL字形に成形したもの
で、その基端部をねじ部材55を介して横木5の
内面に固着してある。そして、この係接片54に
ボルト孔56を設け、このボルト孔56にねじ部
材57を抜止めリング58を用いて抜出不能に貫
装させるとともに、前記座4の前枠部42aにイ
ンサートナツト47を下方に開口させて埋設して
いる。そして、このインサートナツト47に前記
ねじ部材57を螺合させ締め付けることによつ
て、この係接片54を座4に固定することができ
るようにしている。なお、このねじ部材57の頭
部にはグリツプ59が取着してある。このグリツ
プ59は、前記ねじ部材57に固着された芯材5
9aを備えており、その外周部分にはゴム等の弾
性材により作られた外殻部材59bが装着してあ
る。そして、このグリツプ59の外周59cは、
第6図に示すように、前記横木5の外側面5aよ
りも、外側に位置させてある。
このような構成のものであれば、横木5を支軸
53を中心にして前方へ回動させることができ
る。そのため、第4図に示すように、背もたれ6
を座4の上面に添接する位置にまで倒すこともで
きる。したがつて、保管する場合や梱包して運搬
する際などにおける嵩ばりを使用時の状態に比べ
て大幅に少なくすることができる。
この状態から横木5を後方に回動させて背もた
れ6を起立させると、その横木5の水平部51の
前端側に設けた係接片54が座枠42の前枠部4
2aの下面に当接して横木5の後方への回動が禁
止される。そして、この係接片54をねじ部材5
7により座4に締着すれば、第1図および第3図
に示すように、横木5が座4に固定されて使用時
の形態が整うことになる。
しかして、この使用状態においては、前記グリ
ツプ59が座4の前端部に位置し、その外周部分
に設けた弾性材製の外殻部材59bが横木5の外
側面5aよりも外側に突出している。そのため、
この椅子を机等に対して出し入れする際には、そ
の横5の前端外側縁5bが前記机などの内壁面に
当接する前に、このグリツプ59の外周59cが
その内壁面に弾性的に接触することになる。その
ため、机の内壁面等に、椅子の衝突による擦傷等
がつくという具具合を、格別な緩衝材を設けるこ
となしに有効に防止することができる。すなわ
ち、このグリツプ59は、ねじ部材57を緊締方
向あるいは弛緩方向に回動操作するための操作用
つまみとしての役割と、緩衝材としての役割とを
兼ねることになる。
なお、本考案に係る椅子は、学習用のものに限
定されず、例えば、事務用のもの等であつてもよ
い。
また、支軸は、横木に固定され座に対して回動
する方式のものでもよい。
さらに、係接片もL字形のものに限られず、本
考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能で
ある。
また、座の後部に位置する部材および座の前部
に位置する部材も、前記実施例のものに限定され
るものではない。例えば、座受金具の後部取付片
および前部取付片をそれぞれ座の側面部分にまで
延長し、その後部取付片の延長端に横木を軸支す
る支軸を設けるとともに、前部取付片の下面部に
横木の係接片を当接させてグリツプ付きのねじ部
材により止着し得るようにしてもよい。しかし
て、この場合には、前記座受金具の後部取付片が
座の後部に位置する部材となり、前部取付片が座
の前部に位置する部材となる。
[考案の効果] 本考案は、以上のような構成であるから、ねじ
部材を取り外しておけば、横木を背もたれととも
に支軸まわりに回動させることができる。そのた
め、背もたれを座の上面にまで倒すことも可能と
なり、所要箇所へ収納しておく際や梱包して運搬
する際等の嵩ばりを少なくすることができる。
しかも、この状態から横木を後方に回動させる
ことにより背もたれを起立させて係接片を座前部
に位置する部材の下面に当接させ、その係接片を
ねじ部材により座に固定するだけで使用形態が整
うことになる。そのため、横木を座から取り外し
て梱包するようなものに比べてねじ部材等による
止着箇所が少ない。したがつて、使用者段階にお
ける組立ての手間を半減させることができるとい
う効果が得られる。
さらに、このような構成のものは、使用状態で
は背もたれが完全に固定されたものとなる。その
ため、横木の水平部と起立部との境界部分にヒン
ジ機構を設けたもののように、使用中にそのヒン
ジ部分で指等を誤つて詰めてしまうというような
危険性が一切ないという利点もある。
その上、前記グリツプの少なくとも外周部分が
弾性材により構成されており、その外周部分が横
木の前端部外側面よりも外側に突出しているの
で、この椅子を机等に対して出し入れする際に、
このグリツプが緩衝材としての役割をも担うこと
になる。そのため、机の内壁面等に傷を付けるの
を有効に防止することができるという効果も得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一実施例を示し、第1図は全
体の斜視図、第2図は座の裏面から観察した分解
斜視図、第3図および第4図は作用説明図、第5
図は係接片をねじ部材により座に止着している部
分を示す拡大断面図、第6図は同部分を示す平面
図である。 1……脚、2……ベース部、3……支柱、4…
…座、5……横木、5a……外側面、42……座
枠、42a……座の前部に位置する部材(前枠
部)、42b……座の後部に位置する部材(後枠
部)、51……水平部、52……起立部、53…
…支軸、54……係接片、57……ねじ部材、5
9……グリツプ、59b……弾性材製の外殻部
材、59c……外周。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 水平部と起立部とからなるL字形の横木を備
    え、座の両側面にその横木の水平部を添設すると
    ともに、この横木の起立部間に背もたれを設けて
    なる椅子であつて、 前記各横木の水平部の後端部分を前記座の後部
    に位置する部材に軸着する支軸と、その水平部の
    前端部分に設けられ座の前部に位置する部材の下
    面に係接して該横木の後方への回動を規制する係
    接片と、この係接片を前記座の前部に位置する部
    材に締着するねじ部材と、外周を横木の外側面よ
    りも外側に位置させてこのねじ部材の頭部に設け
    られ少なくともその外周部分が弾性材により構成
    されたグリツプとを具備してなることを特徴とす
    る椅子。
JP13386086U 1986-08-31 1986-08-31 Expired JPH0355320Y2 (ja)

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JPS6338845U JPS6338845U (ja) 1988-03-12
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