JP2001314257A - 転倒防止機構付ワゴンおよびその付属機器 - Google Patents

転倒防止機構付ワゴンおよびその付属機器

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JP2001314257A
JP2001314257A JP2000136499A JP2000136499A JP2001314257A JP 2001314257 A JP2001314257 A JP 2001314257A JP 2000136499 A JP2000136499 A JP 2000136499A JP 2000136499 A JP2000136499 A JP 2000136499A JP 2001314257 A JP2001314257 A JP 2001314257A
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wagon
box
shaped
floor
straight
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Seishiro Yoshihara
征四郎 吉原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用時には作業面を広く展開できる、使い易い
折り畳み式ワゴンを提供する。また転倒の危険性の小さ
な転倒防止器、原稿立て、疲れにくい使い易い機器類
と、これを搭載したワゴンを提供する。 【解決手段】箱形ワゴンの作業可能面積を増大する複数
の方向に、天板などを展開して使用状態とする。ワゴン
本体車輪の接床点を結ぶ包絡線よりも外に接床点を拡げ
るように展開部材を展開し、その一以上によってワゴン
を安定させる。好ましくは外形がほぼ同寸法の一対の箱
形ワゴンを左右に並べて、奥隅対部をヒンジ機構によっ
て連結し、ヒンジ機構を中心として開いて天板とワゴン
対を一体化する。卓上に仮設して用いる机面シートの手
前端部に、手の動きに従動する手置き部材を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は車輪付の折り畳み式
ワゴンやキャビネットや、これを使い易くするための付
属機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のいわゆる袖ワゴンを机として使用
する場合には、座位では、少なくとも大腿部の長さ離れ
なければならず、膝がつかえて使いにくかった。従来の
袖付事務机は専有面積が大きく、事務所の面積が広くな
りすぎていた。袖なし机では専有面積は小さくできる
が、書類などの保管が出来なかった。また、公知の折り
畳み式机やテーブルでは、専有面積は小さくできるもの
の、作業可能面積が小さく、これを大きくすると転倒の
危険性増大や、組立の面倒さがあった。また、公知の折
り畳み式の机やテーブルやキャビネットは単機能であ
り、パソコン機器などの収納は難しく、使い勝手が悪か
った。特に車輪を取り付けた場合には、車輪ロックが面
倒であったり、ロックが十分に機能せず、不安定感が避
けられず、使い心地が悪かった。また、小さな作業空間
でパソコンなどを搭載し、使い易くする補助機器が少な
かった。さらにパソコンのセキュリティはソフト面で改
良が続けられているが、起動ディスクや補修ディスクに
よってパソコンが起動できるように構成されている以
上、これらのディスクを用いた攻撃には無防備であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は非使用時には
コンパクトで、使用時には作業面を広く展開して使用で
きる、使い易い折り畳み式ワゴン、キャビネット、ない
し事務机を提供することを目的とする。また転倒の危険
性の小さな転倒防止器や、原稿立てや、疲れにくい使い
易い機器類と、これを搭載したワゴン、キャビネットな
いし事務机を提供することを目的とする。さらに、パソ
コンのセキュリティを物理的に高くした机ないし収納庫
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段1】本発明は次のように構
成して課題を解決する。すなわち、上面を卓板とし、そ
の下部に書類や事務機器や日用品を収容閉鎖できる空間
を有する車輪付箱形ワゴンにおいて、この箱形ワゴンの
作業可能面積を増大する複数の方向に、天板または作業
卓板を含む複数の部材を直線または旋回運動により展開
して使用状態とする構成とすること、そして折り畳み時
の箱形ワゴン本体車輪の接床点を結ぶ包絡線よりも外に
接床点を拡げるように展開する展開部材を装着するこ
と、そして引出とする下段の展開部材前下には接床車輪
を装着し、この引出と箱形ワゴンとの連結誘導機構を、
接床間隔を大きくする方向に引出展開することにより、
箱形ワゴンの転倒回転モーメントを大きくする引出支持
機構とすること、そして前記の包絡線外に接床する展開
部材の一以上によって、卓板ないし機器搭載部材を構成
する展開部材または箱形ワゴンに対し、上向きの力を付
加して箱形ワゴン本体の車輪負荷を軽減するように構成
することを特徴とする転倒防止機構付ワゴンである。こ
こで展開部材とは、箱形ワゴンに装着する部材のうち、
箱形ワゴンの卓板や機器類搭載面などの作業可能面積を
増大するものや、接床支持部材などの支点距離を拡大し
て耐転倒性を増大する部材を指称する。すなわち箱形ワ
ゴンを構成する天板や作業卓板や引出しや側板や転倒防
止器などの支持脚がこれに含まれる。展開とは、これら
の展開部材を箱形ワゴンに閉じた状態から、直線的に、
または旋回させて、作業可能面積や接床スパンを増大す
る操作や状態である。なお箱形ワゴンは、外見が略立方
体であり、従来の車輪付袖ワゴンや、車輪付キャビネッ
トを含み、いずれも閉鎖空間を持つものに限定する。
【0005】
【作用1】課題を解決するための手段1に記載の技術構
成により、下記の作用および効果を得ることができる。
すなわち、上面を卓板とし、その下部に書類や事務機器
や日用品を収容閉鎖できる空間を有する車輪付箱形ワゴ
ンにおいて、この箱形ワゴンの作業可能面積を増大する
複数の方向に、天板または作業卓板または引出を含む複
数の部材を、直線運動または旋回運動により展開して使
用状態とする機器構成とすることによって、非使用時に
は場所をとらずにコンパクトな箱形ワゴンとし、使用時
には構成部材をバランス良く展開して作業可能範囲を拡
大して安定させ、使い易く、パソコン機器などの収納を
容易にして、多機能化することができるようになる。す
なわち複数の方向に複数の部材を展開することによっ
て、作業時の重心バランスをとって転倒を防止し、身近
に有効作業可能面積を拡げ、接床面積を拡げて安定さ
せ、使い易くすることができるようになる。特に折り畳
み時の箱形ワゴン本体車輪の接床点を結ぶ包絡線よりも
外に、接床点を拡げるように展開する展開部材を装着す
ることによって、転倒回転モーメントを大きくすること
ができるようになる。ここで折り畳み時の箱形ワゴン本
体車輪の接床点を結ぶ包絡線とは、その車輪が4個の場
合には、車輪接床点を結ぶ四角形が包絡線であり、その
外側に展開部材の接床点を置くことである。具体的に
は、下段展開部材を引出とし、下段の展開部材前下には
接床車輪を装着し、この引出と箱形ワゴンとの連結誘導
機構を、接床間隔を大きくする方向に引出展開して使用
し、箱形ワゴンの転倒回転モーメントを大きくする引出
支持機構とすることによって、転倒の危険性を緩和し、
安定感を増大して使い易くすることができるようにな
る。そして前記の包絡線外に接床する展開部材の一以上
によって、卓板ないし機器搭載部材を構成する展開部材
または箱形ワゴンに対し、上向きの力を付加して、箱形
ワゴン本体の車輪負荷を軽減するように構成することに
よって、その支持剛性を向上して、安定感を増大するこ
とができるようになる。上段可動部を構成する天板ない
し旋回板を展開して使用状態としたのち、その手前下段
から、コンピュータキーボードを搭載できる広さの中段
展開部材を、定位置の作業者側に向かって、例えば10
0ないし400mm突出しできる構成とすれば、作業可能
面積を拡大でき、キーボードを扱いやすい場所に置き、
コンピュータ操作が容易になり、同時に書類の処理も容
易にできるようになる。その他の作用および効果につい
ては、実施例の項目で詳述する。特に展開部材を折り畳
むことによって、外壁を封鎖し、コンピュータやそのス
イッチ類を施錠閉鎖空間に搭載することが可能になり、
非使用時にはこれを施錠し、使用時には引出すだけで使
用できるので、セキュリティを向上できるようになる。
これによる煩雑さやコストの増加は小さい。
【0006】
【実施例1−1】図1ないし図23に示すように、上面
を卓板とし、その下部に書類や事務機器や日用品を収容
閉鎖できる空間を有する車輪付箱形ワゴンにおいて、こ
の箱形ワゴンの作業可能面積を増大する複数の方向、す
なわち左右、または前後、または前と右などに、天板ま
たは作業卓板を含む複数の部材を、直線または旋回運動
により展開して使用状態とする構成とする。ここで作業
可能面積を増大する方向とは、例えば各図中の矢印の向
く方向であって、引出を開いたり作業板を展開すること
によって、作業に利用できる面積が増大する方向であ
り、支承部材の場合には、その効果が増大する範囲内で
ある。これらの展開部材として、図には上段部の天板展
開部材ないし可動卓板1のほか、その下段または側下段
の上段展開部材ないし可動卓板2、2’や、これより下
段の中段展開部材3、下段展開部材4のほか、付属展開
板5や、前板可展部材6や、転倒防止器8、8’、8”
などが示されている。その展開方向は手前方向や側方向
や奥方向などの二以上である。図には手前方向と右方向
に展開する例を多く示している。これらはいずれも勝手
違いとすることができる。また勝手違いに部品を組み立
てるように構成することができる。そして箱形ワゴンに
は、その折り畳み時の車輪接床点を結ぶ包絡線よりも外
に、接床点を拡げるように展開する展開部材を装着す
る。こうすることにより箱形ワゴンの姿勢が安定し、制
動効果も大きくなり、使い易くできる。そして図示のよ
うに、引出とする下段の展開部材4の前下には接床車輪
7を装着し、この引出と箱形ワゴンとの連結誘導機構
を、接床間隔を大きくする方向に引出展開することによ
り、箱形ワゴンの転倒回転モーメントを大きくする引出
支持機構とする。すなわちこの接床車輪7では、引出の
自重を支えるだけでなく、箱形ワゴンと引出との連結部
を、上下方向への回転をさない機構、例えば展開部材に
装着する車輪の上下方向への動きや、変位をガイド溝壁
で拘束する機構を採用する。特に、図24に示すよう
に、下段展開部材4の動きを拘束する連結誘導機構37
を、下段展開部材収納時にはその奥部35を落とし、接
床車輪7を床36から浮上した状態で、その位置に安定
して留め、下段展開部材4を引出展開時には、これを降
下させ、展開に従って接床車輪7を接床して、床を次第
に強く押圧するように構成し、箱形ワゴンに対して、つ
いには持上力を作用させるように、床36に対して、勾
配を付けた構成とするのが最も良い。そして前記の包絡
線外に接床する展開部材の一以上によって、卓板ないし
機器搭載部材を構成する展開部材または箱形ワゴンに対
し、上向きの力を付加して箱形ワゴン本体の車輪負荷を
軽減するように構成する。すなわち天板、作業卓板引出
などを、前記の包絡線外に接床する展開部材の一以上に
よって支承し、重力による応力を軽減させる方向に補強
して、接床ガタをなくする。後述の転倒防止器などは、
一方向に摺動するラチェット機構や鋸歯状受け面を用い
れば、使用中の箱形ワゴンの振動や揺動によりガタを小
さくする方向に作動して、箱形ワゴンを安定させること
ができるようになる。下段展開部材4の直上の、すなわ
ち下から二番目の展開部材3に重量物を搭載する場合に
は、その両者を同方向に引出す引出とし、下段の展開部
材前下には接床車輪7を装着し、これによって下から二
番目の展開部材を支承する。天板展開部材1の展開後の
作業面の広さは、箱形ワゴンの天板とほぼ同程度とする
のが良い。上段展開部材2、2’の展開作業面の広さ
は、コンピュータキーボードを搭載できる広さとするの
が良い。図1ないし図16の例ではいずれも上段展開部
材2が天板展開部材1の下から現れており、この出てい
る方向に人が座るのが良い。コンピュータキーボードの
寸法は人体の前後方向に100ないし200mm程度、左
右方向には200ないし500mm程度のものが多く、書
類は前後方向に200ないし400mm、左右方向に20
0ないし400mm程度のものが多いため、両者を選択自
在に置くためには前述の寸法が最も適している。左右方
向は狭くても多少のオーバーハングや、広ければマウス
の操作しやすさなど、好みに合わせることができる。特
に展開部材を折り畳むことによって外壁を封鎖するよう
に構成すれば、コンピュータやそのスイッチ類を施錠閉
鎖空間に搭載することが可能になり、非使用時にはこれ
を施錠し、使用時には引出すだけで使用できるので、セ
キュリティを向上できるようになる。
【0007】
【実施例1−2】実施例1−1の条件に加えて、好まし
くは少なくとも上段展開部材2の作業者に最も近い部分
を、ガラスや高分子材料などの透明板10とし、その下
段を透視できる構成とする。例えば図1ないし図4、お
よび図6に示すように、その直下の展開部材上での、例
えばキーボード操作を、透明板10を通して、目で確認
できるように構成する。このように構成することによっ
て、目視確認可能な作業範囲を拡大でき、作業しやすく
できる。なお図1ないし図3には展開部材1の一部が透
明板10の例、図4と図6には展開部材1全体が透明板
10である例を示している。
【0008】
【実施例1−3】実施例1−1ないし1−2の条件に加
えて、好ましくは図1、図12、図14に示すように、
下段展開部材前板11の上端によって、その直上の展開
部材下部を支承するように構成する。このように構成す
ることによって、下から二番目の展開部材3に重量物を
搭載できるようになる。図1、図12に示すように、下
段展開部材前板11による支承点を支承車輪12とし、
その直上被支承部定位置にへこみを付けて、引出安定停
止位置を構成するのが良い。このような支承構造によ
り、重量物を搭載した状態でも、転倒や破損を防止でき
るようになる。
【0009】
【実施例1−4】実施例1−1ないし1−3の条件に加
えて、好ましくは、図1に示すように、少なくとも下か
ら二番目の展開部材前板14、またはその側板25の一
部分を、ヒンジ機構により外側に展開可能に構成する。
このように構成することによって、ここでプリンタなど
の高さの高い重量物を、側板位置からはみ出して、転倒
の心配がなく使用できるようになり、その操作も容易に
できるようになる。
【0010】
【実施例1−5】実施例1−1ないし1−4の条件に加
えて、好ましくは図1ないし図12に示すように、上段
展開部材部の一側壁を、その直下の展開部材前板14で
兼用し、上段展開部材のガイドをこの前板部に設けず、
その奥側面複数位置と手前角側とで上段展開部材2をガ
イドする構成とする。このように構成することによっ
て、間口を上方に拡大でき、プリンタなどの高さの高い
機器の収納や、使用中に一部内部に残る機器の上方への
展開が可能になる。
【0011】
【実施例1−6】前記の実施例の条件に加えて、好まし
くは図1ないし図6に示すように、天板展開部材1を箱
形ワゴンの側部にヒンジ機構により垂下し、この外面を
上方に展開して、水平卓板を構成する。図1ないし図3
では、この天板展開部材1の下面を、箱形ワゴンの側部
から水平ないしわずかに斜め下方に旋回展開した展開支
持部材19によって支えている。これを隣接する箱形ワ
ゴンのキャスタが浮上しない範囲内で、わずかに斜め下
方に旋回展開すると、これによって床面を強圧して、箱
形ワゴンを安定させることが容易になる。接床した展開
支持部材19の接床部には車輪を装着するのが良い。接
床した展開支持部材19は、転倒防止効果も具備してい
る。図4では、この天板展開部材1の下面を、引出式上
段展開部材2の側板によって、図5では固定天板13に
装着する閂状の展開支持部材19によって支えている。
図6では透明板10を固定天板13の下面部から水平に
引出し、上段展開部材2を前記のように上方に展開し、
固定天板13や透明板10よりも低くしている。上段展
開部材2はその側部から水平状態に展開している。図1
の例では付属展開板5をさらに展開できる。図2には上
段展開部材2を水平方向に旋回し、さらに前板可展部材
6を展開する例を示している。図3と図4には引出式の
例、図5と図7は水平方向に旋回する上段展開部材2’
の例で、この端部によって天板展開部材1や上段展開部
材2の端部を持ち上げるように支持固定している。
【0012】
【実施例1−7】図8に示すように、天板展開部材1を
固定部のガイド溝に沿って側方に引出し、その下段から
側方に引出式上段展開部材2を水平に引出展開する構成
とする。そして好ましくは上段展開部材2から付属展開
板5を引出す構成とする。このような引出式付属展開板
は図には展開部材の上面から引き出す例を示している
が、その下面や内部から引き出すように構成することが
できる。
【0013】
【実施例1−8】前記の実施例の条件に加えて、図9、
図10、図11に示すように、箱形ワゴンの上面を構成
する天板展開部材1の端部を、箱形ワゴン部材にヒンジ
機構で取付け、天板展開部材1を上方を経由して展開し
て水平とする。その下段の上段展開部材は、種々の選択
肢が可能である。また図11に示すように、図9に示し
た構成に加えて、天板を展開した後を、奥側の側板を旋
回して補充するように構成することができる。
【0014】
【実施例1−9】前記の実施例の条件に加えて、図12
と図15に示すように、天板展開部材1を水平に旋回し
て側方に展開する。そして展開後の作業位置において、
展開軸と一体の締付ヘッド15により、天板展開部材2
の展開拘束力を調節するとともに、楔合部材16によっ
て箱形ワゴンに天板を楔合固定する構成とする。締付ヘ
ッド15や契合部材16は、ねじ回転締付や偏心カムを
レバーで回転する簡便な機構が適している。図15に示
すように、天板展開部材1を水平に旋回する場合に、こ
れに楔合部材16を水平旋回方向の複数位置に装着し
て、それらの各楔合位置において楔合部材16により固
定するように構成すれば、天板展開部材1の水平旋回角
を複数の中から選定できるようになる。その下段の上段
展開部材2は、種々の選択肢が可能である。例えば図1
2ではその下段から、図2や図10と同様に、側前方に
上段展開部材2を水平に旋回して引出展開する構成とし
ている。
【0015】
【実施例1−10】前記の実施例の条件に加えて、展開
部材が少なくとも展開始点位置において、箱形ワゴンの
外装部材を構成して、楔合施錠できる楔合部材対をその
両者に装着すること、そして展開部材を作業位置まで展
開した場合に、箱形ワゴン内部に収容または装着するス
イッチ類を、操作できる位置に露出するように構成す
る。例えば展開部材を展開して露出する施錠仕切空間、
またはその直下の施錠閉鎖展開部材空間に、電源スイッ
チ付きタップ20を内蔵する。ここでスイッチ付きタッ
プとは、電源プラクを差し込むいわゆるコンセントであ
り、この電源をオンオフするスイッチを装着するもので
ある。この電源スイッチ付きタップ20は、操作しやす
い定位置に固定装着することができる。このように構成
することによってコンピュータなどのスイッチ類を施錠
空間に集中して、ハード的にセキュリティを向上するこ
とができるようになる。
【0016】
【実施例1−11】前記の実施例の条件に加えて、天板
展開部材1または上段展開部材板2の周縁部には、周囲
面よりも埋没して連結ジグ18を設置する取付孔を予加
工しておく。連結ジグ18をビスナットなどを介してこ
れらに装着、または索体を直接この孔に装着し、この連
結ジグ18にベルトや索体によりキーボードなどを装着
できるようにして、キーボードなどの転落を防止できる
ように構成する。好ましくは、天板展開部材1へのベル
ト連結ジグ18と、これに連結するベルトと、ベルトゆ
るみ止めジグとにより構成し、キーボード側に装着した
ベルト通しジグ内にベルトを通して、キーボードの動き
を許して装着する。ベルトの代わりに索材を用いること
ができる。天板1や上段展開部材2に装着する連結ジグ
18は、ねじ機構のほか、接着剤や粘着剤により天板展
開部材1や上段展開部材2に固定することができる。
【0017】
【実施例1−12】前記の実施例の条件に加えて、天板
展開部材ほかの構成部材を勝手違いに組立可能なように
構成する。例えば箱形ワゴンと展開部材を左右対称形と
し、使用状況に応じて組立方向を選択する。
【0018】
【実施例1−13】前記の実施例の条件に加えて、図1
7に示すように、天板展開部材1や上段展開部材2など
の展開部材を、使用時の横方向には弾性変形範囲内で曲
げ剛性を大きくし、使用時の前後方向には弾性変形範囲
を容易に逸脱して、塑性変形またはヒンジ機構により、
上下方に変形できるように構成する。その上面をへこま
せるように折り曲げれば、手前にキーボードを、先に入
力用書類などを立てて用いるのに便利になる。また図1
7のように、その上面を上方にとつに折り曲げれば、手
前斜面にキーボードの傾斜を強くして乗せ、前記の手置
き部材か、またはベルトまたは索体によりキーボードの
滑落を防いで、椅子の背もたれにもたれながらキー入力
することが容易となる。この変形状態は、ねじ機構や偏
心カム機構などにより締め付けて、その形状を固定する
ことができる。折り曲げ機構としてヒンジ機構を採用
し、ヒンジ機構部の折り曲げ限界または折り曲げ剛性
を、ねじ機構付き締付具により調節可能に構成するこ
と、そしてその作業板または展開部材板のうちの一素片
について、その2以上の部位を箱形ワゴン枠または箱形
ワゴン枠に対して、ねじ機構またはカム締付機構により
固定するように構成すること、そして作業板または展開
部材板を水平面に置いた場合に、その人体に最も接近す
る部分の左右方向に、それより離れた部分に対して、手
置き部材6を形成すること、そして天板展開部材1また
は縦断展開部材2や、その他の展開部材板の周縁部に
は、周囲面よりも埋没して連結ジグ18を設置する取付
孔が予加工されている作業板または展開部材板とするの
が最も良い。このように構成することによって、狭い作
業板上でも、例えばコンピュータキーボードを、任意の
角度に傾斜して操作できるようになる。一般にはキーボ
ードの操作は前屈みで行わなければならないが、椅子の
背もたれ部にもたれかかった状態で、キーボードを操作
し易い状態にして操作できるようになる。これらの作業
は、箱形ワゴンの転倒防止機能が、本発明で開示したよ
うに、十分に作動できる場合に可能になる。
【0019】
【実施例1−14】前記の実施例の条件に加えて、箱形
ワゴンにおいて、図15、図16に示すように、天板展
開部材1を、展開軸と一体の締付ヘッド15を締め付け
て固定するように構成すること、そしてその前方側を展
開軸と一体の締付ヘッド15を締付操作するように構成
する。締付ヘッド15としては、公知のねじ締付機構や
レバー操作偏心カム締付機構が適している。
【0020】
【実施例1−15】前記の実施例の条件に加えて、展開
部材を持つ箱形ワゴンにおいて、図1ないし図11に示
すように、下段展開部材前板11を上下に二分割するこ
と、そしてその前板下部材はその展開部材側部材および
底部材に固定すること、そしてその前板上部材はその下
端部を、前板下部材上端部にヒンジ機構により連結する
こと、そしてこの前板上部材は、ヒンジ機構を中心とし
て前方へ30ないし100度傾斜し、傾斜限界部材によ
り傾斜角を制限する構成とすること、そして前板上部材
には箱形ワゴン側部材22と連結するロック機構を装着
することを特徴とする箱形ワゴンである。傾斜限界部材
としては、展開部材側部材と前板上部材とを連結する手
段のほかに、その前板上部材下端と前板下部材上端とを
その内面部においてヒンジ機構により連結し、両板が垂
直の場合に両板突き合わせ外部面側に30ないし90度
のV状開先溝を形成するのが良い。こうすることによっ
て下段展開部材内への出し入れが容易になる。
【0021】
【実施例1−16】前記の実施例の条件に加えて、天板
展開部材1の支承部近傍に、電池式ランプまたは電池式
振動器29を装着すること、そして人が天板展開部材1
に付加する押圧力の大小により、圧力スイッチまたは変
位接点を開閉して、ランプまたは振動器をオンオフする
ことを特徴とする警告発信器付き作業板である。これに
よって作業板支持構造部材に過度の負荷をかけるのを防
ぎ、その破損を防ぐことができる。また、居眠りなどに
よる身体からの大きな負荷が作用した場合に、光や振動
によって警告することができるようになる。
【0022】
【実施例1−17】前記の実施例の条件に加えて、前記
の実施例の条件に加えて、箱形ワゴンの外壁または下部
には外部と電気配線コードを通す配線孔を設け、その内
部仕切空間の一以上には、電気配線コードを通す配線孔
を設けることを特徴とする転倒防止機構付箱形ワゴンで
ある。
【0023】
【実施例1−18】前記の実施例の条件に加えて、好ま
しくは図1ないし図3に示すように、天板1の上面には
箱形ワゴン折り畳み状態の車輪または脚投影位置に、天
板端へこみ形状部31を形成するのが良い。このように
構成することによって、箱形ワゴンを積み重ねても、車
輪が脱落し難くなる。
【0024】
【実施例1−19】図5に示すように、箱形ワゴンの側
部へこみ解放部に索体34を張って施錠し、出し入れ口
を狭める。これによってコンピュータ32などの搭載物
の盗難が防止できるようになる。
【0025】
【実施例1−20】前記の条件に加えて、好ましくは図
1ないし図6、および図8ないし図12に示すように、
展開しない側部に、折り畳み式椅子33やタワー型や縦
置き型パソコン32などを収容するへこみ部を構成す
る。このように展開部材を折り畳むことによって外壁を
封鎖し、コンピュータやそのスイッチ類を施錠閉鎖空間
に搭載して、非使用時にはこれを施錠することによっ
て、盗難やいたずらをハード的に防止できるようにな
る。
【0026】
【課題を解決するための手段2】箱形ワゴンの奥上部に
は、旋回支承部材の旋回軸を左右方向とし、ストッパピ
ン、ねじ機構、ストッパブロック、エアーバッグ、索体
のいずれか一以上の位置決め手段により、前後方向に傾
斜角度を選択可能な構成で搭載することを特徴とする課
題を解決するための手段1項記載の転倒防止機構付ワゴ
ンである。好ましくは旋回支承部材の上の一部または全
部を透明板で覆って、作業面積を広げることができる。
【0027】
【作用2】課題を解決するための手段2のように構成す
ることによって、ワゴンにコンピュータディスプレイな
どを見やすい角度に搭載することや、プリンタやコンピ
ュータを収納することもできるようになる。そして収納
時にはディスプレイなどをワゴン内に後退させることも
可能になる。旋回支承部材の上の一部または全部を透明
板で覆えば、作業面積を広げ、ディスプレイなどを内部
空間施錠することもできるようになる。
【0028】
【実施例2−1】図25に示すように、実施例1−1項
記載の構成に加えて、箱形ワゴンの奥上部には、旋回支
承部材50の旋回軸を図および人の左右方向とし、スト
ッパピン、ねじ機構、ストッパブロック、エアーバッ
グ、索体のいずれか一以上の位置決め手段により、前後
方向に傾斜角度を選択可能な構成で搭載する。旋回部材
50の下面をストッパブロックの一種としての天板展開
部材1の奥端部で受け、その引出し量調節によって傾斜
角度を調節することもできる。図25の例では箱形ワゴ
ンの前隅部に、接床する展開支持部材19を水平ないし
わずか下方に旋回可能に装着するように構成している。
そして箱形ワゴン前面から手前に水平に展開して卓板を
構成する天板展開部材1の下面を、接床した展開支持部
材19により支持固定するように構成する。そして箱形
ワゴンの奥上部には、旋回支承部材50のヒンジ機構4
0などの旋回軸を左右方向とし、ストッパピン、ねじ機
構、ストッパブロック、エアーバッグ、索体のいずれか
一以上の位置決め手段により、前後方向に傾斜角度を選
択可能な構成で搭載することを特徴とする転倒防止機構
付ワゴンである。この旋回支承部材を図示のようにL字
断面部材などの滑落を防ぎ安定的に支承できる形状とす
るのが良い。この上にはディスプレイなどを搭載し、こ
の旋回支承部材の傾斜角を選択的に位置決めする。図2
5は旋回支承部材50にディスプレイを、下段展開部材
4にプリンタを、手前収納部にコンピュータ32を収納
することができるものである。このディスプレイの上部
を覆うように透明板を敷設して、作業可能面積を広げる
のが良い。なお旋回支承部材は布や索体などにより吊る
して支承することができる。
【0029】
【実施例2−2】前記の実施例2−1項記載の構成が、
箱形ワゴン前面から手前に水平に展開して卓板を構成す
るのに対し、この構成では、図26に示すように、前板
を上方に旋回して水平に展開する点が異なっている。図
26には固定天板13から照明装置53を立ち上げる例
や、ディスプレイ面での天井灯反射を遮る、遮光フード
を支持するフード支持柱や、入力原稿を掲示する原稿ス
タンド54などを装着する例を示している。この照明装
置はシェードの方向により投光方向を変化させること
や、照明装置を傾斜させるように構成することができ
る。
【0030】
【実施例2−3】実施例2−1項および2−2項記載の
構成とは、図27に示すように、天板展開部材1を箱形
ワゴン前面から手前に水平に展開して卓板を構成し、こ
れを支承する展開指示部材19に、コンピュータやCD
などを収納可能な、箱または棚で構成している点が異な
っている。
【0031】
【課題を解決するための手段3】上面を卓板とし、その
下部に書類や事務機器や日用品を収容閉鎖できる空間を
有する車輪付箱形ワゴンにおいて、外形がほぼ同寸法の
一対の箱形ワゴンを左右に並べて、奥隅対部をヒンジ機
構によって連結する構成とすること、そしてその両者を
閉じた状態で、両者の上面を覆う可動卓板の下面と両ワ
ゴンの上面である固定天板部とを結合して、この三者を
一体化する構成とすること、そして前記の箱形ワゴン対
をヒンジ機構を中心として開いた特定位置において、前
記と同様に三者を一体化する構成とすることを特徴とす
る転倒防止機構付ワゴンである。
【0032】
【作用3】課題を解決するための手段3に記載の構成に
よって、展開部材を容易に展開でき、そして容易に折り
畳むことができ、転倒し難く、使い易い箱形ワゴンを提
供することができるようになる。すなわちワゴン対を開
いて、この開き角度を可動卓板によって固定することに
よって、折り畳み時の箱形ワゴン本体車輪の接床間隔を
拡大し、転倒モーメントを大きくして、その転倒防止効
果を得ることができるほか、後述のように下段展開部材
を引き出すことによって、箱形ワゴンを安定させること
ができるようになる。また奥隅対部のヒンジ機構部を外
せば、それぞれ独立した箱形ワゴンとして用いることも
できるようになる。
【0033】
【実施例3−1】図18ないし図23に示すように、上
面を卓板とし、その下部に書類や事務機器や日用品を収
容閉鎖できる空間を有する車輪付箱形ワゴンにおいて、
外形がほぼ同寸法の一対の箱形ワゴンを左右に並べて、
隣接する奥隅対部をヒンジ機構17によって連結する構
成とすること、そしてその両者を閉じた状態で、両者の
上面を覆う可動卓板1の下面と両ワゴンの上面である固
定天板部とをピンやねじや楔などで結合して、少なくと
も箱形ワゴン対の角度を固定して、この三者を一体化す
る構成とすること、そして前記の箱形ワゴン対をヒンジ
機構17を中心として図の矢印方向に開いた特定位置、
図示の場合は90度、において、前記と同様に三者を一
体化する構成とすることを特徴とする転倒防止機構付ワ
ゴンである。以上の実施例の条件に加えて、図20に示
すように、箱形ワゴン対の奥上部から、扇状の卓板展開
部材2”を旋回展開させて、奥中央部に卓面を構成する
ことや、図20に破線で、図21に実線で示すように、
同様に手前下に扇状の卓板展開部材2”を展開すること
ができる。また可動卓板1は図20の実線位置や鎖線位
置のほか、あらかじめ連結ジグなどを配置した所定の位
置に設置することができる。
【0034】
【実施例3−2】図22ないし図23に示すように、上
面を卓板とし、その下部に書類や事務機器や日用品を収
容閉鎖できる空間を有する車輪付箱形ワゴンにおいて、
外形がほぼ同寸法の一対の箱形ワゴンを左右に並べて、
互いに離反した奥隅対部を奥板を介在させてヒンジ機構
17によって連結する構成とすること、そしてその両者
を閉じた状態で、両者の上面を覆う可動卓板1の下面と
両ワゴンの上面である固定天板部とをピンやねじや楔な
どで結合して、少なくとも箱形ワゴン対の角度を固定し
て、この三者を一体化する構成とすること、そして前記
の箱形ワゴン対をヒンジ機構17を中心として開いた特
定位置において、前記と同様に三者を一体化する構成と
することを特徴とする転倒防止機構付ワゴンである。
【0035】
【課題を解決するための手段4】下段展開部材の動きを
箱形ワゴンにより拘束する連結誘導機構を、下段展開部
材収納時にはその奥車輪を連結誘導機構の奥へこみ部に
降下安定させて、前下部の接床車輪が床から浮上した状
態でその位置に安定的に留め、下段展開部材を引出展開
時にはその前部を勾配に従って降下させ、その展開に伴
って接床車輪を接床して次第に強く床を押圧するように
誘導部材の形状寸法を構成して、下段展開部材により箱
形ワゴンに向かって、持上力を作用させるに至るように
構成することを特徴とする転倒防止機能付ワゴンであ
る。
【0036】
【作用4】課題を解決するための手段4に記載の手段に
よって、下段展開部材の動きを箱形ワゴンにより拘束し
て、下段展開部材収納時には前下部の接床車輪が床から
浮上した状態でその位置に安定的に留め、箱形ワゴン移
動時に抵抗や邪魔にならないようにでき、その展開に伴
って接床車輪を接床して次第に強く床を押圧して、下段
展開部材により箱形ワゴンに向かって持上力を作用させ
ることにより、転倒を防止し、連結誘導機構のガタを解
消し、箱形ワゴンの動きを制止することができるように
なる。
【0037】
【実施例4】図24に示すように、下段展開部材4の動
きを箱形ワゴンにより拘束する連結誘導機構を、鎖線の
ように下段展開部材収納時には、その奥車輪を連結誘導
機構の奥へこみ部35に降下させて、前下部の接床車輪
7が床から浮上した状態で、その位置に安定的に留め
る。下段展開部材4引出展開時には、実線で示すように
その前部を勾配に従って降下させ、その展開に伴って接
床車輪7を接床して次第に強く床36を押圧するように
誘導部材37の形状寸法を構成して、下段展開部材4に
より、箱形ワゴンに向かって持上力を作用させるに至る
ように構成する。
【0038】
【課題を解決するための手段5】事務機器や家具などに
装着してその転倒を防止する転倒防止器において、長さ
の異なる3本の直材により折り畳み可能な三角形を構成
し、C字断面最長直材を立てた状態で、その下端部に最
短直材の一端をヒンジ機構によって連結し、この最短直
材の他端部に中長直材の下端部をヒンジ機構によって連
結し、この中長直材の上端部を最長直材のC字状溝内に
摺動可能に連結すること、そしてその最短直材の中長直
材寄り端部近傍外面に振子を装着すること、そしてこの
振子が鉛直垂下の場合には振子楔合部材が最長直材と楔
合し、振子が傾斜した場合にこの楔合が外れる楔合対形
状とすること、そしてこの楔合が外れて床面に接する場
合に、振子部材が最短直材ないし中長直材と床面との間
に介在する位置に装着されていること、そしてこの接床
位置近傍では中長直材の上昇がその上端連結部において
阻止される一方向楔合機構を構成するか、または最長直
材と中長直材の接触角度をA、両者間の摩擦係数をMと
するとき、tanAがMよりも大きな寸法形状構成とす
ること、そして最短直材ないし中長直材の開きを制止す
る手動楔合部材を装着することを特徴とする転倒防止器
である。ただし最長直材と中長直材の接触角Aは、最長
直材の接触部が平面の場合には両直材のなす角であり、
最長直材接触部が鋸歯状であり、鉛直線に対してAと逆
方向にB傾斜した面で接すれば、Aを(A+B)に置換
する。
【0039】
【効果5】課題を解決するための手段5のように構成す
ることにより、偏荷重付加時や地震時にその転倒を防止
できるようになる。特に地震時には、振動により振子が
振動すると、折り畳んでいた転倒防止器の楔合が外れ
て、重力により自動的に展開作動できるようになる。
【0040】
【実施例5−1】図4、図8、図9、図11、図12、
図25ないし図32に示すように、事務機器や家具など
に装着してその転倒を防止する転倒防止器において、長
さの異なる3本の直材により折り畳み可能な三角形を構
成する。そのC字断面最長直材38を立てた状態で、そ
の下端部に最短直材39の一端をヒンジ機構40によっ
て連結する。そしてこの最短直材39の他端部に中長直
材41の下端部をヒンジ機構40’によって連結する。
この中長直材の上端部45を最長直材のC字状溝内に摺
動可能に連結する。そしてその最短直材の中長直材寄り
端部近傍外面に振子42を装着する。そしてこの振子4
2が鉛直垂下の場合には振子楔合部材44が最長直材3
8と楔合し、振子42が傾斜した場合にこの楔合が外れ
る楔合対形状とすること、そしてこの楔合が外れて床面
に接する場合に、振子部材42が最短直材39ないし中
長直材41と床面36との間に介在する位置に装着され
ていること、そしてこの接床位置近傍では中長直材41
の上昇がその上端連結部において阻止される一方向楔合
機構46を構成するか、または図29に示すように、最
長直材38、と中長直材41の接触角度をA、両者間の
摩擦係数をMとするとき、tanAがMよりも大きな寸
法形状構成とすること、そして最短直材39ないし中長
直材41の開きを制止する手動楔合部材43を装着する
ことを特徴とする転倒防止器である。ただし最長直材3
8と中長直材41の接触角Aは、最長直材の支持面47
が平面の場合には両直材のなす角であり、最長直材接触
部が鋸歯状であり、鉛直線に対してAと逆方向にB傾斜
した面で接すれば、Aを(A+B)に置換する。
【0041】
【実施例5−2】実施例5−1項記載の転倒防止器と併
設して、または単独に、機械的機構により展伸接床して
接床間隔を広げる転倒防止器を装着する構成とする。例
えば図1ないし図12にはオール式転倒防止器8’の制
動状態を示す。これは引出の動きとその制動棒の一端を
連動させ、支点9により摺動可能にその制動棒を支え、
制動棒の他端をオールが着水するように接床する機械的
リンク機構である。これらの制動器は電気的に作動させ
るのではなく、前者は振動により楔合が外れて重力で接
床作動する機構であり、後者は引出しの移行に連動して
作動する機構である。これらの転倒防止器は床からの上
方向回転モーメントに抗する構造で箱形ワゴンに連結す
る構成とする。
【0042】
【課題を解決するための手段6】卓上に仮設または固定
して用いる机面シートにおいて、その手前端部に、前後
幅20ないし130mm、高さ5ないし130mmの隆起部
を左右方向に延在して、手の前後への動きに接点部の動
きが従動する緩やかな拘束機構で装着する、柔軟材料の
手置き部材を形成する構成とすることを特徴とする机面
シートである。
【0043】
【作用6】課題を解決するための手段6のように構成す
ることによって、手置き部材上に手を置きながら拘束感
を感じずにキーボードを操作することができるようにな
り、疲労が軽減できるようになる。またキーボードの落
下を防ぐことができるようになる。特に隆起部が手の前
後への動きに接点部の動きが従動するので、使い易く、
疲労が軽減できるようになる。
【0044】
【実施例6−1】図33に示すように、卓上に仮設また
は固定して用いる机面シートにおいて、その手前端部
に、前後幅20ないし130mm、高さ5ないし130mm
の隆起部を左右方向に延在して、手の前後への動きに接
点部の動きが従動する緩やかな拘束機構で装着する、柔
軟材料の手置き部材6を形成する構成とすることを特徴
とする机面シートである。この隆起部の寸法は、その高
さの最小値がキーボードの滑落を防止し、手に十分なク
ッション感覚を与える値であり、最大値はここに手を置
いて、キーボードを操作するに場合の使い易さによって
決まる値である。好ましくは、この部分を熱伝導率の低
い柔軟材料とするか、これで覆う構成として、使い心地
を向上する。図33に示す例では、円柱状の手置き部材
6を個々に可動できる状態に連綴して、索状の連結部材
52により机面シート51に連結している。この連結部
材52をゴムひもなどの弾性索体すれば、手置き部材6
の自由度は一層大きくでき、抵抗が小さく、使い易くで
きる。机面シート51を高さの低い空間に収納する場合
には、前面の鎖線位置まで移動させることができる。手
置き部材として、後述のローラ式手置き部材を用いるこ
とができる。
【0045】
【実施例6−2】図2、図7、図10、図12、図1
3、図15ないし図17に示すように、上面を卓板と
し、その下部に書類や事務機器や日用品を収容閉鎖でき
る空間を有する車輪付箱形ワゴンにおいて、この箱形ワ
ゴンの作業可能面積を増大する複数の方向に、天板また
は作業卓板を含む複数の部材を直線または旋回運動によ
り展開して使用状態とする構成とする。そして可動卓板
1、2として作業を行う展開部材の人体寄り端部を、前
板可展部材6により構成し、この前板可展部材6をヒン
ジ機構により手前に倒した作業状態で、その形状または
装着姿勢を、作業位置を基準に、前後幅20ないし13
0mm、高さ5ないし130mmの隆起部を左右方向に延在
して、柔軟材料の手置き部材を形成する構成とする。前
板可展部材や手置き部材は、ヒンジ機構とすれば、手の
前後への動きに手との接点部の動きを従動させることが
できる。このヒンジ部の拘束度を緩和するために、ヒン
ジを布や膜などの柔軟材料とすることができる。なお隆
起部の寸法は、実施例6ー1に記載の根拠による。
【0046】
【課題を解決するための手段7】手置き部材と並列し
て、または手置き部材に内在させて、照明装置を装着す
ることを特徴とする課題を解決するための手段8項記載
の机面シートである。
【0047】
【作用7】課題を解決するための手段8のように構成す
ることによって、作用7に記載の構成に加えて、原稿な
ど限定箇所を照明できるようになる。
【0048】
【実施例7−1】図34に示すように、卓上に仮設また
は固定して用いる机面シートにおいて、その手前端部
に、前後幅20ないし130mm、高さ5ないし130mm
の隆起部を左右方向に延在して、手の前後への動きに接
点部の動きが従動する緩やかな拘束機構で装着する、柔
軟材料のローラ式手置き部材6を形成する構成とするこ
とを特徴とする机面シートである。ローラはその内部を
貫通する連結部材52に連綴され、その位置に留まって
回転できる。この場合には手置き部材6を越えてこれに
並列して収納する折り畳み式照明装置53を装着する。
照明装置は倒したまま、または起こして用いることがで
きる。
【0049】
【実施例7−2】図35に示すように、卓上に仮設また
は固定して用いる机面シートにおいて、その手前端部
に、前後幅20ないし130mm、高さ5ないし130mm
の隆起部を左右方向に延在して、手の前後への動きに接
点部の動きが従動する緩やかな拘束機構で装着する、柔
軟材料のローラ式手置き部材6を形成する構成とするこ
とを特徴とする机面シートである。ローラ内には照明装
置を含み、手前人体側には遮光しして、限定範囲を照明
するように構成できる。発光位置は非回転の両端部とす
るほか、重力やばねなどにより安定位置を選定できる回
転部に装着することができる。
【0050】
【課題を解決するための手段8】卓板を構成する相対的
に位置調節できる上段展開部材または中段展開部材上面
に、原稿の下端部を滑り止めさせる突起部またはへこみ
部を形成すること、そしてこの滑り止め部でシートを止
めて斜めに立てた場合に、それより上後位の天板端へこ
み形状部によってこのシートを湾曲支承するように構成
することを特徴とする手置き部材付可動卓板である。
【0051】
【作用8】課題を解決するための手段8に記載の構成に
よって、原稿用紙などを読みやすい位置に置くことがで
きるようになる。特に一枚のシートであっても、これを
湾曲させて立てかけることにより、シートがたれ曲がる
ことなく、読みやすい状態に保つことができるようにな
る。
【0052】
【実施例8】図6、図7、図13、図14に示すよう
に、上面を卓板とし、その下部に書類や事務機器や日用
品を収容閉鎖できる空間を有する車輪付箱形ワゴンにお
いて、この箱形ワゴンの作業可能面積を増大する複数の
方向に、天板または作業卓板を含む複数の部材を直線ま
たは旋回運動により展開して使用状態とする構成とする
こと、そして上段展開部材2またはその下の中段展開部
材に、長方形カット紙のようなシートの下端部を滑り止
めする突起部またはへこみ部を形成すること、そしてこ
の滑り止め部27でシートを止めてこれを斜めに立てた
場合に、これより上後位の天板端部へこみ形状部31に
よってこのシートを湾曲支承するように構成する。図1
3、図14ではこれが二段になっており、上段のものは
オルガンの鍵盤のふたのように、上方に展開して、原稿
を立てかけることができる。
【0053】
【課題を解決するための手段9】原稿やシートなどの支
持部材をその基板上に起伏させる折り畳み式原稿スタン
ドにおいて、その基板に吸着板または接着板48を装着
する索体49を連結すること、そしてその少なくとも一
の支持部材を垂直軸の周りに旋回可能に構成すること、
そして支持部材を高さ方向と幅方向に拡張可能に構成す
ること、そして支持部材上端部にシートを保持するシー
ト保持機構を具備することを特徴とする原稿スタンドで
ある。
【0054】
【効果9】課題を解決するための手段9のように構成す
ることにより、狭い箱形ワゴン上や机上に原稿スタンド
の落下を防いで展開することができ、見やすい位置や方
向に調節できるようになる。
【0055】
【実施例9】図15ないし図17に示すように、原稿や
シートなどの支持部材28をその基板上に起伏させる折
り畳み式原稿スタンドにおいて、その基板に吸着板また
は接着板を装着する索体を連結する。この原稿スタンド
は車輪付箱形ワゴンなどの上に置き、吸着板や接着板に
より箱形ワゴンなどに連結して、落下や転倒を防止す
る。そしてその少なくとも一の支持部材28を垂直軸2
9の周りに旋回可能に構成して見やすい方向とする。そ
して支持部材を高さ方向と幅方向に拡張可能に構成して
寸法の異なる原稿に対応できるようにする。そして支持
部材上端部にクリップや粘着剤など、シートを保持する
シート保持機構30を具備する。このシート保持部材3
0はクリップやマグネットや粘着部材とすることができ
る。
【0056】
【課題を解決するための手段10】課題を解決するため
の手段5項ないし9項記載の機器の一以上を搭載するこ
とを特徴とする課題を解決するための手段1項ないし4
項記載の転倒防止機構付ワゴンである。
【0057】
【作用10】課題を解決するための手段10に記載する
ように構成することによって、作用1ないし4に記載の
作用および効果に、作用5ないし9項記載の作用および
効果を加えることができるようになる。
【0058】
【実施例10】実施例5項ないし9項記載の機器の一以
上を搭載することを特徴とする実施例1項ないし4項記
載の転倒防止機構付ワゴンである。
【0059】
【発明の効果】本発明によって非使用時にはコンパクト
で、使用時には作業面を広く展開できる、使い易い折り
畳み式ワゴン、キャビネット、ないし事務机を提供する
ことが可能になる。また、パソコンのセキュリティを物
理的に高くした机ないし収納庫を提供することが可能に
なる。さらに転倒の危険性の小さな転倒防止器や、原稿
立てや、疲れにくい使い易い機器類と、これを搭載した
ワゴン、キャビネットないし事務机を提供することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念図である。
【図2】本発明の概念図である。
【図3】本発明の概念図である。
【図4】本発明の概念図である。
【図5】本発明の概念図である。
【図6】本発明の概念図である。
【図7】本発明の概念図である。
【図8】本発明の概念図である。
【図9】本発明の概念図である。
【図10】本発明の概念図である。
【図11】本発明の概念図である。
【図12】本発明の概念図である。
【図13】本発明の概念図である。
【図14】本発明の概念図である。
【図15】本発明の概念図である。
【図16】本発明の概念図である。
【図17】本発明の概念図である。
【図18】本発明の箱形ワゴン対を開いた場合の平面概
念図である。
【図19】本発明の図18の正面概念図である。
【図20】本発明の箱形ワゴン対を開いた場合の平面概
念図である。
【図21】本発明の図20の正面概念図である。
【図22】本発明の箱形ワゴン対を開いた場合の平面概
念図である。
【図23】本発明の図22の正面概念図である。
【図24】本発明の連結誘導機構の概念図である。
【図25】本発明の旋回支承部材を装着するワゴンの概
念図である。
【図26】本発明の旋回支承部材を装着するワゴンの概
念図である。
【図27】本発明の旋回支承部材を装着するワゴンの概
念図である。
【図28】本発明の重力作動式転倒防止器の概念図であ
る。
【図29】本発明の図28のA−A断面概念図である。
【図30】本発明の重力作動式転倒防止器の概念図であ
る。
【図31】本発明の図30のB−B断面概念図である。
【図32】本発明の重力作動式転倒防止器の概念説明図
である。
【図33】本発明の机面シートの概念説明図である。
【図34】本発明の机面シートの概念説明図である。
【図35】本発明の机面シートの概念説明図である。
【符号の説明】
1:天板展開部材、可動卓板 2、2’:上段展開部
材、可動卓板 2”:扇状の卓板展開部材 3:中段展開部材、下から
二番目の展開部材 4:下段展開部材 5:付属展開板 6:前板可展部
材、手置き部材 7:接床車輪 8:重力作動式転倒防止器 8’:オー
ル式転倒防止器 8”:閂式転倒防止器 9:支点 10:透明板 1
1:下段展開部材前板 12:支承車輪 13:固定天板 14:展開部材前板
15:締付ヘッド 16:楔合部材 17:ヒンジ機構 18:連結ジグ 19:展開支持部材、展開収納支持部材 20:電源ス
イッチ付タップ 21:書類支え部材 22:箱形ワゴン側部材 23:
奥隅対部 24:締付機構 25:展開部材側板 26:展開部材
側部材 27:シート下端滑り止め 28:支持部材 29:支
持部材の旋回軸 30:シート保持機構、原稿支持機構 31:天板端へ
こみ形状部 32:コンピュータ 33:折り畳み椅子 34:索体 35:連結誘導機構の奥へこみ部 36:床、床面 37:連結誘導機構、誘導部材 38:C字断面最長直
材 39:最短直材 40:ヒンジ機構 41:中長直材 42:振子 4
3:手動楔合部材 44:振子楔合部材 45:中長直材の上端部 46:
一方向楔合機構 47:最長直材の支持面 48:吸着板または接着板
49:索体 50:旋回支承部材 51:机面シート 52:連結部
材 53:照明装置 54:フード支持柱、原稿スタンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A47B 31/00 A47B 31/00 G B 37/00 505 37/00 505C 505D 505F G06F 1/16 G06F 1/00 313A 313D 313E

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面を卓板とし、その下部に書類や事務
    機器や日用品を収容閉鎖できる空間を有する車輪付箱形
    ワゴンにおいて、この箱形ワゴンの作業可能面積を増大
    する複数の方向に、天板または作業卓板を含む複数の部
    材を直線または旋回運動により展開して使用状態とする
    構成とすること、そして折り畳み時の箱形ワゴン本体車
    輪の接床点を結ぶ包絡線よりも外に接床点を拡げるよう
    に展開する展開部材を装着すること、そして引出とする
    下段の展開部材前下には接床車輪を装着し、この引出と
    箱形ワゴンとの連結誘導機構を、接床間隔を大きくする
    方向に引出展開することにより、箱形ワゴンの転倒回転
    モーメントを大きくする引出支持機構とすること、そし
    て前記の包絡線外に接床する展開部材の一以上によっ
    て、卓板ないし機器搭載部材を構成する展開部材または
    箱形ワゴンに対し、上向きの力を付加して箱形ワゴン本
    体の車輪負荷を軽減するように構成することを特徴とす
    る転倒防止機構付ワゴン。
  2. 【請求項2】 箱形ワゴンの奥上部には、旋回支承部材
    の旋回軸を左右方向とし、ストッパピン、ねじ機構、ス
    トッパブロック、エアーバッグ、索体のいずれか一以上
    の位置決め手段により、前後方向に傾斜角度を選択可能
    な構成で搭載することを特徴とする請求項1項記載の転
    倒防止機構付ワゴン。
  3. 【請求項3】 上面を卓板とし、その下部に書類や事務
    機器や日用品を収容閉鎖できる空間を有する車輪付箱形
    ワゴンにおいて、外形がほぼ同寸法の一対の箱形ワゴン
    を左右に並べて、奥隅対部をヒンジ機構によって連結す
    る構成とすること、そしてその両者を閉じた状態で、両
    者の上面を覆う可動卓板の下面と両ワゴンの上面である
    固定天板部とを結合して、この三者を一体化する構成と
    すること、そして前記の箱形ワゴン対をヒンジ機構を中
    心として開いた特定位置において、前記と同様に三者を
    一体化する構成とすることを特徴とする転倒防止機構付
    ワゴン。
  4. 【請求項4】 下段展開部材の動きを箱形ワゴンにより
    拘束する連結誘導機構を、下段展開部材収納時にはその
    奥車輪を連結誘導機構の奥へこみ部に降下安定させて、
    前下部の接床車輪が床から浮上した状態でその位置に安
    定的に留め、下段展開部材を引出展開時にはその前部を
    勾配に従って降下させ、その展開に伴って接床車輪を接
    床して次第に強く床を押圧するように誘導部材の形状寸
    法を構成して、下段展開部材により箱形ワゴンに向かっ
    て、持上力を作用させるに至るように構成することを特
    徴とする転倒防止機構付ワゴン。
  5. 【請求項5】 事務機器や家具などに装着してその転倒
    を防止する転倒防止器において、長さの異なる3本の直
    材により折り畳み可能な三角形を構成し、C字断面最長
    直材を立てた状態で、その下端部に最短直材の一端をヒ
    ンジ機構によって連結し、この最短直材の他端部に中長
    直材の下端部をヒンジ機構によって連結し、この中長直
    材の上端部を最長直材のC字状溝内に摺動可能に連結す
    ること、そしてその最短直材の中長直材寄り端部近傍外
    面に振子を装着すること、そしてこの振子が鉛直垂下の
    場合には振子楔合部材が最長直材と楔合し、振子が傾斜
    した場合にこの楔合が外れる楔合対形状とすること、そ
    してこの楔合が外れて床面に接する場合に、振子部材が
    最短直材ないし中長直材と床面との間に介在する位置に
    装着されていること、そしてこの接床位置近傍では中長
    直材の上昇がその上端連結部において阻止される一方向
    楔合機構を構成するか、または最長直材と中長直材の接
    触角度をA、両者間の摩擦係数をMとするとき、tan
    AがMよりも大きな寸法形状構成とすること、そして最
    短直材ないし中長直材の開きを制止する手動楔合部材を
    装着することを特徴とする転倒防止器。ただし最長直材
    と中長直材の接触角Aは、最長直材の接触部が平面の場
    合には両直材のなす角であり、最長直材接触部が鋸歯状
    であり、鉛直線に対してAと逆方向にB傾斜した面で接
    すれば、Aを(A+B)に置換する。
  6. 【請求項6】卓上に仮設または固定して用いる机面シー
    トにおいて、その手前端部に、前後幅20ないし130
    mm、高さ5ないし130mmの隆起部を左右方向に延在し
    て、手の前後への動きに接点部の動きが従動する緩やか
    な拘束機構で装着する、柔軟材料の手置き部材を形成す
    る構成とすることを特徴とする机面シート。
  7. 【請求項7】 手置き部材と並列して、または手置き部
    材に内在させて、照明装置を装着することを特徴とする
    請求項6項記載の机面シート。
  8. 【請求項8】 卓板を構成する相対的に位置調節できる
    上段展開部材または中段展開部材上面に、原稿の下端部
    を滑り止めさせる突起部またはへこみ部を形成するこ
    と、そしてこの滑り止め部でシートを止めて斜めに立て
    た場合に、それより上後位の天板端へこみ形状部によっ
    てこのシートを湾曲支承するように構成することを特徴
    とする手置き部材付可動卓板。
  9. 【請求項9】 原稿やシートなどの支持部材をその基板
    上に起伏させる折り畳み式原稿スタンドにおいて、その
    基板に吸着板または接着板を装着する索体を連結するこ
    と、そしてその少なくとも一の支持部材を垂直軸の周り
    に旋回可能に構成すること、そして支持部材を高さ方向
    と幅方向に拡張可能に構成すること、そして支持部材上
    端部にシートを保持するシート保持機構を具備すること
    を特徴とする原稿スタンド。
  10. 【請求項10】 請求項5項ないし9項記載の機器の一
    以上を搭載することを特徴とする請求項1項ないし4項
    記載の転倒防止機構付ワゴン。
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