JPH0355178A - 直交2軸移動装置 - Google Patents

直交2軸移動装置

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JPH0355178A
JPH0355178A JP18891689A JP18891689A JPH0355178A JP H0355178 A JPH0355178 A JP H0355178A JP 18891689 A JP18891689 A JP 18891689A JP 18891689 A JP18891689 A JP 18891689A JP H0355178 A JPH0355178 A JP H0355178A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えば、アームの一端部を、このアームが
延出する一方の軸と、この一方の軸に直交する他方の軸
の2軸を有する平面内で任意の位置に移動させることの
出来る直交2軸移動装置に関する。
[従来の技術] 従来より、アームの一端部を、このアームが延出する一
方向と、この一方向に直交する他方向の2軸を有する平
面内で任意の位置に移動させることの出来る直交2軸移
動装置は種々知られており、例えば、第7図に示すよう
に、スライドブロックaは、互いに直交する第1及び第
2のガイドロツドb,cにより夫々のガイドロツドb,
cに沿って摺動自在に支持されている。また、このスラ
イドブロックaには、互いに直交する2本のボールねじ
軸d,eが夫々螺合した状態で貫通しており、第1のボ
ールねじ軸dは、第1のガイドロツドbの一端に取り付
けられた第1の駆動モータfにより回転駆動され、第2
のボールねじ軸eは、第2のガイドロッドCの一端に取
り付けられた第2の駆動モータgにより回転駆動される
ように構成されている。
このように構成される従来の直交2軸移動装置にでは、
第2のガイドロッドCの他端に注目すれば、これを、第
1及び第2の駆動モータf,gを選択的に駆動制御する
ことにより、第1及び第2のガイドロッドb,cを含む
平面内において、任意の位置に移動させることが出来る
ことになる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の直交2軸移動装置にお
いては、高価なボールねじ軸を2本も使用しているため
、装置が高価になり問題である。
また、上述したコスト面での問題点を解決しつつ、例え
低速でも良いから、強い力で重い物品を搬送することの
出来る移動装置が要望されている。
この発明は上述した課題に鑑みなされたもので、この発
明の目的は、低コストで、強い力で重い物品を搬送する
ことの出来る直交2軸移動装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明
に係わる直交2軸移動装置は、一方向に沿って延出し、
固定された位置に取り付けられた第1のガイド部材と、
この第lのガイド部材に摺動自在に支持され、一方向に
沿って移動可能なスライドブロックと、前記一方向と直
交する他方向に沿って延出し、このスライドブロックに
他方向に沿って移動可能に支持された第2のガイド部材
と、前記第lのガイド部材の両端に回動自在に支持され
た第1及び第2の従動ローラと、前記第2のガイド部材
の一端に回動自在に支持された第3の従動ローラと、前
記スライドブロックの4隅に回動自在に支持された中間
ローラと、前記第2のガイド部材の他端に両端を固定さ
れ、前記第1乃至第3の従動ローラと、4本の中間ロー
ラとに十文字状に掛け渡された連結ベルトと、前記スラ
イドブロックに取り付けられ、前記4本の中間ローラの
中で、第2のガイド部材の一端部側に位置する2本の中
間ローラを夫々駆動するための第1及び第2の駆動モー
タとを具備する事を特徴とじている。
また、この発明に係わる直交2軸移動装置においては、
前記4本の中間ローラは、歯付きプーリから各々構成さ
れ、前記連結ベルトは、外側面に歯が形成されたタイミ
ングベルトから構成され、前記第1乃至第3の従動ロー
ラは、前記タイミングベルトの平坦な内側面をガイドす
るアイドルローラから各々構成される事を特徴としてい
る。
また、この発明に係わる直交2軸移動装置は、一方向に
沿って延出し、固定された位置に取り付けられた第1の
ガイド部材と、この第1のガイド部材に摺動自在に支持
され、一方向に沿って移動可能なスライドブロックと、
前記一方向と直交する他方向に沿って延出し、このスラ
イドブロックに他方向に沿って移動可能に支持された第
2のガイ・ド部材と、前記第1のガイド部材の一端に回
動1 1 自在に支持され、互いに並設された一対の第1の従動ロ
ーラと、前記第1のガイド部材の他端に回動自在に支持
され、互いに並設された一対の第2の従動ローラと、前
記第2のガイド部月の一端に回動自在に支持された第3
の従動ローラと、前記スライドブロックの4隅に回動自
在に支持された中間ローラと、前記スライドブロックに
取り付けられ、前記他方向に沿い隣接する各対の中間ロ
ーラ間に回転自在に支持された第1及び第2の駆動ロー
ラと、前記第2のガイド部材の他端に両端を固定され、
前記第1乃至第3のローラと、4本の中間ローラとに略
十文字状に掛け渡され、前記一方向に沿う中途部を第1
及び第2の駆動ローラで折り返された連結ベルトと、前
記スライドブロックに取り付けられ、前記第1及び第2
の駆動ローラを回転駆動するための第1及び第2の駆動
モー1 2 夕とを具備する事を特徴としている。
また、この発明に係わる直交2軸移動装置は、一方向に
沿って延出し、固定された位置に取り付けられた第1の
ガイド部材と、この第1のガイド部材に摺動自在に支持
され、一方向に沿って移動可能なスライドブロックと、
前記一方向と直交する他方向に沿って延出し、このスラ
イドブロックに他方向に沿って移動可能に支持された第
2のガイド部材と、前記第1のガイド部材の一端に回動
自在に支持され、互いに並設された一対の第1の従動ロ
ーラと、前記第1のガイド部材の他端に回動自在に支持
され、互いに並設された一対の第2の従動ローラと、前
記第2のガイド部材の一端に回動自在に支持され、互い
に隣接された一対の第3の従動ローラと、前記第2のガ
イド部材の他端に回動自在に支持され、互いに隣接され
た一対の第4の従動ローラと、前記スライドブロックの
4隅、及び、これら4隅の中で互いに隣接する隅間に回
動自在に支持された8本の中間ローラと、前記スライド
ブロックの他端部側に両端を固定され、前記第1乃至第
4の従動ローラと、8本の中間ローラとに略十文字状に
掛け渡され、外方に突出する4つの中途部を夫々折り返
された連結ベルトと、前記スライドブロックに取り付け
られ、前記一方向に沿い離間する3対の中間ローラの中
で、真ん中に位置する一対の中間ローラな回転駆動する
ための第1及び第2の駆動モータとを具備する事を特徴
としている。
[実施例] 以下に、この発明に係わる直交2軸移動装置の第1の実
施例の構成を、組立ロボットに適用した場合につき、添
付図面の第l図乃至第4D図を参照して、詳細に説明す
る。
第1図に示すように、この組立ロボット10は、図示し
ない土台上に設置された主モータ12と、この主モータ
12の上部に接続され、垂直軸線回りに回転駆動される
駆動軸14aを上方に向けて突出した状態で備える減速
機構14と、この減速機構14aの駆動軸14aにより
垂直軸線回りに回転駆動される所の、この発明の特徴を
成す直交2軸移動装置(以下、単に、移動装置と呼ぶ。
)16と、この移動装置16の図中左端に取り付けられ
たフインガ取付板18と、このフインガ取付板18に取
着されたフインガ装置20とから、主として構成されて
いる。
次に、第2図を参照して、移動装置l6の構成を詳細に
説明する。
この移動装置16は、垂直面内で取付板18を1 5 任意の位置に移動することが出来るように構成されてお
り、具体的には、上述した減速機構14の駆動軸14a
の上端に固定される下固定ブロックとしての基台22と
、この基台22上に立設(Z軸方向に沿って延出)され
た2本の第1のガイドシャフト24a,24bと、これ
ら第1のガイドシャフト24a,24bの上端に固定さ
れた上固定ブロック26とを備えている。そして、これ
ら第1のガイドシャフト24a,24bが第1のスライ
ドプッシュ28a,28bを夫々介して貫通した状態で
、スライドブロック3oがZ軸方向に沿い摺動自在に支
持されている。換言すれば、スライドブロック30が一
対の第1のガイドシャフト24a,24bにより、上下
方向(2軸)に沿って摺動自在に支持されている。
このスライドブロック30には、第2のスライ1 6 ドブツシュ3 2 a, 3 2 bを夫々介して貫通
した状態で、一対の第2のガイドシャフト34a,34
bが、水平方向(R軸方向)に沿って摺動自在に支持さ
れている。ここで、これら第2のガイドシャフト34a
,34bの一端、即ち、図中右端には、右移動ブロック
36が取り付けられており、他端、即ち、図中左端には
、左移動ブロック38が取り付けられている。尚、上述
したフインガ取付板18は、この左移動ブロック38の
下面に固定されている。
このような構成により、このフインガ取付板18は、互
いに直交するR軸及びZ軸の2軸を含む垂直面内におい
て、任意の位置に移動することが出来ることになる。特
に、この移動装置16は、第1図に示すように、垂直軸
回りに回動駆動される駆動軸14aに取り付けられてい
るので、最終的に、このフインガ取付板18、従って、
このフインガ取付板18に取り付けられたフインガ装置
20は、主モータl2を中心として所定半径(即ち、R
軸方向ストローク)内の任意の位置に移動することが出
来ることになる。
次に、上述した構成において、フインガ取付板18を垂
直面内において任意の位置に移動させるための駆動機構
について説明する。
この駆動機構においては、上述した基台22に取付ステ
イ40を介して、上述した垂直面に直交する軸線回りに
回動自在に第1の従動ローラ42が軸支されており、ま
た、上述した上固定ブロック26には、直接に、同様な
軸支状態で回転自在に第2の従動ローラ44が軸支され
ている。
方、右移動ブロック36には、同様な状態で回転自在に
第3の従動ローラ46が軸支されている。
また、上述したスライドブロック30は、正面略正方形
状に形成され、これの4隅には、上述した第1及び第2
の従動ローラ42,44と同様な状態で、4本の中間ロ
ーラ48,50,52.54が回転自在に軸支されてい
る。ここで、第1の中間ローラ48は図中左上に、第2
の中間ローラ50は図中右上に、第3の中間ローラ52
は図中右下に、そして、第4の中間ローラ54は図中左
下に、夫々位置している。
尚、上述した第1乃至第3の従動ローラ42,44.4
6は、夫々の外周面を平坦に形成され、第1乃至第4の
中間ローラ48,50,52.54は、夫々の外周面に
歯が形成された歯付きローラから構成されている。
一方、これら第1乃至第3の従動ローラ42,1 9 44,46、及び、第1乃至第4の中間ローラ48,5
0.52.54には、十文字状に、連結ベルト56が捲
回されている。ここで、この連結ベルト56は、歯付き
タイミングベルトから構成されており、この第1の実施
例においては、この連結ベルト56は、歯が形成された
面を外側面となるようにして捲回されている。
即ち、詳細には、この連結ベルト56は、左移動ブロッ
ク38に一体的に形成された係止部58の上面に一端を
係止された状態で、先ず、第1の中間ローラ48の内側
の外周面に捲回され、この後、第2の従動ローラ44の
外側の外周面、第2の中間ローラ50の内側の外周面、
第3の従動ローラ46の外側の外周面、第3の中間ロー
ラ52の内側の外周面、第Iの従動ローラ42の外側の
外周面、そして、第4の中間ローラ54の内側の外周面
に、順次捲回され、他端を上述した係止部58の下面に
係止されるようにして、張設されている。
ここで、この第1の実施例においては、第3の中間ロー
ラ52と第2の中間ローラ50とは、夫々第1及び第2
の駆動ローラとして機能するように、設定されている。
詳細には、第1の駆動ローラとしての第3の中間ローラ
52には、これと同軸に大径の従動ブーり60が固定さ
れており、この従動ブーり60の回転軸線と平行な回転
軸線回りに回転駆動される駆動軸を可逆転可能に有した
第1の駆動モータ62が、上述したスライドブロック3
0の右側面下部に一体的に形成された支持ステイ30a
上に載置されている。そして、この第1の駆動モータ6
2の駆動軸には、駆動プーり64が同軸に固定されてお
り、この駆動プーり64と従動プーり60とには、エン
ドレスベルト66が捲回されている。このような構成に
より、第1の駆動モータ62が起動することにより、第
3の中間ローラ52は時計方向、反時計方向の何れの方
向に沿っても回転駆動されることになる。
一方、第2の駆動ローラとして機能する第2の中間ロー
ラ50には、これと同軸に大径の従動ブーり68が固定
されており、この従動ブーリ68の回転軸線と平行な回
転軸線回りに回転駆動される駆動軸を可逆転可能に有し
た第2の駆動モータ72が、スライドブロック30の右
側面上部に一体的に形成された支持スティ30b上に載
置されている。そして、この第2の駆動モータ72の駆
動軸には、駆動ブーり74が同軸に固定されており、こ
の駆動プーり74と従動プーり68とには、エンドレス
ベルト76が捲回されている。このような構成により、
第2の駆動モーク72が起動することにより、第2の中
間ローラ50は時計方向、反時計方向の何れの方向に沿
っても回転駆動されることになる。
ここで、第1及び第2の駆動モータ62,72としては
、対応する駆動軸に、電源の供給停止に伴ないブレーキ
を作用させるブレーキ機構を内蔵したタイプが採用され
ている。尚、このブレーキ機構は、電源の投入に伴ない
、そのブレーキ作用を即座に解除するように構成されて
いる。このようなブレーキ機構を備えることにより、例
えば、一日の作業を終了して電源を切る場合において、
スライドブロック30が自重により下方に落下する事が
確実に防止されることになる。
特に、停電等により作業途中において不意に電23 源が切られた場合に、このブレーキ機構がブレーキを作
用させないとなると、フインガ装置20に把持されてい
た物品が、スライドブロック30の下降に伴ない、例え
ば床等に衝突して破損すると共に、フインガ装置20自
身も破損することになるが、この第1の実施例において
は、電源の供給停止に伴ない上述したブレーキ機構が作
用して、各駆動モータ62.72の駆動軸の回転を停止
することになるので、このような物品の破損が確実に回
避されることになる。
また、これら第1及び第2の駆動モータ62,72は、
第3図に示すように、対応するドライバ78.80を夫
々介して、制御ユニット82に接続されている。この制
御ユニット82は、予め内蔵した制御プログラムに基づ
き、フインガ装置20で把持された物品を、開始点から
終了点まで2 4 移動するように構成されている。ここで、この制御ユニ
ット82には、この開始点や終了点、その他、必要な情
報を教示するための教示ユニット84が接続されている
また、この制御ユニット82には、移動対象としての取
付板18の中心位置が、現在どの位置にあるのかを検出
するために、R軸ホームポジションセンサ86と、Z軸
ホームポジションセンサ88と、R軸移動量センサ90
と、Z軸移動量センサ92とが接続されている。
ここで、R軸ホームポジションセンサ86とZ軸ホーム
ポジションセンサ88とは、第1図及び第2図に示すよ
うに、左移動ブロック38の上面右端部と上固定ブロッ
ク26の左側面下端部とに夫々取り付けられている。そ
して、スライドブロック30の上面左端部には、第2の
ガイドシャフト34a,34bが図中右方に最大に偏倚
した場合に、換言すれば、取付板l8が最も引き込まれ
た場合に、R軸ホームポジションセンサ86に対向し、
これをオンさせるR軸センサドグ94が取り付けられて
いる。また、スライドブロック30の左側面上端部には
、スライドブロック30が上方に最大に変位した場合に
、Z軸ホームポジションセンサ88に対向し、これをオ
ンさせるZ軸センサドグ96が取り付けられている。
このようにR軸ホームポジションセンサ86とZ軸ホー
ムポジションセンサ88とは取り付けられているので、
この第1の実施例においては、制御ユニット82は、取
付板18が最もスライドブロック30側に引き込まれ、
且つ、最も上方に変位した位置を、移動垂直面内におけ
る基準位置としての原点として認識することになる。
方、R軸移動量センサ90と2軸移動量センサ92とは
、各々、一対の発光素子と受光素子からなるフォトカブ
ラから構成され、これらは、共に、スライドブロック3
0内において、対応するりニャスケール98,100に
夫々対向する位置に配設されている。ここで、R軸リニ
ャスケール98は、第2図に示すように、上方の第2の
ガイドシャフト34aの外周面上において、R軸に沿っ
て延出するように形成されている。また、Z軸リニャス
ケール100は、左方の第1のガイドシャフト24aの
外周面上において、Z軸に沿って延出するように形成さ
れている。
このようにして、R軸移動量センサ90とR軸リニャス
ケール98とにより、R軸リニャエンコーダが構成され
、2軸移動量センサ92と2軸リニャスケール100と
により、2軸リニャエン2 7 コーダが構成されることになる。
このようにR軸リニャエンコーダと2軸リニャエンコー
ダとが夫々構成されているので、取付板38のR軸方向
に沿う移動量及びZ軸方向に沿う移動量は、夫々絶対値
として測定されることになり、極めて正確に検出される
ことになる。即ち、駆動源としての第1及び第2の駆動
モータ6272の夫々の駆動軸の回転量をロータリエン
コーダを介して検出することにより、被移動部としての
取付板38のR軸方向及びZ軸方向に沿う移動量を演算
により求めることも出来るが、この場合には、演算処理
における演算誤差が存在すると共に、例えば、タイミン
グベルト56の伸び等により、駆動軸の回転量がそのま
ま正確に移動量に変換されない場合が生じ、その検出値
の精度は、この第1の実施例におけるリニャエンコーダ
を利2 8 用した場合と比較して低いものとなるものである。
次に、以上のように構成される移動装置16において、
制御ユニット82における移動動作の制御手順について
説明する。
先ず、この制御ユニット82は、取付板18をZ軸に沿
って下降させる場合には、第1の駆動モータ62と第2
の駆動モータ72とを、共に時計方向に沿って互いに同
期した状態で回転駆動する。
ここで、第3の中間ローラ52の時計方向の回動に伴な
い、第1の従動ローラ42と第3の中間ローラ52との
間のタイミングベルト56の部分は、第3の中間ローラ
52と第3の従動ローラ46との間に向けて送られ、第
3の中間ローラ52と第3の従動ローラ46との間のタ
イミングベルト56の部分は、第3の従動ローラ46と
第2の中間ローラ50との間に向けて送られる。また、
第2の中間ローラ50の時計方向の回動に伴ない、第3
の従動ローラ46と第2の中間ローラ50との間のタイ
ミングベルト56の部分は、第2の従動ローラ44と第
2の中間ローラ50との間に向けて送られ、第2の従動
ローラ44と第2の中間ローラ50との間のタイミング
ベルト56の部分は、第2の従動ローラ44と第1の中
間ローラ48との間に向けて送られることになる。
また、タイミングベルト56の両端は、左移動ブロック
38に固定されているので、左移動ブロック38と第4
の中間ローラ54との間のタイミングベルト56の長さ
は変化しない。この結果、第1の従動ローラ42と第3
及び第4の中間ローラ52.54との間のタイミングベ
ルト56の部分の長さが短くなる。一方、左移動ブロッ
ク38と第1の中間ローラ48との間のタイミングベル
ト56の長さは変化せず、第2の従動ローラ44と第1
及び第2の中間ローラ48,50との間のタイミングベ
ルト56の部分の長さが長くなる。
尚、第1及び第2の駆動モータ62,72の駆動量は、
互いに同期しているので、同一に設定されているので、
これら送り量は同一となる。
このようにして、スライドブロック30と左移動ブロッ
ク38との間のタイミングベルト56の部分の長さと、
右移動ブロック36とスライドブロック30との間のタ
イミングベルト56の部分の長さとは、同様に変化無く
、基台22とスライドブロック30との間のタイミング
ベルト56の3 1 部分の長さはに短くなり、また、上固定ブロック26と
スライドブロック30との間のタイミングベルト56の
部分の長さは同様に長くなり、この結果、第4A図に示
すように、スライドブロック30は、垂直下方に移動、
即ち、取付板18はZ軸に沿い下降することになる。
一方、取付板18をZ軸に沿い上昇させる場合には、制
御ユニット82は、第1及び第2の駆動モータ62.7
2を、共に、反時計方向に沿って、互いに同期した状態
で回転駆動する。この結果、上述した時計方向に回転駆
動する場合とは全く逆転した状態で、基台22とスライ
ドブロック30との間のタイミングベルト56の部分の
長さは同様に長くなり、また、上固定ブロック26とス
ライドブロック30との間のタイミングベルト56の部
分の長さは短くなり、この結果、スライ3 2 ドブロツク30は、第4B図に示すように、垂直上方に
移動、即ち、取付板18はZ軸に沿い上昇することにな
る。
また、取付板18をR軸に沿い左方に突出させる場合に
は、制御ユニット82は、第1の駆動モータ62を反時
計方向に、また、第2の駆動モータ72を時計方向に、
互いに同期した状態で回転駆動する。
ここで、第1の駆動モータ62の反時計方向の回転に伴
なう第3の中間ローラ54の反時計方向の回動により、
第3の従動ローラ46と第3の中間ローラ52との間の
タイミングベルト56の部分は、第3の中間ローラ52
と第1の従動ローラ42との間に向けて送られ、第3の
中間ローラ52と第1の従動ローラ42との間のタイミ
ングベルト56の部分は、第lの従動ローラ42と第4
の中間ローラ54との間に向けて送られ、第1の従動ロ
ーラ42と第4の中間ローラ54との間のタイミングベ
ルト56の部分は、第4の中間ローラ54と左移動ブロ
ック38との間に向けて送られることになる。このよう
にして、第4の中間ローラ54と左移動ブロック38と
の間のタイミングベルト56の部分の長さが長くなる。
一方、第2の駆動モータ72の時計方向の回転に伴なう
第2の中間ローラ50の時計方向の回動により、第3の
従動ローラ46と第2の中間ローラ50との間のタイミ
ングベルト56の部分は、第2の中間ローラ50と第2
の従動ローラ44との間に向けて送られ、第2の中間ロ
ーラと第2の従動ローラ44との間のタイミングベルト
56の部分は、第2の従動ローラ44と第1の中間ロー
ラ48との間に向けて送られ、第2の駆動ローラ44と
第1の中間ローラ48との間のタイミングベルト56の
部分は、第1の中間ローラ48と左移動ブロック38と
の間に向けて送られることになる。このようにして、第
1の中間ローラ48と左移動ブロック38との間のタイ
ミングベルト56の部分の長さが長くなる。
尚、第1及び第2の駆動モータ62,72の駆動量は、
互いに同期しているので、同一に設定されているので、
これら送り量は同一となる。
このようにして、基台22とスライドブロック30との
間のタイミングベルト56の部分の長さと、上固定ブロ
ック26とスライドブロック30との間のタイミングベ
ルト56の部分の長さとは同様に変化無く、スライドブ
ロック30と左移動ブロック38との間のタイミングベ
ルト56の部分の長さは長くなり、また、右移動ブロッ
ク363 5 とスライドブロック30との間のタイミングベルト56
の部分の長さは短くなり、この結果、第2のガイドシャ
フト34a,34bは、第4C図に示すように、スライ
ドブロック30から左方に突出、即ち、取付板18はR
軸に沿い左方に移動することになる。
一方、取付板18をR軸に沿い右方に引き込ませる場合
には、制御ユニット82は、第1駆動モータ62を時計
方向に、また、第2の駆動モータ62を反時計方向に沿
って、互いに同期した状態で回転駆動する。この結果、
上述した左方に突出させる場合とは全く逆転した状態で
、スライドブロック30と左移動ブロック38との間の
タイミングベルト56の部分の長さは短くなり、また、
右移動ブロック36とスライドブロック30との間のタ
イミングベルト56の部分の長さ3 6 は長くなり、この結果、第2のガイドシャフト34a,
34bは、第4D図に示すように、スライドブロック3
0に対して右方に引き込まれる、即ち、取付板18はR
軸に沿い右方に移動することになる。
ここで、取付板18を右下方に斜めに移動させる場合に
は、制御ユニット82は、第2の駆動モータ72を停止
した状態で、第1の駆動モータ62のみを、時計方向に
回転駆動する。この結果、スライドブロック30は下降
されつつ、第2のガイドシャフト34a,34bは右方
に引き込まれることになる。このようにして、取付板1
8は、右下方に俯角として約26.5度の傾斜角度で移
動することになる。
また、取付板18を左上方に斜めに移動させる場合には
、制御ユニット82は、第2の駆動モータ72を停止し
た状態で、第1の駆動モータ62のみを、反時計方向に
回転駆動する。この結果、スライドブロック30ば上昇
されつつ、第2のガイドシャフト3 4 a, 3 4
 bは左方に突出されることになる。このようにして、
取付板18は、左上方に俯角として約26.5度の傾斜
角度で移動することになる。
また、取付板18を左下方に斜めに移動させる場合には
、制御ユニット82は、第1の駆動モータ62を停止し
た状態で、第2の駆動モータ72のみを、時計方向に回
転駆動する。この結果、スライドブロック30は下降さ
れつつ、第2のガイドシャフト34a,34bは左方に
突出されることになる。このようにして、取付板18は
、左下方に俯角として約26.5度の傾斜角度で移動す
ることになる。
また、取付板18を右上方に斜めに移動させる場合には
、制御ユニット82は、第1の駆動モータ62を停止し
た状態で、第2の駆動モータ72のみを、反時計方向に
回転駆動する。この結果、スライドブロック30は上昇
されつつ、第2のガイドシャフト34a,34bは右方
に引き込まれることになる。このようにして、取付板l
8は、右上方に俯角として約26.5度の傾斜角度で移
動することになる。
尚、取付板18を右下方に任意の傾斜角度(例えば、水
平線に対し45度よりも小さい角度)で移動させる場合
には、制御ユニット82は、第2の駆動モータ72を反
時計方向に回転駆動しつつ、第1の駆動モータ62を、
時計方向に回転駆動することになるが、第2の駆動モー
タ72の駆動量を第1の駆動モータ62の駆動量よりも
小さ3 9 く設定している。この結果、スライドブロック30は、
第1及び第2の駆動モータ62.72の駆動量の比に基
づき規定される傾斜角度で、右下方に移動することにな
る。
同様にして、取付板18を所定の方向に任意の傾斜角度
で移動させる場合には、制御ユニット82は、第1及び
第2の駆動モーク62.72の回転方向、及び、回転量
を適宜設定することにより、上述した移動動作を達成す
ることになる。
以上のような制御ユニット82における第1及び第2の
駆動モータ62,72の駆動制御態様と、この駆動制御
に基づく取イ1板l8の移動動作とをまとめると、以下
の表に示す如くなる。
4 0 表 尚、夫々の移動方向における移動量は、モータにおける
送り出し量を4とした場合に、次のようになる。即ち、 下降方向(↓);β/2 上昇方向(↑);12/2 左方向 (←):I2 右方向 (→);℃ 右下方向(1);起点から、下方向に氾/4、右方向に
I2/2だけ進んだ点 を直線で結ぶ線分に相当する 距離 左上方向(\);起点から、上方向にn/4、左方向に
I2/2だけ進んだ点 を直線で結ぶ線分に相当する 距離 左下方向(〆);起点から、下方向に忍/4、左方向に
I2/2だけ進んだ点 を直線で結ぶ線分に相当する 距離 右上方向(/);起点から、上方向に4/4、右方向に
I2/2だけ進んだ点 を直線で結ぶ線分に相当する 距離 即ち、以上のように構成される移動装置16においては
、従来、R軸及びZ軸方向に夫々移動駆動するための駆
動モータが、R軸及びZ軸に対して、夫々専用に設けら
れていたことと比較して、この第1の実施例においては
、R軸及びZ軸に対して共通な状態で、第1及び第2の
駆動モータ62,72が配設されることになる。そして
、この第1の実施例においては、両駆動モータ62,7
2の回転方向及び回転量を、適宜選択することに4 3 より、上記した表に示すように、被移動部としての取付
板18は、任意な位置に任意な経路で移動されることに
なる。
特に、この第1の実施例においては、従来のように、高
価なボールねじ軸を用いることなく、タイミングベルト
を介して、第1及び第2の駆動モータ6’2.72の駆
動力を伝達するように構成されているため、全体として
の費用の低廉化が図られることになる。
この発明は、上述した第1の実施例の構成に限定される
ことなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した第1の実施例においては、被移動部と
しての取付板18を垂直面内で移動するように説明した
が、この発明は、このような構成4 4 に限定されることなく、水平面内で移動するように構成
することも可能である。この場合において、第1のガイ
ドシャフト24a,24bは、X軸にそつって延出する
ように配設し、第2のガイドシャフト34a,34bは
、Y軸に沿って延出するように配設することとなる。
このように、取付板18を水平面内において移動する場
合においても、この発明は、垂直面内で移動させる第1
の実施例の場合と全く同様に作動することになる。尚、
このように水平面内で移動させる場合においては、電源
の供給停止に伴ない、スライドブロック30が自重によ
り落下する可能性が無くなるので、上述したようなブレ
ーキ機構は不要となる。
また、上述した第1の実施例においては、第1及び第2
の駆動モータ62、72への電源の供給停止に伴ない、
スライドブロック30が自重により下方に移動、即ち、
落下することを防止するため、これら第1及び第2の駆
動モータ62,72は、対応する駆動軸の回転を停止さ
せるブレーキ機構を内蔵するように説明したが、この発
明は、このような構成に限定されることなく、例えば、
第1及び第2の駆動モータ62.72の駆動軸に接続さ
れた第1及び第2の駆動ローラ42,44にブレーキ機
構を備えるように構成しても良いし、従動ローラ46を
軸支する軸部分46aにブレーキ機構を取り付けるよう
に構成しても良い。
また、上述した第1の実施例においては、1本のタイミ
ングベルト56を、第1の中間ローラ48、第2の従動
ローラ44、第1の駆動ローラとしての第2の中間ロー
ラ50、第3の従動ローラ46、第1の中間ローラとし
ての第3の中間ローラ52、第1の従動ローラ42、そ
して、第4の中間ローラ52の順序で、折り返し部分が
無い状態で十文字状に掛け渡されるように説明したが、
この発明は、このような構成に限定されることなく、折
り返す部分を備えた十文字状の構成にも適用することが
出来ることは言うまでもない。
以下に、タイミングベルト56を、折り返し部分を備え
た十文字状に掛け渡すようにした第2の実施例の構成を
、第5図を参照して説明する。
尚、以下の説明においては、上述した第1の実施例と同
様な部分には、同様な符合を付して、その説明を省略す
る。
即ち、この第2の実施例においては、スライドブロック
30の上部中央には、第1及び第2の中4 7 問ローラ48,50の丁度中間に位置した状態で、第1
の駆動ローラ102が回動自在に軸支されている。また
、スライドブロック30の下部中央部には、第3及び第
4の中間ローラ52,54の丁度中間に位置した状態で
、第2の駆動ローラ104が回動自在に軸支されている
。そして、この第2の実施例においては、第1の実施例
で説明した第1の従動プーり60は、第1の駆動ローラ
102に同軸に固着され、第2の従動プーり68は、第
2の駆動ローラ104に同軸に固着されている。
尚、これら第1及び第2の駆動ローラ102,104は
、第1乃至第4の中間ローラ48,50,52.54と
同様に、外周面に歯が形成された歯付きブーりから、夫
々構成されている。
一方、下固定ブロックとしての基台22上に4 8 は、左右に離間して並設された状態で一対の第1の従動
ローラ42a,42bが、対応する取付ステイ40a,
40bに回動自在に軸支されている。ここで、図中左方
の第1の従動ローラ42aは、丁度、第1の駆動ローラ
102と第4の中間ローラ54との間の直下方に位置す
るように、また、図中右方の第1の従動ローラ42bは
、丁度、第1の駆動ローラ102と第3の中間ローラ5
2との間の直下方に位置するように、夫々設定されてい
る。
また、上固定ブロック26には、左右に離間して並設さ
れた状態で一対の第2の従動ローラ44a.,44bが
、回動自在に軸支されている。
ここで、図中左方の第2の従動ローラ44aは、丁度、
第2の駆動ローラ104と第1の中間ローラ48との間
の直上方に位置するように、また、図中右方の第2の従
動ローラ44bは、丁度、第2の駆動ローラ104と第
2の中間ローラ50との間の直上方に位置するように、
夫々設定されている。
そして、この第2の実施例においては、タイミングベル
ト56は、一端が係止部58の上面に固定された状態で
、第1の中間ローラ48の内方の外周面、左方の第2の
従動ローラ44aの外方の外周面、第2の駆動ローラ1
04の内方の外周面、右方の第2の従動ローラ44bの
外方の外周面、第2の中間ローラ50の内方の外周面、
第3の従動ローラ46の外方の外周面、第3の中間ロー
ラ52の内方の外周面、方方の第1の従動ローラ42b
の外方の外周面、第1の駆動ローラ1 0 2の内方の
外周面、左方の第1の従動ローラ42aの外方の外周面
、そして、第4の中間口ーラ54の内方の外周面に、順
次掛け渡された状態で、これの他端は、係止部58の下
面に固着されている。
即ち、このタイミングベルト56は、上下において、夫
々内方に折り返された状態で、略十文字状に捲回される
ことになる。
以上のようにこの第2の実施例は構成されているので、
上述した第1の実施例と全く同様に作動することが出来
ることになる。特に、この第2の実施例においては、駆
動ローラ102,104に対するタイミングベルト56
の巻き付け角度が、第1の実施例の場合と比較して約2
倍の量となるため、駆動力の伝達効率が向上する効果が
更に得られることになる。
また、この第2の実施例においては、第5図から明かな
ように、タイミングベルト56の第1及5 l び第2の駆動ローラ102,104への巻き付け角は、
180度となることになるが、この値は、第1の実施例
における第1及び第2の駆動ローラとしての第3及び第
2の中間ローラ52,50へのタイミングベルト56の
巻き付け角が90度であることに比較して、2倍の値と
なり、第1及び第2の駆動ローラ102,104からの
回転力が、より確実に、タイミングベルト56に伝達さ
れる効果が達成されることになる。
上述した第2の実施例においては、伝達トルクが増大さ
れる方向は、Z軸方向にのみ限定されることになるが、
この発明は、このような構成に限定されることなく、例
えば、第6図に第3の実施例として示すように、R軸方
向に関しても、速度は遅くなるものの、その伝達トルク
が増大されるように構成しても良い。
5 2 以下に、第6図を参照して、この第3の実施例の構成を
説明する。尚、以下の説明において、上述した第2の実
施例と同一部分には、同一符合を付して、その説明を省
略する。
この第3の実施例においては、第6図に示すように、ス
ライドブロック30の右側中央には、第2及び第3の中
間ローラ50,52の丁度中間に位置した状態で、第5
の中間ローラ106が回動自在に軸支されている。また
、スライドブロック30の左側中央部には、第1及び第
4の中間ローラ48,54の丁度中間に位置した状態で
、係止部58が一体的に形成されている。そして、この
第3の実施例においては、第2の実施例で説明したよう
に、第1及び第2の駆動ローラ102,104が独立し
た状態で配設されている。
尚、第5の中間ローラ106は、第1乃至第4の中間ロ
ーラ48,50,52.54と同様に、外周面に歯が形
成された歯付きプーりから、夫々構成されている。
一方、右移動ブロック36には、上下に離間して並設さ
れた状態で一対の第3の従動ローラ46a,46bが、
回動自在に軸支されている。
ここで、図中上方の第3の従動ローラ46aは、丁度、
第2の中間ローラ50と第5の中間ローラ106との間
の直右方に位置するように、また、図中下方の第3の従
動ローラ46bは、丁度、第5の中間ローラ106と第
3の中間ローラ52との間の直右方に位置するように、
夫々設定されている。
また、左移動ブロック38には、上下に離間して並設さ
れた状態で一対の第4の従動ローラ108a,108b
が、回動自在に軸支されている。ここで、図中上方の第
4の従動ローラ1 08aは、丁度、第1の中間ローラ
48と係止部58との間の直左方に位置するように、ま
た、図中下方の第4の従動ローラ1 08bは、丁度、
係止部58と第4の中間ローラ54との間の直左方に位
置するように、夫々設定されている。
そして、この第3の実施例においては、タイミングベル
ト56は、一端が係止部58の上面に固定された状態で
、上方の第4の従動ローラ108aの外方の外周面、第
1の中間ローラ48の内方の外周面、左方の第2の従動
ローラ44aの外方の外周面、第2の駆動ローラ104
の内方の外周面、右方の第2の従動ローラ44bの外方
の外周面、第2の中間ローラ5oの内方の外周面、上方
の第3の従動ローラ46aの外方の外周面、第5の中間
ローラ106の内方の外周面、下55 方の第3の従動ローラ46bの外方の外周面、第3の中
間ローラ52の内方の外周面、右方の第1の従動ローラ
42bの外方の外周面、第1の駆動ローラ102の内方
の外周面、左方の第1の従動ローラ42aの外方の外周
面、第4の中間ローラ54の内方の外周面、そして、下
方の第4の従動ローラ1 08bの外方の外周面に、順
次掛け渡された状態で、これの他端は、係止部58の下
面に固着されている。
即ち、このタイミングベルト56は、上下及び左右にお
いて、夫々内方に折り返された状態で、略十文字状に捲
回されることになる。
以上のようにこの第3の実施例は構成されているので、
スライドブロック30をZ軸方向に沿って移動(上下動
)させる場合には、第1及び第2の駆動ローラ102,
104が、所謂滑車の機能5 6 を果たし、また、第2のガイドシャフト34a,34b
をR軸方向に沿って移動(左右動)させる場合には、第
5の中間ローラ106が所謂滑車の機能を果たすことに
なる。この結果、第1の実施例の場合における第1及び
第2の駆動ローラ(即ち、第3及び第2の中間ローラ5
2,50)の最大の回転速度に対するスライドブロック
30のZ軸方向に沿う移動速度をVz、伝達トルクをT
2と、また、R軸方向に沿う移動速度をVR、伝達トル
クをTRと夫々規定すると、この第3の実施例において
は、第1及び第2の駆動ローラ102,104の最大の
回転速度(第1の実施例と同一値)に対するスライドブ
ロック30のZ軸方向に沿う移動速度は、第1の実施例
の場合の半分(=VZ /2)となるものの、その伝達
トルクは2倍(=2・T2)となると共に、R軸方向に
沿う移動速度も、第1の実施例の場合の半分(=V./
2)となるものの、その伝達トルクは2倍(=2・T,
!)となるものである。
このようにして、この第3の実施例においては、Z軸及
びR軸の2軸に関して、高い伝達トルクが得られ、重量
のある物品を移動させる場合に好適するものである。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明に係わる直交2軸移動装
置は、一方向に沿って延出し、固定された位置に取り付
けられた第1のガイド部材と、この第1のガイド部材に
摺動自在に支持され、一方向に沿って移動可能なスライ
ドブロックと、前記一方向と直交する他方向に沿って延
出し、このスライドブロックに他方向に沿って移動可能
に支持された第2のガイド部材と、前記第1のガイド部
材の両端に回動自在に支持された第1及び第2の従動ロ
ーラと、前記第2のガイド部材の一端に回動自在に支持
された第3の従動ローラと、前記スライドブロックの4
隅に回動自在に支持された中間ローラと、前記第2のガ
イド部材の他端に両端を固定され、前記第1乃至第3の
従動ローラと、4本の中間ローラとに十文字状に掛け渡
された連結ベルトと、前記スライドブロックに取り付け
られ、前記4本の中間ローラの中で、第2のガイド部材
の一端部側に位置する2本の中間ローラを夫々駆動する
ための第1及び第2の駆動モータとを具備する事を特徴
としている。
また、この発明に係わる直交2軸移動装置においては、
前記4本の中間ローラは、歯付きブーリから各々構成さ
れ、前記連結ベルトは、外側面に歯が形成されたタイミ
ングベルトから構成され、59 前記第1乃至第3の従動ローラは、前記タイミングベル
トの平坦な内側面をガイドするアイドルローラから各々
構成される事を特徴としている。
また、この発明に係わる直交2軸移動装置は、一方向に
沿って延出し、固定された位置に取り付けられた第1の
ガイド部材と、この第1のガイド部材に摺動自在に支持
され、一方向に沿って移動可能なスライドブロックと、
前記一方向と直交する他方向に沿って延出し、このスラ
イドブロックに他方向に沿って移動可能に支持された第
2のガイド部材と、前記第1のガイド部材の一端に回動
自在に支持され、互いに並設された一対の第1の従動ロ
ーラと、前記第1のガイド部材の他端に回動自在に支持
され、互いに並設された一対の第2の従動ローラと、前
記第2のガイド部利の一端に回動自在に支持された第3
の従動ローラと、前記6 0 スライドブロックの4隅に回動自在に支持された中間ロ
ーラと、前記スライドブロックに取り付けられ、前記他
方向に沿い隣接する各対の中間ローラ間に回転自在に支
持された第1及び第2の駆動ローラと、前記第2のガイ
ド部材の他端に両端を固定され、前記第1乃至第3のロ
ーラと、4本の中間ローラとに略十文字状に掛け渡され
、前記一方向に沿う中途部を第1及び第2の駆動ローラ
で折り返された連結ベルトと、前記スライドブロックに
取り付けられ、前記第1及び第2の駆動ローラを回転駆
動するための第1及び第2の駆動モータとを具備する事
を特徴としている。
また、この発明に係わる直交2軸移動装置は、一方向に
沿って延出し、固定された位置に取り付けられた第1の
ガイド部材と、この第1のガイド部材に摺動自在に支持
され、一方向に沿って移動可能なスライドブロックと、
前記一方向と直交する他方向に沿って延出し、このスラ
イドブロックに他方向に沿って移動可能に支持された第
2のガイド部材と、前記第1のガイド部材の一端に回動
自在に支持され、互いに並設された一対の第1の従動ロ
ーラと、前記第1のガイド部材の他端に回動自在に支持
され、互いに並設された一対の第2の従動ローラと、前
記第2のガイド部材の一端に回動自在に支持され、互い
に隣接された一対の第3の従動ローラと、前記第2のガ
イド部材の他端に回動自在に支持され、互いに隣接され
た一対の第4の従動ローラと、前記スライドブロックの
4隅、及び、これら4隅の中で互いに隣接する隅間に回
動自在に支持された8本の中間ローラと、前記スライド
ブロックの他端部側に両端を固定され、前記第1乃至第
4の従動ローラと、8本の中間ローラとに略十文字状に
掛け渡され、外方に突出する4つの中途部を夫々折り返
された連結ベルトと、前記スライドブロックに取り付け
られ、前記一方向に沿い離間する3対の中間ローラの中
で、真ん中に位置する一対の中間口〜ラを回転駆動する
ための第1及び第2の駆動モータとを具備する事を特徴
としている。
従って、この発明によれば、低コストで、強い力で重い
物品を搬送することの出来る直交2軸移動装置が提供さ
れることになる。
【図面の簡単な説明】
第l図はこの発明に係わる直交2軸移動装置の第1の実
施例が設けられた組立ロボットの構成を概略的に示す正
面図; 第2図は第1図に示す直交2軸移動装置の構成を取り出
して示す斜視図; 6 3 第3図は直交2軸移動装置における制御系の構成を示す
ブロック図 第4A図乃至第4D図は、第1及び第2の駆動モータの
異なる駆動状態により、取付板の4つの移動状態を夫々
概略的に示す正面図; 第5図はこの発明に係わる移動装置の第2の実施例の構
成を示す斜視図; 第6図はこの発明に係わる直交2軸移動装置の第3の実
施例の構成を示す正面図;そして、第7図は従来におけ
る直交2軸移動装置の構成を概略的に示す正面図である
。 図中、10・・・組立ロボット、12・・・主モータ、
1,4・・・減速機構、14a・・・駆動軸、16・・
・直交2軸移動装置、18・・・フインガ取付板、20
・・・フインガ装置、22・・・基台、24a ; 2
4b・・・第1の6 4 ガイドシャフト、26・・・上固定ブロック、28a;
28b・・・第1のスライドプッシュ、30・・・スラ
イドブロック、32a;32b・・・第2のスライドプ
ッシュ、34a ; 34b・・・第2のガイドシャフ
ト、36・・・右移動ブロック、36a・・・透孔、3
8・・・左移動ブロック、40 (40a;40b)・
・・取付ステイ、42 (42a ; 42b) ・・
−第1の従動ローラ、44 (44a ; 44b)−
第2の従動ローラ、46 (46a ; 46b) ・
−・第3の従動ローラ、48 .50 ,52 .54
・・・中間ローラ、56・・・連結ベルト、58・・・
係止部、60・・・従動ブーリ、62・・・第1の駆動
モータ、64・・・駆動プーリ、66・・・エンドレス
ベルト、68・・・従動プーリ、70・・・取付ステイ
、72・・・第2の駆動モータ、74・・・駆動ブーリ
、76・・・エンドレスベルト、78 .80・・・ド
ライバ、82・・・制御ユニツト、84・・・教示ユニ
ット、86・・・R軸ホームポジションセンサ、88・
・・Z軸ホームポジションセンサ、90・・・R軸移動
量センサ、92・・・Z軸移動量センサ、94・・・R
軸センサドグ、96・・・Z軸センサドグ、98・・・
R軸リニャスケール、100・・・Z軸リニャスケール
、102・・・第1の駆動ローラ、104・・・第2の
駆動ローラ、106・・・第5の中間ローラ、1 08
a ; 1 08b−第4の従動ローラである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一方向に沿つて延出し、固定された位置に取り付
    けられた第1のガイド部材と、 この第1のガイド部材に摺動自在に支持され、一方向に
    沿つて移動可能なスライドブロックと、前記一方向と直
    交する他方向に沿つて延出し、このスライドブロックに
    他方向に沿つて移動可能に支持された第2のガイド部材
    と、 前記第1のガイド部材の両端に回動自在に支持された第
    1及び第2の従動ローラと、 前記第2のガイド部材の一端に回動自在に支持された第
    3の従動ローラと、 前記スライドブロックの4隅に回動自在に支持された中
    間ローラと、 前記第2のガイド部材の他端に両端を固定され、前記第
    1乃至第3の従動ローラと、4本の中間ローラとに十文
    字状に掛け渡された連結ベルトと、 前記スライドブロックに取り付けられ、前記4本の中間
    ローラの中で、第2のガイド部材の一端部側に位置する
    2本の中間ローラを夫々駆動するための第1及び第2の
    駆動モータとを具備する事を特徴とする直交2軸移動装
    置。
  2. (2)前記4本の中間ローラは、歯付きプーリから各々
    構成され、 前記連結ベルトは、外側面に歯が形成されたタイミング
    ベルトから構成され、 前記第1乃至第3の従動ローラは、前記タイミングベル
    トの平坦な内側面をガイドするアイドルローラから各々
    構成される事を特徴とする請求項第1項に記載の直交2
    軸移動装置。
  3. (3)一方向に沿つて延出し、固定された位置に取り付
    けられた第1のガイド部材と、 この第1のガイド部材に摺動自在に支持され、一方向に
    沿つて移動可能なスライドブロックと、前記一方向と直
    交する他方向に沿つて延出し、このスライドブロックに
    他方向に沿つて移動可能に支持された第2のガイド部材
    と、 前記第1のガイド部材の一端に回動自在に支持され、互
    いに並設された一対の第1の従動ローラと、 前記第1のガイド部材の他端に回動自在に支持され、互
    いに並設された一対の第2の従動ローラと、 前記第2のガイド部材の一端に回動自在に支持された第
    3の従動ローラと、 前記スライドブロックの4隅に回動自在に支持された中
    間ローラと、 前記スライドブロックに取り付けられ、前記他方向に沿
    い隣接する各対の中間ローラ間に回転自在に支持された
    第1及び第2の駆動ローラと、前記第2のガイド部材の
    他端に両端を固定され、前記第1乃至第3のローラと、
    4本の中間ローラとに略十文字状に掛け渡され、前記一
    方向に沿う中途部を第1及び第2の駆動ローラで折り返
    された連結ベルトと、 前記スライドブロックに取り付けられ、前記第1及び第
    2の駆動ローラを回転駆動するための第1及び第2の駆
    動モータとを具備する事を特徴とする直交2軸移動装置
  4. (4)一方向に沿つて延出し、固定された位置に取り付
    けられた第1のガイド部材と、 この第1のガイド部材に摺動自在に支持され、一方向に
    沿つて移動可能なスライドブロックと、前記一方向と直
    交する他方向に沿つて延出し、このスライドブロックに
    他方向に沿つて移動可能に支持された第2のガイド部材
    と、 前記第1のガイド部材の一端に回動自在に支持され、互
    いに並設された一対の第1の従動ローラと、 前記第1のガイド部材の他端に回動自在に支持され、互
    いに並設された一対の第2の従動ローラと、 前記第2のガイド部材の一端に回動自在に支持され、互
    いに隣接された一対の第3の従動ローラと、 前記第2のガイド部材の他端に回動自在に支持され、互
    いに隣接された一対の第4の従動ローラと、 前記スライドブロックの4隅、及び、これら4隅の中で
    互いに隣接する隅間に回動自在に支持された8本の中間
    ローラと、 前記スライドブロックの他端部側に両端を固定され、前
    記第1乃至第4の従動ローラと、8本の中間ローラとに
    略十文字状に掛け渡され、外方に突出する4つの中途部
    を夫々折り返された連結ベルトと、 前記スライドブロックに取り付けられ、前記一方向に沿
    い離間する3対の中間ローラの中で、真ん中に位置する
    一対の中間ローラを回転駆動するための第1及び第2の
    駆動モータとを具備する事を特徴とする直交2軸移動装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015071193A (ja) * 2013-10-02 2015-04-16 三菱電機株式会社 ピックアンドプレース装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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