JPH0355115A - 長尺物の内面加工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は長尺な雌ねじ等を螺刻したり、ねじ研１ 削するような長大物の内面加工方法に関するものである
。

［従来の技術］ 第３図は長尺の中空円筒１ａに螺刻された雌ねじ５を研
削加工する加工方法を示す。中空円筒１ａの一端側を主
軸（図示していない）に固定されるチャック１０により
把持し、その他端の開口側から研削工具７を入れ、雌ね
じ５のリードアングルだけこれを傾斜せしめて、砥石９
により雌わじ５を研削するのが一般の加工方法である。

勿論雌ねじ５を研削加工する場合にもほぼ同様の方法で
行なわれる。いづれの場合でも加工具は中空円筒１ａの
軸線と傾斜した状態でセッテングされる。

［発明が解決しようとする課題コ 凧上の加工方法によると，第３図に示す如く、中空円筒
１ａの長さによー〕では研削工具７のホルダ８が中空円
筒１ａの開口部の内縁に干渉し、それ以上の加工ができ
ない問題点が生ずる。この場合にはホルダ８を更に小径
のものに交換し、そのまま加工を進めるか，又は中空円
筒１ａをチャック１０から取り外し逆方向から再び加工
するかしなければならない。ことが必要となる。ホルダ
８を細くすると研削工具７の剛性が低下するため、切り
込み址や、送り連度を小さくする必要があり、加工効率
が低下すると共に、ヒビリ等が生じ高精度のねじ研削加
工ができない問題点が生ずる。また逆方法から研削する
場合には既に加工済のねじ部との合致が難しく、高精度
加工が困難となる問題点が生ずる。

本発明は以上の問題点を解決するもので、被加工物と加
工共との干渉もなく、高精度、高能率の加工が行なわれ
る長尺物の内面加工方法を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は以上の目的を達戒するために、長尺物の内面を
その軸線と傾斜する回転軸に固持される加工具により加
王する長尺物の内面加工方法にお−３ いて，前記長沢物をその軸線と直角に、かつ前記回転軸
が干渉しない長手寸法の複数個のブロックに分断し、該
ブロックを位置決め具で連結し、前記長尺物を形成し、
加工済の前記ブロックを順次取り外しながら全ブロック
を加工完了した後、再び前記位にｆ決め』１，で前記加
工済のブロックを組合せて長尺物を加工完成するように
した長尺物の内面加工方法を特徴とするものである。

［作用］ 分断した被加工物を組合せ、長尺物にし，て主軸に把持
する。まず開口端による第１のブロックを加工する。そ
れぞれブロックは王具のホルダと干渉しない長手寸法に
分断されているため加工は高精度，高能率等に行なわれ
る。第１のブロックが加工完了したら、これのみを取外
し、加工具はそのままの状態に保持して次の第２のブロ
ックの加工を行なう。以下同様のことを繰り返し行ない
最後のブロックを完了する。次に位置決め具により加］
二済の各ブロックを組合せ、長尺物に組み１二げ＝４− られる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第工図に示す如く、中空円筒ｌは内面に雌ねじを螺刻し
たナットからなる。本実施例は螺刻したナットの雌ねじ
５を研削加工する場合について説明する。

中空円筒ｌは複数個（図示は３個）のブロック２，３．
４に分断され、各ブロック２，３．４内は位置決めピン
６により連結されている。ブロック２，３．４の軸線方
向の長さは、雌ねじ５を加工する研削工具７（第２図（
ａ））のホルダ８が干渉しない寸法のものから形成され
る。

すなわち、この長さは雌ねじ５のリードアングル、内径
寸法およびホルダ８の直径等により求められる。また位
盾決めビン６はブロック２，３．４間の相対的ずれが生
じないものにすることが必要であり、キー等を用いてよ
り確実に固持するようにすることが望ましい。

次に、第２図（ａ＞ないし（ｃ）により加工方法を更に
許しく説明する。

第２図（ａ）に示す如く、まずブロック２，３，４をす
べて連結し、長尺の中空円筒ｌといる。この状態でチャ
ック１０にその一端側（ブロック４）を把持し片持ち支
持する。研削工具７をブロック２の開口部に望ませ、所
定の傾斜角だけ傾斜させた後、所定の研削加工を行なう
。研削工具７の砥石９がブロック２の雌ねじ５をすべて
研削するまで研削工具７を送る。ここで研削工具７をそ
のままの状態に保持し、第２図（ｂ）に示す如くブロッ
ク２のみを取り外す。次に、研削工具７をブロック１を
加工したと同一条件で回転送りし、ブロック３の雌ねじ
５の研削加工を行なう。ブロック３の研削が完了したら
第２図Ｃｃ）に示す如く、ブロック３を取り外し，前記
と同様の条件でブロック４の研削加王を行なう。

以上の如くしてブロック２，３．４の加工が完了したら
位・置決めビン６により，これ等を組合せし加工完了と
する。

〔； 以上の方法によれば研削工具７は一定の条件で送られる
ため、ブロック２，３．４間の雌ねじ５が断続的に接合
することはなく、あたかも一体のもので連続加工したも
のと同様に高精度な雌ねじ加工を行なうことができる。

加工途中でブロック２，３等を取外す手間は必要となる
が、工具交換も加工条件も変化させる必要がなく、加工
効率が低下することはない。

本実施例では前記の如く、雌ねじの研削加工について説
明したがこれに限定するものでない。すなわち、被加工
物の軸線と加工具の回転軸とが傾斜するような加工方法
についてすべて適用される。

またブロック間の位置決め具およびその方法は前記のも
のに限定しない。

［発明の効果］ 以上の説明によって明らかな如く、本発明によれば被加
工物と加工物との干渉がなく、高精度、高能率の加工が
行なわれる効果をとげることが出来る，． −７−

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明−実施例の中空円筒の軸断面図、第２図
（ａ）ないし（ｃ）は実施例の作用を説明１るための説
明用軸断面図、第３図は従来の中空円筒の加工を示す軸
断面図である。 １．１８・・・中空円筒、２，３．４・・・ブロック、
５・・・雌ねじ、６・・・位置決めピン、７・・・研削
工具、８・・・ホルダ、９・・・砥石、］Ｏ・・・チャ
ック，１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 長尺物の内面をその軸線と傾斜する回転軸に固持される
   加工具により加工する長尺物の内面加工方法において、
   前記長尺物をその軸線と直角に、かつ前記回転軸が干渉
   しない長手寸法の複数個のブロックに分断し、該ブロッ
   クを位置決め具で連結して前記長尺物を形成し、加工済
   の前記ブロックを順次取り外しながら全ブロックを加工
   完了した後、再び前記位置決め具で前記加工済のブロッ
   クを組合せて長尺物を加工完成することを特徴とする長
   尺物の内面加工方法。