JPH0354974A - 電子スチルカメラ - Google Patents

電子スチルカメラ

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JPH0354974A
JPH0354974A JP1271982A JP27198289A JPH0354974A JP H0354974 A JPH0354974 A JP H0354974A JP 1271982 A JP1271982 A JP 1271982A JP 27198289 A JP27198289 A JP 27198289A JP H0354974 A JPH0354974 A JP H0354974A
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mirror
gear
rotation
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Ryota Araki
良太 荒木
Yoshiro Nara
奈良 義郎
Masa Ota
雅 太田
Yasuaki Ishiguro
石黒 泰明
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、円盤形磁気記録媒体である円盤形磁気シート
や磁気ディスク等の磁気記録媒体に静止画像を記録する
電子スチルカメラに関するものである。
上述の如きモータによって一定回転に制御される円盤形
磁気記録媒体に静止画像信号を記録するカメラに於いて
、高画質の静止画像記録をする為の重要な条件は、撮像
手段から得られる映像信号に対する暗電流による悪影響
を少なくする事と共に、高精度に一定角速度回転制御さ
れた状態の磁気ディスク或いは磁気シートに記録する事
が重要である。即ち高画質の静止画像記録をする為の重
要な条件は、ノイズの少ない入力画像信号と磁気ディス
ク或いは磁気シートの高精度回転制御である。
本発明は角速度一定に回転制御される円盤形磁気記録媒
体に静止画像信号を記録するカメラに於いて、高画質の
静止画像信号記録を実現する事を目的とする。
上記目的の為に本発明では、円盤形磁気記録媒体の回転
制御精度検出手段を設け、回転制御精度が高い状態で記
録を行える様にしている。
以下本発明の実施例について添附の図面を参照して説明
する。第1図(a)、第1図(blは本発明に係る電子
式写真機(以後カメラと略称する)の外観を示す前方斜
視図と上面図である。図においてCaはカメラ本体を示
す。lは通常の交換レンズであり、距離調節環、絞り調
節環等の通常の写真撮影に必要な調節部が設けられてい
る。3はレンズマウントで交換レンズlの後端と保合可
能に形成されている。レンズマウント開口内に設けられ
ている自動絞り連動レバー4は、交換レンズ側に設けら
れた絞りレバー2と係合して公知の自動絞り機能を構成
するものである。5はファインダー光取り出し用のクイ
ックリターンミラー(以下ミラーと称す)である。カメ
ラ上面のレリーズ釦6と共軸に配された7は、モード切
換えリングで、一駒撮り(Sモード)と連続駒撮り(C
モード)の切換えと、レリーズ釦のロックおよび長時間
撮影を行なわない場合(後述)のための位置(OFF)
へとの切換えを行なうようになっている。8は例えば液
晶のデジタル表示器で構成された、撮影駒数を示す表示
器で、磁気ディスクへ記録を行なうヘッドのトラック位
置を示すものである。9はカメラ動作時に磁気ディスク
への記録を通常どおり行なう場合と、記録を行なわない
でヘッドを次の撮影駒へ移す場合とのための記録・非記
録切換えスイッチである。すなわち、この切換えスイッ
チ9を非記録位置(NR)に設定して、レリーズ釦を操
作することにより、通常の撮影動作のうちディスクへの
記録だけが行なわれず動作するので任意の駒数に記録ヘ
ッドの位置の移動が可能となるものである。lOはシャ
ッター速度設定ダイヤル、11はストロボ装着のシュー
であり信号授受のための接点11aが設けられている。
12は接眼アイビースである。
第2図(a)、第2図(b)は本発明に係るカメラの断
面図でそれぞれ水平横断面と垂直縦断面であり、第2図
(alは第1図(a)のI−I断面視図、第2図(bl
は第1図(b)の■一■断面視図である。第2図(al
では磁気記録ディスク・カセット20(以下単にカセッ
トと略称する)の挿入或いは取出しを行なう状態を示し
、第2図(b)ではカセット20が挿入され、カメラ本
体Caに装着されている状態を示す。第2図(a)、(
b)に於いて23は、カセット20を挿入するカセット
ホルダーでリンク部材22とビン22aによって回動可
能に結合されている。リンク部材22は、カメラ本体に
軸22bで回動可能に取付けられている。したがってカ
セットホルダー23は、裏蓋21に配設されたピン21
cとの保合によって、裏蓋2lの開閉動作に連動して、
カメラ本体のカセット収納部24への出し入れが行なわ
れる。またカセットホルダー23の内側にはカセット2
0の位置決めばね23aが配設されている。第2図(a
)の状態からカセットの挿入を行なう場合には、カセッ
トホルダー23内にカセットを挿入し裏蓋2lを閉じる
と、リンク部材22によりカセット20およびカセット
ホルダー23はディスク駆動軸25の回転軸と平行な方
向に移動し、カセット内の磁気記録ディスク20a中央
の回転ハブ20bの中心孔がディスク駆動軸25の中心
軸25aに嵌合する。このとき、ディスク駆動軸25に
設けられた駆動ビン25bは不図示のばねに抗して軸方
向に回転ハブによって押し込まれた状態となっている。
その後ディスク回転用モーターM1の回転がベルト26
を介して駆動軸25に伝えられピン25bが移動して回
転ハブ20bの小孔の位置にくると前述のばね(不図示
)の力によりピンが小孔にはまり込みモーターMlの回
転力がディスク20aに伝えられるようになる。また、
このカセットの挿入動作時に、裏蓋21に設けられたホ
ルダー押えばね21aはカセットホルダー23の位置決
めを、同様に、ハブ押え2lbがディスクの回転ハブ2
0bに係合し駆動軸25に回転ハブを軽く押しつけるよ
うそれぞれ動作し、第2図(b)の装着状態となる。な
お27はカセット収納部24へのほこり等の進入を防ぐ
カバー板で、カメラ本体に回動可能に取付けられており
、カセットホルダー23の移動によりカセット挿入時に
は退避位置へ回動される。以上のようにしてカセットが
挿入されると磁気ヘッド30がカセットホルダー23、
ディスクカセット20にそれぞれあけられているヘッド
挿入孔を通して磁気ディスク20aに接触し磁気記録が
可能な状態となる。
また逆にカセットの取出しを行なう場合には公知の裏蓋
ロツク機構(不図示)を解除して裏蓋を開くことにより
カセットホルダーが第2図(a)に示す状態となり、カ
セットの取出しが行なえる。第2図(alにおいて28
は裏蓋開閉検知ビンであり裏蓋の開閉に連動して電気接
点Slを開閉して検知し、たとえば裏蓋の開いた状態で
は、レリーズ釦を押してもカメラが作動しないようにす
るなどの動作を行なうためのものである。29は電源電
池34収納のための電池収納蓋である。31は固体撮像
素子を含む回路基板で、カメラ本体の支持基板l9に調
整ビス32にて位置調整可能な状態で取付けられている
前記回路基板31に設けられる映像素子はその前面に図
示しない色分離フィルターおよび素子の分光感度の補償
のための赤外光カットフィルターが配設されている。3
5は周知の機械駆動電子制御式のフォー力ルプレンシャ
ッターで、その前面には、オプチカル・ロウパスフィル
タI8が配設されている。オプチカル・ロウバスフィル
ター18をシャッター前面に配設したのは、フィルター
厚によるシャッター効率の低下を防ぐためである。33
a、33bは画像信号処理のための電子回路プリント基
板である。第2図(alに示す、ミラーボックスの左右
に配せられたD1、D2はそれぞれクィックリターンミ
ラー5の動作および自動絞りレバー4の駆動機構部(D
I)とシャッタージャージ機構および磁気ヘッド移動機
構の駆動機構部(D2)の各ブロック(詳細について後
述)である。
撮影動作前後のファインダー像観察時には、第2図(b
)に示す様にクイックリターンミラー5(半透鏡および
ハーフ・プリズムにても可能である)によって反射され
た光線は、第2図(b)に示す様に周知の如く、スクリ
ーンl7に結像し、コンデンサーレンズ16、ベンタプ
リズム15を介して接眼レンズl3に導かれる。ペンタ
プリズムと接眼レンズの間には、ファインダーのアイポ
イントを短かくなるのを防ぐためにファインダー光路ガ
ラス・ブロック14が配せられている。l00は被写体
の明るさを測定するための公知の受光素子で、たとえば
シリコンフォトダイオードなどからなっている。ミラー
ボックス底部に配置されているモーターM2は、ミラー
及び自動絞りを駆動する駆動機構部D1およびシャツタ
ーチャージ及び磁気ヘッド移動の駆動をする駆動機構部
D2の動力源となるモーターである。D3は磁気ディス
ク回転機構部である。第3図は本発明に係るカメラの主
要機構部の斜視図で、ミラー機構、自動絞り機構、シャ
ツターチャージ機構及び磁気ヘッド移動機構の駆動部が
含まれる。
第3図は、撮影動作完了後新たな撮影動作が開始される
前の状態を示す。ミラー5を保持するミラー保持板36
は左右に付設された回転軸37a , 37bで回転自
在に支持されており、軸37b側にはガダ取りと姿勢保
持のための弱いばね38が掛けられている。39はミラ
ー駆動レバーで、ミラー保持板36に植設されたビン3
6aと係合する。ミラー駆動レバー39は、前述の自動
絞りレバー4と軸40で同軸にそれぞれ回動可能に支持
されており、両者の間には、ピン4aとピン39aを介
して絞りレバーばね41が掛けられているので、通常の
動作では周知の如く軸40を回転中心として両者一体に
回動ずるものである。また、レバー39の一端にはミラ
ースタートの検出用のミラースイッチS2を作動せしめ
る信号ピン39bが植設され、さらに他端には、ミラー
駆動力ム45に連動するローラー42が回転自在に設け
られている。ミラー駆動レバー39上のピン39cに掛
けられているばね43はミラー駆動ばねであり、44a
 , 44bは摺動ブラシ接点で位相検出スイッチ44
を構或する。ミラー駆動力ム45と一体の歯車46には
回転制限爪47が固定されており、回転ストッパー48
により時計、反時計両方向の回転共に1回転弱の回転角
となるよう設定されている。
ミラーの上昇と下降はモータM2の回転方向によって制
御されるもので、第3図に示した状態から、モーターM
2が反時計(矢印A)方向に回転すると歯車51、歯車
50、歯車49を介して歯車46およびミラー駆動力ム
45も反時計(矢印B)方向に回転する。それに応じて
、ミラー駆動ばね43の付勢力によりローラー42がミ
ラー駆動力ム45に追従して、ミラー駆動レバー39と
自動絞りレパー4は軸40を回転中心にして時計(矢印
C)方向に回動ずる。
したがって、自動絞りレバー4の移動に伴って、レンズ
1の絞りが所定の絞り径に絞り込まれ、同時にピン36
aでミラー駆動レバー39と連動するミラー保持板36
が反時計(矢印D)方向に回転しミラー5は像観察位置
から撮影位置へと上昇する。
ミラー駆動レバー39が時計(矢印C)方向へ回転をス
タートすると、ピン39bがミラースイッチS2を押圧
する位置からはなれるため、ミラースイッチS2はON
状態からただちにOFF状態に切換わる。
また、位相検出スイッチ44はミラー5が下降して像観
察位置(第3図に示す)にある状態ではOFF状態に、
ミラー駆動レバー39が時計(矢印C)方向にわずかに
回転するとただちにON状態となる。
さらにモーターM2が回転をつづけて回転制限爪47が
ストッパー48に当接する直前、すなわち、ミラー駆動
レバー39が回転してミラー5を撮影位置への上昇を完
了するわずかに手前で位相検出スイッチ44はON状態
から再びOFF状態へと切換わり、回転制限爪47がス
トッパー48に当接して歯車46の反時計(矢印B)方
向への回転が停止するミラー5の上昇完了位置ではOF
F状態となっている。次に、撮影記録動作が終了後、ミ
ラー5が撮影位置から下降して像観察位置へもどる場合
には、モーターM2が時計(矢印Aと反対)方向に、歯
車46およびミラー駆動力ム45も時計(矢印Bと反対
)方向に回転する。カム45の回転は、ローラー42を
介してミラー駆動レバー39にミラー駆動ばね43の不
勢力に抗して反時計(矢印Cと反対)方向の回転力を与
えるので、ミラー上昇の場合とは逆に、ミラー保持板3
6およびミラー5を時計(矢印Dと反対)方向に回転し
ミラーを像観察位置に下降する。自動絞りレバー4も像
観察位置へと反時計(矢印Cと反対)方向に回転しレン
ズ1の絞り径は開放状態にもどされる。この時、位相検
出スイッチ44は、ミラー上昇の際の動作を逆にたどり
、ミラー下降開始直後にOFFからONへミラー下降完
了直前で再びONからOFFへと接続状態を変化する。
また、ミラー上昇動作時にONからOFFへと切換った
ミラースイッチ接点S2は、ミラー下降が完了する位置
で再びOFFからON状態にもどされる。
一方モーターM2は、上述のクイックリターンミラー機
構および自動絞り機構を駆動する歯車5lが取付けられ
ている軸と反対側にも同一の回転軸が出されており、ネ
ジ歯車52が固定されている。ネジ歯車52とかみ合う
ネジ歯車53とでモーターM2の回転は直角方向に変換
され54、55、56の歯車と伝わってラック部材57
の往復直線運動として伝達される。ラック部材57の一
端には、シャッター35のチャージレバー35aに付設
されているシャッターチャージピン35bと係合するス
ライドレバーピン57aが植設されている。第3図に示
す状態はスライドレバーピン57aがシャッターチャー
ジピン35bを押圧してシャツターチャージが完了した
ところである。また、歯車53の回転は、歯車55と1
体の歯車58により歯車59aに伝えられる。歯車59
aの内側にはカム盤59bとコロ60およびクラッチば
ね61とが組込まれており、一方向回転クラッチを形成
をしている。さらにカム盤59bと同一軸に固定されて
いる歯車62には、これに圧接摺動ずる摩擦ばね63に
より回転する逆転防止爪64が対向して設けられており
歯車62の回転(矢印J)を阻止するよう設定されてい
る。歯車62と反対側の軸には歯車65が一体に結合さ
れており、この回転は歯車66、軸67を経てネジ歯車
68に伝えられる。ネジ歯車68は、磁気ヘッドの移動
機構の駆動を行なうよう配せられたもので、上述の一方
向回転逆転防止機構によって、一画面の撮影ごとに一方
向所定回転角の回転を伝えるよう構或されている。本実
施例に示すシャッター35は公知のフォーカルブレーン
シャッター機構で先幕と後幕のうち少なくとも先幕の走
行開始を電気信号にてトリガーされるタイプのものであ
る。またシャッター35には、後幕走行完了直前でON
状態になり、シャツターチャージにより後幕が走行準備
位置に移動するとOFF状態となる周知の後幕走行検出
スイッチ(以下、後幕スイッチと略す。不図示)が設け
られている。
第3図に示す状態から前述のようにモーターM2がミラ
ー5を上昇するよう反時計(矢印A)方向に回転すると
、歯車51の回転が歯車50以下に伝えられるのと同時
に、ネジ歯車52によりネジ歯車53が時計(矢印E)
方向に回動される。この回転が歯車54、55を経て歯
車56の反時計(矢印F)方向の回転として伝えられ、
歯車56とかみ合うラック部材57は矢印G方向に移動
する。モーターM2のA方向の回転が前述の回転制限爪
47とストッパー48で規制される所定の回転角だけ回
転すると、ラック部材57の移動に伴ってスライドレバ
ービン57aはシャッター35が作動可能な退避位置ま
で移動される。またこの時、歯$58とかみ合う歯車5
9aも時計(矢印I)方向に回動されるが、前述の一方
向回転クラッチの作用によりカム盤59bとの間で摺動
され、歯車62に逆転防止爪64がくい込んで歯車65
の回転は行なわれない。次に、シャッター35が動作し
て撮影記録動作が終了してモーターM2が時計(矢印A
と反対)方向に起動され、前記クイックリターンミラー
5の下降動作および自動絞り機構の復帰が行なわれると
、ネジ歯車53および歯車54は反時計(矢印Eと反対
)方向に、歯車55、56、58は時計(矢印Fと反対
)方向にそれぞれ回動ずる。この時、シャツターチャー
ジレバ−35aは、シャッター幕の走行終了によってH
方向に回動した位置にあるので、歯車56の時計(矢印
Fと反対)方向の回転を受けて、ラック部材57が矢印
Gと反対方向に移動されると再びスライドレバーピン5
7aとシャッターチャージピン35bが当接し、シャッ
ターの走行力がチャージされ、第3図に示す状態へと復
帰される。同時にモーターM2の時計(矢印Aと反対)
方向の回転は、歯車58を経て歯車59aにJ方向の回
転として伝えられる。この場合には歯車59a1カム盤
59b1コロ60、クラッチばね6Iで構成されるクラ
ッチ機構はくさび効果により一体となって回転し、逆転
防止爪64も摩擦ばね63の摩擦力によりビン64aに
当接するまで時計(矢印K)方向に回転して歯車62の
回転阻止を行なわない。それによって軸67は、クイッ
クリターンミラーが下降動作を行なうようモーターM2
が回転する時にのみ一定角度だけ時計(矢印L)方向に
回転され、後述の構或によって磁気ヘッドが一画面の記
録トラック分だけ送られる。
以上第3図に示した実施例では、シャツターレリーズが
行なわれるとシャッターが動作して撮影、記録が行なわ
れた後に、クイックリターンミラーの下降時にシャツタ
ーチャージと併行して磁気ヘッドの移動が行なわれるよ
う構成されているが、磁気ヘッドの移動については、ミ
ラー上昇時に行なうようにしてもよい。この場合モータ
ーの回転が逆故、歯車59a1カム盤59b1コロ60
、クラッチばね6lの一方向回転クラッチ機構および歯
車62、摩擦ばね63、逆転防止爪64の逆転防止機構
の動作効果が逆回転方向となるよう構戒することにより
達成できる。さらに軸67の回転方向が矢印Lと逆方向
になるが、これもネジ歯車68と、これとかみ合うネジ
歯車71のねじれ角を変えることにより以下の構成が同
じもので達成可能となる。第4図(a)は第3図に示す
主要機構部中ヘッド移動機構の駆動部の他の実施例を示
す斜視図であり、第4図(b)はその要部断面図である
。第3図に示す実施例では、レリーズ後モーターM2が
回転して一画面分の撮影動作が行なわれるごとに、磁気
ヘッド移動のための駆動機構(58〜68)が必ず動作
するよう設定されているが、第4図(a)、(blで示
す本実施例では撮影・記録動作がうまく行なえなかった
場合に、カメラ本体内の検知機構からの信号や、カメラ
本体外からの信号を受けてヘッド移動を行なわないで、
再び同一のトラックに再度記録を行なうことを可能にし
たヘッド移動機構の駆動部を示す。本実施例と第3図に
示した実施例との相違点は、第3図の実施例ではカム盤
59bと歯車65が軸に一体に固定されていたものを、
本実施例では係脱可能にしたことにある。第4図(a)
に示すように、カム盤59bの反時計(矢印J)方向の
回転ピン65bと歯車65aとのかみ合いによって伝え
るもので、通常は、ばね70の付勢力によってこの保合
が保持されている。歯車65aは、その断面を第4図b
に示すようにカム盤59bの軸に対して、円周方向、軸
方向共に摺動可能に構成されており、プランジャーPL
に信号が人力されると可動鉄芯が駆動されて、歯車65
aに回転可能にはめ込まれているプランジャ一連動レバ
ー69がばね70の付勢力に抗して矢印M方向に動作し
て、歯車65aとピン65bの係合が解除される。した
がって、カメラ本体外部からの操作やカメラ本体内の検
知による信号をうけて、プランジャーPLが動作すると
、モーターM2の回転が行なわれても軸67は歯車66
aに逆転防止爪64の保合をはずすに十分な回転力が与
えられないため回転されない。プランジャーPLへの信
号は、モーターM2が歯車59aを矢印J方向に回転さ
せるよう回転するスタート時のわずかな時間だけ与えら
れるよう設定されているので、歯車59aおよびカム盤
59bが所定角度だけ回転するとミばね70の不勢力に
より歯車65aとビン65bとが再び係合する。本実施
例では、歯車59aおよびカム盤59bは、一画面の撮
影で360°回転するよう設定されており、歯車65a
のピン65bとの係合溝も1箇所となっている。また、
上述のようにプランジャーPLが動作して、磁気ヘッド
の移動が行なわれない場合には、後述の撮影駒数を示す
カウンターへの入力は停止され、表示器8の表示する数
値は変化しない。
第5図は、第1図(b)の■−■断面視図であって本発
明の実施例のカメラの背面から見た断面図であり、第2
図に示した磁気記録ディスクと平行な平面を示すもので
ある。
第6図は、第5図に示すヘッド移動機構の一部を部分的
に示した斜視図、第7図はヘッド移動機構の歯車の動作
を示す図である。
前述のディスク回転用モーターMlは、カメラの小型化
のためにペンタプリズムl5の側部で電池34の上部の
位置に配されている、尚、円盤形磁気ディスクに同心円
状に記録される映像信号を記録または再生する装置にお
いては、装置の互換性も考慮すると、一定の回転周波数
(たとえば1. 80Orpmまた3. 60Orpm
)で等速度回転で磁気シート(または磁気ヘッド)が回
転することが望ましい。磁気シートを回転する装置にお
いて、磁気シートの回転の等速性を乱す要素としては、
シートの回転駆動手段(モーター)に加わる負荷の変動
と、装置に外部から加わる振動や外力とが考えられ、こ
れらの影響を小さくすることが等速性を高めることにつ
ながる。一方、本発明に係る装置においては、磁気ヘッ
ドの移動による記録トラックの切換え機構、シャッター
機構、クイックリターンミラー機構および自動絞り機構
等の直接または間接的な駆動をモーターで行なうことに
より、速写性やシーケンス動作の確実性が向上すること
になる。この磁気シートの回転動作とカメラの各機構の
駆動動作の2つを1個のモーターで行なおうとすると、
モーターが大型化してカメラの様に比較的小型性が要求
される装置においては、他の機構や回路部材の配置に制
約を与えるばかりでなく、前者の等速回転性に対して後
者の負荷変動が悪影響を与えるなどの不都合が生じる。
したがって本発明の実施例においては、恒速、高速応答
が要求される磁気シート回転用モーターMlと、駆動ト
ルクが主に要求されるカメラ各機構部の駆動用モーター
M2とをそれぞれ備えている。また、モーターMlとモ
ーターM2の動作態様も、モーターM2の被駆動部材が
撮影シーケンスの進行に応じて起動、停止をくり返すの
に対して、モーターM1にて回転される磁気シートは撮
影動作中だけでなく、撮影準備動作中にも連続して回転
していることが速写性を高めるのに望ましく、両者をそ
れぞれ別個のモーターで駆動することが得策である。モ
ーターMlにベルト26によって結合されたディスク駆
動軸25は定速回転を維持するためのフライホイールの
機能を兼ねるため慣性モーメントの大きな材質・形状に
て形成されている。89は、ディスク駆動軸25の回転
速度と位相を検出して制御するためのセンサーで、たと
えば発光ダイオードと光電変換素子からなるフォトカプ
ラーかまたは磁点変化を検知するホール素子などからな
っている。したがってディスク駆動軸25の外周には、
速度検出パルス発生のために、少なくとも1つ以上の光
反射部または磁極が形成されている。第3図で示した様
に駆動モーターM2の回転は、ネジ歯車68の反時計(
矢印L)方向の回転(第3図では時計方向回転)として
、ネジ歯車71に伝達される。ネジ歯車7lと同軸に一
体固定された歯車72は、第6図および第7図に示すよ
うな歯先の一部を切欠いた歯車で、歯車73とかみ合う
。歯車73は歯車74、ラチェット車78と共にリード
ネジ77の軸に一体固定されている。このリードネジ7
7は、その矢印N方向への回転により磁気記録ヘッド3
0が付設されている支持部材86をガイト軸87に沿っ
て平行移動するためのものである。歯車74にかみ合う
歯車75には、リードネジ77のスタート位置から順時
撮影を進める場合に回転する方向に抗して逆方向の回転
力を与えるばね76がかけられている。ラチェット車7
8に対しては第6図でその斜視図を示すような係止爪7
9が、軸8lに回動可能に支持されており、係止ばね8
0の力によってラチェット車78の時計方向(矢印Nと
反対)の回転を阻止できるよう配設されている。さらに
係止爪79のラチェット車と反対側の1端と保合可能な
係止解除レバー82が軸85に回動可能に支持されてお
り、係止解除ばね84の力により時計(矢印O)方向に
付勢されている。ここで係止解除ばね84の回動力は、
係止ばね80の回動力よりも大きく設定されているので
、係止解除レバー82が時計(矢印O)方向に回動ずる
場合には一端82aが係止爪79の一端79aを押し係
止爪79とラチェット車78の係合をつねに解除する位
置に保持される。しかしながら、通常の撮影時には第2
図(b)に示した様に解除レバー82の先端に付設した
カセット検知ビン83がカセット20の外側部と当接し
て解除レバー82の時計(矢印O)方向への回動が阻止
されるので、先端部82aと79aの間には隙間が生じ
係止爪79がラチェット車78を係止可能な状態となっ
ている。次に第5図と第6図で示した磁気記録ヘッド3
0の記録トラック切換えのためのヘッド移動機構の動作
を以下で説明する。前述の如く、カメラの撮影動作シー
ケンスの所定の動作時(本発明の実施例ではミラー下降
およびシャツターチャージ時)にネジ歯車68が一定方
向(矢印L方向)に回転しその結果、歯車72は矢印M
方向に一定角度(l20°)だけ回転する。ここで歯車
72はたとえば第7図に示す如く歯数総数9歯の歯車を
3歯ごとにl歯ずつ等間かくに残した形に、歯車73は
歯数10の平歯車で構或されている。歯車72は、ネジ
歯車68からの回転力を受けない状態では、第7図(i
)の■の位置にあり歯車73とはかみ合わない状態にあ
る。この時、歯車73は、カメラにカセットが挿入され
ていない場合には、ばね76によりリードネジ77に送
り方向(矢印N方向)と逆の回転力が加えられているの
でスタート位置になっている。カセットが挿入されてい
る場合にはラチェット車78と係止爪79の係合が行な
われるので、スタート位置からラチェット車78のある
歯数分送られた位置(カセット挿入直後はスタート位置
)で係止されている。いま歯車73とラチェット車78
の歯数は同一(10歯)に設定されているので、歯車7
3の位置は、カセットが挿入されているいないにかかわ
らず、すなわち、スタート位置から送られたラチェット
車の歯数にかかわらず第7図(i)の■の位置にある。
次に前述のモーターM2の動作により、ネジ歯車68か
らの回転を受けると、歯車72は矢印M方向に回転を開
始し、第7図(i)の■の位置で歯$−73とかみ合い
、さらに(ii)の■の位置をへて回転をつづけ所定角
度だけの回転を行なう。本発明の実施例では一画面の撮
影動作により、歯車72が120°すなわち残された歯
で一歯分回転するようモーターM2からネジ歯車68お
よび7lまでの歯車の歯数が設定されている。
したがって歯72は第7図(iii)の■の位置をへて
■′の位置まで回転するが、途中■の位置で歯車73と
のかみ合いがはずれる。歯73は■の状態では■の位置
から矢印N方向に約45°回転しているが歯車72との
かみ合いが外れると、ばね76の力により矢印Nとは逆
の方向に回転する。このときカメラにカセットが挿入さ
れていれば、ラチェット車78が1歯分(36’ ”)
をこえて少し回転した位置から逆回転して係止爪79と
、ばね80の力により係合して、歯車73およびラチェ
ット車78の歯数1個分だけ回転した位置■′で停止す
る。これで一画面分の送り動作が完了し再び■の状態と
なる。したがって撮影一駒についてリードネジ77が1
/10回転(36°)だけ回転され、磁気記録ヘッドは
、リ一ドネジ77のリードピッチの1/10 (たとえ
ばリードピッチがlMの場合には100μ)ずつ移動さ
れ、これが記録トラックのピッチ間かくとなる。また上
記動作時にカセットが挿入されていない場合や、所定画
面駒数撮影後カセットを取り出した場合には、前述のと
おりラチェット車78と係止爪79の係合が解除された
状態になるので、ばね76の力により磁気記録ヘッド3
0の支持部材86はスタート位置へもどされる。88は
支持部材がスタート位置にもどった際に当接して、スタ
ート位置を規制するための制限ピンでカメラ本体の支持
基板l9に調整可能に取付けられている。S3は解除レ
バー82の一端に当接してカセット挿入の有無による検
知ビン83の動作に連動する電気接点で、カセットが挿
入されていない場合には解除レバー82の時計(矢印0
)方向への回動に応じて、前述の駒数カウンター表示の
数値を0にもどすためのものである。このように構威さ
れているので、撮影駒数の如何にかかわりなくカセット
の取出しにより磁気記録ヘッドはスタート位置へ復帰し
カウンター表示も0となる。本発明装置のように、円盤
形磁気記録媒体の複数の記録トラックに順時映像信号を
記録していく電子記録式スチルカメラにおいては、磁気
ヘッドを移動して記録トラックを切換える機構は、単に
、l画面の撮影ごとにトラック位置を所定量(たとえば
1トラック)ずつ移動させるだけでなく、複数の磁気シ
ートカセットの交換使用にも対応できるようにすること
により、より有用なものとなる。
したがって磁気ヘッドの移動機構は、一画面の撮影動作
ごとに、lトラックずつヘッド送りを行なうと同時に、
カセットの交換に応じて全記録トラックのうちスタート
位置にもどしてそこから再び記録を行なうよう構成する
ことが有効である。
一方、モーター駆動にて磁気ヘッドの移動を行ない、か
つ同一のモーターにてカメラの露光に関する諸機構(ク
イックリターンミラー機構、自動絞り機構、シャツター
チャージ機構、オートフォーカス機構等)を駆動する場
合には、従来のスーチルカメラにモーターを内蔵した形
式に単に周知の磁気ディスク装置のヘッド移動機構を同
一のモーターで行なうようにつけ加えただけでは、上記
のカセット交換の際のヘッドのスタート位置への復帰を
行なうには、カメラの各機構の駆動部との連動もあり非
常に複雑なものとなってしまう。またモーターにてヘッ
ド移動機構を逆に動作させるのであるとヘッドの復帰に
も時間を要し速写性を損なう欠点を有する。そこで本発
明においては、磁気ヘッドの移動機構を、カメラの各機
構の駆動用モーターによる駆動を、順方向のみの送りと
すると同時に、一画面分の移動が完了するごとに、モー
ターとヘッド移動機構の係合を断つよう構成したので任
意の駒数のトラック位置からヘッドをスタート位置に復
帰できるようになった。さらに、ヘッド支持部材をスタ
ート位置方向へ付勢するばねによって復帰させるので、
カセット交換のヘッドの復帰も迅速に行なえる利点も有
する。このばねはヘッド移動機構のガタによる位置のば
らつきを押えて精度の高いヘッド送りを達或する効果も
有するものである。以上本発明に示すようなヘッド移動
機構を用いることにより、カメラの各機構部とヘッド移
動機構の両者を単一のモーターにて駆動することが可能
となり、電子記録式スチルカメラを小型に、かつ低コス
トで製作することができる。
次に、レリーズ釦およびモード切換リング部について第
8図及び第5図によって説明する。
第8図は第5図におけるモード切換リングとレリーズ釦
との関係を詳細に示す斜視図である。
第8図において、95はモード切換リング7のクリック
バネであり、リング7にはモード切換スイッチを構戒す
る摺動ブラシ94aが固定されている。
第8図に示す状態ではモード切換リング7は一駒撮影モ
ードに設定されておりモード切換リング7を反時計方向
に回すとブラシ94aは切換スイッチ基板94b上を摺
動し連続駒撮影モードに切換えられる。逆に、図の状態
からモード切換リング7を時計方向に回動して(OFF
)位置にすると、リングの下側突起7aが軸92に回動
可能に支持されている切換レバー91の一端91aと係
合し、前記切換レバ−91を反時計方向に回動する。そ
れによって、切換レバーの他の一端の9lbが、レリー
ズ釦6の下側切欠部6aに進入しレリーズ釦6の所定ス
トロークの押下げを阻止する。さらに切換レバーのもう
lつの端部に付設されたピン90が第2図(b)に示す
位置からカセットホルダ23をごくわずか、磁気ディス
ク20と記録ヘッド30の接触を離す方向に移動する。
したがってモード切換リング7を(OFF)位置に設定
することにより、レリーズ釦の押下げをロックして不用
意なレリーズ釦6の押込みによる撮影の失敗や電力の消
費を防ぐだけでなく、カメラ内に円盤形磁気記録媒体を
挿入したまま長期間使用しないで放置する場合などに、
磁気記録ヘッドと磁気ディスクの吸着及び特に記録媒体
が可撓性のシートである場合に該シートの変形をなくし
て記録の劣化や失敗を防ぐことができる。
尚この時、ピン90がカセットホルダ23を押してカセ
ット20を移動させる量は、僅かなものでカセットの有
無を判別する検知ピン83および係止解除レバー82と
スイッチS3に対して、影響が出ないよう設定されてい
る。93はレバー9lの復帰のためのばねでありSモー
ド、Cモードに設定時に切換レバー9lを非作動位置に
保持する。モード切換リング7をS(一騎撮影)モード
およびC(連続駒撮影)モードに設定して通常の撮影を
行なう場合には、第5図に示すようにレリーズ釦6の押
し下げに連動してスライドレバー96がばね97に抗し
て下方向に移動する。このとき、所定のレリーズストロ
ークの半ばでレバー96に付設されたピン96aがまず
、レディスイッチS4を閉成し、さらにレリーズ釦6を
押し込むことによりピン96bがレリーズスイッチS5
を閉或する。レディスイッチS4は、撮影動作に入る前
に、カメラの露出計回路およびファインダー内表示回路
を動作させ、さらにモーターMlによる磁気ディスクの
予備回転を行なうためのものであり、レリーズスイッチ
S5の閉成によって、カメラの撮影シーケンスがスター
トさせられモーターM2の電源の投入などが行なわれる
S6は、前述の記録・非記録切換スイッチ9に連動する
接点であり、S6が開成されると磁気ヘッド30から磁
気ディスク20への記録回路が不作動となる。98は切
換スイッチ9のクリックばねである。
以下余白 さて、それでは次に、以上に説明した構成に適用される
シーケンス制御系について以下の図を参照して説明する
第9図は本発明の実施例の動作タイムチャートで、第1
0図は磁気ディスクの回転変動を検出する記録可否信号
発生回路ブロックを、第11図は主要機構のシーケンス
制御回路ブロックをそれぞれ示すものである。本発明の
ように磁気ディスクを定速回転してトラックの1周に1
フィールド分あるいは1フレーム分の画像信号を記録す
るような装置においては静止画像の撮影を行い撮像素子
から磁気ディスクに記録する際記録用ディスクは常に安
定回転をしていなくてはならない、それ故、携帯使用さ
れる本装置の様な場合にはシャツターレリーズ釦の半押
しによりレディスイッチS4がONとなり電源投入され
た直後モーターMlにより磁気ディスクが定速で回転す
るまでの間のみ記録不可能であるという信号を出してい
ただけでは不充分であり、例えば流し撮りや走行中の車
中等で撮影を行った場合には振動が大きな外乱となって
仮令1画面記録という短い期間内においてもモーターM
1による回転速度の変動が許容値を越える場合が起こり
得る。第lO図に示したブロック図はその様な際にも回
転の変動を検出する回路である。以下、第lO図に示さ
れている2つのジッタ測定回路の役割りについて説明す
る。まずlフィールド毎ジッタ測定回路においては例え
ばモーターM1の始動時の如くディスク駆動軸25の回
転が未だ定速に達する以前でジッタ量がlフィールド全
体に渡って大きな位相誤差のある期間あるいはlフィー
ルド内のある期間までジッタ量を計測し、それを積算し
ていった結果位相誤差が許容値を越えた場合に記録不可
信号を発生するもので、この回路を実現するには例えば
、ディスクの回転用モーターMlの回転に基いて複数の
パルスを発生するパルス発生器89の発生するFG(F
requency Generator)信号とカメラ
に内蔵された同期信号発生回路120から得られるFG
信号と略々周波数の等しい同期信号202との位相を比
較して、両者の位相差をクロツクパルス発生器101か
ら得られる充分周波数の高いクロックを用いてこのクロ
ツクの周波数の精度で、位相差をジッタ量として検出す
るもので、この検出されたクロツクを1フィールド毎ジ
ッタ測定回路によって1フィールドに渡って連続してカ
ウントしていき、このカウント数が予じめ決められた数
を越えたならジッタが大き過ぎるということで記録可否
信号206をNOとして出力するという構成とし、さら
にこのlフィールド毎ジッタ測定回路102はlフィー
ルドの開始直後にリセットすることにより1フィールド
毎のジッタの大きさを測定することが可能となる。
次に、lフィールド内ジッタ測定回路103について説
明する。前述した如く携帯使用される本装置の様な場合
には仮令、ディスク回転用モーターMlが定速に達した
後であっても瞬間的に大きな外乱が加わる可能性があり
、その場合にはディスク駆動軸25の1回転内の極《短
時間だけに大きな位相の飛びが表われ、この場合には再
生時にAFC等では補正しきれず、再生画面が見苦しい
ものとなってしまう。それ故、1周内でのごく短時間で
の位相の飛びについてもモニタしてやる必要があり、そ
れを実現する回路がこれであり、1周内での回転変動を
検出する為に例えばFG出力を用いたとするとこのFG
クロックの周期を毎回測定して、一周期前の周期との時
間差をジッタ量として検出してこれが許容値を越えたな
ら警告信号として出力される構威にすれば良い。そして
前記1フィールド毎のジッタ測定回路102の出力と1
フィールド内ジッタ測定回路103の出力をOR回路1
04に入力して、二種類のジッタ測定回路からの警告信
号のうち、何れか一つでも出力されたならば記録不可信
号を出力する記録可否検出手段を構戊する。
また記録途中であったとしてもNOの記録可否信号が出
力された場合にはトラックは移動することなく同一のト
ラック上を次の撮影時に再び記録させる様に構戒する。
なお、上述したジッタの許容値は再生装置のAFC特性
によって最適値を決定すれば良い。
又、上述した二種類のジッタ測定回路は必ずしも両方必
要なわけではなく、ジッタを生じる原因によって何れか
一方のみの測定回路で充分な場合も考えられる。
次に第9図と第11図とを参照して本発明の実施例にお
ける動作シーケンスの概略を説明する。通常の撮影記録
を行なう場合には記録・非記録切換スイッチ9は記録(
Rec)位置に設定されS6はONとなる。まずレリー
ズポタン(6)に連動するレディスイッチ(SW)S4
がONとなり、レリーズ、レディ信号発生回路(116
)より磁気記録系(以下単に記録系と称す)にディスク
回転スタート信号(204)が伝達されモーターM1に
よりディスクの回転が開始される。前述のようにディス
クの回転が定速になり記録ができるようになるまで記録
可否信号(206)がYesにならないのでレリーズボ
タン(6)を押してそれに連動するレリーズSW’(S
5}をONL,でもレリーズレディ信号発生回路(11
6)よりレリーズ信号(208)は発生しない。記録可
否信号(206)がYesを発生した後、レリーズSW
(35)をONすることにより、レリーズレディ信号発
生回路(116)がレリーズ信号(208)を発生する
。レリーズ信号(208)が発生するとモーター駆動タ
イミング制御回路(119)がモーター駆動回路(12
1)を指令してモーター(M2)を回転させる。モータ
ー回転方向制御回路(122)はこの時モーターM2を
反時計方向に回転するような信号を発生している。前述
の如くモーターM2の駆動によってミラーが上昇を始め
、ミラ−SW(S2)がOFF , ミラー位相SW(
44)がONする。ミラーSW(S2)はレンズ(1)
から絞り値信号、受光素子(100)より輝度情報を受
けた測光演算制御回路(108)の測光値をメモリーす
るための信号を発生する。また、ミラーSW(S2)の
ON, OFF信号は撮影駒数カウンタ(111)で計
数され撮影駒数カウンター表示112も撮影駒数の表示
が行なわれる。
(108)は適正露出を演算してシャッターの後幕を制
御する露出演算制御回路であるが、シャッタースピード
設定回路(113)よりマニュアルシャッタータイムを
発生することも可能である。シャッタースピード、ある
いは絞り値は表示回路(114)によって、ファインダ
ー内等に表示される。ミラーが上昇を完了するとミラー
位相SW(44)がOFFとなる。この信号に同期して
、モーター駆動タイミング制御回路(119)がモータ
ー(M2)をストップする。
これによってシャッター(35)をいつ走行させてもよ
い状態になった訳であるがイメージセンサー(31a)
はこの時点までに不要電荷の排出をしてシャッターの始
動に備えなければならない。それは以下に記すように行
なわれる。レリーズ信号が発生した直後の垂直同期信号
に同期してCCDならばオーバーフローコントロールゲ
ートを制御して不要電荷を排出する。またMOS等の素
子であればセンサーのクロック信号を発生して各素子を
リセットしていく。それらは、センサータイミング制御
回路(117)の出力信号に基いてイメージセンサー駆
動回路(110)によって行なわれる。また、駆動パル
スは駆動パルス発生回路(118)で発生し、基本とな
る同期信号は(120)の同期信号発生回路によって発
生している。そしてこの不要電荷排出の状態はシャッタ
ー(35)が開く動作を開始する直前まで続けられる。
さて、これでシャッター(35)はいつ開いてもよい状
態になった訳である。この状態をシャッタータイミング
制御回路(115)が検知すると垂直同期信号に同期し
てシャッターを開く信号をシャッター駆動回路(109
)と露出演算制御回路(108) 、センサータイミン
グ制御回路(117)に伝える。イメージセンサーは不
要電荷排出動作を停止し、シャッターが開き始める。露
出演算制御回路(108)はシャッターの開信号により
シャッターの秒時をカウントし始める。そして、イメー
ジセンサーは完全に露光状態となる。露出演算制御回路
(108)が適正露出を与えるシャッタータイムを演算
し、又はシャッタースピード設定回路で設定されたマニ
ュアルシャッタータイムで後幕スタート信号をシャッタ
ー駆動回路(109)に伝達する。後幕がスタートし、
走行が完了すると同時に後幕信号が出て露出終了をモー
ター回転方向制御回路(122)記録制御信号発生回路
(123)の回路ブロックに伝える。モーターM2回転
方向制御回路(122)は後幕信号発生直後の同期信号
によってモーターM2を時計方向に駆動する様にモータ
ー駆動回路(121)に信号を出力する。更に記録制御
信号発生回路(123)は後幕信号を受け取ると次の同
期信号に同期してイメージセンサー内の信号電荷を出力
させるのであるが、シャッターの後幕の停止する時のエ
ネルギーがカメラボディ本体に振動となって伝わり、記
録系が乱れて記録不可能のような状態になった場合には
記録可否信号(206)がNOを発生1−でいるので信
号電荷を発生せずイメージセンサー内に保持しておく。
振動が影響を与えないような状態になると〈206)が
Yesとなり次の同期信号に同期してセンサータイミン
グ制御回路(117) 、センサー駆動回路(110)
を動作させ信号電荷を出力する。イメージセンサーを出
た信号はプリアンプ(105)で増幅され、色信号分離
回路(106)によってR,G,Bの色信号となり、プ
ロセス回路(107)を通すと黒レベルクランプ、波形
整形などの処理を加えられて記録映像信号出力(201
)となって記録系に入力される。記録制御信号発生回路
(123)からの記録制御信号(205)が終了すると
同時にモーターM2駆動タイミング制御回路(119)
の出力とモーター回転方向制御回路(122)よりの回
転方向信号とでモーターM2が時計方向に回転を始める
。モーターM2はミラーの下降を開始させると同時にシ
ャッターのチャージと磁気ヘッドのトラック移動を行な
う。ミラーの下降に伴ってミラー位相SW(44)がO
Nシて、下降完了直前でOFFする。ミラーSW(S2
)も今までOFFであったがミラーの下降によってON
となる。ミラーSW(S2)がONシテ、ミラー位相S
WカONからOFF ニなることによってモーター駆動
タイミング制御回路(119)がモーターの回転を停止
させ、レリーズ、レディ信号発生回路(116)に信号
を送りレリーズ信号(208)をリセットする。モータ
ー回転方向制御回路(122)は後幕信号の終了とモー
ター回転終了の次の同期信号によって回転方向を反時計
方向になるようにモーター駆動回路(121)に信号を
出力する状態になっている。これによってシャツターシ
ーケンスが終了となり、次のレリーズ信号に備えること
となる。
又、上述の露光完了時点でシャッターの後幕走行のエネ
ルギーが停止する時に、ボディに振動となって伝わり、
わるいは他の振動が伝わり、記録系が乱れて記録不可能
となった状態ではイメージセンサーより記録信号出力を
出力せず、記録可能状態となってから出力すると述べた
が記録系がすぐに復帰し例えば数WSから十数ws程度
で復帰し記録可能となれば、イメージセンサー内の信号
電荷は発生する暗電流によって大きく、S/N比を落す
ことはないので記録開始信号を出力し記録を行う。
しかし、記録系の復帰が遅れて、例えば2フィールド分
以上となった場合には、イメージセンサー内に保持され
ている信号電荷は暗電流によって著し< S/N比が落
ちてしまう、そのため後幕信号が発生後予め設定された
時間が経過すると記録制御信号(205)は出力せずに
モーター駆動タイミング回路(119)はモーターM2
を駆動してミラーの下降、シャツターチャージをして、
シャツターシーケンスを完了してしまう。(なおこの場
合には記録をしないのであるから記録ヘッドは送る必要
がないため、ヘッド送り禁止信号(203)が発生して
前述の構成によって磁気ヘッドの移動は行なわれず、撮
影駒数カウンター信号も発生しない。)この場合は撮影
記録が行えなかったのであるから、撮影者に対して警告
信号を表示する。なおディスク回転スタート信号204
でディスクが始動しディスクの回転が一定になって記録
可能となるまでの間も同様に警告信号を表示してレリー
ズできないことを示す。
さて、これまで述べてきた動作シーケンスは通常の撮影
記録を行なう場合についてのものであったが、任意の撮
影駒数に相当する位置まで磁気記録ヘッドを移動して(
すなわち空送りを行なって)その駒数にだけまたはその
駒数目以降に記録を行ないたい場合には、記録・非記録
切換スイッチ9を非記録(N.R)位置に設定すること
により可能となる。切換スイッチ9を非記録位置に設定
してS6をOFFにすると、レリーズポタンの押圧後、
記録可否信号(206)のいかんに拘わらず、直ちにレ
リーズ信号が(116)より発生するよう記録制御信号
発生回路(123)が動作する。更に、ミラー上昇とシ
ャッターの走行が行なわれると同様に記録可否信号(2
06)とは無関係に記録制御信号(205)が出され記
録映像信号出力(201)は発生せずにモーターM2の
回転が行なわれシャツターチャージ、ミラーダウン、ヘ
ッドの移動、駒数のカウントが行なわれる。この動作を
くり返し任意の駒数まで画像の記録を行なわずに磁気ヘ
ッドを移動した後切換スイッチ9を記録位置(Rec)
にもどすことによりその時にカウンター8に表示される
から再び通常の撮影記録ができるようになる。
以上のように、本発明によれば、高精度の回転状態の時
に磁気ディスクに記録が行われるので、高画質の静止画
像記録が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本発明装置の一実施例を組込んだカメ
ラ本体の外観を示す前方斜視図、第1図(b)は同装置
の上面外観図 第2図(alは、第l図(alのI−1断面視図第2図
(b)は、第l図(b)のn−n断面視図第3図は、主
要機構部の斜視図 第4図(a)は、第3図で示す主要機構部のうちのヘッ
ド移動機構の駆動部の他の実施例を示す斜視図 第4図(blは、第4図(a)の要部断面図第5図は第
1図(blのm−m断面視図第6図は、第5図示の磁気
ヘッド移動機構の主要部斜視図 第7図は、第6図示の機構の動作を図示した平面図 第8図は、第5図示のモード切換リングとレリーズ釦と
の関連構成を示す斜視図 第9図は、本発明装置の主要構成要素の動作と制御回路
の出力の関係を示すタイミングチャート第10図は、本
発明装置に適用可能な円盤形磁気記録媒体の回転速度制
御精度検出回路のブロック図 第11図は、本発明装置の動作シーケンス制御回路のブ
ロック図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)撮影光学系と、該光学系によって形成された被写
    体像を映像信号に光電変換する撮像素子と、該映像信号
    をモータにより回転される円盤形磁気記録媒体に記録す
    る記録手段を有する電子スチルカメラに於いて、 該円盤形磁気記録媒体を回転駆動する第1のモータと、
    前記撮像素子の露光量を調節するシャッター手段、絞り
    手段、又は一眼レフレックスファインダの反射ミラー機
    構の何れか一つ以上を駆動或いは駆動力を蓄勢する為の
    第2のモータと、該第2のモータの回転動作タイミング
    を制御するモータ駆動タイミング制御手段とを有し、 該モータ駆動タイミング制御手段は、前記記録手段が記
    録動作中は前記第2のモータを回転動作させない様制御
    することを特徴とする電子スチルカメラ。
  2. (2)前記記録手段の記録動作が完了後に発生する同期
    信号に同期して、前記モータ駆動タイミング制御手段が
    前記第2のモータの回転動作を開始させる事を特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の電子スチルカメラ。
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